Mahouka Koukou no Rettousei Episode 1 mahouka|koukou||rettousei|episode Mahouka Koukou no Rettousei Episode 1

魔法 この お伽話 の 産物 は まほう||おとぎばなし||さんぶつ| Magie Das Produkt dieses Märchens Magic The product of this fairy tale is

21 世紀 初頭 に 現実 の 技術 と して 体系 化 さ れ た せいき|しょとう||げんじつ||ぎじゅつ|||たいけい|か||| It was systematized as a real technology in the early 21st century.

2030 年 前後 より 始まった 急激 な 寒冷 化 に 伴い とし|ぜんご||はじまった|きゅうげき||かんれい|か||ともない Mit dem plötzlichen kalten Wetter, das um 2030 begann

食糧 事情 は 悪化 しょくりょう|じじょう||あっか

エネルギー 資源 を 巡る 争い が 頻発 し えねるぎー|しげん||めぐる|あらそい||ひんぱつ|

2045 年 20 年 に 及ぶ 第 三 次 世界 大戦 が 勃発 とし|とし||およぶ|だい|みっ|つぎ|せかい|たいせん||ぼっぱつ 2045 Der 20. Weltkrieg bricht aus

人口 は 30 億 人 まで 激減 し た じんこう||おく|じん||げきげん||

この 戦争 が 熱 核 戦争 に なら なかった の は |せんそう||ねつ|かく|せんそう||||| Der Grund, warum dieser Krieg nicht zu einem thermonuklearen Krieg wurde

偏 に 魔法 技能 師 の 世界 的 な 団結 に よる もの だった へん||まほう|ぎのう|し||せかい|てき||だんけつ||||

そして 21 世紀 末 不安定 の 情勢 下 で |せいき|すえ|ふあんてい||じょうせい|した| Und in der instabilen Situation am Ende des 21. Jahrhunderts

各国 は 魔法 師 の 育成 に 競って 取り組 ん で い た かっこく||まほう|し||いくせい||きそって|とりく|||| Jede Nation konkurrierte um die Entwicklung von Magiern

魔 神 と 化し て お 兄 様 は 戦場 を 闊歩 する ま|かみ||かし|||あに|さま||せんじょう||かっぽ| Als Geist prahlt dein Bruder auf dem Schlachtfeld

ただ 私 の ため に |わたくし||| Nur für mich

私 は お 兄 様 に どう 報い れ ば いい の だ ろ う か わたくし|||あに|さま|||むくい|||||||| Wie soll ich meinen Bruder belohnen?

何 を お返し できる と いう の だ ろ う か なん||おかえし|||||||| Was sagst du, kannst du zurückkehren?

今 の 私 は この 命 すら いま||わたくし|||いのち| Ich lebe dieses Leben jetzt

お 兄 様 から 頂 い た もの だ と いう のに |あに|さま||いただ||||||| Obwohl gesagt wurde, dass es von meinem Bruder erhalten wurde

まもなく 入学 式 の リハーサル を 行い ます |にゅうがく|しき||りはーさる||おこない|

関係 者 は 講堂 に 集合 し て ください かんけい|もの||こうどう||しゅうごう||| Versammeln Sie alle Beteiligten im Auditorium

納得 でき ませ ん なぜ お 兄 様 が 補欠 な の です か なっとく||||||あに|さま||ほけつ||||

入試 の 成績 は お 兄 様 が トップ だった じゃ あり ませ ん か にゅうし||せいせき|||あに|さま||とっぷ|||||| Mein Bruder war der Beste in den Ergebnissen der Aufnahmeprüfung.

本来 なら ば 私 で は なく お 兄 様 が … ほんらい|||わたくし|||||あに|さま| Normalerweise mein Bruder, nicht ich ...

深雪 ここ で は ペーパー テスト より 魔法 実技 が 優先 さ れる ん だ みゆき||||ぺーぱー|てすと||まほう|じつぎ||ゆうせん||||

補欠 と は いえ よく 一 高 に 受かった もの だ と ほけつ|||||ひと|たか||うかった|||

そんな 覇気 の ない こと で どう し ます か |はき||||||||

勉学 も 体 術 も お 兄 様 に 勝て る 者 な ど い ない と いう のに べんがく||からだ|じゅつ|||あに|さま||かて||もの|||||||

魔法 だって 本当 なら … まほう||ほんとう|

深雪 みゆき

それ は 口 に し て も 仕方 の ない こと な ん だ ||くち|||||しかた||||||

分かって いる だ ろ わかって|||

も … 申し訳 ござい ませ ん |もうしわけ|||

お前 は 俺 の 代わり に 怒って くれる おまえ||おれ||かわり||いかって|

その 気持 は 嬉しい よ |きもち||うれしい|

俺 は いつも それ に 救わ れ て いる ん だ おれ|||||すくわ|||||

嘘 です お 兄 様 は いつも 私 を 叱って ばかり うそ|||あに|さま|||わたくし||しかって|

嘘 じゃ ない って うそ|||

お前 が 俺 の こと を 考え て くれ て いる よう に おまえ||おれ||||かんがえ||||||

俺 も お前 の こと を 思って いる ん だ おれ||おまえ||||おもって|||

お お 兄 様 そんな … 思って いる なんて ||あに|さま||おもって||

何 か 誤解 を し て いる よう な 気 が する が まあ いい なん||ごかい|||||||き|||||

深雪 お前 が 答辞 を 辞退 し て も 二 科 生 の 俺 が 代わり に 選ば れる こと は ない みゆき|おまえ||とうじ||じたい||||ふた|か|せい||おれ||かわり||えらば||||

賢い お前 なら 分かる だ ろ かしこい|おまえ||わかる||

そ … それ は

それ に な 深雪 俺 は 楽しみ な ん だ |||みゆき|おれ||たのしみ|||

可愛い 妹 の 晴れ姿 を この だめ 兄貴 に 見せ て くれよ かわいい|いもうと||はれすがた||||あにき||みせ||

お お 兄 様 は だめ 兄貴 なんか じゃ あり ませ ん ||あに|さま|||あにき|||||

ですが 分かり まし た わがまま を 言って 申し訳 あり ませ ん で し た |わかり|||||いって|もうしわけ||||||

それでは 行って 参り ます |おこなって|まいり|

行って おいで おこなって|

はい

見て い て ください ね お 兄 様 みて||||||あに|さま

ああ

さて どう やって 時間 を 潰 そ う か |||じかん||つぶ|||

国立 魔法 大学 付属 第 一 高校 こくりつ|まほう|だいがく|ふぞく|だい|ひと|こうこう

魔法 技能 師 育成 の ため の 国策 機関 で ある この 学校 に 入学 を 許さ れ た こと 自体 まほう|ぎのう|し|いくせい||||こくさく|きかん||||がっこう||にゅうがく||ゆるさ||||じたい

魔法 と いう 希少 な 才能 を 認め られ た エリート で ある … か まほう|||きしょう||さいのう||みとめ|||えりーと|||

しかし この 学校 に は ||がっこう||

ねえ あの 子 ウィード じゃ ない ？ ||こ|||

こんなに 早く から ？ |はやく|

補欠 な の に 張り切っちゃ っ て ほけつ||||はりきっちゃ||

新入 生 です ね 何 か お 困り の こと で も あり ます か しんにゅう|せい|||なん|||こまり|||||||

一 科 生 の 先輩 か ひと|か|せい||せんぱい|

いえ 何でも あり ませ ん |なんでも|||

CAD cad

そう です か 私 は 生徒 会長 を 務め て い ます |||わたくし||せいと|かいちょう||つとめ|||

七草 真由美 です ななくさ|まゆみ|

「 な なく さ 」 と 書 い て 「 さ えぐ さ 」 と 読み ます よろしく ね ||||しょ|||||||よみ|||

ナンバーズ し かも 七草 か |||ななくさ|

俺 … いえ 自分 は 司 波 達也 です おれ||じぶん||つかさ|なみ|たつや|

司 波 達也 くん そう あなた が … つかさ|なみ|たつや||||

会長 リハーサル 始まり ます よ かいちょう|りはーさる|はじまり||

お 話 中 で し た か |はなし|なか||||

いえ 失礼 し ます |しつれい||

そう か

前 半分 が ブルーム 後ろ 半分 が ウィード ぜん|はんぶん|||うしろ|はんぶん||

最も 差別 意識 が ある の は 差別 を 受け て いる 者 で ある … か もっとも|さべつ|いしき|||||さべつ||うけ|||もの|||

あの お 隣 は 空 い て い ます か ||となり||から|||||

ああ どうぞ

ありがとう ござい ます

あの 私 柴田 美 月 って 言い ます よろしく お 願い し ます |わたくし|しばた|び|つき||いい||||ねがい||

メガネ か めがね|

司 波 達也 です こちら こそ よろしく つかさ|なみ|たつや||||

あたし は 千葉 エリカ よろしく ね 司 波 くん ||ちば||||つかさ|なみ|

こちら こそ

でも 面白い 偶然 と 言って いい の か な |おもしろい|ぐうぜん||いって||||

何 が ？ なん|

だって さ シバ に シバタ に チバ でしょ う

何だか 語呂 合わせ み たい じゃ ない なんだか|ごろ|あわせ||||

本当 だ ほんとう|

なるほど

面白い でしょ う おもしろい||

うん よく 気付 い た ね ||きづ|||

千葉 ね また ナンバーズ か ちば||||

シバ シバタ チバ

まさか な

シバ シバタ チバ

それでは これ より 国立 魔法 大学 付属 第 一 高校 入学 式 を 執り行い ます |||こくりつ|まほう|だいがく|ふぞく|だい|ひと|こうこう|にゅうがく|しき||とりおこない|

続 い て 新入 生 答辞 つづ|||しんにゅう|せい|とうじ

新入 生 総代 司 波 深雪 しんにゅう|せい|そうだい|つかさ|なみ|みゆき

穏やか な 日差し が 注ぎ おだやか||ひざし||そそぎ

鮮やか な 桜 の 花びら が 舞う あざやか||さくら||はなびら||まう

この 麗 ら か な 春 の 佳 日 |うらら||||はる||か|ひ

名門 国立 魔法 大学 付属 第 一 高校 に 入学 する こと が 叶い めいもん|こくりつ|まほう|だいがく|ふぞく|だい|ひと|こうこう||にゅうがく||||かない

とても 嬉しく また 光栄 に 存じ ます |うれしく||こうえい||ぞんじ|

私 は 新入 生 を 代表 し 第 一 高校 の 一員 と して の 誇り を 持ち わたくし||しんにゅう|せい||だいひょう||だい|ひと|こうこう||いちいん||||ほこり||もち

司 波 くん これ から ホームルーム 覗 い て いか ない ？ つかさ|なみ|||||のぞ||||

悪い 妹 と 待ち合わせ て いる ん だ わるい|いもうと||まちあわせ||||

妹 ？ いもうと

あの 妹 さん って も しか して 新入 生 総代 の 司 波 深雪 さん です か ？ |いもうと||||||しんにゅう|せい|そうだい||つかさ|なみ|みゆき|||

ああ

じゃあ 双子 ？ |ふたご

よく 聞か れる けど 双子 じゃ ない よ |きか|||ふたご|||

俺 は 4 月 生まれ で 妹 が 3 月 生まれ な ん だ おれ||つき|うまれ||いもうと||つき|うまれ|||

それにしても よく 分かった ね ||わかった|

ええ 雰囲気 と いう か |ふんいき|||

お 二 人 の オーラ は 凛と し た 面差し が よく 似 て い ます |ふた|じん||||りんと|||おもざし|||に|||

この 子 やはり … |こ|

オーラ の 表情 が 分かる なんて 本当 に 目 が いい ん だ ね ||ひょうじょう||わかる||ほんとう||め|||||

霊 子 放射 光 過敏 症 これ 以上 見 られる の は 危険 だ れい|こ|ほうしゃ|ひかり|かびん|しょう||いじょう|み||||きけん|

俺 の 秘密 を … おれ||ひみつ|

お 兄 様 |あに|さま

お 兄 様 お 待た せ いたし まし た |あに|さま||また||||

早かった ね はやかった|

こんにちは また 会い まし た ね ||あい|||

ところで お 兄 様 早速 デート です か ||あに|さま|さっそく|でーと||

そんな わけない だ ろ 深雪 ||||みゆき

この 二 人 は クラスメイト だ よ |ふた|じん||||

そういう 言い 方 は 失礼 だ ろ |いい|かた||しつれい||

申し訳 あり ませ ん もうしわけ|||

はじめ まして 司 波 深雪 です ||つかさ|なみ|みゆき|

柴田 美 月 です こちら こそ よ ろ くし お 願い し ます しばた|び|つき||||||||ねがい||

私 は 千葉 エリカ エリカ で いい わ わたくし||ちば|||||

深雪 って 呼 ん で いい ？ みゆき||よ|||

ええ どうぞ

深雪 って 実は 結構 気さく ？ みゆき||じつは|けっこう|きさく

深雪 生徒 会 の 方々 の 用 は 済 ん だ の か みゆき|せいと|かい||ほうぼう||よう||す||||

大丈夫 です よ 今日 は ご 挨拶 さ せ て いた だい た だけ です から だいじょうぶ|||きょう|||あいさつ|||||||||

会長 かいちょう

深雪 さん みゆき|

はい

詳しい お 話 は また 日 を 改めて くわしい||はなし|||ひ||あらためて

司 波 くん も いずれ また ゆっくり と つかさ|なみ||||||

会長 かいちょう

すみません お 兄 様 私 の せい で ||あに|さま|わたくし|||

お前 が 謝る こと じゃ ない さ おまえ||あやまる||||

お 兄 様 |あに|さま

あの お 二 人 さん ||ふた|じん|

そろそろ 帰ら ない ？ |かえら|

お 兄 様 今 コーヒー を 入れ ます ね |あに|さま|いま|こーひー||いれ||

ああ 頼む |たのむ

深雪 みゆき

はい

何 か あった の か なん||||

先ほど あの 人 たち から 電話 が あり まし て さきほど||じん|||でんわ||||

入学 祝い 言った と か にゅうがく|いわい|いった||

ああ 親父 と 小百合 さん か |おやじ||さゆり||

それ で お 兄 様 に は やはり … |||あに|さま|||

いつも 通り だ よ |とおり||

そう です か

結局 お 兄 様 に は メール の 一 本 も 無し です か あの 人 たち は … けっきょく||あに|さま|||めーる||ひと|ほん||なし||||じん||

落ち着け おちつけ

申し訳 あり ませ ん 取り乱し て しまい まし た もうしわけ||||とりみだし||||

会社 の 仕事 を 手伝え と いう 親父 を 無視 し て 進学 し た ん だ かいしゃ||しごと||てつだえ|||おやじ||むし|||しんがく||||

当て に さ れ て い た と 思え ば 腹 も 立た ん よ あて||||||||おもえ||はら||たた||

お 兄 様 が そう おっしゃる の で あれ ば |あに|さま|||||||

深雪 君 みゆき|きみ

先生 せんせい

先生 気配 を 消し て 忍び寄ら ない で ください せんせい|けはい||けし||しのびよら|||

僕 は 忍び だ から ね ぼく||しのび|||

忍び寄る の は 性 みたい な もの な ん だ けど しのびよる|||せい|||||||

今時 忍者 なんて 職種 は あり ませ ん いまどき|にんじゃ||しょくしゅ||||

僕 は 忍者 じゃ なく て 由緒 正しい 忍び ぼく||にんじゃ||||ゆいしょ|ただしい|しのび

忍術 使い だ よ にんじゅつ|つかい||

先生 が 由緒 正しき 古式 魔法 の 伝承 者 な の は 存じ て おり ます せんせい||ゆいしょ|ただしき|こしき|まほう||でんしょう|もの||||ぞんじ|||

それなのに なぜ 先生 は ||せんせい|

それ は 第 一 高校 の 制服 かい ||だい|ひと|こうこう||せいふく|

はい

昨日 が 入学 式 で し た きのう||にゅうがく|しき|||

そう かそ う か いい ね

今日 は 入学 の ご 報告 を と 存じ まし て きょう||にゅうがく|||ほうこく|||ぞんじ||

先生 せんせい

真 新しい 制服 が 初々しく て まこと|あたらしい|せいふく||ういういしく|

清 楚 な 中 に も 隠し きれ ない 色 香 が あって きよし|そ||なか|||かくし|||いろ|かおり||

先 先生 さき|せんせい

まるで まさに 綻ば ん と する 花 の 蕾 ||ほころば||||か||つぼみ

萌え出 ず る 新緑 の 芽 もえで|||しんりょく||め

そう 萌 え だ |ほう||

これ は 萌 だ よ ||ほう||

師匠 深雪 が 怯え て ます ので ししょう|みゆき||おびえ|||

少し 落ち着 い て もらえ ませ ん か すこし|おちつ||||||

やる ね 達也 君 ||たつや|きみ

僕 の 背中 を 取る と は ぼく||せなか||とる||

もう 体 術 だけ なら 達也 君 に は 敵 わ ない かも しれ ない ね |からだ|じゅつ|||たつや|きみ|||てき||||||

さあ 来 なさい |らい|

お 兄 様 大丈夫 です か |あに|さま|だいじょうぶ||

ああ 大丈夫 だ |だいじょうぶ|

すまない スカート に 土 が ��� い て しまった な |すかーと||つち||||| I'm sorry, you got dirt on your skirt.

いえ お 気遣い なく ||きづかい|

俺 の 服 まで すまない おれ||ふく||

この くらい の こと なんでも あり ませ ん

それ より お 兄 様 |||あに|さま

朝 ご飯 に し ませ ん か あさ|ごはん|||||

先生 も よろし けれ ば ご 一緒 に せんせい||||||いっしょ|

司 波 君 何 し て いる ん です か つかさ|なみ|きみ|なん||||||

カリキュラム の 確認 と 受講 登録 ||かくにん||じゅこう|とうろく

すげ え スピード ||すぴーど

ああ すま ん 今時 キーボード オンリー で 入力 する 奴 なんて めずらしい もん で |||いまどき||||にゅうりょく||やつ||||

慣れ れ ば こっち の ほう が 速い なれ|||||||はやい

ああ 俺 西城 レオンハルド |おれ|さいじょう|

レオ で いい ぞ

得意 な 術 式 は 収束 系 の 硬化 魔法 だ とくい||じゅつ|しき||しゅうそく|けい||こうか|まほう|

司 波 達也 だ 俺 の こと も 達也 で いい つかさ|なみ|たつや||おれ||||たつや||

OK 達也 ok|たつや

それ で 得意 魔法 は 何 よ ||とくい|まほう||なん|

実技 は 苦手 で な 魔 工 技 師 を 目指し て いる じつぎ||にがて|||ま|こう|わざ|し||まなざし||

なる 頭 良 さ そう だ もん な お前 |あたま|よ||||||おまえ

司 波 君 魔 工 技 師 志望 な の つかさ|なみ|きみ|ま|こう|わざ|し|しぼう||

達也 コイツ 誰 たつや||だれ

う わ いきなり コイツ 呼ばわり ||||よばわり

失礼 な やつ しつれい||

モテ ない 男 は これ だ から ||おとこ||||

失礼 な の は て め え だ ろ う が よ しつれい|||||||||||

少し ぐらい ツラ が いい から って 調子 こい てん じゃ ねえ ぞ すこし|||||||ちょうし|||||

ルックス は 大事 な の よ るっくす||だいじ|||

だらしな さ と ワイルド を 取り違え て いる むさ 男 に は |||||とりちがえ||||おとこ||

分から ない かも しれ ない けど わから|||||

な 何 |なん

エリカ ちゃん

レオ もう やめ とけ 予鈴 だ ||||よれい|

エリカ ちゃん も 少し 言い 過ぎよ |||すこし|いい|すぎよ

あれ

なんで 先生 が |せんせい|

工房 見学 楽しかった です ね こうぼう|けんがく|たのしかった||

私 も 魔 工 技 師 志望 な の で 参考 に なり まし た わたくし||ま|こう|わざ|し|しぼう||||さんこう||||

ああ なかなか 有意義 だった な ||ゆういぎ||

こんな 細かい 作業 俺 に 出来る かな |こまかい|さぎょう|おれ||できる|

あんた に は 無理 に 決まって ん でしょ |||むり||きまって||

何 を て か なん で 一緒 に 飯 食 って ん だ よ なん||||||いっしょ||めし|しょく||||

あたし は 美 月 と 達也 君 と 一緒 に 食べ てる だけ です ||び|つき||たつや|きみ||いっしょ||たべ|||

お 兄 様 |あに|さま

深雪 みゆき

ご 一緒 し て も よろしい です か |いっしょ||||||

深雪 ここ 空 い てる よ みゆき||から|||

ありがとう エリカ

えっ と 誰 ||だれ

司 波 深雪 妹 だ つかさ|なみ|みゆき|いもうと|

初め まして はじめ|

司 波 さん つかさ|なみ|

もっと 広い ところ に 行 こ う よ |ひろい|||ぎょう|||

邪魔 し ちゃ 悪い よ じゃま|||わるい|

いえ 私 は こちら で |わたくし|||

司 波 さん ウイード と 相 席 なんて やめる べき だ つかさ|なみ||||そう|せき||||

は あ

一 科 と 二 科 の けじめ は つけ た ほう が いい よ ひと|か||ふた|か|||||||||

なん だ と

あ あの

深雪 俺 は もう 済ませ たから 先 に 行く よ みゆき|おれ|||すませ||さき||いく|

おい 達也 待て よ |たつや|まて|

達也 君 たつや|きみ

いい加減 に 諦め たら どう なん です か いいかげん||あきらめ|||||

僕たち は 彼女 に 相談 する こと が ある ん だ ぼくたち||かのじょ||そうだん||||||

そう よ 少し 時間 を 貸し て もらう だけ な ん だ から ||すこし|じかん||かし|||||||

お 兄 様 |あに|さま

謝ったり する な よ 深雪 あやまったり||||みゆき

はい しかし

とにかく 深雪 さん は お 兄さん と 一緒 に 帰る って 言って いる ん です |みゆき||||にいさん||いっしょ||かえる||いって|||

何 の 権利 が あって 二 人 の 仲 を 引き裂 こ う って 言う ん です か なん||けんり|||ふた|じん||なか||ひきさ||||いう|||

美 月 ったら 一体 何 を 何 を 勘違い し て いる の び|つき||いったい|なん||なん||かんちがい||||

深雪 なぜ お前 が 焦る みゆき||おまえ||あせる

えっ いいえ 焦って など おり ませ ん よ ||あせって|||||

そして 何故 に 疑問 形 |なぜ||ぎもん|かた

これ は 一 A の 問題 だ ||ひと|a||もんだい|

ウイード ごとき が 僕たち ブルーム に 口出し する な |||ぼくたち|||くちだし||

同じ 新入 生 じゃ ない です か おなじ|しんにゅう|せい||||

あなた たち ブルーム が 今 の 時点 で 一体 どれ だけ 優れて いる と 言う ん です か ||||いま||じてん||いったい|||すぐれて|||いう|||

まずい な

どれ だけ 優れて いる か 知り たい か ||すぐれて|||しり||

お もし れ ー 是非 と も 教え て もら お う じゃ ねえ か |||-|ぜひ|||おしえ|||||||

いい だ ろ う

だったら 教え て やる |おしえ||

これ が

才能 の 差 だ さいのう||さ|

お 兄 様 |あに|さま

この 間合い なら 体 を 動かし た ほう が 速い の よ ね |まあい||からだ||うごかし||||はやい|||

それ は 同感 だ が て め え 今 俺 の 手 ごと ぶ っ 叩く つもり だった だ ろ ||どうかん||||||いま|おれ||て||||たたく||||

あら そんな ことし な いわ よ

誤 魔 化 す ん じゃ ねえ ご|ま|か||||

馬鹿 な ばか|

ウイード の くせ に

みんな ダメ |だめ

ダメ だめ

大丈夫 だ だいじょうぶ|

それ に

ほのか

やめ なさい

自衛 目的 以外 の 魔法 に よる 対人 攻撃 は じえい|もくてき|いがい||まほう|||たいじん|こうげき|

犯罪 行為 です よ はんざい|こうい||

風紀 委員 長 の 渡辺 摩 利 だ ふうき|いいん|ちょう||わたなべ|さす|り|

事情 を 聞き ます じじょう||きき|

全員 つい てき なさい ぜんいん|||

お 兄 様 |あに|さま

すみません

悪ふざけ が 過ぎ まし た わるふざけ||すぎ||

悪ふざけ わるふざけ

はい

森崎 一門 の クイック ドロー は 有名 です から もりさき|いちもん|||||ゆうめい||

後 学 の ため に 見せ て もらう だけ の つもり だった ん です が あと|まな||||みせ|||||||||

あまり に も 真に 迫って い た もの で |||しんに|せまって||||

思わず 手 が 出 て しまい まし た おもわず|て||だ||||

では そこ の 女子 が 攻撃 性 の 魔法 を 発動 しよ う と して い た の は |||じょし||こうげき|せい||まほう||はつどう||||||||

どうして だ

あれ は ただ の 閃光 魔法 です 威力 も かなり 抑え られ て い まし た ||||せんこう|まほう||いりょく|||おさえ|||||

どうやら 君 は 展開 さ れ た 起動 式 を 読み取る こと が できる らしい な |きみ||てんかい||||きどう|しき||よみとる|||||

実技 は 苦手 です が 分析 は 得意 です じつぎ||にがて|||ぶんせき||とくい|

誤 魔 化 す の も 得意 の よう だ ご|ま|か||||とくい|||

誤 魔 化 す なんて とんでもない ご|ま|か|||

自分 は ただ の 二 科 生 です じぶん||||ふた|か|せい|

国立 魔法 大学 附属 第 一 高校 こくりつ|まほう|だいがく|ふぞく|だい|ひと|こうこう

この 学校 に 入学 を 許さ れ た こと 自体 |がっこう||にゅうがく||ゆるさ||||じたい

魔法 と いう 希少 な 才能 を 認め られ た エリート で ある まほう|||きしょう||さいのう||みとめ|||えりーと||

しかし この 学校 に は 入学 の 時点 から 優等 生 と 劣等 生 が 存在 する ||がっこう|||にゅうがく||じてん||ゆうとう|せい||れっとう|せい||そんざい|

握った メッセージ That ' s Rising Hope にぎった|めっせーじ|that||rising|hope

( Welcome to message crazy ) welcome|||

( Can you distance stand by ) can||||

( Here we go ) here||

揺るが ない 世界 異常 な 幻 聴 ゆるが||せかい|いじょう||まぼろし|き

綴った 手 は Rising soul つづった|て||rising|

イメージ 通り なんか じゃ ない いめーじ|とおり|||

静か に 騒ぎ だし た 本能 しずか||さわぎ|||ほんのう

迷路 み たい 行き止まり なんて めいろ|||いきどまり|

でも 思考 は Distortion |しこう||distortion

容赦 ない ね いつの間に ようしゃ|||いつのまに

見失って る と 暴れ だす みうしなって|||あばれ|

Hey one two three hey|||

常識 なんて いら ない じょうしき|||

no no no Don ' t worry |||don||

one two three

動き出す 心臓 の リズム うごきだす|しんぞう||りずむ

視界 まだ 眩 ん でる しかい||くら||

それ でも 行か なく ちゃ ||いか||

君 が 信じ てる 僕 を 裏切る きみ||しんじ||ぼく||うらぎる

わけ に いか ない 強く クラクション が 鳴る ||||つよく|||なる

孤独 な まま 時 が 経った って こどく|||じ||たった|

逃げる 事 覚え た って にげる|こと|おぼえ||

新しい 今日 が 来 ちゃ う けど あたらしい|きょう||らい|||

この 願い 例え 魔法 が なく たって |ねがい|たとえ|まほう|||

叶え なきゃ 誓った かなえ||ちかった

僕 は 君 と まだ 見 たい 未来 ある ん だ よ ぼく||きみ|||み||みらい||||

泣き そう でも なき||

悔しく て も 止まって い られ ない くやしく|||とまって|||

握った メッセージ That ' s Rising Hope にぎった|めっせーじ|that||rising|hope