Chuunibyou demo Koi ga Shitai ! Episode 5 Chuunibyou demo Koi ga Shitai! Episode 5

束縛 の … 十字架 （ ハード スタディ ） そくばく||じゅうじか|はーど|

やる です 今日 こそ こいつ を 克服 し て み せる です ||きょう||||こくふく|||||

頑張って いけ る いける よ がんばって||||

この ねっとり と し た 生臭 さ と 生暖か さ |||||なまぐさ|||なまあたたか|

なんで 皆 は こんな もの を 美味しい と いう の です か |みな|||||おいしい|||||

ねえ ここ ら 辺 に 私 の ポンポン … |||ほとり||わたくし||ぽんぽん

な なく なった です

すごい よ 凸 ちゃん ||とつ|

やって やった です 飲み干し て やった です |||のみほし|||

全然 飲 ん で ない でしょ う が ぜんぜん|いん||||||

出 た な 偽 モリ サマー だ|||ぎ||さまー

牛乳 を 克服 し た この 凸 守 来年 の 今頃 は お前 を 上 から 見下ろし て いる です よ ぎゅうにゅう||こくふく||||とつ|しゅ|らいねん||いまごろ||おまえ||うえ||みおろし||||

土下座 する なら 今 の うち です どげざ|||いま|||

垂れ てる わ よ しだれ|||

あまり に も 成績 が 悪い ので 数学 の 先生 に 言わ れ ちゃ った の よ |||せいせき||わるい||すうがく||せんせい||いわ|||||

同好 会 を 許可 し たから だって どうこう|かい||きょか|||

申し訳ない 向こう の 世界 の ゼロ 進 法 が 体 から 離れ ない もうし わけない|むこう||せかい|||すすむ|ほう||からだ||はなれ|

でも 一 年 の 中間 試験 で 二 点 って いう の は ない と 思う な |ひと|とし||ちゅうかん|しけん||ふた|てん|||||||おもう|

二 点 ふた|てん

ナナ ちゃん ひどい よ なな|||

ごめん ごめん うっかり 口 滑らせ ちゃ った |||くち|すべらせ||

絶対 うっかり じゃ な いよ な ぜったい|||||

他の 科目 は 大丈夫 だ から 数学 だけ ちょっと 頑張って み て たの|かもく||だいじょうぶ|||すうがく|||がんばって||

任せ て 明日 から 本気 出す まかせ||あした||ほんき|だす

本当 ？ ほんとう

心配 ない しんぱい|

じゃあ 期末 試験 で 赤 点 取る よう だったら 同好 会 は 解散 さ せ ます |きまつ|しけん||あか|てん|とる|||どうこう|かい||かいさん|||

数学 の 先生 に 言って おく ね よかった 六 花 ちゃん が やる 気 に なって くれ て すうがく||せんせい||いって||||むっ|か||||き||||

失礼 し まし た しつれい|||

勇太 ゆうた

なん だ

ど … どう しよ う

しばらく 見つめ 合って から |みつめ|あって|

しばらく 見つめ 合って から |みつめ|あって|

逸ら す まで に 何 を 考え て た の 気 に なる はやら||||なん||かんがえ||||き||

逸ら す まで に 何 を 考え て た の 気 に なる はやら||||なん||かんがえ||||き||

唇 尖ら せ た あたし を 見 て くちびる|とがら|||||み|

唇 尖ら せ た あたし を 見 て くちびる|とがら|||||み|

どう し た の って 聞い て くる の 待って みる の |||||ききい||||まって||

どう し た の って 聞い て くる の 待って みる の |||||ききい||||まって||

ごまかし た あ と の 独り言 は |||||ひとりごと|

ごまかし た あ と の 独り言 は |||||ひとりごと|

恥ずかしい から 聞か ない で くれる はずかしい||きか|||

恥ずかしい から 聞か ない で くれる はずかしい||きか|||

後 に 引け ない ほど 惹 か れ 合う 恋 あと||ひけ|||じゃく|||あう|こい

後 に 引け ない ほど 惹 か れ 合う 恋 あと||ひけ|||じゃく|||あう|こい

もう 始まって た |はじまって|

もう 始まって た |はじまって|

夢 なら たくさん 見 た ゆめ|||み|

夢 なら たくさん 見 た ゆめ|||み|

覚め た まま でも まだ 会い たい さめ|||||あい|

覚め た まま でも まだ 会い たい さめ|||||あい|

君 が そう さ せ た きみ|||||

君 が そう さ せ た きみ|||||

恋 は 欲張り だ ね こい||よくばり||

恋 は 欲張り だ ね こい||よくばり||

飛び 跳ね そう な 心 の 行く まま に 行 こ う よ とび|はね|||こころ||いく|||ぎょう|||

飛び 跳ね そう な 心 の 行く まま に 行 こ う よ とび|はね|||こころ||いく|||ぎょう|||

理想 も 妄想 も 現実 も りそう||もうそう||げんじつ|

理想 も 妄想 も 現実 も りそう||もうそう||げんじつ|

全て 君 を 軸 に 回る すべて|きみ||じく||まわる

全て 君 を 軸 に 回る すべて|きみ||じく||まわる

新しい 世界 へ あたらしい|せかい|

新しい 世界 へ あたらしい|せかい|

まったく 部活 に 行け なかった の あんた の せい だ から ね |ぶかつ||いけ||||||||

さすが 偽 モリ サマー 牛乳 が 腐った よう な 匂い が する です |ぎ||さまー|ぎゅうにゅう||くさった|||におい|||

あっ 本当 だ 臭い … |ほんとう||くさい

先輩 な のに せんぱい||

だったら 先輩 らしく し なさい よ |せんぱい||||

お っす

マスター 待ちかね た です 職員 室 で なに が あった の です か ますたー|まちかね|||しょくいん|しつ|||||||

非常 事態 宣言 ひじょう|じたい|せんげん

あっ もしや パターン 青 ||ぱたーん|あお

話 を ややこしく する な はなし||||

ち ょ … BGM も いい

ねえ なん だった の 一体 ||||いったい

なんか 牛乳 臭い な |ぎゅうにゅう|くさい|

いい から 話し なさい ||はなし|

数学 ？ すうがく

ああ 次 の 期末 で 赤 点 取ったら ここ 解散 さ せろ って |つぎ||きまつ||あか|てん|とったら||かいさん|||

いい ん じゃ ない どうせ ろくに 活動 も し て ない ん だ し ||||||かつどう|||||||

だめ だ よ せっかく の 昼寝 部 だ よ もっと 青春 を かけ なきゃ |||||ひるね|ぶ||||せいしゅん|||

寝 てる の ね||

たぶん

一 人 で 勝手 に 青春 かけ て ください ひと|じん||かって||せいしゅん|||

モリ サマー ちゃん 見た目 より ぽっ ちゃ り さん だ よ ね |さまー||みため||||||||

あいつ 馬鹿 です |ばか|

あんた に だけ は 言わ れ たく ない わ ||||いわ||||

まあ そんな 感じ だ から 期末 まで は こい つら も おとなしく … ||かんじ|||きまつ||||||

なに を やって る ん だ

答え を 導き 出す こたえ||みちびき|だす

この 世界 の 理 英知 知性 の 精霊 たち よ ここ に 集い て 我が 命 に 従え |せかい||り|えいち|ちせい||せいれい|||||つどい||わが|いのち||したがえ

って まだ 残し て あった の か よ それ ||のこし||||||

凸 守 ナイス タイミング とつ|しゅ||たいみんぐ

それ で 答え は ||こたえ|

八十二 と … くらい はちじゅうに||

あてずっぽう か よ つ う かこ こも 間違って る ぞ |||||||まちがって||

解き 方 は あって る のに ここ の 掛け算 とき|かた|||||||かけざん

七四 か ちょっと 難敵 しちし|||なんてき

四七 は それ ほど で も ない のに 色 違い の 七四 は 強い ししち||||||||いろ|ちがい||しちし||つよい

こんな 魔法 使って くる の か こいつ み たい な 感じ |まほう|つかって||||||||かんじ

分かる です 七 の 段 の 難し さ は ラス 段 以上 レベル アップ は 必須 です わかる||なな||だん||むずかし||||だん|いじょう|れべる|あっぷ||ひっす|

確かに な 七八五十六 と か なんか 王 って 感じ だ もん な たしかに||しちはちごじゅうろく||||おう||かんじ|||

そこ を 突破 し て ラス 段 で ある 九 の 段 ||とっぱ||||だん|||ここの||だん

九七六十三 の 第 一 形態 きゅうしちろくじゅうさん||だい|ひと|けいたい

九八七十二 の 第 二 形態 きゅうはちしちじゅうに||だい|ふた|けいたい

そして 九九八十一 の 最終 形態 へ と |くくはちじゅういち||さいしゅう|けいたい||

な に やって ん の

とにかく だ こういう ケアレスミス を 少なく すれ ば だ な |||||すくなく||||

よっ し こいつ 名前 を 付け て みよ う |||なまえ||つけ|||

七三 は 「 イビル ピエロ 」 か しちさん|||ぴえろ|

もう ちょっと 雑魚 っぽい 名前 が よい です ||ざこ||なまえ|||

だから やめろ

邪 王 真 眼 に よって 命じる じゃ|おう|まこと|がん|||めいじる

その 魂 と 肉 と 骨 全て を 結集 し 数学 の 試験 に おい て 赤 点 を 回避 さ せよ |たましい||にく||こつ|すべて||けっしゅう||すうがく||しけん||||あか|てん||かいひ||

… です

いきなり 神頼み か よ |かみだのみ||

頼 ん で など い ない 邪 王 真 眼 に よって 命じ て いる たの||||||じゃ|おう|まこと|がん|||めいじ||

です

やめ とけ 罰 あたる ぞ ||ばち||

そもそも あんた は 中学生 でしょ う |||ちゅうがくせい||

一緒 に お参り し て どう す ん の よ いっしょ||おまいり|||||||

凸 守 は マスター の サーヴァント です 戦闘 補助 は 当然 の 仕事 とつ|しゅ||ますたー||||せんとう|ほじょ||とうぜん||しごと

それ より 自分 の 受験 の 心配 し なさい よ ||じぶん||じゅけん||しんぱい|||

既に お前 ら の いる 高等 部 へ の 推薦 は 決まって いる の です すでに|おまえ||||こうとう|ぶ|||すいせん||きまって|||

あんた が ？ 妄想 も 大概 に し とき なさい よ ||もうそう||たいがい|||||

嘘 じゃ ない よ 凸 ちゃん 成績 は 学年 トップ だって 聞い た こ と ある うそ||||とつ||せいせき||がくねん|とっぷ||ききい||||

嘘 こいつ が 学年 トップ うそ|||がくねん|とっぷ

なに か が

間違って いる まちがって|

とく に 数学 は 既に 中学 課程 を 終え て いる の です ||すうがく||すでに|ちゅうがく|かてい||おえ||||

高 一 の 問題 くらい なら 朝飯前 です よ たか|ひと||もんだい|||あさめしまえ||

本当 ？ じゃあ この 問題 と か ほんとう|||もんだい||

どれ どれ なるほど 答え は x 3 乗 マイナス 8 です |||こたえ|||じょう|まいなす|

合って る あって|

こんな の 基礎 中 の 基礎 です よ も しか して これ が でき ない と いう の です か ||きそ|なか||きそ||||||||||||||

マス … その 学力 で 合格 を 奪取 する と は ます||がくりょく||ごうかく||だっしゅ|||

さすが マスター 秘め られ た 力 を 使った の です ね |ますたー|ひめ|||ちから||つかった|||

立ち直れ ない って 感じ ね たちなおれ|||かんじ|

スマ 〇 ラ で いえ ば ダメージ 300 パーセント と いった ところ か すま|||||だめーじ|ぱーせんと||||

なんとか 赤 点 免れ られ ます よう に |あか|てん|まぬがれ||||

結局 神頼み か よ けっきょく|かみだのみ||

大丈夫 だ よ 六 花 ちゃん だいじょうぶ|||むっ|か|

おう 久 民 なに か 策 が |ひさ|たみ|||さく|

選択肢 に 迷った 時 は これ 私 が 愛用 し て い た この 鉛筆 を 貸し て あげる せんたくし||まよった|じ|||わたくし||あいよう||||||えんぴつ||かし||

問 一 角 A の 角度 は 何度 とい|ひと|かど|||かくど||なんど

四 答え は よっ|こたえ|

三 どう か 六 花 ちゃん が 赤 点 免れ ます よう に みっ|||むっ|か|||あか|てん|まぬがれ||| こいつ ら だめ だ

こう なったら …

仕事 ？ しごと

そう 我が 結社 は いまだ 同好 会 と いう 位置づけ |わが|けっしゃ|||どうこう|かい|||いちづけ

学 内 ヒエラルキー の 中 で は 下層 に 位置 する まな|うち|||なか|||かそう||いち|

むしろ 学校 に 貢献 奉仕 し |がっこう||こうけん|ほうし|

役 に 立つ こと こそ 我々 の 本望 存在 意義 やく||たつ|||われわれ||ほんもう|そんざい|いぎ

読む な 読む な よむ||よむ|

それ で 何 か お 仕事 な いかって こと ？ ||なん|||しごと|||

そう 「 ああ この 同好 会 が あった ほう が いい な 」 って 先生 たち が 思う よう な 仕事 |||どうこう|かい||||||||せんせい|||おもう|||しごと

どうして も 勉強 し たく ない ん だ な こいつ ||べんきょう|||||||

そう ね ある に は ある けど

本当 ？ ほんとう

結構 重 労働 だ よ 大丈夫 ？ けっこう|おも|ろうどう|||だいじょうぶ

大丈夫 勇太 が いる だいじょうぶ|ゆうた||

おい

じゃあ 行く です よ 「 ミョルニルアクセル 」 |いく|||

解説 する です かいせつ||

「 ミョルニルアクセル 」 と は 魔力 を 下半身 神経 に 充填 できる |||まりょく||かはんしん|しんけい||じゅうてん|

流し込む こと に よって 運動 能力 を 通常 の 3.88 倍 に まで 高め ながしこむ||||うんどう|のうりょく||つうじょう||ばい|||たかめ

高速 移動 を 可能 に する 技 な の だ です こうそく|いどう||かのう|||わざ||||

この 加速 力 行く です 音速 まで 行く です |かそく|ちから|いく||おんそく||いく|

ぶつかる … と みせ かけ て ぎりぎり で 止まる です |||||||とまる|

ほら ほら とっとと やり なさい

大体 なんで 私 まで 駆り出さ れ なきゃ いけない の よ だいたい||わたくし||かりださ|||||

ナナ ちゃん が 部員 全員 で って いう から さ なな|||ぶいん|ぜんいん|||||

私 は 部員 に なった 覚え は ない わ よ わたくし||ぶいん|||おぼえ||||

入部 届け出 し た だ ろ う にゅうぶ|とどけで|||||

あれ は あの 中 坊 に 接触 しよ う と 思った だけ よ |||なか|ぼう||せっしょく||||おもった||

私 は あくまで チア 部 な の わたくし||||ぶ||

すまない 手 が 滑った |て||すべった

でも さ チア 部 の 先輩 が うるさく て |||ぶ||せんぱい|||

だんだん 行く の 疲れ て き た って 言って た よ ね |いく||つかれ|||||いって|||

なに プール に 枕 持ってき てん の よ |ぷーる||まくら|もってき|||

そう な の か

そんな こと ない けど

まあ そんなに 興味 あった わけ じゃ ない し ||きょうみ|||||

じゃあ なんで 入った ん だ よ ||はいった|||

クラス 員 で チアリーダー って 中 二 病 の 対極 でしょ う くらす|いん||||なか|ふた|びょう||たいきょく||

キャラ 変える に は 一 番 いい か な って |かえる|||ひと|ばん||||

なんで そんなに 変え た がる の 中 二 病 って なんか 面白 そう な のに ||かえ||||なか|ふた|びょう|||おもしろ|||

おもしろく ない

えっ なんで

恥ずかしい はずかしい

あれ は ね 人生 のち ぶよ |||じんせい||

剥き出し の 恥ずかし さ の 塊 みたい な もん むきだし||はずかし|||かたまり|||

それ に は 全面 的 に 同意 だ な |||ぜんめん|てき||どうい||

そう かな なんか 六 花 ちゃん たち の ほう が 無理 し て ない よう に 見える けど |||むっ|か||||||むり||||||みえる|

な に それ っぽい こ と 言って 寝よ う と して ん の よ ||||||いって|ねよ||||||

あんた も 仕事 し なさい ほら ほら ||しごと||||

「 シュヴァルツ カッター 」 |かったー

ゲ 〇 ドルバ 照準 合わせ ゲ 〇 ドルバ ||しょうじゅん|あわせ||

お前 の その 腐れ 切った ハート を 洗い流し て やる です この 偽善 者 め おまえ|||くされ|きった|はーと||あらいながし|||||ぎぜん|もの|

消えろ 消え て なく なれ です きえろ|きえ||||

あんた ね 調子 に 乗る ん じゃ な いわ よ ||ちょうし||のる|||||

これ は 「 ジェネシス 」 新旧 対決 です か |||しんきゅう|たいけつ||

なに 訳 わから ない こと 言って る の よ |やく||||いって|||

いい から ホース を おろし なさい ||ほーす|||

そういう わけ に は いか ない です

任せ て 凸 守 私 が 力 を 貸す まかせ||とつ|しゅ|わたくし||ちから||かす

マスター ますたー

イビル アイ シュート ||しゅーと

力 が 漲る です ちから||みなぎる|

フォース と 共に あれ です 避ける です 避ける です 避ける です ふぉーす||ともに|||さける||さける||さける|

三 時間 まったく 掃除 も し ない で プール で 遊 ん で い た の みっ|じかん||そうじ|||||ぷーる||あそ|||||

いや そういう わけ じゃ …

でも 全然 綺麗 に なって ない って 体育 の 先生 怒って た よ |ぜんぜん|きれい|||||たいいく||せんせい|いかって||

でも 掃除 の 任 に は 付い た 結社 の 評価 は 上がった はず |そうじ||にん|||つけい||けっしゃ||ひょうか||あがった|

残念 だ けど 逆 に なっちゃ っ た ざんねん|||ぎゃく||||

数学 の 先生 が その 話 聞い て 「 赤 点 免れる くらい じゃ だめ だ 」 って すうがく||せんせい|||はなし|ききい||あか|てん|まぬがれる|||||

「 せめて 平均 点 は 取って くれ ない と 」 って |へいきん|てん||とって||||

平均 点 … へいきん|てん

失礼 し まし た しつれい|||

勇太 ゆうた

なん だ

ど … どう しよ う

あれ お 兄ちゃん は ||にいちゃん|

六 花 ちゃん の ところ むっ|か|||

なに なに 気 に なる 覗き 行っちゃ う ？ ||き|||のぞき|おこなっちゃ|

なんで 別に 気 に なら ない よ |べつに|き||||

どうして 思春期 の 男女 だ よ |ししゅんき||だんじょ||

このまま じゃ 樟 葉 の お 兄ちゃん あの 泥棒 猫 に 取ら れ ちゃ う って 気 など ない の ||くすのき|は|||にいちゃん||どろぼう|ねこ||とら|||||き|||

別に もう そんな こと 言って る と パパ に 怒ら れる よ べつに||||いって|||ぱぱ||いから||

さっき ジャカルタ に 電話 し たら 「 おう 覗 い て こい 覗 い て こい 」 って 言って た もん |じゃかるた||でんわ||||のぞ||||のぞ|||||いって||

まったく この 夫婦 は ||ふうふ|

もう 一 度 聞く ぞ 本気 で 勉強 する つもり だ な |ひと|たび|きく||ほんき||べんきょう||||

もちろん

言 っと く が うち の 高校 は 偏差値 高い から げん||||||こうこう||へんさち|たかい|

平均 点 取 ろ う と 思ったら 覚悟 し て 勉強 し ない と 無理 だ ぞ へいきん|てん|と||||おもったら|かくご|||べんきょう||||むり||

心得 て いる こころえ||

よし じゃあ 教え て やる ||おしえ||

まず 基本 問題 から 行く ぞ |きほん|もんだい||いく|

二 つ の 骰子 を 振って 出 た 目 の 和 が 三 に なる 確率 を 求めよ できる か ふた|||とうし||ふって|だ||め||わ||みっ|||かくりつ||もとめよ||

余裕 よゆう

それにしても 相変わらず 散らかって る な |あいかわらず|ちらかって||

少し は 整理 し たら すこし||せいり||

分から ない わから|

えっ

骰子 を 投げる 人 の 気持ち を 考え たら 分かる か と 思って 描 い て み た とうし||なげる|じん||きもち||かんがえ||わかる|||おもって|えが||||

でも 想像 以上 こいつ 何 を 考え て いる の か 分から ない |そうぞう|いじょう||なん||かんがえ|||||わから|

つまり それ が お前 の 実力 って こと だ な |||おまえ||じつりょく||||

違う 私 は まだ 本気 を 出し て い ない ちがう|わたくし|||ほんき||だし|||

言い たい だけ だ ろ う いい|||||

しょうがない な じゃ もう 少し 前 から やる か しょうが ない||||すこし|ぜん||| Well, I guess we'll just have to start a little earlier.

そんな 前 から 全部 やる の か |ぜん||ぜんぶ|||

こういう の は 分かる ところ から 順番 に やって いく の が 鉄則 な の |||わかる|||じゅんばん||||||てっそく||

だれ

えっ

だれ も い ない ぞ

いや い た

勇太 危ない ゆうた|あぶない

その 手 に は 乗ら ん |て|||のら| I won't play that hand.

とき に 勇太 八 と いう 数字 に 込め られ た 魔力 は ？ ||ゆうた|やっ|||すうじ||こめ|||まりょく|

その 手 に も 乗ら ん |て|||のら|

チ っ

今 明らか に チ って 言った よ な いま|あきらか||||いった||

お 座り |すわり

お前 さっき 本気 だって 言った だ ろ う おまえ||ほんき||いった|||

本気 ほんき

真面目 に やる から 教え て くれ って 言った だ ろ う まじめ||||おしえ||||いった|||

言った いった

でも 数学 だけ は ダメ あいつ ら 何 考え て いる か 分から ない |すうがく|||だめ|||なん|かんがえ||||わから|

大体 骰子 振って 出る 確率 知った ところ で なんの 役 に 立つ だいたい|とうし|ふって|でる|かくりつ|しった||||やく||たつ

いきなり 正論 言う な |せいろん|いう|

分か ん ない ん だ よ わか|||||

キャラ が 崩壊 し て いる ||ほうかい|||

じゃあ とりあえず

休憩 に きゅうけい|

あの な

終わったら 本気 出す おわったら|ほんき|だす

お茶 も ご馳走 する おちゃ||ごちそう|

った く

お 姉さん まだ 帰って ない ん だ な |ねえさん||かえって||||

うん 勇太 は なに を 飲む 勇太 ？ |ゆうた||||のむ|ゆうた

えっ ああ なんでも いい

ドクダミ 茶 ノニ ジュース カバノアナ 茶 どくだみ|ちゃ||じゅーす||ちゃ

どういう ライン アップ だ |らいん|あっぷ|

水 に つけ と か ない と 汚れ が こびりつく ぞ 洗剤 借りる な すい|||||||けがれ||||せんざい|かりる|

どうして 洗う |あらう

どうして って 汚れ てる し まあ ほか に する こと も ない し ||けがれ||||||||||

なんだ その 構え は ||かまえ|

ありがとう

なん だ 礼 を 言う の が 恥ずかしかった の か ||れい||いう|||はずかしかった||

やめろ なん だ

プリーステス から

十 花 さん か じゅう|か||

なに か あった の か

魔術 管理 局 内 で 異常 な 魔力 を 計測 まじゅつ|かんり|きょく|うち||いじょう||まりょく||けいそく

嘘 は いい うそ||

帰り が 遅く なる いつも の こと かえり||おそく||||

いつも な の か

平日 は ほとんど 毎日 へいじつ|||まいにち

勇太 の 「 エレクトロ プロトコル コード 」 聞い て ない ゆうた||||こーど|ききい||

メール アドレス か めーる|あどれす|

そう と も いう 早く インフラ レッド デート コミュニケーション を ||||はやく|いんふら|れっど|でーと|こみゅにけーしょん|

赤外線 か せきがいせん|

そう と も いう

送る ぞ おくる|

勇太 の コード かっこいい ゆうた||こーど|

ああ ？ かっこいい 別に 普通 の … ||べつに|ふつう|

しまった 中学 の 時 の まま |ちゅうがく||じ||

「 Divine exseed freya magna 」

やめろ 声 に 出す な それ すぐ 変える から ちょっと 待って ろ |こえ||だす||||かえる|||まって|

だめ 私 の ほう が 普通 こっち を 変更 |わたくし||||ふつう|||へんこう

そう だ 勇太 私 の コード を 指定 し て ||ゆうた|わたくし||こーど||してい||

えっ

勇太 なら いい の を 思いつく はず ゆうた|||||おもいつく|

あぁ いやいや 今 の で 十 分 行ける と 思う ぞ ||いま|||じゅう|ぶん|いける||おもう|

なら 勇太 の コード を 使う |ゆうた||こーど||つかう

それ は ダメ って いう か そんな の あっさり 変え ちゃ って いい の か ||だめ|||||||かえ|||||

どうして

ほら 変える なら 中学 の 時 の 友達 と か 家族 と か に も 連絡 し ない と いけない し |かえる||ちゅうがく||じ||ともだち|||かぞく|||||れんらく|||||

問題 ない もんだい|

プリーステス と 凸 守 に 教え て おけ ば ||とつ|しゅ||おしえ|||

そう な の か

現 空間 に おい て 私 を 認識 し て いる 存在 は それ だけ げん|くうかん||||わたくし||にんしき||||そんざい|||

でも 勇太 が 教え て くれ たら |ゆうた||おしえ|||

勇太 と 丹生 谷 と 久 民 に も 教える ゆうた||にう|たに||ひさ|たみ|||おしえる

ちょっと 来い |こい

えっ ドクダミ 茶 が … |どくだみ|ちゃ|

試験 の 日 まで 俺 が 本気 で 教える しけん||ひ||おれ||ほんき||おしえる

だから お前 も 本気 で 頑張れ |おまえ||ほんき||がんばれ

勇太 … ゆうた

せっかく 作った 同好 会 だ ろ う |つくった|どうこう|かい|||

うん

平均 点 上回ったら お前 が 気 に 入り そう な 「 プロトコル コード 」 考え て やる へいきん|てん|うわまわったら|おまえ||き||はいり||||こーど|かんがえ||

うん

遅かった な おそかった|

な … なん で ここ に いる ん です か

家 に 戻ったら お前 たち が 脇目 も 振ら ず に 勉強 し て いた から な いえ||もどったら|おまえ|||わきめ||ふら|||べんきょう|||||

邪魔 だ と 思って 出 て き た じゃま|||おもって|だ|||

はい 書け た わ |かけ||

これ で お前 と も 終わり だ な ||おまえ|||おわり||

あの 子 たち は 私 が 育てる わ |こ|||わたくし||そだてる|

月 に 一 度 子供 と 会わ せる 約束 忘れる な つき||ひと|たび|こども||あわ||やくそく|わすれる|

な に やって る ん です か 夢 葉 も なに してん だ |||||||ゆめ|は||||

いや ただ の 飯事 で は リアリティ が ない ので な |||ままごと|||||||

あり すぎ です

なに か 問題 でも ？ ||もんだい|

いえ …

さて 帰る か あいつ は |かえる|||

机 で 居眠り 始め た んで 寝かし て き まし た つくえ||いねむり|はじめ|||ねかし||||

そ っか 羨ま し い な ||うらやま|||

えっ

それ から 一 週間 ||ひと|しゅうかん

この 問題 解け たら お前 が 好き そう な ガム を やる |もんだい|とけ||おまえ||すき|||がむ||

魔力 上昇 まりょく|じょうしょう

ごまかし ながら 六 花 に 勉強 さ せ て なんとか 試験 を 迎え た ||むっ|か||べんきょう|||||しけん||むかえ|

では 数学 の 試験 を 始め ます チャイム が 鳴る まで 見 ちゃ だめ だ よ |すうがく||しけん||はじめ||ちゃいむ||なる||み||||

見える 見える みえる|みえる

では 始め |はじめ

見え … 見え … みえ|みえ

爆ぜろ リアル 弾けろ シナプス はぜろ|りある|はじけろ|

バニッシュメント ディス ワールド ||わーるど

あそこ 見える 見える 私 に も 見える |みえる|みえる|わたくし|||みえる

私 が 求め て い た 光 が 答え が 答え が 見え … わたくし||もとめ||||ひかり||こたえ||こたえ||みえ

ない …

そして 数 日 後 |すう|ひ|あと

しまった 自分 の ほう が おろそか に なって い た |じぶん||||||||

だめ か

今回 は 皆 悪かった 平均 点 は 五十 点 だった ぞ しっかり やれ こんかい||みな|わるかった|へいきん|てん||ごじゅう|てん||||

えっ

なんという 威力 |いりょく

たまに は おとなしく 歩け |||あるけ

そう 忘れ て い た 勇太 私 の 「 プロトコル コード 」 を |わすれ||||ゆうた|わたくし|||こーど|

えっ なんの 話 だ ||はなし|

冗談 だ ちゃんと 考え て ある じょうだん|||かんがえ||

今日 だけ 特別 だ ぞ きょう||とくべつ||

邪 王 真 眼 の 使い 手 よ 今回 の 貴 様 の 努力 と 功績 を 評 し じゃ|おう|まこと|がん||つかい|て||こんかい||とうと|さま||どりょく||こうせき||ひょう|

われ ダーク フレイム マスター が その 闇 の 力 を 結集 し |だーく||ますたー|||やみ||ちから||けっしゅう|

貴 様 に 相応しい コード を 生成 し た とうと|さま||ふさわしい|こーど||せいせい||

その 胸 に しか と 刻む が いい |むね||||きざむ||

「 プロトコル コード 」 刻印 |こーど|こくいん

「 Black raison detre 」

真 の 意味 は 「 黒 の 存在 理由 」 まこと||いみ||くろ||そんざい|りゆう

貴 様 に 相応しい コード だ ろ う とうと|さま||ふさわしい|こーど|||

かっこいい かっこいい 勇太 ||ゆうた

当然 とうぜん

って いつまで やって ん だ 俺 |||||おれ

お おい ちょっと 待 … |||ま

INSIDE IDENTITY

居場所 は どこ ？ いばしょ||

勘違い が 恥 だ と か かんちがい||はじ|||

素直 さ が 痛い と か すなお|||いたい||

誰 が なんと 言いよう と か だれ|||いいよう||

正し さ なんて 分か ん ない ぜ ただし|||わか|||

普通 に 流れ て く 日常 に ふつう||ながれ|||にちじょう|

無理 し て 馴染ま せ た むり|||なじま||

沈 ん じ まった 個性 と 血 を しず||||こせい||ち|

噛 ん で 飲 ん で 吐 い て 割れ か|||いん|||は|||われ

こんな 僕 を 分かって ほしい |ぼく||わかって|

言い たい けど 言え なく て いい|||いえ||

なんで 誰 も 分かって くん ない の と |だれ||わかって||||

思う の は 贅沢 な の か な ？ な の か な ？ おもう|||ぜいたく||||||||

感情 的 な 太陽 は かんじょう|てき||たいよう|

熱 を 上げ すぎ て ねつ||あげ||

どうにか なり そう

叫び たく て しょうがない さけび|||しょうが ない

がむしゃら に 求め てる IDENTITY ||もとめ||

INSIDE IDENTITY

INSIDE MY JUSTICE

邪魔 し ない で じゃま|||

居場所 は 何 処 ？ いばしょ||なん|しょ