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ゼロの使い魔, Zero no Tsukaima (The Familiar of Zero) Episode 10

Zero no Tsukaima (The Familiar of Zero ) Episode 10

( ルイズ ) ひ … 姫 様 ! ?

い … いかが なさった の です か ?

お 一 人 で それ も こんな 時間 に

( アンリ エッタ ) 極秘 裏 に それ も 火急 に ―

あなた たち に お 願い し たい こと が ある の です

♪ ~

~ ♪

わたくし は ゲル マニア に 嫁ぐ こと に いたし まし た

なんで すって ! ?

より に よって あんな 野蛮 な 成り 上がり ども の 国 に ?

仕方 あり ませ ん

小国 で ある 我 が トリ ステイン を 守る ため に は ―

ゲル マニア と 強固 な 同盟 関係 が 必要 な の です

( 才 人 ( さいと ) ) 政略 結婚 って やつ ? ( ルイズ ) あんた は 黙って なさい !

お 国 の ため と は いえ あまり に お いたわしい

わたくし は トリ ステイン の 王女

国 の ため に この 身 を 投げ出す こと など ―

いとい は し ませ ん

ですが ―

その 前 に どう し て も し て おか なけ れ ば なら ない こと が …

姫 様 この 私 に できる こと が あれ ば 何なり と お 申し付け ください

ありがとう ルイズ ・ フランソワーズ

ある 物 を 回収 し て き て ほしい の です

ある 物 ?

わたくし が アルビオン 王国 の ウェールズ 皇太子 に 宛て た ―

1 通 の 手紙 です

アルビオン ! ?

( アンリ エッタ ) その 手紙 の こと が 世間 に 知ら れ れ ば この 縁談 は 破 談 に なって しまう

姫 様 …

破 談 に なる 手紙 って 一体 どんな 内容 の …

ん っ ! 黙って なさい って 言った でしょ !

ん っ ! 黙って なさい って 言った でしょ !

( 才 人 ) う お っ いって いって !

アルビオン は 今 政情 不安定 で 危険 な 状態 に あり ます

貴族 たち が 反乱 を 起こし 今 に も 王室 が 倒れ そう だ と か

( アンリ エッタ ) ごめんなさい 親友 の あなた に こんな こと 頼 も う と する なんて ―

わたくし は …

でも 今 こんな こと 頼 め る の は あなた たち 以外 に …

でも 今 こんな こと 頼 め る の は あなた たち 以外 に …

( ルイズ ) ああ …

でも 今 こんな こと 頼 め る の は あなた たち 以外 に …

( ルイズ ) ありがとう ござい ます 姫 様

ルイズ ・ フランソワーズ

その よう な 重要 な 任務 を この わたくし め に 命じ て くださる なんて

この うえ なき 幸せ に ござい ます わ

( アンリ エッタ ) ああ … ルイズ で は 行って いた だ け ます か ?

( 才 人 ) ん ? 誰 だ !

( 才 人 ・ ルイズ ) ギー シュ ! ?

( ギー シュ ) お 話 は すべて 伺い まし た

盗み聞き し て た だけ じゃ ない の

( ギー シュ ) この ギー シュ ・ ド ・ グラモン に ―

仰せ付け ください ます よう …

ムチャ 言う な

グラモン ? もしや あなた は あの グラモン 元帥 の …

息子 で ござい ます

あなた も わたくし の 力 に なって くれる と 言う の ?

( ルイズ ・ 才 人 ) う っ … え えー っ ! ?

結局 ギー シュ まで つい て くん の か よ

ただ の 足手まとい じゃ ねえ か

( ゴム が 切れる 音 )

ん ? 今 何 か 音 が … ヘッ … まあ いい や

( シエスタ ) あの … ( 才 人 ) ん ?

ああ シエスタ

( シエスタ ) すみません で し た ホレ 薬 の こと 本当 だった ん です ね

私 才 人 さん に 失礼 な こと を …

そんな … 気 に し なく て いい って ルイズ も 元 に 戻った し さ

( 水 の 精霊 ) ガンダールヴ なら ば 信ずる に 値する

また ガンダールヴ か ( シエスタ ) えっ ?

( 才 人 ) あの さあ この 学校 で 歴史 に 詳しい 人 って 誰 かな ?

歴史 … です か ?

( コルベール ) 魔法 は 火 水 風 土 の 4 系統 で は なく ―

もともと は 5 系統 あり ―

それぞれ が ペンタゴン の 頂点 を 指し て い た と 言わ れ て おる

その 失わ れ し 頂点 の 一角 こそ 虚無 の 系統

ガンダールヴ と は ―

伝説 の 虚無 の 魔法使い の 使い 魔 の こと な の だ

虚無 の 魔法使い ?

だが 現在 に おい て 虚無 系統 の 魔法 は 確認 さ れ て おら ん

君 の 手 に 現れ た ルーン は ―

ガンダールヴ の それ と 非常に よく 似 て いる

… が 虚無 の 魔法使い が 存在 し ない 以上 ―

残念 ながら 君 が ガンダールヴ で ある と いう 確証 も ない なあ

主人 が 伝説 どころ か あれ だ から なあ

ん ?

何 か 臭い と 思ったら これ か

( コルベール ) それ は 竜 の 血液 だ

竜 の … 血 です か ?

昔 すさまじい お たけ び を 上げ て ―

見 た こと も ない 2 匹 の 竜 が 天空 より 現れ ―

1 匹 は その 場 から 消え去り ―

もう 1 匹 は どこ か に 落下 し た と いう

その 時 に 流し た と いわ れる 血液 を 偶然 入手 し て なあ

その 複製 に 取り組 ん で いる 最中 な の だ よ

これ が 血液 ?

だって この におい …

アルビオン の ウェールズ 皇太子 と 姫 様 は いとこ 同士 な の

いとこ で 幼なじみ って わけ か

ん … ( 才 人 ) ルイズ ?

魔法 も まとも に 使え ない のに ―

こんな 重大 な 仕事 私 なんか に できる か どう か

はっ ! な … 何 す ん の よ ! ?

心配 し て も 始ま ん ね えよ

今 まで だ って どう に か 乗り切って き た じゃ ねえ か

ん … あんた は 気楽 で いい わ ね

( ルイズ の ため 息 )

あの さ … ( ルイズ ) 何 よ ?

何 か あったら 俺 が 守って やる よ

はっ … そんな の 当たり 前 でしょ ! 使い 魔 な ん だ から

ああ は いはい

母上 に 頂 い た 水 の ルビー です

今 の わたくし に は これ くらい しか 報いる 物 が あり ませ ん

姫 様 …

護衛 の 者 を 1 人 つか せ ます アルビオン まで の 案内 は その 者 に

ん … 護衛 の 人 って そろそろ 来 て も よ さ そう な の に

( 鳴き声 ) ( ルイズ ) 何 ?

( 鳴き声 ) ( ルイズ ) う わ っ !

ヴェルダンデ ! ? は あ …

( ヴェルダンデ の 鳴き声 )

( ヴェルダンデ の 鳴き声 )

ああ … 僕 の かわいい ヴェルダンデ

( ヴェルダンデ の 鳴き声 )

( ヴェルダンデ の 鳴き声 )

この 間 黙って 湖 に 出かけ て しまった から ―

この 間 黙って 湖 に 出かけ て しまった から ―

また 置いてきぼり に さ れる と 思って …

なんて いじらしい ん だ

言 っと く けど ビッグ モール なんて 連れ て い け ない わ よ

( 鳴き声 ) ( ギー シュ ) あ ? あ …

ぬ … 何 よ ?

( 鳴き声 )

( お たけ び ) ( ルイズ ) う わ あ !

イヤー ! ちょっと … う っ … どこ 触って ん の よ

ギー シュ !

( 鳴き声 )

なるほど 指輪 か ( 才 人 ) ゆ … 指輪 ?

ヴェルダンデ は 宝石 が 大好き な ん だ 特に 貴重 な 物 に 目 が なく て ね

冗談 でしょ ! ? 姫 様 に 頂 い た 貴重 な 指輪 を ―

モグラ なんか に 食べ られ て たまる もん です か !

いい から 助け なさい よ !

( 鳴き声 ) ( ルイズ ) う わ っ !

( 鳴き声 )

ヴェルダンデ ! 誰 だ ! ?

あっ 上 だ ! ( ルイズ ) ん ?

( うなり 声 )

( ギー シュ ) グリフォン ?

き … 貴 様 何者 だ !

( ワルド ) アンリ エッタ 様 から 君 たち の 同行 を 命じ られ た ―

グリフォン 隊 隊長 ワルド だ

あっ ! あなた は …

あの 有名 な 魔法 衛 士 隊 の ?

ルイズ

脅かし て すま ない

僕 の いいなずけ が 襲わ れ て いる の か と 思って ね

ええ … ! ? ( 才 人 ) いいなずけ ! ?

ウソ だ ろ …

あ あっ … ( ワルド ) フフッ

相変わらず 軽い な 君 は まるで 羽根 の よう だ

お … お 久しぶり です わ ワルド 様

( キュ ルケ ) 朝っぱら から 何の 騒ぎ ?

何 あの いい 男 !

あ あっ …

ル … ルイズ の くせ に ー !

( ギー シュ ) エリート 中 の エリート

グリフォン 隊 隊長 自ら が 僕ら の 護衛 を し て くれる なんて ―

感激 以外 の 何 もの で も ない ああ …

あっ そ

驚き まし た わ

ワルド 様 が いらっしゃる だ なんて 聞い て おり ませ ん でし た から

お 忍び の 任務 に グリフォン 隊 を 動かす わけ に は いか ない から ね

姫 殿下 から 手紙 の 件 で 相談 を 受け た 時 ―

僕 が 護衛 を 志願 し た ん だ

自ら 志願 なさった の です か ?

当然 だ 君 の 名 を 聞い て 僕 が 黙って いる わけ に は いか ない

ワルド 様

何 が “ ワルド 様 ” だ よ ハッ …

ムッ … ( ワルド ) どう し た ?

あっ いえ …

なあ 港 に 行く ん じゃ ねえ の か ? どう 見 て も 山 の 中 だ ぞ

君 は 何 も 知ら ない ん だ な

疲れ た かい ? ( ルイズ ) いいえ 全然

今 まで 会 え なかった 分 を 取り戻す いい 機会 だ

え ? ああ … はい

まっ 今さら 何 が 来 た って 驚か ねえ よ

あ … ( ルイズ ) あっ … ふん っ !

ん …

ああ 見え て き た

あれ が 港町 ラ ・ ロシェール さ

ここ の 建物 は 全部 1 つ の 岩 を 掘って 造ら れ てる ん だ

土 系統 の スクウェア クラス の メイジ に よる いわば 匠 ( たくみ ) の 技 だ ね

( 馬 と グリフォン の 鳴き声 )

( ワルド ) ここ で 1 泊 し て 明日 の 夜 に 出発 する いい かな ?

わ っ 分かり まし た ミスター ・ ワルド

才 人 ! 返事 くらい なさい よ 失礼 でしょ

いい ん だ よ ルイズ 僕 は 貴族 風 を 吹かす の は 好ま ない

( 才 人 ) よい しょ っと

( ルイズ ) あの ね 言 っと く けど … ( 才 人 ) 何 だ よ

( ルイズ ) いいなずけ って 言って も 親 が 決め た こと な の よ

( 才 人 ) ふう ん

ふう ん って 何 よ

( 才 人 ) キザ だ けど ―

今 まで 会った 貴族 ん 中 じゃ 一 番 まとも そう だ し

いい 人 じゃ ねえ か

ん っ … そう よ 子供 の 頃 から 憧れ て た ん だ から

ご 両親 を 早く 亡くさ れ て 苦労 し て 魔法 衛 士 隊 の 隊長 に なった ん だ から

あんた みたい な …

あっ … な … 何 よ

まあ あれ だ

俺 が ついてくる こと も なかった って いう か …

使い 魔 な ん だ から 一緒に 来る の は 当然 でしょ !

あ ~ あ 何だか なあ

( デルフ リンガー ) 何 だ お め え ルイズ に ホレ て た の か

ホレ て ねえ よ

乱暴 で わがまま で 性格 なんて ひん 曲がって る し

じゃ なんで そんなに 落ち込む ん だ ?

“ 俺 が 守って やる ” なんて カッコいい こと 言わ なきゃ よかった

それ だけ だ よ

( ワルド ) 人間 の 使い 魔 を 呼び出す なんて さすが ルイズ だ

ワルド 様 まで そんな こと を …

いや 皮肉 を 言って る わけ じゃ ない

これ は ね すごい こと な ん だ よ ルイズ

あっ …

君 たち は 決闘 を し た そう じゃ ない か

ん ん っ … あ … あれ は です ね …

才 人 剣 を 持った の は その 時 が 初めて だった と いう の は 本当 か ね ?

( 才 人 ) ええ まあ

破壊 の 杖 を 使って ―

土 くれ の フーケ を 捕らえ た と いう が これ も 事実 かい ?

( 才 人 ) 一応 お 詳しい ん です ね

立場 上 いろいろ 細かい 情報 が 入って くる ん だ

こ ー ん な 平民 の 使い 魔 の こと まで ? ( 才 人 ) ん っ …

( ワルド ) それ で 君 に 興味 を 持って ね

( ワルド ) それ で 君 に 興味 を 持って ね

( 才 人 ) えっ …

ぜひとも 手 合わせ を 願い たい と 思って いた ん だ

( 才 人 ・ ルイズ ) あっ …

船 が 出る の は 明日 の 夜 だ 何 も せ ず ただ 待って いる の も 退屈 だ ろ う

ワルド 様 !

もちろん 無理 に と は 言わ ない が

別に いい です よ

才 人 やめ なさい よ

ワルド 様 今 は そんな こと し てる 場合 じゃ …

大丈夫 もちろん 手加減 は する よ

ん ん っ …

さあ そろそろ 部屋 に 行く と する か

ルイズ おいで

部屋 って …

そんな ダメ よ まだ 結婚 し てる わけ じゃ ない ん だ し

いい じゃ ない か いいなずけ な ん だ し

でも …

大事 な 話 が ある ( ルイズ ) えっ ?

ロマンチック な 夜 だ ね

別に

一緒に いる の が 君 な の が 悔やま れる よ

お互い様 だ

ああ そう だ 用事 を 思い出し た ( 才 人 ) 用事 ?

食事 を し て いる 時 若い 女性 を 見かけ た の を 思い出し た ん だ

これ は 声 を かけ なけ れ ば 女性 に 失礼 だ ろ ?

( ドア の 開閉 音 )

どう いう 理屈 だ よ

なあ デル 公 ( デルフ リンガー ) 何 だ ? 相棒

ガンダールヴ って 知って る か ?

何 今さら 言って や ん で え ( 才 人 ) えっ ?

お め え が ガンダールヴ で なく て 何 だって ん だ ?

6,000 年 前 も 今 も 俺 の 相棒 は ガンダールヴ に 決まって ら

あ ?

( ルイズ の 泣き声 )

( ワルド ) 泣 い て いる の かい ? ミ ・ レディー

( ルイズ ) うん ?

( ルイズ ) 子爵 様 い らし て た の ?

また お 父上 に 叱ら れ た ん だ ね

あ …

( ワルド ) さっ おいで 僕 が お 父上 に とりなし て あげよ う

大丈夫 さ 僕 が つい て いる

( ルイズ ) ハッ … ウフフッ

( ルイズ ) ハッ … ウフフッ

( ワルド ) 君 は いつも お 姉さん たち と 魔法 の 力 を 比べ られ て ―

( ワルド ) 君 は いつも お 姉さん たち と 魔法 の 力 を 比べ られ て ―

あの 小舟 の 中 で いじけ て た っけ

もう ワルド 様 …

でも 僕 は あの 頃 から 君 が 放つ 誰 に も ない オーラ を 感じ て い た よ

誰 に も ない オーラ ?

君 に は 君 だけ が 持つ 特別 な 力 が ある ん だ よ

そ っ そんな こと … 今 でも 魔法 は 失敗 ばかり で

この 任務 が 終わったら 結婚 しよ う ルイズ

えっ ! ?

武器 屋 の バーゲン 品 を たまたま 買った ん だ ぞ

偶然 に し た って …

この世 に 偶然 な ん て ねえ お め え さん は 俺 の 相棒 だ

だから 俺 は ここ に いる 当たり前 の こった ろ

じゃあ なんで 今 まで 黙って た ん だ よ

聞か なかった じゃ ねえ か よ

ま まあ … 確か に

武器 を 自在 に 操る 力 … か

言 っと く が な 武器 と し て 作ら れ た もん だけ だ

こない だ の 金 ピカ の 剣 み て え な ―

飾り もん と し て 作ら れ た もん は 意味 が ねえ

じゃあ さ お前 を 抜け ば 勝 てる の か な ?

あの ワルド に も

アホ か そりゃ お め え 次第 だ ろ

俺 は 使わ れる だけ だ ( 才 人 ) ん …

僕 は 魔法 衛 士 隊 の 隊長 で 終わる つもり は ない

いずれ は 国 を … いや ―

この ハルケ ギニア を 動かす よう な 貴族 に なり たい と 思って いる

でも そんな 急 に 結婚 だ なんて …

僕 に は 君 が 必要 な ん だ ルイズ

でも 急に そんな こと … あっ …

ルイズ …

君 は 僕 が 守って あげる よ

何 か あったら 俺 が 守って やる よ

才 人 … ( ワルド ) ん ?

はっ … い … いいえ 違う の !

才 人 は 異 世界 から 何 も 分から ず に やって き た から

呼び出し た の も 私 だ し 責任 が …

君 の 心 に 誰 か が 住み 始め て いる みたい だ ね

違う の ! そんな こと ない

いい さ 今 返事 を くれ と は 言わ ない

( ルイズ ) 聞い て ワルド 様 !

( ワルド ) この 旅 が 終わる まで に は 君 の 心 は 僕 に 傾 い てる はず だ から ね

もう 1 部屋 借りる こと に しよ う

ワルド 様 …

お やすみ ルイズ

お … お やすみ なさい

( ドア が 閉まる 音 )

( 殴る 音 ) ( 女性 ) え いっ ! ふん っ

ああ … 待ち たまえ

まったく キス しよ う と し た くらい で

山 の 子 は 純情 と いう か

で は 始めよ う か 才 人 ( 才 人 ) はい

バカ な こと は やめ て !

貴族 と いう の は 厄介 で ね

強い か 弱い か それ が 気 に なる と い て も 立って も い られ なく なる ん だ

( ルイズ ) 才 人 ! 命令 よ やめ なさい

俺 手加減 と か でき ませ ん よ

遠慮 は 要ら ぬ 全力 で 来 た まえ

フッ …

( 才 人 ) は ああ ! せ いっ !

( ワルド ) は っ ! ( 才 人 ) あっ …

( 息切れ )

素早い な さすが は …

だ あー っ !

だが やはり 素人 隙 だらけ だ

チッ …

はっ ! ふ っ ! ( 才 人 ) う っ う っ …

( 呪文 の 詠 唱 )

いけ ねえ 相棒 !

う わ あっ !

( せき込み ) ( ルイズ ) 才 人 大丈夫 ?

( ワルド ) 君 の 腕 で は 本物 の メイジ に 勝 て ない

つまり ―

君 で は ルイズ を 守 れ ない

♪ ~

~ ♪

( ルイズ ) け … 結婚 なんて 急に そんな こと …

確か に 私 は ワルド あなた の こと が …

でも … でも 私 どう し たら …

才 人 …


Zero no Tsukaima (The Familiar of Zero ) Episode 10 zero||tsukaima|the|familiar||zero|episode

( ルイズ ) ひ … 姫 様 ! ? ||ひめ|さま P-Princess!

い … いかが なさった の です か ? What brings you here alone at this hour?

お 一 人 で それ も こんな 時間 に |ひと|じん|||||じかん|

( アンリ エッタ ) 極秘 裏 に それ も 火急 に ― ||ごくひ|うら||||かきゅう| I am requesting a favour to be done immediately and under absolute secrecy.

あなた たち に お 願い し たい こと が ある の です ||||ねがい|||||||

♪ ~

~ ♪

わたくし は ゲル マニア に 嫁ぐ こと に いたし まし た |||まにあ||とつぐ||||| I have decided to marry into Germania.

なんで すって ! ? What?!

より に よって あんな 野蛮 な 成り 上がり ども の 国 に ? ||||やばん||なり|あがり|||くに| Into that savage, stuck-up country of all places?

仕方 あり ませ ん しかた||| It can't be helped.

小国 で ある 我 が トリ ステイン を 守る ため に は ― しょうこく|||われ||とり|||まもる||| In order to protect the small country of Tristain,

ゲル マニア と 強固 な 同盟 関係 が 必要 な の です |まにあ||きょうこ||どうめい|かんけい||ひつよう||| we need to have a strong alliance with Germania.

( 才 人 ( さいと ) ) 政略 結婚 って やつ ? ( ルイズ ) あんた は 黙って なさい ! さい|じん||せいりゃく|けっこん||||||だまって| So it's one of those political marriages?

お 国 の ため と は いえ あまり に お いたわしい |くに||||||||| Even though it's for the sake of the country, that's very sad to hear.

わたくし は トリ ステイン の 王女 ||とり|||おうじょ I'm the princess of Tristain.

国 の ため に この 身 を 投げ出す こと など ― くに|||||み||なげだす|| I do not hesitate to sacrifice myself for the country.

いとい は し ませ ん

ですが ― But...

その 前 に どう し て も し て おか なけ れ ば なら ない こと が … |ぜん||||||||||||||| ...there's something I must do before I go.

姫 様 この 私 に できる こと が あれ ば 何なり と お 申し付け ください ひめ|さま||わたくし|||||||なんなり|||もうしつけ| Princess, if there's anything that I can do for you, please let me know!

ありがとう ルイズ ・ フランソワーズ ||ふらんそわーず Thank you, Louise Françoise.

ある 物 を 回収 し て き て ほしい の です |ぶつ||かいしゅう||||||| I would like you to find an item.

ある 物 ? |ぶつ An item?

わたくし が アルビオン 王国 の ウェールズ 皇太子 に 宛て た ― |||おうこく|||こうたいし||あて| A letter that I sent to Prince Wales of the Albion Kingdom.

1 通 の 手紙 です つう||てがみ|

アルビオン ! ? Albion!

( アンリ エッタ ) その 手紙 の こと が 世間 に 知ら れ れ ば この 縁談 は 破 談 に なって しまう |||てがみ||||せけん||しら|||||えんだん||やぶ|だん||| If the contents of the letter were made public,

姫 様 … ひめ|さま

破 談 に なる 手紙 って 一体 どんな 内容 の … やぶ|だん|||てがみ||いったい||ないよう| What could have been written to make a marriage proposal disappear?

ん っ ! 黙って なさい って 言った でしょ ! ||だまって|||いった|

ん っ ! 黙って なさい って 言った でしょ ! ||だまって|||いった| I told you to keep your mouth shut!

( 才 人 ) う お っ いって いって ! さい|じん|||||

アルビオン は 今 政情 不安定 で 危険 な 状態 に あり ます ||いま|せいじょう|ふあんてい||きけん||じょうたい||| Albion has an unstable government right now, and the country is in turmoil.

貴族 たち が 反乱 を 起こし 今 に も 王室 が 倒れ そう だ と か きぞく|||はんらん||おこし|いま|||おうしつ||たおれ|||| I've heard that the aristocrats are starting a rebellion, and the throne is about to be tipped over.

( アンリ エッタ ) ごめんなさい 親友 の あなた に こんな こと 頼 も う と する なんて ― |||しんゆう||||||たの||||| I'm sorry for asking this of a best friend.

わたくし は … I'm...

でも 今 こんな こと 頼 め る の は あなた たち 以外 に … |いま|||たの|||||||いがい| But right now, I have no one else besides the two of you to ask for such a thing...

でも 今 こんな こと 頼 め る の は あなた たち 以外 に … |いま|||たの|||||||いがい|

( ルイズ ) ああ …

でも 今 こんな こと 頼 め る の は あなた たち 以外 に … |いま|||たの|||||||いがい|

( ルイズ ) ありがとう ござい ます 姫 様 ||||ひめ|さま Thank you very much, Princess.

ルイズ ・ フランソワーズ |ふらんそわーず Louise Françoise.

その よう な 重要 な 任務 を この わたくし め に 命じ て くださる なんて |||じゅうよう||にんむ||||||めいじ||| It is a great honour for you to assign such an important mission to me.

この うえ なき 幸せ に ござい ます わ |||しあわせ||||

( アンリ エッタ ) ああ … ルイズ で は 行って いた だ け ます か ? ||||||おこなって||||| Louise. Will you do it for me, then?

( 才 人 ) ん ? 誰 だ ! さい|じん||だれ| Who's there?!

( 才 人 ・ ルイズ ) ギー シュ ! ? さい|じん||| Guiche!

( ギー シュ ) お 話 は すべて 伺い まし た |||はなし|||うかがい|| I heard the entire story.

盗み聞き し て た だけ じゃ ない の ぬすみぎき||||||| You were eavesdropping!

( ギー シュ ) この ギー シュ ・ ド ・ グラモン に ― Please assign the mission to this Guiche de Gramont.

仰せ付け ください ます よう … おおせつけ|||

ムチャ 言う な |いう| Don't be ridiculous!

グラモン ? もしや あなた は あの グラモン 元帥 の … ||||||げんすい| Gramont? Would you happen to be Marshal Gramont's-

息子 で ござい ます むすこ||| His son, Your Highness.

あなた も わたくし の 力 に なって くれる と 言う の ? ||||ちから|||||いう| Will you aid me as well?

( ルイズ ・ 才 人 ) う っ … え えー っ ! ? |さい|じん|||||

結局 ギー シュ まで つい て くん の か よ けっきょく||||||||| So Guiche is also coming along?

ただ の 足手まとい じゃ ねえ か ||あしでまとい||| He'll only be a bother.

( ゴム が 切れる 音 ) ごむ||きれる|おと

ん ? 今 何 か 音 が … ヘッ … まあ いい や |いま|なん||おと|||||

( シエスタ ) あの … ( 才 人 ) ん ? ||さい|じん| Um...

ああ シエスタ Oh, Siesta.

( シエスタ ) すみません で し た ホレ 薬 の こと 本当 だった ん です ね ||||||くすり|||ほんとう|||| I'm sorry.

私 才 人 さん に 失礼 な こと を … わたくし|さい|じん|||しつれい||| I said such rude things to Saito-san...

そんな … 気 に し なく て いい って ルイズ も 元 に 戻った し さ |き|||||||||もと||もどった|| Don't let it bother you.

( 水 の 精霊 ) ガンダールヴ なら ば 信ずる に 値する すい||せいれい||||しんずる||あたいする If it's Gandalfr, he's worthy of believing.

また ガンダールヴ か ( シエスタ ) えっ ? Gandalfr again...

( 才 人 ) あの さあ この 学校 で 歴史 に 詳しい 人 って 誰 かな ? さい|じん||||がっこう||れきし||くわしい|じん||だれ| Is there anyone with a profound knowledge of history at this school?

歴史 … です か ? れきし|| History?

( コルベール ) 魔法 は 火 水 風 土 の 4 系統 で は なく ― |まほう||ひ|すい|かぜ|つち||けいとう||| Magic may now be considered to be composed of fire, water, wind and earth, but there was once a fifth element,

もともと は 5 系統 あり ― ||けいとう|

それぞれ が ペンタゴン の 頂点 を 指し て い た と 言わ れ て おる ||||ちょうてん||さし|||||いわ||| and they each represented a corner of the pentagon of magic.

その 失わ れ し 頂点 の 一角 こそ 虚無 の 系統 |うしなわ|||ちょうてん||いっかく||きょむ||けいとう That lost fifth element is "void".

ガンダールヴ と は ― Gandalfr is the familiar of a legendary mage who uses the element of void.

伝説 の 虚無 の 魔法使い の 使い 魔 の こと な の だ でんせつ||きょむ||まほうつかい||つかい|ま|||||

虚無 の 魔法使い ? きょむ||まほうつかい A void mage?

だが 現在 に おい て 虚無 系統 の 魔法 は 確認 さ れ て おら ん |げんざい||||きょむ|けいとう||まほう||かくにん||||| However, the existence of void magic has yet to be confirmed till today.

君 の 手 に 現れ た ルーン は ― きみ||て||あらわれ||| The rune on your hand resembles the rune Gandalfr had.

ガンダールヴ の それ と 非常に よく 似 て いる ||||ひじょうに||に||

… が 虚無 の 魔法使い が 存在 し ない 以上 ― |きょむ||まほうつかい||そんざい|||いじょう Unfortunately, as long as a void mage does not exist,

残念 ながら 君 が ガンダールヴ で ある と いう 確証 も ない なあ ざんねん||きみ|||||||かくしょう||| there is, sadly, no proof that you are Gandalfr.

主人 が 伝説 どころ か あれ だ から なあ あるじ||でんせつ|||||| Well, my master is far from being a legend, and you know how she is.

ん ?

何 か 臭い と 思ったら これ か なん||くさい||おもったら|| I thought I smelled something. It was this.

( コルベール ) それ は 竜 の 血液 だ |||りゅう||けつえき| That's dragon's blood.

竜 の … 血 です か ? りゅう||ち||

昔 すさまじい お たけ び を 上げ て ― むかし||||||あげ| A long time ago, two dragons that had never been seen before came flying down from the sky.

見 た こと も ない 2 匹 の 竜 が 天空 より 現れ ― み|||||ひき||りゅう||てんくう||あらわれ

1 匹 は その 場 から 消え去り ― ひき|||じょう||きえさり One disappeared after that, but the other one is said to have fallen somewhere.

もう 1 匹 は どこ か に 落下 し た と いう |ひき|||||らっか||||

その 時 に 流し た と いわ れる 血液 を 偶然 入手 し て なあ |じ||ながし|||||けつえき||ぐうぜん|にゅうしゅ||| I was able to get hold of the blood that was shed back then.

その 複製 に 取り組 ん で いる 最中 な の だ よ |ふくせい||とりく||||さい なか|||| I'm working on duplicating this.

これ が 血液 ? ||けつえき This is blood?

だって この におい … But this smell...

アルビオン の ウェールズ 皇太子 と 姫 様 は いとこ 同士 な の |||こうたいし||ひめ|さま|||どうし|| Prince Wales of Albion and the Princess are cousins.

いとこ で 幼なじみ って わけ か ||おさななじみ||| So they're cousins who were childhood friends.

ん … ( 才 人 ) ルイズ ? |さい|じん|

魔法 も まとも に 使え ない のに ― まほう||||つかえ|| I can't use magic properly,

こんな 重大 な 仕事 私 なんか に できる か どう か |じゅうだい||しごと|わたくし|||||| yet undertaking such an important mission...

はっ ! な … 何 す ん の よ ! ? ||なん|||| W-What are you doing?

心配 し て も 始ま ん ね えよ しんぱい||||はじま||| Worrying over it won't get you anywhere.

今 まで だ って どう に か 乗り切って き た じゃ ねえ か いま|||||||のりきって||||| We've made it through fine every time.

ん … あんた は 気楽 で いい わ ね |||きらく||||

( ルイズ の ため 息 ) |||いき

あの さ … ( ルイズ ) 何 よ ? |||なん| You know...

何 か あったら 俺 が 守って やる よ なん|||おれ||まもって|| If anything happens, I'll protect you.

はっ … そんな の 当たり 前 でしょ ! 使い 魔 な ん だ から |||あたり|ぜん||つかい|ま||||

ああ は いはい Ah, yes, yes.

母上 に 頂 い た 水 の ルビー です ははうえ||いただ|||すい||るびー| It's a water ruby that my mother gave me.

今 の わたくし に は これ くらい しか 報いる 物 が あり ませ ん いま||||||||むくいる|ぶつ|||| This is all I can give you for now.

姫 様 … ひめ|さま Princess...

護衛 の 者 を 1 人 つか せ ます アルビオン まで の 案内 は その 者 に ごえい||もの||じん|||||||あんない|||もの| I will arrange a bodyguard to escort you.

ん … 護衛 の 人 って そろそろ 来 て も よ さ そう な の に |ごえい||じん|||らい||||||||

( 鳴き声 ) ( ルイズ ) 何 ? なきごえ||なん

( 鳴き声 ) ( ルイズ ) う わ っ ! なきごえ||||

ヴェルダンデ ! ? は あ … Verdandi!

( ヴェルダンデ の 鳴き声 ) ||なきごえ

( ヴェルダンデ の 鳴き声 ) ||なきごえ Oh, my cute Verdandi.

ああ … 僕 の かわいい ヴェルダンデ |ぼく|||

( ヴェルダンデ の 鳴き声 ) ||なきごえ

( ヴェルダンデ の 鳴き声 ) ||なきごえ You must have thought I'd leave you behind again, because I didn't take you to the lake the other day.

この 間 黙って 湖 に 出かけ て しまった から ― |あいだ|だまって|こ||でかけ|||

この 間 黙って 湖 に 出かけ て しまった から ― |あいだ|だまって|こ||でかけ|||

また 置いてきぼり に さ れる と 思って … |おいてきぼり|||||おもって

なんて いじらしい ん だ How cute of you.

言 っと く けど ビッグ モール なんて 連れ て い け ない わ よ げん||||びっぐ|もーる||つれ|||||| Just to let you know, we can't take a big mole with us.

( 鳴き声 ) ( ギー シュ ) あ ? あ … なきごえ||||

ぬ … 何 よ ? |なん| What?

( 鳴き声 ) なきごえ

( お たけ び ) ( ルイズ ) う わ あ !

イヤー ! ちょっと … う っ … どこ 触って ん の よ いやー|||||さわって||| Stop! Where do you think you're touching?!

ギー シュ !

( 鳴き声 ) なきごえ Guiche!

なるほど 指輪 か ( 才 人 ) ゆ … 指輪 ? |ゆびわ||さい|じん||ゆびわ I see. The ring.

ヴェルダンデ は 宝石 が 大好き な ん だ 特に 貴重 な 物 に 目 が なく て ね ||ほうせき||だいすき||||とくに|きちょう||ぶつ||め|||| Verdandi loves jewellery.

冗談 でしょ ! ? 姫 様 に 頂 い た 貴重 な 指輪 を ― じょうだん||ひめ|さま||いただ|||きちょう||ゆびわ| You've got to be joking with me!

モグラ なんか に 食べ られ て たまる もん です か ! もぐら|||たべ||||||

いい から 助け なさい よ ! ||たすけ|| Anyway, help me already!

( 鳴き声 ) ( ルイズ ) う わ っ ! なきごえ||||

( 鳴き声 ) なきごえ

ヴェルダンデ ! 誰 だ ! ? |だれ| Verdandi!

あっ 上 だ ! ( ルイズ ) ん ? |うえ|||

( うなり 声 ) |こえ

( ギー シュ ) グリフォン ? A griffin?

き … 貴 様 何者 だ ! |とうと|さま|なにもの| W-Who are you?

( ワルド ) アンリ エッタ 様 から 君 たち の 同行 を 命じ られ た ― |||さま||きみ|||どうこう||めいじ|| By order of Princess Henrietta, I will be your bodyguard.

グリフォン 隊 隊長 ワルド だ |たい|たいちょう|| Wardes, captain of the Griffin Unit.

あっ ! あなた は …

あの 有名 な 魔法 衛 士 隊 の ? |ゆうめい||まほう|まもる|し|たい| The famous mage-knight?

ルイズ Louise.

脅かし て すま ない おびやかし||| I'm sorry I surprised you.

僕 の いいなずけ が 襲わ れ て いる の か と 思って ね ぼく||||おそわ|||||||おもって| I thought my fiancée was under attack.

ええ … ! ? ( 才 人 ) いいなずけ ! ? |さい|じん|

ウソ だ ろ … うそ|| You're kidding me...

あ あっ … ( ワルド ) フフッ

相変わらず 軽い な 君 は まるで 羽根 の よう だ あいかわらず|かるい||きみ|||はね||| You're as light as ever.

お … お 久しぶり です わ ワルド 様 ||ひさしぶり||||さま Long time no see, Wardes-sama.

( キュ ルケ ) 朝っぱら から 何の 騒ぎ ? ||あさっぱら||なんの|さわぎ What's with the noise this early in the morning?

何 あの いい 男 ! なん|||おとこ Who's that good-looking guy?

あ あっ …

ル … ルイズ の くせ に ー ! |||||- T-That Louise...

( ギー シュ ) エリート 中 の エリート ||えりーと|なか||えりーと From the elitest of the elite, the captain of the Griffin Unit is here to protect us.

グリフォン 隊 隊長 自ら が 僕ら の 護衛 を し て くれる なんて ― |たい|たいちょう|おのずから||ぼくら||ごえい|||||

感激 以外 の 何 もの で も ない ああ … かんげき|いがい||なん||||| It's a thrilling experience.

あっ そ Whatever.

驚き まし た わ おどろき||| I was really surprised, since I wasn't aware that Wardes-sama would be coming.

ワルド 様 が いらっしゃる だ なんて 聞い て おり ませ ん でし た から |さま|||||ききい|||||||

お 忍び の 任務 に グリフォン 隊 を 動かす わけ に は いか ない から ね |しのび||にんむ|||たい||うごかす||||||| We can't use the Griffin Unit for a secret mission.

姫 殿下 から 手紙 の 件 で 相談 を 受け た 時 ― ひめ|でんか||てがみ||けん||そうだん||うけ||じ When Her Highness consulted me about the letter, I offered to be a bodyguard.

僕 が 護衛 を 志願 し た ん だ ぼく||ごえい||しがん||||

自ら 志願 なさった の です か ? おのずから|しがん|||| You offered to do this for us?

当然 だ 君 の 名 を 聞い て 僕 が 黙って いる わけ に は いか ない とうぜん||きみ||な||ききい||ぼく||だまって|||||| Of course. I can't sit and do nothing after hearing your name.

ワルド 様 |さま Wardes-sama...

何 が “ ワルド 様 ” だ よ ハッ … なん|||さま||| Yeah, "Wardes-sama", whatever.

ムッ … ( ワルド ) どう し た ?

あっ いえ … Oh, nothing.

なあ 港 に 行く ん じゃ ねえ の か ? どう 見 て も 山 の 中 だ ぞ |こう||いく|||||||み|||やま||なか|| Hey, I thought we were going to a port?

君 は 何 も 知ら ない ん だ な きみ||なん||しら|||| You don't know anything, do you?

疲れ た かい ? ( ルイズ ) いいえ 全然 つかれ|||||ぜんぜん Are you tired?

今 まで 会 え なかった 分 を 取り戻す いい 機会 だ いま||かい|||ぶん||とりもどす||きかい| This is a good chance to make up for the days we couldn't see each other.

え ? ああ … はい

まっ 今さら 何 が 来 た って 驚か ねえ よ |いまさら|なん||らい|||おどろか||

あ … ( ルイズ ) あっ … ふん っ !

ん …

ああ 見え て き た |みえ|||

あれ が 港町 ラ ・ ロシェール さ ||みなとまち||| The town by the port, La Nocher.

ここ の 建物 は 全部 1 つ の 岩 を 掘って 造ら れ てる ん だ ||たてもの||ぜんぶ|||いわ||ほって|つくら||||

土 系統 の スクウェア クラス の メイジ に よる いわば 匠 ( たくみ ) の 技 だ ね つち|けいとう|||くらす||||||たくみ|||わざ|| It takes an expert square class earth mage to do this kind of work.

( 馬 と グリフォン の 鳴き声 ) うま||||なきごえ

( ワルド ) ここ で 1 泊 し て 明日 の 夜 に 出発 する いい かな ? |||はく|||あした||よ||しゅっぱつ||| We'll spend the night here and depart tomorrow evening.

わ っ 分かり まし た ミスター ・ ワルド ||わかり|||みすたー| Y-Yes sir, Mr. Wardes.

才 人 ! 返事 くらい なさい よ 失礼 でしょ さい|じん|へんじ||||しつれい| At least answer him, Saito. You're being rude!

いい ん だ よ ルイズ 僕 は 貴族 風 を 吹かす の は 好ま ない |||||ぼく||きぞく|かぜ||ふかす|||このま| Don't worry. I don't like acting high and mighty just because I'm an aristocrat.

( 才 人 ) よい しょ っと さい|じん||| There we go.

( ルイズ ) あの ね 言 っと く けど … ( 才 人 ) 何 だ よ |||げん||||さい|じん|なん|| Listen, let me tell you...

( ルイズ ) いいなずけ って 言って も 親 が 決め た こと な の よ |||いって||おや||きめ||||| I'm his fiancée, but it's something that my parents decided.

( 才 人 ) ふう ん さい|じん|| Hmm.

ふう ん って 何 よ |||なん|

( 才 人 ) キザ だ けど ― さい|じん|||

今 まで 会った 貴族 ん 中 じゃ 一 番 まとも そう だ し いま||あった|きぞく||なか||ひと|ばん||||

いい 人 じゃ ねえ か |じん||| Isn't he a nice guy?

ん っ … そう よ 子供 の 頃 から 憧れ て た ん だ から ||||こども||ころ||あこがれ|||||

ご 両親 を 早く 亡くさ れ て 苦労 し て 魔法 衛 士 隊 の 隊長 に なった ん だ から |りょうしん||はやく|なくさ|||くろう|||まほう|まもる|し|たい||たいちょう||||| He lost his parents when he was still young,

あんた みたい な …

あっ … な … 何 よ ||なん| W-What?

まあ あれ だ Well, about that...

俺 が ついてくる こと も なかった って いう か … おれ|||||||| Looks like I didn't have to come with you after all.

使い 魔 な ん だ から 一緒に 来る の は 当然 でしょ ! つかい|ま|||||いっしょに|くる|||とうぜん|

あ ~ あ 何だか なあ ||なんだか|

( デルフ リンガー ) 何 だ お め え ルイズ に ホレ て た の か ||なん||||||||||| What's this? Did you fall for Louise?

ホレ て ねえ よ I did not.

乱暴 で わがまま で 性格 なんて ひん 曲がって る し らんぼう||||せいかく|||まがって|| She's so violent and selfish, and her personality's really twisted.

じゃ なんで そんなに 落ち込む ん だ ? |||おちこむ|| Why are you so depressed, then?

“ 俺 が 守って やる ” なんて カッコいい こと 言わ なきゃ よかった おれ||まもって|||かっこいい||いわ|| I shouldn't have acted so cool, saying "I'll protect you".

それ だけ だ よ That's all...

( ワルド ) 人間 の 使い 魔 を 呼び出す なんて さすが ルイズ だ |にんげん||つかい|ま||よびだす|||| To summon a human as a familiar. That's my Louise.

ワルド 様 まで そんな こと を … |さま|||| Even you're going to say that to me?

いや 皮肉 を 言って る わけ じゃ ない |ひにく||いって|||| I didn't mean it in a sarcastic way.

これ は ね すごい こと な ん だ よ ルイズ That is an amazing feat, Louise.

あっ …

君 たち は 決闘 を し た そう じゃ ない か きみ|||けっとう||||||| I heard the two of you had a duel.

ん ん っ … あ … あれ は です ね …

才 人 剣 を 持った の は その 時 が 初めて だった と いう の は 本当 か ね ? さい|じん|けん||もった||||じ||はじめて||||||ほんとう|| Saito, is it true that was the first time you held a sword?

( 才 人 ) ええ まあ さい|じん|| Well, yes.

破壊 の 杖 を 使って ― はかい||つえ||つかって I was told that you captured The Sandy Fouquet using the Staff of Destruction.

土 くれ の フーケ を 捕らえ た と いう が これ も 事実 かい ? つち|||||とらえ|||||||じじつ|

( 才 人 ) 一応 お 詳しい ん です ね さい|じん|いちおう||くわしい||| Yes.

立場 上 いろいろ 細かい 情報 が 入って くる ん だ たちば|うえ||こまかい|じょうほう||はいって||| Given my status, I receive plenty of detailed information.

こ ー ん な 平民 の 使い 魔 の こと まで ? ( 才 人 ) ん っ … |-|||へいみん||つかい|ま||||さい|じん|| Even about this plebeian familiar?

( ワルド ) それ で 君 に 興味 を 持って ね |||きみ||きょうみ||もって| I'm interested in you.

( ワルド ) それ で 君 に 興味 を 持って ね |||きみ||きょうみ||もって|

( 才 人 ) えっ … さい|じん|

ぜひとも 手 合わせ を 願い たい と 思って いた ん だ |て|あわせ||ねがい|||おもって|||

( 才 人 ・ ルイズ ) あっ … さい|じん||

船 が 出る の は 明日 の 夜 だ 何 も せ ず ただ 待って いる の も 退屈 だ ろ う せん||でる|||あした||よ||なん|||||まって||||たいくつ||| The ship departs tomorrow night.

ワルド 様 ! |さま Wardes-sama!

もちろん 無理 に と は 言わ ない が |むり||||いわ|| Of course, I won't force it on you.

別に いい です よ べつに||| Sure, I don't mind.

才 人 やめ なさい よ さい|じん||| Stop it, Saito.

ワルド 様 今 は そんな こと し てる 場合 じゃ … |さま|いま||||||ばあい| Wardes-sama, now is not the time to do this.

大丈夫 もちろん 手加減 は する よ だいじょうぶ||てかげん||| Don't worry. I will go easy on him.

ん ん っ …

さあ そろそろ 部屋 に 行く と する か ||へや||いく||| Let's head back to our rooms.

ルイズ おいで Come, Louise.

部屋 って … へや| Room?

そんな ダメ よ まだ 結婚 し てる わけ じゃ ない ん だ し |だめ|||けっこん|||||||| What, we can't!

いい じゃ ない か いいなずけ な ん だ し It's fine, we are engaged.

でも … But...

大事 な 話 が ある ( ルイズ ) えっ ? だいじ||はなし|||| I have something important to tell you.

ロマンチック な 夜 だ ね ろまんちっく||よ|| Isn't it a romantic night?

別に べつに Not at all.

一緒に いる の が 君 な の が 悔やま れる よ いっしょに||||きみ||||くやま|| It's sad that I have to spend time with you.

お互い様 だ おたがいさま| I can say the same of you.

ああ そう だ 用事 を 思い出し た ( 才 人 ) 用事 ? |||ようじ||おもいだし||さい|じん|ようじ Oh, right. I just remembered I have business to take care of.

食事 を し て いる 時 若い 女性 を 見かけ た の を 思い出し た ん だ しょくじ|||||じ|わかい|じょせい||みかけ||||おもいだし||| I remember seeing a young lady during the meal.

これ は 声 を かけ なけ れ ば 女性 に 失礼 だ ろ ? ||こえ||||||じょせい||しつれい|| It'll be rude to her if I don't introduce myself.

( ドア の 開閉 音 ) どあ||かいへい|おと

どう いう 理屈 だ よ ||りくつ|| What kind of reasoning is that?

なあ デル 公 ( デルフ リンガー ) 何 だ ? 相棒 ||おおやけ|||なん||あいぼう Yo, Del.

ガンダールヴ って 知って る か ? ||しって||

何 今さら 言って や ん で え ( 才 人 ) えっ ? なん|いまさら|いって|||||さい|じん| What kind of a question is that?

お め え が ガンダールヴ で なく て 何 だって ん だ ? ||||||||なん||| If you aren't Gandalfr, then who are you?

6,000 年 前 も 今 も 俺 の 相棒 は ガンダールヴ に 決まって ら とし|ぜん||いま||おれ||あいぼう||||きまって| Whether it be 6,000 years ago or now, my only partner is Gandalfr.

あ ?

( ルイズ の 泣き声 ) ||なきごえ

( ワルド ) 泣 い て いる の かい ? ミ ・ レディー |なき|||||||れでぃー Are you crying, mi-lady?

( ルイズ ) うん ?

( ルイズ ) 子爵 様 い らし て た の ? |ししゃく|さま||||| Viscount-sama. You were here?

また お 父上 に 叱ら れ た ん だ ね ||ちちうえ||しから||||| You were scolded by your father again?

あ …

( ワルド ) さっ おいで 僕 が お 父上 に とりなし て あげよ う |||ぼく|||ちちうえ|||||

大丈夫 さ 僕 が つい て いる だいじょうぶ||ぼく|||| Don't worry. I'm with you.

( ルイズ ) ハッ … ウフフッ

( ルイズ ) ハッ … ウフフッ You had your magic compared to that of your older sisters',

( ワルド ) 君 は いつも お 姉さん たち と 魔法 の 力 を 比べ られ て ― |きみ||||ねえさん|||まほう||ちから||くらべ||

( ワルド ) 君 は いつも お 姉さん たち と 魔法 の 力 を 比べ られ て ― |きみ||||ねえさん|||まほう||ちから||くらべ||

あの 小舟 の 中 で いじけ て た っけ |こぶね||なか||||| and always cried in that little boat, didn't you?

もう ワルド 様 … ||さま Please, Wardes-sama.

でも 僕 は あの 頃 から 君 が 放つ 誰 に も ない オーラ を 感じ て い た よ |ぼく|||ころ||きみ||はなつ|だれ||||||かんじ|||| But I sensed an aura in you that no one else had.

誰 に も ない オーラ ? だれ|||| An aura that no one else has?

君 に は 君 だけ が 持つ 特別 な 力 が ある ん だ よ きみ|||きみ|||もつ|とくべつ||ちから||||| You have a special power that no one else has.

そ っ そんな こと … 今 でも 魔法 は 失敗 ばかり で ||||いま||まほう||しっぱい|| No, I don't.

この 任務 が 終わったら 結婚 しよ う ルイズ |にんむ||おわったら|けっこん||| Once this mission is over, let's get married, Louise.

えっ ! ?

武器 屋 の バーゲン 品 を たまたま 買った ん だ ぞ ぶき|や||ばーげん|しな|||かった||| We only bought a cheap sword from a weapon shop by chance.

偶然 に し た って … ぐうぜん|||| It was a coincidence...

この世 に 偶然 な ん て ねえ お め え さん は 俺 の 相棒 だ このよ||ぐうぜん||||||||||おれ||あいぼう| There are no coincidences in this world.

だから 俺 は ここ に いる 当たり前 の こった ろ |おれ|||||あたりまえ||| That's why I'm here.

じゃあ なんで 今 まで 黙って た ん だ よ ||いま||だまって|||| Then why did you never talk about it before?

聞か なかった じゃ ねえ か よ きか||||| You never asked.

ま まあ … 確か に ||たしか| Well... that's true.

武器 を 自在 に 操る 力 … か ぶき||じざい||あやつる|ちから| The power to manipulate any weapon.

言 っと く が な 武器 と し て 作ら れ た もん だけ だ げん|||||ぶき||||つくら||||| Let me tell you, though, it only applies to items that were made to be used as weapons.

こない だ の 金 ピカ の 剣 み て え な ― |||きむ|||けん|||| Something made for decoration, like that shiny sword from before, is meaningless.

飾り もん と し て 作ら れ た もん は 意味 が ねえ かざり|||||つくら|||||いみ||

じゃあ さ お前 を 抜け ば 勝 てる の か な ? ||おまえ||ぬけ||か|||| Then, if I used you, would I be able to beat Wardes, too?

あの ワルド に も

アホ か そりゃ お め え 次第 だ ろ ||||||しだい|| Fool.

俺 は 使わ れる だけ だ ( 才 人 ) ん … おれ||つかわ||||さい|じん| I only get used.

僕 は 魔法 衛 士 隊 の 隊長 で 終わる つもり は ない ぼく||まほう|まもる|し|たい||たいちょう||おわる||| I don't plan to end my career as just the captain of the mage knights.

いずれ は 国 を … いや ― ||くに|| I wish to become an aristocrat influential to the country, no, to all of Halcheginia.

この ハルケ ギニア を 動かす よう な 貴族 に なり たい と 思って いる ||ぎにあ||うごかす|||きぞく|||||おもって|

でも そんな 急 に 結婚 だ なんて … ||きゅう||けっこん|| But... to get married all of a sudden...

僕 に は 君 が 必要 な ん だ ルイズ ぼく|||きみ||ひつよう||||

でも 急に そんな こと … あっ … |きゅうに||| But, it's too sudden...

ルイズ … Louise.

君 は 僕 が 守って あげる よ きみ||ぼく||まもって|| I will protect you.

何 か あったら 俺 が 守って やる よ なん|||おれ||まもって|| If anything happens, I'll protect you.

才 人 … ( ワルド ) ん ? さい|じん||

はっ … い … いいえ 違う の ! |||ちがう|

才 人 は 異 世界 から 何 も 分から ず に やって き た から さい|じん||い|せかい||なん||わから||||||

呼び出し た の も 私 だ し 責任 が … よびだし||||わたくし|||せきにん| And I'm the one who summoned him, so I have the responsibility to-

君 の 心 に 誰 か が 住み 始め て いる みたい だ ね きみ||こころ||だれ|||すみ|はじめ||||| Looks like your heart is already starting to belong to another person.

違う の ! そんな こと ない ちがう|||| No, definitely not!

いい さ 今 返事 を くれ と は 言わ ない ||いま|へんじ|||||いわ| It's fine. I won't ask for an answer now.

( ルイズ ) 聞い て ワルド 様 ! |ききい|||さま Please listen to me, Wardes-sama!

( ワルド ) この 旅 が 終わる まで に は 君 の 心 は 僕 に 傾 い てる はず だ から ね ||たび||おわる||||きみ||こころ||ぼく||かたむ|||||| By the time this journey ends, your heart should be seeking mine.

もう 1 部屋 借りる こと に しよ う |へや|かりる||||

ワルド 様 … |さま Wardes-sama...

お やすみ ルイズ Good night, Louise.

お … お やすみ なさい

( ドア が 閉まる 音 ) どあ||しまる|おと

( 殴る 音 ) ( 女性 ) え いっ ! ふん っ なぐる|おと|じょせい||||

ああ … 待ち たまえ |まち| Wait!

まったく キス しよ う と し た くらい で |きす||||||| Really, all I did was try to kiss.

山 の 子 は 純情 と いう か やま||こ||じゅんじょう||| Girls from the hills really are innocent.

で は 始めよ う か 才 人 ( 才 人 ) はい ||はじめよ|||さい|じん|さい|じん| Let's start this, Saito.

バカ な こと は やめ て ! ばか||||| Stop this foolishness!

貴族 と いう の は 厄介 で ね きぞく|||||やっかい|| Being an aristocrat is troublesome sometimes.

強い か 弱い か それ が 気 に なる と い て も 立って も い られ なく なる ん だ つよい||よわい||||き|||||||たって|||||||

( ルイズ ) 才 人 ! 命令 よ やめ なさい |さい|じん|めいれい||| Saito, I order you. Stop this.

俺 手加減 と か でき ませ ん よ おれ|てかげん||||||

遠慮 は 要ら ぬ 全力 で 来 た まえ えんりょ||いら||ぜんりょく||らい|| You don't have to. Give me all you've got.

フッ …

( 才 人 ) は ああ ! せ いっ ! さい|じん||||

( ワルド ) は っ ! ( 才 人 ) あっ … |||さい|じん|

( 息切れ ) いきぎれ

素早い な さすが は … すばやい||| You're fast.

だ あー っ !

だが やはり 素人 隙 だらけ だ ||しろうと|すき|| But you are an amateur after all. You're full of openings.

チッ …

はっ ! ふ っ ! ( 才 人 ) う っ う っ … |||さい|じん||||

( 呪文 の 詠 唱 ) じゅもん||よ|しょう Del wil sol la winde.

いけ ねえ 相棒 ! ||あいぼう Get away, partner!

う わ あっ !

( せき込み ) ( ルイズ ) 才 人 大丈夫 ? せきこみ||さい|じん|だいじょうぶ Saito, are you all right?

( ワルド ) 君 の 腕 で は 本物 の メイジ に 勝 て ない |きみ||うで|||ほんもの||||か|| With your skills, you won't be able to beat a real mage.

つまり ―

君 で は ルイズ を 守 れ ない きみ|||||しゅ|| you won't be able to protect Louise.

♪ ~

~ ♪

( ルイズ ) け … 結婚 なんて 急に そんな こと … ||けっこん||きゅうに|| G-Getting married?! But it's all too sudden.

確か に 私 は ワルド あなた の こと が … たしか||わたくし|||||| Yes, Wardes, I really do... but...

でも … でも 私 どう し たら … ||わたくし||| But... but what should I do?

才 人 … さい|じん Saito...