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HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター), Hunter x Hunter (2011) Episode 115

Hunter x Hunter (2011) Episode 115

ユピー こら

こっち だ ボケ

わざわざ 相手 に もう 1 人 敵 が いる こと を 教える よう な も の

上等

その ほう が ユピー の 注意 が 散漫 に なって

シュート が 助かる に 決まって る

「 ハギャ 様 」

何 の 疑問 も なく 口 に し た その ひと言 が

ウェル フィン と ブロヴーダ に 疑念 を 持た せ た と も 知ら ず に

イカ ルゴ は パーム の 姿 を 求め

宮殿 の 地下 へ と 向かって い た

「 サテ ライ トンボ 」

イカ ルゴ は 与え られ た 資料 で しか パーム を 知ら ない

だが 彼女 を 見つける まで

決して 宮殿 を 後 に し ない と の 覚悟 を

早く から 固め て い た

絶対 に 連れ て 帰る

パーム は 仲間 の 仲間

つまり 仲間 だ

俺 の 仲間 だ

今 パーム は 命 を 懸けて いる

それ だけ で イカ ルゴ は 彼女 を 尊敬 でき た

任務 でも 義務 で も ない

助け たい

助ける と 決め た から

宮殿 地下 へ の エレベーター

監視 カメラ と 重量 計 を 内蔵 し た エレベーター は

地下 へ 降りた 後 何も 乗って い ない こと を 確認 し

自動 的 に 上 へ 戻る

降下 は 自由 に 行 える が

上昇 時 に は 1 名 しか 乗れ ず

そして 暗証 番号 の 入力 が 求め られる

8 桁 から なる 番号 は 一人一人 異なり

利用 者 の 識別 が 可能 と なる

番号 登録 時 の 身体 データ と 利用 者 の データ が

著しく 異なる 場合 即刻 警報 が 鳴り

エレベーター は 簡易 の 監獄 と なる

1 度 目 の 入力 ミス で 警告 が なされ

扉 が ロック さ れる

再三 の 誤 入力 は 警備 兵 へ の 通報

催眠 ガス 投入 後 拘束 拷問

すなわち 死 を 意味 する

不審 使用 者 および その 番号 の 持ち主 は

問答 無用 で 処分 さ れる ため

自身 の 番号 は 命 と 等しい

そうした 制約 を 全く 受け ず に

エレベーター を 利用 できる 番号 の 持ち主 が

ビゼフ と マルコス で ある

人間 を 含め さまざま な 機密 物 を 運び込む の に

兵士 の 目 が ある 車両 出入り口 より も

こちら の ほう が 都合 が 良い 故 の 措置 だ

何 だ この 臭い は

フラッタ の 奴 死体 安置 所 に でも 住 ん で ん の か

他 に は

俺 より 先 に 降り て 行った ブロウ の 臭い が 強い な

クソ っ 微 か な 臭い が ある に は ある が

死後 数 日 経過 し て いる フラッタ の 腐 臭 が

ウェル フィン の 鼻 を 鈍ら せ た

ブロウ が フラッタ を 追って 下 へ 降りたって こと は

奴 も フラッタ の 「 ハギャ 様 」 発言 に 気付 い た か

それとも ブロヴーダ も グル か

俺 が 賊 を 見て い た 時

ブロウ は 背後 で 俺 を 見て い た

だ と する と ブロウ が 賊 と グル なら ば

俺 が フラッタ の 不自然 さ に 気付 い た こと に 気付 い た はず

ならば 奴 が 先 に 下 へ 降り た 理由 は

下 で 俺 を

迎え撃つ ため

クソ っ チャンス な のに

フラッタ が 怪しい の は 確実

奴 を 爆破 計画 の 実行 犯 に 仕立て られ れ ば

ビゼフ の 俺 に 対 する 評価 は 確固 たる もの に

ビゼフ

ビゼフ は

マズ い な

奴 が この 襲撃 で 死 ん で たら

計画 自体 が 無意味 に なる

フラッタ より

まず ビゼフ を 見つけ ない と

よ ぉ

じ っちゃ ん

変わった な

わし の 仕事 は これ で 終わり じゃ

任務 以外 の こと は 何も 知ら ん

中 の こと は お 主 ら が 判断 せい

中 の

言い たい こと の 全て を のみ込 ん で

ゼノ は 闇 に 紛れ た

その 頃 破壊 さ れ た 中央 大 階段 の 近く で は

姿 を 現す と いう

事前 の 計画 に は 全く なかった 行動 を とった ナックル に

メレオロン と シュート が 息 を の ん で い た

来い や

来い や

なるほど こっち は お前 の か

時間 です 利息 が 付き ます

数 が 増え た

俺 の 攻撃 が 効か ねえ

何 だ こいつ は

逃げる な 答えろ

こいつ は 何 だ

誰 が 教える か

バカ 野郎 が

知り たきゃ 捕まえろ って ん だ

完全 に 1 人 で やる 気 だ ナックル の 奴

致死 確実 の 刃 縫って

ナックル に たどり着く なんて 俺 に は 無理

ならば

急ぎ 過ぎ ず 遅 過ぎ ず

なるべく 酸素 消費 を 少なく 歩け

気 を 失う わけ に は いか ない

気絶 し たら

「 ホテル ラフレシア 」 は 解除 さ れ て しまう

ほんの わずか な 傷 でも

決して 無駄 で は ない はず

俺 は まだ やれ る

俺 は まだ

でき ねえ 言え ねえ

これ 以上 シュート に 「 頑張れ 」 なんて

俺 が 今 やる べき こと

シュート を 助ける こと じゃ ねえ

他の メンバー を 俺 の 能力 で 助け

1 秒 でも 早く 任務 を 成功 さ せる こと

生きろ よ シュート

死ぬ な

誰 も い ない

慌てる な よく 周り を 見 て

万が一 見つかって も まだ 俺 は アリ の 側 で 通せ る

が 相手 次第 で は 言い訳 が 通じ ねえ こと だって ある

「 パーフェクト プラン 」 解除

よし 発動

あれ は モラウ の 「 スモーキー ジェイル 」

って こと は

玉 座 の 間 は モラウ と プフ が 介入 不可 の 一騎打ち

だ と する と あと は

ゴン と キルア しか い ない

どこ だ ゴン と キルア は どこ に いる

2 人 は どっち へ

ウェル フィン ヤバ い

こいつ は 厄介 軍団 長い ち の 懐疑 主義 者

疑わ れ たら 最後 死ぬ まで 信用 さ れ ねえ

息 が もう 持た ねえ 逃げる か

どっち へ

奴 が 同じ ほう へ 来 たら

やり過ごす か

息 は 持つ か

無理 だ 持た ねえ

限界

大きく 素早く 吐 い て すぐ 吸う しか ねえ

「 パーフェクト プラン 」 解除

そして 吸え 発動

今 一瞬 気配 が し た

敵 か

ウェル フィン の 能力 は 本人 の 性格 を 色 濃く 投影 し

疑い 深く 狡猾 な 力 を 備え て い た

ミサイル マン

建物 の 後ろ に 隠れ て いる 奴

いる なら ば 3 つ 数える うち に 投降 し 出 て 来い

さも ない と 攻撃 を 開始 する

3 2 1 発射 い ない 気のせい か

ウェル フィン の 「 ミサイル マン 」 は

対象 者 を 定め 弾 と なる 質問 命令 を 込め

偽った 者 逆らった 者 が い た 場合

攻撃 が 開始 さ れる

ウェル フィン が 気配 を 察 し た 時

メレオロン は すでに その 場 を 離れ て い た

もしも メレオロン が その 場 に とどまって い た なら ば

ウェル フィン が 意識 でき ない に かかわら ず

攻撃 は 成立 し て い た が

対象 者 に 該当 し なかった ため 不発 に 終わった

「 ミサイル マン 」 は

一 度 発動 すれ ば 命中 する まで 対象 者 を 追い 続け

その 攻撃 が 命中 し て 生き て いる 者 は い ない

しかし ウェル フィン は 自分 の 能力 を 無敵 だ と は 思って い なかった

能力 は あくまで も 交渉 の 道具 の 一 つ

ウェル フィン に とって は

自分 の 能力 さえ も 疑う 対象 で あり

影 の 王 を 目指す の も 真 の 王 に なった 場合 に

疑う べき もの の 量 が

己 の 許容 を 超え て いる から に すぎ ない

やはり 気のせい

いや しかし

無 香 性 の 消臭 剤 の 香り

俺 の 鼻 は ごまかせ ねえ ぜ

誰 か が ここ に い た それ は 確か

気配 が 一瞬 だった の は 相当 の 使い 手 って こと か

消臭 剤 を 使う あたり 確実 に 俺 を 警戒 し て いる

もう アリ の 中 に

裏切り者 が いる の は 間違い ない

フラッタ 以外 に も いる の か

恐らく 答え は イエス

そして 俺 は そい つ を 知って いる

だからこそ そい つ は におい を 消し た

誰 だ

俺 と 戦う 気 は ない

いつでも や れる から

俺 は 俺 は

俺 は このまま アリ の 側 で いい の か

俺 が 今 やる べき こと は

本当 に ビゼフ を 探す こと か

ウェル フィン が 自ら の 目的 に 疑問 を 感じ 始め て い た 頃

ゴン と キルア は ついに

カイト の 敵 で ある ネフェルピトー を

その 視線 の 先 に 捉え て い た

朝 を むさぼり

夜 を 吐き出し

いかん と する 我 が 性

湧き出す この 感情 は

白 か 黒 か

目指す 未来 と

置いて け ぼ り に し て き た 過去

ねじれ ながら ぐるぐる と 繋がって いる

過ぎ ゆく 螺旋 に 目 を 細め て

不思議 な 夢 から

身 を 乗り出し た

表裏 一体 指 で 弾く コイン が 空 に 舞う

僕 は いったい どっち の 結末 願う

表裏 一体 光 輝く ほど 僕 が ある だけ

ならば どこ へ と 向かって ゆく

重なった 二 つ の 未来

次回 「 フク シュウ × ト × シュウ フク 」

メレオロン

イカ ルゴ

ナックル

シュート

モラウ さん

ノブ

パーム

ゴン

キルア

何 が あって も 信じる

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Hunter x Hunter (2011) Episode 115 hunter||hunter|episode Hunter x Hunter (2011) Episode 115

ユピー こら

こっち だ ボケ

わざわざ 相手 に もう 1 人 敵 が いる こと を 教える よう な も の |あいて|||じん|てき|||||おしえる||||

上等 じょうとう

その ほう が ユピー の 注意 が 散漫 に なって |||||ちゅうい||さんまん||

シュート が 助かる に 決まって る しゅーと||たすかる||きまって|

「 ハギャ 様 」 |さま "Hagya-sama."

何 の 疑問 も なく 口 に し た その ひと言 が なん||ぎもん|||くち|||||ひとこと| Ikalgo didn't realize that the name he had spoken with full confidence

ウェル フィン と ブロヴーダ に 疑念 を 持た せ た と も 知ら ず に |||||ぎねん||もた|||||しら|| had aroused Welfin and Brovada's suspicions,

イカ ルゴ は パーム の 姿 を 求め いか|||||すがた||もとめ

宮殿 の 地下 へ と 向かって い た きゅうでん||ちか|||むかって|| to search for Palm.

「 サテ ライ トンボ 」 ||とんぼ Satellite Dragonflies!

イカ ルゴ は 与え られ た 資料 で しか パーム を 知ら ない いか|||あたえ|||しりょう|||||しら| Ikalgo knew Palm only through the information he had been given.

だが 彼女 を 見つける まで |かのじょ||みつける| However, he was already firm in his resolve

決して 宮殿 を 後 に し ない と の 覚悟 を けっして|きゅうでん||あと||||||かくご| that he wouldn't leave the palace without finding her.

早く から 固め て い た はやく||かため|||

絶対 に 連れ て 帰る ぜったい||つれ||かえる I'm gonna rescue her.

パーム は 仲間 の 仲間 ||なかま||なかま

つまり 仲間 だ |なかま| That makes her a friend...

俺 の 仲間 だ おれ||なかま| My friend!

今 パーム は 命 を 懸けて いる いま|||いのち||かけて| Palm was risking her life.

それ だけ で イカ ルゴ は 彼女 を 尊敬 でき た |||いか|||かのじょ||そんけい|| That fact alone had earned Ikalgo's respect.

任務 でも 義務 で も ない にんむ||ぎむ||| I'm not doing this out of duty or obligation.

助け たい たすけ| I want to help her...

助ける と 決め た から たすける||きめ||

宮殿 地下 へ の エレベーター きゅうでん|ちか|||えれべーたー The elevator leading underground

監視 カメラ と 重量 計 を 内蔵 し た エレベーター は かんし|かめら||じゅうりょう|けい||ないぞう|||えれべーたー| was equipped with a security camera and a scale.

地下 へ 降りた 後 何も 乗って い ない こと を 確認 し ちか||おりた|あと|なにも|のって|||||かくにん| After arriving underground,

自動 的 に 上 へ 戻る じどう|てき||うえ||もどる before automatically returning to the surface.

降下 は 自由 に 行 える が こうか||じゆう||ぎょう|| Any number of people could descend at once,

上昇 時 に は 1 名 しか 乗れ ず じょうしょう|じ|||な||のれ|

そして 暗証 番号 の 入力 が 求め られる |あんしょう|ばんごう||にゅうりょく||もとめ| And a pass code had to be entered.

8 桁 から なる 番号 は 一人一人 異なり けた|||ばんごう||ひとりひとり|ことなり The eight-digit code varied per person, and could be used to identify

利用 者 の 識別 が 可能 と なる りよう|もの||しきべつ||かのう|| who had used the elevator.

番号 登録 時 の 身体 データ と 利用 者 の データ が ばんごう|とうろく|じ||からだ|でーた||りよう|もの||でーた| If the user's height and weight do not match the data

著しく 異なる 場合 即刻 警報 が 鳴り いちじるしく|ことなる|ばあい|そっこく|けいほう||なり

エレベーター は 簡易 の 監獄 と なる えれべーたー||かんい||かんごく||

1 度 目 の 入力 ミス で 警告 が なされ たび|め||にゅうりょく|みす||けいこく|| On the first entry of an incorrect code, a warning sounded, and the doors locked.

扉 が ロック さ れる とびら||ろっく||

再三 の 誤 入力 は 警備 兵 へ の 通報 さいさん||ご|にゅうりょく||けいび|つわもの|||つうほう

催眠 ガス 投入 後 拘束 拷問 さいみん|がす|とうにゅう|あと|こうそく|ごうもん the elevator filled with sleeping gas, and the violator was captured and tortured.

すなわち 死 を 意味 する |し||いみ| In other words, a third error meant death.

不審 使用 者 および その 番号 の 持ち主 は ふしん|しよう|もの|||ばんごう||もちぬし| Both the violator and the code's original owner would be killed,

問答 無用 で 処分 さ れる ため もんどう|むよう||しょぶん|||

自身 の 番号 は 命 と 等しい じしん||ばんごう||いのち||ひとしい making one's code as valuable as one's own life.

そうした 制約 を 全く 受け ず に |せいやく||まったく|うけ||

エレベーター を 利用 できる 番号 の 持ち主 が えれべーたー||りよう||ばんごう||もちぬし| able to use the elevator without any such restriction

ビゼフ と マルコス で ある ||まるこす|| were Bizeff and Marcos.

人間 を 含め さまざま な 機密 物 を 運び込む の に にんげん||ふくめ|||きみつ|ぶつ||はこびこむ|| That was because the elevator was a more convenient means

兵士 の 目 が ある 車両 出入り口 より も へいし||め|||しゃりょう|でいりぐち|| of smuggling in various things, including humans,

こちら の ほう が 都合 が 良い 故 の 措置 だ ||||つごう||よい|こ||そち| than the cargo entrance, which was watched by soldiers.

何 だ この 臭い は なん|||くさい| What is this smell?!

フラッタ の 奴 死体 安置 所 に でも 住 ん で ん の か ||やつ|したい|あんち|しょ|||じゅう||||| Has Flutter been living in the morgue?

他 に は た|| I can also smell Bro, since he was

俺 より 先 に 降り て 行った ブロウ の 臭い が 強い な おれ||さき||ふり||おこなった|||くさい||つよい|

クソ っ 微 か な 臭い が ある に は ある が くそ||び|||くさい|||||| Damn, there's something else, very faint...

死後 数 日 経過 し て いる フラッタ の 腐 臭 が しご|すう|ひ|けいか||||||くさ|くさ|

ウェル フィン の 鼻 を 鈍ら せ た |||はな||なまら||

ブロウ が フラッタ を 追って 下 へ 降りたって こと は ||||おって|した||おりたって|| Since Bro followed Flutter underground,

奴 も フラッタ の 「 ハギャ 様 」 発言 に 気付 い た か やつ|||||さま|はつげん||きづ||| he must have also noticed that Flutter used the name "Hagya-sama."

それとも ブロヴーダ も グル か Or is Brovada conspiring with him?

俺 が 賊 を 見て い た 時 おれ||ぞく||みて|||じ When I was watching the intruder,

ブロウ は 背後 で 俺 を 見て い た ||はいご||おれ||みて||

だ と する と ブロウ が 賊 と グル なら ば ||||||ぞく|||| If he was, and if he's working with the intruder,

俺 が フラッタ の 不自然 さ に 気付 い た こと に 気付 い た はず おれ||||ふしぜん|||きづ|||||きづ||| then he must have seen that I noticed Flutter's odd behavior...

ならば 奴 が 先 に 下 へ 降り た 理由 は |やつ||さき||した||ふり||りゆう| So, he went down first...

下 で 俺 を した||おれ|

迎え撃つ ため むかえうつ|

クソ っ チャンス な のに くそ||ちゃんす|| Damn, this is my chance!

フラッタ が 怪しい の は 確実 ||あやしい|||かくじつ Flutter was clearly acting suspiciously.

奴 を 爆破 計画 の 実行 犯 に 仕立て られ れ ば やつ||ばくは|けいかく||じっこう|はん||したて||| If I can pass him off him as the bomb threat's perpetrator,

ビゼフ の 俺 に 対 する 評価 は 確固 たる もの に ||おれ||たい||ひょうか||かっこ||| Bizeff will be indebted to me!

ビゼフ Bizeff!

ビゼフ は Where's Bizeff?

マズ い な This is bad...

奴 が この 襲撃 で 死 ん で たら やつ|||しゅうげき||し||| If he dies during the attack, my plans will be ruined!

計画 自体 が 無意味 に なる けいかく|じたい||むいみ||

フラッタ より Forget Flutter... First, I need to find Bizeff!

まず ビゼフ を 見つけ ない と |||みつけ||

よ ぉ Yo.

じ っちゃ ん Grandpa...

変わった な かわった| He's changed.

わし の 仕事 は これ で 終わり じゃ ||しごと||||おわり| My job here is done.

任務 以外 の こと は 何も 知ら ん にんむ|いがい||||なにも|しら| I know nothing beyond the mission I received.

中 の こと は お 主 ら が 判断 せい なか|||||おも|||はんだん| I'll let you draw your own conclusions about what's happening inside.

中 の なか|

言い たい こと の 全て を のみ込 ん で いい||||すべて||のみこ|| Swallowing the words he wanted to say,

ゼノ は 闇 に 紛れ た ||やみ||まぎれ| Zeno disappeared into the darkness.

その 頃 破壊 さ れ た 中央 大 階段 の 近く で は |ころ|はかい||||ちゅうおう|だい|かいだん||ちかく|| Meanwhile, near the wrecked central stairway,

姿 を 現す と いう すがた||あらわす|| Knuckle has revealed himself, a move that was not part of the original plan.

事前 の 計画 に は 全く なかった 行動 を とった ナックル に じぜん||けいかく|||まったく||こうどう||||

メレオロン と シュート が 息 を の ん で い た ||しゅーと||いき|||||| Meleoron and Shoot

来い や こい| Bring it!

来い や こい| Bring it!

なるほど こっち は お前 の か |||おまえ|| I see... Then this is yours.

時間 です 利息 が 付き ます じかん||りそく||つき| It's time.

数 が 増え た すう||ふえ| The number increased?

俺 の 攻撃 が 効か ねえ おれ||こうげき||きか| My attacks won't work?

何 だ こいつ は なん||| What is this thing?

逃げる な 答えろ にげる||こたえろ Don't you run!

こいつ は 何 だ ||なん| What is this thing?!

誰 が 教える か だれ||おしえる| I ain't gonna tell you, fool!

バカ 野郎 が ばか|やろう|

知り たきゃ 捕まえろ って ん だ しり||つかまえろ||| If you wanna know, catch me first!

完全 に 1 人 で やる 気 だ ナックル の 奴 かんぜん||じん|||き||||やつ Knuckle's planning to fight Youpi alone...

致死 確実 の 刃 縫って ちし|かくじつ||は|ぬって I can't weave through those blades of death to get to him!

ナックル に たどり着く なんて 俺 に は 無理 ||たどりつく||おれ|||むり

ならば In that case, I'll walk at a pace that's neither fast nor slow,

急ぎ 過ぎ ず 遅 過ぎ ず いそぎ|すぎ||おそ|すぎ|

なるべく 酸素 消費 を 少なく 歩け |さんそ|しょうひ||すくなく|あるけ to conserve as much oxygen as possible!

気 を 失う わけ に は いか ない き||うしなう||||| I must not lose consciousness...

気絶 し たら きぜつ|| If I pass out,

「 ホテル ラフレシア 」 は 解除 さ れ て しまう ほてる|||かいじょ|||| Hotel Rafflesia will stop...

ほんの わずか な 傷 でも |||きず| Every little bit of damage counts...

決して 無駄 で は ない はず けっして|むだ||||

俺 は まだ やれ る おれ|||| I can still fight...

俺 は まだ おれ|| I can still...

でき ねえ 言え ねえ ||いえ|

これ 以上 シュート に 「 頑張れ 」 なんて |いじょう|しゅーと||がんばれ| I can't tell Shoot to keep fighting!

俺 が 今 やる べき こと おれ||いま||| Right now, my job...

シュート を 助ける こと じゃ ねえ しゅーと||たすける||| isn't to help Shoot!

他の メンバー を 俺 の 能力 で 助け たの|めんばー||おれ||のうりょく||たすけ It's to use my power to help the others,

1 秒 でも 早く 任務 を 成功 さ せる こと びょう||はやく|にんむ||せいこう||| so they can complete their missions as fast as possible!

生きろ よ シュート いきろ||しゅーと You have to survive, Shoot!

死ぬ な しぬ| Don't die!

誰 も い ない だれ||| No one's here.

慌てる な よく 周り を 見 て あわてる|||まわり||み| Stay calm...

万が一 見つかって も まだ 俺 は アリ の 側 で 通せ る まんがいち|みつかって|||おれ||あり||がわ||とおせ| If I'm caught, I can still pretend to be on their side.

が 相手 次第 で は 言い訳 が 通じ ねえ こと だって ある |あいて|しだい|||いいわけ||つうじ|||| However...

「 パーフェクト プラン 」 解除 ぱーふぇくと|ぷらん|かいじょ

よし 発動 |はつどう Okay!

あれ は モラウ の 「 スモーキー ジェイル 」

って こと は Which means...

玉 座 の 間 は モラウ と プフ が 介入 不可 の 一騎打ち たま|ざ||あいだ||||||かいにゅう|ふか||いっきうち Morel and Pouf are dueling it out in the throne room, with no possibility of interruption!

だ と する と あと は That only leaves...

ゴン と キルア しか い ない Gon and Killua!

どこ だ ゴン と キルア は どこ に いる Where are they? Where are Gon and Killua?

2 人 は どっち へ じん||| Which way did they go?

ウェル フィン ヤバ い Welfin?!

こいつ は 厄介 軍団 長い ち の 懐疑 主義 者 ||やっかい|ぐんだん|ながい|||かいぎ|しゅぎ|もの He's tough to deal with...

疑わ れ たら 最後 死ぬ まで 信用 さ れ ねえ うたがわ|||さいご|しぬ||しんよう||| Once he suspects you, he won't trust you again until you're dead!

息 が もう 持た ねえ 逃げる か いき|||もた||にげる| I'm already running out of breath... Do I run?

どっち へ Which way do I go?

奴 が 同じ ほう へ 来 たら やつ||おなじ|||らい|

やり過ごす か やりすごす| Do I wait for him to leave?

息 は 持つ か いき||もつ| Can I hold my breath that much longer?

無理 だ 持た ねえ むり||もた| No... I can't hold it!

限界 げんかい I'm at my limit!

大きく 素早く 吐 い て すぐ 吸う しか ねえ おおきく|すばやく|は||||すう|| I'll have to exhale and inhale in one swift act!

「 パーフェクト プラン 」 解除 ぱーふぇくと|ぷらん|かいじょ Perfect Plan, undo!

そして 吸え 発動 |すえ|はつどう Now inhale...

今 一瞬 気配 が し た いま|いっしゅん|けはい||| For a second, I sensed something.

敵 か てき| The enemy?

ウェル フィン の 能力 は 本人 の 性格 を 色 濃く 投影 し |||のうりょく||ほんにん||せいかく||いろ|こく|とうえい| Welfin's power reflected his very nature,

疑い 深く 狡猾 な 力 を 備え て い た うたがい|ふかく|こうかつ||ちから||そなえ||| channeling his suspicion into an effective weapon.

ミサイル マン みさいる|まん Missile Man!

建物 の 後ろ に 隠れ て いる 奴 たてもの||うしろ||かくれ|||やつ If anyone's hiding behind the building,

いる なら ば 3 つ 数える うち に 投降 し 出 て 来い ||||かぞえる|||とうこう||だ||こい surrender and show yourself by the time I count down from three!

さも ない と 攻撃 を 開始 する |||こうげき||かいし| If you don't, I'll attack!

3 2 1 発射 はっしゃ Fire! い ない 気のせい か ||きのせい| No one's there... Did I imagine it?

ウェル フィン の 「 ミサイル マン 」 は |||みさいる|まん| To use Missile Man, Welfin identifies his target

対象 者 を 定め 弾 と なる 質問 命令 を 込め たいしょう|もの||さだめ|たま|||しつもん|めいれい||こめ

偽った 者 逆らった 者 が い た 場合 いつわった|もの|さからった|もの||||ばあい If someone answers falsely or disobeys, the attack is launched.

攻撃 が 開始 さ れる こうげき||かいし||

ウェル フィン が 気配 を 察 し た 時 |||けはい||さっ|||じ By the time Welfin noticed a presence, Meleoron had already moved.

メレオロン は すでに その 場 を 離れ て い た ||||じょう||はなれ|||

もしも メレオロン が その 場 に とどまって い た なら ば ||||じょう|||||| Had Meleoron stayed in the same place,

ウェル フィン が 意識 でき ない に かかわら ず |||いしき||||| his attack would have succeeded, despite his inability to detect his target.

攻撃 は 成立 し て い た が こうげき||せいりつ|||||

対象 者 に 該当 し なかった ため 不発 に 終わった たいしょう|もの||がいとう||||ふはつ||おわった Finding nothing fitting the target's description, the attack failed.

「 ミサイル マン 」 は みさいる|まん| Once fired, Missile Man will pursue its target until it hits.

一 度 発動 すれ ば 命中 する まで 対象 者 を 追い 続け ひと|たび|はつどう|||めいちゅう|||たいしょう|もの||おい|つづけ

その 攻撃 が 命中 し て 生き て いる 者 は い ない |こうげき||めいちゅう|||いき|||もの||| No one can survive the impact.

しかし ウェル フィン は 自分 の 能力 を 無敵 だ と は 思って い なかった ||||じぶん||のうりょく||むてき||||おもって|| However, Welfin understood that his ability wasn't omnipotent.

能力 は あくまで も 交渉 の 道具 の 一 つ のうりょく||||こうしょう||どうぐ||ひと| His power was nothing more than a tool.

ウェル フィン に とって は Welfin was even skeptical of his own power.

自分 の 能力 さえ も 疑う 対象 で あり じぶん||のうりょく|||うたがう|たいしょう||

影 の 王 を 目指す の も 真 の 王 に なった 場合 に かげ||おう||めざす|||まこと||おう|||ばあい| He sought to become the king behind the scenes,

疑う べき もの の 量 が うたがう||||りょう| because being the real king would mean he'd have too much to be suspicious of.

己 の 許容 を 超え て いる から に すぎ ない おのれ||きょよう||こえ||||||

やはり 気のせい |きのせい It was my imagination?

いや しかし No, wait...

無 香 性 の 消臭 剤 の 香り む|かおり|せい||しょうしゅう|ざい||かおり I smell odorless deodorant...

俺 の 鼻 は ごまかせ ねえ ぜ おれ||はな|||| You can't fool my nose.

誰 か が ここ に い た それ は 確か だれ|||||||||たしか Someone was here! I know it!

気配 が 一瞬 だった の は 相当 の 使い 手 って こと か けはい||いっしゅん||||そうとう||つかい|て||| Since I could only sense them for a moment, they must be very skilled.

消臭 剤 を 使う あたり 確実 に 俺 を 警戒 し て いる しょうしゅう|ざい||つかう||かくじつ||おれ||けいかい||| The use of deodorant confirms that they're aware of my nose.

もう アリ の 中 に |あり||なか| This confirms that there are traitors among us!

裏切り者 が いる の は 間違い ない うらぎりもの|||||まちがい|

フラッタ 以外 に も いる の か |いがい||||| There are others besides Flutter?

恐らく 答え は イエス おそらく|こたえ||いえす The answer is probably yes!

そして 俺 は そい つ を 知って いる |おれ|||||しって| And it's someone I know...

だからこそ そい つ は におい を 消し た ||||||けし| That's why they're hiding their scent.

誰 だ だれ|

俺 と 戦う 気 は ない おれ||たたかう|き|| They don't want to fight me?

いつでも や れる から Because they can take me out at any time?

俺 は 俺 は おれ||おれ| Do I...

俺 は このまま アリ の 側 で いい の か おれ|||あり||がわ|||| Do I really

俺 が 今 やる べき こと は おれ||いま|||| Should I really be

本当 に ビゼフ を 探す こと か ほんとう||||さがす|| searching for Bizeff now?

ウェル フィン が 自ら の 目的 に 疑問 を 感じ 始め て い た 頃 |||おのずから||もくてき||ぎもん||かんじ|はじめ||||ころ As Welfin began to doubt his own objectives...

ゴン と キルア は ついに Gon and Killua had finally found Neferpitou,

カイト の 敵 で ある ネフェルピトー を ||てき||||

その 視線 の 先 に 捉え て い た |しせん||さき||とらえ||| their target for avenging Kite.

朝 を むさぼり あさ||

夜 を 吐き出し よ||はきだし

いかん と する 我 が 性 |||われ||せい

湧き出す この 感情 は わきだす||かんじょう|

白 か 黒 か しろ||くろ|

目指す 未来 と めざす|みらい|

置いて け ぼ り に し て き た 過去 おいて|||||||||かこ

ねじれ ながら ぐるぐる と 繋がって いる ||||つながって|

過ぎ ゆく 螺旋 に 目 を 細め て すぎ||らせん||め||ほそめ|

不思議 な 夢 から ふしぎ||ゆめ|

身 を 乗り出し た み||のりだし|

表裏 一体 指 で 弾く コイン が 空 に 舞う ひょうり|いったい|ゆび||はじく|||から||まう

僕 は いったい どっち の 結末 願う ぼく|||||けつまつ|ねがう

表裏 一体 光 輝く ほど 僕 が ある だけ ひょうり|いったい|ひかり|かがやく||ぼく|||

ならば どこ へ と 向かって ゆく ||||むかって|

重なった 二 つ の 未来 かさなった|ふた|||みらい

次回 「 フク シュウ × ト × シュウ フク 」 じかい|ふく||||ふく

メレオロン Meleoron!

イカ ルゴ いか| Ikalgo.

ナックル Knuckle!

シュート しゅーと

モラウ さん Morel-san!

ノブ Knov.

パーム Palm!

ゴン

キルア Gon.

何 が あって も 信じる なん||||しんじる No matter what happens, always have faith.