結婚 できない 男 シーズン 1-7: 親戚 づ きあい が キライ (2)
ハァ … こんな 手 の 込んだ こと し なくて も
結婚 の 話 … しに 来た んでしょう ? ( 康雄 ) うん まあ … そうだ
結構です ! 親不孝で すいません
周り の 人 に も こういう 態度 な んです か ?
そう です ( 夏美 ) ウソ です
あなた たち 2 人 に だけ です
あっ … じゃ 僕 は これ で
あっ … お 礼 は また 改めて ( 信 介 ) 結構です よ
それ キャンセル
余計な こと だけ は する んだ から
じゃ …
なんで 父親 の 話 が 聞け ない んだ ?
じゃ 聞く から さっさと 話して よ
それ が 父親 の 話 を 聞く 態度 か ?
今度 の 見合い の 人 どういう 人 ?
どうせ お 父さん の 好きな 公務 員 でしょう ?
ワンパターンな んだ から
もう いい 帰れ
そう それ じゃ
やれやれ …
金田 ?
暑い …
夏美 の ヤツ 全く 聞く 耳 持ち ませ ん
そう です か
まだ 何 か ? ( 康雄 ) ホテル が 向こう な んです
じゃ 僕 こっち なんで
あっ … せめて あなた が 聞いて くれ ませ ん か ?
私 が 夏美 に 何 を 話そう と した の か
( 舌打ち )
どうして 僕 に ?
いい じゃ ないで す か 聞く くらい
しょうがない な
ただし 夏美 に は 私 から 直接 言い たい んです
あなた から 中途半端に 情報 が 漏れ ない ように して ください
ご 心配 なく 僕 と あの 人 の 間 に コミュニケ ー ション は あり ませ ん から
絶対 に ? ( 信 介 ) はい
♪( サンバ )
( みちる ) なんだ デート じゃ なかった んだ
ごめん ね ご 期待 に 沿え なくて
でも 桑野 さん なんで お 父さん の 頼み 聞いた んだろう ?
偏屈な わり に 小心 者 だ から
自分 より 押し が 強い 人 が いる と 負けちゃ うんだ よ
( 犬 の ほえる 声 )
あっ … ( 英治 ) あっ …
( みちる )1 人 ビアガーデン …
( 携帯 電話 の 着信 音 )
はい ( 英治 ) こっち 来 ませ ん か ?
えっ ? ( 英治 ) 左 左 !
いや いい
そこ に 1 人 で いら れる と 気 に なって 飲め ない んです けど
まったく とんだ 災難 だった よ 親子 ゲンカ に 巻き込ま れて
誰 か の せい で 余計 ケンカ が こじれた 気 も し ます
“ あの 父 に して この 娘 あり ” か フフッ …
… で 結局 夏美 さん の お 父さん は 何 を 話し に 来た んです か ?
だから お 見合い の 話 ( 信 介 ) 違う な
えっ … 聞いた んです か ? 父 から ( 信 介 ) まあ な
聞いた ん なら 話して あげれば いい じゃ ないで す か
話す ん なら 直接 話し たい そうだ
なんで 夏美 さん の お 父さん に 義理 立て する んです か ?
単に 私 と ケンカ して る 人 の 味方 し たい んでしょう ?
( 英治 ・ みちる ) ああ … ( 信 介 ) しか し 驚いた な フフッ …
まさか あの お 父さん に あんな 秘密 が ある なんて
もったい つけ ないで 教えて ください よ
秘密だ ( みちる ) なんで です か ?
いい の よ もう !
フッ … 結婚 したら こんな もめ事 が 毎日 続く の か
誰 も あなた と 結婚 なんか し ませ ん ( 信 介 ) 一般 論 だ
いや 一般 的に こういう こと は めったに ない と 思い ます けども
( 女性 ) お 待た せ ( 金田 ) うん
なんか 今日 服 の センス いいね ( 女性 ) そう かしら ?
あなた も ステキ ( 金田 ) ありがとう
( バーテンダー ) いらっしゃい ませ
あっ … どうも ( 信 介 ) どうも
いつも の ダブル で
( 女性 ) ねえ 私 の 両親 に 会って くださら ない ?
あっ … まだ 早い んじゃ ない か な ?
パパ に あなた の こと を 紹介 し たい の ダメ ?
( 金田 ) う ~ ん …
パパ が 田園調布 ( でんえん ちょう ふ ) の お家 ( うち ) を 建て替え し たい って …
是非 会わ せて ほしい な ( 女性 ) ホント ? うれしい
( 笑い声 )
あっ ! やっと 帰って きた
ちょっと 待って て ください ( 信 介 ) なに ?
帰り に 買って きた んです 1 人 じゃ 食べ きれ ない んで
なんで 俺 に ? ( みちる ) えっ ?
ああ … 深い 意味 は ないで す ただ お裾分け
あっ … その代わり
夏美 さん の お 父さん の 話 って 何 な の か 教えて ください
ダメだ
( ため息 )
玄関 を 2 つ 作る と 親 世帯 の キッチン が 暗く なる んだ よ
確かに ! じゃ こっち を 2 階 に 持って ったら どう です か ?
イヤだ ね ( 英治 ) イヤ か …
ごめん この 間 の お 客 さま お 父 さま が 反撃 に 出た らしい の よ
えっ … じゃ やっぱり 玄関 1 つ に しろ と か ?
そう な の よ 何しろ 財布 の ヒモ を 握って ん の は お 父 さま だ から
結果 が 出る まで 作業 を ちょっと 止めて 待って て くれる ?
せっかく 作った のに な
まあまあ コーヒー 入れて あげる から
今夜 マルヤマ 神社 で 盆踊り が ある んだ って
あっ … なんか 夜店 も 出る みたいです ね
時間 が 空いた し 気晴らし に 行って くれば ?
くだら ん ね
( みちる ) やっぱり 桑野 さん 教えて くれ ませ ん でした
( 夏美 ) いい よ もう 放っとこう ( みちる ) 気 に なら ない んです か ?
父 が “ 今 まで の 態度 改める ” と か 言う なら 聞か ないで も ない けど
なんか お 父さん の キャラ 聞いて る と 難し そうです ね
男 って ど いつも こいつ も どうして 素直じゃ ない の か なぁ
“ ど いつも こいつ も ” って サンプル 少な すぎ です よ
フフッ … そう だ けど
あっ … サンプル その 1 ( 夏美 ) あっ …
1 人 で 金魚すくい やって る ( 夏美 ) すくって 飼う の か な 金魚
( 男の子 ) あ ~ あ … ( 露天 商 ) あっ … 残念 や な
それ じゃ ダメな んだ よ な
おじちゃん もう 1 回 ( 露天 商 ) は いよ ! はい … はい
まずは 上下 を 確認 する 紙 が 貼って ある ほう を 上 に する
逆だ と 水 が たまって 破れ やすい から だ
そして まず 慣れ させて
ターゲット を 決め 網 を 斜めに 入れる
そして 金魚 の 下 に 網 を 潜り込ま せる
ここ で 大切な の は 下手に 動かさ ない こと だ
問題 は ここ から だ 金魚 と 一緒に すくう 水 の 調節
金魚 の 重み で 網 が 破れ ない よう 金魚 を 端に 乗せる
やった ! おじ ちゃん ありがとう
ハッ …
はい 残念 フフッ … ( 信 介 ) もう 1 回
あんた 去年 も いた ね これ サービス フフッ …
頑張って
行き ましょう か ? ( 夏美 ) 行き ましょう
ほっ … あっ …
あの … モナカ ない ?
( ウエートレス ) いらっしゃい ませ 何 名 さ まで …
いらっしゃい ませ ( 信 介 ) いつも の ミディアム
かしこまり ました
( ドア ベル )
いらっしゃい ませ ( 男性 )6 人 な んです けど
( ウエートレス ) ああ えっ と …
こちら と あちら の 離れた 席 に なって しまう んです けど
( 男性 )“ 離れちゃ う ” って
( 男性 ) ほか 探す か ( ウエートレス ) 申し訳 あり ませ ん
( 男性 ) 行こう ぜ
♪( 口笛 )
どうも ( 信 介 ) まだ 何 か ?
いや もう 何も … ただ これ を
夏美 に 持ってきた んです が ね ご 当地 の うなぎ サブレ
よかったら あなた に
いえ いただく 理由 あり ませ ん から
わざわざ 持ってきた んです …
わざわざ 持ってきた んです
じゃ ちょっと 待って て もらえ ます か ?
ああ …
お返し に これ を ( 康雄 ) えっ … 何 です か ?
肉 まん です ( 康雄 ) ああ …
どうぞ ( 康雄 ) ああ …
こんなに は 食べ られ ませ ん
じゃ 僕 が 1 つ もらい ます よ
あっ … それ じゃ いただき ます
フフッ …
うまい あっ …
あの こと を 夏美 に 話し ました か ?
話して ませ ん よ ( 康雄 ) えっ … なんで
だって “ 話す な ” って 言った でしょう ?
“ 話す な ” って 言った って 話す でしょう ? 普通
何 言って んだろう な ? この 人 は
分かり ました じゃ 話し ます よ ( 康雄 ) 話さ なくて いい !
ワケ 分 かんな いな
あっ … ( 康雄 ) うん ?
( 夏美 ) みちる ちゃん ラムネ 飲む の 早い よ ね
早い です か ? ちょっと 自慢 な んです よ ね
それ じゃ 私 は これ で
うん ? いい んです か ? ホントに
( 夏美 ) あっ … 桑野 さん ( 信 介 ) ああ …
取れた んです ね ? ( 信 介 ) ええ
かわいい !
( 犬 の 鳴き声 )
金魚 もう 1 匹 取って あげて ください
えっ ?
1 匹 じゃ かわいそうでしょう ?
この 子 も パートナー 欲しい と 思い ます よ
1 匹 取る 苦労 を あなた は 知ら ない んだ よ
この 子 の ため に
ああ …
おう吐 は あり ました か ? ( 信 介 ) ええ
軽い 食あたり です ね 大した こと は ない でしょう
えっ … 食あたり ?
な に 食べた んです か ?
あっ … 昨日 夜店 で 変な 物 食べた んでしょう ?
食べ ませ ん よ ! ゆうべ は ね ステーキ を あっ …
何で すか ?
お 隣 から もらった 肉 まん 食べ ました あれ 冷蔵 庫 入れて なかった な
ダメです よ この 季節 は 冷蔵 庫 入れ ない と
まあ お 薬 出し とき ます から ( 信 介 ) どうも ありがとう
あっ … ( 夏美 ) 何 です か ?
あなた の お 父さん も 食べ ました よ ( 夏美 ) えっ ?
多分 向こう も 今ごろ …
知り ませ ん あんな 人 ( 信 介 ) そうです か それ じゃ
ちょっと 待って ください
携帯 出 ない
まあ 具合 が 悪かったら 自分 で 病院 に 行く でしょう
そう です ね ( 信 介 ) あと 3 つ 残って た な
あれ 全部 1 人 で 食べちゃ った んじゃ ない か なぁ
えっ ? ( 信 介 ) それ じゃ
( 夏美 ) あの 人 どこ です か ?
えっ と … ホテル の 名前 確か 聞いた 気 が し ます ね
思い出して ください ( 信 介 ) え ~… だって 確か
“ あんな 人 知ら ない ” って 言って ませ ん でした ?
いい から
エドワード ホテル だ ( 夏美 ) エドワード ホテル です ね
いや エイドリアンホテル か エイ …
いや 違う ! これ は 「 ロッキー 」 だ ロッキー の 恋人 だ
ビクトリア … 確か 王朝 系 の 名前 だった な
え ~ ルノアール … これ は 喫茶 店 か
( ぶつかる 音 ) 痛い ! 痛い …
こっち だ
( ドア チャイム )
( 鍵 の 開く 音 )
はい あっ … ( 夏美 ) 往診 です
確かに 朝 から 腹 は 緩い が 往診 を 頼む ほど で も ない
いい から 横 に なって
( うめき声 )
変な 物 食わせ や がって
全部 食え と は 言って ませ ん よ
やっぱり 食あたり ね しばらく は おなか に 優しい 物 を 食べて ください
医者 な んだ な ( 夏美 ) 当たり前です
なに ? これ ( 康雄 ) あっ …
( 夏美 ) ン ~ ッ !
( 夏美 ) 結婚 する か どう かも 分から ない のに
こんな 心配 して もらわ なくて 結構です !
誰 が お前 の 結婚 式 の 心配 なんか する か
えっ ?
俺 の 結婚 式 だ
お 父さん の ?
山歩き の 会 で 知り合った 人 で な いい 人 な んだ
… なら そう 言えば いい のに
きちんと 話 を して 認めて ほしい と 思った んだ
それ を お前 …
ちゃんと 話そう と し ない から
ちゃんと 聞こう と し ない から だろう ( せきばらい )
おめでとう
私 も 式 出て いい んでしょう ? ( 康雄 ) バカ 当たり 前 じゃ ない か
お前 も 出 られる ように 式 を 20 日 に した
えっ …
なんで 20 日 が 私 の 非番 だって 知って る の ?
この 間 病院 に 行った とき 聞いた
あと は お前 の 結婚 だ な ( 夏美 ) また ぁ …
あっ … じゃ 僕 は これ で
あっ … 桑野 さん この度 は いろいろ と お前 から も
ありがとう ございました ( 信 介 ) うん
( 康雄 ) あなた も 早く いい 人 を
あっ … なんなら 私 が 見合い の 話 を ( 信 介 ) 結構です
ご 自分 が 結婚 する から って 人 を 道連れ に し ないで ください
それ じゃ
道連れ と は 何 だ ! … たく
( ため息 ) 追加
( 摩耶 ) ご 両親 の お 住まい を 青
息子 さんご 夫婦 の お 住まい を 黄色 に 色分け して あり ます
( 息子 たち ) おお っ !
あの … ここ は ?
あっ … こちら は リビング と キッチン です
あの … リビング と キッチン は
ご 両 家 で 共有 して いただく と いう 案 に なって ます
( 摩耶 ) 桑野 に より ます と ご 指定 の 予算 で は
リビング と キッチン を 2 つ 作る 余裕 が ない と いう こと で
そういう こと です
( 摩耶 ) それ に やはり 家 の 中 に は みんな で 話 を したり 触れ合ったり
ケンカ を したり する 場 が あって も いい んじゃ ない でしょう か ?
( 父親 ) 俺 は いい ぞ うん 別に
ホントに 予算 足りない んです よ ね ? ( 信 介 ) 足り ませ ん ね 全然
♪( クラシック )
( ドア チャイム )
何 か ?
父 が 今日 結婚 式 だった んです
引き出物 父 が “ よかったら 桑野 さん に ” って
どうせ 一生 使い そう も ない 絵 皿 か 何 か でしょう
ピンポン !
まあ いい じゃ ないで す か 気持ち の 問題 だ から
しかし 分から ない な なんで 2 回 も 結婚 し たい の か
すごく いい 人 でした よ 結婚 し たく なる 気持ち 分かり ます
まあ あの 年 なら 相手 の 親 と の つきあい も ない し ね
それ が ね 向こう の お 母さん 元気な んです
87 歳 で ピンピン して て この 人 が また 頑固な 性格 な の
つまり あなた と 結婚 する 男 は
自動 的に あの 頑固 親父 と 87 歳 の 頑固 ばあさん と
つきあう ハメ に なる と いう こと です か
そう なり ます ね
ますます 縁遠く なり そうです ね
余計 なお 世話です