InuYasha Episode 144 inuyasha|episode 犬夜叉 第 144 话

しかし カワウソ の お 父上 が 見て きた もの ||||ちちうえ||みて||

白 童 子 は それ を 既に 知って る のでしょう な しろ|わらべ|こ||||すでに|しって|||

ああ

だけど 白い 霧 と 巨大な 骨 の ある 所 って 一体 ？ |しろい|きり||きょだいな|こつ|||しょ||いったい

俺 は そこ に 行った こと が ある かも しれ ねえ おれ||||おこなった||||||

犬 夜叉 も 同じ こと 考えて た んだ いぬ|やしゃ||おなじ||かんがえて||

白い 霧 と 巨大な 骨 しろい|きり||きょだいな|こつ

あの世 と この世 の 境 あのよ||このよ||さかい

犬 夜叉 の お 父さん の お 墓 いぬ|やしゃ|||とうさん|||はか

「 宝 仙鬼 と 最後 の かけら 」 たから|せんおに||さいご||

ここ は ？

そう だ 　 俺 は ここ に 来た こと が ある ||おれ||||きた|||

ギャアー アアー …

15 親父 おやじ

う っ

ふん 　 嬉しい の か 鉄 砕 牙 |うれしい|||くろがね|くだ|きば

久々の ご 対面 だ もん な ひさびさの||たいめん|||

親父 よ この 鉄 砕 牙 存分に 使わ せて もらって る ぜ おやじ|||くろがね|くだ|きば|ぞんぶんに|つかわ||||

くっ

ふうう う う う

う っ

あっ ああ …

ふう 　 夢 か |ゆめ|

あの世 と この世 の 境 あのよ||このよ||さかい

そこ に 四 魂 の かけら が ある って いう なら 行く しか ねえ ||よっ|たましい||||||||いく||

けっ 墓参り に 来 いって か |はかまいり||らい||

しかし 犬 夜叉 は どこ へ 行った んでしょう な |いぬ|やしゃ||||おこなった||

きっと 冥加 じいちゃん を 探し に 行った の よ |めいか|||さがし||おこなった||

冥加 じい を ？ めいか||

あんな ちっちゃ い の 見つけ られる んじゃ ろうか ？ ||||みつけ|||

ピュールルル

う うん 　 ちょっと 難しい かも |||むずかしい|

それ で ？　 何で また 冥加 様 なんか に 会おう と して いる んです ？ ||なんで||めいか|さま|||あおう||||ん です

よく は 分から ない んだ けど 　 多分 黒 真珠 の こと じゃ ない か な ||わから||||たぶん|くろ|しんじゅ||||||

黒 真珠 ？ くろ|しんじゅ

おお いるか ？　 刀 々 斎 ||かたな||ひとし

刀 々 斎 いる んだ ろ 　 返事 し や がれ かたな||ひとし||||へんじ|||

ぶ ええ えい 　 何 じゃ い 突然 |||なん|||とつぜん

えい お め え に 用 は ねえ 　 冥加 じ じい は どこ だ |||||よう|||めいか|||||

お め え いつも 無礼だ な ||||ぶれいだ|

ガミョーン

ジュール 　 ジュールルルルルル 　 ぷは あ

ああ … この 冥加 を わざわざ 訪ねて いらっしゃる と は どうせ 面倒 事 でしょう な ||めいか|||たずねて|||||めんどう|こと||

ぐ ぬ

くう いや … 平に お 許し を ||ひらに||ゆるし|

その 黒 真珠 と いう 物 が 犬 夜叉 の 父上 の 墓 へ と 続く 入り口 だ と ？ |くろ|しんじゅ|||ぶつ||いぬ|やしゃ||ちちうえ||はか|||つづく|いりぐち||

うん

犬 夜叉 の 鉄 砕 牙 は お 父さん の お 墓 に あった の いぬ|やしゃ||くろがね|くだ|きば|||とうさん|||はか|||

それ で それ を 取り に 行こう と した 時 ||||とり||いこう|||じ

黒 真珠 から 空間 が 開いて あ っち の 世界 に 繋がった の くろ|しんじゅ||くうかん||あいて||||せかい||つながった|

おい 　 墓 に は 殺生 丸 が |はか|||せっしょう|まる|

ギャアアア

で や ああ

ウウウウウウ …

それ で 鉄 砕 牙 を 手 に 入れた 後 こっち の 世界 に 戻って きた んだ けど ||くろがね|くだ|きば||て||いれた|あと|||せかい||もどって|||

黒 真珠 は 犬 夜叉 の 右 目 に 戻って しまった の よ くろ|しんじゅ||いぬ|やしゃ||みぎ|め||もどって|||

ああ

は あ 　 黒 真珠 を 目 から 取り出す 方法 です か ||くろ|しんじゅ||め||とりだす|ほうほう||

そう だ 　 何 か あんだろう ？ ||なん||

と 申さ れ まして も |もうさ|||

黒 真珠 は あの 時 に 犬 夜叉 様 を 通した こと で 役目 を 終えた のです くろ|しんじゅ|||じ||いぬ|やしゃ|さま||とおした|||やくめ||おえた|

今 は 犬 夜叉 様 の 瞳 と 一体 と なって 妖力 は 残って おり ませ ん いま||いぬ|やしゃ|さま||ひとみ||いったい|||ようりょく||のこって|||

う っう う 　 もう 使え ねえ の か ||||つかえ|||

使え ませ ん つかえ||

ん じゃあ どう やったら 親父 の 墓 に 行け んだ よ ||||おやじ||はか||いけ||

で え 　 父 君 の 墓 です と ？ ||ちち|きみ||はか||

そう だ

偉い 偉い ぞ 犬 夜叉 えらい|えらい||いぬ|やしゃ

お前 も やっと 親父 殿 の 偉大 さ に 気付いて 墓参り しよう って 気 に なった か 　 ええ ？ おまえ|||おやじ|しんがり||いだい|||きづいて|はかまいり|||き||||

て え

気 安く 叩く んじゃ ねえ き|やすく|たたく||

えっ ふ … わし の こと は 気 安く 叩いて た くせ に ||||||き|やすく|たたいて|||

しかし 驚き です 　 犬 夜叉 様 が そんな 殊勝な お 気持ち に なら れる と は |おどろき||いぬ|やしゃ|さま|||しゅしょうな||きもち|||||

か っ 　 そんな ん じゃ ねえ よ

えっ あの 場所 に 四 魂 の かけら が ある かも しれ ねえ んだ ||ばしょ||よっ|たましい||||||||

奈落 より 先 に 奪い取る に は 行く しか ねえ じゃ ねえ か ならく||さき||うばいとる|||いく|||||

四 魂 の かけら が ？ よっ|たましい|||

黒 真珠 が 駄目 なら 他の 方法 で も いい くろ|しんじゅ||だめ||たの|ほうほう|||

どう やったら あっ ち の 世界 に 行ける んだ |||||せかい||いける|

ええ っと 　 う うん

う う う

バーカ

だから 誰 が バカで い |だれ||ばかで|

よく 考えて みろ |かんがえて|

あの 妖怪 の 墓場 は な |ようかい||はかば||

特別な 道 を 通ら なきゃ 行け ねえ 異 世界 だ ぜ とくべつな|どう||とおら||いけ||い|せかい||

そんな とこ に どう やって 四 魂 の かけら が 飛んで った んだ |||||よっ|たましい||||とんで||

そう です ぞ 犬 夜叉 様 |||いぬ|やしゃ|さま

第 一 あの 時 かご め も 一緒に あの 場 に いた が だい|ひと||じ||||いっしょに||じょう|||

四 魂 の かけら の 気配 に 全く 反応 し なかった で は あり ませ ん か よっ|たましい||||けはい||まったく|はんのう||||||||

う あっ 　 あん 時 は あん 時 だ |||じ|||じ|

今 も 同じだ と 思い ます が ？ いま||おなじだ||おもい||

う う

う っせ え な ！

- 墓 に 連れて く 気 が ある の か ねえ の か - いや あっ あ はか||つれて||き||||||||||

墓 へ 行く に は ほう 宝 仙鬼 に 会わ なければ はか||いく||||たから|せんおに||あわ|

- 宝 仙鬼 ？ 誰 だ そりゃ - ぐ っ たから|せんおに|だれ||||

で 父 君 の 古い お 知り合い です |ちち|きみ||ふるい||しりあい|

宝 仙鬼 は 色々な 宝玉 を 育てて おり たから|せんおに||いろいろな|ほうぎょく||そだてて|

それ ら の 宝玉 一つ一つ が 妖怪 の 墓場 に 通じる 入り口 と なる のです |||ほうぎょく|ひとつひとつ||ようかい||はかば||つうじる|いりぐち|||

へえ 　 それ じゃあ 犬 夜叉 の 黒 真珠 も ？ |||いぬ|やしゃ||くろ|しんじゅ|

さよう 　 父 君 が 宝 仙鬼 から 譲り受けた 物 じゃ った |ちち|きみ||たから|せんおに||ゆずりうけた|ぶつ||

しかし なあ 本来 妖怪 の 墓場 は 死者 の 寝床 ||ほんらい|ようかい||はかば||ししゃ||ねどこ

命 ある 者 が むやみに 行き来 して いい 場所 で は ない のだ が いのち||もの|||ゆきき|||ばしょ|||||

けっ 　 四 魂 の かけら が あり そうな 所 に は 行って みる しか ねえ |よっ|たましい|||||そう な|しょ|||おこなって|||

ブウウウウウウン

グウウ

ブウウウウウン

ヒイイイイイン

ブウウウウウウウウウン

犬 夜叉 め 　 やっと 動き出した か いぬ|やしゃ|||うごきだした|

冗談 じゃ ない よ 全く じょうだん||||まったく

いつまで こんな ガキ の お守り を して なくちゃ いけない んだ ||がき||おもり|||||

いっそのこと こいつ を この 場 で 殺して 自由 の 身 に なって みる か ||||じょう||ころして|じゆう||み||||

うん ？

あ 神楽 |かぐら お前 の 考えて いる こと など 手 に 取る ように 分かる おまえ||かんがえて||||て||とる|よう に|わかる

う う あっ

- つまら ん 気 は 起こさ ん こと だ - う う 　 う う ||き||おこさ|||||||

う う

は あ

は あ あい よ

くそ ガキ |がき

ああ 　 もう 　 あー あの

殺生 丸 様 一体 どこ へ 向かって おる のです か せっしょう|まる|さま|いったい|||むかって|||

ああ ねえ 　 殺生 丸 様 って ば ||せっしょう|まる|さま||

私 に 聞く な わたくし||きく|

ええ ？　 じゃあ 誰 に 聞けば いい んです ？ ||だれ||きけば||ん です

お前 か ？　 阿 吽 おまえ||おもね|うん

ウーン うーん

まさか りん で は ない でしょう ？

あの 小僧 の 臭い … そして その先 に ある この 臭い は |こぞう||くさい||そのさき||||くさい|

奈落 ならく

今度 こそ こんど|

- ん ん ？ - あう ん ？

奴 の 息の根 止めて くれる やつ||いきのね|とどめて|

ひ いい 　 くく くく

邪 見 様 余計な こと 聞か ない 方 が いい よ じゃ|み|さま|よけいな||きか||かた|||

今度 聞いたら 息の根 止める って こんど|きいたら|いきのね|とどめる|

うん そう する

くそ

ええ い 　 まだ かよ 冥加 じじ い ||||めいか||

もう 少し です 　 この 谷 を 越えれば 宝 仙鬼 が 住む 宝 仙沼 に たどり着け ます |すこし|||たに||こえれば|たから|せんおに||すむ|たから|せんぬま||たどりつけ|

ち っ 　 日 が 暮れる って の に まだ 着か ねえ と は な ||ひ||くれる|||||つか||||

ふうう 　 う う

で ええ ここ ら で 一休み し ます か |||||ひとやすみ|||

けっ そんな 悠長な こと して られ っか よっ と ||ゆうちょうな||||||

うらうら うらうら うら うらうら

あ 待って よ 犬 夜叉 |まって||いぬ|やしゃ

相変わらず 元気 だけ は ある な あいつ は あいかわらず|げんき||||||

うりゃ おら おら うら 　 ぐ っ 　 う う

あ くっ う う ニョミッ と 　 犬 夜叉 様 さすが に ここ は 無理じゃ ||いぬ|やしゃ|さま|||||むりじゃ

雲母 が 来る の を 待ち ましょう うんも||くる|||まち|

くっ 　 冗談 じゃ ねえ |じょうだん||

俺 の 前 に 立ちはだかる 奴 は ぶ っ つぶす まで の こと よ おれ||ぜん||たちはだかる|やつ||||||||

で っ

ぎ ええ

くら いやがれ 　 風 の 傷 ||かぜ||きず

岩 が いわ|

で っ 　 う 　 くっ

はっ 　 どんな もんだい

さすが は 犬 夜叉 様 わし ゃあ 信じて おり ました ぞ ||いぬ|やしゃ|さま|||しんじて|||

嘘 つけ うそ|

あ つき ました

で っ けっ

危ない あぶない

- うわ うわ うわ うわ - う ひ ゃあ う っ

ふう 　 むちゃくちゃ し ます な 犬 夜叉 は |||||いぬ|やしゃ|

行っちゃ った よ おこなっちゃ||

ぐう

- 七宝 ちゃん 　 ほら 頑張って - う う しっぽう|||がんばって||

お おう

けっ 　 う う 　 よっ 　 う っ 　 ええ

何 ？ なん

て て め え

フフフフフフフフフフ

白 童 子 しろ|わらべ|こ

うる う う う う う う う う う う

うる う う う う う う う う う う

フフフフフ

油断 した な 犬 夜叉 ゆだん|||いぬ|やしゃ

て め え 先回り して こんな 機会 を 狙って たって の か |||さきまわり|||きかい||ねらって|||

けっ 　 ついて 来い よ おら ||こい||

けど よ 俺 は 簡単に は くたばら ねえ ぜ ||おれ||かんたんに||||

ふん 　 そんな つもり は 無い ||||ない

う っ

わし は ただ 貴 様 が ちゃんと 宝 仙鬼 の 元 に たどり着ける か どう か 見届け たかった だけ だ |||とうと|さま|||たから|せんおに||もと||たどりつける||||みとどけ|||

う て め え 宝 仙鬼 の こと を ||||たから|せんおに|||

しかし 残念だった な お前たち は 宝 仙鬼 に は 会え ぬ |ざんねんだった||おまえたち||たから|せんおに|||あえ|

な 何 ？ |なん

はっ 　 て め え まさか

つまら ん 心配 を する な 犬 夜叉 ||しんぱい||||いぬ|やしゃ

わし は お前たち の 邪魔 は せ ん ||おまえたち||じゃま|||

せっかく の 遊 戯 が 台無しに なる から な ||あそ|ぎ||だいなしに|||

何 だ と ？ なん||

ブウウウ

楽しみに して いる ぞ 犬 夜叉 たのしみに||||いぬ|やしゃ

お前たち と この わし どちら が 先 に あの世 と この世 の 境 に たどり着ける かな おまえたち||||||さき||あのよ||このよ||さかい||たどりつける|

ふざけ んじゃ ねえ

ハハハハハハハハハハ

この 野郎 |やろう

で ええ

犬 夜叉 いぬ|やしゃ

う っ

どうかした の ？

あ う う 何でも ねえ |||なんでも|

行く ぞ いく|

は …

ひふ は ふ はっ

ピュールル

何にも おら ん で は ない か なんにも||||||

ガミョーン ガミョーン 　 宝 仙鬼 殿 ||たから|せんおに|しんがり

宝 仙鬼 殿 　 おら ん の か たから|せんおに|しんがり||||

宝 仙鬼 殿 たから|せんおに|しんがり

ああ っ ？

ああ

ミョミョ

ああ

はっ

ああ

ああ

雲母 下がって うんも|さがって

う うわ あ

う う う

ほお 宝 仙鬼 殿 |たから|せんおに|しんがり

誰 だ だれ|

ここ に 宝玉 は 無い ぞ ||ほうぎょく||ない|

- ええ ？ - ああ ？

宝 仙鬼 殿 わし じゃ 冥加 じゃ たから|せんおに|しんがり|||めいか|

ん ん ？

う うん ？

わし じゃ て

お ？　 おお おお おお 　 冥加 様 か ||||めいか|さま|

あいつ が 宝 仙鬼 ||たから|せんおに

いや わし は 宝 仙鬼 の 息子 じゃ |||たから|せんおに||むすこ|

宝 仙鬼 は 死んだ たから|せんおに||しんだ

な っ

死んだ って ？ しんだ|

だ 誰 に ？　 誰 に やられた ？ |だれ||だれ||

いやいや つい こない だ 寿命 で な ||||じゅみょう||

う ？

ガミョーン ？

寿命 ？ じゅみょう

大 往生 であった だい|おうじょう|

従って わし は ２ 代 目 じゃ したがって|||だい|め|

あの さっき “ お 墓 に 行く 宝玉 は 無い ” って |||はか||いく|ほうぎょく||ない|

無い ない

ええ

先代 は 宝玉 を 使い切って 死んだ せんだい||ほうぎょく||つかいきって|しんだ

新しい 宝玉 は わし が 今 作って いる 最中 じゃ あたらしい|ほうぎょく||||いま|つくって||さい なか|

それ だ 　 それ を よこせ

犬 夜叉 様 　“ ください ” でしょう いぬ|やしゃ|さま||

うる せ え

俺 ァ 腕ずく で も ぶんどる ぜ おれ||うでずく||||

これ これ

は あ 駄目 かも ね ||だめ||

お 願い です 　 宝 仙鬼 様 あたし たち 宝玉 が 必要な んです |ねがい||たから|せんおに|さま|||ほうぎょく||ひつような|ん です

う うん 　 譲って やら んで は ない が ||ゆずって|||||

少々 待って もらわ ねば なら ん ぞ しょうしょう|まって|||||

待ち ます まち|

どれ ぐらい かかる ？

100 年 とし

あや …

何 じゃ そりゃ 　 ぐ る う う う う う う う う う う なん||||||||||||||

わし は 修行 中 の 身 なれば ||しゅぎょう|なか||み|

妖怪 って の は 気 が 長い もん だ ねえ ようかい||||き||ながい|||

これ は 無駄 足 でした かな ||むだ|あし||

ち っ くしょう 　 他 に 方法 は ねえ の か |||た||ほうほう||||

こう して いる 間 に も |||あいだ||

奈落 や 白 童 子 の ガキ が かけら を 取 っち まう かも しれ ねえ って のに ならく||しろ|わらべ|こ||がき||||と|||||||

ブルルルルルルル

ブルルルルルウウ

ウウ

それ で 見つかった の かい ？ ||みつかった||

この世 と あの世 の 境 と か いう 場所 へ 行く 方法 は このよ||あのよ||さかい||||ばしょ||いく|ほうほう|

ああ 　 今 の ところ たった 一 つ だ が な |いま||||ひと||||

へえ ー 　 じゃ 早速 出掛け ようじゃ ない か |-||さっそく|でがけ|||

どうした の さ

方法 は ただ 一 つ 　 門 を こじ開ける しか ない ほうほう|||ひと||もん||こじあける||

おい 白 童 子 ？ |しろ|わらべ|こ

ふん 　 面白い |おもしろい

神楽 かぐら

うん ？

使い に 行って こい つかい||おこなって|

使い ？ つかい

臭い が 消えて いる くさい||きえて|

取り逃がした か とりにがした|

あ あの 殺生 丸 様 ？ ||せっしょう|まる|さま

ギク

い いえ 何でも あり ませ ん 　 グッ 何でも ||なんでも|||||なんでも

は ああ あ

最近 こんな 気苦労 ばっかり なわ し さいきん||きぐろう|||

邪 見 様 　 修行 して ため息 を お 花 に 変え られる ように なり な よ じゃ|み|さま|しゅぎょう||ためいき|||か||かえ||よう に|||

そし たら そこら 中 お 花 だらけ に なる から |||なか||か||||

うるさい わ

ええ ？

あ ？

ああ 待って ください 　 殺生 丸 様 |まって||せっしょう|まる|さま

様 様 様 さま|さま|さま

いよいよ 手詰まり です ね |てづまり||

仕方 無い よ 　100 年 も 待て ない し しかた|ない||とし||まて||

は あ

なあ 冥加 じ じい 　 て め え 本当に 他の 行き 方 を 知ら ねえ の か |めいか||||||ほんとうに|たの|いき|かた||しら|||

存じ ませ ん 　 墓場 に 行く 方法 は あれ 以外 は ぞんじ|||はかば||いく|ほうほう|||いがい|

教えて やろう か おしえて||

ぐ っ

入り口 を いりぐち|

いい ？

う う 神楽 ||かぐら

白 童 子 の ガキ は 火 の 国 の 山 に 向かった しろ|わらべ|こ||がき||ひ||くに||やま||むかった

そこ に あの世 と この世 の 境 と やら へ 通じる 門 が ある んだ と よ ||あのよ||このよ||さかい||||つうじる|もん|||||

火 の 国 の 山 ？ ひ||くに||やま

や ば

どういう こと だ 神楽 　 なぜ そんな こと を 教え に ？ |||かぐら|||||おしえ|

さあ な 　 そんな こと は 白 童 子 に 聞けよ |||||しろ|わらべ|こ||きけよ

う う 　 で え

どういう こと ？ 白 童 子 が 伝えて きた って こと ？ ||しろ|わらべ|こ||つたえて|||

罠 かも しれ ませ ん わな||||

- けっ 　 罠 だろう が 何 だろう が - で え |わな|||なん||||

いけ ませ ん 犬 夜叉 様 |||いぬ|やしゃ|さま

火 の 国 の 山 は 危険 過ぎる 何 人 たり と も あそこ に だけ は ひ||くに||やま||きけん|すぎる|なん|じん|||||||

ふうん 　 その 慌て ぶり を 見る と ||あわて|||みる|

門 が どう と か いう 話 まんざら ガセ じゃ ねえ って こと だ な もん||||||はなし||||||||

ギョウ 　 ゴホゴホゴホ 　 風邪 だ わ 　 ゴホ ||かぜ|||

へ っ 　 だったら 行く しか ねえ だろう |||いく|||

白 童 子 の ガキ が 何 を 企んで いよう が な しろ|わらべ|こ||がき||なん||たくらんで|||

ウウウウウ ウウウウウ

ヒヒイイイイイン

この 遊 戯 なかなか 楽しめる |あそ|ぎ||たのしめる

フフフフ 　 犬 夜叉 よ わし より 先 に 門 を 通る こと を 許して やる |いぬ|やしゃ||||さき||もん||とおる|||ゆるして|

貴 様 の 命 と 引き換え に な とうと|さま||いのち||ひきかえ||

犬 夜叉 の ツボ いぬ|やしゃ||つぼ

井戸 の 中身 は 何 じゃ ろ な 　 はい いど||なかみ||なん||||

あの世 と の 境 に ある 火 の 国 の 門 あのよ|||さかい|||ひ||くに||もん

そこ に あった 巨大な 石像 が 動き出す |||きょだいな|せきぞう||うごきだす

こや つら は 牛 頭 と 馬頭 　 ここ の 番人 じゃ |||うし|あたま||ばとう|||ばんにん|

その 門 は 死者 しか 通れ ぬ 所 |もん||ししゃ||とおれ||しょ

通り たき 者 は 奴 ら の 手 で 死者 と なる とおり||もの||やつ|||て||ししゃ||

な っ 　 こいつ ら 風 の 傷 が 効か ねえ ||||かぜ||きず||きか|

奴 ら は この世 の 刀 で は 斬れ ぬ やつ|||このよ||かたな|||きれ|

次回 犬 夜叉 「 あの世 と の 境 に 異様な 門番 」 じかい|いぬ|やしゃ|あのよ|||さかい||いような|もんばん

死んで その 門 を 開いて もらう ぞ しんで||もん||あいて||

犬 夜叉 の ツボ いぬ|やしゃ||つぼ

井戸 の 中身 は いど||なかみ|

こいつ じゃ