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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン12 - 263 - サイとシン

NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 12 - 263 - サイ と シン

( カンクロウ ) あんた と また 戦える なんて →

これ は 運命 じゃ ん 。

あの とき の 借り を 返さ なくちゃ な 。

( サソリ ) 俺 の 傀儡 か 。

今 と なれば その 体 も くだら ねえ 。

今 の 俺 は まさに 朽ちる こと の ない →

本物 の 人形 そのもの 。

かつて 望んだ 体 だ 。

( シン ) 逃げろ 。

隊長 ! あの 根 の 者 →

腹 の 中 に また あの 粘土 だ !

デイダラ の 起爆 粘土 は 雷 遁 に 弱い と 聞いた こと が ある 。

( オモイ ) 少し なら 俺 が …。

イッタン 負傷 者 と キリ を 岩 で 囲め !

キリ は 回復 に 専念 しろ ! いい か !

《 デイダラ : 遅い ! 渇 !!》

《 今 だ !》

黒 秘 技 山椒 魚 !

兄 さ ~ ん !!

( 爆発 音 )

( 中 吉 ) 爆発 ?

とにかく 増 援 … 敵 潰す 。

ザジ 外 は ? 大丈夫 っす 。

チャクラ は 感知 できて る 。 みんな 生きて る !

イテテ …。

命拾い した ぜ 。

サイ !

( サソリ ) 山椒 魚 か 。

( デイダラ ) 隠して おいた 防御 用 の 傀儡 で →

爆弾 を 囲う と は 。

おかげ で 爆破 威力 は イマイチ だった な 。 うん 。

爆弾 だ と …。

うん ? 何 か 文句 でも あん の か !

サスケ の 後釜 に も なれ ねえ お め え みて え な カス が →

弱 え くせ に でしゃばる んじゃ ねえ !

魂 が この世 に 縛ら れて る かぎり 何度 でも 復活 できる !

また 爆弾 に して やる よ !

ハハハハハハ !

シン 兄さん …。

俺 は お前 を 傷つけ たく は ない 。

死んで もう 根 から 解き放た れた のに 。

感情 を 殺す 鍛錬 と システム 。

幼い 頃 から 生活 を 共に さ せ →

兄弟 の ように 育てて から 最後に 殺し 合い を さ せる 。

木 ノ 葉 の 根 の 掟 。

心 を なくせば 迷い は ない 。

それ が 本当の 強い 忍 だ 。

根 の お前 は 俺 に 近い 。

いっぱ し に 絵 なんか 描いて 芸術 家 気取って んな !

芸術 は 爆発 だ ! さて もう 一 発 派手に いく か 。

やって みろ !!

(( サイ : 兄さん に 見せ たい 絵 が ある んだ 。

へ ぇ どれ ?

何 だ よ ?

まだ 完成 して ない から …。

もう 少し 待って ))

( デイダラ ) ぐ あっ ! 黒 秘 技 …。

クソッ … こんな こと なら さっさと 自爆 す んだった ぜ !

究極 芸術 を そう 何度 も 世に 出す の は →

だせ え と 思って た が しかた が ねえ ! うん !

《 雷 遁 !?》

( カンクロウ ) 機 々 三 発 ! ハァ ハァ …。

よく やった オモイ !

ここ から は 俺 が ずっと こい つら 2 人 を →

傀儡 の 術 で 縛り 続ける !

サイ の 兄 を 何とか して くれ ! おう !

わかって た … 根 に いる とき →

兄さん と 戦わ なきゃ なら なく なる って こと …。

あの とき … つけ られ なかった 決着 を …。

(( あれ は 俺 の クナイ だ 。 俺 の 勝ち だ な 。

きっと 空中 で ぶつかって 弾き 飛ばさ れた んだ 。

運 が ない な …。

運 も 実力 の うち だ 。

今日 の 飯 当番 は お前 で 決まり な 。

ち ぇっ …。

( 咳き込む 声 )

大丈夫 ? 来る な !

なんでもない …。

そう … なら いい んだ けど …。

♪~

ねえ …。 ん ?

僕ら が ここ に 来て どの くらい 経つ の か な ?

なんで ?

僕ら ずっと ここ で 暮らす の か な と 思って …。

なんか もう シン 兄さん と ダンゾウ 様 以外 と は →

誰 と も 会わ ない から 。

日 にち の 感覚 も なくなって きた よ 。

でも 僕 は それ で いい けど 。

いつまでも こう やって →

シン 兄さん と 2 人 で 暮らして い たい 。

そう だ …。

なに これ ?

開けて みろ よ 。

これ って … スケッチブック ! あぁ 。

前 から 欲しがって た ろ 。

この 前 街 に おりた とき に 買って おいた んだ 。

ありがとう 兄さん !

決めた 。

これ に 僕たち の こと を 描く 。 えっ ?

僕 と シン 兄さん の 物語 を 絵本 に しよう と 思う んだ 。

そう か できたら 見せて くれよ 。 男 と 男 の 約束 。

絶対 だ から な !

うん !

なんて 言った んです か ダンゾウ 様 。

( ダンゾウ ) これ から お前たち 2 人 で 生き残り を かけ →

殺し 合い を しろ と 言った のだ 。

そんな …。

これ が お前たち の 最終 試験 。

そして 根 の 宿命 だ 。

もし 3 日 以降 お前たち 2 人 が 生きて いた とき →

また 2 人 して 山 を おりよう と した とき →

その とき は お前たち 2 人 と も 命 は ない と 思え 。

無理だ でき ない …。

兄さん と 戦う なんて …。

なら … 俺 が お前 を 殺す !

兄さん !

本気な の !?

兄さん !

生き残る に は お前 は 優し すぎる 。

兄さん …。

だが 生き残る の は お前 だ 。

俺 は 病気 だ …。 早く 手当て を !

無駄だ よ 。 自分 の 病気 の こと くらい 調べた さ 。

この 病気 は 治ら ない 。 そんな …。

この こと は ダンゾウ 様 も 知ら ない 。

俺 を 始末 した と ダンゾウ 様 に 報告 する んだ 。

そ そんな こと …。

俺 は 根 の 最終 テスト が →

仲間 殺し だ と 知っていた 。

えっ !?

だから この 日 まで →

お前 に 病気 の こと を 隠し ながら →

生きよう と 思って た …。

お前 と 刺し 違える 形 で 負けよう と …。

けど その 体力 も 残っちゃ い なかった だせ ぇ …。

兄さん … 僕 だって →

兄さん と 戦わ なきゃ なら なく なる って 知っていた …。

けど 兄さん と 戦う なんて でき ない !

そう だった の か …。

心 を 殺せ !

で なきゃ いつか お前 は 任務 に 押しつぶさ れる 。

行け 俺 の 分 まで 生きろ 。

兄さん …。

自分 くらい 自分 で 始末 する …。

行け !

泣く な ! 心 を 殺せ って 言って る だ ろ 。

わかった 。

♪~

お前 の 完成 した 絵 →

見 たかった な ))

あの とき の 決着 か 。

大丈夫 か サイ ! サイ そう か 。

それ が 今 の お前 の 名前 …。

だが そう は なら ない 。

兄さん ! 完成 した んだ な 。

やっと 見 たかった 絵 が 見 られた 。

お前 の 絵 が 俺 の 魂 の 縛り を 解いて くれた みたいだ 。

サイ お前 の 名前 を 呼んで くれる 仲間 を →

大事に しろ よ 。

ありがとう 。

どういう こと だ 。

《 糸 の 手ごたえ が ない 》

サソリ あんた の 戦い ぶり は サクラ から 聞いた よ 。

あの とき チヨバア と いた 女 か 。

(( サクラ : しゃ ~ んな ろ ~!

うわ ~!

( チヨバア ) これ は 己 で 禁じた 術 。

二度と は 使う まい と 思って おった が →

そう も いか ん ようじゃ 。

はっ !

これ で 幕 引き に しよう ぞ !

♪~

すごい 数 …。

さすが ババア だ 傀儡 使い は 使える 傀儡 の 数 で →

その者 の 能力 が 測れる と 言わ れる が 。

チヨバア の 極意 指 の 数 噂 に は 聞いた が →

それ が 城 一 つ を 一 人 で 落とした と いう カラクリ 。

白 秘 技 十 機 近松 の 集 。

傀儡 の 術 初代 操 演者 モンザエモン の 十 傑作 。

たいした 傀儡 集 だ 。

だが な 。

俺 は これ で 一 国 を 落とした 。

赤 秘 技 百 機 の 操 演 !))

あんた の 強 さ は そこ に 魂 が あった から だ 。

あんた は かつて 人形 に なり →

魂 を 消そう と した が 消し きれ なかった 。

あんた の 作った 傀儡 に こそ 朽ちる こと の ない 魂 が 宿って る 。

それ が 俺 に は わかる 。

しかし 今 の あんた は 生身 だ が →

本物 の 傀儡 に 成り下がった ただ の 人形 だ 。

あんた は 傀儡 を 操る 一流 の 忍 だった 。

誰 か に 操ら れる ような ゲス じゃ なかった はずだ ぜ 。

カブト は 確か →

あの 頃 あんた が 使って た スパイ だった な ?

なのに 今 じゃ あんた が 操ら れる なんて …。

傀儡 使い が 操ら れちゃ おしまい じゃ ん !

あんた に も あんた を 操って る カブト に も →

こっち は 意地でも 負け らん ねえ 。

同じ サソリ を 操って る なら →

なおさら 本物 を 操る 傀儡 忍者 と して よ !

あんた の 技術 … そして 作った 傀儡 は →

朽ちる こと の ない もん だ 。

そこ に 宿る 魂 を 受け継ぐ 後世 の 操 演者 が いて こそ な !

それ こそ 俺 の 望んだ 芸術 の 形 か …。

ふざけ んじゃ ねえ ぞ !

サソリ の 旦那 !

こんな やつ ら の 口車 に 乗せ られて んじゃ ねえ ぞ ! うん !

芸術 は 一瞬 の 輝き !

芸術 は 爆発 だ !

( デイダラ ) 聞いて ん の か ? サソリ の 旦那 !

《 作った 者 の 魂 が 宿る か …。

確かに な …》

カンクロウ 。

なんだ ?

( サソリ ) 父 と 母 の 傀儡 も お前 に 託す 。

そして お前 が 死ぬ 時 は 更に 次の 者 に 託せ 。

あの 2 体 は …。

あぁ … もちろん わかって る 。

おい ! サソリ の 旦那 !

♪~

これ は 生け贄 ! どういう こと だ …。

穢土 転生 は 死ぬ こと が ない 術 だ と 聞いた が …。

カブト が 術 を 解いた んじゃ ねえ かな ?

出せ この 野郎 !

どうやら そう で は な さ そうだ な 。

サソリ の ほう は い なく なって る が うるさい の が まだ いる 。

完璧に 思えた この 穢土 転生 と か いう 術 に も →

穴 が あった みて え じゃ ん 。

人 の 気持 を そんな 簡単に 縛り きれる もん じゃ ねえ だ ろ 。

終わった みたいだ な 。 いや … これ から じゃ ん 。

サイ オモイ ザジ ! すぐに 奇襲 へ 向かえ !

(3 人 ) オスッ !

( マダラ ) どうした ?

( カブト ) いや … なんでもない 。

《 穢土 転生 … まだまだ 未知の 部分 が 多い 術 だ 。

だが これ で だいたい の 感じ は わかった 》

マダラ 君 は 戦線 へ 行って くれ 。

僕 は 身 を 隠し 術 の ため 集中 する 。

《 この 女 …。

アジト に ここ まで 近づいて いた の か …。

そして その こと を 知っていた カブト 。

わざと この 女 を 導いた な …。

カブト め … ハナ から →

こっち と 連合 軍 の 共倒れ を 狙う 気 だろう が フッ →

そう は いかん ぞ 。

利用 する の は こちら だ 》

( 開演 ブザー )

皆様 お 変わり ございませ ん か ?

美 空 ひばり です 。

では 最後 まで ご ゆっくり お楽しみ ください 。

( 宮本 )『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 ! に っぽ ん の 歌 』。

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NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 12 - 263 - サイ と シン ||しっぷう|つたい|しーずん|さい|| Naruto Shippuden - Season 12 - 263 - Sai and Shin

( カンクロウ ) あんた と また 戦える なんて → ||||たたかえる|

これ は   運命 じゃ ん 。 ||うんめい||

あの とき の 借り を 返さ なくちゃ な 。 |||かり||かえさ||

( サソリ ) 俺 の 傀儡 か 。 さそり|おれ||かいらい|

今 と なれば その 体 も くだら ねえ 。 いま||||からだ|||

今 の 俺 は   まさに 朽ちる こと の ない → いま||おれ|||くちる|||

本物 の 人形 そのもの 。 ほんもの||にんぎょう|その もの

かつて 望んだ 体 だ 。 |のぞんだ|からだ|

( シン ) 逃げろ 。 |にげろ

隊長 !  あの   根 の 者 → たいちょう||ね||もの

腹 の 中 に   また   あの 粘土 だ ! はら||なか||||ねんど|

デイダラ の 起爆 粘土 は 雷 遁 に 弱い と 聞いた こと が ある 。 ||きばく|ねんど||かみなり|とん||よわい||きいた|||

( オモイ ) 少し なら   俺 が …。 |すこし||おれ|

イッタン   負傷 者 と キリ を   岩 で 囲め ! |ふしょう|もの||きり||いわ||かこめ

キリ は   回復 に 専念 しろ !  いい か ! きり||かいふく||せんねん|||

《 デイダラ : 遅い !  渇 !!》 |おそい|かわ

《 今 だ !》 いま|

黒 秘 技   山椒 魚 ! くろ|ひ|わざ|さんしょ|ぎょ

兄 さ ~ ん !! あに||

( 爆発 音 ) ばくはつ|おと

( 中 吉 ) 爆発 ? なか|きち|ばくはつ

とにかく 増 援 …  敵   潰す 。 |ぞう|えん|てき|つぶす

ザジ   外 は ? 大丈夫 っす 。 |がい||だいじょうぶ|

チャクラ は 感知 できて る 。 みんな 生きて る ! ||かんち||||いきて|

イテテ …。

命拾い した ぜ 。 いのちびろい||

サイ ! さい

( サソリ ) 山椒 魚 か 。 さそり|さんしょ|ぎょ|

( デイダラ ) 隠して おいた 防御 用 の 傀儡 で → |かくして||ぼうぎょ|よう||かいらい|

爆弾 を 囲う と は 。 ばくだん||かこう||

おかげ で   爆破 威力 は イマイチ だった な 。  うん 。 ||ばくは|いりょく|||||

爆弾 だ と …。 ばくだん||

うん ?  何 か 文句 でも あん の か ! |なん||もんく||||

サスケ の 後釜 に も なれ ねえ お め え みて え な   カス が → さすけ||あとがま||||||||||||

弱 え くせ に でしゃばる んじゃ ねえ ! じゃく||||||

魂 が   この世 に 縛ら れて る かぎり 何度 でも 復活 できる ! たましい||このよ||しばら||||なんど||ふっかつ|

また   爆弾 に して やる よ ! |ばくだん||||

ハハハハハハ !

シン 兄さん …。 |にいさん

俺 は   お前 を 傷つけ たく は ない 。 おれ||おまえ||きずつけ|||

死んで   もう   根 から 解き放た れた のに 。 しんで||ね||ときはなた||

感情 を 殺す 鍛錬 と システム 。 かんじょう||ころす|たんれん||しすてむ

幼い 頃 から 生活 を 共に さ せ → おさない|ころ||せいかつ||ともに||

兄弟 の ように 育てて から 最後に 殺し 合い を さ せる 。 きょうだい||よう に|そだてて||さいごに|ころし|あい|||

木 ノ 葉 の 根 の 掟 。 き||は||ね||おきて

心 を なくせば   迷い は ない 。 こころ|||まよい||

それ が   本当の 強い 忍 だ 。 ||ほんとうの|つよい|おし|

根 の お前 は   俺 に 近い 。 ね||おまえ||おれ||ちかい

いっぱ し に 絵 なんか 描いて 芸術 家   気取って んな ! |||え||えがいて|げいじゅつ|いえ|きどって|

芸術 は 爆発 だ ! さて   もう 一 発   派手に いく か 。 げいじゅつ||ばくはつ||||ひと|はつ|はでに||

やって みろ !!

(( サイ : 兄さん に 見せ たい 絵 が ある んだ 。 さい|にいさん||みせ||え|||

へ ぇ   どれ ?

何 だ よ ? なん||

まだ   完成 して ない から …。 |かんせい|||

もう 少し   待って )) |すこし|まって

( デイダラ ) ぐ あっ ! 黒 秘 技 …。 |||くろ|ひ|わざ

クソッ …  こんな こと なら さっさと 自爆 す んだった ぜ ! |||||じばく|||

究極 芸術 を そう 何度 も 世に 出す の は → きゅうきょく|げいじゅつ|||なんど||よに|だす||

だせ え と 思って た が しかた が ねえ !  うん ! |||おもって||||||

《 雷 遁 !?》 かみなり|とん

( カンクロウ ) 機 々 三 発 ! ハァ   ハァ …。 |き||みっ|はつ||

よく やった   オモイ !

ここ から は   俺 が ずっと こい つら 2 人 を → |||おれ|||||じん|

傀儡 の 術 で 縛り 続ける ! かいらい||じゅつ||しばり|つづける

サイ の 兄 を   何とか して くれ ! おう ! さい||あに||なんとか|||

わかって た …  根 に いる とき → ||ね|||

兄さん と 戦わ なきゃ なら なく なる って こと …。 にいさん||たたかわ||||||

あの とき … つけ られ なかった 決着 を …。 |||||けっちゃく|

(( あれ は   俺 の クナイ だ 。 俺 の 勝ち だ な 。 ||おれ||||おれ||かち||

きっと   空中 で ぶつかって 弾き 飛ばさ れた んだ 。 |くうちゅう|||はじき|とばさ||

運 が ない な …。 うん|||

運 も   実力 の うち だ 。 うん||じつりょく|||

今日 の 飯 当番 は   お前 で 決まり な 。 きょう||めし|とうばん||おまえ||きまり|

ち ぇっ …。

( 咳き込む 声 ) せきこむ|こえ

大丈夫 ? 来る な ! だいじょうぶ|くる|

なんでもない …。

そう …  なら   いい んだ けど …。

♪~

ねえ …。 ん ?

僕ら が   ここ に 来て どの くらい   経つ の か な ? ぼくら||||きて|||たつ|||

なんで ?

僕ら   ずっと ここ で 暮らす の か な と 思って …。 ぼくら||||くらす|||||おもって

なんか   もう シン 兄さん と   ダンゾウ 様 以外 と は → |||にいさん|||さま|いがい||

誰 と も 会わ ない から 。 だれ|||あわ||

日 にち の 感覚 も なくなって きた よ 。 ひ|||かんかく||||

でも   僕 は それ で いい けど 。 |ぼく|||||

いつまでも   こう やって →

シン 兄さん と 2 人 で 暮らして い たい 。 |にいさん||じん||くらして||

そう だ …。

なに   これ ?

開けて みろ よ 。 あけて||

これ って …  スケッチブック ! あぁ 。 ||すけっち ぶっく|

前 から 欲しがって た ろ 。 ぜん||ほしがって||

この 前   街 に おりた とき に 買って おいた んだ 。 |ぜん|がい|||||かって||

ありがとう   兄さん ! |にいさん

決めた 。 きめた

これ に   僕たち の こと を 描く 。 えっ ? ||ぼくたち||||えがく|

僕 と   シン 兄さん の 物語 を 絵本 に しよう と 思う んだ 。 ぼく|||にいさん||ものがたり||えほん||||おもう|

そう か   できたら 見せて くれよ 。 男 と 男 の 約束 。 |||みせて||おとこ||おとこ||やくそく

絶対 だ から な ! ぜったい|||

うん !

なんて 言った んです か   ダンゾウ 様 。 |いった|ん です|||さま

( ダンゾウ ) これ から お前たち 2 人 で 生き残り を かけ → |||おまえたち|じん||いきのこり||

殺し 合い を しろ と 言った のだ 。 ころし|あい||||いった|

そんな …。

これ が   お前たち の 最終 試験 。 ||おまえたち||さいしゅう|しけん

そして   根 の 宿命 だ 。 |ね||しゅくめい|

もし  3 日 以降 お前たち 2 人 が 生きて いた とき → |ひ|いこう|おまえたち|じん||いきて||

また  2 人 して 山 を おりよう と した とき → |じん||やま||おり よう|||

その とき は   お前たち 2 人 と も 命 は ない と 思え 。 |||おまえたち|じん|||いのち||||おもえ

無理だ   でき ない …。 むりだ||

兄さん と 戦う なんて …。 にいさん||たたかう|

なら …  俺 が お前 を 殺す ! |おれ||おまえ||ころす

兄さん ! にいさん

本気な の !? ほんきな|

兄さん ! にいさん

生き残る に は   お前 は 優し すぎる 。 いきのこる|||おまえ||やさし|

兄さん …。 にいさん

だが   生き残る の は お前 だ 。 |いきのこる|||おまえ|

俺 は 病気 だ …。 早く 手当て を ! おれ||びょうき||はやく|てあて|

無駄だ よ 。 自分 の 病気 の こと くらい 調べた さ 。 むだだ||じぶん||びょうき||||しらべた|

この 病気 は 治ら ない 。 そんな …。 |びょうき||なおら||

この こと は   ダンゾウ 様 も 知ら ない 。 ||||さま||しら|

俺 を 始末 した と ダンゾウ 様 に 報告 する んだ 。 おれ||しまつ||||さま||ほうこく||

そ   そんな こと …。

俺 は   根 の 最終 テスト が → おれ||ね||さいしゅう|てすと|

仲間 殺し だ と 知っていた 。 なかま|ころし|||しっていた

えっ !?

だから   この 日 まで → ||ひ|

お前 に 病気 の こと を 隠し ながら → おまえ||びょうき||||かくし|

生きよう と 思って た …。 いきよう||おもって|

お前 と 刺し 違える 形 で 負けよう と …。 おまえ||さし|ちがえる|かた||まけよう|

けど   その 体力 も 残っちゃ い なかった   だせ ぇ …。 ||たいりょく||のこっちゃ||||

兄さん …  僕 だって → にいさん|ぼく|

兄さん と 戦わ なきゃ なら なく なる って 知っていた …。 にいさん||たたかわ||||||しっていた

けど   兄さん と 戦う なんて でき ない ! |にいさん||たたかう|||

そう だった の か …。

心 を 殺せ ! こころ||ころせ

で なきゃ   いつか お前 は 任務 に 押しつぶさ れる 。 |||おまえ||にんむ||おしつぶさ|

行け   俺 の 分 まで 生きろ 。 いけ|おれ||ぶん||いきろ

兄さん …。 にいさん

自分 くらい   自分 で 始末 する …。 じぶん||じぶん||しまつ|

行け ! いけ

泣く な ! 心 を 殺せ って 言って る だ ろ 。 なく||こころ||ころせ||いって|||

わかった 。

♪~

お前 の 完成 した 絵 → おまえ||かんせい||え

見 たかった な )) み||

あの とき の 決着 か 。 |||けっちゃく|

大丈夫 か   サイ ! サイ   そう か 。 だいじょうぶ||さい|さい||

それ が 今 の お前 の 名前 …。 ||いま||おまえ||なまえ

だが   そう は なら ない 。

兄さん ! 完成 した んだ な 。 にいさん|かんせい|||

やっと 見 たかった 絵 が 見 られた 。 |み||え||み|

お前 の 絵 が 俺 の 魂 の 縛り を 解いて くれた みたいだ 。 おまえ||え||おれ||たましい||しばり||といて||

サイ   お前 の 名前 を 呼んで くれる 仲間 を → さい|おまえ||なまえ||よんで||なかま|

大事に しろ よ 。 だいじに||

ありがとう 。

どういう こと だ 。

《 糸 の 手ごたえ が ない 》 いと||てごたえ||

サソリ   あんた の 戦い ぶり は サクラ から 聞いた よ 。 さそり|||たたかい|||さくら||きいた|

あの とき   チヨバア と いた 女 か 。 |||||おんな|

(( サクラ : しゃ ~ んな ろ ~! さくら|||

うわ ~!

( チヨバア ) これ は 己 で 禁じた 術 。 |||おのれ||きんじた|じゅつ

二度と は 使う まい と 思って おった が → にどと||つかう|||おもって||

そう も いか ん ようじゃ 。

はっ !

これ で 幕 引き に しよう ぞ ! ||まく|ひき|||

♪~

すごい 数 …。 |すう

さすが ババア だ   傀儡 使い は 使える 傀儡 の 数 で → |||かいらい|つかい||つかえる|かいらい||すう|

その者 の 能力 が 測れる と 言わ れる が 。 そのもの||のうりょく||はかれる||いわ||

チヨバア の 極意   指 の 数 噂 に は 聞いた が → ||ごくい|ゆび||すう|うわさ|||きいた|

それ が 城 一 つ を 一 人 で 落とした と いう カラクリ 。 ||しろ|ひと|||ひと|じん||おとした|||

白 秘 技   十 機 近松 の 集 。 しろ|ひ|わざ|じゅう|き|ちかまつ||しゅう

傀儡 の 術 初代 操 演者 モンザエモン の 十 傑作 。 かいらい||じゅつ|しょだい|みさお|えんじゃ|||じゅう|けっさく

たいした 傀儡 集 だ 。 |かいらい|しゅう|

だが な 。

俺 は   これ で 一 国 を 落とした 。 おれ||||ひと|くに||おとした

赤 秘 技   百 機 の 操 演 !)) あか|ひ|わざ|ひゃく|き||みさお|えん

あんた の 強 さ は そこ に 魂 が あった から だ 。 ||つよ|||||たましい||||

あんた は   かつて 人形 に なり → |||にんぎょう||

魂 を 消そう と した が 消し きれ なかった 。 たましい||けそう||||けし||

あんた の 作った 傀儡 に こそ 朽ちる こと の ない 魂 が 宿って る 。 ||つくった|かいらい|||くちる||||たましい||やどって|

それ が   俺 に は   わかる 。 ||おれ|||

しかし   今 の   あんた は 生身 だ が → |いま||||なまみ||

本物 の 傀儡 に 成り下がった ただ の 人形 だ 。 ほんもの||かいらい||なりさがった|||にんぎょう|

あんた は 傀儡 を 操る   一流 の 忍 だった 。 ||かいらい||あやつる|いちりゅう||おし|

誰 か に 操ら れる ような ゲス じゃ   なかった はずだ ぜ 。 だれ|||あやつら|||||||

カブト は   確か → ||たしか

あの 頃   あんた が 使って た スパイ だった な ? |ころ|||つかって||すぱい||

なのに   今 じゃ あんた が   操ら れる なんて …。 |いま||||あやつら||

傀儡 使い が   操ら れちゃ おしまい じゃ ん ! かいらい|つかい||あやつら||||

あんた に も あんた を 操って る   カブト に も → |||||あやつって||||

こっち は   意地でも 負け らん ねえ 。 ||いじでも|まけ||

同じ サソリ を   操って る なら → おなじ|さそり||あやつって||

なおさら   本物 を 操る 傀儡 忍者 と して よ ! |ほんもの||あやつる|かいらい|にんじゃ|||

あんた の 技術 … そして   作った 傀儡 は → ||ぎじゅつ||つくった|かいらい|

朽ちる こと の ない もん だ 。 くちる|||||

そこ に 宿る 魂 を 受け継ぐ 後世 の 操 演者 が   いて こそ な ! ||やどる|たましい||うけつぐ|こうせい||みさお|えんじゃ||||

それ こそ 俺 の 望んだ   芸術 の 形 か …。 ||おれ||のぞんだ|げいじゅつ||かた|

ふざけ んじゃ ねえ ぞ !

サソリ の 旦那 ! さそり||だんな

こんな やつ ら の 口車 に 乗せ られて んじゃ ねえ ぞ !  うん ! ||||くちぐるま||のせ|||||

芸術 は   一瞬 の 輝き ! げいじゅつ||いっしゅん||かがやき

芸術 は   爆発 だ ! げいじゅつ||ばくはつ|

( デイダラ ) 聞いて ん の か ? サソリ の 旦那 ! |きいて||||さそり||だんな

《 作った 者 の 魂 が   宿る か …。 つくった|もの||たましい||やどる|

確かに な …》 たしかに|

カンクロウ 。

なんだ ?

( サソリ ) 父 と 母 の 傀儡 も   お前 に 託す 。 さそり|ちち||はは||かいらい||おまえ||たくす

そして   お前 が 死ぬ 時 は 更に   次の 者 に 託せ 。 |おまえ||しぬ|じ||さらに|つぎの|もの||たくせ

あの  2 体 は …。 |からだ|

あぁ …  もちろん   わかって る 。

おい !  サソリ の 旦那 ! |さそり||だんな

♪~

これ は   生け贄 ! どういう こと だ …。 ||いけにえ|||

穢土 転生 は   死ぬ こと が ない 術 だ と 聞いた が …。 えど|てんせい||しぬ||||じゅつ|||きいた|

カブト が 術 を   解いた んじゃ ねえ かな ? ||じゅつ||といた|||

出せ   この 野郎 ! だせ||やろう

どうやら   そう で は   な さ そうだ な 。 ||||||そう だ|

サソリ の ほう は   い なく なって る が うるさい の が   まだ   いる 。 さそり|||||||||||||

完璧に 思えた この   穢土 転生 と か いう 術 に も → かんぺきに|おもえた||えど|てんせい||||じゅつ||

穴 が   あった みて え じゃ ん 。 あな||||||

人 の 気持 を   そんな 簡単に 縛り きれる もん じゃ ねえ だ ろ 。 じん||きもち|||かんたんに|しばり||||||

終わった みたいだ な 。 いや …  これ から じゃ ん 。 おわった|||||||

サイ   オモイ   ザジ ! すぐに   奇襲 へ 向かえ ! さい||||きしゅう||むかえ

(3 人 ) オスッ ! じん|

( マダラ ) どうした ? まだら|

( カブト ) いや …  なんでもない 。

《 穢土 転生 … まだまだ   未知の 部分 が 多い 術 だ 。 えど|てんせい||みちの|ぶぶん||おおい|じゅつ|

だが   これ で だいたい の 感じ は   わかった 》 |||||かんじ||

マダラ   君 は   戦線 へ 行って くれ 。 まだら|きみ||せんせん||おこなって|

僕 は   身 を 隠し   術 の ため 集中 する 。 ぼく||み||かくし|じゅつ|||しゅうちゅう|

《 この 女 …。 |おんな

アジト に ここ まで   近づいて いた の か …。 ||||ちかづいて|||

そして   その こと を 知っていた カブト 。 ||||しっていた|

わざと   この 女 を 導いた な …。 ||おんな||みちびいた|

カブト め …  ハナ から → ||はな|

こっち と   連合 軍 の 共倒れ を 狙う 気 だろう が   フッ → ||れんごう|ぐん||ともだおれ||ねらう|き|||

そう は   いかん ぞ 。

利用 する の は   こちら だ 》 りよう|||||

( 開演 ブザー ) かいえん|ぶざー

皆様   お 変わり ございませ ん か ? みなさま||かわり|||

美 空 ひばり です 。 び|から||

では 最後 まで ご ゆっくり お楽しみ ください 。 |さいご||||おたのしみ|

( 宮本 )『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 !  に っぽ ん の 歌 』。 みやもと|もくよう|じ||こんさーと|めいきょく|||||うた