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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン15 - 336 - 薬師カブト

NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 15 - 336 - 薬 師 カブト

( イタチ ) 自分 が 何者 か 知り たければ →

本当の 自分 を 見つめ 直し 認める こと だ 。

己 自身 を 認めて やる こと が でき ない やつ は 失敗 する 。

かつて の 俺 の ように な 。

( カブト ) 最初 から 僕 は 何者 で も なかった 。

僕 に は 何も ない 。

( ノノウ ) カブト まだ いける ? はい マザー 。

( ウルシ ) 院 の ため と は いえ なんで 忍 相手 に 俺 たち まで 。

何も し ないで お 金 は 発生 し ない から だ よ 。

ウルシ は 包帯 とって きて くれる ? あい よっ と 。

( 大 蛇 丸 ) 忍 で も ない の に いい 腕 ね その 医療 忍術 。

マザー に 教えて もらった んです 。

カブト と か いった わ ね 。

キミ 忍 に なれば ?

いい 忍 に なる わ よ きっと ね 。

僕 は そんな つもり ないで す 。

こう やって 少し でも 孤児院 に お 金 を 貯 め て →

ずっと そこ で マザー の お 手伝い が し たい だけ です から 。

いろいろ して もらった のに →

まだ メガネ くらい しか プレゼント して あげ られて ないし 。

そう … もったいない わ ね 。

( ダンゾウ ) あの 歩き の 巫女 と 呼ば れた お前 が →

今や 子守 と は な 。

( ダンゾウ ) 久方ぶりに こうして 見る と 少し やつれた か ノノウ 。

それ は とうに 捨てた 名 です 。

すでに 木 ノ 葉 の 里 と の 援助 金 の 話 は カタ が ついた はず 。

なぜ 今に なって 。

諜報 部 一 エリート だった お前 が →

根 を 離れた 途端 何も 知ら なく なった か 。

援助 金 だけ の 話 で 来た ので は ない 。

この 戦時 に おいて →

岩 隠れ が 大規模な 作戦 を 企んで いる と いう 情報 を 入手 した 。

その 情報 が 正しい か →

お前 に 岩 隠れ の 里 に 潜入 して 調べて もらい たい 。

そして それ が 正しかった 場合 →

その 作戦 が いつ どこ で 行わ れ どんな 作戦 内容 な の かも 調べ →

こちら に 報告 して いただき たい 。

恐らく 長期 任務 と なる 。

なら お門違い です 。 私 は もう …。

あんた たち は わかって い ない !

マザー の 存在 が この 院 と 子供 たち に とって →

どれほど 大切 か !

マザー は 必死に やりくり し この 院 を 守って きた 。

そんな 危ない 任務 →

根 の あんた たち が やったら いい でしょう が !

なぜ わざわざ マザー に まで 。

この 長期 任務 を 任せ られる の は →

歩き の 巫女 を おいて 他 に ない 。

今 の 根 に こや つ 以上 の 諜報 活動 が できる 者 は →

ひとり と して おら ぬ 。

たいがい の 者 は 心 を 壊す か 敵 に 寝返る 。

こや つ が 木 ノ 葉 を 売る ような く の いち で ない こと は 知っている 。

その 顔 すでに 察し が ついて いる な 。

ノノウ よ そうだ これ を 断れば 今後 院 に カネ は 入ら ん 。

そんな ! ちゃんと 三 代 目 火影 様 と の 話 も ついて ん の よ !

そんな こと が 許さ れる わけ ない でしょう !

この 院 は ずいぶん 泥棒 が 入り やす そうだ な 。

カネ を 盗ま れ ぬ よう 用心棒 を 雇う こと を 勧めて おく 。

もっとも カネ が あれば の 話 だ が 。

ついでに 子供 たち まで 盗ま れ ぬ よう 用心 する こと ね 。

身元 の わから ぬ 子供 は 何かと 利用 価値 が ある から …。

お前 ら 汚い ぞ ! それ でも 忍 か !?

わかって ない の は そちら の ほう だ !

(2 人 ) あっ …。

木 ノ 葉 を 守る ため なら 安い もの だ 。

わかり ました 。 ちょっと マザー !

心 を 殺し きれ ぬ お前 だ から こそ こう なった のだ 。

やはり お前 は 根 に は 向か ぬ 。

よくも ぬけぬけ と …。

それ と 今回 の 情報 を 入手 する ため に →

わし の 部下 が 1 人 死んだ 。

代わり に ここ の 子供 を 1 人 いただいて いく 。

どこ まで ! 私 は 依頼 を 受ける と 言った はず !

それ と これ と は 別だ 。

次回 から の カネ は 用立てて やる 。

だが 今回 の 分 は その 1 人 と 交換 だ 。

何より 子供 の ほう から 木 ノ 葉 の 忍 に なり たい と →

申し出る 場合 も ない わけで は ない 。

尋ねて みる と いい 。

( ダンゾウ )1 人 くらい は いる かも しれ ぬ から な 。

カブト どうして …。

僕 は 忍者 に 向いて いる 。

医療 忍術 も 究め たい し ね 。

カブト ! 俺 ら と の 3 年間 を 捨て ん の か !?

( ウルシ ) こっち へ 来 いよ !

みんな 院 で の ルール を 忘れた の か ?

( カブト ) もう とっくに 寝る 時間 だ よ 。

♪♪~

ハァ ハァ ハァ …。

《 ダメだ … 囲ま れて る …》

《 ヘマ を し なければ →

もう とっくに 寝て る 時間 だった のに 。

院 を 出て 5 年 か …。

もう 一 度 マザー や みんな に 会い たかった な 》

マザー !!

そんな … なんで こんな ところ に !?

(( お前 に 岩 隠れ の 里 に 潜入 して 調べて もらい たい 。

この 長期 任務 を 任せ られる の は →

歩き の 巫女 を おいて 他 にない ))

《 まさか … まだ あの とき の 任務 を 続けて た の か ?》

なぜ … 私 の 傷 を …。

あなた は いったい …?

僕 だ よ マザー 。

カブト だ よ 。

心配 し ないで … 必ず 助ける !

誰 … な の ?

( 黄 ツチ ) こっち だ !

クソ ! ナニガシ が やられた 。

《 マザー は 僕 の こと を … なぜ ?

なぜ 僕 の こと を 覚えて い ない …?

どうして …。

だ と したら 今 まで 僕 は な んだった んだ …。

マザー から もらった もの は な んだった んだ …。

名前 も マザー の 子供 である こと も …。

この メガネ さえ も …》

これ は … 誰 だ …。

これ は 僕 じゃ ない …。

本当の 僕 じゃ ない …。

自分 が はっきり 見えて い ない よう ね 。

いい 忍 に なった じゃ ない …。

私 は 覚えて る わ よ … カブト 。

あなた は たしか …。

キミ の こと を ずっと 監視 さ せて もらって た の よ 。

ノノウ も 一緒に 。

私 に ついてき なさい 。

そ したら あなた の 知り たい こと を 教えて あげる 。

知り たい こと … 何 を です !?

なぜ マザー が あなた を 狙い …。

そして あなた を 覚えて い なかった の か 。

知り たく は ない の ? それ を …。

ここ は 私 の アジト …。 誰 も 知ら ない 。

つまり あなた が 初めて の 客 。

なぜ わざわざ こんな 所 へ !? どう する 気 な んです !

あなた … 知り たい こと が どんどん 増える わ ね 。

それ は いい こと よ 。

人 は 知り たい と いう 欲望 から 逃れ られ ない …。

だから あなた は こうして ここ へ ついてきた 。

なら さっさと 教えて ください !

あなた は 僕 の 知り たい こと を 知って る んでしょう !?

率直に 言う と ね →

根 は あなた も マザー も 処理 する こと に 決めて た の よ 。

どういう こと です !?

あなた たち は スパイ と して 優秀 すぎた …。

いろいろ と 知り すぎた から よ 。 そんな …。

里 の ため に 長い 間 命がけ で 情報 を 集め させて おいて →

今さら …? 情報 は 時として →

強力な 術 や 武器 より 強い 力 を 持つ こと に なる …。

いまや キミ は 危険 人物 と 見なさ れて る の よ 。

キミ たち が いずれ こう なる こと は →

はじめ から 決め られて いた んだ けど …。

更に は →

2 人 共倒れ を 狙う こと も シナリオ の うち …。

キミ が 院 を 出て すぐ あと →

ダンゾウ は マザー に →

キミ が 院 を 出た 本当の 理由 を 話した の よ 。

院 へ の お 金 の ため に キミ は 犠牲 と なって 根 に 入った と 。

マザー は キミ を 根 から 解放 する こと を 願った 。

ダンゾウ は その 願い を 受け入れる 条件 と して →

数 年 前 に ある 男 を 暗殺 する よう 命令 した 。

おかしな 話 だ けど →

その 暗殺 ターゲット の 男 こそ キミ だった の よ 。

僕 を 解放 する ため の 条件 じゃ なかった の ?

なぜ マザー は 僕 だ と 気づか なかった んだ !

言った でしょ 。

初め から 根 は キミ たち の 共倒れ を 狙って いた って 。

そこ に も カラクリ が ある の よ 。

カラクリ …。

キミ と マザー が 会わ ない よう 2 人 の 潜入 敵地 を 離し →

マザー に は キミ の 安否 を →

キミ の 成長 過程 の 写真 で 知らせて いた 。

その 写真 が 途中 から →

うまく 別人 と すげ替え られて る と も 知ら ず →

長い 時間 を かけて 他人 を キミ だ と すり込ま さ れて いた の よ 。

時間 を かけた 洗脳 。

根 の 常 套 手段 の ひと つ 。

そい つ が もう 一 人 の カブト 。

だから キミ を カブト だ と は 夢にも 思わず →

ノノウ は キミ を 殺そう と した 。

里 に 仇 なす 裏切り者 の 二 重 スパイ と して ね 。

そして あなた が →

生き残った ほう を 始末 する ため に 根 より 遣わさ れた 忍 。

そういう こと です か 。

自分 の こと は まるで わかって ない のに →

よく わかって る じゃ ない 。

僕 を 説明 できる もの が ずっと 欲しかった 。

やっと 手 に 入った と 思った のに 根 の お前 ら の せい で →

僕 は また 何者 か わから なく なった 。

メガネ は 僕 と マザー を つなげる もの だった のに 。

もらった 名 は 僕 だけ の もの だった のに 。

何 が あって も 僕 の 姿 を 忘れ ない 親 が →

マザー の はずだった のに ! すべて 違う じゃ ない か !

なら 僕 は いったい 何 だ !?

ハァ ハァ …。

うわ っ !

キミ は 自分 を 説明 できる だけ の 情報 が 足りない だけ 。

メガネ も 名 も 子供 である こと も →

本当の 自分 を 示す もの で は なかった 。

それ で いい じゃ ない 。

今 まで の もの が 納得 でき ない なら →

代わり の もの を 見つけて →

次々 に 足して いけば いい だけ の こと 。

僕 を 殺す つもり なら なぜ 僕 に そんな こと を 話す !?

私 も 自分 が 何者 な の か を 知り たくて ね 。

あらゆる もの を 集めて いる の 。

少しずつ 集めた 多く の もの から 実験 と 検証 を 繰り返し →

知識 と 能力 を 己 に 蓄積 さ せて ゆく 。

そして そこ から 新しい 完璧な 自分 に 向かって →

生まれ変わって いく 。

そして また 同じ ように 新しい もの を 手 に 入れる 。

今回 は … キミ よ 。

自分 が 何者 か だって この世 の あらゆる もの と 情報 →

それ ら すべて を 集め つくし さえ すれば →

導き 出せ ない はず は ない の よ 。

なぜ あなた に とって 僕 が その ひと つ なんだ ?

私 は キミ の 才能 を 誰 より も 買って る から よ 。

殺す なんて もったいない 。

それ に ここ は キミ の ため に 用意 した 医療 実験 施設 。

何 を 企んで る ?

己 を 消す 根 と は 違い →

己 を 導き 出す 組織 里 を 作る 。

どの 国 に も 属さ ない 音 隠れ の 里 。

私 と キミ は 今 より 木 ノ 葉 の 根 を 抜ける 。

そして 今 より 私 が キミ の 上司 と なり →

兄弟 と なり 親 と なる 。

私 が ダンゾウ から あなた を 守る 。

これ より あなた の 新しい 経歴 は こう 。

キミ は 幼少 の ころ 桔梗 峠 の 戦い に おいて →

医療 部隊 長 に 拾わ れて 育て られる 。

ダンゾウ の もと に 戻って 以降 →

表 の 顔 と して 医療 部隊 長 と なった 薬 師 ノノウ の 子 と して ね 。

キミ は 今日 より 新たに →

薬 師 カブト と して 生まれ変わる の よ 。

私 は 大 蛇 丸 。

自分 が 何者 か 知り たい の なら さ ぁ 私 の 傍ら へ 。

次に 調べ たい と 思って いる 組織 が ある の よ 。

( カブト ) お 任せ ください 。 で その 組織 と は ?

暁 。

♪♪~

( サソリ ) 大 蛇 丸 の 人体 実験 データ と →

穢土 転生 に ついて の 情報 を 持ってこい 。

承知 いたし ました 。 サソリ 様 。

お前 は 使える 。

音 を 消し 匂い を 消し 己 を 消す 。

まるで 俺 の 傀儡 の ようだ 。

♪♪~

《 今 まで の もの が 納得 でき ない なら →

代わり の もの を 見つけて →

次々 に 足して いけば いい だけ の こと 。

( カブト ) うわ ぁ ~!

まだ … まだ 足りない …。

これ は まだ 僕 じゃ ない !

( 開演 ブザー )

皆様 お 変わり ございませ ん か ?

美 空 ひばり です 。

では 最後 まで ご ゆっくり お楽しみ ください 。

『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 ! に っぽ ん の 歌 』。

今回 は ご覧 の 豪華な 歌手 →

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NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 15 - 336 - 薬 師 カブト ||しっぷう|つたい|しーずん|くすり|し| Naruto Shippuden - Season 15 - 336 - Yakushi Kabuto Naruto Shippuden - Temporada 15 - 336 - Yakushi Kabuto Naruto Shippuden - Temporada 15 - 336 - Yakushi Kabuto 火影忍者 Shippuden - 第 15 季 - 336 - 夜叉卡布托 火影忍者 Shippuden - 第 15 季 - 336 - 夜叉卡布托

( イタチ ) 自分 が 何者 か 知り たければ → いたち|じぶん||なにもの||しり|

本当の 自分 を 見つめ 直し 認める こと だ 。 ほんとうの|じぶん||みつめ|なおし|みとめる||

己 自身 を 認めて やる こと が でき ない やつ は   失敗 する 。 おのれ|じしん||みとめて||||||||しっぱい|

かつて の 俺 の ように な 。 ||おれ||よう に|

( カブト ) 最初 から 僕 は   何者 で も なかった 。 |さいしょ||ぼく||なにもの|||

僕 に は   何も ない 。 ぼく|||なにも|

( ノノウ ) カブト   まだ いける ? はい   マザー 。

( ウルシ ) 院 の ため と は いえ なんで   忍 相手 に 俺 たち まで 。 うるし|いん|||||||おし|あいて||おれ||

何も し ないで お 金 は 発生 し ない から だ よ 。 なにも||||きむ||はっせい|||||

ウルシ は   包帯 とって きて くれる ? あい よっ と 。 うるし||ほうたい||||||

( 大 蛇 丸 ) 忍 で も ない の に いい 腕 ね   その 医療 忍術 。 だい|へび|まる|おし|||||||うで|||いりょう|にんじゅつ

マザー に 教えて もらった んです 。 ||おしえて||ん です

カブト と か いった わ ね 。

キミ   忍 に なれば ? きみ|おし||

いい 忍 に なる わ よ   きっと ね 。 |おし||||||

僕 は   そんな つもり ないで す 。 ぼく|||||

こう やって   少し でも 孤児院 に お 金 を 貯 め て → ||すこし||こじいん|||きむ||ちょ||

ずっと   そこ で マザー の お 手伝い が し たい だけ です から 。 ||||||てつだい||||||

いろいろ して もらった のに →

まだ   メガネ くらい しか プレゼント して あげ られて ないし 。 |めがね|||ぷれぜんと||||

そう …  もったいない わ ね 。

( ダンゾウ ) あの 歩き の 巫女 と 呼ば れた お前 が → ||あるき||いちこ||よば||おまえ|

今や   子守 と は な 。 いまや|こもり|||

( ダンゾウ ) 久方ぶりに   こうして 見る と 少し やつれた か   ノノウ 。 |ひさかたぶりに||みる||すこし|||

それ は   とうに 捨てた 名 です 。 |||すてた|な|

すでに   木 ノ 葉 の 里 と の 援助 金 の 話 は   カタ が ついた はず 。 |き||は||さと|||えんじょ|きむ||はなし|||||

なぜ   今に なって 。 |いまに|

諜報 部 一   エリート だった お前 が → ちょうほう|ぶ|ひと|えりーと||おまえ|

根 を 離れた 途端 何も 知ら なく なった か 。 ね||はなれた|とたん|なにも|しら|||

援助 金 だけ の 話 で 来た ので は ない 。 えんじょ|きむ|||はなし||きた|||

この 戦時 に おいて → |せんじ||

岩 隠れ が   大規模な 作戦 を 企んで いる と いう 情報 を 入手 した 。 いわ|かくれ||だいきぼな|さくせん||たくらんで||||じょうほう||にゅうしゅ|

その 情報 が 正しい か → |じょうほう||ただしい|

お前 に 岩 隠れ の 里 に 潜入 して 調べて もらい たい 。 おまえ||いわ|かくれ||さと||せんにゅう||しらべて||

そして   それ が 正しかった 場合 → |||ただしかった|ばあい

その 作戦 が   いつ どこ で 行わ れ どんな 作戦 内容 な の かも 調べ → |さくせん|||||おこなわ|||さくせん|ないよう||||しらべ

こちら に 報告 して いただき たい 。 ||ほうこく|||

恐らく   長期 任務 と なる 。 おそらく|ちょうき|にんむ||

なら   お門違い です 。 私 は もう …。 |おかどちがい||わたくし||

あんた たち は   わかって い ない !

マザー の 存在 が この 院 と 子供 たち に とって → ||そんざい|||いん||こども|||

どれほど 大切 か ! |たいせつ|

マザー は   必死に やりくり し この 院 を 守って きた 。 ||ひっしに||||いん||まもって|

そんな 危ない 任務 → |あぶない|にんむ

根 の あんた たち が やったら いい でしょう が ! ね||||||||

なぜ   わざわざ マザー に まで 。

この 長期 任務 を 任せ られる の は → |ちょうき|にんむ||まかせ|||

歩き の 巫女 を おいて 他 に ない 。 あるき||いちこ|||た||

今 の 根 に   こや つ 以上 の 諜報 活動 が できる 者 は → いま||ね||||いじょう||ちょうほう|かつどう|||もの|

ひとり と して おら ぬ 。

たいがい の 者 は 心 を 壊す か 敵 に 寝返る 。 ||もの||こころ||こわす||てき||ねがえる

こや つ が   木 ノ 葉 を 売る ような く の いち で ない こと は 知っている 。 |||き||は||うる|||||||||しっている

その 顔   すでに 察し が ついて いる な 。 |かお||さっし||||

ノノウ よ   そうだ   これ を 断れば 今後   院 に カネ は 入ら ん 。 ||そう だ|||ことわれば|こんご|いん||かね||はいら|

そんな !  ちゃんと 三 代 目 火影 様 と の 話 も ついて ん の よ ! ||みっ|だい|め|ほかげ|さま|||はなし|||||

そんな こと が 許さ れる わけ ない でしょう ! |||ゆるさ||||

この 院 は   ずいぶん 泥棒 が 入り やす そうだ な 。 |いん|||どろぼう||はいり||そう だ|

カネ を 盗ま れ ぬ よう 用心棒 を 雇う こと を 勧めて おく 。 かね||ぬすま||||ようじんぼう||やとう|||すすめて|

もっとも   カネ が あれば の 話 だ が 。 |かね||||はなし||

ついでに   子供 たち まで 盗ま れ ぬ よう   用心 する こと ね 。 |こども|||ぬすま||||ようじん|||

身元 の わから ぬ 子供 は 何かと 利用 価値 が ある から …。 みもと||||こども||なにかと|りよう|かち|||

お前 ら 汚い ぞ !  それ でも 忍 か !? おまえ||きたない||||おし|

わかって ない の は そちら の ほう だ !

(2 人 ) あっ …。 じん|

木 ノ 葉 を 守る ため なら 安い もの だ 。 き||は||まもる|||やすい||

わかり ました 。 ちょっと   マザー !

心 を 殺し きれ ぬ   お前 だ から こそ こう なった のだ 。 こころ||ころし|||おまえ||||||

やはり お前 は   根 に は 向か ぬ 。 |おまえ||ね|||むか|

よくも   ぬけぬけ と …。

それ と   今回 の 情報 を 入手 する ため に → ||こんかい||じょうほう||にゅうしゅ|||

わし の 部下 が 1 人 死んだ 。 ||ぶか||じん|しんだ

代わり に   ここ の 子供 を 1 人 いただいて いく 。 かわり||||こども||じん||

どこ まで ! 私 は 依頼 を 受ける と 言った はず ! ||わたくし||いらい||うける||いった|

それ と これ と は 別だ 。 |||||べつだ

次回 から の カネ は 用立てて やる 。 じかい|||かね||ようだてて|

だが   今回 の 分 は その 1 人 と 交換 だ 。 |こんかい||ぶん|||じん||こうかん|

何より   子供 の ほう から 木 ノ 葉 の 忍 に なり たい と → なにより|こども||||き||は||おし||||

申し出る 場合 も ない わけで は ない 。 もうしでる|ばあい|||||

尋ねて みる と いい 。 たずねて|||

( ダンゾウ )1 人 くらい は いる かも しれ ぬ から な 。 |じん||||||||

カブト   どうして …。

僕 は 忍者 に 向いて いる 。 ぼく||にんじゃ||むいて|

医療 忍術 も 究め たい し ね 。 いりょう|にんじゅつ||きわめ|||

カブト ! 俺 ら と の 3 年間 を 捨て ん の か !? |おれ||||ねんかん||すて|||

( ウルシ ) こっち へ 来 いよ ! うるし|||らい|

みんな   院 で の ルール を 忘れた の か ? |いん|||るーる||わすれた||

( カブト ) もう   とっくに 寝る 時間 だ よ 。 |||ねる|じかん||

♪♪~

ハァ   ハァ   ハァ …。

《 ダメだ …  囲ま れて る …》 だめだ|かこま||

《 ヘマ を し なければ →

もう   とっくに 寝て る 時間 だった のに 。 ||ねて||じかん||

院 を 出て  5 年 か …。 いん||でて|とし|

もう 一 度   マザー や みんな に 会い たかった な 》 |ひと|たび|||||あい||

マザー !!

そんな … なんで こんな ところ に !?

(( お前 に 岩 隠れ の 里 に 潜入 して 調べて もらい たい 。 おまえ||いわ|かくれ||さと||せんにゅう||しらべて||

この 長期 任務 を 任せ られる の は → |ちょうき|にんむ||まかせ|||

歩き の 巫女 を おいて   他 にない )) あるき||いちこ|||た|

《 まさか …  まだ あの とき の 任務 を 続けて た の か ?》 |||||にんむ||つづけて|||

なぜ …  私 の 傷 を …。 |わたくし||きず|

あなた は   いったい …?

僕 だ よ   マザー 。 ぼく|||

カブト だ よ 。

心配 し ないで …  必ず 助ける ! しんぱい|||かならず|たすける

誰 …  な の ? だれ||

( 黄 ツチ ) こっち だ ! き|つち||

クソ !  ナニガシ が   やられた 。 くそ||| |something||

《 マザー は 僕 の こと を …  なぜ ? ||ぼく||||

なぜ   僕 の こと を 覚えて い ない …? |ぼく||||おぼえて||

どうして …。

だ と したら 今 まで   僕 は な んだった んだ …。 |||いま||ぼく||||

マザー から   もらった もの は な んだった んだ …。

名前 も   マザー の 子供 である こと も …。 なまえ||||こども|||

この メガネ さえ も …》 |めがね||

これ は …  誰 だ …。 ||だれ|

これ は   僕 じゃ ない …。 ||ぼく||

本当の 僕 じゃ ない …。 ほんとうの|ぼく||

自分 が はっきり 見えて い ない よう ね 。 じぶん|||みえて||||

いい 忍 に なった じゃ ない …。 |おし||||

私 は 覚えて る わ よ …  カブト 。 わたくし||おぼえて||||

あなた は   たしか …。

キミ の こと を   ずっと 監視 さ せて もらって た の よ 。 きみ|||||かんし||||||

ノノウ も   一緒に 。 ||いっしょに

私 に   ついてき なさい 。 わたくし|||

そ したら   あなた の 知り たい こと を 教えて あげる 。 ||||しり||||おしえて|

知り たい こと …  何 を です !? しり|||なん||

なぜ   マザー が あなた を 狙い …。 |||||ねらい

そして あなた を 覚えて い なかった の か 。 |||おぼえて||||

知り たく は ない の ?  それ を …。 しり||||||

ここ は   私 の アジト …。 誰 も 知ら ない 。 ||わたくし|||だれ||しら|

つまり   あなた が 初めて の 客 。 |||はじめて||きゃく

なぜ   わざわざ   こんな 所 へ !? どう する 気 な んです ! |||しょ||||き||ん です

あなた …  知り たい こと が どんどん 増える わ ね 。 |しり|||||ふえる||

それ は   いい こと よ 。

人 は   知り たい と いう 欲望 から 逃れ られ ない …。 じん||しり||||よくぼう||のがれ||

だから   あなた は   こうして ここ へ   ついてきた 。

なら   さっさと 教えて ください ! ||おしえて|

あなた は   僕 の 知り たい こと を 知って る んでしょう !? ||ぼく||しり||||しって||

率直に 言う と ね → そっちょくに|いう||

根 は   あなた も マザー も 処理 する こと に 決めて た の よ 。 ね||||||しょり||||きめて|||

どういう こと です !?

あなた たち は スパイ と して 優秀 すぎた …。 |||すぱい|||ゆうしゅう|

いろいろ と   知り すぎた から よ 。 そんな …。 ||しり||||

里 の ため に 長い 間   命がけ で 情報 を 集め させて おいて → さと||||ながい|あいだ|いのちがけ||じょうほう||あつめ|さ せて|

今さら …? 情報 は   時として → いまさら|じょうほう||ときとして

強力な 術 や 武器 より 強い 力 を 持つ こと に なる …。 きょうりょくな|じゅつ||ぶき||つよい|ちから||もつ|||

いまや   キミ は 危険 人物 と 見なさ れて る の よ 。 |きみ||きけん|じんぶつ||みなさ||||

キミ たち が   いずれ こう なる こと は → きみ|||||||

はじめ から 決め られて いた んだ けど …。 ||きめ||||

更に は → さらに|

2 人 共倒れ を 狙う こと も シナリオ の うち …。 じん|ともだおれ||ねらう|||しなりお||

キミ が 院 を 出て   すぐ あと → きみ||いん||でて||

ダンゾウ は   マザー に →

キミ が 院 を 出た 本当の 理由 を 話した の よ 。 きみ||いん||でた|ほんとうの|りゆう||はなした||

院 へ の お 金 の ため に キミ は 犠牲 と なって   根 に 入った と 。 いん||||きむ||||きみ||ぎせい|||ね||はいった|

マザー は   キミ を 根 から 解放 する こと を 願った 。 ||きみ||ね||かいほう||||ねがった

ダンゾウ は   その 願い を 受け入れる 条件 と して → |||ねがい||うけいれる|じょうけん||

数 年 前 に   ある 男 を 暗殺 する よう 命令 した 。 すう|とし|ぜん|||おとこ||あんさつ|||めいれい|

おかしな 話 だ けど → |はなし||

その 暗殺 ターゲット の 男 こそ キミ だった の よ 。 |あんさつ|たーげっと||おとこ||きみ|||

僕 を 解放 する ため の 条件 じゃ なかった の ? ぼく||かいほう||||じょうけん|||

なぜ   マザー は 僕 だ と 気づか なかった んだ ! |||ぼく|||きづか||

言った でしょ 。 いった|

初め から 根 は   キミ たち の 共倒れ を 狙って いた って 。 はじめ||ね||きみ|||ともだおれ||ねらって||

そこ に も   カラクリ が ある の よ 。

カラクリ …。

キミ と マザー が 会わ ない よう 2 人 の 潜入 敵地 を 離し → きみ||||あわ|||じん||せんにゅう|てきち||はなし

マザー に は   キミ の 安否 を → |||きみ||あんぴ|

キミ の 成長 過程 の 写真 で 知らせて いた 。 きみ||せいちょう|かてい||しゃしん||しらせて|

その 写真 が 途中 から → |しゃしん||とちゅう|

うまく 別人 と すげ替え られて る と も 知ら ず → |べつじん||すげかえ|||||しら|

長い 時間 を かけて   他人 を キミ だ と すり込ま さ れて いた の よ 。 ながい|じかん|||たにん||きみ|||すりこま|||||

時間 を かけた 洗脳 。 じかん|||せんのう

根 の 常 套 手段 の ひと つ 。 ね||とわ|とう|しゅだん|||

そい つ が   もう 一 人 の カブト 。 ||||ひと|じん||

だから   キミ を カブト だ と は 夢にも 思わず → |きみ||||||ゆめにも|おもわず

ノノウ は   キミ を 殺そう と した 。 ||きみ||ころそう||

里 に 仇 なす 裏切り者 の 二 重 スパイ と して ね 。 さと||あだ||うらぎりもの||ふた|おも|すぱい|||

そして   あなた が →

生き残った ほう を 始末 する ため に 根 より 遣わさ れた 忍 。 いきのこった|||しまつ||||ね||つかわさ||おし

そういう こと です か 。

自分 の こと は まるで わかって ない のに → じぶん|||||||

よく わかって る じゃ ない 。

僕 を   説明 できる もの が ずっと 欲しかった 。 ぼく||せつめい|||||ほしかった

やっと 手 に 入った と 思った のに 根 の お前 ら の せい で → |て||はいった||おもった||ね||おまえ||||

僕 は また 何者 か わから なく なった 。 ぼく|||なにもの||||

メガネ は   僕 と マザー を つなげる もの だった のに 。 めがね||ぼく|||||||

もらった 名 は 僕 だけ の もの だった のに 。 |な||ぼく|||||

何 が あって も 僕 の 姿 を 忘れ ない 親 が → なん||||ぼく||すがた||わすれ||おや|

マザー の はずだった のに ! すべて 違う じゃ ない か ! |||||ちがう|||

なら   僕 は いったい   何 だ !? |ぼく|||なん|

ハァ   ハァ …。

うわ っ !

キミ は 自分 を 説明 できる だけ の 情報 が 足りない だけ 。 きみ||じぶん||せつめい||||じょうほう||たりない|

メガネ も 名 も   子供 である こと も → めがね||な||こども|||

本当の 自分 を 示す もの で は なかった 。 ほんとうの|じぶん||しめす||||

それ で いい じゃ ない 。

今 まで の もの が 納得 でき ない なら → いま|||||なっとく|||

代わり の もの を 見つけて → かわり||||みつけて

次々 に 足して いけば いい だけ の こと 。 つぎつぎ||たして|||||

僕 を 殺す つもり なら なぜ 僕 に   そんな こと を 話す !? ぼく||ころす||||ぼく|||||はなす

私 も 自分 が 何者 な の か を 知り たくて ね 。 わたくし||じぶん||なにもの|||||しり||

あらゆる もの を 集めて いる の 。 |||あつめて||

少しずつ 集めた 多く の もの から 実験 と 検証 を 繰り返し → すこしずつ|あつめた|おおく||||じっけん||けんしょう||くりかえし

知識 と 能力 を 己 に 蓄積 さ せて ゆく 。 ちしき||のうりょく||おのれ||ちくせき|||

そして   そこ から 新しい 完璧な 自分 に 向かって → |||あたらしい|かんぺきな|じぶん||むかって

生まれ変わって いく 。 うまれかわって|

そして また   同じ ように 新しい もの を 手 に 入れる 。 ||おなじ|よう に|あたらしい|||て||いれる

今回 は …  キミ よ 。 こんかい||きみ|

自分 が 何者 か だって この世 の あらゆる もの と 情報 → じぶん||なにもの|||このよ|||||じょうほう

それ ら すべて を 集め つくし さえ すれば → ||||あつめ|||

導き 出せ ない はず は ない の よ 。 みちびき|だせ||||||

なぜ   あなた に とって 僕 が   その ひと つ なんだ ? ||||ぼく|||||

私 は   キミ の 才能 を 誰 より も 買って る から よ 。 わたくし||きみ||さいのう||だれ|||かって|||

殺す なんて   もったいない 。 ころす||

それ に   ここ は キミ の ため に 用意 した 医療 実験 施設 。 ||||きみ||||ようい||いりょう|じっけん|しせつ

何 を 企んで る ? なん||たくらんで|

己 を 消す 根 と は 違い → おのれ||けす|ね|||ちがい

己 を 導き 出す 組織   里 を 作る 。 おのれ||みちびき|だす|そしき|さと||つくる

どの 国 に も 属さ ない   音 隠れ の 里 。 |くに|||ぞくさ||おと|かくれ||さと

私 と キミ は 今 より   木 ノ 葉 の 根 を 抜ける 。 わたくし||きみ||いま||き||は||ね||ぬける

そして   今 より 私 が   キミ の 上司 と なり → |いま||わたくし||きみ||じょうし||

兄弟 と なり   親 と なる 。 きょうだい|||おや||

私 が   ダンゾウ から   あなた を 守る 。 わたくし||||||まもる

これ より あなた の 新しい 経歴 は   こう 。 ||||あたらしい|けいれき||

キミ は   幼少 の ころ 桔梗 峠 の 戦い に おいて → きみ||ようしょう|||ききょう|とうげ||たたかい||

医療 部隊 長 に 拾わ れて 育て られる 。 いりょう|ぶたい|ちょう||ひろわ||そだて|

ダンゾウ の もと に 戻って 以降 → ||||もどって|いこう

表 の 顔 と して   医療 部隊 長 と なった 薬 師 ノノウ の 子 と して ね 。 ひょう||かお|||いりょう|ぶたい|ちょう|||くすり|し|||こ|||

キミ は   今日 より 新たに → きみ||きょう||あらたに

薬 師 カブト と して 生まれ変わる の よ 。 くすり|し||||うまれかわる||

私 は   大 蛇 丸 。 わたくし||だい|へび|まる

自分 が 何者 か 知り たい の なら さ ぁ   私 の 傍ら へ 。 じぶん||なにもの||しり||||||わたくし||かたわら|

次に 調べ たい と 思って いる 組織 が ある の よ 。 つぎに|しらべ|||おもって||そしき||||

( カブト ) お 任せ ください 。 で   その 組織 と は ? ||まかせ||||そしき||

暁 。 あかつき

♪♪~

( サソリ ) 大 蛇 丸 の 人体 実験 データ と → さそり|だい|へび|まる||じんたい|じっけん|でーた|

穢土 転生 に ついて の 情報 を 持ってこい 。 えど|てんせい||||じょうほう||もってこい

承知 いたし ました 。  サソリ 様 。 しょうち|||さそり|さま

お前 は 使える 。 おまえ||つかえる

音 を 消し   匂い を 消し   己 を 消す 。 おと||けし|におい||けし|おのれ||けす

まるで   俺 の 傀儡 の ようだ 。 |おれ||かいらい||

♪♪~

《 今 まで の もの が 納得 でき ない なら → いま|||||なっとく|||

代わり の もの を 見つけて → かわり||||みつけて

次々 に 足して いけば いい だけ の こと 。 つぎつぎ||たして|||||

( カブト ) うわ ぁ ~!

まだ …  まだ 足りない …。 ||たりない

これ は   まだ 僕 じゃ ない ! |||ぼく||

( 開演 ブザー ) かいえん|ぶざー

皆様   お 変わり ございませ ん か ? みなさま||かわり|||

美 空 ひばり です 。 び|から||

では 最後 まで ご ゆっくり お楽しみ ください 。 |さいご||||おたのしみ|

『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 !  に っぽ ん の 歌 』。 もくよう|じ||こんさーと|めいきょく|||||うた

今回 は   ご覧 の 豪華な 歌手 → こんかい||ごらん||ごうかな|かしゅ