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2 - Harry Potter, 9.1.2 壁 に 書か れた 文字 - The Writing on the Wall

9.1.2 壁 に 書か れた 文字 - The Writing on the Wall

何 を して いる の 、 と ハリー や ロン が 話しかけて も 、 ろくすっぽ 返事 も して くれ なかった 。

何 を して いる の か が 、 やっと 次の 水曜日 に なって わかった 。

魔法 薬 の 授業 の あと 、 スネイプ は ハリー を 居残ら せて 、 机 に 貼り ついた フジツボ を こそ げ 落 す ように 言いつけた 。

遅く なった 昼食 を 急いで 食べ 終える と 、 ハリー は 図書 館 で ロン に 会おう と 階段 を 上って 行った 。

ちょうど むこう から やってきた 、 ハッフルパフ 寮 の ジャスティン ・ フィンチ ・ フレッチリー は 薬草 学 で 一緒だった こと が ある ので 、 ハリー は 挨拶 を しよう と 口 を 開き かけた 。

すると ハリー の 姿 に 気づいた ジャスティン が 、 急に 回れ 右 して 反対の 方向 へ 急ぎ足 で 行って しまった 。

ロン は 図書 館 の 奥 の 方 で 、 魔法 史 の 宿題 の 長 さ を 計って いた 。

ピンズ 先生 の 宿題 は 「 中世 に おける ∃ ーロッパ 魔法使い 会議 」 に ついて 、 メートル の 長 さ の 作文 を 書く こと だった 。

「 まさか 。 まだ 二十 センチ も 足りない なんて ......」 ロン は ぷり ぷり して 羊 皮 紙 から 手 を 離した 。 羊 皮 紙 は また くるり と 丸まって しまった 。 「 ハーマイオニー なんか 、 もう 一 メートル 四十 センチ も 書いた んだ ぜ 、 しかも 細かい 字 で 」 「 ハーマイオニー は どこ ?」 ハリー も 巻尺 を 無造作に つかんで 、 自分 の 宿題 の 羊 皮 紙 を 広げ ながら 聞いた 。 「 どっか あの 辺 だ よ 」 ロン は 書棚 の あたり を 指差した 。 「 また 別の 本 を 探して る 。 あいつ 、 クリスマス まで に 図書 館 中 の 本 を 全部 読んで しまう つ も り じゃ ない か 」

ハリー は ロン に 、 ジャスティン ・ フィンチ ・ フレッチリー が 逃げて 行った こと を 話した 。

「 なんで そんな こと 気 に する ん だい 。 僕 、 あいつ 、 ちょっと 間抜けだって 思って た よ 」 ロン は できる だけ 大きい 字 で 宿題 を 書きなぐり ながら 言った 。 「 だって ロック ハート が 偉大だ と か 、 バカバカしい こと を 言って た じゃ ない か ......」

ハーマイオニー が 書棚 と 書棚 の 間 から ひょいと 現れた 。 イライラ して いる ようだった が 、 やっと 二 人 と 話す 気 に なった らしい 。

「『 ホグワーツ の 歴史 』 が 全部 貸し出されて る の 」 ハーマイオニー は 、 ロン と ハリー の 隣 に 腰掛けた 。 「 しかも 、 あと 二 週間 は 予約 で いっぱい 。 わたし の を 家 に 置いて こな けり や よかった 。 残 念 。 でも 、 ロックハート の 本 で いっぱいだった から 、 トランク に 入り きら なかった の 」

「 どうして その 本 が 欲しい の ?」

ハリー が 聞いた 。

「 みんな が 借り た がって いる 理由 と 同じ よ 。 『 秘密の 部屋 』 の 伝説 を 調べたい の 」 「 それ 、 な んな の ?」 ハリー は 急き込んだ 。 「 まさに 、 その 疑問 よ 。 それ が どうしても 思い出せ ない の 」 ハーマイオニー は 唇 を 噛んだ 。

「 しかも 他 のど の 本 に も 書いて ない の ――」

「 ハーマイオニー 、 君 の 作文 見せて 」

ロン が 時計 を 見 ながら 絶望 的な 声 を 出した 。

「 ダメ 。 見せられ ない 」 ハーマイオニー は 急に 厳しく なった 。 「 提出 まで に 十 日 も あった じゃ ない 」

「 あと たった 六 センチ な んだ けど なあ 。 いい よ 、 いい よ ......」

ベル が 鳴った 。 ロン と ハーマイオニー は ハリー の 先 に 立って 、 二 人 で ロゲンカ し ながら 魔法 史 の クラス に 向かった 。

魔法 史 は 時間割 の 中 で 一 番 退屈な 科目 だった 。 担当 の ピンズ 先生 は 、 ただ 一 人 の ゴースト 先 生 で 、 唯一 おもしろい の は 、 先生 が 、 毎回 黒板 を 通り抜けて クラス に 現れる こと だった 。 し わ しわ の 骨董 品 の ような 先生 で 、 聞く ところ に よれば 、 自分 が 死んだ こと に も 気づか なかった らしい 。 ある 日 、 立ち上がって 授業 に 出かける とき 、 生身 の 体 を 職員 室 の 暖炉 の 前 の 肱 掛 椅子 に 、 そのまま 置き忘れて きた と いう 。 それ から も 、 先生 の 日課 は ちっとも 変わって い な い のだ 。

今日 も いつも の ように 退屈だった 。 ピンズ 先生 は ノート を 開き 、 中古 の 電気 掃除 機 の よう な 、 一本調子の 低い 声 で ブーンブーン と 読み上げ はじめた 。

ほとんど クラス 全員 が 催眠 術 に かかった ように ぼ ーっと なり 、 時々 、 はっと 我 に 返って は 、 名前 と か 年号 と か の ノート を とる 間 だけ 日 を 覚まし 、 また すぐ 眠り に 落ちる のだった 。 先生 が 三十 分 も 読み上げ 続けた ころ 、 今 まで 一 度 も なかった こと が 起きた 。 ハーマイオニー が 手 を 挙げた のだ 。 ピンズ 先生 は ちょうど 一二八九 年 の 国際 魔法 戦士 条約 に ついて の 、 死に そうに 退屈な 講義 の 真っ最中 だった が 、 チラッ と 目 を 上げ 、 驚いた ように 見つめた 。 「 ミス ―― あー ?」

「 グレンジャー です 。 先生 、『 秘密の 部屋 』 に ついて 何 か 教えて いただけません か 」 ハーマイオニー は はっきり した 声 で 言った 。 口 を ポカン と 開けて 窓 の 外 を 眺めて いた ディーン ・ トーマス は 催眠 状態 から 急に 覚醒 した 。

両腕 を 枕 に して いた ラベンダー ・ ブラウン は 頭 を 持ち上げ 、 ネビル の 肘 は 机 から ガクッ と 滑 り 落ちた 。

ピンズ 先生 は 目 を パチクリ した 。

「 わたし が お 教え し とる の は 魔法 史 です 」 干からびた 声 で 、 先生 が ゼーゼー と 言った 。 「 事実 を 教え とる のであり 、 ミス ・ グレンジャー 。 神話 や 伝説 で は ない んであります 」 先生 は コホン と チョーク が 折れる ような 小さな 音 を たてて 咳払い し 、 授業 を 続けた 。 「 同じ 年 の 九 月 、 サルジニア 魔法使い の 小 委員 会 で ...... 先生 は ここ で つっかえた 。 ハーマイオニー の 手 が また 空中 で 揺れて いた 。

「 ミス ・ グラント ?」

「 先生 、 お 願い です 。 伝説 と いう の は 必ず 事実 に 基づいて いる の では ありません か ?」 ピンズ 先生 は ハーマイオニー を じ ーっと 見つめた 。 その 驚き よう と きたら 、 先生 の クラス を 途中 で 遮る 生徒 は 、 先生 が 生きて いる 間 も 死んで か らも 、 ただ の 一 人 も い なかった に 違いない 、 と ハリー は 思った 。

「 ふむ 」

ピンズ 先生 は 考え ながら 言った 。

「 然り 、 そんなふうに も 言えましょう 。 たぶん 」

先生 は ハーマイオニー を まじまじ と 見た 。 まるで 今 まで 一 度 も 生徒 を まともに 見た こと が な いか の ようだった 。

「 しかしながら です 。 あなた が おっしゃる ところ の 伝説 は と いえば 、 これ は まことに 人 騒が せ な もの であり 、 荒唐無稽な 話 と さえ 言える もの で あ ......?」

しかし 、 いまや クラス 全体 が ピンズ 先生 の 一言 一言 に 耳 を 傾けて いた 。

先生 は 見る と も なく ぼんやり と 全 生徒 を 見渡した 。

どの 顔 も 先生 の 方 を 向いて いる 。

こんなに 興味 を 示さ れる こと など 、 かつて なかった 先生 が 、 完全に まごついて いる の が ハ リー に は わかった 。

「 あー 、 よろしい 」 先生 が 噛みしめる ように 語り 出した 。

「 さて ......『 秘密の 部屋 』 と は ...... 皆さん も 知って の 通り 、 ホグワーツ は 一千 年 以上 も 前 ― ― 正確な 年号 は 不明である から に して ―― その 当時 の 、 最も 偉大なる 四 人 の 魔女 と 魔法使い たち に よって 、 創設 さ れた のであります 。 創設 者 の 名前 に ちなみ その 四 つ の 学 寮 を 、 次の よ う に 名づけた のであります 。 すなわち 、 ゴドリック ・ グリフィンドール 、 ヘルガ ・ ハッフル パフ 、 ロウエナ ・ レイブンクロー 、 そして サラザール ・ スリザリン 。 彼ら は マグル の 詮索 好 きな 目 から 遠く 離れた この 地 に 、 ともに この 城 を 築いた のであります 。 なぜならば 、 その 時 代 に は 魔法 は 一般 の 人々 の 恐れる ところ であり 、 魔女 や 魔法使い は 多大なる 迫害 を 受けた か ら で あります 」 先生 は ここ で 一息 入れ 、 漠然と クラス 全体 を 見つめ 、 それ から 続き を 話しだした 。 「 数 年 の 間 、 創設 者 たち は 和気 藹 々 で 、 魔法 力 を 示した 若者 たち を 探し出して は 、 この 城 に 誘って 教育 した のであります 。 しかしながら 、 四 人 の 間 に 意見 の 相違 が 出て きた 。 スリザリ ン と 他の 三 人 と の 亀裂 は 広がって 行った 。 スリザリン は 、 ホグワーツ に は 選別 さ れた 生徒 の み が 入学 を 許さ れる べきだ と 考えた 。 魔法 教育 は 、 純粋に 魔法 族 の 家系 に のみ 与えられる べ き だ と いう 信念 を 持ち 、 マグル の 親 を 持つ 生徒 は 学ぶ 資格 が ない と 考えて 、 入学 さ せる こと を 嫌った のであります 。 しばらく して 、 この 間 題 を めぐり 、 スリザリン と グリフィンドール が 激しく 言い争い 、 スリザリン が 学校 を 去った のであります 」 ピンズ 先生 は ここ で また いったん 口 を 閉じた 。 口 を すぼめる と 、 しわ くちゃ な 年寄り 亀 の ような 顔 に なった 。

「 信頼 できる 歴史 的 資料 は ここ まで しか 語って くれ ん のであります 。 しかし こうした 真摯な 事実 が 、『 秘密の 部屋 』 と いう 空想 の 伝説 に より 、 暖味 な もの に なって おる 。 スリザリン が この 城 に 、 他の 創設 者 に は まったく 知られて いない 、 隠さ れた 部屋 を 作った と いう 話 が あ る 。 その 伝説 に よれば 、 スリザリン は 『 秘密の 部屋 』 を 封印 し 、 この 学校 に 彼 の 真 の 継承 者 が 現れる とき まで 、 何 人 も その 部屋 を 開ける こと が でき ない ように した と いう 。 その 継承 者 のみ が 『 秘密の 部屋 』 の 封印 を 解き 、 その 中 の 恐怖 を 解き放ち 、 それ を 用いて この 学校 から 魔法 を 学ぶ に ふさわしから ざる 者 を 追放 する と いう 」

先生 が 語り 終える と 、 沈黙 が 満ちた 。 が 、 いつも の ピンズ 先生 の 授業 に つきもの の 、 眠気 を 誘う 沈黙 で は なかった 。 みんな が 先生 を 見つめ 、 もっと 話して ほしい と いう 落ち着か ない 空気 が 漂って いた 。 ピンズ 先生 は かすかに 困惑 した 様子 を 見せた 。

「 もちろん 、 すべて は 戯言 で あります 。 当然 ながら 、 そのような 部屋 の 証 を 求め 、 最高の 学 識 ある 魔女 や 魔法使い が 、 何度 も この 学校 を 探索 した のであります が 、 そのような もの は 存 在 し なかった のであります 。 だまさ れ やすい 者 を 怖がら せる 作り話 で あります 」 ハーマイオニー の 手 が また 空中 に 挙がった 。 「 先生 ――『 部屋 の 中 の 恐怖 』 と いう の は 具体 的に どういう こと です か ?」

「 なんらか の 怪物 だ と 信じられて おり 、 スリザリン の 継承 者 のみ が 操る こと が できる と い う 」 ピンズ 先生 は 干からびた 甲高い 声 で 答えた 。 生徒 が こわごわ 互いに 顔 を 見合わせた 。 「 言って おきましょう 。 そんな もの は 存在 し ない 」 ピンズ 先生 が ノート を パラパラ と めくり ながら 言った 。 「『 部屋 』 など ない 、 したがって 怪物 は おら ん 」

「 でも 、 先生 」

シェーマス ・ フィネガン だ 。

「 もし 『 部屋 』 が スリザリン の 継承 者 に よって のみ 開けられる なら 、 他の 誰 も 、 それ を 見 つ ける こと は でき ない 、 そう でしょう ?」 「 ナンセンス 。 オッフラハーティ 君 」

ピンズ 先生 の 声 が ますます 険しく なった 。 「 歴代 の ホグワーツ 校長 、 女 校 長先 生方 が 、 何も 発見 し なかった のだ から して ――」 「 でも 、 ピンズ 先生 」

パーパティ ・ パチル が キンキン 声 を 出した 。 「 そこ を 開ける の に は 、 闇 の 魔術 を 使わ ない と いけない ので は ――」

「 ミス ・ ペニーフェザー 、 闇 の 魔術 を 使わ ない から と いって 、 使え ない と いう こと に は なら ない 」 ピンズ 先生 が ピシャッ と 言い返した 。

「 繰り返し で は あります が 、 もし ダンブルドア の ような 方 が ――」 「 でも 、 スリザリン と 血 が つながって いない と いけない ので は ...?。 です から ダンブルドア は 」

ディーン ・ トーマス が そう 言い かけた ところ で 、 ピンズ 先生 は もう たくさんだ と ばかり び し り と 打ち切った 。

「 以上 、 おしまい 。 これ は 神話 で あります ! 部屋 は 存在 し ない ! スリザリン が 、 部屋 どころ か 、 秘密の 箒 置き場 さえ 作った 形跡 は ない のであります ! こんな バカバカしい 作り話 を お 聞 か せ した こと を 悔やんで おる 。 よろしければ 歴史 に 戻る こと と する 。 実態 の ある 、 信ずる に 足る 、 検証 できる 事実 である ところ の 歴史 に !」

ものの 五 分 も し ない うち に 、 クラス 全員 が いつも の 無気力 状態 に 戻って しまった 。

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9.1.2 壁 に 書か れた 文字 - The Writing on the Wall かべ||かか||もじ|the|writing|||wall wall||||writing||||| 9.1.2 The Writing on the Wall 9.1.2 De tekst op de muur 9.1.2 Pismo na ścianie 9.1.2 A escrita na parede 9.1.2 Skriften på väggen 9.1.2 不祥之兆

何 を して いる の 、 と ハリー や ロン が 話しかけて も 、 ろくすっぽ 返事 も して くれ なかった 。 なん||||||||||はなしかけて|||へんじ|||| |||doing|||||||talked to||barely at all|reply|||| When Harry and Ron asked him what he was doing, he didn't give them much of a reply.

何 を して いる の か が 、 やっと 次の 水曜日 に なって わかった 。 なん||||||||つぎの|すいようび||| |||||||||Wednesday||| It wasn't until the following Wednesday that I finally figured out what I was doing.

魔法 薬 の 授業 の あと 、 スネイプ は ハリー を 居残ら せて 、 机 に 貼り ついた フジツボ を こそ げ 落 す ように 言いつけた 。 まほう|くすり||じゅぎょう|||||||いのこら||つくえ||はり||ふじつぼ||||おと|||いいつけた ||||||||||bleiben||||||Entenmuschel|||||||hatte gesagt |||class|||||||stay behind||||stuck||barnacle||emphatic particle||fall off|||told After the potions class, Snape kept Harry behind and instructed him to scrape off the barnacles stuck to the desk.

遅く なった 昼食 を 急いで 食べ 終える と 、 ハリー は 図書 館 で ロン に 会おう と 階段 を 上って 行った 。 おそく||ちゅうしょく||いそいで|たべ|おえる||||としょ|かん||||あおう||かいだん||のぼって|おこなった late||lunch||quickly||finish eating||||library|library||||meet||stairs||up| After hurriedly finishing a late lunch, Harry headed up the stairs to meet Ron in the library.

ちょうど むこう から やってきた 、 ハッフルパフ 寮 の ジャスティン ・ フィンチ ・ フレッチリー は 薬草 学 で 一緒だった こと が ある ので 、 ハリー は 挨拶 を しよう と 口 を 開き かけた 。 |||||りょう||||||やくそう|まな||いっしょだった|||||||あいさつ||||くち||あき| |||came|Hufflepuff|dormitory||Justin Finch-Fletchley|Finch|Fletcher||herbology|herbology||together with|||||||greeting||||||opened| Just then, Justin Finch-Fletchley from Hufflepuff, who had been in Herbology with Harry, came from the opposite direction, and Harry opened his mouth to greet him.

すると ハリー の 姿 に 気づいた ジャスティン が 、 急に 回れ 右 して 反対の 方向 へ 急ぎ足 で 行って しまった 。 |||すがた||きづいた|||きゅうに|まわれ|みぎ||はんたいの|ほうこう||いそぎあし||おこなって| then|||appearance||noticed|||suddenly|turned around|right|did|opposite|direction||quickly||| Then, noticing Harry, Justin suddenly turned around and hurried off in the opposite direction.

ロン は 図書 館 の 奥 の 方 で 、 魔法 史 の 宿題 の 長 さ を 計って いた 。 ||としょ|かん||おく||かた||まほう|し||しゅくだい||ちょう|||はかって| |||||||||||||||||maß| |||||back||||magic|history||homework||length|||measuring|was Ron was measuring the length of his homework on the history of magic at the back of the library.

ピンズ 先生 の 宿題 は 「 中世 に おける ∃ ーロッパ 魔法使い 会議 」 に ついて 、 メートル の 長 さ の 作文 を 書く こと だった 。 |せんせい||しゅくだい||ちゅうせい|||-ロッパ|まほうつかい|かいぎ|||めーとる||ちょう|||さくぶん||かく|| Pins||||||||Europa|||||||||||||| pins|teacher||homework||middle ages||at|Europe||meeting|||meter|||||essay|||| Mr. Pins' homework was to write an essay about the "European Wizards' Meeting in the Middle Ages" with a length of one meter.

「 まさか 。 No way. まだ 二十 センチ も 足りない なんて ......」 ロン は ぷり ぷり して 羊 皮 紙 から 手 を 離した 。 |にじゅう|せんち||たりない|||||||ひつじ|かわ|かみ||て||はなした ||||not enough||||pouting|puri||sheep||paper||||released I can't believe I'm still short by twenty centimeters..." Ron huffed and pulled his hand away from the sheepskin. 羊 皮 紙 は また くるり と 丸まって しまった 。 ひつじ|かわ|かみ|||||まるまって| |||||||gerollt| sheep|skin|paper|||curling||curled up| The parchment rolled up again. 「 ハーマイオニー なんか 、 もう 一 メートル 四十 センチ も 書いた んだ ぜ 、 しかも 細かい 字 で 」 「 ハーマイオニー は どこ ?」 ハリー も 巻尺 を 無造作に つかんで 、 自分 の 宿題 の 羊 皮 紙 を 広げ ながら 聞いた 。 |||ひと|めーとる|しじゅう|せんち||かいた||||こまかい|あざ|||||||まきじゃく||むぞうさに||じぶん||しゅくだい||ひつじ|かわ|かみ||ひろげ||きいた ||||||||||||||||||||Maßband|||||||||||||| |||||one meter forty||||||moreover|small|character|||||||measuring tape||carelessly|grabbed|||homework||||||spread|| "Hermione has already written one meter forty centimeters, you know, and it's in small letters." "Where's Hermione?" Harry also casually grabbed the measuring tape and asked while spreading out his own parchment for homework. 「 どっか あの 辺 だ よ 」 ロン は 書棚 の あたり を 指差した 。 ど っか||ほとり|||||しょだな||||ゆびさした somewhere||around|||||bookshelf||around||pointed at "Somewhere over there," Ron pointed to around the bookshelf. 「 また 別の 本 を 探して る 。 |べつの|ほん||さがして| |another|||looking for| "I'm looking for another book. あいつ 、 クリスマス まで に 図書 館 中 の 本 を 全部 読んで しまう つ も り じゃ ない か 」 |くりすます|||としょ|かん|なか||ほん||ぜんぶ|よんで||||||| |Christmas|||||||||all|||||||| I'm going to read all the books in the library before Christmas.

ハリー は ロン に 、 ジャスティン ・ フィンチ ・ フレッチリー が 逃げて 行った こと を 話した 。 ||||||||にげて|おこなった|||はなした ||||||||ran away|||| Harry told Ron that Justin Finch Fletchley had run away.

「 なんで そんな こと 気 に する ん だい 。 |||き|||| "Why do you care about that? 僕 、 あいつ 、 ちょっと 間抜けだって 思って た よ 」 ロン は できる だけ 大きい 字 で 宿題 を 書きなぐり ながら 言った 。 ぼく|||まぬけ だって|おもって|||||||おおきい|あざ||しゅくだい||かきなぐり||いった |||dumm|||||||||||||schrieb|| |||silly|||||||||characters||homework||scribbled|| I thought he was kind of dumb," Ron said, scribbling down his homework in the largest handwriting he could manage. 「 だって ロック ハート が 偉大だ と か 、 バカバカしい こと を 言って た じゃ ない か ......」 |ろっく|はーと||いだいだ|||ばかばかしい|||いって|||| but||||great|||||||||| "You know, that ridiculous thing you said about Lockhart being great. ......"

ハーマイオニー が 書棚 と 書棚 の 間 から ひょいと 現れた 。 ||しょだな||しょだな||あいだ|||あらわれた Hermione||bookshelf||||between||suddenly|suddenly appeared Hermione appears between the bookshelves. イライラ して いる ようだった が 、 やっと 二 人 と 話す 気 に なった らしい 。 いらいら||||||ふた|じん||はなす|き||| irritated|||||||||talking|||| He seemed annoyed, but finally decided to talk to them.

「『 ホグワーツ の 歴史 』 が 全部 貸し出されて る の 」 ハーマイオニー は 、 ロン と ハリー の 隣 に 腰掛けた 。 ||れきし||ぜんぶ|かしださ れて|||||||||となり||こしかけた |||||verliehen||||||||||| ||history||all|checked out|||||||||next to||sat down Hermione sat down next to Ron and Harry. 「 しかも 、 あと 二 週間 は 予約 で いっぱい 。 ||ふた|しゅうかん||よやく|| moreover|||||reservation|with| Moreover, the next two weeks are full of reservations. わたし の を 家 に 置いて こな けり や よかった 。 |||いえ||おいて|||| |||house||left|powder|quotation particle||it was good I'm glad I didn't leave mine at home. 残 念 。 ざん|ねん regret|regret Remaining . でも 、 ロックハート の 本 で いっぱいだった から 、 トランク に 入り きら なかった の 」 |||ほん||||とらんく||はいり||| |||||||trunk||couldn't fit|couldn't fit|| But the trunk was so full of Lockhart's books that it didn't fit."

「 どうして その 本 が 欲しい の ?」 ||ほん||ほしい| ||||want| "Why do you want the book?"

ハリー が 聞いた 。 ||きいた Harry asked.

「 みんな が 借り た がって いる 理由 と 同じ よ 。 ||かり||||りゆう||おなじ| everyone||want to borrow||wanting||reason||the same| That's the same reason everyone wants to borrow. 『 秘密の 部屋 』 の 伝説 を 調べたい の 」 「 それ 、 な んな の ?」 ハリー は 急き込んだ 。 ひみつの|へや||でんせつ||しらべ たい||||||||せきこんだ |||||||||||||eilig secret|room||legend||want to investigate||||||||spoke hastily I want to find out about the legend of the Chamber of Secrets. 「 まさに 、 その 疑問 よ 。 ||ぎもん| exactly||question| "That's exactly the question. それ が どうしても 思い出せ ない の 」 ハーマイオニー は 唇 を 噛んだ 。 |||おもいだせ|||||くちびる||かんだ ||by all means|can't remember|||||lips||bit I just can't remember it, no matter what, Hermione bit her lip.

「 しかも 他 のど の 本 に も 書いて ない の ――」 |た|||ほん|||かいて|| |other|also||||||| Moreover, it's not written in any other book ---

「 ハーマイオニー 、 君 の 作文 見せて 」 |きみ||さくぶん|みせて |||essay| Hermione, show me your essay.

ロン が 時計 を 見 ながら 絶望 的な 声 を 出した 。 ||とけい||み||ぜつぼう|てきな|こえ||だした ||watch||||despairing|||| Ron looked at his watch and sounded desperate.

「 ダメ 。 だめ No . 見せられ ない 」 ハーマイオニー は 急に 厳しく なった 。 みせ られ||||きゅうに|きびしく| could not be shown||||suddenly|strictly| I can't show you," Hermione said, suddenly stern. 「 提出 まで に 十 日 も あった じゃ ない 」 ていしゅつ|||じゅう|ひ|||| submission|||||||| "You had ten days to submit it."

「 あと たった 六 センチ な んだ けど なあ 。 ||むっ|せんち|||| あと after|||||||you know It's only six centimeters away. いい よ 、 いい よ ......」 Good, good. ......"

ベル が 鳴った 。 べる||なった ||rang The bell rang. ロン と ハーマイオニー は ハリー の 先 に 立って 、 二 人 で ロゲンカ し ながら 魔法 史 の クラス に 向かった 。 ||||||さき||たって|ふた|じん|||||まほう|し||くらす||むかった ||||||||||||Roggenka|||||||| ||||||||||||walking together|||magic|history|||| Ron and Hermione stood ahead of Harry and headed for their History of Magic class, arguing amongst themselves.

魔法 史 は 時間割 の 中 で 一 番 退屈な 科目 だった 。 まほう|し||じかんわり||なか||ひと|ばん|たいくつな|かもく| |||class schedule|||||number|boring|subject| History of Magic was the most boring subject in the timetable. 担当 の ピンズ 先生 は 、 ただ 一 人 の ゴースト 先 生 で 、 唯一 おもしろい の は 、 先生 が 、 毎回 黒板 を 通り抜けて クラス に 現れる こと だった 。 たんとう|||せんせい|||ひと|じん||ごーすと|さき|せい||ゆいいつ||||せんせい||まいかい|こくばん||とおりぬけて|くらす||あらわれる|| in charge||pins|||||||||||only|||topic marker|||every time|blackboard||through|class||appears|| The only interesting thing about Mr. Pins, the only ghost teacher, was that he would walk through the blackboard and appear in class every time. し わ しわ の 骨董 品 の ような 先生 で 、 聞く ところ に よれば 、 自分 が 死んだ こと に も 気づか なかった らしい 。 ||||こっとう|しな|||せんせい||きく||||じぶん||しんだ||||きづか|| quotation particle||wrinkle||antique|antique|||||to hear|it seems||it seems||||||||| He was a wrinkled, antique-looking teacher who, according to some, didn't even know he was dead. ある 日 、 立ち上がって 授業 に 出かける とき 、 生身 の 体 を 職員 室 の 暖炉 の 前 の 肱 掛 椅子 に 、 そのまま 置き忘れて きた と いう 。 |ひ|たちあがって|じゅぎょう||でかける||なまみ||からだ||しょくいん|しつ||だんろ||ぜん||ひじ|かかり|いす|||おきわすれて||| to exist||stood up|class||to go out||real body||||staff room|staff room||fireplace||||elbow|hanging|armchair|||left behind||| One day, when she got up to go to class, she left her lifeless body on an armchair in front of the fireplace in the staff room. それ から も 、 先生 の 日課 は ちっとも 変わって い な い のだ 。 |||せんせい||にっか|||かわって|||| |||||daily routine||not at all|not changed|||| Since then, his routine has not changed one bit.

今日 も いつも の ように 退屈だった 。 きょう|||||たいくつだった |||||boring Today, as always, I was bored. ピンズ 先生 は ノート を 開き 、 中古 の 電気 掃除 機 の よう な 、 一本調子の 低い 声 で ブーンブーン と 読み上げ はじめた 。 |せんせい||のーと||あき|ちゅうこ||でんき|そうじ|き||||いっぽんぢょうしの|ひくい|こえ||||よみあげ| ||||||||||||||eintönigen||||brumm brumm||| |||notebook||opened|used||electric|cleaning|machine||||monotonous|low|||buzzing||read aloud| Dr. Pins opened the notebook and began to read in a low, monotone voice, boom-boom-boom, like a used vacuum cleaner.

ほとんど クラス 全員 が 催眠 術 に かかった ように ぼ ーっと なり 、 時々 、 はっと 我 に 返って は 、 名前 と か 年号 と か の ノート を とる 間 だけ 日 を 覚まし 、 また すぐ 眠り に 落ちる のだった 。 |くらす|ぜんいん||さいみん|じゅつ|||||- っと||ときどき||われ||かえって||なまえ|||ねんごう||||のーと|||あいだ||ひ||さまし|||ねむり||おちる| ||everyone||hypnosis|technique|||||blankly||sometimes|suddenly realized|I||returned|topic marker|name|||era name|||||||during|only|||waking up||soon|sleep||| Almost the entire class was hypnotized into a daze, only occasionally coming to their senses to take notes on names and years, waking up only long enough to take notes, and then quickly falling asleep again. 先生 が 三十 分 も 読み上げ 続けた ころ 、 今 まで 一 度 も なかった こと が 起きた 。 せんせい||さんじゅう|ぶん||よみあげ|つづけた||いま||ひと|たび|||||おきた |||||reading aloud||time|now||||||||occurred After the teacher had been reading for 30 minutes, something happened that had never happened before. ハーマイオニー が 手 を 挙げた のだ 。 ||て||あげた| ||||gehoben| ||||raised| Hermione raised her hand. ピンズ 先生 は ちょうど 一二八九 年 の 国際 魔法 戦士 条約 に ついて の 、 死に そうに 退屈な 講義 の 真っ最中 だった が 、 チラッ と 目 を 上げ 、 驚いた ように 見つめた 。 |せんせい|||いちにはっく|とし||こくさい|まほう|せんし|じょうやく||||しに|そう に|たいくつな|こうぎ||まっさいちゅう|||||め||あげ|おどろいた||みつめた ||||||||||Vertrag||||||||||||||||||| pins||||1289|||international||warrior|treaty||||about to die||boring|lecture||right in the middle|||glanced|||||surprised||stared Professor Pinns was in the middle of a deathly boring lecture on the International Convention on Magical Warriors of 1289, when he glanced up and stared in amazement. 「 ミス ―― あー ?」 みす| "Miss-- uh?"

「 グレンジャー です 。 "This is Granger . 先生 、『 秘密の 部屋 』 に ついて 何 か 教えて いただけません か 」 ハーマイオニー は はっきり した 声 で 言った 。 せんせい|ひみつの|へや|||なん||おしえて|いただけ ませ ん||||||こえ||いった |secret|room|||||teach me|could you please|||||||| Sir, I was wondering if you could tell me something about the Chamber of Secrets," Hermione said in a clear voice. 口 を ポカン と 開けて 窓 の 外 を 眺めて いた ディーン ・ トーマス は 催眠 状態 から 急に 覚醒 した 。 くち||||あけて|まど||がい||ながめて|||||さいみん|じょうたい||きゅうに|かくせい| ||gaping|||||||gazing at|||Dean Thomas||hypnosis|hypnotic state||suddenly|suddenly awakened| Dean Thomas, looking out the window with his mouth hanging open, was suddenly awakened from his trance.

両腕 を 枕 に して いた ラベンダー ・ ブラウン は 頭 を 持ち上げ 、 ネビル の 肘 は 机 から ガクッ と 滑 り 落ちた 。 りょううで||まくら||||らべんだー|||あたま||もちあげ|||ひじ||つくえ||||すべ||おちた ||||||||||||||||||plötzlich|||| both arms||pillow||||lavender|Brown||head||lifted|||elbow||desk||slid down||slid|| Lavender Brown, who had been using her arms as pillows, lifted her head and Neville's elbows snapped off the desk.

ピンズ 先生 は 目 を パチクリ した 。 |せんせい||め||| pins|||eye||blinked| Dr. Pins cracked his eyes open.

「 わたし が お 教え し とる の は 魔法 史 です 」 干からびた 声 で 、 先生 が ゼーゼー と 言った 。 |||おしえ|||||まほう|し||ひからびた|こえ||せんせい||||いった ||||||||Magie|||verwelkt|||||keuchend|| |||teaching||||||||dried-up|||||gasping|| I have taken it upon myself to teach you the history of magic," said the teacher, his voice dry and wheezing. 「 事実 を 教え とる のであり 、 ミス ・ グレンジャー 。 じじつ||おしえ|||みす| fact||teach|taking|so it is|| "Take counsel of the facts, Miss Granger. 神話 や 伝説 で は ない んであります 」 先生 は コホン と チョーク が 折れる ような 小さな 音 を たてて 咳払い し 、 授業 を 続けた 。 しんわ||でんせつ||||んであり ます|せんせい||||ちょーく||おれる||ちいさな|おと|||せきばらい||じゅぎょう||つづけた ||||||ist|||||Kreide|||||||||||| myth||legend||||it is|||ahem||chalk||snaps||||||clearing throat||class||continued The teacher made a small sound like a broken piece of chalk and cleared his throat, then continued the lesson. 「 同じ 年 の 九 月 、 サルジニア 魔法使い の 小 委員 会 で ...... 先生 は ここ で つっかえた 。 おなじ|とし||ここの|つき||まほうつかい||しょう|いいん|かい||せんせい|||| |||||Sardinien||||||||||| the same|year||||Sardinia||||committee member|||teacher||||stumbled In September of the same year, at a subcommittee meeting of the Sardinian Wizardry ......, the teacher got stuck here. ハーマイオニー の 手 が また 空中 で 揺れて いた 。 ||て|||くうちゅう||ゆれて| ||hand|||in the air||swaying| Hermione's hand was shaking in the air again.

「 ミス ・ グラント ?」 みす| |Miss Grant "Miss Grant?"

「 先生 、 お 願い です 。 せんせい||ねがい| "Sir, I'm begging you. 伝説 と いう の は 必ず 事実 に 基づいて いる の では ありません か ?」 ピンズ 先生 は ハーマイオニー を じ ーっと 見つめた 。 でんせつ|||||かならず|じじつ||もとづいて||||あり ませ ん|||せんせい|||||- っと|みつめた legend|||||surely|fact||based on|||||||||||||stared Pins stared at Hermione. その 驚き よう と きたら 、 先生 の クラス を 途中 で 遮る 生徒 は 、 先生 が 生きて いる 間 も 死んで か らも 、 ただ の 一 人 も い なかった に 違いない 、 と ハリー は 思った 。 |おどろき||||せんせい||くらす||とちゅう||さえぎる|せいと||せんせい||いきて||あいだ||しんで|||||ひと|じん|||||ちがいない||||おもった |||||||||||||||||||||oder|auch||||||||||||| |surprise||||teacher||||途中||interrupt|student|topic marker|||alive||during||||also||||||||||||| Harry thought to himself that no student had ever interrupted his teacher's class, either during his life or after his death.

「 ふむ 」 I see "Hmm."

ピンズ 先生 は 考え ながら 言った 。 |せんせい||かんがえ||いった |||thought|| Dr. Pins said while thinking.

「 然り 、 そんなふうに も 言えましょう 。 しかり|||いえ ましょう |||könnte man sagen indeed|in that way||could be said Yes, you could say that. たぶん 」 Maybe."

先生 は ハーマイオニー を まじまじ と 見た 。 せんせい||||||みた ||||intently|| The teacher looked at Hermione intently. まるで 今 まで 一 度 も 生徒 を まともに 見た こと が な いか の ようだった 。 |いま||ひと|たび||せいと|||みた|||||| ||||||student||properly||||||| It was as if he had never seen a student before.

「 しかしながら です 。 however| However . あなた が おっしゃる ところ の 伝説 は と いえば 、 これ は まことに 人 騒が せ な もの であり 、 荒唐無稽な 話 と さえ 言える もの で あ ......?」 |||||でんせつ|||||||じん|さわが|||||こうとうむけいな|はなし|||いえる||| ||||||||||||||||||absurd||||||| you||you say|||legend||||this||truly||troublesome||||and|absurd story|story||||||ah As for the legend you refer to, it is a very disturbing and even ridiculous story. ......?

しかし 、 いまや クラス 全体 が ピンズ 先生 の 一言 一言 に 耳 を 傾けて いた 。 ||くらす|ぜんたい|||せんせい||いちげん|いちげん||みみ||かたむけて| |now||class|||||one word|word||ear||listening to| But now the whole class was listening to every word Pins said.

先生 は 見る と も なく ぼんやり と 全 生徒 を 見渡した 。 せんせい||みる||||||ぜん|せいと||みわたした ||||also||vaguely|quotation particle|all|students||looked over The teacher looked around at all the students in a daze without looking.

どの 顔 も 先生 の 方 を 向いて いる 。 |かお||せんせい||かた||むいて| |||||direction||facing| Every face is looking at the teacher.

こんなに 興味 を 示さ れる こと など 、 かつて なかった 先生 が 、 完全に まごついて いる の が ハ リー に は わかった 。 |きょうみ||しめさ||||||せんせい||かんぜんに||||||||| ||||||||||||verwirrt|||||||| |interest||showed||||once|||(subject marker)|completely|flustered|||||||| Harry could see that his teacher, who had never shown such interest in him before, was completely flustered.

「 あー 、 よろしい 」 先生 が 噛みしめる ように 語り 出した 。 ||せんせい||かみしめる||かたり|だした ||||噛みしめる bedeutet "zusammenbeißen" oder "fest zubeißen".||| |well|||to bite down||to speak|started speaking The teacher began to speak as if biting his tongue.

「 さて ......『 秘密の 部屋 』 と は ...... 皆さん も 知って の 通り 、 ホグワーツ は 一千 年 以上 も 前 ― ― 正確な 年号 は 不明である から に して ―― その 当時 の 、 最も 偉大なる 四 人 の 魔女 と 魔法使い たち に よって 、 創設 さ れた のであります 。 |ひみつの|へや|||みなさん||しって||とおり|||いっせん|とし|いじょう||ぜん|せいかくな|ねんごう||ふめいである|||||とうじ||もっとも|いだいなる|よっ|じん||まじょ||まほうつかい||||そうせつ|||のであり ます ||||||||||||||||||||unbekannt||||||||großen||||||||||||| |secret|room|||||||as you all know|||one thousand||more than||ago|exact|year name||not known|||||at that time||most|greatest||||||wizard||||founded|||was Well, ...... the "Chamber of Secrets" is ...... As you all know, Hogwarts was founded over a thousand years ago - the exact year is unknown - by the four greatest witches and wizards of that time. 創設 者 の 名前 に ちなみ その 四 つ の 学 寮 を 、 次の よ う に 名づけた のであります 。 そうせつ|もの||なまえ||||よっ|||まな|りょう||つぎの||||なづけた|のであり ます |||||||||||||||||benannte| foundation|founder||||based on||four|||school|dormitory||||||named| The four dormitories were named after their founder. すなわち 、 ゴドリック ・ グリフィンドール 、 ヘルガ ・ ハッフル パフ 、 ロウエナ ・ レイブンクロー 、 そして サラザール ・ スリザリン 。 |Godrik||Helga|Huffle|Hufflepuff|Rowena|||Salazar| that is|Godric||Helga|Hufflepuff|Hufflepuff|Rowena Ravenclaw|||Salazar Slytherin| Namely, Godric Gryffindor, Helga Hufflepuff, Rowena Ravenclaw, and Salazar Slytherin. 彼ら は マグル の 詮索 好 きな 目 から 遠く 離れた この 地 に 、 ともに この 城 を 築いた のであります 。 かれら||||せんさく|よしみ||め||とおく|はなれた||ち||||しろ||きずいた|のであり ます ||||Schnüffeln||||||||||||||| they||non-magical people||inquisition|like|fond of|eyes|from|far from|far from|this|land||together||castle||built|so it is Together they built this castle, far from the prying eyes of the Muggles. なぜならば 、 その 時 代 に は 魔法 は 一般 の 人々 の 恐れる ところ であり 、 魔女 や 魔法使い は 多大なる 迫害 を 受けた か ら で あります 」 先生 は ここ で 一息 入れ 、 漠然と クラス 全体 を 見つめ 、 それ から 続き を 話しだした 。 ||じ|だい|||まほう||いっぱん||ひとびと||おそれる|||まじょ||まほうつかい||ただいなる|はくがい||うけた||||あり ます|せんせい||||ひといき|いれ|ばくぜんと|くらす|ぜんたい||みつめ|||つづき||はなしだした |||||||||||||||||||große||||||||||||||||||||||| because||time|era|||||general||||feared|||||||great deal of|persecution||||quotation particle|||||||a breath|breathed|vaguely||class||stared|||the rest||started to talk Because at that time, magic was something that ordinary people feared, and witches and wizards were subjected to great persecution, the teacher took a breath here, vaguely gazed at the entire class, and then began to continue talking. 「 数 年 の 間 、 創設 者 たち は 和気 藹 々 で 、 魔法 力 を 示した 若者 たち を 探し出して は 、 この 城 に 誘って 教育 した のであります 。 すう|とし||あいだ|そうせつ|もの|||わけ|あい|||まほう|ちから||しめした|わかもの|||さがしだして|||しろ||さそって|きょういく||のであり ます |||||||||||||||||||gefunden|||||||| several|||during|foundation||||friendly atmosphere|friendly atmosphere|repeated character||magic|magical power||demonstrated|young people|||found|||castle||invited|education||so For several years, the founders amicably sought out young people who demonstrated magical powers, inviting them to this castle for education. しかしながら 、 四 人 の 間 に 意見 の 相違 が 出て きた 。 |よっ|じん||あいだ||いけん||そうい||でて| however||||||opinion||difference||| However, differences of opinion arose among the four. スリザリ ン と 他の 三 人 と の 亀裂 は 広がって 行った 。 |||たの|みっ|じん|||きれつ||ひろがって|おこなった ||||||||rift||spread out| The cracks between the Slytherins and the other three widened. スリザリン は 、 ホグワーツ に は 選別 さ れた 生徒 の み が 入学 を 許さ れる べきだ と 考えた 。 |||||せんべつ|||せいと||||にゅうがく||ゆるさ||||かんがえた |||||Auswahl||||||||||||| ||Hogwarts|||sorting hat|||student||||admission||allowed||||thought Slytherin believed that only select students should be admitted to Hogwarts. 魔法 教育 は 、 純粋に 魔法 族 の 家系 に のみ 与えられる べ き だ と いう 信念 を 持ち 、 マグル の 親 を 持つ 生徒 は 学ぶ 資格 が ない と 考えて 、 入学 さ せる こと を 嫌った のであります 。 まほう|きょういく||じゅんすいに|まほう|ぞく||かけい|||あたえ られる||||||しんねん||もち|||おや||もつ|せいと||まなぶ|しかく||||かんがえて|にゅうがく|||||きらった|のであり ます magic|education|(topic marker)|purely|magic|tribe||family line||only|given||||||belief|(object marker)||||parent|||student||learn|qualification|||||enrollment|||||disliked|was They believed that magical education should be given only to purely magical families, and they did not want students of Muggle parentage to be admitted because they thought they were unqualified to learn. しばらく して 、 この 間 題 を めぐり 、 スリザリン と グリフィンドール が 激しく 言い争い 、 スリザリン が 学校 を 去った のであります 」 ピンズ 先生 は ここ で また いったん 口 を 閉じた 。 |||あいだ|だい|||||||はげしく|いいあらそい|||がっこう||さった|のであり ます||せんせい||||||くち||とじた ||||||||||||Streit|||||||||||||||| for a while||this||topic||around|||||intensely|argument|||school||left||||||||once|||closed A short time later, Slytherin and Gryffindor had a heated argument over this subject and Slytherin left the school. 口 を すぼめる と 、 しわ くちゃ な 年寄り 亀 の ような 顔 に なった 。 くち|||||||としより|かめ|||かお|| ||zusammenziehen||||||||||| ||purse||wrinkle|wrinkled|like|old person|turtle||||| When he pursed his mouth, he looked like a wrinkled old tortoise.

「 信頼 できる 歴史 的 資料 は ここ まで しか 語って くれ ん のであります 。 しんらい||れきし|てき|しりょう|||||かたって|||のであり ます trust||history|historical|documents||||only|speak about|||so it is Reliable historical sources only tell us this much. しかし こうした 真摯な 事実 が 、『 秘密の 部屋 』 と いう 空想 の 伝説 に より 、 暖味 な もの に なって おる 。 ||しんしな|じじつ||ひみつの|へや|||くうそう||でんせつ|||だんあじ||||| ||ernsthafte||||||||||||Wärme||||| |such|sincere|fact||secret|room|||fantasy||legend|||warmth|not||||exists However, such earnest facts have become warm things due to the legendary fantasy of 'The Chamber of Secrets.' スリザリン が この 城 に 、 他の 創設 者 に は まったく 知られて いない 、 隠さ れた 部屋 を 作った と いう 話 が あ る 。 |||しろ||たの|そうせつ|もの||||しら れて||かくさ||へや||つくった|||はなし||| ||dieses||||||||||||||||||||| |||castle|||foundation|||||||hidden|||||||||| There are stories that Slytherin created a hidden chamber in this castle, which was completely unknown to the other founders. その 伝説 に よれば 、 スリザリン は 『 秘密の 部屋 』 を 封印 し 、 この 学校 に 彼 の 真 の 継承 者 が 現れる とき まで 、 何 人 も その 部屋 を 開ける こと が でき ない ように した と いう 。 |でんせつ|||||ひみつの|へや||ふういん|||がっこう||かれ||まこと||けいしょう|もの||あらわれる|||なん|じん|||へや||あける|||||||| |legend|||Slytherin|||||sealed|||school|locative particle|he||true||successor|||will appear|||what|person||||||||||||| According to that legend, Slytherin sealed 'The Chamber of Secrets' so that no one would be able to enter it until his true heir appears at this school. その 継承 者 のみ が 『 秘密の 部屋 』 の 封印 を 解き 、 その 中 の 恐怖 を 解き放ち 、 それ を 用いて この 学校 から 魔法 を 学ぶ に ふさわしから ざる 者 を 追放 する と いう 」 |けいしょう|もの|||ひみつの|へや||ふういん||とき||なか||きょうふ||ときはなち|||もちいて||がっこう||まほう||まなぶ||||もの||ついほう||| ||||||||||||||||freisetzen|||||||||||würdig||||||| that|inheritance|||(subject marker)||||seal||unseal||||fear||release|||using||||||learns magic||suitable|not suitable|person||exile||| Only the heirs will unseal the Chamber of Secrets, unleash the horrors within, and use it to expel those who have not learned magic from this school."

先生 が 語り 終える と 、 沈黙 が 満ちた 。 せんせい||かたり|おえる||ちんもく||みちた teacher||spoke|finished speaking|quotation particle|silence||filled When the teacher finished speaking, silence filled the room. が 、 いつも の ピンズ 先生 の 授業 に つきもの の 、 眠気 を 誘う 沈黙 で は なかった 。 ||||せんせい||じゅぎょう||||ねむけ||さそう|ちんもく||| ||||||class||attached to||drowsiness||invited|silence|||did not exist But it was not the drowsy silence that usually accompanies Mr. Pins's classes. みんな が 先生 を 見つめ 、 もっと 話して ほしい と いう 落ち着か ない 空気 が 漂って いた 。 ||せんせい||みつめ||はなして||||おちつか||くうき||ただよって| ||||||||||not calm||atmosphere||drifting| Everyone was staring at the teacher, and there was a restless atmosphere, as if they wanted him to talk more. ピンズ 先生 は かすかに 困惑 した 様子 を 見せた 。 |せんせい|||こんわく||ようす||みせた |||faintly|confused||appearance||showed Dr. Pins looked faintly puzzled.

「 もちろん 、 すべて は 戯言 で あります 。 |||たわごと||あり ます |everything||nonsense|| Of course, it's all a bunch of crap. 当然 ながら 、 そのような 部屋 の 証 を 求め 、 最高の 学 識 ある 魔女 や 魔法使い が 、 何度 も この 学校 を 探索 した のであります が 、 そのような もの は 存 在 し なかった のであります 。 とうぜん|||へや||あかし||もとめ|さいこうの|まな|しき||まじょ||まほうつかい||なんど|||がっこう||たんさく||のであり ます|||||ぞん|ざい|||のであり ます |||||||||Wissen|Wissen|verfügt|||||||||||||||||存在|||| naturally|||||proof|(object marker)|sought|best|knowledge|knowledge||||||many times|||||exploration|||||||existed|exist||| Naturally, the best learned witches and wizards have searched the school many times for proof of such a room, but none has ever been found. だまさ れ やすい 者 を 怖がら せる 作り話 で あります 」 ハーマイオニー の 手 が また 空中 に 挙がった 。 |||もの||こわがら||つくりばなし||あり ます|||て|||くうちゅう||あがった easily deceived|||||scare||made-up story||||||||in the air||raised Hermione's hand went up in the air again. 「 先生 ――『 部屋 の 中 の 恐怖 』 と いう の は 具体 的に どういう こと です か ?」 せんせい|へや||なか||きょうふ|||||ぐたい|てきに|||| |||||fear|||||concretely|specifically|||| "Doctor, what exactly do you mean by 'fear in the room'?"

「 なんらか の 怪物 だ と 信じられて おり 、 スリザリン の 継承 者 のみ が 操る こと が できる と い う 」 ピンズ 先生 は 干からびた 甲高い 声 で 答えた 。 ||かいぶつ|||しんじ られて||||けいしょう|もの|||あやつる||||||||せんせい||ひからびた|かんだかい|こえ||こたえた some kind of||monster|||believed to be||||heir||||manipulate||||||||||dried up|shrill||| It is believed to be some sort of monster and can only be controlled by the heirs of Slytherin," Professor Pinns replied in a dry, high-pitched voice. 生徒 が こわごわ 互いに 顔 を 見合わせた 。 せいと|||たがいに|かお||みあわせた student||timidly|each other|||looked at each other Students looked at each other fearfully. 「 言って おきましょう 。 いって|おき ましょう saying|let's say "Let me tell you something. そんな もの は 存在 し ない 」 ピンズ 先生 が ノート を パラパラ と めくり ながら 言った 。 |||そんざい||||せんせい||のーと||ぱらぱら||||いった |||does not exist||||||||fluttering lightly||flipping through|| There is no such thing," Pins said, flipping through his notebook. 「『 部屋 』 など ない 、 したがって 怪物 は おら ん 」 へや||||かいぶつ||| room|||therefore|monster||not here| There is no room, therefore there is no monster.

「 でも 、 先生 」 |せんせい "But, sir."

シェーマス ・ フィネガン だ 。 Seamus|Finnegan| Seamus Finnegan.

「 もし 『 部屋 』 が スリザリン の 継承 者 に よって のみ 開けられる なら 、 他の 誰 も 、 それ を 見 つ ける こと は でき ない 、 そう でしょう ?」 「 ナンセンス 。 |へや||||けいしょう|もの||||あけ られる||たの|だれ||||み|||||||||なんせんす |||||inheritance||||only|can be opened||other||also||||||||||||nonsense If the Chamber can only be opened by the heir to Slytherin, no one else can find it, can they? オッフラハーティ 君 」 |きみ Offraharty| Oh Flaherty|you O'Flaherty, you."

ピンズ 先生 の 声 が ますます 険しく なった 。 |せんせい||こえ|||けわしく| ||||||streng| ||||||steeply| Pins, the teacher's voice became more and more urgent. 「 歴代 の ホグワーツ 校長 、 女 校 長先 生方 が 、 何も 発見 し なかった のだ から して ――」 「 でも 、 ピンズ 先生 」 れきだい|||こうちょう|おんな|こう|ながさき|うぶかた||なにも|はっけん||||||||せんせい historisch||||||校長|Herrschaften||||||||||| successive generations|||principal|woman|school|previous|teachers|||discovery|||||||| As the Hogwarts principals and headmistresses before you have never found anything, but, Professor Pince...

パーパティ ・ パチル が キンキン 声 を 出した 。 ||||こえ||だした Papapatti|Pachiru||||| Papa T|||shrilly||| Perpati Patil made a kinetic voice. 「 そこ を 開ける の に は 、 闇 の 魔術 を 使わ ない と いけない ので は ――」 ||あける||||やみ||まじゅつ||つかわ||||| there|||||topic marker|darkness||magic||must use||||| To open it, you'll have to use dark magic, won't you?

「 ミス ・ ペニーフェザー 、 闇 の 魔術 を 使わ ない から と いって 、 使え ない と いう こと に は なら ない 」 ピンズ 先生 が ピシャッ と 言い返した 。 みす||やみ||まじゅつ||つかわ|||||つかえ||||||||||せんせい||||いいかえした |Miss Pennyfeather|||||||||||||||||||||||| |Miss Pennyfeather|darkness||magic|||||||cannot use||||||||does not||||sharply||retorted "Miss Penny Feather, just because you don't use dark magic doesn't mean you can't use it," Professor Pins retorted sharply.

「 繰り返し で は あります が 、 もし ダンブルドア の ような 方 が ――」 「 でも 、 スリザリン と 血 が つながって いない と いけない ので は ...?。 くりかえし|||あり ます||||||かた|||||ち||||||| repeatedly||||(subject marker)|if|Dumbledore||||(subject marker)||||blood||connected||||| "It may be repetitive, but if someone like Dumbledore were to ---" "But, isn't it necessary to be connected by blood to Slytherin...?" です から ダンブルドア は 」 is||Dumbledore| So, Dumbledore...

ディーン ・ トーマス が そう 言い かけた ところ で 、 ピンズ 先生 は もう たくさんだ と ばかり び し り と 打ち切った 。 ||||いい|||||せんせい||||||||||うちきった |||||||||||||||||||unterbrach |||||started to say|||||||that's enough||just|suddenly|just|just||cut off Dean Thomas was about to say that, when Mr. Pins simply said he'd had enough.

「 以上 、 おしまい 。 いじょう| that's all|the end That's it. That's it. これ は 神話 で あります ! 部屋 は 存在 し ない ! スリザリン が 、 部屋 どころ か 、 秘密の 箒 置き場 さえ 作った 形跡 は ない のであります ! こんな バカバカしい 作り話 を お 聞 か せ した こと を 悔やんで おる 。 ||しんわ||あり ます|へや||そんざい|||||へや|||ひみつの|そう|おきば||つくった|けいせき|||のであり ます||ばかばかしい|つくりばなし|||き||||||くやんで| |||||||||||||||||||||||||||||||||||bereue| this||myth||exists|room||does not exist||||||locating||secret|broom|broom storage|||traces||does not exist||||fabrication|||to hear||||||regretting| This is a myth! There is no room! There is no evidence that Slytherin ever created a room or even a secret broom closet! よろしければ 歴史 に 戻る こと と する 。 |れきし||もどる||| if you don't mind|history||||| If you like, we can go back to history. 実態 の ある 、 信ずる に 足る 、 検証 できる 事実 である ところ の 歴史 に !」 じったい|||しんずる||たる|けんしょう||じじつ||||れきし| reality|||believe||sufficient|verification||fact||||history| History where the facts are real, believable, and verifiable.

ものの 五 分 も し ない うち に 、 クラス 全員 が いつも の 無気力 状態 に 戻って しまった 。 |いつ|ぶん||||||くらす|ぜんいん||||むきりょく|じょうたい||もどって| |||||||||||||Antriebslosigkeit|||| but|five||||||||everyone||||lack of energy|state|||regrettably Within five minutes, the whole class was back to its usual lethargic state.