Shingeki no Kyojin Season 4 (Attack on Titan Season 4) Episode 02
( カルヴィ ) 半島 の 自治 権 を 巡る 戦争 に 4 年 も 費やした あげく
敵 艦隊 と こちら の 主力 の 巨人 2 体 が
あわや 刺し 違える 失態 を 演じた
“ 人類 の 英知 は ついに マーレ の 鎧 ( よろい ) を 粉々に 砕く に 至った ”
どの 国 も そう 報じ 中東 連合 国 を たたえて いる
これ が か の 大国 マーレ の 勝利 だ と いえる の か ?
マガト これ は どういう こと だ ?
( マガト ) 元帥 殿 いよいよ その とき が 来た のです
人類 が 巨人 の 力 を 超える その とき が
我々 が 巨人 の 力 を 過信 し 植民 地 政策 を 進める 中
諸 外国 は それ に 抗 ( あら が ) う べく 兵器 の 開発 に 力 を 入れた
その 純 然 たる 結果 を 今 突きつけ られて いる のです
それ でも 我が 巨人 兵器 は
当分 の 間 陸上 戦 に おいて は 無敵 を 誇る でしょう
しかし このまま 航空 機 が 発展 して いけば
爆弾 が 雨 の ように 降り注ぐ
その とき に は 大地 の 悪魔 たる 巨人 は
ただ 空 を 見上げ 続ける ほか なくなる でしょう
羽 の 生えた 巨人 は い なかった か
元帥 殿
つまり 我々 は もう 巨人 の 力 に …
( カルヴィ ) 分かって おる
近い 将来 我々 は 戦争 の 主導 権 を 失う
いや 既に 後れ を 取って いる
かつて は 悪魔 エルディア を 討ち取り し 英雄 の 国 マーレ が
今や なんたる こと だ
( ジーク ) 恐れ ながら 元帥 殿
進言 の ご 許可 賜り たく 存じます
“ 驚異 の 子 ” ジーク よ 言って みろ
今 こそ パラディ 島 作戦 を 再開 し “ 始祖 の 巨人 ” 奪還 を 急ぐ べきです
( ざわめき )
マガト 隊長 の おっしゃる とおり
マーレ は 今後 通常 兵器 の 開発 に 力 を 注ぐ べきです
しかし それ まで 諸 外国 が 黙って いる でしょう か ?
今 我々 に 必要な の は 軍備 再編 まで の 時間
それ に は 一刻 も 早く
“ マーレ が パラディ 島 を 占拠 し 全て の 巨人 の 力 を 収めた ” と いう
新聞 の 見出し が 必要な のです
う 〜 ん
お前 の 任期 は あと 1 年 足らず だった な
ええ
コルト が 私 の “ 獣 ” の 能力 を 全て 引き継げ る の か
とても 不安でして
( コルト ) あ …
そう だ な
残り の 1 年 の 命 を もって
4 年 前 の 雪辱 を 果たし たい と いう わけ か
その とおり で ございます
あの 忌まわしき 脅威
グリシャ ・ イェーガー の 行い に 終止符 を 打つ の は
かつて の 息子 である 私 で なくて は なり ませ ん
♪〜
〜♪
( 火 を つける 音 )
( ジーク ) 悪かった な コルト お前 を ダシ に しち まって
( コルト ) いえ すばらしかった です
エルディア 人 が マーレ 軍 元帥 に 意見 を 通す なんて
ジーク さん の 獣 の 能力 は 歴代 と は 全く 違う
まるで 話 に 聞く 始祖 の 巨人 だ
どうして 特別な んでしょう ?
王家 の 血 を 引いて いる わけで も ない のに
フウ 〜 さ あな
結局 俺 が 死ぬ まで 分から ず じまい だろう
あっ
記憶 を 継承 する お前 に は 知ら れ ち まう かも な
俺 の 秘密 を
( コルト ) 秘密です か ?
( ジーク ) ケツ の 拭き 方 が 独特な んだ
誰 に も 言わ ないで くれ
( マガト ) ダメだ 全て 話せ
(2 人 ) 隊長 殿 !
( マガト ) ケツ 毛 の 数 まで 申告 して もらう
エルディア 人 に プライバシー は 必要 か ?
( ジーク ) 必要 あり ませ ん
( マガト ) うん
フウ 〜
1 年 で パラディ 島 を 陥 ( お ) と せる らしい な
( ジーク ) 私 に は 1 年 しか 残さ れて い ない と いう 話 です よ
( マガト ) この 3 年間
パラディ 島 に 向かった 調査 船 は 1 隻 も 帰って きて い ない
ジーク お前 は これ を どう 見る ?
軍 の 船 が 32 隻 も 沈め られた の なら
それ は 巨人 1 体 の 仕業 と は 考え にくい
少なくとも
エレン ・ イェーガー を 含む 巨人 が 2 体 以上
調査 船 に 立ち塞がった ので は ない でしょう か
同じ 意見 だ
島 を 攻める に は 戦艦 の 支援 が 必要に なる だろう
( ジーク ) ええ
そして 何より 敵 の 脅威 は 巨人 だけ じゃ ない
( ライナー ) 待 っ …
( ポルコ ) 楽しい 夢 でも 見て る みたいだった から
起こさ ないで おいて やった よ
あの とき の 礼 を まだ 言って なかった な
ガリアード
助かった よ
( ポルコ ) 礼 に は 及ば ん
そもそも 9 年 前 に 俺 が “ 鎧 ” を 継承 して いれば
こんな こと に は なら なかった
兄貴 が お前 を かばって
その辺 の 巨人 に 食わ れる こと も なかった
( ライナー ) マルセル の 記憶 を 見た の か ?
( ポルコ ) いい や
だが 前身 の ユミル って 女 の こと は 少し 分かった
大層な 名前 を 付け られた 哀れな 女 だ
兄貴 の “ 顎 ( あ ぎ と )” を 返して くれた の も あの 女 の 意思 だ ろ ?
( ライナー ) ああ そう だ
( ポルコ ) じゃあ お前 は あの 島 で 何 を した んだ ?
誰 か に 助け られて ばかり じゃ ねえ かよ
( ライナー ) ああ
( ポルコ ) 女 の 記憶 を 通して お前 を 見た が ありゃ なんだ ?
随分 と 頼れる 男 を 気取って いた ようだった が
まるで 兄貴 の 真似 事 ( ま ねごと ) じゃ ねえ か
( ピーク ) ポッコ
艦砲 射撃 を 食らった 人 を いじめちゃ ダメだ よ
その 名 で 呼ぶ な ピーク
( ライナー ) 大丈夫 か ?
( ピーク ) 人間 に 戻る の は 2 か月 ぶり だ から ね
その 度 に 二 足 歩行 を 忘れて しまう よ
それ より ライナー ガビ たち に 顔 を 見せて あげ な よ
すごく 心配 して たよ
( ライナー ) そうしよう
( ドア が 閉まる 音 )
ハア 〜 疲れた
久しぶりに 会った 気 が する な
( ピーク ) え 〜?
戦場 じゃ いつも 一緒だった ろ
まあ しばらく は 休める だろう
( ピーク ) だ と いいね
( 女 ) こっち よ ( マーレ 兵 ) ああ
( ウド ) なあ
巨人 が 戦争 で 役 に 立た なく なったら 俺 たち 戦士 隊 は …
エルディア 人 は どう なる んだろう な ?
( ゾフィア ) 近所 の おじさん が 言って た んだ けど …
( ファルコ ) ブラウン さん なら 大丈夫だ
( ガビ ) 分かって る
( ファルコ ) ん ? あれ は …
( ウド ) 恐らく
無垢 ( むく ) の 巨人 の 襲撃 を 食らって 生き延びた 敵 兵 だ
本国 に 戻ったら
巨人 兵器 の 非 人道 性 を 訴える マスコット に さ れる
そ したら エルディア 人 の 立場 は ますます ひどく なる 一方 だ
“ 世界 の 皆さん ユミル の 民 は 殺し ましょう ”
クソ ! クソ ! クソ !
( ライナー ) こら ウド
街 の 物 に 当たる な
あ 〜! ライナー !
もう 歩いて いい の ?
( ライナー ) ああ みんな も 無事だった か ?
( ライナー ) ガビ ( ガビ ) うん
( ライナー ) ウド ( ウド ) まあ ね
( ライナー ) ゾフィア ( ゾフィア ) 普通です
ファルコ
( ファルコ ) どうも ( ガビ ) ねえ
( ガビ ) 私 たち レベリオ の 本部 に 帰れる んだ って
それ まで に この 街 を 回ろう
( ライナー ) おい
( ガビ ) こんな 機会 めったに ない よ
( ファルコ ) ブラウン さん は 寝て たほう が いい んじゃ ない です か ?
( ライナー ) 大丈夫だ 心配 ない
ファルコ が 帰って 寝て な
俺 も 行く よ
( ウド ) 待て ガビ
そっち は 子供 が 行っちゃ ダメ だって マガト 隊長 が …
( ゾフィア ) でも 私 隊長 が 行って る の 見た よ
( ガビ ) 心配 性
あっ
( 少年 ライナー ) 待って …
( ガビ ) え ?
( ライナー ) そっち の 店 は まだ お前 ら に は 早い
( ガビ ) ええ 〜
( コルト ) お前 ら は 見た か ?
エルディア の 女神 ガビ の 雄姿 を !
ガビ は 800 の 同志 に 代わり 果敢に も 装甲 列車 に 挑んだ んだ ぞ !
ちょっと コルト 酒 臭い
なぜ そんな こと を した ? バカタレ 〜!
同志 諸君 よ 君 ら に は 分かる か ?
この バカタレ が 誰 の ため に 命 を 張った か
俺 に は 分かる ぞ ! それ は …
君 たち エルディア 人 部隊 の ため に ほかなら ない !
( エルディア 兵 たち ) う お おお 〜!
( 士官 ) ヤツ ら を 黙ら せて き ます
( マガト ) 今 宵 ( こ よい ) だけ だ
目 を つぶろう
( 兵士 たち の 騒ぎ 声 )
( エルディア 兵 たち ) ガービ ! ガービ ! ガービ !
また 見事に 担が れた な
兄 に 酒 を 飲ま せる の が 悪い んです
ガビ の ヤツ も すぐ 調子 に 乗る から
しかし 実際 に 鎧 の 継承 権 を 獲得 する の は
ガビ に なり そうだ
ええ
あなた を 慕う 少女 が このまま 鎧 を 継承 すれば
ガビ の 寿命 は 27 歳
艦砲 射撃 の 的に なら なければ です が
あなた は それ で いい んです か ?
今 お前 なんて 言った ?
九 つ の 巨人 を 継承 する 名誉 を 冒涜 ( ぼうとく ) した の か ?
はっ …
もし これ を 報告 したら
お前 は コルト や 親族 と 共に 巨人 兵器 に 加え られる
ま … 待って ください 発言 を 訂正 さ せて ください
戦士 候補 生 ファルコ ・ グライス は
己 の 一族 を 悪 ( あ ) しき ユミル の 血 から 解放 する べく
この 血 を 生涯 マーレ に 捧 ( さ さ ) げ ます
では 九 つ の 巨人 を 継承 する 名誉 を なんと 心得る
名誉 マーレ 人 と して 栄誉 と 誇り を 授かり
祖国 マーレ へ の 忠誠 を
存分に 示す 権利 が 得 られる こと と 存じ ます
鎧 の 巨人 を 継承 し たい の か ?
( エルディア 兵 たち ) う お おお 〜!
ありがとう 〜!
鎧 の 巨人 を 継承 する の は 俺 です !
( ライナー ) そうだ ( ファルコ ) え ?
お前 が ガビ を 救い出す んだ
この 真っ暗な 俺 たち の 未来 から
( 汽笛 )
( ガビ ) 着いた 〜!
生きて 帰って きた ぞ 〜!
我ら の 愛 ( いと ) し の 故郷 レベリオ
ただいま 〜!
( コルト ) ガビ … 大きい 声 出す なって
イテテテ …
( ポルコ ) 飲め ねえ くせ に 調子 に 乗る から だろう が
( ファルコ ) 誰 が 兄 に 酒 なんか 飲ま せた んです か ?
( ピーク ) コルト が 欲し そうな 顔 して たから
( ジーク ) まったく
ピーク ちゃん の 思いやり を 車両 中 に 吐き 散らす なんて
( マガト ) 昨晩 は 黙ら せる べきだった
昨日 は まんまと 担が れた ん だって な
( ガビ ) だって コルト が …
( ピーク ) いい じゃ ない
担が れる うち が 花 だ よ 実際 大 活躍 だった んだ もん
ピーク さん
( ファルコ ) ブラウン 副 長
もし 副 長 が 俺 と 同じ 考え で
エルディア 人 を 戦争 から 解放 し たい んだ と したら …
信じて いい の か ?
じゃあ な
しばらく ゆっくり 休めよ
いえ 明日 から また 訓練 な ので
あんた 何 張り切って ん の ?
点数 稼ぎ ?
そんな ん じゃ ねえ よ
( ピーク )2 人 と も
あん ま 無理 しちゃ ダメだ よ
( ピーク ) 父さん ( せきこみ )
( 祖父 ) ジーク
じいちゃん ばあちゃん
ただいま
立派に 務め を 果たした な
いい や まだ だ よ
( コルト の 母 ) コルト ファルコ !
( コルト の 父 ) コルト !
( ガビ ) あっ 父さん 母さん !
( ガビ の 両親 ) ガビ !
( カリナ ) ライナー
疲れた でしょう 帰って ゆっくり なさい
母さん … そう さ せて もらう よ
ん ? 先 帰って て
( コスロ ) ほら 座る な った く … さっさと 立てよ
( ファルコ ) コスロ さん 負傷 兵 です か ?
( コスロ ) ああ ? 邪魔 す んな よ デコガキ
心 的 外傷 を 負 っち まった エルディア 人 だ
( ファルコ ) こっち の 国 でも ?
( コスロ ) 長い こと 前線 で 塹壕 ( ざんごう ) 掘って る と
こう な っち まう らしい
弾 と か 爆弾 が 降って くる から な
( コスロ ) ひ ゅう 〜
( コスロ ) ドカーン ! ( 負傷 兵 たち ) うわ 〜!
( コスロ ) ハハハ !
( 同僚 ) おい また 転 ん じ まった じゃ ねえ か
( ファルコ ) 大丈夫です か ? 落ち着いて ください
あなた は 腕章 が 逆だ
大丈夫です よ きっと よく なり ます よ
もう あなた は 戦わ なくて いい んです から
( ガビ ) ドッカーン !
( 一同 ) おお 〜
( ガビ ) 狙った とおり
装甲 列車 は 脱線 して ひっくり返った
作戦 大 成功 !
でも 敵 は 逃げ 去る 私 に 機関 銃 を 撃って きた
鉛 玉 を 食らう 寸前 の ところ で
ガリアード さん が 顎 の 巨人 で 私 を 守って くれた の
( ガビ の 母 ) すごい わ ガビ
( ガビ の 父 ) お前 の 勇気 が 多く の 同胞 の 命 を 救った んだ
お前 は エルディア の 救世 主だ
( ガビ ) ヘヘヘ ( ガビ の 母 ) あなた は 自慢 の 娘 よ
( ガビ の 父 ) うん うん
( カリナ ) ライナー
ガビ は 戦士 に なれ そうな の かい ?
ああ
ガビ が 鎧 の 巨人 の 継承 権 を 得る の は 決定 的だ と 思う
それ は よかった
一族 から 2 人 も 戦士 を 授かる なんて 誇り に 思う よ
あと は あの 島 に 住む 悪魔 ども さえ 消えて くれれば
エルディア 人 は みんな 幸せに なれる のに ね
( ガビ の 父 ) でも ライナー
お前 で さえ
島 の 悪魔 から 逃げる の が やっと だった んだ ろ ?
ダメだ よ お 父さん
凶悪で 残虐な 悪魔 たち の 住む 島 に 5 年 も 潜入 して た んだ よ
どんなに つらい 目 に 遭った か
機密 情報 じゃ なく たって 言え ない よ
そう だ な
我が 甥 ( おい ) よ 悪かった
( ライナー ) いい や
話せる こと も ある
俺 は あの 島 で 軍隊 に 潜入 した んだ
連中 は まさしく 悪魔 で 残虐 非道な ヤツ ら だった よ
入隊 式 の 最中 突然 芋 を 食い だした ヤツ が いた
教官 が とがめる と 悪びれる 様子 も なく 答えた
“ うま そうだ から 盗んだ ” と
そんな 悪党 だ が
さすが に マズ い と 思った の か 芋 を 半分 譲る と 言った
しかし 差し出した 芋 は 半分 に は 到底 満たない もの だった
ヤツ ら に 譲り 合う 精神 など ない から な
本当に どう しよう も ない ヤツ ら だった
便所 に 入る なり
どっち を 出し に 来た の か 忘れる バカだったり
自分 の こと しか 考えて ねえ 不 真面目な ヤツ に
人 の こと ばっかり 考える クソ 真面目な ヤツ
突っ走る しか 頭 に ねえ ヤツ に
何 が あって も ついていく ヤツ ら だったり
それ に いろんな ヤツ ら が いて
そこ に 俺 たち も いた
そこ に いた 日々 は まさに 地獄 だった
( バタン !)
あ …
少し 話し 過ぎた 忘れて くれ
いろんな ヤツ ら って 何 ? 悪い ヤツ ら でしょ ?
( カリナ ) そうだ よ ガビ
島 に いる の は 世界 を 地獄 に した 悪魔 だ
いつ また 強大な 巨人 で 世界 を 踏み潰し
進撃 して くる か 分から ない
それ を 阻止 する の は
私 たち 善良な エルディア 人 で なくて は なら ない
うん
私 たち を 置き去り に して 島 に 逃げた ヤツ ら に
制裁 を 与え なくて は なら ない
私 たち を 見捨てた ヤツ ら に
( 雷鳴 )
( ライナー ) どうした ? ガビ 元気 が ない な
( ガビ ) おばさん すごく 心配 して たよ
島 から 1 人 だけ 帰って きて 別人 みたいに なった って
( ライナー ) フッ
12 歳 だった 息子 が お っ さん に なって 帰って くれば
さぞかし 心配 さ せる だろう
( ガビ ) なんか … ウソ ついて る
( ライナー ) ウソ ? なん の こと だ
( ガビ ) 私 に は 分から ない けど
カリナ おばさん に は 分かる みたいだった よ
( 男 ) 身 ぃ 投げた ん だって よ
( 女 ) 兵隊 さん だって ( 女 ) かわいそうに
( コルト ) おはよう ございます
( ジーク ) 全員 そろった な
( ポルコ ) 珍しい で すね 戦士 長 の 部屋 に 集合 なんて
マーレ 軍 の 人 は ?
この 部屋 に は い ない
お茶 ぐらい たまに は いい だろう
( ポルコ ) は あ …
さて
先 の 戦い で
通常 兵器 が 巨人 兵器 を 上回る 未来 が より 明確に 知れ渡った
マーレ が 弱れば エルディア 人 は より 生存 権 を 脅かさ れる 立場 に なる
これ は 民族 滅亡 の 危機 だ
唯一 の 解決 策 は 早急に 始祖 の 巨人 と パラディ 島 の 資源 を
マーレ に 納める こと
まずは 改めて
あの 島 の 脅威 を 強く 世界 に 知ら しめ なければ なら ない
物語 に は 語り手 が 必要だ
それ を タイ バー 家 が 引き受けて くれる そうだ
“ 戦 鎚 ( せ ん つい ) の 巨人 ” を 管理 する タイ バー 家 ?
確かに タイ バー 家 は
一 度 も 巨人 の 力 を 敵国 に 向けた こと が ない
何より 巨人 大戦 で フリッツ 王 を 退けた 一族 と して
諸 外国 に 顔 が 利く
世界 は 耳 を 傾け ざる を え ない でしょう
さすが ピーク ちゃん だ その とおり だ よ
( ポルコ ) しかし
広い 土地 で 優雅に 暮らして きた タイバー 家 が
今更 出て きて 英雄 を 気取る なんて
虫 が よ すぎ ませ ん か ?
( ジーク ) 気持ち は 分かる が
タイバー 家 も 祖国 マーレ を 憂い て いる んだ
しかし 俺 たち は …
( ライナー ) これ で 祖国 マーレ が 救わ れる なら ありがたい こと です
俺 たち 戦士 隊 も タイバー 家 と 協力 して
英雄 国 マーレ 復活 の 礎 と なり ましょう
そう だ
近く この レベリオ で 祭事 が 行わ れる
( ライナー ) 祭事 ?
( ジーク ) 諸 外国 の 要人 や 記者 を 招いて タイバー 家 は 宣言 を 行う
1 年 以内 に パラディ 島 を 制圧 する と
エルディア 人 と マーレ の 運命 は この 作戦 に かかって いる
もう 失敗 は 許さ れ ない
祖国 マーレ の 未来 の ため に 今一 度 皆 の 心 を ひと つ に しよう
( 士官 ) ガリアード は 多少 不満 が ある ようだ が
まあ 任務 と なれば 徹底 する ヤツ だ
( 士官 ) 密室 で この 内容 なら 問題 ない だろう
( マガト ) ジーク の ひと言 が なければ な
( 士官 ) ん ?
( ライナー ) “ この 部屋 に は い ない ” か
( ファルコ ) ぐう 〜!
うわ !
( ライナー ) 俺 は また 行く の か
あの 島 へ
♪〜
〜♪
( ナレーション ) 名誉 マーレ 人 立派な 戦士
なり たかった 自分 なれ なかった 自分
歩んで きた 道のり は 本当に 正しかった の か ?
次回 「 希望 の 扉 」