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スケットダンス, SKET Dance Episode 33

( 金城 ) オー ゴッド ! また か ね … 。

いったい 誰 が こんな こと を … 。

( 島田 ) また 現れ た みたい ね ガラス 男 。 これ は もう 事件 だ わ !

ねぇ ねぇ ! 何 か 噂 と か 聞い て ない ?

え ?

( 2 人 ) えっ ? 密着 取材 ?

( 八木 ) ええ 。 協力 お 願い できる かしら ?

( ボッスン ) え ! 密着 す ん の ? 八木 ちゃん が 俺 に ! ?

それ で インタビュー と か ?

好き な 食べ物 は ? みかん ゼリー … 。

密着 取材 と は そう いう 意味 で は ない わ 。

お ぉ … さすが 八木 ちゃん 。 こんな ボケ じゃ びくとも し ない ぜ 。

いわゆる ドキュメンタリー ね 。

活動 し て いる 様子 を カメラ に 収め たい の 。

( 安田 ) 八木 さん に あなた たち の こと を 聞い て →

私 が 提案 し た の よ 。 あ !

あんた 確か … 。 ( ヒメコ ) 校 内 放送 ん とき の … 。

はい あの とき は どうも 。 放送 部 の 安田 沙織 です 。

スケット 団 って めずらしい 部活 だ し →

放送 コンクール に 出品 する 映像 と し て →

きっと おもしろい 作品 に なる と 思う わ 。

活動 の おじゃま に なら ない よう に 気 を つける し どう かしら ?

あ ~ ま ぁ 別に いい けど よ ぉ →

活動 って も 毎日 何 か ある わけ じゃ ねえ し な 。

( スイッチ ) 正直 引く と 思う ぞ 。

私ら 普通 に おりがみ と か やって ん で ?

そんな ん 撮る ん ? あ ~ !

撮る もの なかったら 俺 百 面 相 し よっ か ?

結構 おもしろ … お ぉ … 。

大丈夫 やる こと は ある わ 。

( ボッスン たち ) ガラス 男 の 捜査 ?

何 だ それ ? 聞い た こ と ない ?

今 学校 で 騒が れ てる ガラス 割り 事件 の 犯人 よ 。

ああ なんか 学校 新聞 で 記事 に なって た な 。

結構 話題 に な っと る みたい や な 。 私 も よう 知ら ん ね ん けど 。

ガラス 男 は 最近 立て続け に 学校 内 の ガラス を 割って いる 謎 の 人物 だ 。

物 を とら れ たり し た 形跡 は ない から →

いわゆる 愉快 犯 だ と 思わ れる が … 。

最初 の 事件 は 先週 の 木曜日 。

多目的 室 の 窓 が 割ら れ て い た の 。

ただ の いたずら と 思わ れ て いた ん だ けど →

翌日 に は 教務 室 の 窓 が … 。

今週 に 入って から も 月曜 に 化学 室 火曜 に 漫研 部室 →

昨日 は 視聴覚 室 の 窓 が 割ら れ て た わ 。

目撃 者 が まだ 誰 も い なく て →

そして 今朝 も 作法 室 の 窓 が 割ら れ た 。

これ で 6 件 目 。 そう いや チュウ さん が →

そんな こと 言って た な 。 浪漫 も 言う とった で 。

( 浪漫 ) 私 は 悪者 に 狙わ れ て いる !

とか なんとか 。 浪漫 が ?

そう か 漫研 の 部室 も 割ら れ て いる の か 。

そう な の 助け て 王子 !

あれ ? また しゃべ っち まっ た !

前回 散々 やった だ ろ う 。

今回 は そう いう ノリ じゃ ねえ ん だ よ 。

きっと 犯人 は こんな 悪者 だ ぞ ! いや いや いや … 。

ここ は 科学 的 な プロ ファイル から 犯人 像 を … 。

その 必要 は ない わ !

( 結城 ) これ は ポルターガイスト の 仕業 よ !

また なんか 来 よった !

そこ で この 事件 を スケット 団 で 解決 する の よ 。

さすが 八木 ちゃん や な 。

それ じゃあ 撮影 始める わ ね 。

撮ら れる と なる と ちょっと 緊張 し て まう わ 。

なぁ ボッスン … 。

あか ん もう ご っつ 緊張 し とる 。

いつも どおり で 大丈夫 よ 。

見回り を し て いる 公務 員 の 吉村 さん 情報 に よる と →

犯行 は 早朝 6 時 半 から 7 時 半 の 間 らしい 。

って こと だ よ な ?

そう ね 。 最近 この 時間 帯 に 学校 へ 来 てる の は →

朝 の 自主 練 を やって る 野球 部員 数 人 だけ らしい わ 。

了解 や 。 ほ な 野球 部 の そい つ ら を 脅し て →

吐か せ たら ええ ねん な 。 任せ とけ やった んで !

待て 待て 待て 待て 。

あくまで 確率 が 高い って だけ で 野球 部 だ と 決まった わけ じゃ ねえ 。

まず アリバイ を 聞い て から … 。 ボッスン 。

聞き込み し て き た ぞ 。 ( 2 人 ) お ?

ホシ の 野郎 重大 な ヘマ を やら かし てる ぜ 。

何で トレンチコート 着 ちゃ った ?

いや 久々 の こう いう 事件 だ から つい 意気込 ん じゃ って 。

意気込み じゃ ねえ よ な ? ふざけ たかった ん だ ろ ?

もう いい わ 。 で 何 が わかった ん だ ? スイッチ 。

お いい ね それ 。 何 か 刑事 って 感じ で 。

もともと お前 の あだ名 やろ が い 。

最初 に 割ら れ た 多目的 室 に 転がって い た そう だ 。

よし ! 野球 部 行く ぞ !

あんた が マネージャー の 高島 さん ?

( 高島 ) はい ? ちょっと 聞き たい こと が あん だ けど … 。

って アフロ は もう いい加減 ええ やろ 。

朝 自主 練 し て いる 人 たち ?

今 は 3 人 だけ よ 。

それ 誰 だ か 教え て くれる か ?

えっ と ショート 尾崎 守 君 と →

4 番 打者 の 嶋崎 崇夫 君 。

そして … 私 の 大切 な 人 。

レギュラー じゃ ない けど 早 希 子 を 甲子園 に 連れ て って 。

控え ピッチャー の 平泉 英一 君 。

そこ まで 聞い て ない ん だ けど な 。

でも どう し て そんな こと を ?

いや ちょっと 放送 部 の 手伝い し て て さ 。

じゃ あり が と な 。

尾崎 嶋崎 平泉 … 。

この 中 に ガラス 男 が いる 。

尾崎 守 っす 。 よろしく お 願い し ます 。

6 時 半 から 7 時 半 の 間 っす か ?

ウス ! 自分 は いつも ランニング し てる っす 。

1 人 で か ? ウス !

どんな コース だ ? ウス !

まず 多目的 室 の 裏 を とおり 教務 室 棟 脇 の 道 を 抜け て →

漫研 部室 横 で Uターン する っす 。

そこ から 視聴覚 室 の ほう へ 向かい 作法 室 の 裏 を 通って … 。

お前 めちゃめちゃ 怪しい な 。

( 平泉 ) アリバイ ?

俺 1 人 で 投球 練習 し てる から な 証明 は でき ない よ 。

ほ な お前 が 犯人 や な 。 自首 せ え 。

犯人 ? 毎朝 1 人 で 黙々 と 投げ込 ん でる よ 。

約束 し ち まった から な 。

早 希 子 を 甲子園 に … 。

連れ て 行く って 。

スイッチ 並み の ノーコン や な … 。

場所 に よって は ガラス 割って まう や ん この 人 。

や っぱ お前 が 犯人 や な ? い ける な 甲子園 。

自首 せ え 。 自首 ?

4 番 バッター 嶋崎 崇夫 だ 。

俺 は その 時間 … 1 人 で 素振り を し て い た 。

いい か 。 俺 に とって バット は 敵 を 倒す 武器 だ 。

俺 が この バット を 触って いる と →

気持 が やけに 高ぶって くる ん だ … 。

そして … そこら 中 の もの 全部 ぶち壊し たく な ん だ よ 。

( 笑い声 )

ど いつ も こいつ も 怪しい じゃ ねえ か 。

しかし アリバイ が ない と いう こと は →

目撃 者 が い ない と いう こと だ から な 。

結局 証拠 が なきゃ 何 も で け へん や ん 。

だいたい 犯人 の 目的 が わかん ねえ 。

狙う 教室 に 一貫 性 が な い っつ うか … 。

愉快 犯 の 仕業 なら →

どこ か で 自分 の 存在 を 主張 し て いる の かも しれ ない 。

この 手 の やつ は 自己 顕 示 欲 が 強い から な 。

ふ ~ む 自分 の 存在 … 名前 ?

暗号 と か ? そう か … 。

暗号 か ! 暗号 ?

ああ 。 つまり こいつ を こう し て バラバラ に … 。

よし ! そんな の は 得意 だ ぜ 。

~ たき たき か ま … 違う 。 し … しか たま … たま か … さ … た か … 。

ぶ は っ 。

げ ほっ わか … げ ほっ … 。

おもしろい 顔 だ が 毎度 心配 に なる な 。

何 や ? 何 か わかった ん か ?

ああ 。

明日 の 朝 ガラス 男 は … 。

応接 室 に 現れる 。

誰 に 言う てん ねん !

あそこ が 応接 室 だ 。 ほん ま に 来る ん かな ?

犯人 は 自分 の 名前 を 暗号 に し て 残し た ん だ 。

次 は この 部屋 以外 考え られ ねえ 。 来 た !

今 だ ! やめろ ガラス 男 。

おっと 逃げ て も 無駄 だ ぜ 。

誰 か は わかって る ん だ 観念 し や がれ !

お前 が ガラス を 割って い た 教室 に は 意 味 が あった ん だ な 。

頭文字 た き か ま し さ →

これ を 並び 替える と 人 の 名前 が 浮かび上がる 。

最後 に 応接 室 を 割れ ば 暗号 完成 だった わけ だ 。

嶋崎 崇夫 。

ヒメコ ! おう 逃がす かい 。

観念 せ え 嶋崎 崇夫 !

お っ … 女 ?

あれ ? この 人 野球 部 の … 。

2 年 F 組 高島 早 希 子 。

毎朝 自主 練 の 時間 内 に 登校 し て いる が →

1 人 で 雑務 を し て いる ため やはり アリバイ は ない 。

あんた が ガラス 男 だった の か … 。

そう よ 私 が ガラス 男 よ 。

そんな バカ な ! 嶋崎 じゃ ない ?

並び 替え に 他 の 可能 性 が … 。

た … たか しま さき 高島 早 希 子 ! 当てはまる 。

なんで や ガラス 男 や から 男 ちゃ う ん か ?

そう と も 限 ん ねえ だ ろ 。

そもそも 誰 が つけ た か も わかん ねえ 通り 名 だ … 。

でも どう し て こんな こと を ?

騒ぎ で 注目 を 浴び たかった と いう こと か ?

そう よ 目立ち たく て 。

うっぷん を 晴らす ため に 窓 ガラス を 割った の よ 。

なん や ほん ま に そん だけ の こと で 。

本人 に とって は ガラス を 割る ほど の こと だった って こと だ ろ 。

一緒に 職員 室 に 行って くれる な ?

一 件 落着 か 。 そう だ な … 。

今日 の 分 が 割ら れ なかった だけ でも よかった … 。

応接 室 ? ちょっと 待て !

なん や ど ない し てん ?

なんで なんで 応接 室 に 来 た ん だ ?

あんた の 名前 に 「 お 」 は つか ない のに 。

どう いう こと や ?

俺 は 犯人 が 嶋崎 崇夫 だ と 思った から →

「 お 」 が つく 応接 室 と 予想 し た ん だ 。

犯人 の 名前 が 高島 早 希 子 なら 今日 は 「 こ 」 が つく 教室 … 。

例えば 工芸 室 の ガラス を 割り に いく はず だ !

どこ を 割る か なんて 私 の 勝手 じゃ ない … 。

あんた なんか 隠し てる だ ろ 。

高島 さん な →

言い出し づらい こと も ある かも しれ へん けど →

私ら 敵 や ない で 。

ボッスン は ちゃんと 聞い て くれる 。

私 命令 さ れ て た の 。

命令 ? 従う しか なかった の 。

過去 の 秘密 を バラ す って 脅さ れ て 。

先週 水曜日 の 放 課 後 下駄 箱 の 中 に 手紙 が 入って た の 。

明日 の 朝 6 時 半 に 多目的 室 の 裏 に 来い って 。

それ で … その 手紙 と 一緒に 。

写真 ? あんた ら は まだ あか ん で 。

誰 ?

中学 の とき の 私 な の 。

嘘 ! ? でも … 。

すごく 太って る でしょ ?

言う とおり に し ない と この 写真 を 学校 中 に 広め て やる って →

書 い て あった の 。

次 の 日 の 朝 指定 さ れ た 場所 に 行った わ 。

そう し たら … 。

中学 時代 の 写真 が 貼ら れ て い た の 。

でも はがし た 部分 に は … 。

釘 みたい な もの で 引っか い た 文字 が … 。

高島 早 希 子 は 昔 デブ だった って 。

私 どう し たら いい か わから なく なっちゃ っ て 。

え い っ !

野球 部 の ボール が 落ち て た って わけ か 。

どう いう こと な ん ? 犯人 は 最初 から →

彼女 に ガラス を 割ら せる つもり だった ん だ ろ 。

傷 を つけ て 書か れ た 文 字 を 消す に は →

窓 ガラス ごと 粉々 に 割る しか ない と いう こと か 。

犯人 が わざと その へん に 置 い と い た ん だ 。

ボール を 使わ せる こと で →

彼女 が 所属 し て いる 野球 部 の 犯行 だ と →

思わ せ られる から な 。

それ から 2 回 目 3 回 目 と →

ガラス を 割る たび に 新しい 命令 が 届 い た の 。

秘密 を 守り たけ れ ば 従い 続けろ って … 。

それ で 言わ れる が まま に 従 っち まっ た って わけ か 。

でも どう し て ここ まで … 。 怖かった の !

いきなり こんな 手紙 が き て … 。

いけ ない こと だって わかって た けど →

太って い た こと を 知ら れ たら →

きっと 彼 に 嫌わ れ ちゃ う … 。

犯人 の 言いなり に なる しか … こう する しか なかった の 。

女の子 に は 守ら な あ かん もん が あん ねん な 。

しかし そう なる と 真 犯人 が 別に いる と いう こと に なる な 。

ああ 。 理由 は わから ねえ が →

高島 さん に 恨み が あって →

連続 ガラス 割り 事件 の 犯人 に 仕立て上げよ う と し た ん だ 。

言いなり に なる しか なかった 高島 さん は →

毎朝 指示 どおり 教室 の ガラス 窓 を 割って いった 。

自分 の 名前 が 暗号 と し て 隠さ れ て いる こと も 知ら ず に な 。

だが 犯人 は 暗号 の 最後 の 文字 を 突然 変更 し た 。

なぜ か ? それ は 捜査 し て いる 俺 たち が →

間違った 推理 に いっち まっ た から だ … 。

そう か そう だった の か … 。

そのまま 高島 さん に 行き着け ば 問題 なかった 。

でも 犯人 に は 2 つ 誤算 が あった ん だ 。

あの アナグラム で は 嶋崎 崇夫 に も たどり着 い ち まう こと 。

そして … 。 ガラス 男 と いう 名前 が →

噂 に なって しまった こと か 。 ああ 。

俺 は 犯人 が 男 だ と いう 間違った 噂 に 惑わ さ れ →

高島 さん を 容疑 者 から 外し て 考え て しまった 。

結果 嶋崎 崇夫 に 行き着き … 。

「 お 」 の つく 応接 室 と 推理 し たん や な 。

焦った 犯人 は ここ で 最大 の ミス を 犯す 。

手っとり早く 高島 さん を 捕まえ て もら お う と →

俺 の 間違った 推理 に 便乗 し ち まった ん だ 。

最後 に 「 こ 」 が つく 教室 を →

割ら せる べき ところ を 応接 室 に 変更 し た 。

こんな こと が できる の は 応接 室 で →

待ち 伏せる こと を 知って い た 唯一 の 人物 。

犯人 は ずっと 俺 たち の 捜査 に 張り付き →

行動 を 把握 し て い た … 。

ちょっと 離し て !

安田 沙織 さん あんた だ な !

あんた の 目的 は 俺 たち を この 暗号 に 気づか せ て →

密着 取材 と 称し て 捜査 から 逮捕 まで の 様子 を →

カメラ に 収める こと 。

映像 は コンクール に 出 さ ねえ まで も →

何 人 か の 生徒 に 見せりゃ 高島 さん の 悪 名 は 広まる 。

そ そんな … 。 暗号 の 存在 に 気づけ ば →

解く の は 簡単 だ 。 そう いえ ば あんた … 。

撮影 し ながら ヒント も くれ て た な 。

安田 : 暗号 と か ?

そう よ 私 が ガラス 男 を … 。

いえ … 高島 さん を 操って い た の よ !

どう し て ? どう し て こんな こと … 。

嫌い だ から よ !

あなた が … 嫌い だ から よ 高島 早 希 子 !

何で ? 私 あなた の こと 知ら ない わ 。

なのに … 。 私 は 知って る わ 。

あなた の し た こと も 忘れ ない 。

( 安田 ) 中学 の とき 私 に は 好き な 人 が い た 。

私 は 彼 に 話しかける こと すら でき ず に … 。

それ でも 日に日に 思い は 募って … 。

思い切って ラブ レター を 書 い た の 。

あなた と 同じ ように ね !

彼女 たち は 同じ 中学 出 身 だ 。

同じ 中学 ? そう よ 。

ラブ レター を 受け取って くれる か 確認 し たく て →

私 は あの とき 見 て い た の よ 。

あっ 確か 3 組 の 高島 さん ?

( 安田 ) 私 の 手紙 …

( 安田 ) あなた は 私 の 手紙 を 捨て て →

自分 の 手紙 だけ を げた 箱 に 入れ た 。

私 の 恋 を 踏みにじって →

自分 だけ うまく いこ う と し た の よ 。

あれ は あなた の 手紙 だった の ね 。

でも 結局 返事 は もら え なかった の 。

そんな の 私 に は 関係ない 。

問題 な の は あなた の 手 に よって →

私 の 思い が 伝わら なかった こと よ 。

それなのに それなのに あなた だけ 幸せ に なって →

私 は いつ まで たって も 報 わ れ ない じゃ ない !

安田 さん … 。

確か に 高島 さん が し た こと は 褒め られ た こと じゃ ねえ 。

それ は 謝 ん なきゃ な 。

でも 彼女 は その 恋 を ばね に し て 努力 し た ん だ 。

必死 で 変わった ん だ ろ 。

だが あんた は 昔 の 恨み を ずっと 抱え て →

止まった まま な ん だ 。

( 笑い声 )

そう な ん だ 。

( 笑い声 )

あんた だ ろ ガラス を ぶち 破 ん なきゃ な ん ねえ の は 。

どうやら その よう ね 。 安田 さん 。

この 事件 は 私 が 起こし た こと 。

ガラス は すべて 私 が 割った こと に する わ 。

これ は 私 が 映って いる 部分 だけ 学校 に 提出 する わ 。

安田 さん ! 待って !

ちょっと 待って ! 何 よ つい て こ ない で 。

元 は 私 の せい な の に 安田 さん だけ 責任 を 負う なんて 。

別に あなた の ため に やる わけ じゃ ない わ 。

これ は 私 自身 の 問題 な の 。

( 島田 ) また スケット 団 ね ! スクープ だ わ !

( 金城 ) まったく 君 たち は !

何度 騒ぎ を 起こし たら 気 が 済む の か ね 。

( 3 人 ) すみません で し た 。

本当 に 反省 し た ん だ ね 。 はい 。

よろしい 。 で は 君 たち は 奉仕 作業 1 週間 だ 。

アンダー スタンド ? へい へい 。

は いはい 。 ほ い ほ い 。

( 金城 ) いい か ね 心 を 入れ替え て 取り組み たまえ 。

ジャスト ドゥ イット ! ( 3 人 ) ジャスト ドゥ イット !

重要 な の は 協調 性 だ チームワーク ! チームワーク !

( 金城 ) 1 人 が みんな の ため に ワン フォー オール ! ワン フォー オール !

私 変わって いく あなた が うらやましく て … 。

ごめんなさい 。

う うん 。 私 の ほう こそ ごめんなさい 。

お ?

今回 の 件 は ごめんなさい 。

彼女 も 反省 し て い た わ 。

い や ぁ なん の なん の 。

でも 本当 に よかった の かしら 。

結局 いろいろ かぶって しまった けど 。

俺 たち 怒ら れ ん の 慣れ てる から 。

恋する 乙女 に ゃ かなわない って こと で 。

( 金城 ) オー ゴッド ! また か ね … 。

いったい 誰 が こんな こと を … 。

( 島田 ) また 現れ た みたい ね ガラス 男 。 これ は もう 事件 だ わ !

ねぇ ねぇ ! 何 か 噂 と か 聞い て ない ?

え ?

( 2 人 ) えっ ? 密着 取材 ?

( 八木 ) ええ 。 協力 お 願い できる かしら ?

( ボッスン ) え ! 密着 す ん の ? 八木 ちゃん が 俺 に ! ?

それ で インタビュー と か ?

好き な 食べ物 は ? みかん ゼリー … 。

密着 取材 と は そう いう 意味 で は ない わ 。

お ぉ … さすが 八木 ちゃん 。 こんな ボケ じゃ びくとも し ない ぜ 。

いわゆる ドキュメンタリー ね 。

活動 し て いる 様子 を カメラ に 収め たい の 。

( 安田 ) 八木 さん に あなた たち の こと を 聞い て →

私 が 提案 し た の よ 。 あ !

あんた 確か … 。 ( ヒメコ ) 校 内 放送 ん とき の … 。

はい あの とき は どうも 。 放送 部 の 安田 沙織 です 。

スケット 団 って めずらしい 部活 だ し →

放送 コンクール に 出品 する 映像 と し て →

きっと おもしろい 作品 に なる と 思う わ 。

活動 の おじゃま に なら ない よう に 気 を つける し どう かしら ?

あ ~ ま ぁ 別に いい けど よ ぉ →

活動 って も 毎日 何 か ある わけ じゃ ねえ し な 。

( スイッチ ) 正直 引く と 思う ぞ 。

私ら 普通 に おりがみ と か やって ん で ?

そんな ん 撮る ん ? あ ~ !

撮る もの なかったら 俺 百 面 相 し よっ か ?

結構 おもしろ … お ぉ … 。

大丈夫 やる こと は ある わ 。

( ボッスン たち ) ガラス 男 の 捜査 ?

何 だ それ ? 聞い た こ と ない ?

今 学校 で 騒が れ てる ガラス 割り 事件 の 犯人 よ 。

ああ なんか 学校 新聞 で 記事 に なって た な 。

結構 話題 に な っと る みたい や な 。 私 も よう 知ら ん ね ん けど 。

ガラス 男 は 最近 立て続け に 学校 内 の ガラス を 割って いる 謎 の 人物 だ 。

物 を とら れ たり し た 形跡 は ない から →

いわゆる 愉快 犯 だ と 思わ れる が … 。

最初 の 事件 は 先週 の 木曜日 。

多目的 室 の 窓 が 割ら れ て い た の 。

ただ の いたずら と 思わ れ て いた ん だ けど →

翌日 に は 教務 室 の 窓 が … 。

今週 に 入って から も 月曜 に 化学 室 火曜 に 漫研 部室 →

昨日 は 視聴覚 室 の 窓 が 割ら れ て た わ 。

目撃 者 が まだ 誰 も い なく て →

そして 今朝 も 作法 室 の 窓 が 割ら れ た 。

これ で 6 件 目 。 そう いや チュウ さん が →

そんな こと 言って た な 。 浪漫 も 言う とった で 。

( 浪漫 ) 私 は 悪者 に 狙わ れ て いる !

とか なんとか 。 浪漫 が ?

そう か 漫研 の 部室 も 割ら れ て いる の か 。

そう な の 助け て 王子 !

あれ ? また しゃべ っち まっ た !

前回 散々 やった だ ろ う 。

今回 は そう いう ノリ じゃ ねえ ん だ よ 。

きっと 犯人 は こんな 悪者 だ ぞ ! いや いや いや … 。

ここ は 科学 的 な プロ ファイル から 犯人 像 を … 。

その 必要 は ない わ !

( 結城 ) これ は ポルターガイスト の 仕業 よ !

また なんか 来 よった !

そこ で この 事件 を スケット 団 で 解決 する の よ 。

さすが 八木 ちゃん や な 。

それ じゃあ 撮影 始める わ ね 。

撮ら れる と なる と ちょっと 緊張 し て まう わ 。

なぁ ボッスン … 。

あか ん もう ご っつ 緊張 し とる 。

いつも どおり で 大丈夫 よ 。

見回り を し て いる 公務 員 の 吉村 さん 情報 に よる と →

犯行 は 早朝 6 時 半 から 7 時 半 の 間 らしい 。

って こと だ よ な ?

そう ね 。 最近 この 時間 帯 に 学校 へ 来 てる の は →

朝 の 自主 練 を やって る 野球 部員 数 人 だけ らしい わ 。

了解 や 。 ほ な 野球 部 の そい つ ら を 脅し て →

吐か せ たら ええ ねん な 。 任せ とけ やった んで !

待て 待て 待て 待て 。

あくまで 確率 が 高い って だけ で 野球 部 だ と 決まった わけ じゃ ねえ 。

まず アリバイ を 聞い て から … 。 ボッスン 。

聞き込み し て き た ぞ 。 ( 2 人 ) お ?

ホシ の 野郎 重大 な ヘマ を やら かし てる ぜ 。

何で トレンチコート 着 ちゃ った ?

いや 久々 の こう いう 事件 だ から つい 意気込 ん じゃ って 。

意気込み じゃ ねえ よ な ? ふざけ たかった ん だ ろ ?

もう いい わ 。 で 何 が わかった ん だ ? スイッチ 。

お いい ね それ 。 何 か 刑事 って 感じ で 。

もともと お前 の あだ名 やろ が い 。

最初 に 割ら れ た 多目的 室 に 転がって い た そう だ 。

よし ! 野球 部 行く ぞ !

あんた が マネージャー の 高島 さん ?

( 高島 ) はい ? ちょっと 聞き たい こと が あん だ けど … 。

って アフロ は もう いい加減 ええ やろ 。

朝 自主 練 し て いる 人 たち ?

今 は 3 人 だけ よ 。

それ 誰 だ か 教え て くれる か ?

えっ と ショート 尾崎 守 君 と →

4 番 打者 の 嶋崎 崇夫 君 。

そして … 私 の 大切 な 人 。

レギュラー じゃ ない けど 早 希 子 を 甲子園 に 連れ て って 。

控え ピッチャー の 平泉 英一 君 。

そこ まで 聞い て ない ん だ けど な 。

でも どう し て そんな こと を ?

いや ちょっと 放送 部 の 手伝い し て て さ 。

じゃ あり が と な 。

尾崎 嶋崎 平泉 … 。

この 中 に ガラス 男 が いる 。

尾崎 守 っす 。 よろしく お 願い し ます 。

6 時 半 から 7 時 半 の 間 っす か ?

ウス ! 自分 は いつも ランニング し てる っす 。

1 人 で か ? ウス !

どんな コース だ ? ウス !

まず 多目的 室 の 裏 を とおり 教務 室 棟 脇 の 道 を 抜け て →

漫研 部室 横 で Uターン する っす 。

そこ から 視聴覚 室 の ほう へ 向かい 作法 室 の 裏 を 通って … 。

お前 めちゃめちゃ 怪しい な 。

( 平泉 ) アリバイ ?

俺 1 人 で 投球 練習 し てる から な 証明 は でき ない よ 。

ほ な お前 が 犯人 や な 。 自首 せ え 。

犯人 ? 毎朝 1 人 で 黙々 と 投げ込 ん でる よ 。

約束 し ち まった から な 。

早 希 子 を 甲子園 に … 。

連れ て 行く って 。

スイッチ 並み の ノーコン や な … 。

場所 に よって は ガラス 割って まう や ん この 人 。

や っぱ お前 が 犯人 や な ? い ける な 甲子園 。

自首 せ え 。 自首 ?

4 番 バッター 嶋崎 崇夫 だ 。

俺 は その 時間 … 1 人 で 素振り を し て い た 。

いい か 。 俺 に とって バット は 敵 を 倒す 武器 だ 。

俺 が この バット を 触って いる と →

気持 が やけに 高ぶって くる ん だ … 。

そして … そこら 中 の もの 全部 ぶち壊し たく な ん だ よ 。

( 笑い声 )

ど いつ も こいつ も 怪しい じゃ ねえ か 。

しかし アリバイ が ない と いう こと は →

目撃 者 が い ない と いう こと だ から な 。

結局 証拠 が なきゃ 何 も で け へん や ん 。

だいたい 犯人 の 目的 が わかん ねえ 。

狙う 教室 に 一貫 性 が な い っつ うか … 。

愉快 犯 の 仕業 なら →

どこ か で 自分 の 存在 を 主張 し て いる の かも しれ ない 。

この 手 の やつ は 自己 顕 示 欲 が 強い から な 。

ふ ~ む 自分 の 存在 … 名前 ?

暗号 と か ? そう か … 。

暗号 か ! 暗号 ?

ああ 。 つまり こいつ を こう し て バラバラ に … 。

よし ! そんな の は 得意 だ ぜ 。

たき たき か ま … 違う 。

し … しか たま … たま か … さ … た か … 。

ぶ は っ 。

げ ほっ わか … げ ほっ … 。

おもしろい 顔 だ が 毎度 心配 に なる な 。

何 や ? 何 か わかった ん か ?

ああ 。

明日 の 朝 ガラス 男 は … 。

応接 室 に 現れる 。

誰 に 言う てん ねん !

あそこ が 応接 室 だ 。 ほん ま に 来る ん かな ?

犯人 は 自分 の 名前 を 暗号 に し て 残し た ん だ 。

次 は この 部屋 以外 考え られ ねえ 。 来 た !

今 だ ! やめろ ガラス 男 。

おっと 逃げ て も 無駄 だ ぜ 。

誰 か は わかって る ん だ 観念 し や がれ !

お前 が ガラス を 割って い た 教室 に は 意 味 が あった ん だ な 。

頭文字 た き か ま し さ →

これ を 並び 替える と 人 の 名前 が 浮かび上がる 。

最後 に 応接 室 を 割れ ば 暗号 完成 だった わけ だ 。

嶋崎 崇夫 。

ヒメコ ! おう 逃がす かい 。

観念 せ え 嶋崎 崇夫 !

お っ … 女 ?

あれ ? この 人 野球 部 の … 。

2 年 F 組 高島 早 希 子 。

毎朝 自主 練 の 時間 内 に 登校 し て いる が →

1 人 で 雑務 を し て いる ため やはり アリバイ は ない 。

あんた が ガラス 男 だった の か … 。

そう よ 私 が ガラス 男 よ 。

そんな バカ な ! 嶋崎 じゃ ない ?

並び 替え に 他 の 可能 性 が … 。

た … たか しま さき 高島 早 希 子 ! 当てはまる 。

なんで や ガラス 男 や から 男 ちゃ う ん か ?

そう と も 限 ん ねえ だ ろ 。

そもそも 誰 が つけ た か も わかん ねえ 通り 名 だ … 。

でも どう し て こんな こと を ?

騒ぎ で 注目 を 浴び たかった と いう こと か ?

そう よ 目立ち たく て 。

うっぷん を 晴らす ため に 窓 ガラス を 割った の よ 。

なん や ほん ま に そん だけ の こと で 。

本人 に とって は ガラス を 割る ほど の こと だった って こと だ ろ 。

一緒に 職員 室 に 行って くれる な ?

一 件 落着 か 。 そう だ な … 。

今日 の 分 が 割ら れ なかった だけ でも よかった … 。

応接 室 ? ちょっと 待て !

なん や ど ない し てん ?

なんで なんで 応接 室 に 来 た ん だ ?

あんた の 名前 に 「 お 」 は つか ない のに 。

どう いう こと や ?

俺 は 犯人 が 嶋崎 崇夫 だ と 思った から →

「 お 」 が つく 応接 室 と 予想 し た ん だ 。

犯人 の 名前 が 高島 早 希 子 なら 今日 は 「 こ 」 が つく 教室 … 。

例えば 工芸 室 の ガラス を 割り に いく はず だ !

どこ を 割る か なんて 私 の 勝手 じゃ ない … 。

あんた なんか 隠し てる だ ろ 。

高島 さん な →

言い出し づらい こと も ある かも しれ へん けど →

私ら 敵 や ない で 。

ボッスン は ちゃんと 聞い て くれる 。

私 命令 さ れ て た の 。

命令 ? 従う しか なかった の 。

過去 の 秘密 を バラ す って 脅さ れ て 。

先週 水曜日 の 放 課 後 下駄 箱 の 中 に 手紙 が 入って た の 。

明日 の 朝 6 時 半 に 多目的 室 の 裏 に 来い って 。

それ で … その 手紙 と 一緒に 。

写真 ? あんた ら は まだ あか ん で 。

誰 ?

中学 の とき の 私 な の 。

嘘 ! ? でも … 。

すごく 太って る でしょ ?

言う とおり に し ない と この 写真 を 学校 中 に 広め て やる って →

書 い て あった の 。

次 の 日 の 朝 指定 さ れ た 場所 に 行った わ 。

そう し たら … 。

中学 時代 の 写真 が 貼ら れ て い た の 。

でも はがし た 部分 に は … 。

釘 みたい な もの で 引っか い た 文字 が … 。

高島 早 希 子 は 昔 デブ だった って 。

私 どう し たら いい か わから なく なっちゃ っ て 。

え い っ !

野球 部 の ボール が 落ち て た って わけ か 。

どう いう こと な ん ? 犯人 は 最初 から →

彼女 に ガラス を 割ら せる つもり だった ん だ ろ 。

傷 を つけ て 書か れ た 文 字 を 消す に は →

窓 ガラス ごと 粉々 に 割る しか ない と いう こと か 。

犯人 が わざと その へん に 置 い と い た ん だ 。

ボール を 使わ せる こと で →

彼女 が 所属 し て いる 野球 部 の 犯行 だ と →

思わ せ られる から な 。

それ から 2 回 目 3 回 目 と →

ガラス を 割る たび に 新しい 命令 が 届 い た の 。

秘密 を 守り たけ れ ば 従い 続けろ って … 。

それ で 言わ れる が まま に 従 っち まっ た って わけ か 。

でも どう し て ここ まで … 。 怖かった の !

いきなり こんな 手紙 が き て … 。

いけ ない こと だって わかって た けど →

太って い た こと を 知ら れ たら →

きっと 彼 に 嫌わ れ ちゃ う … 。

犯人 の 言いなり に なる しか … こう する しか なかった の 。

女の子 に は 守ら な あ かん もん が あん ねん な 。

しかし そう なる と 真 犯人 が 別に いる と いう こと に なる な 。

ああ 。 理由 は わから ねえ が →

高島 さん に 恨み が あって →

連続 ガラス 割り 事件 の 犯人 に 仕立て上げよ う と し た ん だ 。

言いなり に なる しか なかった 高島 さん は →

毎朝 指示 どおり 教室 の ガラス 窓 を 割って いった 。

自分 の 名前 が 暗号 と し て 隠さ れ て いる こと も 知ら ず に な 。

だが 犯人 は 暗号 の 最後 の 文字 を 突然 変更 し た 。

なぜ か ? それ は 捜査 し て いる 俺 たち が →

間違った 推理 に いっち まっ た から だ … 。

そう か そう だった の か … 。

そのまま 高島 さん に 行き着け ば 問題 なかった 。

でも 犯人 に は 2 つ 誤算 が あった ん だ 。

あの アナグラム で は 嶋崎 崇夫 に も たどり着 い ち まう こと 。

そして … 。 ガラス 男 と いう 名前 が →

噂 に なって しまった こと か 。 ああ 。

俺 は 犯人 が 男 だ と いう 間違った 噂 に 惑わ さ れ →

高島 さん を 容疑 者 から 外し て 考え て しまった 。

結果 嶋崎 崇夫 に 行き着き … 。

「 お 」 の つく 応接 室 と 推理 し たん や な 。

焦った 犯人 は ここ で 最大 の ミス を 犯す 。

手っとり早く 高島 さん を 捕まえ て もら お う と →

俺 の 間違った 推理 に 便乗 し ち まった ん だ 。

最後 に 「 こ 」 が つく 教室 を →

割ら せる べき ところ を 応接 室 に 変更 し た 。

こんな こと が できる の は 応接 室 で →

待ち 伏せる こと を 知って い た 唯一 の 人物 。

犯人 は ずっと 俺 たち の 捜査 に 張り付き →

行動 を 把握 し て い た … 。

ちょっと 離し て !

安田 沙織 さん あんた だ な !

あんた の 目的 は 俺 たち を この 暗号 に 気づか せ て →

密着 取材 と 称し て 捜査 から 逮捕 まで の 様子 を →

カメラ に 収める こと 。

映像 は コンクール に 出 さ ねえ まで も →

何 人 か の 生徒 に 見せりゃ 高島 さん の 悪 名 は 広まる 。

そ そんな … 。 暗号 の 存在 に 気づけ ば →

解く の は 簡単 だ 。 そう いえ ば あんた … 。

撮影 し ながら ヒント も くれ て た な 。

安田 : 暗号 と か ?

そう よ 私 が ガラス 男 を … 。

いえ … 高島 さん を 操って い た の よ !

どう し て ? どう し て こんな こと … 。

嫌い だ から よ !

あなた が … 嫌い だ から よ 高島 早 希 子 !

何で ? 私 あなた の こと 知ら ない わ 。

なのに … 。 私 は 知って る わ 。

あなた の し た こと も 忘れ ない 。

( 安田 ) 中学 の とき 私 に は 好き な 人 が い た 。

私 は 彼 に 話しかける こと すら でき ず に … 。

それ でも 日に日に 思い は 募って … 。

思い切って ラブ レター を 書 い た の 。

あなた と 同じ ように ね !

彼女 たち は 同じ 中学 出 身 だ 。

同じ 中学 ? そう よ 。

ラブ レター を 受け取って くれる か 確認 し たく て →

私 は あの とき 見 て い た の よ 。

あっ 確か 3 組 の 高島 さん ?

( 安田 ) 私 の 手紙 …

( 安田 ) あなた は 私 の 手紙 を 捨て て →

自分 の 手紙 だけ を げた 箱 に 入れ た 。

私 の 恋 を 踏みにじって →

自分 だけ うまく いこ う と し た の よ 。

あれ は あなた の 手紙 だった の ね 。

でも 結局 返事 は もら え なかった の 。

そんな の 私 に は 関係ない 。

問題 な の は あなた の 手 に よって →

私 の 思い が 伝わら なかった こと よ 。

それなのに それなのに あなた だけ 幸せ に なって →

私 は いつ まで たって も 報 わ れ ない じゃ ない !

安田 さん … 。

確か に 高島 さん が し た こと は 褒め られ た こと じゃ ねえ 。

それ は 謝 ん なきゃ な 。

でも 彼女 は その 恋 を ばね に し て 努力 し た ん だ 。

必死 で 変わった ん だ ろ 。

だが あんた は 昔 の 恨み を ずっと 抱え て →

止まった まま な ん だ 。

( 笑い声 )

そう な ん だ 。

( 笑い声 )

あんた だ ろ ガラス を ぶち 破 ん なきゃ な ん ねえ の は 。

どうやら その よう ね 。 安田 さん 。

この 事件 は 私 が 起こし た こと 。

ガラス は すべて 私 が 割った こと に する わ 。

これ は 私 が 映って いる 部分 だけ 学校 に 提出 する わ 。

安田 さん ! 待って !

ちょっと 待って ! 何 よ つい て こ ない で 。

元 は 私 の せい な の に 安田 さん だけ 責任 を 負う なんて 。

別に あなた の ため に やる わけ じゃ ない わ 。

これ は 私 自身 の 問題 な の 。

( 島田 ) また スケット 団 ね ! スクープ だ わ !

( 金城 ) まったく 君 たち は !

何度 騒ぎ を 起こし たら 気 が 済む の か ね 。

( 3 人 ) すみません で し た 。

本当 に 反省 し た ん だ ね 。 はい 。

よろしい 。 で は 君 たち は 奉仕 作業 1 週間 だ 。

アンダー スタンド ? へい へい 。

は いはい 。 ほ い ほ い 。

( 金城 ) いい か ね 心 を 入れ替え て 取り組み たまえ 。

ジャスト ドゥ イット ! ( 3 人 ) ジャスト ドゥ イット !

重要 な の は 協調 性 だ チームワーク ! チームワーク !

( 金城 ) 1 人 が みんな の ため に ワン フォー オール ! ワン フォー オール !

私 変わって いく あなた が うらやましく て … 。

ごめんなさい 。

う うん 。 私 の ほう こそ ごめんなさい 。

お ?

今回 の 件 は ごめんなさい 。

彼女 も 反省 し て い た わ 。

い や ぁ なん の なん の 。

でも 本当 に よかった の かしら 。

結局 いろいろ かぶって しまった けど 。

俺 たち 怒ら れ ん の 慣れ てる から 。

恋する 乙女 に ゃ かなわない って こと で 。