ロク で なし 魔術 講師 と 禁 忌 教 典 (10) |||まじゅつ|こうし||きん|い|きょう|てん Roku de nai Magiedozent zu verbotenen Lehren (10) Roku de nai Mahoukai Tutor to Shitsugen Kyoukai Kyoukai (10)

（ アルベルト ） 確かに この 光景 は 尊い |たしかに||こうけい||とうとい

（ グレン ） だ ろ ？ 水着 は 最高 だ よ なあ |||みずぎ||さいこう|||

ほぼ みんな 順調 に 育って る し ～ ||じゅんちょう||そだって||

誰 が 水着 の 話 を し て いる だれ||みずぎ||はなし||||

これ が お前 の 守り たかった 光景 な の だ ろ う ？ グレン ||おまえ||まもり||こうけい||||||

さあ な

（ シス ティーナ ） 先生 ！ ||せんせい

おう ！ 白 猫 ！ |しろ|ねこ

（ アルベルト ） ん …

ん っ ありがとう ござい ます ！

似 てる な …\ N （ グレン ） う っ … は あ ! ? に|||n|||||

セラ ＝ シルヴァース に

（ シス ティーナ ） え いっ ！

あ はっ フッ …

♪～

～♪

（ 大 導 師 ） “ プロジェクト ･ リヴァ イブラ イフ ” の 一 件 から 推察 し て ― だい|みちび|し|ぷろじぇくと|||||ひと|けん||すいさつ||

エルミ アナ 王女 の 力 は ほぼ 完成 し た と 見て い い かな ||おうじょ||ちから|||かんせい||||みて|||

（ エレノア ） はい さて これ から いかが いたし ま しょ う か 大 導 師 様 |||||||||||だい|みちび|し|さま

（ 大 導 師 ） しばらく 静観 する と しよ う だい|みちび|し||せいかん||||

（ エレノア ） かしこまり まし た です が 組織 内 部 で ― ||||||そしき|うち|ぶ|

エルミ アナ 王女 の 転生 を もくろ ん で いる 者 が おり ます ||おうじょ||てんせい||||||もの|||

それ に つい て は ？

（ 大 導 師 ） 君 の 判断 で 処理 し たまえ だい|みちび|し|きみ||はんだん||しょり||

（ エレノア ） はい

（ 大 導 師 ） 君 たち の 生き様 が 僕 の 物語 を 作る の だ から だい|みちび|し|きみ|||いきざま||ぼく||ものがたり||つくる|||

（ レナード ） よく 来 て くれ た ねえ ！ ||らい||||

（ フィリアナ ） さあ 遠慮 なさら ず 召し上がれ ||えんりょ|||めしあがれ

ロースト ビーフ は お 好き かな ？ ||||すき|

他 に 食べ たい もの が あれ ば なんなり と 言って くれ た||たべ||||||||いって|

お 父 様 お 母 様 リィエル は ちょっぴり 内気 な の |ちち|さま||はは|さま||||うちき||

我が家 の テンション で 迫る の は … わがや||てんしょん||せまる||

（ レナード ） ほう つまり 食事 が 口 に 合わ ない わけ で は ない と ？ |||しょくじ||くち||あわ||||||

（ ルミア ） ええ （ レナード ） よかった ～ ！

お 父さん 心配 し ちゃ った ぞ お ！ |とうさん|しんぱい|||||

あなた ったら あ ！

（ シス ティーナ ･ ルミア ） う う ふ ふ …

リィエル さん シス ティーナ と ルミア は

いつも グレン 先生 の 事 を 楽し そう に 話し て くれる の よ ||せんせい||こと||たのし|||はなし||||

あなた も 好き な の ？ 先生 の 事 ||すき|||せんせい||こと

（ リィエル ） グレン が い ない と 始まら ない ||||||はじまら|

まあ そう な の ！ やっぱり すごく 優秀 な 方 な の ね ！ ||||||ゆうしゅう||かた|||

いや あ そういう 意味 で は ない と 思う ん だ けど … |||いみ|||||おもう|||

（ ルミア ） う ふ ふ …

ほら スープ も 飲 ん で サラダ も 食べ なさい |すーぷ||いん|||さらだ||たべ|

お 父 様 いくら なんでも そんなに 食べ られ ない から |ちち|さま||||たべ|||

フー フー

（ シス ティーナ ･ ルミア ） う ふ っ

（ フィリアナ ） そう そう あした から また 私 たち は 帝都 に 赴く の で 留守 に する わ ||||||わたくし|||ていと||おもむく|||るす|||

そう 気 を つけ て ね |き||||

おや そう いえ ば …

なんか すごく 大事 な 事 を シス ティーナ に 伝え なく て は と 思って い た の だ が … ||だいじ||こと|||||つたえ|||||おもって|||||

そう ？

シス ティーナ あの …

ん ？

この 前 の 事 … |ぜん||こと

大丈夫 よ だいじょうぶ|

でも ちゃん と 謝って ない から … |||あやまって||

（ シス ティーナ ） もう いい の

ごめん … ありがとう

２ 人 は 大切 な … 友達 じん||たいせつ||ともだち

（ シス ティーナ ） あっ ！ ああ …

あ あっ すみません あ アルフォネア 教授 … |||||きょうじゅ

（ セリカ ） メルガリウス の 天空 城 … |||てんくう|しろ

お じい 様 も 著名 な 研究 家 で あった な ||さま||ちょめい||けんきゅう|いえ|||

はい

でき れ ば 祖父 の 遺志 を 継ぎ たい と 思って い て |||そふ||いし||つぎ|||おもって||

私 に できる か 不安 な ん です けど … わたくし||||ふあん||||

“ 何 か 成す 者 と は 歩み 続ける 愚者 で ある ” なん||なす|もの|||あゆみ|つづける|ぐしゃ||

“ 成せ ぬ 者 と は 歩み を 止め た 賢 者 で ある ” なせ||もの|||あゆみ||とどめ||かしこ|もの||

誰 の 言葉 です か ？ だれ||ことば||

（ セリカ ） 私 の だ 頑張れ |わたくし|||がんばれ

“ 何 か 成す 者 と は 歩み 続ける 愚者 で ある ” か … なん||なす|もの|||あゆみ|つづける|ぐしゃ|||

（ セリカ ） また 行か ね ば なら ん な この 地下 迷宮 に … ||いか|||||||ちか|めいきゅう|

よ お

う わ っ

（ グレン ） おい ！

（ シス ティーナ ） 先生 が 図書 館 って 似合わ ない です ね ||せんせい||としょ|かん||にあわ|||

ん な わけな い だ ろ う 知識 が 服 を 着 て 歩 い て いる 俺 だ ぞ |||||||ちしき||ふく||ちゃく||ふ||||おれ||

反論 する の も 面倒 です はんろん||||めんどう|

つま ん ねえ の

そう いえ ば …\ N （ シス ティーナ ） なん です か ？ |||n|||||

この 前 死 に かけ た 時 |ぜん|し||||じ

俺 に 白 魔 儀 “ リヴァイヴァー ” を やって くれ た の って お前 だった ん だって な おれ||しろ|ま|ぎ||||||||おまえ||||

あ … ！

一応 礼 を 言って おか ない と な サンキュー いちおう|れい||いって|||||さんきゅー

お なんで そんな 顔 赤く なって ん だ ？ |||かお|あかく|||

う … う …

（ ルミア ） シス ティ どうか し た の ？

（ リィエル ） グレン が 泣か し た の ？ |||なか|||

シス ティーナ と ルミア は 私 が 守る ！ |||||わたくし||まもる

違う 違う ！ ちがう|ちがう

“ 万象 に 希 ( こい ね が ) う ･ 我が 腕 手 ( かい な ) に ･\ N 剛 毅 ( ご うき ) なる 刃 ( やい ば ) を ” ばんしょう||まれ|||||わが|うで|て||||n|かたし|たかし||||は|||

（ グレン ） だ から 違う って ～ おお っ ！ |||ちがう|||

待て ～ ！ 俺 の 話 を う わ っ ちょ っ ！ まて|おれ||はなし||||||

それ ダメ … あ ～ ！ グッ ！ |だめ||

イッ ！ う わ あ ～ ！

危ない ！ （ ルミア ） ああ ！ あぶない||

（ レオス ） “ 豪 壮 なる 風 の 流れよ ” |たけし|そう||かぜ||ながれよ

（ グレン ） う う う お お ー っ お ! ? ||||||-||

（ レオス ） あっ は は この 学院 に 着 い て 真っ先 に 君 に 会え る なんて ね シス ティーナ |||||がくいん||ちゃく|||まっさき||きみ||あえ|||||

あ あなた は …

なん だ あ … この 空気 ||||くうき

（ レオス ） 私 は レオス レオス ＝ クライ トス |わたくし|||||とす

このたび この 学院 に 招か れ た 特別 講師 で ||がくいん||まねか|||とくべつ|こうし|

そこ に いる シス ティーナ の 婚約 者 です ||||||こんやく|もの|

（ グレン ） え ! ?

（ リィエル ） え ! ? （ ルミア ） は ？

（ ３ 人 ） え えー っ ！ じん|||

あっ 思い出し た |おもいだし|

えっ ？

レオス 君 が 来る よ って シス ティ に 伝え なきゃ いか ん かった |きみ||くる||||||つたえ||||

あ ～ そう いえ ば

ち ょ ちょっと レオス ！ あなた 何 を 言って る の ! ? |||||なん||いって||

あっ は は は 私 たち は かつて 将来 を 誓い合った 仲 じゃ ない です か ||||わたくし||||しょうらい||ちかいあった|なか||||

（ シス ティーナ ） あ あれ は … 子ども の 頃 の 冗談 … |||||こども||ころ||じょうだん

お前 それ マジ で 言って ん の ？ やめ とけ って おまえ||||いって|||||

こい つと くっつく なんて 人生 の 墓場 入り って レベル じゃ ねえ ぞ ||||じんせい||はかば|はいり||れべる|||

どういう 意味 です か ！ |いみ||

私 の 将来 の 伴侶 を 侮辱 する よう な 言葉 は 慎 ん で いただけ ます か わたくし||しょうらい||はんりょ||ぶじょく||||ことば||まこと|||||

（ グレン ） ぐう …\ N （ シス ティーナ ） 待って レオス ||n|||まって|

グレン 先生 は その …\ N 冗談 って いう か |せんせい|||n|じょうだん|||

グレン 先生 … なるほど |せんせい|

（ レオス ） あなた が グレン ＝ レーダス さん です か

なんで 俺 の 事 知って る ん だ よ |おれ||こと|しって||||

私 が 講師 を 勤める クライ トス 魔術 学院 でも わたくし||こうし||つとめる||とす|まじゅつ|がくいん|

あなた の 事 は うわさ に なって い ます ので ||こと|||||||

アルザーノ 帝国 魔術 学院 に 突如 現れ た 期待 の 新人 講師 |ていこく|まじゅつ|がくいん||とつじょ|あらわれ||きたい||しんじん|こうし

習得 呪文 数 を 競う 昨今 の 詰め込み 魔術 教育 に 反 し ― しゅうとく|じゅもん|すう||きそう|さっこん||つめこみ|まじゅつ|きょういく||はん|

呪文 を 根本 的 に 理解 し 実践 に 生かす 事 に 重き を 置く ― じゅもん||こんぽん|てき||りかい||じっせん||いかす|こと||おもき||おく

なかなか 珍しい タイプ の 講師 だ と か |めずらしい|たいぷ||こうし|||

あなた の 講義 ぜひ 一 度 拝聴 し て み たい と 思って い まし た ||こうぎ||ひと|たび|はいちょう||||||おもって|||

そんな 大層 な もん じゃ ねえ ん だ が な |たいそう||||||||

（ リック ） レオス ＝ クライ トス 伯爵 家 の 次代 当主 候補 |||とす|はくしゃく|いえ||じだい|とうしゅ|こうほ

（ ハーレイ ） 帝国 総合 魔術 学会 で 話題 の 有名 人 じゃ ない です か ！ |ていこく|そうごう|まじゅつ|がっかい||わだい||ゆうめい|じん||||

（ リック ） 病気 で 長期 療養 中 の 講師 の 欠員 補充 に |びょうき||ちょうき|りょうよう|なか||こうし||けついん|ほじゅう|

よもや こんな 優秀 な 講師 を 派遣 し て くれる と は ||ゆうしゅう||こうし||はけん|||||

（ ハーレイ ） まったく 僥倖 ( ぎょ う こ う ) で し た な ||ぎょうこう||||||||

なんで それ 程 の やつ が 来る 事 に なった ん だ ？ おかしく ない か ？ ||ほど||||くる|こと|||||||

まあ 確かに |たしかに

不安 か ？ 貴 様 の バカ 弟子 が レオス 殿 に よって 立場 を 奪わ れる の が ふあん||とうと|さま||ばか|でし|||しんがり|||たちば||うばわ|||

そう だったら 気楽 な ん だ が な ||きらく|||||

（ レオス ） 私 は 今 でも 本気 です よ シス ティーナ |わたくし||いま||ほんき||||

あなた を 心から 愛 し て い ます ||こころから|あい||||

（ 生徒 たち ） おお ー ！ せいと|||-

う う …

よかった じゃ ねえ か 白 猫 ！ お前 み て え な 生意気 な やつ に お 熱 と か ||||しろ|ねこ|おまえ|||||なまいき|||||ねつ||

普通 あり え ねえ から なあ ふつう|||||

いや あ “ 蓼 ( たで ) 食う 虫 も 好き好き ” と は よく 言った もん だ ||たで||くう|ちゅう||すきずき||||いった||

お そうだ この 話 うまく まとまったら |そう だ||はなし||

俺 が 結婚 披露宴 で 祝辞 を 述べ て やって も いい … おれ||けっこん|ひろうえん||しゅくじ||のべ||||

（ グレン ） ぎ ゃ ああ ！ （ シス ティーナ ） この バカアァ ！

シス ティーナ かなり 怒って る なんで ？ |||いかって||

（ ルミア ） あ は は は …

なんか 大 変な 事 に なって き ちゃ った なあ |だい|へんな|こと||||||

（ レオス ） これ まで この ツァイザー の ―

魔力 エネルギー 変換 効率 式 を ― まりょく|えねるぎー|へんかん|こうりつ|しき|

解説 し て き た わけ です が ― かいせつ|||||||

今日 ( こん に ち ) まで 帝国 で 採用 さ れ て いる 軍用 攻 性 呪文 ( アサルト ･ スペル ) の ほとんど が ― きょう|||||ていこく||さいよう|||||ぐんよう|おさむ|せい|じゅもん|||||

“ 炎熱 ” “ 冷気 ” “ 電撃 ” の ３ 属 で 占め られ て いる 事 が ― えんねつ|れいき|でんげき||ぞく||しめ||||こと|

これ で 皆さん も 理解 でき た か と 思い ます ||みなさん||りかい|||||おもい|

“ ショック ･ ボルト ” の よう な 初等 の 呪文 で あって も しょっく|ぼると||||しょとう||じゅもん|||

私 の 講義 を 理解 すれ ば その 威力 は 格段 に 向上 する でしょ う わたくし||こうぎ||りかい||||いりょく||かくだん||こうじょう|||

（ カッシュ ） う わ あ …

軍用 魔術 に おい て 風 の 呪文 は 弱い ぐんよう|まじゅつ||||かぜ||じゅもん||よわい

軍用 魔術 に おい て 風 の 呪文 は 弱い ぐんよう|まじゅつ||||かぜ||じゅもん||よわい

軍用 魔術 に おい て 風 の 呪文 は 弱い ぐんよう|まじゅつ||||かぜ||じゅもん||よわい

（ リィエル の 寝息 ） ||ねいき

しかし 利点 も あり ます 次回 は その 点 に つい て 話す 事 に し ま しょ う |りてん||||じかい|||てん||||はなす|こと|||||

しかし 利点 も あり ます 次回 は その 点 に つい て 話す 事 に し ま しょ う |りてん||||じかい|||てん||||はなす|こと|||||

（ 終業 の チャイム ） しゅうぎょう||ちゃいむ

（ 終業 の チャイム ） しゅうぎょう||ちゃいむ

時間 です ね ご 清 聴 ありがとう ござい まし た じかん||||きよし|き||||

（ 終業 の チャイム ） しゅうぎょう||ちゃいむ

時間 です ね ご 清 聴 ありがとう ござい まし た じかん||||きよし|き||||

（ 生徒 たち の 歓声 と 拍手 ） せいと|||かんせい||はくしゅ

（ グレン ） 完璧 だ |かんぺき|

軍 の 一般 魔 導 兵 の 半分 以上 が いまいち 理解 し て い ない ― ぐん||いっぱん|ま|みちび|つわもの||はんぶん|いじょう|||りかい||||

物理 作用 力 理論 ( マテリアル ･ フォース ) を ― ぶつり|さよう|ちから|りろん|まてりある|ふぉーす|

ペー ペー の 生徒 たち に 完璧 に 理解 さ せ や がった |||せいと|||かんぺき||りかい||||

だが いくら なんでも この 内容 は 早 すぎる だ ろ ||||ないよう||はや|||

出来 の いい 生徒 なら “ ショック ･ ボルト ” で すら ― でき|||せいと||しょっく|ぼると||

やり 方 次第 で 人 を 殺せ る 事 に 気付 い ち まった はず だ |かた|しだい||じん||ころせ||こと||きづ|||||

だが こいつ ら は まだ ―

大きな 力 の 持つ 意味 も それ が もたらす 結果 も ― おおきな|ちから||もつ|いみ|||||けっか|

知識 と して 知って る だけ で 何一つ 実感 が 伴って い ない ちしき|||しって||||なにひとつ|じっかん||ともなって||

やっぱり こういう 授業 は あまり 認め たく あり ませ ん か ？ ||じゅぎょう|||みとめ|||||

（ グレン ） まあ な

先生 は 常日頃 “ 力 の 意味 と 使い 方 を よく 考えろ ” せんせい||つねひごろ|ちから||いみ||つかい|かた|||かんがえろ

“ 力 に 使わ れる な ” と おっしゃい ます けど ちから||つかわ||||||

今 は その 意味 が 分かる 気 が し ます いま|||いみ||わかる|き|||

大丈夫 です よ 少なくとも 先生 の 教え を 受け た 生徒 で だいじょうぶ|||すくなくとも|せんせい||おしえ||うけ||せいと|

間違える 人 は い ませ ん まちがえる|じん||||

別に なんか あの イケメン が 思った 以上 に やる よう だ から べつに|||||おもった|いじょう|||||

嫉妬 し てる だけ だ し しっと|||||

よかった な 白 猫 ！ マジ で いい 買い物 し た な ||しろ|ねこ||||かいもの|||

よかった な 白 猫 ！ マジ で いい 買い物 し た な ||しろ|ねこ||||かいもの|||

（ シス ティーナ ） あ …

よかった な 白 猫 ！ マジ で いい 買い物 し た な ||しろ|ねこ||||かいもの|||

ふう … しつこい ！

（ レオス ） シス ティーナ どう で し た か ？ きたん の ない 意見 が 聞き たい です ね |||||||||||いけん||きき|||

えっ … その とても すばらしかった わ

それ は よかった 何せ あなた は 講師 泣か せ と して 有名 な よう です から |||なにせ|||こうし|なか||||ゆうめい||||

う っ … それ は …

あなた に ふさわしい 夫 と して まずは 第 １ 関門 突破 でしょう か ？ |||おっと||||だい|かんもん|とっぱ||

だから そういう 事 を 人前 で 言う の は … ||こと||ひとまえ||いう||

（ カッシュ ･ セシル ） ヒューヒュー ！ （ シス ティーナ ） う …

シス ティーナ 少し 外 を 一緒 に 歩き ませ ん か ？ ||すこし|がい||いっしょ||あるき|||

あなた と 話し たい 事 が あり ます ||はなし||こと|||

う … それ は 今 で なく ちゃ ダメ な の ？ |||いま||||だめ||

今 で なく て も かまい ませ ん が いま||||||||

いずれ 話さ なけ れ ば なら ない 重要 な 事 です |はなさ||||||じゅうよう||こと|

ルミア ごめん ちょっと 行って くる ね |||おこなって||

う うん …

では

（ ルミア ） あ …

先生 …\ N （ グレン ） なん だ ？ せんせい|n|||

１ つ お 願い が ある ん です が … ||ねがい|||||

ん ？

こうして ２ 人 で 歩 い て いる と 思い出し ませ ん か ？ 昔 の 事 を |じん||ふ|||||おもいだし||||むかし||こと|

そう ね …

（ レオス ） 時 の 流れ と いう もの は 残酷 です ね |じ||ながれ|||||ざんこく||

あれほど こんな 関係 が ずっと 続く ん だ と 信じ て 疑わ なかった のに ||かんけい|||つづく||||しんじ||うたがわ||

（ シス ティーナ ） そう ね このまま 時 の 流れ に 任せ れ ば |||||じ||ながれ||まかせ||

きっと 私 と あなた の 関係 は 子ども の 頃 の 楽しかった 思い出 と なって |わたくし||||かんけい||こども||ころ||たのしかった|おもいで||

いずれ 気 に も 留め なく なる でしょ う ね |き|||とどめ|||||

なんで 俺 が 他人 の 恋 路 を のぞき見 せ に ゃ なら ん の だ |おれ||たにん||こい|じ||のぞきみ|||||||

なんで 俺 が 他人 の 恋 路 を のぞき見 せ に ゃ なら ん の だ |おれ||たにん||こい|じ||のぞきみ|||||||

（ ルミア ） あ …

なんで 俺 が 他人 の 恋 路 を のぞき見 せ に ゃ なら ん の だ |おれ||たにん||こい|じ||のぞきみ|||||||

ごめんなさい

俺 こういう の 興味 ねえ ん だ よ なあ おれ|||きょうみ|||||

（ レオス ） 思い出 を 単なる 思い出 に せ ず に 済む 方法 も ある と 思い ます |おもいで||たんなる|おもいで|||||すむ|ほうほう||||おもい|

シス ティーナ （ シス ティーナ ） あ あ …

私 と 結婚 し て ください わたくし||けっこん|||

あ あ …

う おお ー っ ！ あの 男 いきなり 結婚 申し込み や がった ！ ||-|||おとこ||けっこん|もうしこみ||

さあ 盛り上がって まいり まし た ～ ！ |もりあがって|||

（ ルミア ） は あ …\ N （ グレン ） ん ？ |||n||

どう し た ？ ルミア

よく 分から ない ん です が 何 か 嫌 な 予感 が |わから|||||なん||いや||よかん|

やれやれ 女 の 勘 って や つか あ ？ |おんな||かん||||

ま それ は 置 い と い て 今 は これ が 面白 すぎる ぜ ！ |||お|||||いま||||おもしろ||

わ 私 は … |わたくし|

ごめんなさい レオス その 結婚 の 申し出 は 受け られ ない わ |||けっこん||もうしで||うけ|||

何 ？ なん

何 ？ なん

どうして ？

お じい 様 と 約束 し た の ||さま||やくそく|||

メルガリウス の 天空 城 の 謎 を 解く って ||てんくう|しろ||なぞ||とく|

その ため に は もっと たくさん の 魔術 を 勉強 し なけ れ ば なら ない の |||||||まじゅつ||べんきょう|||||||

その ため に は もっと たくさん の 魔術 を 勉強 し なけ れ ば なら ない の |||||||まじゅつ||べんきょう|||||||

（ レオス ） フッ

（ レオス ） フッ

（ レオス ） フッ

だから …

あっ は は は … 相変わらず です ね ||||あいかわらず||

あなた は まだ そんな 夢 み たい な 事 を 言って いる の です か ？ ||||ゆめ||||こと||いって||||

（ シス ティーナ ） えっ ？

魔 導 考古 学 ま|みちび|こうこ|まな

古代 遺跡 の 探索 や アーティファクト の 発掘 こだい|いせき||たんさく||||はっくつ

究極 的 に は 古代 文明 の 謎 を 解き明かし 古代 魔術 を 再現 する きゅうきょく|てき|||こだい|ぶんめい||なぞ||ときあかし|こだい|まじゅつ||さいげん|

しかし それ を 成し え た 者 は 誰一人 い ない |||なし|||もの||だれひとり||

つまり 不可能 で 無意味 な 事 な ん です |ふかのう||むいみ||こと|||

そんな もの に 生涯 を 懸ける なんて 悲しい 事 です |||しょうがい||かける||かなしい|こと|

そんな もの … ？

あなた の お じい 様 も あれ に 傾倒 し さえ し なけ れ ば ||||さま||||けいとう||||||

もっと 多大 な 功績 を 魔術 史 に 残せ た でしょ う に |ただい||こうせき||まじゅつ|し||のこせ||||

はっ …

シス ティーナ どうか 私 と |||わたくし|

私 が 専門 と する 軍用 魔術 研究 の 支え と なって くれ ませ ん か わたくし||せんもん|||ぐんよう|まじゅつ|けんきゅう||ささえ||||||

ごめん レオス あなた に は あなた の 夢 が ある よう に |||||||ゆめ||||

私 に も 譲れ ない もの が ある の わたくし|||ゆずれ|||||

私 は ただ あなた に 人生 を 無駄 に し て ほしく ない だけ です わたくし|||||じんせい||むだ|||||||

う う …

詭弁 ( き べ ん ) 抜かし てん じゃ ねえ ぞ クソ 野郎 ！ きべん||||ぬかし|||||くそ|やろう

先生 ! ? せんせい

（ グレン ） お前 は お前 の 信じる 道 を 行け ！ |おまえ||おまえ||しんじる|どう||いけ

お前 の 人生 の 主人公 は お前 自身 だって 事 を 忘れ ん な ！ おまえ||じんせい||しゅじんこう||おまえ|じしん||こと||わすれ||

フッ … 決まった な |きまった|

また あなた です か しか も のぞき見 と は ||||||のぞきみ||

悪い が あなた に は 関係ない 事 だ 口出し は 無用 に 願い たい わるい|||||かんけいない|こと||くちだし||むよう||ねがい|

（ グレン ） チッ ！

（ シス ティーナ ） あ … ん …

いいえ 関係 ある わ |かんけい||

ん … 白 猫 ？ |しろ|ねこ

シス ティーナ どういう 事 です か ？ |||こと||

（ シス ティーナ ） それ は …

だって … 先生 と 私 は … |せんせい||わたくし|

将来 を 誓い合った 恋人 同士 だ から ！ しょうらい||ちかいあった|こいびと|どうし||

（ レオス ） な ! ? （ グレン ） えっ ？

（ ルミア ） えっ ! ? （ リィエル ） え ？

（ シス ティーナ ） だ から あなた と は 結婚 でき ない |||||||けっこん||

お ？

（ シス ティーナ ） う …

（ グレン ） フッ …

そういう 事 だ ぜ レオス さん はっ はっ はっ … は ー っ は っ は っは っ … |こと|||||||||-||||||

そういう 事 だ ぜ レオス さん はっ はっ はっ … は ー っ は っ は っは っ … |こと|||||||||-||||||

（ レオス ） ああ …

（ レオス ） ウソ だ ！ 私 の シス ティーナ が あなた の よう な 下品 な 男 と ！ |うそ||わたくし|||||||||げひん||おとこ|

ウソ じゃ ねえ ぜ なん つった って この かわいい 白 猫 ちゃん は ― うそ|||||||||しろ|ねこ||

ゆうべ も 俺 の ベッド で … ||おれ||べっど|

（ グレン ） ぎ ゃ ああ ！ （ シス ティーナ ） この バカアァ ！

いくら 何でも やり すぎよ ！ 大体 私 たち まだ キス しか … |なんでも|||だいたい|わたくし|||きす|

キス ! ? 本当 な の です か ？ きす|ほんとう||||

ああ … 今 の は ウソ って わけ で も ない し その … |いま|||うそ|||||||

（ グレン ） て な わけ で 白 猫 は 俺 の 嫁 だ 諦め て くれ |||||しろ|ねこ||おれ||よめ||あきらめ||

ダメ です ね だめ||

シス ティーナ の 事 を 思う から こそ 早く 現実 を 教え て あげる べき でしょ う |||こと||おもう|||はやく|げんじつ||おしえ|||||

あなた は シス ティーナ に ふさわしく ない ！

つって も お 白 猫 ちゃん が 選 ん だ の は この 俺 な ん だ もん なあ |||しろ|ねこ|||せん||||||おれ|||||

覚悟 しろ グレン ＝ レーダス かくご|||

私 を 敵 に 回し た 事 を 後悔 さ せ て やる わたくし||てき||まわし||こと||こうかい||||

あ ちょっと 待って レオス ！ ||まって|

ふう ん それ が お前 の 本性 か 俺 も よ ー く 分かった ||||おまえ||ほんしょう||おれ|||-||わかった

や っぱ 白 猫 は 渡せ ん わ ||しろ|ねこ||わたせ||

え … 先生 ! ? |せんせい

（ グレン ） 白黒 はっきり つけ なきゃ な ん ねえ よう だ な |しろくろ|||||||||

決闘 だ お前 に 受け られる か けっとう||おまえ||うけ||

むしろ 望む ところ だ |のぞむ||

えー っ ! ?

え ～ っ

決闘 の 日時 と 方式 は 後 ほど 話し合 お う 失礼 する けっとう||にちじ||ほうしき||あと||はなしあ|||しつれい|

へ へん やっちゃ っ た ぜ

“ やっちゃ っ た ぜ ” じゃ ない でしょ ！

こう なりゃ しかた ねえ 考え て み れ ば これ は チャンス ||||かんがえ|||||||ちゃんす

お前 の 婿 に なれ ば 働か なく て 済む ここ は 逆 玉 …― おまえ||むこ||||はたらか|||すむ|||ぎゃく|たま

狙い だ ～ ！ （ シス ティーナ ） バカアァ ！ ねらい||||

と いう わけ で 俺 が 白 猫 と くっつ い て 逆 玉 に 乗り ||||おれ||しろ|ねこ|||||ぎゃく|たま||のり

無職 引きこもり 生活 を つかむ ため に むしょく|ひきこもり|せいかつ||||

今 から お前 ら に 魔 導 兵 団 戦 の 特別 授業 を 行う いま||おまえ|||ま|みちび|つわもの|だん|いくさ||とくべつ|じゅぎょう||おこなう

（ 生徒 たち の どよめき ） せいと|||

（ ウェンディ ） シス ティーナ これ は ？ （ シス ティーナ ） う う …

（ 生徒 １ ） なんで 俺 ら を 巻き込む ん だ よ せいと||おれ|||まきこむ|||

（ 生徒 ２ ） 先生 が 売った 決闘 だ ろ せいと|せんせい||うった|けっとう||

しょうが ねえ だ ろ う レオス の 野郎 が |||||||やろう|

魔術 講師 と して の 手腕 で 勝負 する って 言って ん だ から まじゅつ|こうし||||しゅわん||しょうぶ|||いって|||

（ ギイ ブル ） それ こっち に 全く 勝機 が ない の で は ？ |ぶる||||まったく|しょうき|||||

この クラス は 戦力 不足 です |くらす||せんりょく|ふそく|

だから 練習 す ん だ ろ う が |れんしゅう||||||

（ 生徒 たち ） えー っ ！ せいと|||

ま 俺 が 玉 の こし に 乗ったら |おれ||たま||||のったら

お前 ら も 悪い よう に は し ねえ から よ ヘ っ … おまえ|||わるい|||||||||

（ アルベルト ） また 派手 に 動 い て いる よう だ な ||はで||どう||||||

惚 ( ほ ) れ て も い ない 女 を 賭け て 勝負 など ゲス の 極み だ ぼけ|||||||おんな||かけ||しょうぶ||||きわみ|

少し は 申し訳ない と 思わ ない の か ？ すこし||もうしわけない||おもわ|||

いい じゃ ねえ か 勝て ば もう 働か なく て いい ん だ ぞ ||||かて|||はたらか||||||

（ アルベルト ） フッ …

それ より お前 なんで また 俺 と 接触 し た ？ ||おまえ|||おれ||せっしょく||

（ アルベルト ） “ 天使 の 塵 ( ちり ) ” が この 街 に 持ち込ま れ て いる と の 情報 を 得 た |てんし||ちり||||がい||もちこま||||||じょうほう||とく|

あ … う っ

バカ な ！ “ 天使 の 塵 ” の 製法 は １ 年 前 に あの 事件 で 抹消 し た はず だ ろ ばか||てんし||ちり||せいほう||とし|ぜん|||じけん||まっしょう|||||

ああ その はず だった

あの 薬 を 投与 さ れ た 人間 は 廃 人 と 化 し 使役 さ れる |くすり||とうよ||||にんげん||はい|じん||か||しえき||

胸 くそ 悪い 事件 だった むね||わるい|じけん|

断る ことわる

まだ 何も 言って ねえ ぞ |なにも|いって||

お 見通し だ “ 捜査 に 参加 さ せろ ” だ ろ |みとおし||そうさ||さんか||||

むしろ 関わる な と 言い に 来 た （ グレン ） ん … |かかわる|||いい||らい|||

（ アルベルト ） 再び あれ が 使わ れる など 正直 セラ は なんの ため に 死 ん だ の か |ふたたび|||つかわ|||しょうじき||||||し||||

あんな 事 は もう 二 度 と ごめん だ だ から 俺 も … |こと|||ふた|たび||||||おれ|

二 度 と か … フッ ふた|たび|||

やはり お前 あの 娘 に セラ を 重ねて い た か |おまえ||むすめ||||かさねて|||

（ グレン ） 黙れ ！ |だまれ

（ セラ ） 私 は 好き だ よ |わたくし||すき||

グレン 君 の 夢 とても すてき じゃ ない |きみ||ゆめ||||

すべて を 救え る 正義 の 魔法使い なんて ||すくえ||せいぎ||まほうつかい|

私 思う もの そんな 人 が い て くれ たら なって わたくし|おもう|||じん||||||

（ グレン ） あ …

（ セラ ） だ から グレン 君 は もっと 堂々 と 胸 を 張って いい と 思う ||||きみ|||どうどう||むね||はって|||おもう

（ グレン ） ふん う っせ ー よ 白 犬 ||||-||しろ|いぬ

（ セラ ） う っ ふ ふ

こんな 仕事 だ も の 私 も いつか きっと … |しごと||||わたくし|||

大丈夫 だ 安心 しろ セラ だいじょうぶ||あんしん||

俺 が お前 を 守 …\ N （ セラ ） えっ … おれ||おまえ||しゅ|n||

（ グレン ） いや なんでも ねえ

（ セラ ） あれ れ ？ 今 何 を 言い かけ た の ？ |||いま|なん||いい|||

（ グレン ） 何でもない って の ！ |なんでもない||

（ ジャティス ） どう だった かい ？ レオス

あなた の 言う とおり で し た よ ||いう|||||

（ ジャティス ） ん フッ …

案の定 あなた の 読み どおり あんのじょう|||よみ|

グレン と か いう 男 に 決闘 を 申し込ま れ まし た ||||おとこ||けっとう||もうしこま|||

まさか あなた 予言 者 です か ？ ||よげん|もの||

（ ジャティス ） いや そう じゃ ない よ

レオス グレン 相手 に せいぜい 踊って くれ ||あいて|||おどって|

君 は 僕 の 正義 の 礎 と なる ん だ きみ||ぼく||せいぎ||いしずえ||||

♪～

～♪

（ シス ティーナ ） ほんと ものぐさ で 適当 で ひねくれ た やつ な ん です よ |||||てきとう||||||||

（ セラ ） 先生 に なって も 相変わらず な ん だ ね グレン 君 |せんせい||||あいかわらず||||||きみ

（ シス ティーナ ） 私 の 事 を 白 猫 って 呼ぶ ん です よ 全然 猫 っぽく ない のに ||わたくし||こと||しろ|ねこ||よぶ||||ぜんぜん|ねこ|||

（ セラ ） 私 なんて 白 犬 って 呼ば れ て た ん だ よ |わたくし||しろ|いぬ||よば||||||

なんか 犬 っぽい し ～\ N と か 言って さあ |いぬ|||n|||いって|

失礼 し ちゃ い ます よ ね ほんと 子ども っぽい って いう か しつれい||||||||こども||||

先生 と して の 自覚 ない の かしら せんせい||||じかく|||

口 を 開け ば 眠い だるい やる 気 ない ばっかり だ し ～ くち||あけ||ねむい|||き||||

（ セラ ） うん うん 世話 が 焼ける よ ねえ |||せわ||やける||

（ シス ティーナ ） です よ ね あ 聞い て ください よ あいつ ったら ！ ||||||ききい|||||

（ グレン ） お ー い 白 猫 お前 さっき から ― ||-||しろ|ねこ|おまえ||

壁 に 向かって 何 しゃべって ん だ ？ （ シス ティーナ ） え ？ かべ||むかって|なん||||||

（ グレン ） 勉強 ばっ かし て 頭 どうか し た ん じゃ ねえ の ？ |べんきょう||||あたま|||||||

でも 今 ここ に 白い 髪 の 女 の 人 が 私 の よき 理解 者 が あ ～ |いま|||しろい|かみ||おんな||じん||わたくし|||りかい|もの||

あれ れ え ？

（ シス ティーナ ） お っか しい なあ …