Naruto Episode 119
♪ ( オ ー プニングテ ー マ )
♪ ~
♪ ひからび た 言葉 を つ ない で
♪ それ でも 僕等 シンプル な
♪ 想い を 伝え たい だけ な の
♪ 吹き抜ける くす ん だ あの 日 の 風 は
♪ 昨日 の 廃虚 に 打ち捨て て
♪ 君 と 笑う 今 を 生きる の だ
♪ それ でも あの 出来事 が
♪ 君 を 苦しめる だ ろ ?
♪ だ から こそ サヨナラ な ん だ
♪ このまま 何 も 残ら ず に
♪ あなた と 分かち合う だけ
♪ やがて 僕等 は
♪ それ が 全て だ と 気 が つい て
♪ 悲しみ は 頬 を 伝って
♪ 涙 の 河 に なる だけ
♪ 揺れる 想い は 強い 渦 に なって
♪ 溶け合う の よ
♪ ~
( 大 蛇 丸 ) フフフ … 。
ここ から は 出す わ 。
それ に 1 つ だけ 望み も かなえ ま しょ う 。
心配 し なく て も 君 の 強い 意志 は
私 の 中 に 残留 思 念 と し て 残る 。
すべて を 失う わけ で は ない 。
( 大 蛇 丸 ) で は 君 の 肉体 を もらう わ 。
[ TV ] ( 男 ) う わ ~~
( カブト ) 《 これ で また 大 蛇 丸 様 の 体 は
数 年 の 間 転生 が でき なく なった … 。
しかし 次 が ある 》
( 君 麻 呂 ) た … 確か に
もはや 僕 の 体 は 転生 術 の 器 と し て の 価値 は あり ませ ん 。
今や すべて を なく し た 僕 に
己 の 使命 など 探し当てる の は 難しい 。
それ が やっと 分かり まし た 。
( 君 麻 呂 ) たとえ それ が 僕 で なく て も
新しい 器 は 僕 が 引き入れる 。
この 命 に 代え て も 。
それ が 大 蛇 丸 様 へ の 恩返し 。
それ が 役立た ず だった 僕 の
せめても の 償い … 。
♪ ~
( キバ ) 速い !
♪ ~
( 赤 丸 の ほえ 声 )
赤 丸 !
バカ ! 仕掛け たら 早く 来い !
( ほえ 声 )
♪ ~
( 左 近 ) あ ? しまった !
♪ ~
( シカマル ) よし ! ( ナルト ) やった ぜ !
( キバ ) 赤 丸 よく やった ! ( 赤 丸 の ほえ 声 )
♪ ~
( ナルト ・ シカマル ) あっ 。
( 左 近 ) ふざけ や が って !
( 赤 丸 の 鳴き声 ) ( キバ ) 赤 丸 !
ワン じゃ ねえ ぞ 犬 っこ ろ が ~ !
( 鳴き声 )
( 左 近 ) ぶ っ 殺し て やる !
♪ ~
( キバ ) 待って ろ ! ( 左 近 ) おりゃ ~ !
♪ ~
( ナルト ・ シカマル ) あっ !
♪ ~
キバ ! 赤 丸 ~ !
( シカマル ) チクショ ~ !
♪ ~
う わ ~ !
♪ ~
どう なって ん だって ば よ ?
( 多 由也 ) オリャ ~ ! ( シカマル ) あっ 。
( 多 由也 ) くそ ども ~ !
キバ と 赤 丸 は どこ に ! ?
( シカマル ) もう 一 匹 が 来 や がった !
しかた ねえ 俺 が どう に かす っ から
お前 は 棺おけ 持って 先 行け ! シカマル … 。
( シカマル ) 早く 行け !
はっ !
あっ … 。 ( シカマル ) お ?
な … 何で お前 が … 。
( シカマル ・ ナルト ) あっ !
♪ ~
くっ ! ( シカマル ) すま ねえ な ナルト 。
俺 の 計算 違い だ 。
君 麻 呂 … 。
♪ ~
( 君 麻 呂 ) 遅 すぎる よ 多 由也 。
はっ 。
それ に ほか の 3 人 は どう し た ん です ?
元 五 人 衆 と も あ ろ う 者 たち が 。
ん ?
どう し て お前 が … 。
体 は … お前 の 体 は もう … 。
僕 は もはや 肉体 で 動 い て は い ない 。
精神 の 力 だ 。
った く この 死 に 損ない が … 。
( 君 麻 呂 ) 今 なら 少し 分かる 。
肉体 と いう ろう 獄 から 抜け出し た
情報 生命 と し て の 感覚 。
♪ ~
( 君 麻 呂 ) 大 蛇 丸 様 の 夢 の 一端 に 触れ て いる 感覚 。
大 蛇 丸 … 。
( 君 麻 呂 ) この 器 は 大切 な 夢 の 器 。
大 蛇 丸 様 が 真に 欲し て いる 肉体 。
だが お前 ら は 少し 遅 すぎ た 。
う っ 。
( シカマル ) 《 また ヤベェ の が 出 て き や がった … 。
あの 雰囲気 ただ 者 じゃ ねえ 。
とにかく 今 は 状況 整理 だ うかつ に 飛び出し たら … 》
て め ぇ ! あっ !
さっき っ から 何 訳 分か ん ねえ こ と 言って ん だ ! ? こら ~ !
ナルト ! サスケ を 返せ ~ !
おい 待て !
あっ … う あっ !
チッ !
多 由也 。
今 僕 が 君 を 殺さ ない の は
君 に は ここ で 生き て やら なけ れ ば なら ない 使 命 が ある から だ 。
そして 僕 の 使命 は
あれ を 大 蛇 丸 様 の 元 へ 届ける こと 。
もう 遅 すぎ なん じゃ ねえ の か ?
フン 言った だ ろ う 。
あれ は 大 蛇 丸 様 が 真に 欲し て いる 肉体 だ と 。
次 なる 器 って こと か 。
そう いう こと だ 。
そして これ が 今 の 僕 に できる 唯一 の こと 。
あそこ の ゴミ 2 匹 頼み まし た よ 。
サスケ が … 。
く そ っ あの 野郎 ! 落ち着け ナルト 。
これ が 落ち着 い て ら れっか !
このまま じゃ また サスケ が 遠く な っち まう !
( シカマル ) 《 ナルト の 言う とおり だ 。
これ は サスケ を 木 ノ 葉 に 連れ帰る 任務 。
任務 遂行 の ため に 最も 合理 的 と 思える 道 を 選ば なけりゃ 》
♪ ~
♪ ~
くそ が ! さっさと 済ませ て やる !
ナルト いい か ? お ?
これ から 俺 の 言う 段取り で 動 い て くれ 。
♪ ~
( 多 由也 ) 《 フン 。
あいつ は 影 分身 だけ が とりえ の
典型 的 近距離 型 バカ 。
そん で あいつ は 影 を 使う 術 で 敵 を 縛る 中 距離 型 。
で 頭 が 切れる 小 隊長 か 。
フッ … 》
分かった な ? ああ 。
とっとと 来い くそ ども !
2 対 1 だ ! こっち に 分 が ある 。
2 人 で 組め ば や れ ない 相手 じゃ ねえ 。
行く ぞ ナルト ! よっ しゃ ~ !
フン て め ぇ ら み て ぇ な ゴミ 何 人 束 ん な ろう が 関係 ねえ !
俺 ら の チ ー ムワ ー ク を ナメ る な よ ! 行く って ば よ !
( シカマル ・ ナルト ) ドリャ ~ !
来 や がれ ! ( シカマル ) テヤ ~ !
今 だ ! ナルト !
ぶ っ 飛ばし て やる !
トリャ ~ !
あ ~ あ ~ !
あ ?
な ~ ん て な 作戦 成功 !
あ ~ ば よ ~ い !
ベェ ~ !
ん … く そ っ ! だまし や がった な !
何 が チームワーク だ ! この くそ 野郎 ども !
( 多 由也 ) あっ 。
♪ ~
く そ っ 。 ( シカマル ) ヘッ 。
そう 何度 も 同じ 術 に は 引っ掛かっちゃ くれ ねえ か 。
( 多 由也 ) 雑魚 が … やって くれる じゃ ねえ か 。
ま ぁ あいつ を 逃が せ た だけ で よし と す っか 。
覚え とけ 。
術 だけ が 武器 じゃ ねえ ん だ よ 。
《 頼 ん だ ぞ シカマル ! 》
《 待って ろ よ サスケ ! 》
♪ ~
( 大 蛇 丸 ) しかし あの 子
あの 体 で よく 動 け た もの だ わ ね 。
カブト
お前 が どんな 命令 を し た か は 知ら ない けど
少し 酷 だ わ ね 。
( カブト ) いえいえ 命令 だ なんて 。
僕 は 物事 を 強制 する の は 好み ませ ん よ 。
彼 は みずから 動 い た の です 。
崇拝 する あなた の ため に 。
( 大 蛇 丸 ) カブト 。
お前 本当 に 嫌 な 性格 し てる わ ね 。
大 蛇 丸 様 あなた に とって 君 麻 呂 は
完璧 な 存在 だった 。
その 思想 は あなた と 同じ 暗黒 に 染まり
そして あなた を 神聖 視 し
狂信 的 に あなた を 慕い あがめ た 。
( カブト ) しかも 彼 は
完璧 かつ 最強 の 体 を 持つ 忍 の 一族 。
その 血 継 限界 の 正統 血統
… だった 。
少し 前 まで は ね 。
( 大 蛇 丸 ) ええ 。
彼 を 失った こと を 考える と
いまだ に 総 毛 立つ わ 。
今 でも 思う 。
心から 望 ん だ 男 。
最も 欲し た 体 。
君 麻 呂 。
( カブト ) それ に 彼 が 病 に さえ 侵さ れ て い なけ れ ば
火影 暗殺 は 速やか に 成った 。
( 猿 飛 ) < 封印 ! >
♪ ~
( 大 蛇 丸 ) < 腕 が … >
< これ で … 両腕 は 使え ぬ 。
両腕 が 使え ぬ 以上 印 も 結 べ ぬ 。
お前 に もはや 忍術 は ない ! >
( 猿 飛 ) < 木 ノ 葉 崩し ここ に 破れ たり ! >
< 愚か なる かな 大 蛇 丸 。
共に 逝 け ぬ の は 残念 じゃ が …
わが 弟子 よ … 。
いずれ あの世 で 会 お う … >
♪ ~
( 大 蛇 丸 ) < う っ ! う ぅ … 。
う ぅ … 。
う ぅ ~ ! う ぅ … 。
ハァ ハァ … う っ !
サスケ … サスケ 君 は まだ な の ? >
♪ ~
( カブト ) こんな 思い を し なく て も 済 ん だ でしょ う 。
( 大 蛇 丸 ) 世 の 中 そう そう 思いどおり に は
事 が 運ば ない もの ね 。
( カブト ) それ も 時間 の 問題 です よ 。
大 蛇 丸 様 。
( 君 麻 呂 ) 《 は ぁ … 。
多 由也 の ヤツ 帰って き たら 殺し て やる 》
待ち や がれ !
よう 。
( 君 麻 呂 ) さて … どんな ふう に 倒 そ う ?
う ぅ ~ !
お前 … 。
( 君 麻 呂 ) 《 あの 目 … 。
フン … 妙 な チャクラ を 持って る よう だ な 》
大 蛇 丸 は 何 が し て ぇ ん だ ! ?
何で サスケ を 狙う ん だって ば よ ! ?
♪ ~
( 君 麻 呂 ) 大 蛇 丸 様 は すでに 不 死 の 術 を 手 に し て いる 。
すべて の 術 を 手 に 入れ
世 の すべて を 手 に する に は 長き 時間 が 必要 だ 。
それ が どう サスケ と 関係 あんだ ! ?
( 君 麻 呂 ) 不 死 と いって も
肉体 が そのまま 保ち 続ける わけ で は ない 。
体 が 朽ちる 前 に
強く 新しい 肉体 を 魂 の 器 に する 。
それ が …
それ が サスケ だって の か ?
ああ そう だ 。
そんな こと …
俺 が さ せる か !
( 多 由也 ) バカ が 。
くそ チビ 一 人 追わ せ て 何 に なる ?
それ に 時間 的 に 見 て 恐らく これ まで も
隊 が 歩 を 先 に 進める ため に
隊員 を 一 人 ずつ 犠牲 に し て き た ん だ ろ う が 。
そんなに あの サスケ と か いう 男 が 大切 な の か ?
たった 一 人 の ため に
何 人 の 隊員 を 犠牲 に する つもり だ ? フフ … 。
この 能 なし 野郎 。
ヘッ 確か に な 。
こりゃ 俺 に とって 小 隊長 と し て の 初 任務 で な 。
仲間 が どんどん 削ら れ て いく の は どう に も 不安 で よ 。
自分 の 判断 が ホント に 正しい の か どう かも 分か ん なかった 。
( シカマル ) 隊 の 命 を 預かる 小 隊長 の 立場 と し て なら
敵 に さらわ れ た 一 人 の 命 より
隊 の 仲間 4 人 の 命 を 尊重 し て
危険 すぎる 任務 の 中止 を 決定 する の が 定石 だ し な 。
なら なぜ そう し なかった ?
世 の 中 そう そう 定石 どおり に ゃ 行か ねえ もん さ 。
何せ さらわ れ た 仲間 を 見捨て て
身 の 安全 の ため に 戦う こと を やめ ち まう よう な や から は
俺 の 小 隊 に は 一 人 も い なかった 。
俺 も 含め て な 。
フン … 大体
ぐ ~ たら の 雲 好き な 俺 は
仲間 に 命令 なんて する 隊長 の 器 じゃ ねえ 。
俺 が ヤツ ら の ため に できる こと と いや … 。
信じる こと だけ だ 。
いい か ? 犠牲 に なった なんて 思っちゃ い ねえ 。
あいつ ら が 死 ん だ なんて 思っちゃ い ねえ ん だ よ 。
俺 の 仲間 を
ナメ る な よ 。
( キバ ) 《 捕まえ た ! 》
( キバ ) う わ っ !
( 多 由也 ) 口 寄せ の 術 !
♪ ~
マッズ いな こりゃ … 。
フッフ フフ … 。
死 の 旋律 を 奏で て やる 。
て め ぇ こそ うち ら を ナメ ん な よ くそ 野郎 !
♪ ~
ほう 。
サスケ は 絶対 渡さ ねえ !
おもしろい 。
♪ ~
♪ ( エンディングテ ー マ )
♪ はじめて 君 と しゃべった
♪ 君 は 笑って くれ た
♪ はじめて 君 と しゃべ れ た
♪ 僕 の この 言葉 で
♪ 僕 なんか が しゃべり かけ たら
♪ 迷惑 に 思う か な
♪ そんな 不安 を 抱え て
♪ 勇気 を 出し て み た よ
♪ うまく しゃべ れ ない 僕 の
♪ 不器用 な 話
♪ 君 は 耳 を そらさ ず に
♪ ちゃんと 聞い て くれ た よ
♪ それ だけ で 僕 は
♪ 浮かれ て しまう の さ
♪ だけど 君 は 僕 なんて
♪ 何 と も 思って ない よ ね
♪ 切ない よ だ けど
♪ はじめて 君 と しゃべった
♪ 君 は 笑って くれ た
♪ はじめて 君 と しゃべ れ た
♪ 僕 の この 言葉 で
♪ はじめて 君 と しゃべった
♪ 君 が 笑って くれ た
♪ はじめて 君 と しゃべ れ た
♪ 僕 の この 言葉 で
♪ はじめて 君 と しゃべった
♪ ~
( キバ ) 〈 クッソ ~ ! 一体 どう すりゃ い い ん だ ! ?
ただ でも やっかい な ヤツ な の に
チャクラ が 数 十 倍 に 跳ね上がった だ と ! ?
いや ダメ だ … まだ ここ で は 使え ねえ 。
だが このまま じゃ 結局 … 。
分かった よ 赤 丸 お前 の 言う とおり だ 。
もう あれ を やる っき ゃ ねえ ! 〉
( 咆哮 )