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ログ・ホライズン, Log Horizon Episode 17

Log Horizon Episode 17

この 区域 は ほぼ 終了 。 →

2 小 隊 くらい 撃ち もらし た 。 警戒 し て くれ 。

了解 し まし た 。

直 継 さん から 連絡 。 敵 接近 の 可能 性 あり 。

目 視 でき しだい 報告 し ます ! トウヤ は 。

おびき寄せ だ な 。 分かって る 。

しかし この 暗闇 で →

ミス ミノリ は どこ まで 見え て いる の だ ?

直 継 さん から 借り た 魔法 の 目薬 使って ます から 。 →

猫 み たく 見え て いる はず です 。 丸 一 日 は 。

ここ まで は どうにか 順調 … 。 →

順調 じゃ なきゃ 困る 。 →

みんな に 迷惑 かけ て 押し通し た ん だ もの 。

夜襲 を かける ? 何 言う と ん の や ! →

避難 を 呼びかける だけ 言 うた や ん 。 →

あの 子 ら だけ で 守れ る ハズ が … 。

いや ミノリ たち は 守 れる と は 言って ない 。

だからこそ 夜襲 を かける ん だ 。 え ?

守る もの が 無い ゴブリン と 戦う に は →

こっち も 守り を 気 に し て い たら 勝算 が 無い 。

ならば 仕掛ける 。 そういう 事 。

せ やけど … 。

仕掛け られ た ゴブリン は 警戒 祭り よ 。

それほど 統率 の とれ た 連中 じゃ ない から →

足並み も 乱れる 。

当然 襲撃 も 散発 に なって 今度 は 守る 方 も 楽 に なる 。

… これ 案外 戦術 と して も 理 に かなって る ぜ 。

… ああ そういう 事 。

俺 たち も ついて る し … 任せ とけ って 。

ん !

長い 夜 に なり そう だ … 。

うん 。 でも 俺 たち だけ じゃ ない よ な 。

守り たい もの が あれ ば 誰 だって 。

… マリエ さん から チョウシ の 防衛 に 回る と いう 報告 が あり まし た 。

直 継 たち も 先制 で 仕掛けよ う と して いる よう です 。

おいおい 。 まだ こっち の 話 も 固まって ない って いう のに 。

現場 を 目の当たり に すれ ば →

放っておけ ない と 考える の も 無理 は ない 。

今回 兵力 の 派遣 も 含め た 決定 権 は 僕たち 3 人 に 委ね られ て い ます 。

次 の 全体 会議 に 向け て こちら も 決断 を 急ぐ 必要 が あり ます 。

謀略 ! ? この 「 ゴブリン 」 の 襲撃 が →

冒険 者 たち の 謀略 に よる もの だ と いう の か ?

そもそも 冒険 者 たち が →

「 ゴブリン 」 の 勢力 を そい で さえ おれ ば →

この よう な 事 に は !

しかし … 謀略 と いう の は いささか 飛躍 が すぎる よう な … 。

クレンディット 男爵 。 忌憚 ない 意見 を 交わす の が 今 は 大事 。 →

その ため に 本 会議 の 前 に →

彼 ら 抜き で 話し合う 場 を 設け た の で は あり ませ ぬ か 。

率直 に 言って 「 チョウシ 」 の 町 は 長く は もた ぬ だ ろ う 。 →

次に 狙わ れる の は 恐らく キリヴァ 侯 の 領地 「 ツクバ 」 。

あるいは … 。

「 マイ ハマ 」 か … 。

何 だ よ ? 向こう は まだ こそ こそ やって る って の か ?

よほど こちら に 聞か れ たく ない 話 で も ある と いう 事 です か ね 。

方針 が 固まって い ない 。 そして プライド も ある 。

できる なら 冒険 者 に 借り を 作り たく ない 。

まず 彼ら が 期待 を 寄せる 相手 と いえ ば … 。

ええ 。 彼ら の 守護 神 と でも 言う べき 古来 種 →

「 イズモ 騎士 団 」 でしょう ね 。 でも … 。

では やはり ?

うむ 。 理由 は 皆目 分から ぬ が 「 イズモ 騎士 団 」 は … い ない の だ 。

偵察 隊 から の 報告 に よれ ば →

彼ら が 居城 と して 使って い た いく つ か の 城 塞 は →

全て も ぬけ の から 。 →

死体 あるいは 戦闘 の 痕跡 など も 一切 発見 さ れ て い ない と いう 。

まるで 神 隠し 。 … ともあれ 彼ら が 消え た の は ゆる が ぬ 事実 。

こ こう なれ ば →

全て の 領主 が 一致 協力 し て ゴブリン 軍 に 打って出る しか !

戦略 的 に 一 番 実現 可能 な 策 は 包囲 作戦 でしょ う 。

防御 を 固め た 城 塞 都市 が 抵抗 し →

ゴブリン が 疲弊 する 隙 に 連合 し た 大軍 で 包囲 し →

一斉に 攻める 。

お やおや それでは まるで →

どこ か 一 つ の 都市 を 捨て石 に せよ と →

言って いる よう に 聞こえ ます な 。

き … 貴 公 ら よもや →

次に 狙わ れる 可能 性 の 高い 「 ツクバ 」 を いけにえ に せよ … と ?

いやいや 誰 も その よう な 事 は 。

当然 だ ! 我が 「 ツクバ 」 が 犠牲 と なって たまる もの か !

落ち着き なさい キリヴァ 侯 … しばし 休憩 を しよ う … 。

接近 ! 2 小 隊 。 恐らく 10 匹 程度 。

トウヤ が おびき出し に 成功 し た よう です 。

よ しっ 。 カウント ダウン お 願い し ます 。

5 4 3 2 1 0 。

わ っ と っと っ !

ウイロー ・ スピリッツ 。 →

足止め し まし た ! よ しっ 。

いく ぞ ! 「 アイシクル ・ ブレイド 」 !

サンキュ ! ルディ 兄 !

ルディ は 大技 温存 で 手数 で 押し て !

30 秒 だけ 援護 する 。 分かった !

第 2 波 前方 右 !

フレア アロー !

マエストロ ・ エコー !

ワンダフル だ ミス 五十鈴 。

いい から リキャスト ・ タイム が 終わったら すぐに 攻撃 ! 任せ たまえ 。

もし 向こう が 「 イズモ 騎士 団 」 に 頼れ ない 状況 だ と し たら … 。

まあ … 次に アテ に する の は こっち しか ない だ ろ う な 。

僕たち が この 世界 で 生き て いる かぎり →

いずれ 戦い に 巻き込ま れる の は 避け られ ない でしょ う 。

しかし だからといって 安易 に 兵力 を 提供 する の は →

お互い の 今後 の ため に も よく あり ませ ん 。

筋 を 通し て おく 必要 が ある と いう 事 です ね 。

はい 。 その ため に も あらかじめ 申し合わせ て おき たい の です が 。

お 得意 の 策略 か ? さすが 腹ぐろ 眼鏡 !

そんな 大げさ な 事 で は あり ませ ん 。

事前 に 僕たち 3 人 の 役割 を →

決め て おく 必要 が ある と 思う ん です 。

ほ ~ 役割 ね 。

ゴブリン の 襲来 。

あれほど 厳しい お 父 様 の 顔 は 初めて だった … 。

どれほど の 激しい 戦 と なる の でしょ う … 。

やはり ツクバ しか ない でしょ う ? →

城 塞 の 防御 も 固い し かなり の 間 持ちこたえ られる はず です 。

しかし 誰 が キリヴァ 侯 に それ を ? →

村落 や 田畑 の 被害 で は 済ま ぬ ぞ 。

最悪 住人 の 大半 も … 。

皆 腹 の 中 で は 考え て いる はず だ 。

冒険 者 たち に 派兵 を 頼む の が 一 番 と 。

ええ 。 死 し て も また 蘇る 者 たち です 。

ただ 同時に 大きな 借 り を 作る 事 に も なり ます が 。

だから こちら の 弱み を 見せ ず →

何と して も 彼ら から の 譲歩 を 引き出す の だ 。

「 イズモ 騎士 団 」 が 行方 を くらまし た 事 も →

絶対 に 知ら れ て は なら ぬ 。 →

所詮 は どこ の 馬 の 骨 と も 分から ぬ 者 たち 。 →

だまし て でも 我ら の 盾 に なって もらわ ね ば !

ようやく お呼び が かかった か 。

西 風 の 旅団 も こちら に 到着 し た そう です ね 。

ええ さっき 連絡 が あった ん です けど 。

… デカ 。

会議 の 間 ちょっと 待って もらう しか ない か なぁ … 。

これ は … 。

あの … 。 どう か なさい まし た か ?

え ? 柔らか な ベッド が 恋しい 時間 だ と ばかり 。

な …→

確かに あなた に は →

私 が 怠 惰 で 臆病 な だけ の 小 娘 に 見え て いる の かも しれ ませ ん 。

ですが 私 とて 公爵 家 の 一員 。 憂い に 眠れ ぬ 夜 も あり ます 。

それ は ご 無礼 を 。 で ?

何 か 言い たい 事 でも お あり で し た か と … 。

自由 に 振る舞う に は 覚悟 が 必要 だ と おっしゃい まし た ね 。

… ええ 。

その 言葉 は 忘れ て い ませ ん 。 それ を … 言い たかった だけ です 。

はい 大丈夫 です 。 →

この 辺り の 敵 は 殲滅 でき た と 思い ます ので →

今 は 休憩 を とって い ます 。

… 北 北西 に 進行 中 です ね ? →

はい … 3 km 程度 。 了解 です 。 →

直 継 さん も に ゃ ん 太 さん も お 気 を つけ て … 。

回想 魔術 師 の 籠 手 ? はい 。 →

に ゃ ん 太 さん に 鑑定 し て もらった ん です けど →

魔法 攻撃 職 専用 の マジック ・ アイテム だ そう です 。 →

25 レベル 以上 なら 装備 可能 な 。

25 ? だったら 大した アイテム じゃ ない って 事 か ぁ 。

でも 力 を 合わせ て 手 に 入れた 初めて の アイテム です よ 。

… そうだ よ ラグ ランダ の 杜 で みんな で 協力 し て 手 に 入れた アイテム 。

す っ ごい 宝物 だ と 思わ ない ! ? ああ その とおり さ 。

あっ だ けど どう する ?

みんな で 使う って ワケ に も いか ない し … 。

あの … さ ルディ に 使って もらう の は ? え ?

魔法 攻撃 職 用 の アイテム だって 言った よ ね ?

そう です ね 。 この 中 で 魔術 師 は ルディ さん だけ です し 。

いや … だが そんな 大事 な もの … 。

ルディ 兄 らしく ない ぜ 遠慮 する なんて 。

人 を 何 だ と 。

し しかし … い や ぁ 本当 に … いい の か ?

似合って る よ ルディ 。

そろそろ 出発 し ま しょ う 。

いったん 谷間 に 降り て 警戒 態勢 維持 で 行き ま しょ う 。

よし 。 この 籠 手 に かけ て 次 は もっと 倒し て み せる 。

あまり 張り切り すぎ て も … 。 何 だ ? 張り切って は いけない か ?

う うん … 頑張 ろ う 。

あ ~ その かよう な 訳 でし て …→

目下 我ら が 「 自由 都市 同盟 イースタル 」 に おき まし て は →

火急 の 事態 と して 。

おい 話 が 全然 進ま ない ぞ 。

多分 こちら から 切り出す の を 待って いる の でしょ う 。

相手 の 腹 を 探って 会議 を 有利 に 進め たい の は どちら も 同じ … 。

でし たら こちら も 役割 どおり に 。

回想 僕 は 派兵 に 賛成 する 方向 へ 話 を 持っていき つつ →

情報 を 探り ます 。

向こう も その 気 なら 遠慮 する 必要 は ない … 。

イズモ 騎士 団 の 動静 を ご存じ の 方 は お 教え 願い たい 。

う わ っ 予想 以上 だ な この 反応 … 。

やはり 「 イズモ 騎士 団 」 が 何らか の 理由 で 動け ない の は →

間違い ない よう です ね 。

「 イズモ 騎士 団 」 を この よう な 戦 に 呼び 立てる 訳 に は いか ない 。 →

それ より も アキバ の 「 円卓 会議 」 殿 に 尋ねる 。

何故 ヤマト の 危機 に 立ち上がら ない の です か ! ?

我々 に 兵力 を 派遣 せよ と ? そ … それ は … 。

それ に つい て 領主 各位 の 意見 を 聞く ため の 会議 だ と →

考え て い た ん です が ね 。

我ら アキバ の 意見 を 聞く ため の 会議 だった の です か ?

ア … アキバ の 街 の 騎士 団 は 東西 不敗 と 聞き ます 。

常に 戦い に 備え た 固有 の 兵力 と いう 意味 で →

「 騎士 団 」 と 仰せ られ た の で あれ ば 。

我ら 「 円卓 会議 」 も アキバ の 街 も →

そうした もの は 一切 所有 し て おり ませ ん 。

それでは 一体 何 の ため の 「 冒険 者 」 です か ! ?

それ は どういう 意味 です か ? 決まって いる でしょ う 。

冒険 者 の 能力 は 神 から 与え られ た 恩 寵 。

大地 を 救う 義務 が ある はず だ ! 聞い た 覚え が ない 話 です ね 。

何 を 寝ぼけ た 事 を 言って いる 。

不 死 不滅 ! その よう な 能力 を 持ち ながら →

この 世界 に 対 する 義務 を 放棄 する と いう の か ! ? →

恥 を 知れ !

ふざける な !

まず 第 一 に 俺 たち は 自由 都市 同盟 の 領主 で は ない 。

だから この 集まり に 先んじ て 行わ れ た 会議 に も →

呼ば れ た なかった 。 違う か ! →

いかなる 謀議 が 図ら れ て い た か は 知ら ん が →

その よう な 要請 に 従う 義務 が ある と でも ?

いかが お 考え か ? クレンディット 男爵 !

さ さよう な っ 決して さよう な 事 は 。

我ら が その … 共謀 し →

アキバ の 街 に 出兵 を 求める など と いう 事実 は →

一切 ない わけ で あり … 。

では アキバ の 街 に 出兵 を 求め た の は キリヴァ 侯爵 の 独断 で あり →

自由 都市 同盟 の 総意 で は ない … こういう 事 でしょう か ?

な ! それ がし が この よう な 件 で 私利 に かられ ! →

独断 で 事 を 進め た と お っし やる お つもり か ! ?

確かに 総意 で は 無い 。 →

… が 我ら の 中 で その よう な 声 が 少なからず 聞こえ た 事 も 事実 。

それとも アキバ の 街 の 誉れ 高き 最高 権力 は →

ヤマト の 大地 の 災禍 など は どう で も いい と 仰せ か ?

俺 たち は 犬 猫 で は ない 。 →

お前 たち は 死な ぬ の だ から ゴブリン を 掃除 し て こい だ ? →

その よう な 言葉 に 乗って 同胞 を 戦場 に 駆り立てる よう な 者 が →

アキバ の 民 の 信任 なんて 得 られる 訳 が ねえ だ ろ う が !

… やり すぎ た か ?

冒険 者 に も 記憶 が 無くなる と いう リスク が 有る 。 →

ミチ タカ さん じゃ なく て も 怒って 当然 だ し →

そもそも 派兵 に 反対 する の が ミチ タカ さん の 役割 だった 。 →

だけど … 確かに ちょっと 。

落とし どころ が 見え なく なった … 。

レイ ネシア … 。

私 は … 私 は 一体 何 を … 。

これ は 相変わらず お 美しい 。 まるで 月夜 の 湖 の 妖精 。

はは は は … 。

やっぱり 来る ん じゃ なかった 。 来る ん じゃ なかった 。 →

来る ん じゃ なかった 。 →

ああ … ネル の パジャマ で ベッド に 入り たい 。 →

冷たい テーブル に 顔 を つけ て も たれ て い たい … 。

今日 は なまけ の 虫 は い ない の です か ?

空耳 ? 確かに 言った ? …→

いえ そんな 事 は どう で も いい 。 →

もちろん なまけ て い たい です と も 。 →

だけど 。

レイ ネシア 。

クラス ティ 様 。 … はい 。 レイ ネシア 姫 。

これ から アキバ の 街 へ 向かい ます 。 供 を し て 下さい 。

アキバ の 街 へ 何の ため に ? 義 勇 兵 を 募り ます 。

ばか な 。 女 一 人 で 何 が 。

許可 も 受け ず よそ の 騎士 団 に 直接 ? →

明らか な 越 権 行為 と なる ぞ 。

いや … 円卓 会議 の 代表 が 護衛 と して 同行 する の だ 。 →

あるいは 風向き が 変わる 事 も … 。

それ は とても とても 面倒くさい と 思い ます が ? はい 。

では なぜ その よう な 事 を 。

クラス ティ 様 は おっしゃい まし た 。 冒険 者 は 自由 だ と 。

私 は 愚か な 女 に すぎ ませ ん から 。

… 政治 向き の 事 は よく 分かり ませ ん 。

ただ 人様 に 何事 か お 願い する 時 は 礼 節 を 尽くす べき だ と →

公爵 家 の 一員 と して 父 から も 祖父 から も 教わり まし た 。

だからこそ 隠し事 も する べき で は ない と 考え ます 。

イズモ 騎士 団 が 行方 不明 で ある と いう 事 も 。

なんて 事 を … 。 機密 を もらす と は !

これ は 大層 な 事 を しでかし まし た ね 。

責任 を 取る 時 は 一緒 に 謝って 下さい 。

それ で ? 何 を 考え て いる ん です ?

クラス ティ 様 に も 分から ない 事 は ある の です ね 。

ええ 何 も 。 なあ ん に も 考え て は い ませ ん 。

… ただ 私 は コーウェン 家 に 連なる 者 と して →

礼 は 失 し たく ない の です 。

お じい さま 。 続け なさい !

冒険 者 は 自由 です ! →

私 たち より も 自由 な 人間 な の です 。 →

私 たち は 確かに 冒険 者 より 弱い かも しれ ませ ん が →

だからといって その 弱 さ に 居直って よい ワケ が ない 。

我ら は 我ら 自身 の 弱 さ に 甘え →

か の 方々 を 道具 の よう に 使う 権利 など あり ます まい 。

私 は アキバ の 街 へ 行って →

直接 冒険 者 の 方々 に 願う つもり で い ます 。

冒険 者 は 自由 だ と おっしゃった クラス ティ 様 です から →

もし 応え て くれる 冒険 者 の 方 が いれ ば →

止める よう な 事 は 無い でしょ う !

十 人 でも 十 五 人 でも 力 を 貸し て くれる 方 を 見つけ に 行き ます 。

礼 を 尽くす 事 は 言葉 を 飾る 事 で は ない と いう 事 も →

私 は 祖父 に 教わり まし た 。

直接 出向き 街路 に 立って →

冒険 者 の 方々 一 人 一 人 に 懇願 する つもり で い ます !

レイ ネシア 姫 。

大丈夫 だいぶ 緊張 し て い た の だ ろ う 。

あと は 任せ て も いい かい ?

お 断り し ます 。 そんな もったいない 。

… それ で どう し ます ? 姫君 の 覚悟 を 受け止める か 否 か 。

最終 決定 は クラス ティ さん の 役割 です 。

クケー クケー ! き ゃっ !

… 鳥 か 。

や っぱ お っか ね ~ な 夜 は …→

まだまだ 敵 は ワンサカ いる ん だ ろ ~ し 。

確かに 。 自分 たち が 倒し た ゴブリン は 全体 の ごく 一部 。

いくら 撃退 し た って 焼け 石 に 水 かも … 。

戦闘 に なったら もっと 怖い 。 →

根っこ や 柔らかい 土 に 足 が 取ら れる し 。

そう そう 。 バランス 崩し そう に なる し 。

いつ 敵 が 現れる か って ドキドキ し っぱなし です … 。

昼間 より 神経 とがらせ てる せい かな ?

モンスター の 臭い も さ 。

ああ たまった もの で は ない な あの 臭い … 。

でも さ … でも ! 頑張った って いい ん だ 。 →

助け た って い い ん だ !

うん それ で いい ん だ よ ね 。

ああ もちろん だ と も 。 →

目の前 に 倒れ て いる 人 を 放って おい て 何 が 冒険 者 か 。

そう な ん だ 。 余計 な 事 なんて 考える 必要 ない 。 →

みんな 守り たい 人 を 守る 。 それ だけ の 事 な ん だ 。 →

そして カン ナギ で ある 私 の 仕事 は そんな みんな を … 守る 事 。

フフ … 。 何 を 笑って いる の だ 主君 。

クラス ティ さん の あんな 顔 初めて 見 た よ 。

あれ 完全 に 押さ れ て た 。

あの お姫様 も 大した タマ だ よ 。 あそこ で ああ 来る と は ね … 。

礼 節 か 。 礼 節 ?

うん 。 もし 円卓 会議 が 派兵 を 約束 し た と して も →

それ で アキバ の 街 が 動く 訳 じゃ ない 。

彼女 の 言う とおり 冒険 者 は 自由 だ から 。

冒険 者 を 動かす に は →

彼ら 一 人 一 人 が 納得 する 事 が 必要 な ん だ 。

そして その 事 を 百 も 承知 と いう よう に →

彼女 は 自分 たち が 礼 を 尽くす べき だ と 言い切った 。

それ は しかし ある 意味 当たり 前 の 事 で は ない の か ?

うん でも 当たり前 の 事 を あの 会議 の 場 に い た みんな が →

脇 に 置 こ う と して い た 。

僕たち も 含め て 。

… あの 明かり は ? アキバ の 街 です 。

夜 な のに … 温かい 光 。 →

き ゃっ !

今回 の 件 で 行き止まり に はまり 込 ん で い た →

自由 都市 同盟 イースタル を 彼女 が 救う 事 に なる かも しれ ない 。 →

怠 惰 で 臆病 な 姫君 が … 。

ひとり の 夢 が みんな の 夢 に !

今回 の チャレンジャー は 中学生 トリオ 。

クラス も 部活 も 趣味 も バラバラ の 3 人 が →

一緒 に 目指し て いる もの が あり ます 。


Log Horizon Episode 17 log|horizon|episode Log Horizon Episode 17

この 区域 は ほぼ 終了 。 → |くいき|||しゅうりょう

2 小 隊 くらい 撃ち もらし た 。 警戒 し て くれ 。 しょう|たい||うち|||けいかい|||

了解 し まし た 。 りょうかい|||

直 継 さん から 連絡 。 敵 接近 の 可能 性 あり 。 なお|つ|||れんらく|てき|せっきん||かのう|せい|

目 視 でき しだい 報告 し ます ! トウヤ は 。 め|し|||ほうこく||||

おびき寄せ だ な 。 分かって る 。 おびきよせ|||わかって|

しかし この 暗闇 で → ||くらやみ|

ミス ミノリ は どこ まで 見え て いる の だ ? みす|||||みえ||||

直 継 さん から 借り た 魔法 の 目薬 使って ます から 。 → なお|つ|||かり||まほう||めぐすり|つかって||

猫 み たく 見え て いる はず です 。 丸 一 日 は 。 ねこ|||みえ|||||まる|ひと|ひ|

ここ まで は どうにか 順調 … 。 → ||||じゅんちょう

順調 じゃ なきゃ 困る 。 → じゅんちょう|||こまる

みんな に 迷惑 かけ て 押し通し た ん だ もの 。 ||めいわく|||おしとおし||||

夜襲 を かける ? 何 言う と ん の や ! → やしゅう|||なん|いう||||

避難 を 呼びかける だけ 言 うた や ん 。 → ひなん||よびかける||げん|||

あの 子 ら だけ で 守れ る ハズ が … 。 |こ||||まもれ|||

いや ミノリ たち は 守 れる と は 言って ない 。 ||||しゅ||||いって|

だからこそ 夜襲 を かける ん だ 。 え ? |やしゅう|||||

守る もの が 無い ゴブリン と 戦う に は → まもる|||ない|||たたかう||

こっち も 守り を 気 に し て い たら 勝算 が 無い 。 ||まもり||き||||||しょうさん||ない

ならば 仕掛ける 。 そういう 事 。 |しかける||こと

せ やけど … 。

仕掛け られ た ゴブリン は 警戒 祭り よ 。 しかけ|||||けいかい|まつり|

それほど 統率 の とれ た 連中 じゃ ない から → |とうそつ||||れんちゅう|||

足並み も 乱れる 。 あしなみ||みだれる

当然 襲撃 も 散発 に なって 今度 は 守る 方 も 楽 に なる 。 とうぜん|しゅうげき||さんぱつ|||こんど||まもる|かた||がく||

… これ 案外 戦術 と して も 理 に かなって る ぜ 。 |あんがい|せんじゅつ||||り||||

… ああ そういう 事 。 ||こと

俺 たち も ついて る し … 任せ とけ って 。 おれ||||||まかせ||

ん !

長い 夜 に なり そう だ … 。 ながい|よ||||

うん 。 でも 俺 たち だけ じゃ ない よ な 。 ||おれ||||||

守り たい もの が あれ ば 誰 だって 。 まもり||||||だれ|

… マリエ さん から チョウシ の 防衛 に 回る と いう 報告 が あり まし た 。 |||||ぼうえい||まわる|||ほうこく||||

直 継 たち も 先制 で 仕掛けよ う と して いる よう です 。 なお|つ|||せんせい||しかけよ||||||

おいおい 。 まだ こっち の 話 も 固まって ない って いう のに 。 ||||はなし||かたまって||||

現場 を 目の当たり に すれ ば → げんば||まのあたり|||

放っておけ ない と 考える の も 無理 は ない 。 ほうっておけ|||かんがえる|||むり||

今回 兵力 の 派遣 も 含め た 決定 権 は 僕たち 3 人 に 委ね られ て い ます 。 こんかい|へいりょく||はけん||ふくめ||けってい|けん||ぼくたち|じん||ゆだね||||

次 の 全体 会議 に 向け て こちら も 決断 を 急ぐ 必要 が あり ます 。 つぎ||ぜんたい|かいぎ||むけ||||けつだん||いそぐ|ひつよう|||

謀略 ! ? この 「 ゴブリン 」 の 襲撃 が → ぼうりゃく||||しゅうげき|

冒険 者 たち の 謀略 に よる もの だ と いう の か ? ぼうけん|もの|||ぼうりゃく||||||||

そもそも 冒険 者 たち が → |ぼうけん|もの||

「 ゴブリン 」 の 勢力 を そい で さえ おれ ば → ||せいりょく||||||

この よう な 事 に は ! |||こと||

しかし … 謀略 と いう の は いささか 飛躍 が すぎる よう な … 。 |ぼうりゃく||||||ひやく||||

クレンディット 男爵 。 忌憚 ない 意見 を 交わす の が 今 は 大事 。 → |だんしゃく|きたん||いけん||かわす|||いま||だいじ

その ため に 本 会議 の 前 に → |||ほん|かいぎ||ぜん|

彼 ら 抜き で 話し合う 場 を 設け た の で は あり ませ ぬ か 。 かれ||ぬき||はなしあう|じょう||もうけ||||||||

率直 に 言って 「 チョウシ 」 の 町 は 長く は もた ぬ だ ろ う 。 → そっちょく||いって|||まち||ながく||||||

次に 狙わ れる の は 恐らく キリヴァ 侯 の 領地 「 ツクバ 」 。 つぎに|ねらわ||||おそらく||こう||りょうち|

あるいは … 。

「 マイ ハマ 」 か … 。 まい|はま|

何 だ よ ? 向こう は まだ こそ こそ やって る って の か ? なん|||むこう|||||||||

よほど こちら に 聞か れ たく ない 話 で も ある と いう 事 です か ね 。 |||きか||||はなし||||||こと|||

方針 が 固まって い ない 。 そして プライド も ある 。 ほうしん||かたまって||||ぷらいど||

できる なら 冒険 者 に 借り を 作り たく ない 。 ||ぼうけん|もの||かり||つくり||

まず 彼ら が 期待 を 寄せる 相手 と いえ ば … 。 |かれら||きたい||よせる|あいて|||

ええ 。 彼ら の 守護 神 と でも 言う べき 古来 種 → |かれら||しゅご|かみ|||いう||こらい|しゅ

「 イズモ 騎士 団 」 でしょう ね 。 でも … 。 |きし|だん|||

では やはり ?

うむ 。 理由 は 皆目 分から ぬ が 「 イズモ 騎士 団 」 は … い ない の だ 。 |りゆう||かいもく|わから||||きし|だん|||||

偵察 隊 から の 報告 に よれ ば → ていさつ|たい|||ほうこく|||

彼ら が 居城 と して 使って い た いく つ か の 城 塞 は → かれら||いじろ|||つかって|||||||しろ|ふさ|

全て も ぬけ の から 。 → すべて||||

死体 あるいは 戦闘 の 痕跡 など も 一切 発見 さ れ て い ない と いう 。 したい||せんとう||こんせき|||いっさい|はっけん|||||||

まるで 神 隠し 。 … ともあれ 彼ら が 消え た の は ゆる が ぬ 事実 。 |かみ|かくし||かれら||きえ|||||||じじつ

こ こう なれ ば →

全て の 領主 が 一致 協力 し て ゴブリン 軍 に 打って出る しか ! すべて||りょうしゅ||いっち|きょうりょく||||ぐん||うってでる|

戦略 的 に 一 番 実現 可能 な 策 は 包囲 作戦 でしょ う 。 せんりゃく|てき||ひと|ばん|じつげん|かのう||さく||ほうい|さくせん||

防御 を 固め た 城 塞 都市 が 抵抗 し → ぼうぎょ||かため||しろ|ふさ|とし||ていこう|

ゴブリン が 疲弊 する 隙 に 連合 し た 大軍 で 包囲 し → ||ひへい||すき||れんごう|||たいぐん||ほうい|

一斉に 攻める 。 いっせいに|せめる

お やおや それでは まるで →

どこ か 一 つ の 都市 を 捨て石 に せよ と → ||ひと|||とし||すていし|||

言って いる よう に 聞こえ ます な 。 いって||||きこえ||

き … 貴 公 ら よもや → |とうと|おおやけ||

次に 狙わ れる 可能 性 の 高い 「 ツクバ 」 を いけにえ に せよ … と ? つぎに|ねらわ||かのう|せい||たかい||||||

いやいや 誰 も その よう な 事 は 。 |だれ|||||こと|

当然 だ ! 我が 「 ツクバ 」 が 犠牲 と なって たまる もの か ! とうぜん||わが|||ぎせい|||||

落ち着き なさい キリヴァ 侯 … しばし 休憩 を しよ う … 。 おちつき|||こう||きゅうけい|||

接近 ! 2 小 隊 。 恐らく 10 匹 程度 。 せっきん|しょう|たい|おそらく|ひき|ていど

トウヤ が おびき出し に 成功 し た よう です 。 ||おびきだし||せいこう||||

よ しっ 。 カウント ダウン お 願い し ます 。 ||かうんと|だうん||ねがい||

5 4 3 2 1 0 。

わ っ と っと っ !

ウイロー ・ スピリッツ 。 →

足止め し まし た ! よ しっ 。 あしどめ|||||

いく ぞ ! 「 アイシクル ・ ブレイド 」 !

サンキュ ! ルディ 兄 ! ||あに

ルディ は 大技 温存 で 手数 で 押し て ! ||おおわざ|おんぞん||てすう||おし|

30 秒 だけ 援護 する 。 分かった ! びょう||えんご||わかった

第 2 波 前方 右 ! だい|なみ|ぜんぽう|みぎ

フレア アロー ! |あろー

マエストロ ・ エコー !

ワンダフル だ ミス 五十鈴 。 わんだふる||みす|いすず

いい から リキャスト ・ タイム が 終わったら すぐに 攻撃 ! 任せ たまえ 。 |||たいむ||おわったら||こうげき|まかせ|

もし 向こう が 「 イズモ 騎士 団 」 に 頼れ ない 状況 だ と し たら … 。 |むこう|||きし|だん||たよれ||じょうきょう||||

まあ … 次に アテ に する の は こっち しか ない だ ろ う な 。 |つぎに||||||||||||

僕たち が この 世界 で 生き て いる かぎり → ぼくたち|||せかい||いき|||

いずれ 戦い に 巻き込ま れる の は 避け られ ない でしょ う 。 |たたかい||まきこま||||さけ||||

しかし だからといって 安易 に 兵力 を 提供 する の は → ||あんい||へいりょく||ていきょう|||

お互い の 今後 の ため に も よく あり ませ ん 。 おたがい||こんご||||||||

筋 を 通し て おく 必要 が ある と いう 事 です ね 。 すじ||とおし|||ひつよう|||||こと||

はい 。 その ため に も あらかじめ 申し合わせ て おき たい の です が 。 ||||||もうしあわせ||||||

お 得意 の 策略 か ? さすが 腹ぐろ 眼鏡 ! |とくい||さくりゃく|||はらぐろ|めがね

そんな 大げさ な 事 で は あり ませ ん 。 |おおげさ||こと|||||

事前 に 僕たち 3 人 の 役割 を → じぜん||ぼくたち|じん||やくわり|

決め て おく 必要 が ある と 思う ん です 。 きめ|||ひつよう||||おもう||

ほ ~ 役割 ね 。 |やくわり|

ゴブリン の 襲来 。 ||しゅうらい

あれほど 厳しい お 父 様 の 顔 は 初めて だった … 。 |きびしい||ちち|さま||かお||はじめて|

どれほど の 激しい 戦 と なる の でしょ う … 。 ||はげしい|いくさ|||||

やはり ツクバ しか ない でしょ う ? →

城 塞 の 防御 も 固い し かなり の 間 持ちこたえ られる はず です 。 しろ|ふさ||ぼうぎょ||かたい||||あいだ|もちこたえ|||

しかし 誰 が キリヴァ 侯 に それ を ? → |だれ|||こう|||

村落 や 田畑 の 被害 で は 済ま ぬ ぞ 。 そんらく||たはた||ひがい|||すま||

最悪 住人 の 大半 も … 。 さいあく|じゅうにん||たいはん|

皆 腹 の 中 で は 考え て いる はず だ 。 みな|はら||なか|||かんがえ||||

冒険 者 たち に 派兵 を 頼む の が 一 番 と 。 ぼうけん|もの|||はへい||たのむ|||ひと|ばん|

ええ 。 死 し て も また 蘇る 者 たち です 。 |し|||||よみがえる|もの||

ただ 同時に 大きな 借 り を 作る 事 に も なり ます が 。 |どうじに|おおきな|かり|||つくる|こと|||||

だから こちら の 弱み を 見せ ず → |||よわみ||みせ|

何と して も 彼ら から の 譲歩 を 引き出す の だ 。 なんと|||かれら|||じょうほ||ひきだす||

「 イズモ 騎士 団 」 が 行方 を くらまし た 事 も → |きし|だん||ゆくえ||||こと|

絶対 に 知ら れ て は なら ぬ 。 → ぜったい||しら|||||

所詮 は どこ の 馬 の 骨 と も 分から ぬ 者 たち 。 → しょせん||||うま||こつ|||わから||もの|

だまし て でも 我ら の 盾 に なって もらわ ね ば ! |||われら||たて|||||

ようやく お呼び が かかった か 。 |および|||

西 風 の 旅団 も こちら に 到着 し た そう です ね 。 にし|かぜ||りょだん||||とうちゃく|||||

ええ さっき 連絡 が あった ん です けど 。 ||れんらく|||||

… デカ 。

会議 の 間 ちょっと 待って もらう しか ない か なぁ … 。 かいぎ||あいだ||まって|||||

これ は … 。

あの … 。 どう か なさい まし た か ?

え ? 柔らか な ベッド が 恋しい 時間 だ と ばかり 。 |やわらか||べっど||こいしい|じかん|||

な …→

確かに あなた に は → たしかに|||

私 が 怠 惰 で 臆病 な だけ の 小 娘 に 見え て いる の かも しれ ませ ん 。 わたくし||おこた|だ||おくびょう||||しょう|むすめ||みえ|||||||

ですが 私 とて 公爵 家 の 一員 。 憂い に 眠れ ぬ 夜 も あり ます 。 |わたくし||こうしゃく|いえ||いちいん|うれい||ねむれ||よ|||

それ は ご 無礼 を 。 で ? |||ぶれい||

何 か 言い たい 事 でも お あり で し た か と … 。 なん||いい||こと||||||||

自由 に 振る舞う に は 覚悟 が 必要 だ と おっしゃい まし た ね 。 じゆう||ふるまう|||かくご||ひつよう||||||

… ええ 。

その 言葉 は 忘れ て い ませ ん 。 それ を … 言い たかった だけ です 。 |ことば||わすれ|||||||いい|||

はい 大丈夫 です 。 → |だいじょうぶ|

この 辺り の 敵 は 殲滅 でき た と 思い ます ので → |あたり||てき||せんめつ||||おもい||

今 は 休憩 を とって い ます 。 いま||きゅうけい||||

… 北 北西 に 進行 中 です ね ? → きた|ほくせい||しんこう|なか||

はい … 3 km 程度 。 了解 です 。 → ||ていど|りょうかい|

直 継 さん も に ゃ ん 太 さん も お 気 を つけ て … 。 なお|つ||||||ふと||||き|||

回想 魔術 師 の 籠 手 ? はい 。 → かいそう|まじゅつ|し||かご|て|

に ゃ ん 太 さん に 鑑定 し て もらった ん です けど → |||ふと|||かんてい||||||

魔法 攻撃 職 専用 の マジック ・ アイテム だ そう です 。 → まほう|こうげき|しょく|せんよう||まじっく|あいてむ|||

25 レベル 以上 なら 装備 可能 な 。 れべる|いじょう||そうび|かのう|

25 ? だったら 大した アイテム じゃ ない って 事 か ぁ 。 |たいした|あいてむ||||こと||

でも 力 を 合わせ て 手 に 入れた 初めて の アイテム です よ 。 |ちから||あわせ||て||いれた|はじめて||あいてむ||

… そうだ よ ラグ ランダ の 杜 で みんな で 協力 し て 手 に 入れた アイテム 。 そう だ|||||もり||||きょうりょく|||て||いれた|あいてむ

す っ ごい 宝物 だ と 思わ ない ! ? ああ その とおり さ 。 |||たからもの|||おもわ|||||

あっ だ けど どう する ?

みんな で 使う って ワケ に も いか ない し … 。 ||つかう|||||||

あの … さ ルディ に 使って もらう の は ? え ? ||||つかって||||

魔法 攻撃 職 用 の アイテム だって 言った よ ね ? まほう|こうげき|しょく|よう||あいてむ||いった||

そう です ね 。 この 中 で 魔術 師 は ルディ さん だけ です し 。 ||||なか||まじゅつ|し||||||

いや … だが そんな 大事 な もの … 。 |||だいじ||

ルディ 兄 らしく ない ぜ 遠慮 する なんて 。 |あに||||えんりょ||

人 を 何 だ と 。 じん||なん||

し しかし … い や ぁ 本当 に … いい の か ? |||||ほんとう||||

似合って る よ ルディ 。 にあって|||

そろそろ 出発 し ま しょ う 。 |しゅっぱつ||||

いったん 谷間 に 降り て 警戒 態勢 維持 で 行き ま しょ う 。 |たにま||ふり||けいかい|たいせい|いじ||いき|||

よし 。 この 籠 手 に かけ て 次 は もっと 倒し て み せる 。 ||かご|て||||つぎ|||たおし|||

あまり 張り切り すぎ て も … 。 何 だ ? 張り切って は いけない か ? |はりきり||||なん||はりきって|||

う うん … 頑張 ろ う 。 ||がんば||

あ ~ その かよう な 訳 でし て …→ ||||やく||

目下 我ら が 「 自由 都市 同盟 イースタル 」 に おき まし て は → もっか|われら||じゆう|とし|どうめい||||||

火急 の 事態 と して 。 かきゅう||じたい||

おい 話 が 全然 進ま ない ぞ 。 |はなし||ぜんぜん|すすま||

多分 こちら から 切り出す の を 待って いる の でしょ う 。 たぶん|||きりだす|||まって||||

相手 の 腹 を 探って 会議 を 有利 に 進め たい の は どちら も 同じ … 。 あいて||はら||さぐって|かいぎ||ゆうり||すすめ||||||おなじ

でし たら こちら も 役割 どおり に 。 ||||やくわり||

回想 僕 は 派兵 に 賛成 する 方向 へ 話 を 持っていき つつ → かいそう|ぼく||はへい||さんせい||ほうこう||はなし||もっていき|

情報 を 探り ます 。 じょうほう||さぐり|

向こう も その 気 なら 遠慮 する 必要 は ない … 。 むこう|||き||えんりょ||ひつよう||

イズモ 騎士 団 の 動静 を ご存じ の 方 は お 教え 願い たい 。 |きし|だん||どうせい||ごぞんじ||かた|||おしえ|ねがい|

う わ っ 予想 以上 だ な この 反応 … 。 |||よそう|いじょう||||はんのう

やはり 「 イズモ 騎士 団 」 が 何らか の 理由 で 動け ない の は → ||きし|だん||なんらか||りゆう||うごけ|||

間違い ない よう です ね 。 まちがい||||

「 イズモ 騎士 団 」 を この よう な 戦 に 呼び 立てる 訳 に は いか ない 。 → |きし|だん|||||いくさ||よび|たてる|やく||||

それ より も アキバ の 「 円卓 会議 」 殿 に 尋ねる 。 |||||えんたく|かいぎ|しんがり||たずねる

何故 ヤマト の 危機 に 立ち上がら ない の です か ! ? なぜ|やまと||きき||たちあがら||||

我々 に 兵力 を 派遣 せよ と ? そ … それ は … 。 われわれ||へいりょく||はけん|||||

それ に つい て 領主 各位 の 意見 を 聞く ため の 会議 だ と → ||||りょうしゅ|かくい||いけん||きく|||かいぎ||

考え て い た ん です が ね 。 かんがえ|||||||

我ら アキバ の 意見 を 聞く ため の 会議 だった の です か ? われら|||いけん||きく|||かいぎ||||

ア … アキバ の 街 の 騎士 団 は 東西 不敗 と 聞き ます 。 |||がい||きし|だん||とうざい|ふはい||きき|

常に 戦い に 備え た 固有 の 兵力 と いう 意味 で → とわに|たたかい||そなえ||こゆう||へいりょく|||いみ|

「 騎士 団 」 と 仰せ られ た の で あれ ば 。 きし|だん||おおせ||||||

我ら 「 円卓 会議 」 も アキバ の 街 も → われら|えんたく|かいぎ||||がい|

そうした もの は 一切 所有 し て おり ませ ん 。 |||いっさい|しょゆう|||||

それでは 一体 何 の ため の 「 冒険 者 」 です か ! ? |いったい|なん||||ぼうけん|もの||

それ は どういう 意味 です か ? 決まって いる でしょ う 。 |||いみ|||きまって|||

冒険 者 の 能力 は 神 から 与え られ た 恩 寵 。 ぼうけん|もの||のうりょく||かみ||あたえ|||おん|ちょう

大地 を 救う 義務 が ある はず だ ! 聞い た 覚え が ない 話 です ね 。 だいち||すくう|ぎむ|||||ききい||おぼえ|||はなし||

何 を 寝ぼけ た 事 を 言って いる 。 なん||ねぼけ||こと||いって|

不 死 不滅 ! その よう な 能力 を 持ち ながら → ふ|し|ふめつ||||のうりょく||もち|

この 世界 に 対 する 義務 を 放棄 する と いう の か ! ? → |せかい||たい||ぎむ||ほうき|||||

恥 を 知れ ! はじ||しれ

ふざける な !

まず 第 一 に 俺 たち は 自由 都市 同盟 の 領主 で は ない 。 |だい|ひと||おれ|||じゆう|とし|どうめい||りょうしゅ|||

だから この 集まり に 先んじ て 行わ れ た 会議 に も → ||あつまり||さきんじ||おこなわ|||かいぎ||

呼ば れ た なかった 。 違う か ! → よば||||ちがう|

いかなる 謀議 が 図ら れ て い た か は 知ら ん が → |ぼうぎ||はから|||||||しら||

その よう な 要請 に 従う 義務 が ある と でも ? |||ようせい||したがう|ぎむ||||

いかが お 考え か ? クレンディット 男爵 ! ||かんがえ|||だんしゃく

さ さよう な っ 決して さよう な 事 は 。 ||||けっして|||こと|

我ら が その … 共謀 し → われら|||きょうぼう|

アキバ の 街 に 出兵 を 求める など と いう 事実 は → ||がい||しゅっぺい||もとめる||||じじつ|

一切 ない わけ で あり … 。 いっさい||||

では アキバ の 街 に 出兵 を 求め た の は キリヴァ 侯爵 の 独断 で あり → |||がい||しゅっぺい||もとめ|||||こうしゃく||どくだん||

自由 都市 同盟 の 総意 で は ない … こういう 事 でしょう か ? じゆう|とし|どうめい||そうい|||||こと||

な ! それ がし が この よう な 件 で 私利 に かられ ! → |||||||けん||しり||

独断 で 事 を 進め た と お っし やる お つもり か ! ? どくだん||こと||すすめ||||||||

確かに 総意 で は 無い 。 → たしかに|そうい|||ない

… が 我ら の 中 で その よう な 声 が 少なからず 聞こえ た 事 も 事実 。 |われら||なか|||||こえ||すくなからず|きこえ||こと||じじつ

それとも アキバ の 街 の 誉れ 高き 最高 権力 は → |||がい||ほまれ|たかき|さいこう|けんりょく|

ヤマト の 大地 の 災禍 など は どう で も いい と 仰せ か ? やまと||だいち||さいか||||||||おおせ|

俺 たち は 犬 猫 で は ない 。 → おれ|||いぬ|ねこ|||

お前 たち は 死な ぬ の だ から ゴブリン を 掃除 し て こい だ ? → おまえ|||しな|||||||そうじ||||

その よう な 言葉 に 乗って 同胞 を 戦場 に 駆り立てる よう な 者 が → |||ことば||のって|どうほう||せんじょう||かりたてる|||もの|

アキバ の 民 の 信任 なんて 得 られる 訳 が ねえ だ ろ う が ! ||たみ||しんにん||とく||やく||||||

… やり すぎ た か ?

冒険 者 に も 記憶 が 無くなる と いう リスク が 有る 。 → ぼうけん|もの|||きおく||なくなる|||りすく||ある

ミチ タカ さん じゃ なく て も 怒って 当然 だ し → みち|たか||||||いかって|とうぜん||

そもそも 派兵 に 反対 する の が ミチ タカ さん の 役割 だった 。 → |はへい||はんたい||||みち|たか|||やくわり|

だけど … 確かに ちょっと 。 |たしかに|

落とし どころ が 見え なく なった … 。 おとし|||みえ||

レイ ネシア … 。 れい|

私 は … 私 は 一体 何 を … 。 わたくし||わたくし||いったい|なん|

これ は 相変わらず お 美しい 。 まるで 月夜 の 湖 の 妖精 。 ||あいかわらず||うつくしい||つきよ||こ||ようせい

はは は は … 。 は は||

やっぱり 来る ん じゃ なかった 。 来る ん じゃ なかった 。 → |くる||||くる|||

来る ん じゃ なかった 。 → くる|||

ああ … ネル の パジャマ で ベッド に 入り たい 。 → |ねる||ぱじゃま||べっど||はいり|

冷たい テーブル に 顔 を つけ て も たれ て い たい … 。 つめたい|てーぶる||かお||||||||

今日 は なまけ の 虫 は い ない の です か ? きょう||||ちゅう||||||

空耳 ? 確かに 言った ? …→ そらみみ|たしかに|いった

いえ そんな 事 は どう で も いい 。 → ||こと|||||

もちろん なまけ て い たい です と も 。 →

だけど 。

レイ ネシア 。 れい|

クラス ティ 様 。 … はい 。 レイ ネシア 姫 。 くらす||さま||れい||ひめ

これ から アキバ の 街 へ 向かい ます 。 供 を し て 下さい 。 ||||がい||むかい||とも||||ください

アキバ の 街 へ 何の ため に ? 義 勇 兵 を 募り ます 。 ||がい||なんの|||ただし|いさみ|つわもの||つのり|

ばか な 。 女 一 人 で 何 が 。 ||おんな|ひと|じん||なん|

許可 も 受け ず よそ の 騎士 団 に 直接 ? → きょか||うけ||||きし|だん||ちょくせつ

明らか な 越 権 行為 と なる ぞ 。 あきらか||こ|けん|こうい|||

いや … 円卓 会議 の 代表 が 護衛 と して 同行 する の だ 。 → |えんたく|かいぎ||だいひょう||ごえい|||どうこう|||

あるいは 風向き が 変わる 事 も … 。 |かざむき||かわる|こと|

それ は とても とても 面倒くさい と 思い ます が ? はい 。 ||||めんどうくさい||おもい|||

では なぜ その よう な 事 を 。 |||||こと|

クラス ティ 様 は おっしゃい まし た 。 冒険 者 は 自由 だ と 。 くらす||さま|||||ぼうけん|もの||じゆう||

私 は 愚か な 女 に すぎ ませ ん から 。 わたくし||おろか||おんな|||||

… 政治 向き の 事 は よく 分かり ませ ん 。 せいじ|むき||こと|||わかり||

ただ 人様 に 何事 か お 願い する 時 は 礼 節 を 尽くす べき だ と → |ひとさま||なにごと|||ねがい||じ||れい|せつ||つくす|||

公爵 家 の 一員 と して 父 から も 祖父 から も 教わり まし た 。 こうしゃく|いえ||いちいん|||ちち|||そふ|||おそわり||

だからこそ 隠し事 も する べき で は ない と 考え ます 。 |かくしごと||||||||かんがえ|

イズモ 騎士 団 が 行方 不明 で ある と いう 事 も 。 |きし|だん||ゆくえ|ふめい|||||こと|

なんて 事 を … 。 機密 を もらす と は ! |こと||きみつ||||

これ は 大層 な 事 を しでかし まし た ね 。 ||たいそう||こと|||||

責任 を 取る 時 は 一緒 に 謝って 下さい 。 せきにん||とる|じ||いっしょ||あやまって|ください

それ で ? 何 を 考え て いる ん です ? ||なん||かんがえ||||

クラス ティ 様 に も 分から ない 事 は ある の です ね 。 くらす||さま|||わから||こと|||||

ええ 何 も 。 なあ ん に も 考え て は い ませ ん 。 |なん||||||かんがえ|||||

… ただ 私 は コーウェン 家 に 連なる 者 と して → |わたくし|||いえ||つらなる|もの||

礼 は 失 し たく ない の です 。 れい||うしな|||||

お じい さま 。 続け なさい ! |||つづけ|

冒険 者 は 自由 です ! → ぼうけん|もの||じゆう|

私 たち より も 自由 な 人間 な の です 。 → わたくし||||じゆう||にんげん|||

私 たち は 確かに 冒険 者 より 弱い かも しれ ませ ん が → わたくし|||たしかに|ぼうけん|もの||よわい|||||

だからといって その 弱 さ に 居直って よい ワケ が ない 。 ||じゃく|||いなおって||||

我ら は 我ら 自身 の 弱 さ に 甘え → われら||われら|じしん||じゃく|||あまえ

か の 方々 を 道具 の よう に 使う 権利 など あり ます まい 。 ||ほうぼう||どうぐ||||つかう|けんり||||

私 は アキバ の 街 へ 行って → わたくし||||がい||おこなって

直接 冒険 者 の 方々 に 願う つもり で い ます 。 ちょくせつ|ぼうけん|もの||ほうぼう||ねがう||||

冒険 者 は 自由 だ と おっしゃった クラス ティ 様 です から → ぼうけん|もの||じゆう||||くらす||さま||

もし 応え て くれる 冒険 者 の 方 が いれ ば → |こたえ|||ぼうけん|もの||かた|||

止める よう な 事 は 無い でしょ う ! とどめる|||こと||ない||

十 人 でも 十 五 人 でも 力 を 貸し て くれる 方 を 見つけ に 行き ます 。 じゅう|じん||じゅう|いつ|じん||ちから||かし|||かた||みつけ||いき|

礼 を 尽くす 事 は 言葉 を 飾る 事 で は ない と いう 事 も → れい||つくす|こと||ことば||かざる|こと||||||こと|

私 は 祖父 に 教わり まし た 。 わたくし||そふ||おそわり||

直接 出向き 街路 に 立って → ちょくせつ|でむき|がいろ||たって

冒険 者 の 方々 一 人 一 人 に 懇願 する つもり で い ます ! ぼうけん|もの||ほうぼう|ひと|じん|ひと|じん||こんがん|||||

レイ ネシア 姫 。 れい||ひめ

大丈夫 だいぶ 緊張 し て い た の だ ろ う 。 だいじょうぶ||きんちょう||||||||

あと は 任せ て も いい かい ? ||まかせ||||

お 断り し ます 。 そんな もったいない 。 |ことわり||||

… それ で どう し ます ? 姫君 の 覚悟 を 受け止める か 否 か 。 |||||ひめぎみ||かくご||うけとめる||いな|

最終 決定 は クラス ティ さん の 役割 です 。 さいしゅう|けってい||くらす||||やくわり|

クケー クケー ! き ゃっ !

… 鳥 か 。 ちょう|

や っぱ お っか ね ~ な 夜 は …→ ||||||よ|

まだまだ 敵 は ワンサカ いる ん だ ろ ~ し 。 |てき|||||||

確かに 。 自分 たち が 倒し た ゴブリン は 全体 の ごく 一部 。 たしかに|じぶん|||たおし||||ぜんたい|||いちぶ

いくら 撃退 し た って 焼け 石 に 水 かも … 。 |げきたい||||やけ|いし||すい|

戦闘 に なったら もっと 怖い 。 → せんとう||||こわい

根っこ や 柔らかい 土 に 足 が 取ら れる し 。 ねっこ||やわらかい|つち||あし||とら||

そう そう 。 バランス 崩し そう に なる し 。 ||ばらんす|くずし||||

いつ 敵 が 現れる か って ドキドキ し っぱなし です … 。 |てき||あらわれる|||どきどき|||

昼間 より 神経 とがらせ てる せい かな ? ひるま||しんけい||||

モンスター の 臭い も さ 。 ||くさい||

ああ たまった もの で は ない な あの 臭い … 。 ||||||||くさい

でも さ … でも ! 頑張った って いい ん だ 。 → |||がんばった||||

助け た って い い ん だ ! たすけ||||||

うん それ で いい ん だ よ ね 。

ああ もちろん だ と も 。 →

目の前 に 倒れ て いる 人 を 放って おい て 何 が 冒険 者 か 。 めのまえ||たおれ|||じん||はなって|||なん||ぼうけん|もの|

そう な ん だ 。 余計 な 事 なんて 考える 必要 ない 。 → ||||よけい||こと||かんがえる|ひつよう|

みんな 守り たい 人 を 守る 。 それ だけ の 事 な ん だ 。 → |まもり||じん||まもる||||こと|||

そして カン ナギ で ある 私 の 仕事 は そんな みんな を … 守る 事 。 |かん||||わたくし||しごと|||||まもる|こと

フフ … 。 何 を 笑って いる の だ 主君 。 |なん||わらって||||しゅくん

クラス ティ さん の あんな 顔 初めて 見 た よ 。 くらす|||||かお|はじめて|み||

あれ 完全 に 押さ れ て た 。 |かんぜん||おさ|||

あの お姫様 も 大した タマ だ よ 。 あそこ で ああ 来る と は ね … 。 |おひめさま||たいした|たま||||||くる|||

礼 節 か 。 礼 節 ? れい|せつ||れい|せつ

うん 。 もし 円卓 会議 が 派兵 を 約束 し た と して も → ||えんたく|かいぎ||はへい||やくそく|||||

それ で アキバ の 街 が 動く 訳 じゃ ない 。 ||||がい||うごく|やく||

彼女 の 言う とおり 冒険 者 は 自由 だ から 。 かのじょ||いう||ぼうけん|もの||じゆう||

冒険 者 を 動かす に は → ぼうけん|もの||うごかす||

彼ら 一 人 一 人 が 納得 する 事 が 必要 な ん だ 。 かれら|ひと|じん|ひと|じん||なっとく||こと||ひつよう|||

そして その 事 を 百 も 承知 と いう よう に → ||こと||ひゃく||しょうち||||

彼女 は 自分 たち が 礼 を 尽くす べき だ と 言い切った 。 かのじょ||じぶん|||れい||つくす||||いいきった

それ は しかし ある 意味 当たり 前 の 事 で は ない の か ? ||||いみ|あたり|ぜん||こと|||||

うん でも 当たり前 の 事 を あの 会議 の 場 に い た みんな が → ||あたりまえ||こと|||かいぎ||じょう|||||

脇 に 置 こ う と して い た 。 わき||お||||||

僕たち も 含め て 。 ぼくたち||ふくめ|

… あの 明かり は ? アキバ の 街 です 。 |あかり||||がい|

夜 な のに … 温かい 光 。 → よ|||あたたかい|ひかり

き ゃっ !

今回 の 件 で 行き止まり に はまり 込 ん で い た → こんかい||けん||いきどまり|||こみ||||

自由 都市 同盟 イースタル を 彼女 が 救う 事 に なる かも しれ ない 。 → じゆう|とし|どうめい|||かのじょ||すくう|こと|||||

怠 惰 で 臆病 な 姫君 が … 。 おこた|だ||おくびょう||ひめぎみ|

ひとり の 夢 が みんな の 夢 に ! ||ゆめ||||ゆめ|

今回 の チャレンジャー は 中学生 トリオ 。 こんかい||||ちゅうがくせい|とりお

クラス も 部活 も 趣味 も バラバラ の 3 人 が → くらす||ぶかつ||しゅみ||ばらばら||じん|

一緒 に 目指し て いる もの が あり ます 。 いっしょ||まなざし||||||