Re ：ゼロ から 始める 異 世界 生活 (18) re|||はじめる|い|せかい|せいかつ Re: Zero kara kara Hajimekai Seikatsu (18) Re: Zero kara Hajime no Isekai Seikatsu (18)

（ パック ） 死ね ぱっく|しね

（ ペテルギウス ･ ロマネコンティ ） 脳 が ― ||のう|

震える ふるえる

（ ナツキ ･ スバル ） パック ！ |すばる|ぱっく

（ パック ） 黙って い な よ スバル 君 だけ は 別に ぱっく|だまって||||すばる|きみ|||べつに

（ スバル ） あっ すばる|

油断 怠慢 すなわち 怠 惰 ゆだん|たいまん||おこた|だ

あなた は 私 を 即座 に 仕留める べき だった の デス ||わたくし||そくざ||しとめる||||

その 力 が あり ながら ― |ちから|||

あなた は なす べき こと を ―

怠った の デス ！ おこたった||

（ パック ） くだらない ぱっく|

本気 で 僕 を 殺し たい なら ― ほんき||ぼく||ころし||

サテラ の 半分 千 は 影 を 伸ばし て みせろ ||はんぶん|せん||かげ||のばし||

パック … な の か ぱっく|||

（ パック ） 見 れ ば 分かる だ ろ ― ぱっく|み|||わかる||

と いう の は いじわる な 話 か ||||||はなし|

（ ペテルギウス ） あり え ない

こんな こと は あり え ない あって は なら ない の デス

ただ の 精霊 が ― ||せいれい|

私 の 信仰 を 愛 を 捧 ( さ さ ) げ る 全て を 精霊 風情 が ！ わたくし||しんこう||あい||ささげ|||||すべて||せいれい|ふぜい|

（ パック ） たかだか 生まれ て 数 十 年 の 人間 が ― ぱっく||うまれ||すう|じゅう|とし||にんげん|

精霊 相手 に 時間 を 語る な せいれい|あいて||じかん||かたる|

（ ペテルギウス ） 信仰 の 深 さ に 時間 など 関係ない の デス ！ |しんこう||ふか|||じかん||かんけいない||

悠久 の 時 を 生きる が 故 に その 大半 を 無為 に 浪費 する ― ゆうきゅう||じ||いきる||こ|||たいはん||ぶい||ろうひ|

あなた の よう な 愚か 者 と 一緒に し ない で もらい たい もの デス ||||おろか|もの||いっしょに|||||||

ああ 脳 が 震える る る る … |のう||ふるえる|||

（ パック ） 死 が 罰 に すら なら ない ぱっく|し||ばち||||

だから 僕 は お前 たち が 嫌い な ん だ |ぼく||おまえ|||きらい|||

試練 は 果たさ れ た の デス しれん||はたさ||||

この 身 は 朽ちよ う と も 私 の 思い は ― |み||くちよ||||わたくし||おもい|

尊き 魔女 の 身元 へ と いざ なわ れ 寵 ( ちょう ) 愛 に 預かる とうとき|まじょ||みもと||||||ちょう||あい||あずかる

再会 が 楽しみ デス ね ！ アッハッハッハ アッハハ … さいかい||たのしみ||||

（ パック ） 勝ち 逃げ さ れ た な ぱっく|かち|にげ||||

さて 話 を しよ う か |はなし||||

スバル 君 の 罪 は ３ つ ある すばる|きみ||ざい|||

１ つ は リア と の 約束 を 破った こと ||りあ|||やくそく||やぶった|

精霊 術 師 に とって ― せいれい|じゅつ|し||

結ば れ た 約束 が どれほど 重たい もの か ― むすば|||やくそく|||おもたい||

君 は 理解 が 足り ない らしい きみ||りかい||たり||

２ つ 目 は リア の お 願い を 無視 し て 戻って き た こと |め||りあ|||ねがい||むし|||もどって|||

そして ３ つ 目 は ― ||め|

リア を 死な せ た こと だ ！ りあ||しな||||

契約 に 従い 僕 は これ から 世界 を 滅ぼす けいやく||したがい|ぼく||||せかい||ほろぼす

（ スバル ） どう し て … すばる|||

（ パック ） リア は ― ぱっく|りあ|

エミリア は 僕 が 存在 する 理由 の 全部 だ ||ぼく||そんざい||りゆう||ぜんぶ|

あの 子 が い ない 世界 に 僕 が いる 意味 は ない |こ||||せかい||ぼく|||いみ||

霧 が 迫って くる きり||せまって|

どうやら やっかい な 奴 が 呼び寄せ られ た みたい だ |||やつ||よびよせ||||

暴 食 あば|しょく

ああ 今 は 白 鯨 なんて 呼ば れ 方 か |いま||しろ|くじら||よば||かた|

あれ を 呼び起こし リア を 死な せ て 自分 も 命 を 落とし て ||よびおこし|りあ||しな|||じぶん||いのち||おとし|

（ 男 の 笑い声 ） おとこ||わらいごえ

（ パック ） 本当 に どう しよう も ない ん だ な 君 ぱっく|ほんとう|||||||||きみ

（ 男 の 笑い声 ） おとこ||わらいごえ

（ スバル ） 聞き覚え の ある 笑い声 だ すばる|ききおぼえ|||わらいごえ|

死ぬ ほど 憎 ん だ 男 の 声 しぬ||にく|||おとこ||こえ

違う 俺 だ 俺 を 笑って る ちがう|おれ||おれ||わらって|

レム を 死な せ エミリア を 殺し 自分 すら も 犬死に する ||しな||||ころし|じぶん|||いぬじに|

まさに 何 と も まあ … |なん|||

（ パック ） 怠 惰 だ ね スバル ぱっく|おこた|だ|||すばる

（ レム ） スバル くん どう し た ん です か ？ |すばる|||||||

レム

（ レム ） はい スバル くん の レム です ||すばる||||

ごめんなさい 気づか なく て |きづか||

人 混 み に 疲れ て しまった ん です ね じん|こん|||つかれ|||||

疲れ た … つかれ|

ああ そう だ な

落 っこ と し て すり切れ て 疲れ ち まった な … おと|||||すりきれ||つかれ|||

（ スバル ） ハア ハア ハア … すばる|||

スバル くん ！ すばる|

（ スバル ） ああ 悪かった すばる||わるかった

ちょっと 俺 も いろいろ 焦って た ん だ |おれ|||あせって|||

それ で 説明 は しょ っち まっ た 悪い ||せつめい||||||わるい

（ レム ） もう 困り ます ||こまり|

スバル くん が いろいろ 考え て くれ てる の は ― すばる||||かんがえ|||||

レム に だって 分かって い ます |||わかって||

強引 な の も 嫌い じゃ あり ませ ん けど ごういん||||きらい|||||

（ スバル ） 心配 かけ て ごめん な もう 大丈夫 だ すばる|しんぱい||||||だいじょうぶ|

ヘコ ん だ り ヘコ まさ れ たり で ―

みっともない とこ ばっ か 見せ て た 気 が する けど ― ||||みせ|||き|||

やっと 分かった から |わかった|

“ やっと 分かった ” です か ？ |わかった||

（ スバル ） 悩み まくって 迷走 し て 方々 に 迷惑 かけ まくった けど ― すばる|なやみ||めいそう|||ほうぼう||めいわく|||

よう やっと 丸く 収め られる 方法 が 分かった ||まるく|おさめ||ほうほう||わかった

いや 改めて 考える と ― |あらためて|かんがえる|

最初 から 教え て もらって た はず な ん だ けど さいしょ||おしえ||||||||

諦め 悪い から なあ 俺 あきらめ|わるい|||おれ

そこ が スバル くん の ステキ な ところ だ と 思い ます けど ||すばる|||すてき|||||おもい||

思い知ら さ れ た こと と 思い知った こと と おもいしら||||||おもいしった||

まあ いろんな 経験 を 経 て 俺 は こう し てる わけ だ けど ||けいけん||へ||おれ|||||||

答え は 随分 前 から 出 て た ん だ よ なあ こたえ||ずいぶん|ぜん||だ||||||

決め た ん だ レム きめ||||

はい

ん ？

（ スバル ） 俺 と 一緒に 逃げよ う どこまでも すばる|おれ||いっしょに|にげよ||

え ？

（ スバル ） これ から 俺 は 王 都 を 出 て ずっと 西 に それ か 北 に 向か う すばる|||おれ||おう|と||だ|||にし||||きた||むか|

えっ と …

南 の 帝国 に は 入れ ない って 話 だ から どっち か みなみ||ていこく|||いれ|||はなし||||

寒い の は 苦手 だ から 個人 的 に は 西 が 一 押し だ さむい|||にがて|||こじん|てき|||にし||ひと|おし|

いえ あの …

ぶっちゃ け 長旅 に なる かも 曖昧 だ し ― ||ながたび||||あいまい||

見切り 発車 も いい ところ だ から 楽 な 旅路 に は … みきり|はっしゃ||||||がく||たびじ||

（ レム ） ま … 待って ください ||まって|

（ スバル ） ん ？ すばる|

（ レム ） 今 の スバル くん の 言い 方 だ と まるで ― |いま||すばる|||いい|かた|||

ルグニカ で は ない 違う 国 へ 向か お う と し て いる よう な … ||||ちがう|くに||むか||||||||

あっ スバル くん の こと です から ― |すばる|||||

ひょっとして 何 か また すごい こと を 思い つい た ん です ね ？ |なん||||||おもい|||||

エミリア 様 や ロズワール 様 の 助け に なる |さま|||さま||たすけ||

（ スバル ） そんな もん は ねえ よ レム すばる||||||

え ？

王 都 に い て も 俺 は 何 も でき ない おう|と|||||おれ||なん|||

だから って 屋敷 に 戻った ところ で 無力 さ は 変わら ない ||やしき||もどった|||むりょく|||かわら|

それ が 分かった ん だ よ ||わかった|||

だから 俺 と 逃げよ う レム |おれ||にげよ||

ここ に い たら ダメ な ん だ ||||だめ|||

みんな が みんな 俺 に そう 言い 続け た |||おれ|||いい|つづけ|

俺 は それ を 認め たく なく て 必死 で 否定 し 続け た けど おれ||||みとめ||||ひっし||ひてい||つづけ||

ああ そう だ よ

誰 も 俺 を 必要 と なんか し ちゃ い なかった だれ||おれ||ひつよう||||||

そんな こと …

ない こと は ねえ よ ！

ハッキリ と 言わ れ た ん だ 言わ れ 続け た ん だ … はっきり||いわ|||||いわ||つづけ|||

だから 俺 は い なく なる こと に 決め た ん だ |おれ|||||||きめ|||

いい ん だ よ 俺 なんか が 何 か し た ところ で ― ||||おれ|||なん|||||

死体 が ひと つ 場合 に よっちゃ もっと 増える だけ だ したい||||ばあい||||ふえる||

もう うんざり だ

逃げよ う レム にげよ||

俺 も お前 も ここ に … おれ||おまえ|||

この 国 に い ちゃ いけ ねえ ん だ |くに|||||||

そんな こと 急に 言わ れ て も … ||きゅうに|いわ|||

時間 が ない ん だ 突然 な の は ホント に 悪い と 思って る じかん|||||とつぜん||||ほんと||わるい||おもって|

ホント に … ホント に だ ほんと||ほんと||

でも 選 ん で くれ |せん|||

選ぶ … えらぶ

俺 か 俺 以外 か 選 ん で くれ おれ||おれ|いがい||せん|||

竜 車 を 手 に 入れ て 西 へ 向か お う りゅう|くるま||て||いれ||にし||むか||

ルグニカ を 出 て ずっと 西 カラ ラギ だった か ||だ|||にし|から|||

そこ で 小さな 家 でも 買って ２ 人 で 暮らす ん だ ||ちいさな|いえ||かって|じん||くらす||

つらい こと が あって も お前 が いれ ば きっと 頑張 れる |||||おまえ|||||がんば|

誰 か が 笑顔 で 家 で 待って て くれる だけ で ― だれ|||えがお||いえ||まって||||

どれ だけ 疲れ て も ― ||つかれ||

レム が 待って て くれる って 思え ば きっと … ||まって||||おもえ||

俺 を 選 ん で くれ ！ おれ||せん|||

俺 を 選 ん で くれ れ ば 俺 の 全て は お前 に 捧げる おれ||せん||||||おれ||すべて||おまえ||ささげる

だから ―

俺 と 逃げよ う 俺 と 生き て くれ おれ||にげよ||おれ||いき||

（ レム ） スバル くん |すばる|

レム は スバル くん と 逃げる こと は でき ませ ん ||すばる|||にげる|||||

だって ―

未来 の お 話 は ― みらい|||はなし|

笑い ながら じゃ なきゃ ダメ な ん です よ わらい||||だめ||||

今 は 笑え ない かも しれ ない いま||わらえ||||

けど ほら いざ 実行 に 移し て み たら きっと 笑える はず で … |||じっこう||うつし|||||わらえる||

（ レム ） レム も 考え て み まし た |||かんがえ||||

カラ ラギ に 到着 し て まず 宿 を 借り ます から|||とうちゃく||||やど||かり|

生活 の 基盤 は 家 と お 仕事 が あれ ば なんとか なる でしょ う せいかつ||きばん||いえ|||しごと|||||||

幸い レム は ロズワール 様 の 計らい で ― さいわい||||さま||はからい|

教育 を 受け て い ます から ― きょういく||うけ||||

カラ ラギ でも いくらか 仕事 を 見つける の は ― から||||しごと||みつける||

容易 だ と 思い ます ようい|||おもい|

スバル くん は 肉体 労働 を 探し て もらう か ― すばる|||にくたい|ろうどう||さがし|||

レム の 身 の 回り の お 世話 を し て もらう こと に ― ||み||まわり|||せわ||||||

なる かも しれ ませ ん ね

収入 が 安定 し たら ― しゅうにゅう||あんてい||

もう 少し まとも な 住居 を 探し ま しょ う |すこし|||じゅうきょ||さがし|||

スバル くん に は その 間 ― すばる|||||あいだ

ちゃんと し た お 仕事 に 就く ため に 勉強 し て もらって ― ||||しごと||つく|||べんきょう|||

実際 に 働 ける よう に なる のに １ 年 か その ぐらい じっさい||はたら||||||とし|||

２ 人 で 働 い て ある 程度 の お 金 が たまったら ― じん||はたら||||ていど|||きむ||

家 を 買って も いい かも しれ ませ ん ね いえ||かって|||||||

何 か お 店 を し て も いい かも しれ ませ ん なん|||てん|||||||||

カラ ラギ は 商業 の 盛ん な 場所 です から ― から|||しょうぎょう||さかん||ばしょ||

きっと スバル くん の とっぴ な 発想 が ― |すばる|||||はっそう|

生か せる こと も あり ます よ いか||||||

仕事 が 軌道 に 乗ったら ― しごと||きどう||のったら

その 恥ずかしい です けど 子供 と か … |はずかしい|||こども||

鬼 と 人 の ハーフ に なる ので きっと わんぱく な 子 が 生まれ ます おに||じん||はーふ|||||||こ||うまれ|

男の子 でも 女の子 でも ― おとこのこ||おんなのこ|

双子 でも 三 つ 子 でも かわいい 子 に なり ます よ ふたご||みっ||こ|||こ||||

きっと 楽しい こと ばかり じゃ ない です し ― |たのしい||||||

こんなに 想像 どおり に ― |そうぞう||

うまく いく こと ばかり じゃ ない と 思い ます |||||||おもい|

男の子 が 生まれ ず に ― おとこのこ||うまれ||

女の子 ばっかり が 続 い て しまって ― おんなのこ|||つづ|||

スバル くん が 家庭 内 で ― すばる|||かてい|うち|

肩身 が 狭く なる こと も ある かも しれ ませ ん かたみ||せまく||||||||

レム

でも でも 子供 たち が 大きく なって ― ||こども|||おおきく|

スバル くん を 邪険 に 扱う よう な お 年頃 に なって も ― すばる|||じゃけん||あつかう||||としごろ|||

レム は スバル くん の 味方 です ||すばる|||みかた|

ご 近所 で は 有名 な おしどり 夫婦 なんて 言わ れ て しまって ― |きんじょ|||ゆうめい|||ふうふ||いわ|||

ゆっくり 同じ ように 時 を 過ごし て 老い て いって ― |おなじ||じ||すごし||おい||

レム …

（ レム ） スバル くん に は ごめんなさい です けど ― |すばる||||||

でき れ ば レム を 先 に 逝か せ て ください |||||さき||いか|||

ベッド の 上 で スバル くん に 手 を 握ら れ て ― べっど||うえ||すばる|||て||にぎら||

子供 たち や その 子供 たち に 囲ま れ て 静か に ― こども||||こども|||かこま|||しずか|

“ レム は 幸せ で し た ” って そう 言って 見送ら れ て ||しあわせ||||||いって|みおくら||

幸せ に 幸せ に 人生 を 終える こと が できる ん です しあわせ||しあわせ||じんせい||おえる|||||

（ スバル ） そこ まで … すばる||

そこ まで 思って くれる なら … ||おもって||

（ レム ） スバル くん が 笑って その 未来 を 望 ん で くれる なら ― |すばる|||わらって||みらい||のぞみ||||

レム は そう やって 死 ん で も よかった と ― ||||し|||||

本気 で 思い ます ほんき||おもい|

スバル くん と 生き て い ける なら ― すばる|||いき||||

スバル くん が 逃げよ う と 思った 時 ― すばる|||にげよ|||おもった|じ

レム と 一緒に いたい と 思って くれ た こと が ― ||いっしょに|い たい||おもって||||

今 は 心 の 底 から うれしい いま||こころ||そこ||

でも ダメ な ん です |だめ|||

だって きっと 今 一緒に 逃げ て しまったら ― ||いま|いっしょに|にげ||

レム が １ 番 好き な スバル くん を ― ||ばん|すき||すばる||

置き去り に し て しまう よう な 気 が し ます から おきざり|||||||き||||

スバル くん 何 が あった の か レム に 話し て ください すばる||なん|||||||はなし||

話せ ない の なら 信じ て ください はなせ||||しんじ||

きっと レム が どう に かし て みせ ます

でも せめて 今 は 戻り ま しょ う ||いま||もどり|||

ゆっくり 時間 を かけ て 落ち着 い て 考え れ ば ― |じかん||||おちつ|||かんがえ||

今 と は 違う 答え が 見つかる かも しれ ませ ん いま|||ちがう|こたえ||みつかる||||

もう 悩 ん だ ん だ 考え た ん だ 苦し ん だ ん だ |なや|||||かんがえ||||にがし||||

だから ―

諦め た ん だ あきらめ|||

（ レム ） 諦める の は 簡単 です |あきらめる|||かんたん|

でも …

（ スバル ） 諦める の は 簡単 ？ すばる|あきらめる|||かんたん

スバル くん … すばる|

（ スバル ） ふざける な ！ すばる||

諦める の が 簡単 な わけ ねえ だ ろ う が ！ あきらめる|||かんたん|||||||

俺 が 何 も し ない で 何 も 考え ない で ― おれ||なん|||||なん||かんがえ||

ばっさり 全部 切り捨て て あっさり と 何もかも 投げ捨て て ― |ぜんぶ|きりすて||||なにもかも|なげすて|

それ で 諦め てる ん だ って お前 は そう 思う の か ！ ||あきらめ|||||おまえ|||おもう||

諦める の だ って 簡単 な ん か じゃ なかった ！ あきらめる||||かんたん|||||

戦 お う って どう に かし て やろ う って ― いくさ||||||||||

そう 思う ほう が ずっと 楽 だった よ ！ |おもう||||がく||

だけど どう に も なら ない ん だ よ 道 が どこ に も ない ん だ ！ |||||||||どう|||||||

諦める 道 に しか 続 い て ない ん だ ！ あきらめる|どう|||つづ|||||

何とか できる ん なら ― なんとか|||

俺 だって … 俺 だ って ！ おれ||おれ||

スバル くん すばる|

諦める の は 簡単 です あきらめる|||かんたん|

でも ―

スバル くん に は 似合わ ない すばる||||にあわ|

スバル くん が どんな に つらい 思い を し た の か ― すばる||||||おもい|||||

何 を 知って そんなに 苦し ん で いる の か ― なん||しって||にがし|||||

レム に は 分かり ませ ん |||わかり||

分かり ます なんて ― わかり||

軽はずみ に 言って は いけ ない と も 思い ます かるはずみ||いって||||||おもい|

でも それ でも ―

レム に だって 分かって いる こと が あり ます |||わかって|||||

スバル くん は ― すばる||

途中 で 何 か を 諦める なんて でき ない 人 だって こと です とちゅう||なん|||あきらめる||||じん|||

レム は 知って い ます ||しって||

スバル くん は 未来 を 望む 時 ― すばる|||みらい||のぞむ|じ

その 未来 を 笑って 話せる 人 だって 知って い ます |みらい||わらって|はなせる|じん||しって||

レム は 知って い ます ||しって||

スバル くん が 未来 を 諦め られ ない 人 だって 知って い ます すばる|||みらい||あきらめ|||じん||しって||

違う … 俺 は … そんな 人間 じゃ … ちがう|おれ|||にんげん|

（ レム ） 違い ませ ん |ちがい||

スバル くん は みんな を ― すばる||||

エミリア 様 も 姉 様 も ロズワール 様 や ベアトリス 様 ― |さま||あね|さま|||さま|||さま

ほか の 人 の こと も 諦め て なんか い ない はず です ||じん||||あきらめ||||||

諦め た 諦め た よ あきらめ||あきらめ||

全部 拾う なんて どだい 無理 な こと だった ！ ぜんぶ|ひろう|||むり|||

俺 の 手のひら は 小さく て 全部 こぼれ落ち て ― おれ||てのひら||ちいさく||ぜんぶ|こぼれおち|

何 も 残ら ない なん||のこら|

（ レム ） いいえ そんな こと は あり ませ ん スバル くん に は … ||||||||すばる|||

（ スバル ） お前 に ― すばる|おまえ|

俺 の 何 が ― おれ||なん|

お前 に 俺 の 何 が 分かる って いう ん だ ！ おまえ||おれ||なん||わかる||||

俺 は この 程度 の 男 な ん だ よ ！ おれ|||ていど||おとこ||||

力 なんて ない の に 望み は 高く て ― ちから|||||のぞみ||たかく|

知恵 も ない くせ に 夢 ばかり 見 て て ― ちえ|||||ゆめ||み||

できる こと なんて ない のに ムダ に あが い て ！ |||||むだ||||

俺 は 俺 は ― おれ||おれ|

俺 が 大 っ 嫌い だ よ ！ おれ||だい||きらい||

いつ だって 口先 ばっかり で ― ||くちさき||

何 が できる わけ でも ねえ のに 偉 そう で ― なん|||||||えら||

自分 じゃ 何 も し ねえ くせ に 文句 つける 時 だけ は 一 人 前 だ じぶん||なん||||||もんく||じ|||ひと|じん|ぜん|

何 様 の つもり だ ！ なん|さま|||

よく も まあ 恥ずかし げ も なく 生き て られる もん だ よ な ！ |||はずかし||||いき||||||

なあ ！

空っぽ だ 俺 の 中身 は スカスカ だ からっぽ||おれ||なかみ|||

決まって る さ ああ 当たり前 だ きまって||||あたりまえ|

当たり前 に 決まって る あたりまえ||きまって|

俺 が ここ に 来る まで ― おれ||||くる|

こう し て お前 たち に 会う よう な 事態 に なる まで ― |||おまえ|||あう|||じたい|||

何 を し て き た か 分かる か ！ なん|||||||わかる|

何 も し て こ なかった なん|||||

何ひとつ 俺 は やって こ なかった なにひとつ|おれ||||

あれ だけ 時間 が あって あれ だけ 自由 が あって ― ||じかん|||||じゆう||

何 だって でき た はず な の に 何にも やって こ なかった なん||||||||なんにも|||

その 結果 が これ だ ！ |けっか|||

その 結果 が 今 の 俺 だ ！ |けっか||いま||おれ|

俺 の 無力 も 無能 も 全部 が 全部 ― おれ||むりょく||むのう||ぜんぶ||ぜんぶ

俺 の 腐り きった 性根 が 理由 だ おれ||くさり||しょうね||りゆう|

何 も し て こ なかった くせ に 何 か を 成し遂げ たい だ なんて ― なん||||||||なん|||なしとげ|||

思い上がる に も 限度 が ある だ ろ う よ ！ おもいあがる|||げんど||||||

怠け て き た ツケ が 俺 の 盛大 な 人生 の 浪費 癖 が ― なまけ||||つけ||おれ||せいだい||じんせい||ろうひ|くせ|

俺 や お前 を 殺す ん だ おれ||おまえ||ころす||

そう さ … 性根 は 何 も ||しょうね||なん|

この 場所 で 生き て くん だって そう 思った って ― |ばしょ||いき|||||おもった|

何 も 変わっちゃ い なかった なん||かわっちゃ||

あの 爺 ( じい ) さん は 俺 の そこ ん と こも きっちり 見抜 い て や がった |じい||||おれ|||||||みぬ||||

そう だ ろ

強く な ろ う と し て た わけ でも ― つよく|||||||||

どう に か な ろ う と 思って た わけ でも ねえ |||||||おもって||||

俺 は ただ ― おれ||

何 も やって ない わけ じゃ ない ん だ って ― なん|||||||||

努力 し てる ん だ って ― どりょく|||||

そう やって 分かり やすい ポーズ を とって ― ||わかり||ぽーず||

自分 を 正当 化 し て た だけ だ ！ じぶん||せいとう|か|||||

しょうがない って 言い たい しかたがない って 言わ れ たい ||いい||||いわ||

ただ それ だけ の ため に ―

俺 は ああ やって 体 を 張って る よう な ふり を し て た ん だ ！ おれ||||からだ||はって||||||||||

お前 を つきあわ せ て 勉強 し て た の だ って ― おまえ|||||べんきょう||||||

その バツ の 悪 さ を ごまかす ため の ポーズ だった ん だ よ ！ |ばつ||あく||||||ぽーず||||

俺 の 根っこ は ― おれ||ねっこ|

自分 かわい さ で 人 の 目 ばっかり 気 に し てる よう な ― じぶん||||じん||め||き|||||

小さく て ひきょう で 薄汚い 俺 の 根っこ は 何 も ― ちいさく||||うすぎたない|おれ||ねっこ||なん|

何 も 変わら ねえ ！ なん||かわら|

本当 は 分かって た さ ほんとう||わかって||

全部 俺 が 悪い ん だ って こと ぐらい ぜんぶ|おれ||わるい|||||

俺 は 最低 だ … おれ||さいてい|

俺 は 俺 が ― おれ||おれ|

大嫌い だ よ だいきらい||

（ レム ） レム は 知って い ます |||しって||

スバル くん が どんな に 先 の 見え ない 暗闇 の 中 でも ― すばる|||||さき||みえ||くらやみ||なか|

手 を 伸ばし て くれる 勇気 が ある 人 だって こと を て||のばし|||ゆうき|||じん|||

スバル くん に 頭 を なで られる の が 好き です すばる|||あたま||な で||||すき|

手のひら と 髪 の 毛 を 通し て ― てのひら||かみ||け||とおし|

スバル くん と 通じ合って いる 気 が する ん です すばる|||つうじあって||き||||

スバル くん の 声 が 好き です すばる|||こえ||すき|

言葉 ひと つ 聞く たび に 心 が 温かく なる の を 感じる ん です ことば|||きく|||こころ||あたたかく||||かんじる||

スバル くん の 目 が 好き です すばる|||め||すき|

普段 は 鋭い ん です けど ― ふだん||するどい|||

誰 か に 優しく し よ う と し て いる 時 ― だれ|||やさしく||||||||じ

柔らかく なる その 目 が 好き です やわらかく|||め||すき|

スバル くん の 指 が 好き です すばる|||ゆび||すき|

男の子 な の に きれい な 指 を し て い て ― おとこのこ||||||ゆび|||||

でも 握る と ― |にぎる|

やっぱり 男の子 な ん だ って 思わ せ て くれる ― |おとこのこ|||||おもわ|||

強く て 細い 指 な ん です つよく||ほそい|ゆび|||

スバル くん の 歩き 方 が 好き です すばる|||あるき|かた||すき|

一緒に 隣 を 歩 い て いる と ― いっしょに|となり||ふ||||

たま に ちゃんと つい て き て いる か ―

確かめる みたい に 振り向 い て くれる ― たしかめる|||ふりむ|||

そんな 歩き 方 が 好き です |あるき|かた||すき|

（ スバル ） やめろ すばる|

スバル くん の 寝顔 が 好き です すばる|||ねがお||すき|

赤ん坊 み たい に 無防備 で まつ毛 なんか ちょっと 長く て ― あかんぼう||||むぼうび||まつげ|||ながく|

ほほ に 触れる と 穏やか に なって ― ||ふれる||おだやか||

いたずら で 唇 に 触れ て も 気づか なく って ― ||くちびる||ふれ|||きづか||

すごく 胸 が 痛く なって |むね||いたく|

好き です すき|

どう し て …

スバル くん が 自分 の こと を 嫌い だ って そう 言う の なら ― すばる|||じぶん||||きらい||||いう||

スバル くん の いい ところ が こんなに ある って ― すばる||||||||

レム が 知って いる こと を 知って ほしく なった ん です ||しって||||しって||||

そんな もの は まやかし だ お前 は 分かって ない だけ だ ！ |||||おまえ||わかって|||

自分 の こと は 自分 が １ 番 よく 分かって る ！ じぶん||||じぶん||ばん||わかって|

（ レム ） スバル くん は 自分 の こと しか 知ら ない ！ |すばる|||じぶん||||しら|

レム が 見 て いる スバル くん の こと を ― ||み|||すばる||||

スバル くん が どれ だけ 知って いる ん です か ！ すばる|||||しって||||

（ スバル ） どう し て そんなに … すばる||||

♪ ～

♪ ～

俺 は ― おれ|

俺 は 弱く て ちっぽけ で 逃げ て ― おれ||よわく||||にげ|

前 の 時 も 同じ で 逃げ て それ でも どう し て … ぜん||じ||おなじ||にげ||||||

だって ―

スバル くん は レム の 英雄 な ん です すばる|||||えいゆう|||

あの 薄暗い 森 で ― |うすぐらい|しげる|

自分 の こと も 分から なく なった 世界 で ― じぶん||||わから|||せかい|

ただ 暴れ まわる こと しか 考え られ なかった レム を ― |あばれ||||かんがえ||||

助け に き て くれ た こと たすけ||||||

目 を 覚まし て 動 け ない レム を ― め||さまし||どう||||

魔法 を 使い すぎ て 疲れきった 姉 様 を ― まほう||つかい|||つかれきった|あね|さま|

逃がす ため に おとり に なって ― にがす|||||

魔 獣 に 立ち向かって いって くれ た こと ま|けだもの||たちむかって||||

勝ち目 なんて なく て 命 だって 本当 に 危なく て ― かちめ||||いのち||ほんとう||あぶなく|

それ でも 生き残って 温かい まま ― ||いきのこって|あたたかい|

レム の 腕 の 中 に 戻って き て くれ た こと ||うで||なか||もどって|||||

目覚め て ほほ えん で ― めざめ||||

レム が １ 番 ほしかった 言葉 を １ 番 言って ほしかった 時 に ― ||ばん||ことば||ばん|いって||じ|

１ 番 言って ほしかった 人 が 言って くれ た こと ばん|いって||じん||いって|||

ずっと レム の 時間 は 止まって い た ん です |||じかん||とまって||||

あの 炎 の 夜 に ― |えん||よ|

姉 様 以外 の 全て を 失った あの 夜 から ― あね|さま|いがい||すべて||うしなった||よ|

レム の 時間 は ずっと 止まって い た ん です ||じかん|||とまって||||

止まって い た 時間 を 凍りつ い て い た 心 を ― とまって|||じかん||こおりつ|||||こころ|

スバル くん が 甘やか に 溶かし て 優しく 動かし て くれ た ん です すばる|||あまやか||とかし||やさしく|うごかし|||||

あの 瞬間 に あの 朝 に レム が どれ だけ 救わ れ た の か ― |しゅんかん|||あさ||||||すくわ||||

レム が どんな に うれしかった の か ―

きっと スバル くん に だって 分かり ませ ん |すばる||||わかり||

だから レム は 信じ て い ます |||しんじ|||

どんな に つらく 苦しい こと が あって ― |||くるしい|||

スバル くん が 負け そう に なって しまって も ― すばる|||まけ|||||

世界 中 の 誰 も スバル くん を 信じ なく なって ― せかい|なか||だれ||すばる|||しんじ||

スバル くん 自身 も 自分 の こと が 信じ られ なく なった と し て も ― すばる||じしん||じぶん||||しんじ|||||||

レム は 信じ て い ます ||しんじ|||

レム を 救って くれ た スバル くん が 本物 の 英雄 な ん だ って ||すくって|||すばる|||ほんもの||えいゆう||||

どれ だけ 頑張って も 誰 も 救 え なかった ||がんばって||だれ||すく||

（ レム ） レム が い ます

スバル くん が 救って くれ た レム が 今 ここ に い ます すばる|||すくって|||||いま||||

（ スバル ） 何 も し て こ なかった 空っぽ の 俺 だ すばる|なん||||||からっぽ||おれ|

誰 も 耳 を 貸し て な ん か くれ ない だれ||みみ||かし||||||

レム が い ます

スバル くん の 言葉 なら 何 だって 聞き ます すばる|||ことば||なん||きき|

聞き たい ん です きき|||

誰 に も 期待 さ れ ちゃ い ない 誰 も 俺 を 信じ ちゃ い ない だれ|||きたい||||||だれ||おれ||しんじ|||

俺 は 俺 が 大嫌い だ おれ||おれ||だいきらい|

レム は スバル くん を ― ||すばる||

愛し て い ます あいし|||

俺 なんか が … いい の か おれ|||||

スバル くん が いい ん です すばる|||||

スバル くん じゃ なきゃ イヤ な ん です すばる||||いや|||

空っぽ で 何も なく て そんな 自分 が 許 せ ない なら ― からっぽ||なにも||||じぶん||ゆる|||

今 ここ から 始め ま しょ う いま|||はじめ|||

（ スバル ） 何 を … すばる|なん|

（ レム ） レム の 止まって い た 時間 を ― |||とまって|||じかん|

スバル くん が 動かし て くれ た み たい に ― すばる|||うごかし||||||

スバル くん が 止まって いる と 思って い た 時間 を ― すばる|||とまって|||おもって|||じかん|

今 動かす ん です いま|うごかす||

ここ から 始め ま しょ う ||はじめ|||

１ から

いいえ ―

ゼロ から

１ 人 で 歩く の が 大変 なら レム が 支え ます じん||あるく|||たいへん||||ささえ|

荷物 を 分け あって お互いに 支え合い ながら 歩 こ う にもつ||わけ||おたがいに|ささえあい||ふ||

あの 朝 に そう 言って くれ まし た よ ね ？ |あさ|||いって|||||

かっこいい ところ を 見せ て ください スバル くん |||みせ|||すばる|

（ スバル ） レム すばる|

はい

俺 は エミリア が 好き だ おれ||||すき|

はい

（ スバル ） エミリア の 笑顔 が 見 たい すばる|||えがお||み|

エミリア の 未来 の 手助け が し たい ||みらい||てだすけ|||

ジャマ だって 言わ れ て も こ ない で って 言わ れ て も ― ||いわ||||||||いわ|||

俺 は あの 子 の 隣 に い たい よ おれ|||こ||となり||||

好き だ から って 気持ち を 免罪 符 に し て ― すき||||きもち||めんざい|ふ|||

何でもかんでも 分かって もら お う って 思う の は ― なんでもかんでも|わかって|||||おもう||

傲慢 だ よ な ごうまん|||

分かって もら え なく て も いい わかって||||||

今 俺 は エミリア を 助け たい いま|おれ||||たすけ|

つらく て 苦しい 未来 が あの 子 を 襲う ん なら ― ||くるしい|みらい|||こ||おそう||

みんな で 笑って い られる 未来 に ― ||わらって|||みらい|

連れ出し て やり たい つれだし|||

手伝って くれる か ？ てつだって||

俺 １ 人 じゃ 何 も でき ない 俺 は 何もかも が 足り ない おれ|じん||なん||||おれ||なにもかも||たり|

まっすぐ 歩 ける よう な 自信 が ない |ふ||||じしん||

弱く て もろく て ちっぽけ だ よわく|||||

だから ―

俺 が まっすぐ 歩 ける よう に 間違って も 気づ ける よう に ― おれ|||ふ||||まちがって||きづ|||

手 を 貸し て くれ ない か て||かし||||

スバル くん は ひどい 人 です すばる||||じん|

振った ばかり の 相手 に そんな こと を 頼む ん です か ？ ふった|||あいて|||||たのむ|||

俺 だって ― おれ|

一世一代 の プロポーズ を 断ら れ た 相手 に ― いっせいちだい||ぷろぽーず||ことわら|||あいて|

こんな こと 頼み づらい よ ||たのみ||

（ ２ 人 の 笑い声 ） じん||わらいごえ

謹んで お 受け し ます つつしんで||うけ||

それ で スバル くん が ― ||すばる||

レム の 英雄 が 笑って 未来 を 迎え られる の なら ||えいゆう||わらって|みらい||むかえ|||

ああ 見 て て くれ ― |み|||

特等 席 で ！ とくとう|せき|

（ レム ） あ …

お前 の ほれ た 男 が ― おまえ||||おとこ|

最高 に かっこいい ヒーロー に なる ん だ って ところ を ！ さいこう|||ひーろー|||||||

（ スバル ） 君 を 見 てる すばる|きみ||み|

君 が 見 てる きみ||み|

だから うつむか ない

ここ から ゼロ から 始めよ う ― ||||はじめよ|

ナツキ ･ スバル の 物語 を |すばる||ものがたり|

ゼロ から 始める 異 世界 生活 を ||はじめる|い|せかい|せいかつ|