Neon Genesis Evangelion Episode 15
第 2 、 第 3 芦ノ湖 か 。 これ 以上 増え ない 事 を 望む よ 。
昨日 キール 議長 から 、 計画 遅延 の 文句 が 来 た ぞ 。 俺 の ところ に 直接 。
相当 苛 つい て た なぁ 。 仕舞い に は おまえ の 解任 も 仄 めかし て い た ぞ 。
アダム は 順調 だ 。 エヴァ 計画 も ダミー プラグ に 着手 し て いる 。
ゼーレ の 老人 は 何 が 不満 な の だ 。
肝心 の 人類 補完 計画 が 遅れ てる 。
全て の 計画 は リンク し て いる 。 問題 は ない 。
レイ も か ? まあ いい 。
ところで 、 あの 男 は どう する ? 好き に させ て おく さ 。 マルドゥック 機関 と 同じ だ 。
もう しばらく は 、 役 に 立って もらう か 。
16 年 前 、 ここ で 何 が 始まった ん だ … ?
私 だ 。 ああ 、 あんた か 。
シャノン バイオ 。 外資 系 の ケミカル 会社 。
9 年 前 から ここ に ある が 、 9 年 前 から この 姿 の まま だ 。
マルドゥック 機関 と 繋がる 108 の 企業 の うち 、 106 が ダミー だった よ 。
ここ が 107 個 目 、 と 言う わけ か 。 この 会社 の 登記 簿 だ 。
取締 役 の 欄 を 見ろ 、 だ ろ ?
もう 知って い た か 。 知って る 名前 ばかり だ し な 。
マルドゥック 機関 。 エヴァンゲリオン 操縦 者 選出 の ため に 設け られ た 、 。
人類 補完 委員 会 直属 の 諮問 機関 。
組織 の 実体 は 未 だ 不透明
貴 様 の 仕事 は ネルフ の 内偵 だ 。 マルドゥック に 顔 を 出す の は まずい ぞ 。
ま 、 何事 も ね 、 自分 の 目 で 確かめ ない と 、 気 が 済ま ない 質 だ から 。
はい 、 加持 です 。 ただいま 外出 し て い ます 。
ご用 の 方 は 、 お 名前 と メッセージ を どうぞ 。
助け て ! 加持 さん ! 何 す ん の よ ヘン タイ !
なん ちゃ って …
どう し た の ?
明日 の 日曜 に さ 、 加持 さん に ど っか 連れて って 貰 お っか な ~ と 思って 電話 し た ん だ けども 、 ずっと い ない の 。
ここ ん とこ 、 いつ かけ て も 留守 。 てこ と は 、 明日 、 暇 な の ね ?
残念 ながら 、 そういう 事 。
じゃ ぁ さ ぁ 、 ちょっと 頼み が ある ん だ けど …
実は さ …
え ~ ! デート ぉ ?
コダマ お 姉ちゃん の 友達 な ん だ けど 、 どうして も 紹介 し て くれ って 頼ま れ ちゃ って さ ぁ 、 お 願い !
メーン ! ! まじめ に やら ん かい ! ごめん …
まじめ に やる の は 、 掃除 でしょ !
ネク ロー シス 作業 、 終了 。 可 逆 グラフ 、 測定 完了 。
明日 何 着 て く ? あぁ 、 結婚 式 ね 。
ピンク の スーツ は キヨミ の とき 着 た し 、 紺 の ドレス は コトコ の とき 着 た ばっ か だ し …
オレンジ の は ? 最 近 着 て ない じゃ ない 。
あれ ね … あれ は ちょ っち 訳 あり で …
きつい の ? … そう よ !
あぁ … 帰り に 新調 す っか … ふ ぁ ~ あ 、 出費 が かさむ なぁ 。
こう 立て続け だ と 、 ご 祝儀 も バカ に なら ない し ねぇ 。
ケッ ! 三十 路 前 だ から って 、 ど いつ も こいつ も 焦り や が って 。
お互い 最後 の 一 人 に は なり たく な いわ ねぇ 。 三 人 と も 、 あがって いい わ よ 。
お 疲れ さま 。 あ ~ ぁ 、 テスト ばっ か で つま ん な ~ い !
そう 言え ば 、 今日 は また 一 段 と 暗い わ ね 、 シンジ 君 。
明日 だ から ね 。 そう ね 。 明日 ね 。
明日 、 父さん に 会わ なきゃ なら ない ん だ 。
何 話せ ば いい と 思う ? どうして 私 に そんな 事 聞く の ?
いつか 、 綾 波 が 父さん と 楽し そう に 話 て いる の を 見 た から
ねぇ 、 父さん って 、 どんな 人 ?
分から ない 。 … そう 。
それ が 聞き たく て 昼間 から 私 の ほう を 見 て た の ?
うん … あ 、 掃除 の とき さ 、 今日 の …
雑巾 絞って た だ ろ ? あれ って 、 何 か 、 お 母さん 、 って 感じ が し た 。
お 母さん ? うん 。
何 か 、 お 母さん の 絞り 方 、 って 感じ が する 。
案外 、 綾 波 って 主婦 と か が 似合って たり し て 。 あ は 、 は …
何 を 言う の よ …
ただ い ま ー 。 お かえり ー 。
もう 寝 なさい よ ー 。 明日 デート な ん じゃ なかった の ?
そう 。 美 形 と 。
ああ 、 そう だ 、 ねぇ 、 あれ 貸し て よ 。 ラベンダー の 香水 。 だめ 。
ち ぇっ ! ケチ ぃ ! 子供 の する もん じゃ ない わ 。 シンジ 君 は 部屋 ?
篭り っぱなし よ 。 父親 に 会う の が イヤ みたい 。
嫌 なら いや って 言え ば いい のに 。 日本 人 て の は ねぇ ~ 。
嫌 、 って 言う わけ で も ない の よ 。 それ が 問題 な の よ ね 。
帰れ !
よく やった なぁ 、 シンジ
シンジ 君 ?
開ける わ よ 。
恐い の ? お 父さん と 二 人 で 会う の が 。
逃げ て ばかり じゃ だめ よ 。 自分 から 一 歩 を 踏み出さ ない と 、 何も 変わら ない わ 。
分かって る よ ォ !
これ から 分かる の よ 、 最初 の 一 歩 だけ じゃ なく 、
その後 に 続ける 事 も 大切 だって 言う 事 が 。
とにかく 、 明日 は 胸 を 張って いき なさい 。 お 母さん に も 会う ん だ から 。
じゃ 、 お 休み 。
ねぇ 、 明日 の 服 、 買った ん でしょ ? 見せ て よ ! 見 たい ? 高かった ん だ から
値段 より センス よ 。 ほれ ! バッチリ だ から ! うん !
やっぱり 、 加持 さん の 趣味 に 合わせ た り する ? それ は ない っ しょ 、 もはや 。
じゃあ 行って き ます 。
三 つ の 袋 と 言う もの を 心 に …
てんとう虫 の サンバ
では 、 しばし ご 歓談 の ほど を 。
来 ない わ ね 、 リョウ ちゃん 。 あの バカ が 時間 通り に 来 た 事 なんて 、 一 遍 も ない わ よ !
デート の とき は 、 でしょ ? 仕事 は 違って た わ よ 。
い や ー 、 お 二 人 と も ! 今日 は 一 段 と お 美しい ! 時間 まで に 仕事 抜け られ なく て さ 。
いつも プラ プラ 暇 そう に し てる くせ に 。
どうでも いい けど 何とか なら ない の 、 その 無 精 ひげ 。
ほら 、 ネクタイ 曲がって る ! これ は 、 どうも 。
夫婦 み たい よ 、 あなた たち 。
いい こ と 言う ねぇ 、 リッ ちゃん ! 誰 が こんな 奴 と !
3 年 ぶり だ な 。 2 人 で ここ に 来る の は 。
僕 は 、 あの 時 逃げ出し て 、 その後 は 来 て ない 。
ここ に 母さん が 眠って る って 、 ピンと 来 ない ん だ 。 顔 も 覚え て ない のに 。
人 は 思い出 を 忘れる 事 で 生き て いけ る 。
だが 、 決して 忘れ て は なら ない 事 も ある 。
ユイ は その かけがえのない もの を 教え て くれ た 。
私 は その 確認 を する ため に ここ へ 来 て いる 。
写真 と か ない の ? 残って は い ない 。
この 墓 も ただ の 飾り だ 。 遺体 は ない 。
先生 の 言って た 通り 、 全部 捨て ちゃ った ん だ ね 。
すべて は 心 の 中 だ 。 今 は それ で いい 。
時間 だ 。 先 に 帰る ぞ 。
父さん !
あの 、 今日 は 嬉しかった 。 父さん と 話せ て 。
そう か …
結構 いける じゃ ない 。 そんな の 持って た の ?
5 歳 の とき から 始め て この 程度 だ から ね … 才能 なんて 別に ない よ 。
継続 は 力 か 。 少し 見直し ちゃ った 。
先生 に 言わ れ て 始め た 事 だ し 、 すぐ やめ て も よかった ん だ 。
じゃあ 、 なんで 続け て た の よ 。 誰 も やめろ 、 って 言わ なかった から …
やっぱり ね … 早かった ん だ ね 、 夕飯 、 食べ て くる ん だ と 思った 。
退屈 な ん だ もん 、 あの 子 。
だから さ 、 ジェットコースター 待って る あいだ に 、 帰って き ちゃ った 。 それ は ない と 思う な …
あ ~ ぁ 、 まとも な 男 は 加持 さん だけ ね 。
今更 何 言って ん だ か 。 ちょ っち 、 お 手洗い 。
と か 言って 、 逃げ ん な よ 。
ヒール か …
何 年 ぶり か な 。 3 人 で 飲む なんて 。
ミサト 、 飲みすぎ じゃ ない ? なんだか は しゃい でる けど 。
浮かれる 自分 を 抑えよ う と して 、 また 飲 ん でる 。 今日 は 逆 か 。
やっぱり 一緒に 暮らし て た 人 の 言葉 は 重み が 違う わ ね 。
暮らし て たって いって も 、 葛城 が ヒール と か 履く 前 の 事 だ から なぁ 。
学生 時代 に は 想像 でき なかった わ よ ねぇ 。
俺 も ガキ だった し 、 あれ は 暮らし って 言う より 共同 生活 だ な 。
ままごと だ よ 。 現実 は 甘く ない さ 。
そう だ 、 これ 、 ネコ の みやげ 。
あら ありがとう 。 マメ ねぇ 。 女性 に は ね 。 仕事 は ズボラ さ 。
どう だ か 。 ミサト に は ?
一 度 敗戦 し てる 。 負ける 戦 は し ない 主義 だ 。 勝算 は ある と 思う けど ?
リッ ちゃん は ? 自分 の 話 は し ない 主義 な の 。 面白く ない もの 。
遅い なぁ 、 葛城 。 化粧 でも 直し て ん の か ?
京都 、 何 し に 行って き た の ? あれ ? 松代 だ よ 、 その みやげ 。
とぼけ て も ムダ 。 あまり 深追い する と 、 火傷 する わ よ 。 これ は 友人 と して の 忠告 。
真摯 に 聞い と く よ 。
どうせ 火傷 する なら 、 君 と の 火遊び で ね 。 花火 でも 買って き ま しょ う か ?
あー 、 お かえり 。 変わ ん ない わ ね 、 その お 軽 いとこ 。
い や ぁ 、 変わって る さ 。 生きる って 事 は 、 変わる 、 って 事 さ 。
ホメオスタシス と トランジスタ シス ね 。 何 それ ?
今 を 維持 しよ う と する 力 と 変えよ う と する 力 。 その 矛盾 する 二 つ の 性質 を 一緒 に 共有 し て いる の が 、 生き物 な の よ 。
男 と 女 だ な 。 そろそろ おいとま する わ 。 仕事 も 残って る し 。
そ ぉ ? うん 。 残念 だ な 。
じゃあ ね 。 」 うん …
あ ~ 、 シン ちゃん ? あたし 。 今 加持 君 と 飲 ん でる の 。 そ 。 三 次 会 で ね 。
はい 、 はい 。 じゃ 。 ミサト ?
うん 。 遅く なる から 先 に 寝 て て って 。
え えっ ! 朝 帰り 、 って 事 じゃ 、 ない でしょ う ね 。
まさか 。 加持 さん も 一緒 な のに 。 あんた バカ ? だ から でしょ 。
いい 年 し て 、 戻す な よ 。
悪かった わ ね 、 いい 年 で … 年 は お互い様 か …
そ ー よ ー … 葛城 が ヒール 履 い てる ん だ もん なぁ 。 時 の 流れ を 感じる よ 。
無 精 ひげ 、 剃 ん なさい よ 。
へい へい 。 後 歩く 。 あり が と 。
加持 君 、 私 変わった かな ?
きれい に なった 。
ごめん ね 、 あの 時 、 一方的 に 別れ話 し て 。
他 に 好き な 人 が でき た って 言った の は 、 あれ 、 嘘 。 ばれ て た ?
気付 い た の よ 、 加持 君 が 、 私 の 父 に 似 てる って 。
自分 が 、 男 に 、 父親 の 姿 を 求め て た って 、 それ に 気付 い た とき 、
恐かった 。 どう しょ も なく 、 恐かった 。
加持 君 と 一緒 に いる 事 も 、 自分 が 女 だ と 言う 事 も 、 何もかも が 恐かった わ 。
父 を 憎 ん で い た 私 が 、 父 に よく 似 た 人 を 好き に なる 。
すべて を 吹 っ 切る つもり で ネルフ を 選 ん だ けれど 、 でも 、 それ も 父 の い た 組織 。
結局 、 使徒 に 復讐 する 事 で みんな 誤 魔 化 し て き た ん だ わ 。
葛城 が 自分 で 選 ん だ 事 だ 。 俺 に 謝る 事 は ない よ 。
違う の よ 、 選 ん だ わけ じゃ ない の 。 ただ 、 逃げ て た だけ 。
父親 と 言う 呪縛 から 逃げ出し た だけ ! シンジ 君 と 同じ だ わ !
臆病 者 な の よ …
ごめん ね 、 ほんと 。 酒 の 勢い で いまさら こんな 話 。
もう いい 。 子供 な の ね 。 シンジ 君 に 、 何も 言う 資格 ない 。
もう いい !
その 上 こうして 都合 の いい とき だけ 男 に す が ろ う と する 、 ずるい 女 な の よ !
あの 時 だって 、 加持 君 を 利用 し て た だけ かも しれ ない ! 嫌 に なる わ !
もう いい ! やめろ ! 自分 に 、 絶望 する わ よ !
ねぇ シンジ 、 キス し よ う か ?
え ? 何 ? キス よ 、 キス 。 し た 事 ない でしょ ?
うん … じゃあ 、 しよ う 。
どうして ?
退屈 だ から よ 。 退屈 だ から って 、 そんな …
お 母さん の 命日 に 、 女の子 と キス する の 嫌 ?
天国 から 見 てる かも しれ ない から って 。 別に 。
それとも 、 恐い ? 恐 か ない よ ! キス くらい !
歯 、 磨 い てる わ よ ね 。 うん …
行く わ よ 。
鼻息 こそばゆい から 、 息 し ない で 。
う ぇぇ ぇっ ! や っぱ 暇つぶし に やる もん じゃ ない わ !
ほら 、 着 い た ぞ ! しっかり しろ !
加持 さん ! えー っ ! あ 、 加持 さん !
じゃあ 、 俺 は 帰る から 。 加持 さん も 泊まって いけ ば ?
この 格好 で 出勤 し たら 、 笑わ れ ちゃ う よ 。 え ー ? 大丈夫 よ !
ね ー ぇ 、 加持 さん て ば ぁ … また な 。
ラベンダー の 、 香り が する 。
すま ない が 二 人 と も 、 葛城 の 事 、 頼 ん だ ぞ 。 はい !
お 休み 。 お やすみ なさい 。
どう し た の ? 元 気 ない ね 。 あんた と キス なんか し た から よ !
え ー 、 では 、 続 い て 女子 。 綾 波 … おお ? 綾 波 は 、 今日 も 休み か ?
や ー 、 二日酔い の 調子 は どう だ ?
おかげ で やっと さめ た わ 。 そりゃ よかった 。
これ が あなた の 本当 の 仕事 ? それとも アルバイト かしら ? - どっち かな ?
特務 機関 ネルフ 特殊 監査 部 所属 加持 リョウジ 。
同時に 、 日本 政府 内務 省 調査 部 所属 、 加持 リョウジ で も ある わけ ね 。
バレバレ か 。 ネルフ を 甘く 見 ない で 。
碇 司令 の 命令 か ? 私 の 独断 よ 。 これ 以上 バイト を 続ける と 、 死ぬ わ 。
碇 司令 は 俺 を 利用 し てる 。 まだ いける さ 。
だけど 葛城 に 隠し事 を し て た の は 、 謝る よ 。
昨日 の お礼 に 、 チャラ に する わ 。 そりゃ どうも 。
ただ 、 司令 や リッ ちゃん も 、 君 に 隠し事 を し て いる 。
それ が 、 これ さ !
これ は …
エヴァ ? … いえ 、 まさか …
セカンド インパクト から その 全て の 要 で あり 、 始まり で も ある … アダム だ 。
アダム ? あの 第 一 使徒 が ここ に ?
確かに 、 ネルフ は 私 が 考え て いる ほど 、 甘く ない わ ね 。
増長 し た シンジ は 、 ディ ラック の 海 に とり 込ま れ て しまう 。
残さ れ た わずか な 時間 が 、 彼 に 絶望 を 教える 。
この 次 も 、 サービス 、 サービスゥ !