Hibike ! Euphonium Episode 4 hibike|euphonium|episode Hibike! Euphonium Episode 4 Хибике! Эуфониум Эпизод 4 Hibike! 上低音号 第 4 集

あっ 楽器 って こんなに 一 杯 ある ん です ね |がっき|||ひと|さかずき||||

緑 は これ に し ます みどり|||||

ユーフォ は ここ ね

何で すか これ なんで||

叶え たい 事 が 溢れ てる から かなえ||こと||あふれ||

立ち止まって る 暇 なんて な いよ ね たちどまって||いとま||||

胸 に 秘め た あこがれ を フル ボリューム で 届けよ う むね||ひめ||||ふる|ぼりゅーむ||とどけよ|

行 こ う クレシェンド の 向こう へ ぎょう|||||むこう|

つまず い て も いい は みだし て も いい

君 の 音色 を 僕たち は 待って いる きみ||ねいろ||ぼくたち||まって|

響け 生まれ たて の 夢 つめ込 ん で ひびけ|うまれ|||ゆめ|つめこ||

大きな 空 へ 今 旅立 と う おおきな|から||いま|たびだ||

拓 け 笑顔 を 味方 に つけ て たく||えがお||みかた|||

離さ ない 諦め たく ない はなさ||あきらめ||

限界 さえ も 跳ね返す 勇気 で げんかい|||はねかえす|ゆうき|

DREAM SOLISTER dream|solister

そこ を 話し合う ため の パーリー 会議 な ん だ し ||はなしあう||||かいぎ||||

パーリー 会議 と は パート リーダー 会議 の こと だ |かいぎ|||ぱーと|りーだー|かいぎ|||

学校 に よって パー ミー だ と か パーリー 会議 など と 略さ れ て いる がっこう|||||||||かいぎ|||りゃくさ|||

サン フェス 人質 に とる なんて 酷 い と 思う ||ひとじち||||こく|||おもう

今 まで の うち ら の 伝統 全 無視 じゃ ん いま||||||でんとう|ぜん|むし||

でも ここ で 滝 先生 に 逆らって 練習 拒否 し たら |||たき|せんせい||さからって|れんしゅう|きょひ||

本当 に 出場 でき なく なる よ いい の ？ ほんとう||しゅつじょう||||||

それ に サン フェス 出 ない の は ||||だ|||

あくまで 一 週間 後 の 合奏 の 内容 に よって は と いう こと だ し |ひと|しゅうかん|あと||がっそう||ないよう||||||||

野口 君 真面目 に やる ？ のくち|きみ|まじめ||

は ー い |-|

今 香織 が 発言 し た ところ いま|かおり||はつげん|||

何 って 言って た ？ なん||いって|

先生 に 逆らったら サン フェス に 出場 出来 なく なる かも って せんせい||さからったら||||しゅつじょう|でき||||

北 宇 智 高校 吹奏 学部 は 現在 ６０ 名 を 超える 部員 を 有 する きた|う|さとし|こうこう|すいそう|がくぶ||げんざい|な||こえる|ぶいん||ゆう|

その 部員 の 意見 を まとめ 部 の 方針 や 問題 点 を 話し合う の が パーリー 会議 で |ぶいん||いけん|||ぶ||ほうしん||もんだい|てん||はなしあう||||かいぎ|

格好よく 言う と 我が 部 に 置ける 最高 意思 決定 機関 な の で ある かっこよく|いう||わが|ぶ||おける|さいこう|いし|けってい|きかん||||

低音 パート は どう ていおん|ぱーと||

そう だ よ ね どっち の 言って る こと も 分かる けど ね 私 は ||||||いって||||わかる|||わたくし|

そう …

そんな くだらない 事 どうでも いい と でも いう よう に ||こと|||||||

高坂 さん の トランペット は 空 に 響 い て い た たかさか|||||から||ひび||||

と いう わけ で 来週 の 合奏 まで 練習 し て ||||らいしゅう||がっそう||れんしゅう||

その 結果 サン フェス に 出場 し ない と 先生 が おっしゃる よう で あれ ば |けっか||||しゅつじょう||||せんせい||||||

その 時 は きちんと 抗議 しよ う と いう こと で まとまり まし た |じ|||こうぎ|||||||||

何 か 意見 の ある 人 い ます か なん||いけん|||じん|||

先生 せんせい

こんな 時間 に 集まって 合奏 です か |じかん||あつまって|がっそう||

あ … いえ パート リーダー 会議 が あって ||ぱーと|りーだー|かいぎ||

そんな こと は 別に 時間 を 取れ ば いい でしょ う |||べつに|じかん||とれ||||

せっかく 今週 は 三者面談 で 授業 が 短い と いう のに |こんしゅう||みっしゃ めんだん||じゅぎょう||みじかい|||

一 週間 後 の 合奏 で 改善 が 見 られ なけ れ ば サン フェス に は 出 られ ない の です よ ひと|しゅうかん|あと||がっそう||かいぜん||み|||||||||だ|||||

はい それ …

言って おき ます が 私 は 本気 です よ いって||||わたくし||ほんき||

さ 練習 を し ます よ |れんしゅう||||

皆さん 体操着 に 着替え て ください みなさん|たいそう ちゃく||きがえ||

はっ 体操 着 ？ |たいそう|ちゃく

はい 着替え たら 楽器 を 持って グランド に 集合 です |きがえ||がっき||もって|ぐらんど||しゅうごう|

走る ん です か はしる|||

はい 全速力 で 一周 走って き て ください タイム は ９０ 秒 です |ぜんそくりょく||ひと しゅう|はしって||||たいむ||びょう|

それ 以上 かかった 人 は もう 一 周 追加 で |いじょう||じん|||ひと|しゅう|ついか|

待って ください それ に 何 の 意味 が まって||||なん||いみ|

よ ー い スタート |-||すたーと

ウソ うそ

あ 待って ください |まって|

はい 走る 走る |はしる|はしる

やばい やばい 走る の 遅い のに や ばい|や ばい|はしる||おそい|

高坂 さん 速 っ たかさか||はや|

久美子 ちゃん くみこ|

緑 ちゃん 遅 っ みどり||おそ|

ほら ほら だらしない ぞ

くそ ー |-

はい ゴール し たら すぐ 吹く |ごーる||||ふく

マジ ？

何の ため に 楽器 を 持って き た と 思って いる ん です か なんの|||がっき||もって||||おもって||||

さっ 早く |はやく

何 やてんだ あれ なん|や てん だ|

さあ

はい 口 の 前 に 手 を 翳し て 自分 の 息 を 感じる よう に し て |くち||ぜん||て||かざし||じぶん||いき||かんじる||||

窓 の 外 に ある あの 遠い 雲 を 動かす つもり で 吹 い て ください まど||がい||||とおい|くも||うごかす|||ふ|||

ただ 強く 吹く の で は なく 遠く あの 雲 の 奥 の 奥 に ある 地平線 の 彼方 まで |つよく|ふく|||||とおく||くも||おく||おく|||ちへい せん||かなた|

一本 の 強く て 長い 息 の 橋 を 架ける の です ひと ほん||つよく||ながい|いき||きょう||かける||

それでは 届き ませ ん よ もう一度 ３ ４ |とどき||||もう ひと ど

１０ 分間 一 度 も 落とさ なかったら 楽器 持って いい です よ ぶん かん|ひと|たび||おとさ||がっき|もって|||

何で こっち に なんで||

ごめん もう 息 続か ない ||いき|つづか|

では 行き ます よ ３ ４ |いき||

はい で は もう 一 度 ||||ひと|たび

あの これ いつ まで

最初 に 言った はず です よ さいしょ||いった|||

１０ 回 連続 で 全員 の タイミング が ぴったり 合え ば 次 の 練習 に 移り ます かい|れんぞく||ぜんいん||たいみんぐ|||あえ||つぎ||れんしゅう||うつり|

ちょっと 高い です よく 聴 い て ください |たかい|||き|||

わ あ ロング トーン ばっかり こんなに ||ろんぐ|とーん||

あなた は 初心者 だ から これ を できる よう に やり なさい って 滝 先生 が ||しょしん しゃ|||||||||||たき|せんせい|

ロング トーン は 全て の 基礎 だ から ろんぐ|とーん||すべて||きそ||

でも ちょっと つまんない です ||つま ん ない|

まあ 退屈 だ よ ね |たいくつ|||

大事 な こと です よ 葉月 ちゃん だいじ|||||はづき|

でも 次に 進む と また 気 に なる ところ が 出 て くる と いう か |つぎに|すすむ|||き|||||だ|||||

何度 やって も 完璧 に なら ない と いう か なんど|||かんぺき||||||

疲れ すぎ ちょっと 休憩 つかれ|||きゅうけい

フルート 持った まま 泣 い て た な ふるーと|もった||なき||||

割と スポ根 だ よ な 吹奏 楽部 わりと|スポ ね||||すいそう|がくぶ

基礎 の 基礎 です よ きそ||きそ||

何年 も 貴重 な 時間 を さ い て この 部活 に やって て き た の です よ ね なん ねん||きちょう||じかん||||||ぶかつ|||||||||

はい

それ で その 演奏 しか でき ない の だ と し たら それ こそ は 時間 が 勿体無い |||えんそう||||||||||||じかん||もったい ない

それ でも いい です 皆 で 楽しく 演奏 する の も 吹奏 学部 の 楽し さ だ と 思い ます ||||みな||たのしく|えんそう||||すいそう|がくぶ||たのし||||おもい|

だから 最初 に 聞き まし た よ ね 「 目標 は どう し ます か 」 と |さいしょ||きき|||||もくひょう||||||

あなた 達 は 全国 大会 を 目指す と 答え た の です |さとる||ぜんこく|たいかい||めざす||こたえ|||

もう あの 先生 わけ わかん ない ||せんせい|||

自分 は こういう やり 方 嫌い じゃ ない です じぶん||||かた|きらい|||

これ サン フェス も やばい ん じゃ ない です か ||||や ばい|||||

何 か あった ん です か なん|||||

べ 別に |べつに

なんでもない よ

マウスピース 洗い に 行って から 何 か 変 です |あらい||おこなって||なん||へん|

そ そう かな

遅く なって すみません おそく||

他の パート で 少し 時間 を 使って しまい まし て たの|ぱーと||すこし|じかん||つかって|||

え ー と 低音 の 皆さん は |-||ていおん||みなさん|

まず 楽器 を 置 い て ください |がっき||お|||

皆さん に は チューニング の 音 を 歌って ほしい ん です みなさん|||||おと||うたって|||

歌う ？ うたう

もし かして ソルフェージュ です か

何で すか それ なんで||

楽譜 を 声 に 出し て 読む 基礎 訓練 です ね がくふ||こえ||だし||よむ|きそ|くんれん||

その とおり です で は まず この 音 から |||||||おと|

後藤 くん は あまり 歌 が 得意 で は ない です か ことう||||うた||とくい|||||

すみません

大丈夫 です よ 慣れ て 行け ば どんどん 上手 に なって いき ます から だいじょうぶ|||なれ||いけ|||じょうず|||||

心配 し なく て も 晴 香 より は 上手 だ し しんぱい|||||はれ|かおり|||じょうず||

部長 に 悪い です よ ぶちょう||わるい||

では 次に 同じ 音 を 楽器 で 吹 い て み ま しょ う |つぎに|おなじ|おと||がっき||ふ||||||

行き ます よ いき||

３ ４

はい そこ まで

今 F の 音 が 聞こえ まし た か いま|f||おと||きこえ|||

はい

それ が 倍音 です 音程 が 揃って いる 時 に 聞こえ て くる 音 です ||ばい おと||おんてい||そろって||じ||きこえ|||おと|

正しく 音 が 取れ て い れ ば 今 の よう に 純正律 と 同じ 効果 で ハモ り ます まさしく|おと||とれ|||||いま||||じゅんせい りつ||おなじ|こうか||||

分かり まし た か わかり|||

はい

では もう 一 度 ||ひと|たび

思った より 優しかった ね 滝 先生 おもった||やさしかった||たき|せんせい

うん

あれ 緑 ちゃん 今日 は ガチャガチャ やら ない の |みどり||きょう|||||

葉月 ちゃん から 聞き まし た はづき|||きき||

さっき 練習 中 に フルート パート の 教室 を のぞき に 行った って |れんしゅう|なか||ふるーと|ぱーと||きょうしつ||||おこなった|

うん 滝 先生 すごく 怖かった ん だ よ |たき|せんせい||こわかった|||

何で 私 も 誘って くれ なかった ん です か なんで|わたくし||さそって|||||

そっち か よ

緑 も 滝 先生 の 特訓 が 見 たかった です みどり||たき|せんせい||とっくん||み||

そんなに いい もん じゃ なかった よ

塚本 君 です つかもと|きみ|

うま そう な も の 食べ てる な |||||たべ||

あげ ない よ

ね トロンボーン は どんな 感じ ？ ||||かんじ

今日 先生 に 見 て もら た ん でしょ きょう|せんせい||み|||||

たっぷり 絞ら れ た よ |しぼら|||

「 塚本 君 私 が 言った 意味 分かって い ます か 」 つかもと|きみ|わたくし||いった|いみ|わかって|||

やっぱり 優しかった の って 低音 パート だけ だ よ |やさしかった|||ていおん|ぱーと|||

もし かして 先生 に 認め られ てる の かも ||せんせい||みとめ||||

それ か もう 諦め られ て いる か |||あきらめ||||

もう どうして そういう 風 に 思う の |||かぜ||おもう|

久美子 って 結構 捻くれ てる よ な くみこ||けっこう|ひねくれ|||

は ー ？ |-

いやいや

悪かった よ つい さ ほら 会話 の 流れ って いう か わるかった|||||かいわ||ながれ|||

待て 待て 話 が ある ん だ よ まて|まて|はなし|||||

何 高坂 の こと な ん だ けど さ なん|たかさか||||||| 高坂 さん 何 か し た の ？ たかさか||なん||||

いや トランペット パート の 先輩 に 目 つけ られ てる みたい で ||ぱーと||せんぱい||め|||||

はい 練習 量 で 言え ば 中学 の 時 の 半分 くらい です |れんしゅう|りょう||いえ||ちゅうがく||じ||はんぶん||

何 か 先生 に 聞か れ て 思って る こと はっきり 言った らしく て さ なん||せんせい||きか|||おもって||||いった|||

そ っか

いい 先生 なら そういう ところ も 上手く フォロー し て くれる ん だ ろ う けど |せんせい|||||うまく|ふぉろー||||||||

あの 先生 吹奏 楽部 の 顧問 する の も 初めて らしい し |せんせい|すいそう|がくぶ||こもん||||はじめて||

そう な ん だ

ずーっと 同じ 練習 さ せる し 強引 だ し |おなじ|れんしゅう||||ごういん||

指導力 が ある か って 言ったら … しどう ちから|||||いったら

ある に 決まって る でしょ ||きまって||

高坂 たかさか

なん で ここ に

私 の 家 この 近く だ し わたくし||いえ||ちかく||

見 た こ と なかった み||||

電車 使って ない から じゃ ない でんしゃ|つかって||||

私 自転車 通学 だ から わたくし|じてんしゃ|つうがく||

言 っと く けど げん|||

滝 先生 すごい 人 だ から たき|せんせい||じん||

バカ に し たら 許さ ない から ばか||||ゆるさ||

わかった ？

わかった

別に バカ に し た わけ じゃ … べつに|ばか|||||

何 か 言った ？ なん||いった

いえ 何でもない です |なんでもない|

では 小学校 時代 から 吹奏 楽 を |しょうがっこう|じだい||すいそう|がく|

はい 上 の 子 が やって い た ので |うえ||こ|||||

それ に つられる よう に し て この 子 も ||||||||こ|

そう です か

また 高坂 さん を 怒ら せ て しまった |たかさか|||いから|||

お 姉さん は 今 も 吹奏楽 を |ねえさん||いま||すいそう がく|

いいえ 受験 を きっかけ に やめ ちゃ った ん です よ |じゅけん|||||||||

そう で し た か

私 の 考え ない 一言 が 火種 に なって わたくし||かんがえ||いちげん||ひだね||

まあ 正しく 言え ば 今回 は 秀一 に 原因 の ほぼ 全て が ある と は 思う ん だ けど |まさしく|いえ||こんかい||しゅういち||げんいん|||すべて|||||おもう|||

でも 少なくとも 私 は … |すくなくとも|わたくし|

失礼 いたし ます しつれい||

落ち込 ん で い た おちこ||||

てっ

なに ぼーっと し てんの |ぼ -っと||てん の

し て ない って ば

黄 前 さん き|ぜん|

高坂 さん たかさか|

話し たい こと が ある ん だ けど はなし|||||||

ちょっと だけ いい ？

うん

こっち で いい ？

うん もちろん

なん だ ろ う 昨日 の こと かな ||||きのう|||

それにしても ここ 人気 が まったく ない ん です けど ||にんき||||||

これ は 絶対 殺さ れる ||ぜったい|ころさ|

黄 前 さん き|ぜん|

はい

昨日 の こと な ん だ けど きのう||||||

はい

私 ちょっと 言い 過ぎ た なって 思って わたくし||いい|すぎ|||おもって

いや そんな こと …

私 たち も なんか 感じ 悪かった かも って いう か … わたくし||||かんじ|わるかった||||

それ だけ な の

じゃ

ダメ だ また 後悔 する か も だめ|||こうかい|||

高坂 さん たかさか|

あの

あの 私 も 昨日 は ごめんなさい |わたくし||きのう||

なんか なんか 人 の うわさ話 と か うだうだ 言って ない で ||じん||うわさ はなし||||いって||

黙って 練習 しとけ って 感じ だ よ ね だまって|れんしゅう|し とけ||かんじ|||

うん

あと あと ね 私 から も 言い たい こと が ある ん だ |||わたくし|||いい||||||

この 間 この 間 練習 なくなった 日 |あいだ||あいだ|れんしゅう||ひ

ドヴォルザーク を 吹 い て た の あれ 高坂 さん だ よ ね ||ふ||||||たかさか||||

すごく 元気 出 た |げんき|だ|

私 も 頑張ら なきゃ って 思った わたくし||がんばら|||おもった

だから ありがとう

ご … ご 清聴 ありがとう ござい まし た ||きよし き||||

どう しよ う

今 の 絶対 いかれ た いま||ぜったい||

だけど なんだか それ は 不思議 と 嫌 な 気分 で は なく て ||||ふしぎ||いや||きぶん||||

少し 気持ちよかった すこし|きもちよかった

遅く なり まし た おそく|||

今日 は リップ スラー きょう|||

そう め っちゃ くち ゃ 難しい ん だ |||||むずかしい||

ダメ だ だめ|

頑張って よ チュパカブラ がんばって||

頑張る の は 葉月 ちゃん だ よ がんばる|||はづき|||

音 が 力み 過ぎ てる おと||りきみ|すぎ|

無理 です どうして も 力 入っちゃ う し 難しい です むり||||ちから|はいっちゃ|||むずかしい|

う い ー っす 三 者 面談 終わり っす ||-||みっ|もの|めんだん|おわり|

あれ 先輩 もう 終わった ん です か |せんぱい||おわった|||

ああ 梨 子 ちゃん |なし|こ|

あんな の 5 分 も あれ ば 十分 で よ ー ん ||ぶん||||じゅうぶん|||-|

受験生 な の に いい の か この 人 は じゅけん せい||||||||じん|

なに なに 加藤 ちゃん ||かとう|

苦し ん でる ね にがし|||

産まれ そう な の うま れ|||

リップ スラー が 難しく って |||むずかしく|

初心 者 らしく 順調 に 一歩一歩 躓 い てる ね しょしん|もの||じゅんちょう||いっぽいっぽ|つまず|||

よかった よかった

加藤 ちゃん かとう|

マウスピース だけ 持って ごらん ||もって|

それ だけ 吹 い て 音程 を 変え て みる の だ よ ||ふ|||おんてい||かえ|||||

ちょっと 難しい けど ね |むずかしい||

はい 加藤 ちゃん やって みる |かとう|||

久美子 ちゃん も できる ん です か くみこ||||||

あん ま し 得意 じゃ ない ん だ けど ね |||とくい||||||

中川 は 全然 でき ない なかかわ||ぜんぜん||

まあ 俺 も うまく は ない けど |おれ|||||

そう です か

後藤 先輩 って いつ から チューバ を やって る ん です か ことう|せんぱい||||||||||

中 １ の 冬 から なか||ふゆ|

陸上部 辞め て 吹 部 に 入った りくじょう ぶ|やめ||ふ|ぶ||はいった

その 時 から ずっと チューバ な ん です か |じ|||||||

チューバ 好き だ から |すき||

頼む よ 加藤 ちゃん たのむ||かとう|

え ー 難し すぎ ます って |-|むずかし|||

中川 先輩 なかかわ|せんぱい

みんな で 合わせ て み ませ ん か ||あわせ|||||

いい よ

オーライ おーらい

それ から その 翌週 の 合奏 まで |||よくしゅう||がっそう|

それぞれ の 練習 は 続 い た ||れんしゅう||つづ||

よし 曲 練 行 こ う |きょく|ね|ぎょう||

はい

今 まで の 自分 たち の やり 方 を ほとんど 否定 さ れ た こと に よる いま|||じぶん||||かた|||ひてい||||||

滝 先生 へ の 不満 は とても 大きかった たき|せんせい|||ふまん|||おおきかった

だけど その エネルギー が 部員 たち の 団結 力 へ と 形 を 変え て いった ||えねるぎー||ぶいん|||だんけつ|ちから|||かた||かえ||

そして 合奏 当日 |がっそう|とうじつ

絶対 文句 言わ せ ない ぜったい|もんく|いわ||

なんか 言わ れ たら マッピ 投げる し |いわ||||なげる|

てか あの 先生 な ん で 指揮棒 使わ ない の て か||せんせい||||しき ぼう|つかわ||

打点 わかり にくっ だてん||に くっ

約束 の 日 に なり まし た やくそく||ひ||||

この １ 週間 の 成果 が 楽しみ です |しゅうかん||せいか||たのしみ|

鳥 塚 さん お 願い し ます ちょう|つか|||ねがい||

よろしい です か

では

始め ま しょ う はじめ|||

3 いい でしょ う 細かい こと を 言え ば まだまだ 気 に なる ところ は あり ます が こまかい|||いえ|||き|||||||

何より も 皆さん 今 合奏 を し て い まし た よ なにより||みなさん|いま|がっそう|||||||

小笠原 さん これ を 皆さん に 配って いただけ ます か おがさはら||||みなさん||くばって|||

はい

それでは 皆さん お 待た せ し まし た |みなさん||また||||

サン フェス に 向け て の 練習 メニュー です |||むけ|||れんしゅう|めにゅー|

ゲッ これ 本気 で こなす の か よ ||ほんき|||||

日曜 も にちよう|

曲 は なん です か きょく||||

譜面 は 明日 配り ます ふめん||あした|くばり|

お楽しみ に おたのしみ|

さて 残さ れ た 日数 は 多く あり ませ ん |のこさ|||にっすう||おおく|||

ですが 皆さん が 普段 若 さ に かまけ て 溝 に 捨て て いる 時間 を かき集め れ ば |みなさん||ふだん|わか|||||みぞ||すて|||じかん||かきあつめ||

この 程度 の 練習 量 は 余裕 でしょ う |ていど||れんしゅう|りょう||よゆう||

やっぱ ムカ つく

サン フェス は 楽しい お祭り です が |||たのしい|おまつり||

コンクール 以外 で 有力 校 が 一同 に 集まる 大変 貴重 な 場 で も あり ます こんくーる|いがい||ゆうりょく|こう||いちどう||あつまる|たいへん|きちょう||じょう||||

この 場 を 利用 し て 今年 の 北 宇治 は 一味 違う と 思わ せる の です |じょう||りよう|||ことし||きた|うじ||いちみ|ちがう||おもわ|||

でも 今 から じゃ … |いま||

でき ない と 思い ます か |||おもい||

私 は できる と 思って い ます よ わたくし||||おもって|||

なぜなら 私 たち は 全国 を 目指し て いる の です から |わたくし|||ぜんこく||まなざし|||||

その 挑戦 的 で 屈託 の ない 笑顔 を 見 て |ちょうせん|てき||くったく|||えがお||み|

私 も みんな も 気 が つい た わたくし||||き|||

この 先生 は 本気 だ と |せんせい||ほんき||

そして 次 の 曲 が 始まる の です |つぎ||きょく||はじまる||

トゥッティ ! 私 たち が 心 を 奪う |わたくし|||こころ||うばう

マウスピース と 今日 の リード を 選び ながら ||きょう||||えらび|

汚れ た クロス が 匂う けがれ||くろす||におう

書き込 ん だ スコア たち が 試し てる の かきこ|||すこあ|||ためし||

青春 の 価値 せいしゅん||かち

奏でる 教室 の 窓 から かなでる|きょうしつ||まど|

繋げ る フレーズ から フレーズ へ つなげ|||||

ひとり でも 欠け たら ダメ な ん だ ||かけ||だめ|||

音 に 伝わる 感動 みんな で 響け ! おと||つたわる|かんどう|||ひびけ

体 が 歌って る 煌 め き の パッ セージ からだ||うたって||こう|||||

チューナー の 揺らぎ は きっと 舞い上がる 高揚 感 ちゅーなー||ゆらぎ|||まいあがる|こうよう|かん

想い を 乗せ て ゆく 楽器 って 赤い 糸 おもい||のせ|||がっき||あかい|いと

息 を 合わせ て … いき||あわせ|

トゥッティ ! 私 たち が 心 を 奪う |わたくし|||こころ||うばう