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HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター), Hunter x Hunter (2011) Episode 125

Hunter x Hunter (2011) Episode 125

キルア あんた の おかげ よ

起き て から ずっと そう だった

自分 が 無力 だ なんて 思わ ない で

私 が ゴン の ため

何 か できる なら 喜んで する

でも 忘れ ない で

ゴン に 一 番 必要 な の は あなた な の よ

ゴン を 思う キルア の 言葉 が

奇跡 的 に パーム を 元 の 姿 に 戻し た

その 頃 西 塔 の 2 階 で は

メレオロン の 再三 の 制止 を 振り切り

プフ と の 直接 対決 に 臨 ん だ ナックル が

彼ら の 前 に 姿 を 現し て い た

プフ

表 出ろ や

いい でしょ う お 相手 し ます

ですが その 前 に まず 言って おき ま しょ う

ここ に いる 私 は いわば 分身

本体 は すでに 王 の 元 へ と 向かって い ます

自身 が 煙 の 檻 から 脱出 し た 後

ナックル と モラウ が 接触 し て いる こと を 確認 し て いる プフ は

分裂 の 能力 の こと も 知ら さ れ て いる 前提 で

行動 し た ほう が いい と 瞬時 に 判断 し

それ は 正しかった

分身 の こと は ボス から 聞い てる

事実 だ

ナックル が 口 に し た の は ゴン に 伝える ため で ある

先 に 真実 を 述べる こと で

心理 的 に 先手 を 打つ

プフ の たくらみ は 成功 し た

だが なぜ 自分 から 言い出す

プフ の 目的 は ユピー に あった

ナックル が ここ に いる 以上

ユピー は 彼 を 見逃し た こと に なり

それ を 自分 に 黙って いる

理由 に よって は

答えろ

彼 を 納得 さ せる ため です

プフ は ユピー に 感じ た 変化 の 真意 を ナックル から 探る ため

この 場 を 穏便 に 離れる 必要 が あった の だ

まず 彼 を 納得 さ せる ため

彼 は 私 が この 場 から 動か ない よう 要求 し て い ます

1 対 1 の 勝負 なら 場所 を 変える ため

要求 を 撤回 さ せる 必要 が あり ます

私 は 分身

鱗粉 も 使い ませ ん

それ でも よろし けれ ば お 相手 し ます

私 が 望む の は むしろ 対話 です

それ 故 の 告白 です

背後 から わざわざ 声 を 掛け

1 対 1 の 戦い を 望む 人間 に は

正直 に 話し て いる と 見せる こと が 効果 的 だ と

プフ は 知って い た

ウソ を つけ

お前 は さっき 俺 を 後ろ から 殺 そ う と し た

自分 でも そう 言った

ナックル だまさ れる な

まず お前 が 本体 で なく 分身 だって その 証拠 が どこ に ある

確かに

こいつ 厄介 だ

恐らく 敵 の 中 で 一 番

こいつ が 揺るが ぬ 意志 を 持って いる

彼 が ピトー と 共に 縛ら れ て いる 現状 は

むしろ 歓迎 す べき な の かも しれ ませ ん

なぜなら 彼 は

揺るが ぬ 意志 で ここ に いる から

私 が 本体 か どう か を 証明 する の は

私 自身 を すこぶる 不利 に する の で 言え ませ ん ね

あなた 自身 で 判断 し て もらう しか ない

そして

この 後 どう する か は

あなた に お 任せ し ます

プフ まさか

やめろ

正面 玄関 で 10 分 待ち ます

来る か 来 ない か は あなた 次第

待って くれ 僕 は ここ に いる

プフ の こと は 謝る

僕 が いれ ば いい だ ろ

10 分

予定 より 10 分 早く 治せ

ピトー は 戦慄 し て い た

この 場 が どう な ろ う と 構わ ない と

プフ が 判断 し 離れ た こと に も 少なから ず 動揺 し た が

それ 以上 に プフ の 挑発 を 意 に 介 さ ず

時間 の 短縮 を 告げ た ゴン を 恐れ た

時間 は どれ だけ 待て ば いい

完全 に 回復 さ せる に は

3 ~ 4 時間 は かかる と 思う

ダメ だ 待て ない

1 時間 あれ ば

重大 な 危機 を 乗り 切れる ところ まで は 治せ る

当初 コムギ を 守り 完治 さ せ たい 一 心 から

ピトー は 手術 の 時間 を 意図 的 に 多め に 申告 し

ゴン は それ を 拒否 し た

それ に よって 2 人 が 合意 し た 1 時間 は

実は ピトー が コムギ の 状態 を 見 て 完治 に かかる と 踏 ん だ 時間 だった

しかし 幾 度 か の 経験 で

「 ドクター ブライス 」 の 技術 は 成長 し て い た

治療 し ながら 10 分 は 早め られる かも しれ ない

そう 思って い た 矢先 で あった

偶然 かも しれ ない

プフ の 去り 際 の セリフ に

ゴン が 同調 し た だけ の 可能 性 が 高い

そう 思い ながら ピトー は

不吉 な 思い を 振り払え ず に い た

命懸け に なる

で ない と こいつ の 牙 は

王 の 喉元 に も 届き 得る かも しれ ない

分かった

ナックル

ここ は 俺 1 人 で 大丈夫

さっき は ああ 言った けど

プフ の 本体 が 王 の 所 へ 向かった って いう の は

本当 だ と 思う

南 だ よ 王 は

ゴン は キルア と 共に その 現場 に 居合わせ た

それ を 知ら ない ピトー が プフ と の たくらみ を

看破 さ れ て い た の だ と 判断 し た の は

思考 の 流れ と して 当然 で あった

もうろう と し た 恐れ が 確信 に 変わった 瞬間 で ある

ピトー は 自ら の 使命 を 完全 に 覚悟 し た

殺さ ね ば なら ない

何と して も

こいつ を

王 の ため に

コムギ を 治し た 直後 か

いや ダメ だ 彼女 を 危険 に さら せ ない

まず 治し た 彼女 を 誰 に 任せる

プフ も ユピー も コムギ を 煙た がって いる

ダメ だ

僕 が い なく なったら 誰 が コムギ を 王 へ

ゴン

お め ぇ の 言い たい こと は 理解 し た

その 上 で 俺 は 俺 の やり 方 で やる

ユピー は

いや 何でも ねえ

自ら の 情報 で ゴン に 動揺 や 迷い が 生じ たら

それ が 結果 死 を 招く こと も ある

じゃあ な

辛うじて ナックル は 思いとどまった

なぜ 貴 様 が 余 の 名前 を 知って いる

部下 が お 主 の 母親 の 臨終 に 立ち会った の よ

いま わ の 言葉 が お 主 の 名 だった そう だ

その 部下 も 護衛 軍 と の 戦闘 で 死 ん で しまった かも な

やる 気 に なった か ね

わし に 負け を 認め さす こと が でき れ ば

教え て やら ん で も ない ぞ

殺さ ず 気 の 済む まで か

「 飛車 角 落ち 」 と いった ところ だ な

ま ぁ すぐに 詰 ん で やろ う

王 が 応じる と 同時

ネテロ は 飛 ん だ

いつ から だ

敵 の 攻撃 を 待つ よう に なった の は

いつ で も いい ぜ

来 な

百 式 観音

九十九 の 掌

一体 いつ から だ

負け た 相手 が 頭 を 下げ ながら

差し出し て 来る 両 の 手 に

間 を 置か ず に 応え られる よう に なった の は

そんな ん じゃ ねえ だ ろ

俺 が 求め た 武 の 極み は

敗色 濃い 難敵 に こそ

全 霊 を もって 臨む こと

ここ は 墓場

貴 様 の な

感謝 する ぜ

お前 と 出会え た

これ まで の 全て に

朝 を むさぼり

夜 を 吐き出し

いかん と する 我 が 性

湧き出す この 感情 は

白 か 黒 か

目指す 未来 と

置いて け ぼ り に し て き た 過去

ねじれ ながら ぐるぐる と 繋がって いる

過ぎ ゆく 螺旋 に 目 を 細め て

不思議 な 夢 から

身 を 乗り出し た

表裏 一体 指 で 弾く コイン が 空 に 舞う

僕 は いったい どっち の 結末 願う

表裏 一体 光 輝く ほど 僕 が ある だけ

ならば どこ へ と 向かって ゆく

重なった 二 つ の 未来

次回 「 ゼロ × ト × ローズ 」

長く 会って なかった 気 が する

だ な

だけど ずっと そば に い た 気 も する

ああ 未来 へ 繋がって る

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Hunter x Hunter (2011) Episode 125 hunter||hunter|episode Hunter x Hunter (2011) Episode 125

キルア あんた の おかげ よ

起き て から ずっと そう だった おき|||||

自分 が 無力 だ なんて 思わ ない で じぶん||むりょく|||おもわ||

私 が ゴン の ため わたくし||||

何 か できる なら 喜んで する なん||||よろこんで|

でも 忘れ ない で |わすれ||

ゴン に 一 番 必要 な の は あなた な の よ ||ひと|ばん|ひつよう|||||||

ゴン を 思う キルア の 言葉 が ||おもう|||ことば| Killua's voiced feelings toward Gon

奇跡 的 に パーム を 元 の 姿 に 戻し た きせき|てき||||もと||すがた||もどし| miraculously returned Palm to her old self.

その 頃 西 塔 の 2 階 で は |ころ|にし|とう||かい||

メレオロン の 再三 の 制止 を 振り切り ||さいさん||せいし||ふりきり Knuckle had ignored Meleoron's repeated warnings,

プフ と の 直接 対決 に 臨 ん だ ナックル が |||ちょくせつ|たいけつ||のぞ|||| appearing before those in the room

彼ら の 前 に 姿 を 現し て い た かれら||ぜん||すがた||あらわし||| in order to challenge Pouf.

プフ Pouf...

表 出ろ や ひょう|でろ| Step outside.

いい でしょ う お 相手 し ます ||||あいて|| Very well.

ですが その 前 に まず 言って おき ま しょ う ||ぜん|||いって|||| But first, I have something to say.

ここ に いる 私 は いわば 分身 |||わたくし|||ぶんしん That which stands before you is only a clone.

本体 は すでに 王 の 元 へ と 向かって い ます ほんたい|||おう||もと|||むかって|| My true body is already on its way to the King.

自身 が 煙 の 檻 から 脱出 し た 後 じしん||けむり||おり||だっしゅつ|||あと

ナックル と モラウ が 接触 し て いる こと を 確認 し て いる プフ は ||||せっしょく||||||かくにん||||| Pouf had confirmed that Knuckle and Morel had made contact.

分裂 の 能力 の こと も 知ら さ れ て いる 前提 で ぶんれつ||のうりょく||||しら|||||ぜんてい| He decided to assume

行動 し た ほう が いい と 瞬時 に 判断 し こうどう|||||||しゅんじ||はんだん|

それ は 正しかった ||ただしかった That was the correct call.

分身 の こと は ボス から 聞い てる ぶんしん||||ぼす||ききい| The boss told me that you could make clones.

事実 だ じじつ| You're telling the truth.

ナックル が 口 に し た の は ゴン に 伝える ため で ある ||くち||||||||つたえる||| Knuckle said this aloud for Gon's sake.

先 に 真実 を 述べる こと で さき||しんじつ||のべる|| By telling the truth first, Pouf attempted to gain the mental advantage.

心理 的 に 先手 を 打つ しんり|てき||せんて||うつ

プフ の たくらみ は 成功 し た ||||せいこう|| His plan was a success.

だが なぜ 自分 から 言い出す ||じぶん||いいだす But why are you telling me this?

プフ の 目的 は ユピー に あった ||もくてき|||| Pouf's concern was Youpi.

ナックル が ここ に いる 以上 |||||いじょう Since Knuckle was here,

ユピー は 彼 を 見逃し た こと に なり ||かれ||みのがし|||| that meant that Youpi had spared his life

それ を 自分 に 黙って いる ||じぶん||だまって| and had not told Pouf this.

理由 に よって は りゆう||| Depending on his reason...

答えろ こたえろ Answer me!

彼 を 納得 さ せる ため です かれ||なっとく|||| To satisfy him.

プフ は ユピー に 感じ た 変化 の 真意 を ナックル から 探る ため ||||かんじ||へんか||しんい||||さぐる| Pouf needed to leave the room peacefully so that he could persuade Knuckle

この 場 を 穏便 に 離れる 必要 が あった の だ |じょう||おんびん||はなれる|ひつよう|||| to tell him the motive behind the transformation he'd sensed in Youpi.

まず 彼 を 納得 さ せる ため |かれ||なっとく||| I told you in order to satisfy him.

彼 は 私 が この 場 から 動か ない よう 要求 し て い ます かれ||わたくし|||じょう||うごか|||ようきゅう|||| He has demanded that I not leave this room.

1 対 1 の 勝負 なら 場所 を 変える ため たい||しょうぶ||ばしょ||かえる| If we are to engage in a duel,

要求 を 撤回 さ せる 必要 が あり ます ようきゅう||てっかい|||ひつよう|||

私 は 分身 わたくし||ぶんしん I am but a clone...

鱗粉 も 使い ませ ん りんぷん||つかい||

それ でも よろし けれ ば お 相手 し ます ||||||あいて|| However, I am still willing to fight you.

私 が 望む の は むしろ 対話 です わたくし||のぞむ||||たいわ| What I seek is a discussion.

それ 故 の 告白 です |こ||こくはく| That is why I revealed the truth.

背後 から わざわざ 声 を 掛け はいご|||こえ||かけ Pouf knew that when dealing with someone who would call him from behind to challenge him,

1 対 1 の 戦い を 望む 人間 に は たい||たたかい||のぞむ|にんげん||

正直 に 話し て いる と 見せる こと が 効果 的 だ と しょうじき||はなし||||みせる|||こうか|てき|| appearing to be telling the truth would be more effective.

プフ は 知って い た ||しって||

ウソ を つけ うそ|| You're lying...

お前 は さっき 俺 を 後ろ から 殺 そ う と し た おまえ|||おれ||うしろ||ころ||||| You were going to kill me from behind.

自分 でも そう 言った じぶん|||いった

ナックル だまさ れる な Knuckle, don't let him fool you!

まず お前 が 本体 で なく 分身 だって その 証拠 が どこ に ある |おまえ||ほんたい|||ぶんしん|||しょうこ|||| First, you claim to be a clone.

確かに たしかに He's right.

こいつ 厄介 だ |やっかい| This boy is proving troublesome.

恐らく 敵 の 中 で 一 番 おそらく|てき||なか||ひと|ばん I dare say that, of our enemies, he possesses the strongest will.

こいつ が 揺るが ぬ 意志 を 持って いる ||ゆるが||いし||もって|

彼 が ピトー と 共に 縛ら れ て いる 現状 は かれ||||ともに|しばら||||げんじょう| Perhaps I should be pleased

むしろ 歓迎 す べき な の かも しれ ませ ん |かんげい|||||||| that he is trapped here with Pitou.

なぜなら 彼 は |かれ| Because his strong will keeps him in here.

揺るが ぬ 意志 で ここ に いる から ゆるが||いし|||||

私 が 本体 か どう か を 証明 する の は わたくし||ほんたい|||||しょうめい||| Were I to prove myself a clone, I would be placing myself at a disadvantage.

私 自身 を すこぶる 不利 に する の で 言え ませ ん ね わたくし|じしん|||ふり|||||いえ|||

あなた 自身 で 判断 し て もらう しか ない |じしん||はんだん||||| You must use your own judgment.

そして And...

この 後 どう する か は |あと|||| I shall allow you

あなた に お 任せ し ます |||まかせ|| to decide what happens next.

プフ まさか Pouf, you can't mean to...

やめろ Stop...

正面 玄関 で 10 分 待ち ます しょうめん|げんかん||ぶん|まち| I'll wait in front of the entrance for ten minutes.

来る か 来 ない か は あなた 次第 くる||らい|||||しだい Whether you come or not is your choice!

待って くれ 僕 は ここ に いる まって||ぼく|||| Please wait...

プフ の こと は 謝る ||||あやまる I apologize for Pouf's behavior!

僕 が いれ ば いい だ ろ ぼく|||||| I'm the only one you need, right?

10 分 ぶん Ten minutes.

予定 より 10 分 早く 治せ よてい||ぶん|はやく|なおせ You have ten fewer minutes to heal her.

ピトー は 戦慄 し て い た ||せんりつ|||| Pitou was trembling.

この 場 が どう な ろ う と 構わ ない と |じょう|||||||かまわ|| It was disturbing enough that

プフ が 判断 し 離れ た こと に も 少なから ず 動揺 し た が ||はんだん||はなれ|||||すくなから||どうよう||| Pouf had been willing to leave, despite the consequences.

それ 以上 に プフ の 挑発 を 意 に 介 さ ず |いじょう||||ちょうはつ||い||かい|| But what was truly frightening was how Gon ignored Pouf's taunts,

時間 の 短縮 を 告げ た ゴン を 恐れ た じかん||たんしゅく||つげ||||おそれ| calmly moving up the deadline instead.

時間 は どれ だけ 待て ば いい じかん||||まて|| How long?

完全 に 回復 さ せる に は かんぜん||かいふく|||| To completely heal her

3 ~ 4 時間 は かかる と 思う じかん||||おもう will take three to four hours.

ダメ だ 待て ない だめ||まて| No, I can't wait that long.

1 時間 あれ ば じかん|| If I have an hour,

重大 な 危機 を 乗り 切れる ところ まで は 治せ る じゅうだい||きき||のり|きれる||||なおせ| I can heal her most critical injuries.

当初 コムギ を 守り 完治 さ せ たい 一 心 から とうしょ|||まもり|かんち||||ひと|こころ| Originally, to protect Komugi and heal her completely,

ピトー は 手術 の 時間 を 意図 的 に 多め に 申告 し ||しゅじゅつ||じかん||いと|てき||おおめ||しんこく| Pitou had deliberately named a longer time frame than was necessary,

ゴン は それ を 拒否 し た ||||きょひ|| which Gon had denied.

それ に よって 2 人 が 合意 し た 1 時間 は |||じん||ごうい|||じかん| So the hour that they'd agreed upon was the actual time

実は ピトー が コムギ の 状態 を 見 て 完治 に かかる と 踏 ん だ 時間 だった じつは|||||じょうたい||み||かんち||||ふ|||じかん| Pitou believed necessary for Komugi to make a full recovery.

しかし 幾 度 か の 経験 で |いく|たび|||けいけん| However,

「 ドクター ブライス 」 の 技術 は 成長 し て い た どくたー|||ぎじゅつ||せいちょう||||

治療 し ながら 10 分 は 早め られる かも しれ ない ちりょう|||ぶん||はや め|||| It may have been possible

そう 思って い た 矢先 で あった |おもって|||やさき|| Upon thinking this, Pitou realized...

偶然 かも しれ ない ぐうぜん||| It may have been mere coincidence,

プフ の 去り 際 の セリフ に ||さり|さい||せりふ| but it was likely that Gon had only chosen ten minutes to conform with Pouf's parting words.

ゴン が 同調 し た だけ の 可能 性 が 高い ||どうちょう|||||かのう|せい||たかい

そう 思い ながら ピトー は |おもい||| Despite that likelihood, Pitou could not shake a bad feeling.

不吉 な 思い を 振り払え ず に い た ふきつ||おもい||ふりはらえ||||

命懸け に なる いのちがけ|| I must risk my life.

で ない と こいつ の 牙 は |||||きば| Or else his fangs

王 の 喉元 に も 届き 得る かも しれ ない おう||のどもと|||とどき|える||| may reach the King's throat!

分かった わかった I understand.

ナックル Knuckle.

ここ は 俺 1 人 で 大丈夫 ||おれ|じん||だいじょうぶ I'll be fine here alone.

さっき は ああ 言った けど |||いった| I said that Pouf was lying,

プフ の 本体 が 王 の 所 へ 向かった って いう の は ||ほんたい||おう||しょ||むかった|||| but it's probably true that his main body is headed for the King.

本当 だ と 思う ほんとう|||おもう

南 だ よ 王 は みなみ|||おう| The King is to the south.

ゴン は キルア と 共に その 現場 に 居合わせ た ||||ともに||げんば||いあわせ| Gon and Killua had seen everything that had transpired.

それ を 知ら ない ピトー が プフ と の たくらみ を ||しら|||||||| But since Pitou did not know that,

看破 さ れ て い た の だ と 判断 し た の は かんぱ|||||||||はんだん||||

思考 の 流れ と して 当然 で あった しこう||ながれ|||とうぜん|| had seen through Pouf's plans.

もうろう と し た 恐れ が 確信 に 変わった 瞬間 で ある ||||おそれ||かくしん||かわった|しゅんかん|| Pitou's worst fears had been confirmed.

ピトー は 自ら の 使命 を 完全 に 覚悟 し た ||おのずから||しめい||かんぜん||かくご|| Pitou was now fully resolved to complete the mission at hand.

殺さ ね ば なら ない ころさ|||| I must kill him.

何と して も なんと|| No matter the cost!

こいつ を I must kill him...

王 の ため に おう||| For the King's sake!

コムギ を 治し た 直後 か ||なおし||ちょくご| Do I move as soon as Komugi is healed?

いや ダメ だ 彼女 を 危険 に さら せ ない |だめ||かのじょ||きけん|||| No, that won't work.

まず 治し た 彼女 を 誰 に 任せる |なおし||かのじょ||だれ||まかせる

プフ も ユピー も コムギ を 煙た がって いる ||||||けむた|| Pouf and Youpi dislike Komugi.

ダメ だ だめ| This won't do.

僕 が い なく なったら 誰 が コムギ を 王 へ ぼく|||||だれ||||おう| If I'm gone, who will take Komugi to the King?

ゴン

お め ぇ の 言い たい こと は 理解 し た ||||いい||||りかい|| I understand what you're saying.

その 上 で 俺 は 俺 の やり 方 で やる |うえ||おれ||おれ|||かた|| However...

ユピー は Youpi is...

いや 何でも ねえ |なんでも| No, never mind.

自ら の 情報 で ゴン に 動揺 や 迷い が 生じ たら おのずから||じょうほう||||どうよう||まよい||しょうじ| If Knuckle's information made Gon hesitant,

それ が 結果 死 を 招く こと も ある ||けっか|し||まねく||| it could result in his death.

じゃあ な See ya.

辛うじて ナックル は 思いとどまった かろうじて|||おもいとどまった Knuckle managed to stop himself.

なぜ 貴 様 が 余 の 名前 を 知って いる |とうと|さま||よ||なまえ||しって|

部下 が お 主 の 母親 の 臨終 に 立ち会った の よ ぶか|||おも||ははおや||りんじゅう||たちあった|| My subordinates were present at the moment of your mother's passing.

いま わ の 言葉 が お 主 の 名 だった そう だ |||ことば|||おも||な||| She uttered your name with her dying breath.

その 部下 も 護衛 軍 と の 戦闘 で 死 ん で しまった かも な |ぶか||ごえい|ぐん|||せんとう||し||||| And my subordinates may have died fighting your Royal Guard by now.

やる 気 に なった か ね |き|||| Interested in fighting me now?

わし に 負け を 認め さす こと が でき れ ば ||まけ||みとめ|||||| If you can force me to admit defeat,

教え て やら ん で も ない ぞ おしえ||||||| I will tell you your name.

殺さ ず 気 の 済む まで か ころさ||き||すむ|| Force you to admit defeat without killing you?

「 飛車 角 落ち 」 と いった ところ だ な ひしゃ|かど|おち||||| So, similar to a bishop and rook handicap...

ま ぁ すぐに 詰 ん で やろ う |||つ|||| No matter.

王 が 応じる と 同時 おう||おうじる||どうじ As the King moved into his stance,

ネテロ は 飛 ん だ ||と|| Netero took to the air.

いつ から だ

敵 の 攻撃 を 待つ よう に なった の は てき||こうげき||まつ||||| that I began to wait for my opponent to attack?

いつ で も いい ぜ

来 な らい| come at me.

百 式 観音 ひゃく|しき|かんのん 100-Type Guanyin Bodhisattva...

九十九 の 掌 つくも||てのひら Ninety-ninth Hand!

一体 いつ から だ いったい||| When was it

負け た 相手 が 頭 を 下げ ながら まけ||あいて||あたま||さげ| that I stopped hesitating to be gracious,

差し出し て 来る 両 の 手 に さしだし||くる|りょう||て| taking the hands of vanquished opponents

間 を 置か ず に 応え られる よう に なった の は あいだ||おか|||こたえ|||||| when they bowed their heads in defeat?

そんな ん じゃ ねえ だ ろ That cannot be

俺 が 求め た 武 の 極み は おれ||もとめ||ぶ||きわみ| the ultimate power I sought!

敗色 濃い 難敵 に こそ はいしょく|こい|なんてき|| It is fighting with all my soul against

全 霊 を もって 臨む こと ぜん|れい|||のぞむ| an opponent with the strength to defeat me!

ここ は 墓場 ||はかば This is a tomb.

貴 様 の な とうと|さま|| Your tomb.

感謝 する ぜ かんしゃ|| I am very thankful.

お前 と 出会え た おまえ||であえ|

これ まで の 全て に |||すべて|

朝 を むさぼり あさ||

夜 を 吐き出し よ||はきだし

いかん と する 我 が 性 |||われ||せい

湧き出す この 感情 は わきだす||かんじょう|

白 か 黒 か しろ||くろ|

目指す 未来 と めざす|みらい|

置いて け ぼ り に し て き た 過去 おいて|||||||||かこ

ねじれ ながら ぐるぐる と 繋がって いる ||||つながって|

過ぎ ゆく 螺旋 に 目 を 細め て すぎ||らせん||め||ほそめ|

不思議 な 夢 から ふしぎ||ゆめ|

身 を 乗り出し た み||のりだし|

表裏 一体 指 で 弾く コイン が 空 に 舞う ひょうり|いったい|ゆび||はじく|||から||まう

僕 は いったい どっち の 結末 願う ぼく|||||けつまつ|ねがう

表裏 一体 光 輝く ほど 僕 が ある だけ ひょうり|いったい|ひかり|かがやく||ぼく|||

ならば どこ へ と 向かって ゆく ||||むかって|

重なった 二 つ の 未来 かさなった|ふた|||みらい

次回 「 ゼロ × ト × ローズ 」 じかい||| Next time: Zero x And x Rose.

長く 会って なかった 気 が する ながく|あって||き|| We haven't seen each other in a while.

だ な Yeah.

だけど ずっと そば に い た 気 も する ||||||き|| But it feels like you were always with me.

ああ 未来 へ 繋がって る |みらい||つながって| Yeah.