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HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター), Hunter x Hunter (2011) Episode 58

Hunter x Hunter (2011) Episode 58

( クラピカ ) 確認 する 旅 団員 パクノダ 本人 だ な ?

( パクノダ ) もちろん 。

( センリツ ) 本当 よ 。

これ から お前達 2 人 に それぞれ 2 つ の 条件 を 出す 。

それ を 厳守 すれば リーダー は 解放 する 。

( クロロ )《 気づけ パクノダ 》

《 こいつ は 俺 を 殺して 恨み を 晴らす より →

仲間 の 命 を とる 》

《 それ が 鎖 野郎 の 弱点 》

♪♪~

♪♪~

♪♪~

まずは リーダー へ の 条件 。

1 つ 今後 念 能力 の 使用 を 一切 禁じる 。

2 つ …。

チッ …。

《 本当に これ で いい の か ?》

《 奴 ら の 頭 さえ 潰せば →

「 クモ 」 は 瓦 解する そう 思って いた 》

《 しかし …》

(( 俺 に 人質 と して の 価値 など ない ))

(( 彼 が 言って いる の は 全て 本当 ))

《 頭 を とって も 「 クモ 」 は 動く 》

《 リーダー が 絶対 な ので は ない 》

《 場合 に よって は 頭 さえ 切り離す 集団 》

《 それ が 「 幻影 旅団 」!》

《 ここ で リーダー の 動き を 封じた ところ で →

奴 ら を 封じる こと は でき ない 》

《 かといって 他 に て は ある か ?》

《 この 緊縛 に も 似た 現状 を 解決 する 奇跡 の ような て が …》

《 ない ! 見つから ない …》

《 そう これ で いい んだ …》

《 今 私 が なす べき こと 》

《2 人 を 取り戻す それ が 最 優先 !》

《 もう 仲間 を 失う の は 絶対 に 嫌だ !》

2 つ 今後 旅 団員 と の 一切 の 接触 を 絶つ こと 。

この 2 つ が 条件 。

そして それ を 守ら せる ため →

この 律する 小指 の 鎖 「 ジャッジメントチェーン 」 を →

リーダー に 刺す 。

それ で OK か 否 か お前 が 決めろ パクノダ 。

OK よ 。

次 は お前 だ パクノダ 。

1 つ 今夜 0 時 まで に ゴン と キルア を →

小細工 なし で 無事に 解放 する こと 。

2 つ 私 の こと に ついて 一切 情報 を 漏らさ ぬ こと 。

異存 が なければ お前 に も 鎖 を 刺す 。

OK よ 。

あっ !

もし ゴン と キルア が 操作 系 の 能力 者 に 操ら れて いる と したら →

心 音 で それ を 察知 できる か ?

( センリツ ) 可能 よ 。

キルア 君 と は 一 度 会って 普段 の 心 音 を 聞いて いる から →

いつも と どう 違う か は 聞き分け られる わ 。

十分だ 。

人質 交換 の 前 に 言って おく こと が ある 。

( センリツ )《 クラピカ …》

《 あなた は 頭 の 隅 で 矛盾 を 感じて いる 》

《 パクノダ が なぜ 1 人 で 来た の か その こと に 》

《「 旅団 」 が 本当に 非情な だけ の 組織 なら →

この 人質 交換 自体 成立 し ない はず 》

( クロロ )(( 追い詰め られて いる の は お前達 の ほう だ ))

( センリツ )《 彼ら は 鉄 の 掟 を 作り →

団長 は それ を 順守 しよう と して いる 》

《 でも 団員 は ?》

《 少なくとも 彼女 は 違う 》

《 あなた が 憎しみ を 絞り出す ように し ながら →

見据えて いる その 女性 は →

今 あなた と 同じ 理由 で そこ に 立って いる の よ 》

《 ただ 仲間 を …→

団長 を 救い たい 一 心 で …》

《 あなた は それ に 気づいて いる のでしょ ?》

まず お前 は 仲間 の 元 に 戻り 人質 交換 の 旨 を 伝える 。

そして 0 時 まで に 2 人 を 連れて リンゴーン 空港 に 来い 。

仲間 は 連れて 来る な どこ に 行く かも 言う な 。

分かった わ 交渉 成立 ね 空港 へ 送って ちょうだい 。

なぜ 何も 聞か ない 。

私 が 何者 か 分かって る んだろう ?

不安じゃ ない の か ?

理不尽な 交渉 だ と 思わ ない か ?

私 が 本当に リーダー を 返す と 思う か ?

ええ 。

あなた に だます 気 が ある なら →

わざわざ そんな こと 聞か ない でしょ ?

( 雷鳴 )

( フィンクス ) のめる と 思って る の か そんな 条件 を よ 。

場所 を 言え パクノダ 。

ガキ 2 人 を 殺して 鎖 野郎 を やり に 行く 。

( マチ ) どうしても ? どうしても だ 。

言わ ない なら 行か せる わけに は いか ねえ 。

絶対 に 場所 は 言わ ない し 2 人 を 連れて 戻る の は 私 だけ よ →

邪魔 し ないで 。

邪魔 !? そりゃ どっち の 話 だ よ コラ あ !?

行き な よ パクノダ ここ は あたし 達 が 止める 。

( フェイタン ) 止める ? ナメ てる か ?

( フィンクス ) 本気 か よ … 理解 でき ねえ ぜ 。

お前 ら 頭 どうか しち まった の か ?

( フェイタン ) 恐らく 私 達 着く 前 に 全員 鎖 野郎 に やられて る ね 。

こいつ ら 操作 さ れて る よ 。

時間 の 無駄 ね 私 が 吐か せる よ 。

( ゴン = フリークス ) 本当に 分から ない の ?

あ ?

パクノダ が なぜ お前達 に 何も 話さ ず 戻ろう と して いる の か 。

マチ が なぜ お前達 を 止めよう と して いる の か 。

本当に 操ら れて る から って 思って ん の !?

お前達 の 団長 を 助け たい から に 決まって る だ ろ !

仲間 を 取り戻した いって 気持 が そんなに 理解 でき ない の か !

黙って ろ ガキ が ! 助かり たく って 必死 か ?

自分 の ため に 言って る んじゃ ない 。

取り消せ !

( キルア = ゾルディック ) やれやれ 。

嫌な こった 文句 ある なら 来い よ 。

一 歩 でも 動いたら その 首 へし折る ぜ 。

じゃ 嫌だ ね ! 誰 が 動く もんか !

クラピカ は お前達 と 違う 。

たとえ 相手 が 憎い 敵 だって →

感情 に 焼か れて 容赦 なし に 殺したり は し ない 。

もしも お前達 と 約束 を 交わした の なら →

それ を 一方的に 破る こと も 絶対 し ない !

それ は 直接 会った パクノダ に は 分かった はずだ 。

条件 通り に すれば 団長 は 必ず 戻って 来る !

( フィンクス ) いいかげんに しろ よ て め ぇ 。

勝手な こと ゴチャゴチャ 吹き や が って !

( フランクリン ) もう やめろ 。

( フランクリン ) パクノダ を 行か せて やれ 。

( フィンクス ) お め ぇ まで 何 言い出す んだ よ 。

シャル 今 俺 達 に とって 最悪の ケース って の は 何 だ ?

( シャルナーク ) う ~ ん … 団長 が すでに 死んで て →

パクノダ 達 が 操作 さ れて いる 。

鎖 野郎 の 所在 は 結局 知れ ず →

この 2 人 に も まんまと 逃げ られる … か な 。

( フランクリン ) それ が 間違って んだ よ 。

最悪な の は 俺 達 全員 が やられて 「 クモ 」 が 死ぬ こと だ 。

それ に 比べりゃ お前 が 言った ケース なん ざ →

屁 みて ぇな もんだ 違う か ?

ん … ま ぁ そう だ ね 。

理由 は どう であれ お前 ら どっち も 団長 に より 過ぎ だ ぞ 。

その 結果 「 旅団 」 が 致命 的に 崩壊 して みろ 。

それ が 団長 に 対する 一 番 の 裏切り だろう が 。

このまま もめて たら そう なり かね ねえ ぞ 頭 冷やせ 。

いい じゃ ねえ か 好きに さ せて 。

ガキ と パクノダ を 行か せて もし 団長 が 戻って 来 なかったら →

そん 時 は 操作 さ れて る 奴 全員 ぶ っ 殺して 「 クモ 」 再生 だ 。

簡単な こと だろう が 。

( マチ ) それ で いい よ それ で 気 が 済む なら ね 。

ま ぁ あ たしゃ 操ら れて ないし 簡単に やられ も し ない けど 。

チッ 。

[ TEL ]( 着信 音 )

もしもし 。 [ TEL ] 人質 の 2 人 に 代われ 。

壊す な よ !

[ TEL ] 大丈夫 か ? 奴 ら は いるか ?

うん 全員 いる よ 。

( シャルナーク ) おい !

チッ … そっち の 条件 通り …。

( フランクリン ) 追わ なくて いい の か ? これ で もう 鎖 野郎 が →

俺 達 の 動向 を 調べる すべ は なくなった ぜ 。

うる せ ぇ 追おう と すりゃ また お前 ら が 止める だろう が 。

とりあえず 様子 見て て やる よ 。

もし これ で 団長 が 戻って 来 なかったら →

て め ぇも ぶ っ 殺す から な 。

( フランクリン ) ご 自由に 。

[ TEL ] 止まって いる 飛行 船 に 乗れ 行き先 は もう 伝えて ある 。

( センリツ ) 約束 通り 3 人 ね 。

飛び立つ まで は 分から ない 周り を 注意 して くれ 。

( レオリオ ) あっ ちから 人 が 来る !

[ TEL ]( 着信 音 )

あれ は ! ヒソカ !

[ TEL ]( ヒソカ ) や ぁ 。

何で 来た の よ !

[ TEL ] 抜け出して 来た の か !?

( ヒソカ ) 安心 し な よ 影 武者 を 置いて 来て いる から 。

( イルミ = ゾルディック の 声 ) 《 早く して よ ね →

針 なし で 顔 変える と 4~5 時間 で 元 に 戻っちゃ う から …》

[ TEL ] 何 を たくらんで る ?

( ヒソカ ) 僕 も こいつ に 乗せて くれ 。

断ったら この 場 で ゴン と キルア を 殺しちゃ うか な ?

[ TEL ] 貴 様 …!

《 な ~ ん て … そんな もったいない こと し ない けど 》

僕 の ターゲット は 団長 のみ 。

彼 が 解放 さ れれば 僕 も 船 を 降りる よ 。

[ TEL ] 団長 と 闘い たい それ だけ な んだ 。

♪♪~

[ TEL ]( 呼び出し 音 )

キルア ケータイ を 胸 に 当てろ 。

大丈夫 何も さ れて ない わ 。

よし ! 交換 開始 だ !

♪♪~

《 旅 団員 と の 会話 接触 は 死 …》

《 よりどころ と して いた 者 を 奪わ れた 苦しみ →

存分に 味わう が いい 》

( ヒソカ ) ず ~ っと 待って たよ この 時 を …。

さ ぁ やろう 。

( ヒソカ ) もう こんな もの 必要 ない 。

これ で もう 仲間割れ じゃ ない から 遠慮 なく やれる だ ろ ?

( クロロ ) フッ …。

フフフ … なるほど 団員 じゃ ない なら 話せる な 。

俺 は お前 と 闘え ない 。

と いう より 闘う に 値し ない と 言って おく か 。

俺 は 奴 に 「 ジャッジメントチェーン 」 なる 鎖 を 心臓 に 刺さ れて →

もう 念 能力 を 全く 使え ない んだ 。

出発 して いい そうだ 。 そう 。

( レオリオ ) ヒソカ の 奴 闘わ ず に 飛行 船 に 戻った ぜ 。

ヒソカ が 団員 で は ない こと に リーダー が 気づき →

鎖 の こと を 話した んだろう 。

ヒソカ に すれば 念 能力 の 使え ない 相手 で は →

意欲 を そが れた と して も 不思議じゃ ない 。

あいつ 団員 じゃ なかった の か ! ああ 。

( パクノダ ) どう やって 抜け出した の ?

( ヒソカ ) 変身 の 得意な 友達 が いて ね 安心 し な よ →

少なくとも クロロ が 僕 に 殺さ れる こと は なく なった 。

壊れた オモチャ に 興味 は ない んで ね 。

[ TEL ]( 操作 音 ) もう 逃げて いい よ … と 。

そう そう 実は 僕 の 本当の 占い で は →

団長 と の デート は 火曜日 の はずで →

しかも 僕 が 退団 する 時 に は もう →

団員 は 半分 に なって る はずだった んだ 。

運命 は 少しずつ ずれて 来て いる 。

( クラピカ の 声 ) 危険な 目 に 遭わ せて 悪かった な 。

う うん 団長 に 鎖 を 刺せた んだ ね 。

ああ だが これ で 全て が 解決 した わけで は ない 。

( 猫 の 鳴き声 )

ニャ ~。

( フィンクス ) 団長 は ? ( パクノダ ) ここ に は 来 られ ない 。

( フィンクス ) あ !? ふざけろ よ きっちり 説明 しろ !

返答 次第 じゃ …。 ( 関節 を 鳴らす 音 )

大丈夫 その代わり …。

《1 度 に 撃てる 弾 は 6 発 》

《 ちょうど 結成 時 の メンバー 分 》

( パクノダ ) フェイタン フィンクス →

マチ ノブナガ →

シャルナーク フランクリン 。

信じて 受け止めて くれる ?

《 まさか … パク !》

おい ! お前 やっぱり 奴 に 操作 さ れ …。

( ノブナガ ) フィンクス !

信じろ あれ は パク だ 。

( パクノダ )《 私 の 記憶 私 の 思い 》

《 全て 込める 》

( 銃声 )

《 ハッ …》

《 お 願い …》

《 私 で … 終わり に …》

パク …。

( シズク ) 死んで る …。

( シズク ) どういう こと ?

( フィンクス ) 俺 が 説明 する 。

( 雷鳴 )

( フィンクス ) 全て 分かった 。

パクノダ は …。

( ゴン の 声 ) クラピカ の 熱 このまま 下がら ない と いい のに ね 。

( キルア の 声 ) そう だ な 。

… って おい ! 今 すごい こと 言った だ ろ !

クラピカ は もう 「 旅団 」 と 闘っちゃ ダメな 気 が する んだ 。

えっ ?

クラピカ から 能力 の こと 聞いた 時 思った んだ 。

もし 本当に 復讐 だけ 考えた なら →

もっと 別の 能力 に して た んじゃ ない か って 。

そう かな ?

だって 本当に 相手 を 殺そう と 思ったら →

心臓 に 鎖 を 打ち込む なんて 回りくどい やり 方 し ない でしょ ?

そりゃ 対象 が 1 人 だったら な 。

クラピカ は 相手 が 複数 な んだ から →

1 人 捕まえて も すぐに は 殺せ ない よ 。

他の 仲間 の こと と か 聞か なきゃ なん ないし さ 。

そう か …。

むしろ 俺 は 報復 の ため に 生まれた 能力 だ と 思う けど ね 。

そ っか …。

《 でも 最初 は そう だった と して も 今 の クラピカ は もう …》

(( 私 は いい 仲間 を 持った ))

でも ま ぁ 確かに →

このまま 動か ないで ほしい って の は ある な 。

団長 が 戻ら なきゃ →

奴 ら 今 まで 以上 に 必死で クラピカ 捜す だろう し 。

うん …。

俺 達 も オークション 会場 に 行く 時 は →

細心の 注意 を 払わ ない と 。

… って 本当だろう な !?

『 グリードアイランド 』 に 関する 秘策 って の はよ !

お前 の 作戦 頼み な んだ ぞ !

うん … でも 確率 は 五分五分 だ よ 。

最初 70% と か 言って なかった か ?

なるほど そりゃ 面白い 。

… って いう か それ しか ない って 感じ だ な 。

現実 的で かつ 堅実 。

うん 五分五分 どころ か 8 割方 成功 する !

ホント !? ああ 行ける ぜ !

オークション 会場 は B ホール だって 。

あっ ち だ あそこ 。

お ~!

えっ ? えっ ?

何で 奴 ら が ここ に い ん の さ !? 知る か よ !

ヘイ つれ ねえ な 逃げる こと ねえ だ ろ 。

《 逃げる っ つう の !》

安心 する ね 別に お前達 やる つもりな いよ 。

今 と なったら 鎖 野郎 を やる わけに も いか なく なった し な 。

えっ どういう こと ?

( フィンクス ) あぁ ? 団長 に 「 念 」 の 鎖 刺した んだ ろ ?

じゃあ 殺せる わけ ねえ じゃ ねぇ か 。

何で ? 逆じゃ ない の ?

《 こういう 時 便利だ よ なぁ 素直に 聞ける こいつ の 性格 》

「 念 」 って の は 死ねば 消える と は 限ら ねえ んだ よ 。

( フィンクス の 声 ) 深い 恨み や 未練 を 持った まま 死ぬ と →

その 「 念 」 は 強く 残る 。

残さ れた 「 念 」 は →

憎悪 や 執着 の 対象 へ おのずと 向かう 。

そう なる と 念 能力 を 使え ねえ 団長 は →

その 邪 念 を もろ に 受けて 心身 を やられ ち まう 恐れ が ある 。

それほど 死者 の 「 念 」 は 強い 。

だから 鎖 野郎 を やる わけに は …。

( フィンクス ) 《 喋り 過ぎ だ っつ うんだ ろ ?》

《 分かって る よ これ 以上 言わ ねえ よ 》

《 念 能力 者 の 中 に は 他人 が かけた 「 念 」 を →

除去 できる 者 が いる って こと は な 》

( クロロ ) 東 か …。

まっ そんな わけ で 俺 達 は お前 ら から 手 を 引く 。

今日 は 純粋に 競売 を 楽しみに 来た だけ だ 。

他の 連中 は ホーム に 戻る 気 だ し な 。

あの … パクノダ さん は ?

あいつ は 死んだ よ 。

そう …。

( パクノダ ) (( あんた 達 なぜ 逃げ ない の ?))

(( 逃げる って ?))

( パクノダ )(( 手負い の 私 から なら 逃げ られる はずでしょ ))

(( そ したら こっち の 切り札 は なくなって →

鎖 野郎 は 望み 通り 団長 を 殺せる のに →

何で そう し ない の ? あいつ の 仲間 な んでしょ ?))

(( 仲間 だ から だ よ ))

(( 仲間 だ から 本当 は クラピカ に 人殺し なんて して ほしく ない ))

(( だ から 交換 で 済む なら それ が 一 番 いい んだ ))

どうした の ? 早く 行こう ぜ 。

( フィンクス ) パク は …。

パク は お前 ら に 感謝 して た ぜ 。

< 次回 物語 は →

グリードアイランド 編 へ と 動き出す >

♪♪~

♪♪~

♪♪~

♪♪~

この後 は ゴン と …。 キルア の …。

(2 人 ) ハンサイクロペディア !

ゴン と …。 キルア の …。

今日 ご 紹介 する の は クロロ 「 旅団 」 の 団長 特質 系 の 能力 者 。

他人 の 念 能力 を 盗み 自分 の もの に する 「 スキルハンター 」。

使う の は 条件 が 必要な んだ よ ね 。 ( クロロ の モノ マネ ) 東 か …。


Hunter x Hunter (2011) Episode 58 hunter||hunter|episode Hunter x Hunter (2011) Episode 58

( クラピカ )  確認 する 旅 団員 パクノダ   本人 だ な ? |かくにん||たび|だんいん||ほんにん||

( パクノダ )  もちろん 。

( センリツ )  本当 よ 。 |ほんとう|

これ から   お前達 2 人 に それぞれ 2 つ の 条件 を 出す 。 ||おまえたち|じん|||||じょうけん||だす

それ を 厳守 すれば リーダー は 解放 する 。 ||げんしゅ||りーだー||かいほう|

( クロロ )《 気づけ   パクノダ 》 |きづけ|

《 こいつ は   俺 を 殺して 恨み を 晴らす より → ||おれ||ころして|うらみ||はらす|

仲間 の 命 を とる 》 なかま||いのち||

《 それ が 鎖 野郎 の 弱点 》 ||くさり|やろう||じゃくてん

♪♪~

♪♪~

♪♪~

まずは   リーダー へ の 条件 。 |りーだー|||じょうけん

1 つ   今後   念 能力 の 使用 を 一切   禁じる 。 |こんご|ねん|のうりょく||しよう||いっさい|きんじる

2 つ …。

チッ …。

《 本当に   これ で いい の か ?》 ほんとうに|||||

《 奴 ら の 頭 さえ 潰せば → やつ|||あたま||つぶせば

「 クモ 」 は 瓦 解する そう 思って いた 》 くも||かわら|かいする||おもって|

《 しかし …》

(( 俺 に 人質 と して の 価値 など ない )) おれ||ひとじち||||かち||

(( 彼 が 言って いる の は   全て 本当 )) かれ||いって||||すべて|ほんとう

《 頭 を とって も  「 クモ 」 は 動く 》 あたま||||くも||うごく

《 リーダー が 絶対 な ので は ない 》 りーだー||ぜったい||||

《 場合 に よって は 頭 さえ 切り離す 集団 》 ばあい||||あたま||きりはなす|しゅうだん

《 それ が  「 幻影 旅団 」!》 ||げんえい|りょだん

《 ここ で リーダー の 動き を 封じた ところ で → ||りーだー||うごき||ほうじた||

奴 ら を 封じる こと は でき ない 》 やつ|||ふうじる||||

《 かといって 他 に   て は ある か ?》 |た|||||

《 この 緊縛 に も 似た 現状 を 解決 する   奇跡 の ような て が …》 |きんばく|||にた|げんじょう||かいけつ||きせき||||

《 ない !  見つから ない …》 |みつから|

《 そう   これ で いい んだ …》

《 今   私 が なす べき こと 》 いま|わたくし||||

《2 人 を 取り戻す それ が 最 優先 !》 じん||とりもどす|||さい|ゆうせん

《 もう   仲間 を 失う の は 絶対 に 嫌だ !》 |なかま||うしなう|||ぜったい||いやだ

2 つ   今後   旅 団員 と の 一切 の 接触 を 絶つ こと 。 |こんご|たび|だんいん|||いっさい||せっしょく||たつ|

この 2 つ が 条件 。 |||じょうけん

そして   それ を 守ら せる ため → |||まもら||

この 律する 小指 の 鎖 「 ジャッジメントチェーン 」 を → |りっする|こゆび||くさり||

リーダー に 刺す 。 りーだー||さす

それ で OK か 否 か お前 が 決めろ   パクノダ 。 ||ok||いな||おまえ||きめろ|

OK よ 。 ok|

次 は   お前 だ   パクノダ 。 つぎ||おまえ||

1 つ   今夜 0 時 まで に ゴン と キルア を → |こんや|じ||||||

小細工 なし で 無事に 解放 する こと 。 こざいく|||ぶじに|かいほう||

2 つ   私 の こと に ついて 一切   情報 を 漏らさ ぬ こと 。 |わたくし|||||いっさい|じょうほう||もらさ||

異存 が なければ お前 に も 鎖 を 刺す 。 いぞん|||おまえ|||くさり||さす

OK よ 。 ok|

あっ !

もし   ゴン と キルア が   操作 系 の 能力 者 に 操ら れて いる と したら → |||||そうさ|けい||のうりょく|もの||あやつら||||

心 音 で   それ を 察知 できる か ? こころ|おと||||さっち||

( センリツ )  可能 よ 。 |かのう|

キルア 君 と は   一 度 会って 普段 の 心 音 を 聞いて いる から → |きみ|||ひと|たび|あって|ふだん||こころ|おと||きいて||

いつも と   どう 違う か は 聞き分け られる わ 。 |||ちがう|||ききわけ||

十分だ 。 じゅうぶんだ

人質 交換 の 前 に 言って おく こと が ある 。 ひとじち|こうかん||ぜん||いって||||

( センリツ )《 クラピカ …》

《 あなた は 頭 の 隅 で 矛盾 を 感じて いる 》 ||あたま||すみ||むじゅん||かんじて|

《 パクノダ が   なぜ 1 人 で 来た の か その こと に 》 |||じん||きた|||||

《「 旅団 」 が 本当に 非情な だけ の 組織 なら → りょだん||ほんとうに|ひじょうな|||そしき|

この 人質 交換 自体 成立 し ない はず 》 |ひとじち|こうかん|じたい|せいりつ|||

( クロロ )(( 追い詰め られて いる の は お前達 の ほう だ )) |おいつめ|||||おまえたち|||

( センリツ )《 彼ら は   鉄 の 掟 を 作り → |かれら||くろがね||おきて||つくり

団長 は   それ を 順守 しよう と して いる 》 だんちょう||||じゅんしゅ||||

《 でも   団員 は ?》 |だんいん|

《 少なくとも 彼女 は 違う 》 すくなくとも|かのじょ||ちがう

《 あなた が 憎しみ を 絞り出す ように し ながら → ||にくしみ||しぼりだす|||

見据えて いる   その 女性 は → みすえて|||じょせい|

今   あなた と 同じ 理由 で そこ に 立って いる の よ 》 いま|||おなじ|りゆう||||たって|||

《 ただ   仲間 を …→ |なかま|

団長 を 救い たい 一 心 で …》 だんちょう||すくい||ひと|こころ|

《 あなた は   それ に 気づいて いる のでしょ ?》 ||||きづいて||

まず   お前 は 仲間 の 元 に 戻り 人質 交換 の 旨 を 伝える 。 |おまえ||なかま||もと||もどり|ひとじち|こうかん||むね||つたえる

そして  0 時 まで に 2 人 を 連れて リンゴーン 空港 に 来い 。 |じ|||じん||つれて||くうこう||こい

仲間 は 連れて 来る な どこ に 行く かも 言う な 。 なかま||つれて|くる||||いく||いう|

分かった わ   交渉 成立 ね 空港 へ 送って ちょうだい 。 わかった||こうしょう|せいりつ||くうこう||おくって|

なぜ   何も 聞か ない 。 |なにも|きか|

私 が 何者 か 分かって る んだろう ? わたくし||なにもの||わかって||

不安じゃ ない の か ? ふあんじゃ|||

理不尽な 交渉 だ と 思わ ない か ? りふじんな|こうしょう|||おもわ||

私 が 本当に リーダー を 返す と 思う か ? わたくし||ほんとうに|りーだー||かえす||おもう|

ええ 。

あなた に   だます 気 が ある なら → |||き|||

わざわざ そんな こと 聞か ない でしょ ? |||きか||

( 雷鳴 ) らいめい

( フィンクス )  のめる と 思って る の か そんな 条件 を よ 。 |||おもって|||||じょうけん||

場所 を 言え   パクノダ 。 ばしょ||いえ|

ガキ 2 人 を 殺して 鎖 野郎 を やり に 行く 。 がき|じん||ころして|くさり|やろう||||いく

( マチ )  どうしても ? どうしても だ 。 まち|||

言わ ない なら 行か せる わけに は いか ねえ 。 いわ|||いか|||||

絶対 に 場所 は 言わ ない し 2 人 を 連れて 戻る の は 私 だけ よ → ぜったい||ばしょ||いわ|||じん||つれて|もどる|||わたくし||

邪魔 し ないで 。 じゃま||

邪魔 !?  そりゃ   どっち の 話 だ よ コラ   あ !? じゃま||||はなし||||

行き な よ   パクノダ ここ は   あたし 達 が 止める 。 いき|||||||さとる||とどめる

( フェイタン )  止める ?  ナメ てる か ? |とどめる|||

( フィンクス ) 本気 か よ …  理解 でき ねえ ぜ 。 |ほんき|||りかい|||

お前 ら   頭 どうか しち まった の か ? おまえ||あたま|||||

( フェイタン )  恐らく   私 達   着く 前 に 全員   鎖 野郎 に やられて る ね 。 |おそらく|わたくし|さとる|つく|ぜん||ぜんいん|くさり|やろう||||

こいつ ら   操作 さ れて る よ 。 ||そうさ||||

時間 の 無駄 ね   私 が 吐か せる よ 。 じかん||むだ||わたくし||はか||

( ゴン = フリークス )  本当に 分から ない の ? ||ほんとうに|わから||

あ ?

パクノダ が   なぜ   お前達 に 何も 話さ ず 戻ろう と して いる の か 。 |||おまえたち||なにも|はなさ||もどろう|||||

マチ が   なぜ   お前達 を 止めよう と して いる の か 。 まち|||おまえたち||とどめよう|||||

本当に 操ら れて る から って 思って ん の !? ほんとうに|あやつら|||||おもって||

お前達 の 団長 を 助け たい から に 決まって る だ ろ ! おまえたち||だんちょう||たすけ||||きまって|||

仲間 を 取り戻した いって 気持 が そんなに 理解 でき ない の か ! なかま||とりもどした||きもち|||りかい||||

黙って ろ   ガキ が ! 助かり たく って 必死 か ? だまって||がき||たすかり|||ひっし|

自分 の ため に 言って る んじゃ   ない 。 じぶん||||いって|||

取り消せ ! とりけせ

( キルア = ゾルディック )  やれやれ 。

嫌な こった 文句 ある なら 来い よ 。 いやな||もんく|||こい|

一 歩 でも 動いたら その 首   へし折る ぜ 。 ひと|ふ||うごいたら||くび|へしおる|

じゃ   嫌だ ね !  誰 が 動く もんか ! |いやだ||だれ||うごく|

クラピカ は   お前達 と 違う 。 ||おまえたち||ちがう

たとえ   相手 が 憎い 敵 だって → |あいて||にくい|てき|

感情 に 焼か れて 容赦 なし に 殺したり は し ない 。 かんじょう||やか||ようしゃ|||ころしたり|||

もしも お前達 と 約束 を 交わした の なら → |おまえたち||やくそく||かわした||

それ を 一方的に 破る こと も 絶対 し ない ! ||いっぽうてきに|やぶる|||ぜったい||

それ は   直接 会った パクノダ に は 分かった はずだ 。 ||ちょくせつ|あった||||わかった|

条件 通り に すれば 団長 は 必ず 戻って 来る ! じょうけん|とおり|||だんちょう||かならず|もどって|くる

( フィンクス ) いいかげんに しろ よ   て め ぇ 。

勝手な こと ゴチャゴチャ 吹き や が って ! かってな|||ふき|||

( フランクリン )  もう   やめろ 。

( フランクリン ) パクノダ を 行か せて やれ 。 |||いか||

( フィンクス ) お め ぇ まで   何 言い出す んだ よ 。 |||||なん|いいだす||

シャル   今   俺 達 に とって 最悪の ケース って の は   何 だ ? |いま|おれ|さとる|||さいあくの|けーす||||なん|

( シャルナーク )  う ~ ん … 団長 が   すでに 死んで て → |||だんちょう|||しんで|

パクノダ 達 が 操作 さ れて いる 。 |さとる||そうさ|||

鎖 野郎 の 所在 は   結局   知れ ず → くさり|やろう||しょざい||けっきょく|しれ|

この 2 人 に も まんまと 逃げ られる …  か な 。 |じん||||にげ|||

( フランクリン )  それ が 間違って んだ よ 。 |||まちがって||

最悪な の は   俺 達 全員 が やられて 「 クモ 」 が 死ぬ こと だ 。 さいあくな|||おれ|さとる|ぜんいん|||くも||しぬ||

それ に 比べりゃ お前 が 言った ケース なん ざ → ||くらべりゃ|おまえ||いった|けーす||

屁 みて ぇな もんだ   違う か ? へ||||ちがう|

ん …  ま ぁ   そう だ ね 。

理由 は どう であれ   お前 ら どっち も 団長 に   より 過ぎ だ ぞ 。 りゆう||||おまえ||||だんちょう|||すぎ||

その 結果 「 旅団 」 が 致命 的に 崩壊 して みろ 。 |けっか|りょだん||ちめい|てきに|ほうかい||

それ が 団長 に 対する 一 番 の 裏切り だろう が 。 ||だんちょう||たいする|ひと|ばん||うらぎり||

このまま   もめて たら そう なり かね ねえ ぞ   頭 冷やせ 。 ||||||||あたま|ひやせ

いい じゃ ねえ か   好きに さ せて 。 ||||すきに||

ガキ と パクノダ を 行か せて もし 団長 が 戻って 来 なかったら → がき||||いか|||だんちょう||もどって|らい|

そん 時 は 操作 さ れて る 奴 全員 ぶ っ 殺して  「 クモ 」 再生 だ 。 |じ||そうさ||||やつ|ぜんいん|||ころして|くも|さいせい|

簡単な こと だろう が 。 かんたんな|||

( マチ )  それ で いい よ それ で 気 が 済む なら ね 。 まち|||||||き||すむ||

ま ぁ   あ たしゃ 操ら れて ないし 簡単に   やられ も し ない けど 。 ||||あやつら|||かんたんに|||||

チッ 。

[ TEL ]( 着信 音 ) tel|ちゃくしん|おと

もしもし 。 [ TEL ]  人質 の 2 人 に 代われ 。 |tel|ひとじち||じん||かわれ

壊す な よ ! こわす||

[ TEL ]  大丈夫 か ?  奴 ら は   いるか ? tel|だいじょうぶ||やつ|||

うん   全員 いる よ 。 |ぜんいん||

( シャルナーク )  おい !

チッ …  そっち の 条件 通り …。 |||じょうけん|とおり

( フランクリン )  追わ なくて いい の か ? これ で   もう 鎖 野郎 が → |おわ||||||||くさり|やろう|

俺 達 の 動向 を 調べる すべ は なくなった ぜ 。 おれ|さとる||どうこう||しらべる||||

うる せ ぇ   追おう と すりゃ また   お前 ら が 止める だろう が 。 |||おおう||||おまえ|||とどめる||

とりあえず   様子 見て て やる よ 。 |ようす|みて|||

もし   これ で 団長 が 戻って 来 なかったら → |||だんちょう||もどって|らい|

て め ぇも   ぶ っ 殺す から な 。 |||||ころす||

( フランクリン )  ご 自由に 。 ||じゆうに

[ TEL ]  止まって いる 飛行 船 に 乗れ 行き先 は   もう 伝えて ある 。 tel|とまって||ひこう|せん||のれ|いきさき|||つたえて|

( センリツ )  約束 通り  3 人 ね 。 |やくそく|とおり|じん|

飛び立つ まで は 分から ない 周り を 注意 して くれ 。 とびたつ|||わから||まわり||ちゅうい||

( レオリオ )  あっ ちから 人 が 来る ! |||じん||くる

[ TEL ]( 着信 音 ) tel|ちゃくしん|おと

あれ は !  ヒソカ !

[ TEL ]( ヒソカ )  や ぁ 。 tel|||

何で 来た の よ ! なんで|きた||

[ TEL ]  抜け出して 来た の か !? tel|ぬけだして|きた||

( ヒソカ )  安心 し な よ 影 武者 を 置いて 来て いる から 。 |あんしん||||かげ|むしゃ||おいて|きて||

( イルミ = ゾルディック の 声 ) 《 早く して よ ね → |||こえ|はやく|||

針 なし で 顔 変える と  4~5 時間 で 元 に 戻っちゃ う から …》 はり|||かお|かえる||じかん||もと||もどっちゃ||

[ TEL ]  何 を たくらんで る ? tel|なん|||

( ヒソカ )  僕 も   こいつ に 乗せて くれ 。 |ぼく||||のせて|

断ったら   この 場 で ゴン と キルア を 殺しちゃ うか な ? たったら||じょう||||||ころしちゃ||

[ TEL ]  貴 様 …! tel|とうと|さま

《 な ~ ん て …  そんな もったいない こと し ない けど 》

僕 の ターゲット は   団長 のみ 。 ぼく||たーげっと||だんちょう|

彼 が 解放 さ れれば 僕 も 船 を 降りる よ 。 かれ||かいほう|||ぼく||せん||おりる|

[ TEL ]  団長 と 闘い たい それ だけ な んだ 。 tel|だんちょう||たたかい|||||

♪♪~

[ TEL ]( 呼び出し 音 ) tel|よびだし|おと

キルア   ケータイ を 胸 に 当てろ 。 |||むね||あてろ

大丈夫   何も さ れて ない わ 。 だいじょうぶ|なにも||||

よし !  交換 開始 だ ! |こうかん|かいし|

♪♪~

《 旅 団員 と の 会話   接触 は 死 …》 たび|だんいん|||かいわ|せっしょく||し

《 よりどころ と して いた 者 を 奪わ れた 苦しみ → より どころ||||もの||うばわ||くるしみ

存分に 味わう が いい 》 ぞんぶんに|あじわう||

( ヒソカ )  ず ~ っと 待って たよ この 時 を …。 |||まって|||じ|

さ ぁ   やろう 。

( ヒソカ )  もう   こんな もの 必要 ない 。 ||||ひつよう|

これ で   もう 仲間割れ じゃ ない から 遠慮 なく   やれる だ ろ ? |||なかまわれ||||えんりょ||||

( クロロ )  フッ …。

フフフ …  なるほど 団員 じゃ ない なら 話せる な 。 ||だんいん||||はなせる|

俺 は   お前 と 闘え ない 。 おれ||おまえ||たたかえ|

と いう より 闘う に 値し ない と 言って おく か 。 |||たたかう||あたいし|||いって||

俺 は 奴 に  「 ジャッジメントチェーン 」 なる 鎖 を 心臓 に 刺さ れて → おれ||やつ||||くさり||しんぞう||ささ|

もう 念 能力 を   全く 使え ない んだ 。 |ねん|のうりょく||まったく|つかえ||

出発 して いい そうだ 。 そう 。 しゅっぱつ|||そう だ|

( レオリオ )  ヒソカ の 奴 闘わ ず に 飛行 船 に 戻った ぜ 。 |||やつ|たたかわ|||ひこう|せん||もどった|

ヒソカ が 団員 で は ない こと に リーダー が 気づき → ||だんいん||||||りーだー||きづき

鎖 の こと を 話した んだろう 。 くさり||||はなした|

ヒソカ に すれば 念 能力 の 使え ない 相手 で は → |||ねん|のうりょく||つかえ||あいて||

意欲 を そが れた と して も 不思議じゃ   ない 。 いよく|||||||ふしぎじゃ|

あいつ   団員 じゃ なかった の か ! ああ 。 |だんいん|||||

( パクノダ )  どう やって 抜け出した の ? |||ぬけだした|

( ヒソカ )  変身 の 得意な 友達 が いて ね 安心 し な よ → |へんしん||とくいな|ともだち||||あんしん|||

少なくとも   クロロ が 僕 に 殺さ れる こと は なく なった 。 すくなくとも|||ぼく||ころさ|||||

壊れた オモチャ に 興味 は ない んで ね 。 こぼれた|おもちゃ||きょうみ||||

[ TEL ]( 操作 音 ) もう 逃げて いい よ …  と 。 tel|そうさ|おと||にげて|||

そう そう 実は   僕 の 本当の 占い で は → ||じつは|ぼく||ほんとうの|うらない||

団長 と の デート は 火曜日 の はずで → だんちょう|||でーと||かようび||

しかも 僕 が 退団 する 時 に は   もう → |ぼく||たいだん||じ|||

団員 は 半分 に なって る はずだった んだ 。 だんいん||はんぶん|||||

運命 は   少しずつ   ずれて 来て いる 。 うんめい||すこしずつ||きて|

( クラピカ の 声 ) 危険な 目 に 遭わ せて 悪かった な 。 ||こえ|きけんな|め||あわ||わるかった|

う うん   団長 に 鎖 を 刺せた んだ ね 。 ||だんちょう||くさり||させた||

ああ   だが   これ で 全て が 解決 した わけで は ない 。 ||||すべて||かいけつ||||

( 猫 の 鳴き声 ) ねこ||なきごえ

ニャ ~。

( フィンクス )  団長 は ? ( パクノダ )  ここ に は 来 られ ない 。 |だんちょう||||||らい||

( フィンクス )  あ !?  ふざけろ よ きっちり 説明 しろ ! |||||せつめい|

返答 次第 じゃ …。 ( 関節 を 鳴らす 音 ) へんとう|しだい||かんせつ||ならす|おと

大丈夫   その代わり …。 だいじょうぶ|そのかわり

《1 度 に 撃てる 弾 は 6 発 》 たび||うてる|たま||はつ

《 ちょうど   結成 時 の メンバー 分 》 |けっせい|じ||めんばー|ぶん

( パクノダ )  フェイタン   フィンクス →

マチ   ノブナガ → まち|

シャルナーク   フランクリン 。

信じて   受け止めて くれる ? しんじて|うけとめて|

《 まさか …  パク !》

おい ! お前   やっぱり 奴 に 操作 さ れ …。 |おまえ||やつ||そうさ||

( ノブナガ )  フィンクス !

信じろ   あれ は パク だ 。 しんじろ||||

( パクノダ )《 私 の 記憶   私 の 思い 》 |わたくし||きおく|わたくし||おもい

《 全て 込める 》 すべて|こめる

( 銃声 ) じゅうせい

《 ハッ …》

《 お 願い …》 |ねがい

《 私 で …  終わり に …》 わたくし||おわり|

パク …。

( シズク )  死んで る …。 |しんで|

( シズク )  どういう こと ?

( フィンクス )  俺 が 説明 する 。 |おれ||せつめい|

( 雷鳴 ) らいめい

( フィンクス )  全て 分かった 。 |すべて|わかった

パクノダ は …。

( ゴン の 声 )  クラピカ の 熱 このまま 下がら ない と いい のに ね 。 ||こえ|||ねつ||さがら|||||

( キルア の 声 )  そう だ な 。 ||こえ|||

… って   おい ! 今   すごい こと 言った だ ろ ! ||いま|||いった||

クラピカ は   もう  「 旅団 」 と 闘っちゃ ダメな 気 が する んだ 。 |||りょだん||たたかっちゃ|だめな|き|||

えっ ?

クラピカ から 能力 の こと 聞いた 時 思った んだ 。 ||のうりょく|||きいた|じ|おもった|

もし   本当に 復讐 だけ 考えた なら → |ほんとうに|ふくしゅう||かんがえた|

もっと 別の 能力 に して た んじゃ ない か って 。 |べつの|のうりょく|||||||

そう かな ?

だって 本当に 相手 を 殺そう と 思ったら → |ほんとうに|あいて||ころそう||おもったら

心臓 に 鎖 を 打ち込む なんて 回りくどい やり 方 し ない でしょ ? しんぞう||くさり||うちこむ||まわりくどい||かた|||

そりゃ   対象 が 1 人 だったら な 。 |たいしょう||じん||

クラピカ は 相手 が 複数 な んだ から → ||あいて||ふくすう|||

1 人   捕まえて も すぐに は 殺せ ない よ 。 じん|つかまえて||||ころせ||

他の 仲間 の こと と か 聞か なきゃ なん ないし さ 。 たの|なかま|||||きか||||

そう か …。

むしろ 俺 は   報復 の ため に 生まれた 能力 だ と 思う けど ね 。 |おれ||ほうふく||||うまれた|のうりょく|||おもう||

そ っか …。

《 でも 最初 は   そう だった と して も 今 の クラピカ は   もう …》 |さいしょ|||||||いま||||

(( 私 は   いい 仲間 を 持った )) わたくし|||なかま||もった

でも   ま ぁ   確かに → |||たしかに

このまま 動か ないで ほしい って の は ある な 。 |うごか|||||||

団長 が 戻ら なきゃ → だんちょう||もどら|

奴 ら   今 まで 以上 に 必死で クラピカ 捜す だろう し 。 やつ||いま||いじょう||ひっしで||さがす||

うん …。

俺 達 も オークション 会場 に 行く 時 は → おれ|さとる|||かいじょう||いく|じ|

細心の 注意 を 払わ ない と 。 さいしんの|ちゅうい||はらわ||

… って   本当だろう な !? |ほんとうだろう|

『 グリードアイランド 』 に 関する 秘策 って の はよ ! ||かんする|ひさく|||

お前 の 作戦 頼み な んだ ぞ ! おまえ||さくせん|たのみ|||

うん …  でも   確率 は 五分五分 だ よ 。 ||かくりつ||ごぶごぶ||

最初  70% と か 言って なかった か ? さいしょ|||いって||

なるほど   そりゃ 面白い 。 ||おもしろい

… って いう か それ しか ない って 感じ だ な 。 |||||||かんじ||

現実 的で   かつ 堅実 。 げんじつ|てきで||けんじつ

うん   五分五分 どころ か 8 割方   成功 する ! |ごぶごぶ|||わりかた|せいこう|

ホント !? ああ   行ける ぜ ! ほんと||いける|

オークション 会場 は B ホール だって 。 |かいじょう||b|ほーる|

あっ ち だ   あそこ 。

お ~!

えっ ? えっ ?

何で 奴 ら が   ここ に い ん の さ !? 知る か よ ! なんで|やつ|||||||||しる||

ヘイ   つれ ねえ な 逃げる こと ねえ だ ろ 。 ||||にげる||||

《 逃げる っ つう の !》 にげる|||

安心 する ね 別に   お前達 やる つもりな いよ 。 あんしん|||べつに|おまえたち|||

今 と なったら 鎖 野郎 を やる わけに も いか なく なった し な 。 いま|||くさり|やろう|||||||||

えっ   どういう こと ?

( フィンクス )  あぁ ? 団長 に 「 念 」 の 鎖   刺した んだ ろ ? ||だんちょう||ねん||くさり|さした||

じゃあ 殺せる わけ ねえ じゃ ねぇ か 。 |ころせる|||||

何で ?  逆じゃ ない の ? なんで|ぎゃくじゃ||

《 こういう 時   便利だ よ なぁ 素直に 聞ける   こいつ の 性格 》 |じ|べんりだ|||すなおに|きける|||せいかく

「 念 」 って の は   死ねば 消える と は 限ら ねえ んだ よ 。 ねん||||しねば|きえる|||かぎら|||

( フィンクス の 声 )  深い 恨み や 未練 を 持った まま 死ぬ と → ||こえ|ふかい|うらみ||みれん||もった||しぬ|

その 「 念 」 は   強く 残る 。 |ねん||つよく|のこる

残さ れた 「 念 」 は → のこさ||ねん|

憎悪 や 執着 の 対象 へ おのずと 向かう 。 ぞうお||しゅうちゃく||たいしょう|||むかう

そう なる と 念 能力 を 使え ねえ 団長 は → |||ねん|のうりょく||つかえ||だんちょう|

その 邪 念 を   もろ に 受けて 心身 を やられ ち まう 恐れ が ある 。 |じゃ|ねん||||うけて|しんしん|||||おそれ||

それほど   死者 の 「 念 」 は 強い 。 |ししゃ||ねん||つよい

だから   鎖 野郎 を やる わけに は …。 |くさり|やろう||||

( フィンクス ) 《 喋り 過ぎ だ っつ うんだ ろ ?》 |しゃべり|すぎ||||

《 分かって る よ これ 以上   言わ ねえ よ 》 わかって||||いじょう|いわ||

《 念 能力 者 の 中 に は 他人 が   かけた 「 念 」 を → ねん|のうりょく|もの||なか|||たにん|||ねん|

除去 できる 者 が いる って こと は な 》 じょきょ||もの||||||

( クロロ )  東 か …。 |ひがし|

まっ   そんな わけ で   俺 達 は お前 ら から 手 を 引く 。 ||||おれ|さとる||おまえ|||て||ひく

今日 は   純粋に 競売 を 楽しみに 来た だけ だ 。 きょう||じゅんすいに|きょうばい||たのしみに|きた||

他の 連中 は ホーム に 戻る 気 だ し な 。 たの|れんちゅう||ほーむ||もどる|き|||

あの …  パクノダ さん は ?

あいつ は 死んだ よ 。 ||しんだ|

そう …。

( パクノダ ) (( あんた 達   なぜ 逃げ ない の ?)) ||さとる||にげ||

(( 逃げる って ?)) にげる|

( パクノダ )(( 手負い の 私 から なら 逃げ られる はずでしょ )) |ておい||わたくし|||にげ||

(( そ したら   こっち の 切り札 は なくなって → ||||きりふだ||

鎖 野郎 は   望み 通り 団長 を 殺せる のに → くさり|やろう||のぞみ|とおり|だんちょう||ころせる|

何で   そう し ない の ? あいつ の 仲間 な んでしょ ?)) なんで|||||||なかま||

(( 仲間 だ から だ よ )) なかま||||

(( 仲間 だ から   本当 は クラピカ に 人殺し なんて して ほしく ない )) なかま|||ほんとう||||ひとごろし||||

(( だ から   交換 で 済む なら それ が 一 番 いい んだ )) ||こうかん||すむ||||ひと|ばん||

どうした の ? 早く 行こう ぜ 。 ||はやく|いこう|

( フィンクス )  パク は …。

パク は   お前 ら に 感謝 して た ぜ 。 ||おまえ|||かんしゃ|||

< 次回   物語 は → じかい|ものがたり|

グリードアイランド 編 へ と 動き出す > |へん|||うごきだす

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この後 は   ゴン と …。 キルア の …。 このあと|||||

(2 人 )  ハンサイクロペディア ! じん|

ゴン と …。 キルア の …。

今日 ご 紹介 する の は   クロロ 「 旅団 」 の 団長   特質 系 の 能力 者 。 きょう||しょうかい|||||りょだん||だんちょう|とくしつ|けい||のうりょく|もの

他人 の 念 能力 を 盗み 自分 の もの に する 「 スキルハンター 」。 たにん||ねん|のうりょく||ぬすみ|じぶん|||||

使う の は   条件 が 必要な んだ よ ね 。 ( クロロ の モノ マネ )  東 か …。 つかう|||じょうけん||ひつような||||||もの|まね|ひがし|