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暁のヨナ, Akatsuki no Yona (Yona of the Dawn) Episode 12

Akatsuki no Yona ( Yona of the Dawn ) Episode 12

まさか こんな 所 に 人 の 住む 村 が ある と は

ね 一見 ただ の 岩山 に 見える もん ね

昔 戦争 から 逃れ た 民 が 山 の 中 に 隠れ 住む って 物語 イクス が 話し て た っけ

確か る の キジャ

はい ここ に 青 龍 が 居 ます

お 客人 か

ここ の 住人 . . . どう 出る

ここ に 青 龍 を 連れ て まいれ

直球 過ぎ だ

青 龍

その よう な 名 の 者 ここ に は 居 ませ ん

名 で は ない 龍 の 血 を 持つ 者 だ

隠さ ず と も よい から

この お方 が お 待ち だ と 伝えよ

何 を おっしゃって いる の か 分かり ませ ん が

場所 を 間違え られ た の で は ない です か

ここ は 何も ない 小さな 集落 です

あまり 騒がしく さ れる の も 困る の です が

しかし . . .

ごめんなさい

私 達 は 人 を 探し て 旅 し て い た の だ けれど

ここ で は なかった みたい

でも 長旅 で 疲れ て い て けが し て いる 者 も 居る の

少し 休ま せ て 貰って も

いい かしら

それ は 難儀 で し た な

見 た 通り 貧しい 集落 です ので

なんの おもて なし も でき ませ ん が

構わ ない わ ありがとう

では こちら へ

あの 面 は

仕来 り な の です よ

未婚 の 者 は あまり 人前 で 顔 を さらす な っと

面白い こと する の ね

お 客人 から すれ ば 驚か れる 事 でしょ う

こちら で お 休み ください

ありがとう

あぁ お 客 人

ここ は 迷路 の よう に 入り組 ん で い おり ます

あまり うろうろ ならさ ぬ よ う

なに が あって も 責任 持ち ませ ん よ

ここ って 本当 に 青 龍 の 里 な の か な

どうして

白 龍 の 里 で は

あんなに 有難 がら れ た お姫様 の 赤い 髪 見 て も 反応 なし だ もん

姫 . . . 様 確かに 感じる の です ここ から 青 龍 を

バカ ね

キジャ を 疑って な ん か い ない わ

は はい

バカ ね

バカ だ と

ま ぁ なん で あれ 青 龍 が 近く に 居る の は 分かって る 訳 だ

本人 に 会わ なきゃ 始まら ない

人 の い ない 今 の うち に 行く よ

ここ は 迷路 だって 言って た よ

大丈夫

お姫様 俺 は 天才 美 少年 だ よ

こんな とこ ついでに 地図 作 って 攻略 して やる

宝 を 探せ

壺 と 箪笥 は 片っ端から 覗け

覗く ぜ

覗く ぜ

行き止まり だ

もう なんで い ない の さ 青 龍

けしからん な なぜ 出 て こ ない

私 が 居る こと は 分かって る だ ろ う に

あんた が 暑苦しい ん だ ろ う

あ そ っか 青 龍 に も 白 龍 が 分かる ん だ っけ

あまり 出 てき たく ない の か な

それ なら 青 龍 を 諦め て も . . .

ダメ です

諦め ない で ください

青 龍 は 私 と 同じ ように 長い 間 血 を 繋 い で き た

ならば 待って いる はず です

自分 を 必要 と し て くれる 主 を 貴方 を

四 龍 は 本来 その ため だけ に 生まれ

それ 以外 なにも 望み など なく て

先代 で ある 父 も 主 を 待ち焦がれ た

だが ついに 求め られる 事 は なく

青 龍 も 貴方 に 会え ば きっと

キジャ

私 は 緋 龍 王 で は ない わ

はい . . .

でも 貴方 だ と 思った の です

緋 龍 王 で は ない けど

私 は 貴方 が 欲しい

勝手 で ごめんなさい

も もったいない です

雷 獣 顔 歪 ん でる よ

ここ は なんか 嫌 な 感じ

なに

誰 か が 見 てる

で っか い 目 で 俺 等 を じっと 見 てる

確かに 妙 な 気配 が

ここ の 住人 に 見つかった か も

戻 ろ う よ

鳴き声

通路

栗 鼠

待って

居 た

可愛い

ハク こんな 所 に 動物 . . .

蝋燭 が

ハク

キジャ

ユン

どう しよ う

迷わ れ た の です か

お 仲間 と はぐれ た の です か

え ええ

あなた は ここ の 人

はい

手 を

連れ て 行って 差し上げ ます

ありがとう

ここ は 迷路 だ と お 聞き に は

ごめんなさい どうして も 探し たい 人 が 居 て

青 龍 . . . です か

え ええ

その 様 な 者 は 居 ませ ん

あの 通路 の 奥 は 誰 か の 部屋 な の

誰 も 居 ませ ん

誰 も . . .

ね そっち は ハク 達 の 居る 方向 じゃ ない わ

なぜ 地下 に 向かう の

放し て い や

ハク ハク

だれ

鈴 の 音 面 を つけ てる ここ の 住人

でも どうして

一 つ も 怖く ない

姫 さん どこ に いる

そっち は

どこ 行っちゃ たん だ よ

この 気配

近い

姫 さん

一体 どこ に

バカ ちゃん と つい て こい よ バカ

ごめんなさい

よかった ご 無事 で

ええ この 者 が 助け て . . .

其方

ま 待って

どう し た の

あの 者 だ

あの 者 が 青 龍 だ

生まれ た の か 新た な 化け物 が

あぁ 青 龍 の 目 を 持つ 赤子 じゃ

この 子 が 次 の 青 龍 様 と なる

母親 は どう し た

自害 し た

青 龍 様 の 世話 は 誰 が する の だ

先代 が する だ ろ う

それ が 掟 だ

それ より 早う お 面 を

青 龍 様 の 力 が 目覚める 前 に

最初 の 記憶 は 暗闇 だった

よし 回れ そう りゃ

いけ

う っし ゃ あ

ごめん あ . . . あの

見 て て も いい

青 龍

アオ

こい

あまり 外 に 出る な つった だ ろ う

なんで 言う 事 を 聞か ない

ごめん アオ

でも

友達 欲しい

それ で

友達 は 出来 そう か よ

無理 だ ろ う が

分かったら 家 に 閉じ こ もっと け

った く 面倒 ばかり かけ や がって

アオ

アオ アオ は 前 の 青 龍 な ん だ よ ね

どうして 里 の 皆 逃げる の

俺 の 力 呪わ れ てる の

青 龍 の 目 を 見 た 者 は 石 に なる

って 言う の が 里 の 奴 等 が 信じ てる 出 鱈 目 な 噂 だ

石 に は なら ない が

青 龍 の 目 の 力 は 見 た 者 の 神経 を 麻痺 さ せる

場合 に よって は 心臓 まで も

どっち に し て も 気味 悪い 力 だ

泣く な 鬱 陶 しい

だって 俺 やっぱり 呪わ れ . . .

あぁ そうだ お前 は 呪わ れ て ん だ 青 龍 って 化け物 に

チクショウ 伝説 の 力 か 何か知ら ねぇ が

なんで この 里 に 付きまとう

青 龍 が 死 ん で も また この 里 から 生まれ てき ち まう ん だ から よ

里 の 人間 は くだら ねぇ 噂 ばかり し や がる し

アオ よく ない 人 が 来 てる

近く か

焚き火 囲 ん で こっち を お 見 てる

クソ

アオ

構う な

アオ の 目 は 日に日に 見え なく なって い た

でも 俺 の 目 は アオ の 力 を 吸い取る よう に

どんどん 遠く まで 見える よう に なって い た

あの 村 か

なに か 妙 な 力 を 持った 奴 が 居る ん だ ぞ

龍 の 力 だ そう だ

嘘 くさい

でも 高貴 な 方 が 好み そう な 話 だ ろ う

捕え たら 高く 買って くれる か も

俺 って 高かった の か

しかし 残念 だった な

ここ に 居る の は ただ の 剣士 で 妙 な 力 など 使わ ない

里 を 脅かす 者 よ

儚い 人生 だった な

来世 に 期待 しろ

アオ は

見え なく て も 強かった

俺 の 剣 筋 ちゃん と 見 て た か

剣 覚えろ よ 一刻 も 早く

アオ どうして 剣 を 使う の

悪い 人 に は 目 使わ ない の

いい か 青 龍

その 眼 は 呪い 目 だ

制御 の 仕方 は 教える が 決して 使う な

使え ば 呪い は 自分 に 返って 来る

相手 の 麻痺 は 自分 の 麻痺 に

両刃 の 剣 な ん だ よ

そう で なく て も こんな 力 が ある から

いつまで 経って も 忌み 嫌わ れ たり 狙わ れ たり . . .

じゃ 目 使わ ない で 剣 で 村 守ったら

友達 出来る

出来る 訳 ねぇ だ ろ

アオ

アオ

待って

置 い て 行か ない で

アオ は 剣 を 教え て くれ た

アオ は 目 の 力 の 事 を 教え て くれ た

アオ は 厳しかった

アオ は どんどん 弱く なって い た

アオ

クソ

消えろ

アオ

大丈夫

逃げ た 逃げ た よ アオ

アオ

見え ない

もう 何も 見え ない

やった やっと 死ね る

もう なんの 力 も ない

体 も 麻痺 し て や がる

解放 さ れ た

俺 は 人間 だ !

あれ

お前 鈴 なんか 持って た か

拾った

音 綺麗 だ から

いい な それ

見え なく て も お前 が どこ に 居る の か 分かる

ごめん な

ごめん な

お前 一 人 に し て

ごめん な

嫌 だ アオ

もっと 別 の 話 し よ う よ

でも 俺 バカ だ から 言葉 何 も 浮かば ない

アオ が 喋って

ね アオ

声 を 聞か せ て

先代 青 龍 様 が . . .

あぁ ついに

しかし 長く 持った 方 だ

では 今 の 青 龍 様 に すべて の 呪い の 力 が . . .

いい な それ

見え なく て も お前 が どこ に 居る の か 分かる

俺 は ここ に 居る よ

何 か が 来る

沢山 兵士 み たい な

あの 時 逃げ た 人 が 兵士 に 知らせ た ん だ

どう しよ う 俺 の 剣 じゃま だ あんな の 倒せ ない

俺 は 面 を つけ てる から すぐに 見つかっちゃ う

里 の 秘密 が ばれ たら

あの 人 達 に ばれ たら どう なる ん だ ろ う

目 の 力 は 使う な

そう だ

この 力 が ある から みんな 怖 がって 里 は 狙わ れる

呪い な ん だ 呪い

だけど

この 里 は アオ が 守って き た 場所

な 何 が 起こった ん だ

ごめん ね アオ

この 力 は 本当 に 使って は いけない もの だった ん だ

彼 が 青 龍

優しく て

暖か った

何故 俺 は こんなに も この 少女 に 会い たかった よ 思う の だ ろ う

次回 暁 の ヨナ 第 十 三 話

反響 する 恐怖 Comment : 0,0 : 23 : 40.22,0 : 23 : 42.22 , 通用 1080 日 文 , , 0,0,0 , , Comment : 0,0 : 23 : 40.22,0 : 23 : 42.22 , 通用 1080 日 文 , , 0,0,0 , ,


Akatsuki no Yona ( Yona of the Dawn ) Episode 12

まさか こんな 所 に 人 の 住む 村 が ある と は ||しょ||じん||すむ|むら|||| I can't believe people live here...

ね 一見 ただ の 岩山 に 見える もん ね |いっけん|||いわやま||みえる|| Yeah, at first glance, it just looks like a mountain.

昔 戦争 から 逃れ た 民 が 山 の 中 に 隠れ 住む って 物語 イクス が 話し て た っけ むかし|せんそう||のがれ||たみ||やま||なか||かくれ|すむ||ものがたり|||はなし||| I think Ik-su mentioned a story about a group who hid in the mountains

確か る の キジャ たしか||| Are you sure, Gija?

はい ここ に 青 龍 が 居 ます |||あお|りゅう||い| Yes. The Blue Dragon is here.

お 客人 か |きゃくじん| Do we have guests?

ここ の 住人 . . . どう 出る ||じゅうにん||でる The villagers... What should we do?

ここ に 青 龍 を 連れ て まいれ ||あお|りゅう||つれ|| Bring the Blue Dragon here!

直球 過ぎ だ ちょっきゅう|すぎ| That's too direct.

青 龍 あお|りゅう Blue Dragon?

その よう な 名 の 者 ここ に は 居 ませ ん |||な||もの||||い||

名 で は ない 龍 の 血 を 持つ 者 だ な||||りゅう||ち||もつ|もの|

隠さ ず と も よい から かくさ||||| There is no need to hide him.

この お方 が お 待ち だ と 伝えよ |おかた|||まち|||つたえよ

何 を おっしゃって いる の か 分かり ませ ん が なん||||||わかり||| I don't know what you're talking about.

場所 を 間違え られ た の で は ない です か ばしょ||まちがえ|||||||| Perhaps you came to the wrong place.

ここ は 何も ない 小さな 集落 です ||なにも||ちいさな|しゅうらく| This is a small, simple settlement.

あまり 騒がしく さ れる の も 困る の です が |さわがしく|||||こまる||| We don't want a lot of commotion.

しかし . . . But...

ごめんなさい

私 達 は 人 を 探し て 旅 し て い た の だ けれど わたくし|さとる||じん||さがし||たび|||||||

ここ で は なかった みたい

でも 長旅 で 疲れ て い て けが し て いる 者 も 居る の |ながたび||つかれ||||||||もの||いる| But we're exhausted from our long journey, and some of us are injured.

少し 休ま せ て 貰って も すこし|やすま|||もらって| Do you think we could...

いい かしら ...rest for a while?

それ は 難儀 で し た な ||なんぎ|||| Your journey must have been difficult.

見 た 通り 貧しい 集落 です ので み||とおり|まずしい|しゅうらく|| As you can see, we are poor.

なんの おもて なし も でき ませ ん が We cannot offer you anything.

構わ ない わ ありがとう かまわ|||

では こちら へ This way, please.

あの 面 は |おもて| What are those masks?

仕来 り な の です よ しらい||||| They're traditional.

未婚 の 者 は あまり 人前 で 顔 を さらす な っと みこん||もの|||ひとまえ||かお|||| We discourage unmarried villagers from showing their faces to others.

面白い こと する の ね おもしろい|||| That's an interesting tradition.

お 客人 から すれ ば 驚か れる 事 でしょ う |きゃくじん||||おどろか||こと|| As guests, I'm sure you must find it shocking.

こちら で お 休み ください |||やすみ| You can rest here.

ありがとう Thank you.

あぁ お 客 人 ||きゃく|じん Ah, miss...

ここ は 迷路 の よう に 入り組 ん で い おり ます ||めいろ||||いりく||||| This place is like a maze.

あまり うろうろ ならさ ぬ よ う ||なら さ||| Do not wander too much.

なに が あって も 責任 持ち ませ ん よ ||||せきにん|もち||| We will not be held responsible for anything that happens to you.

ここ って 本当 に 青 龍 の 里 な の か な ||ほんとう||あお|りゅう||さと|||| Is this really the Blue Dragon's village?

どうして

白 龍 の 里 で は しろ|りゅう||さと|| The White Dragon's village was in awe of your red hair,

あんなに 有難 がら れ た お姫様 の 赤い 髪 見 て も 反応 なし だ もん |ありがた||||おひめさま||あかい|かみ|み|||はんのう|||

姫 . . . 様 確かに 感じる の です ここ から 青 龍 を ひめ|さま|たしかに|かんじる|||||あお|りゅう| Princess... I can feel it. The Blue Dragon is here.

バカ ね ばか| Don't be silly.

キジャ を 疑って な ん か い ない わ ||うたがって|||||| I don't doubt you, Gija.

は はい

バカ ね ばか| Idiot.

バカ だ と ばか|| Did you call me an idiot?!

ま ぁ なん で あれ 青 龍 が 近く に 居る の は 分かって る 訳 だ |||||あお|りゅう||ちかく||いる|||わかって||やく| Either way, we know the Blue Dragon is nearby.

本人 に 会わ なきゃ 始まら ない ほんにん||あわ||はじまら| Until we meet him, we won't get anywhere.

人 の い ない 今 の うち に 行く よ じん||||いま||||いく| Let's go while there's no one around.

ここ は 迷路 だって 言って た よ ||めいろ||いって|| That man said this place is a maze.

大丈夫 だいじょうぶ

お姫様 俺 は 天才 美 少年 だ よ おひめさま|おれ||てんさい|び|しょうねん|| Princess, I am a handsome genius.

こんな とこ ついでに 地図 作 って 攻略 して やる |||ちず|さく||こうりゃく|| I'll make a map as we go so we can conquer the maze.

宝 を 探せ たから||さがせ Find the treasure!

壺 と 箪笥 は 片っ端から 覗け つぼ||たんす||かたっぱしから|のぞけ Search every pot and drawer you find!

覗く ぜ のぞく| Let's search!

覗く ぜ のぞく| Let's search.

行き止まり だ いきどまり| It's a dead end...

もう なんで い ない の さ 青 龍 ||||||あお|りゅう Why isn't the Blue Dragon here?

けしからん な なぜ 出 て こ ない |||だ||| This is unthinkable.

私 が 居る こと は 分かって る だ ろ う に わたくし||いる|||わかって||||| He must know I am here.

あんた が 暑苦しい ん だ ろ う ||あつくるしい||||

あ そ っか 青 龍 に も 白 龍 が 分かる ん だ っけ |||あお|りゅう|||しろ|りゅう||わかる||| Oh, right... The Blue Dragon can sense the White Dragon, too, right?

あまり 出 てき たく ない の か な |だ|||||| Maybe he doesn't want to come out...

それ なら 青 龍 を 諦め て も . . . ||あお|りゅう||あきらめ|| In that case, maybe we should give up on—

ダメ です だめ| We cannot!

諦め ない で ください あきらめ||| Don't give up.

青 龍 は 私 と 同じ ように 長い 間 血 を 繋 い で き た あお|りゅう||わたくし||おなじ|よう に|ながい|あいだ|ち||つな|||| Like me, the Blue Dragon comes from a long line of dragons.

ならば 待って いる はず です |まって||| He must be waiting for you.

自分 を 必要 と し て くれる 主 を 貴方 を じぶん||ひつよう|||||おも||あなた| For you, a master who needs him.

四 龍 は 本来 その ため だけ に 生まれ よっ|りゅう||ほんらい|||||うまれ That's why the four dragons were born.

それ 以外 なにも 望み など なく て |いがい||のぞみ|||

先代 で ある 父 も 主 を 待ち焦がれ た せんだい|||ちち||おも||まちこがれ| My father, the previous White Dragon, longed to meet his master.

だが ついに 求め られる 事 は なく ||もとめ||こと||

青 龍 も 貴方 に 会え ば きっと あお|りゅう||あなた||あえ|| If the Blue Dragon meets you, I'm sure he will also...

キジャ

私 は 緋 龍 王 で は ない わ わたくし||ひ|りゅう|おう||||

はい . . . Yes.

でも 貴方 だ と 思った の です |あなた|||おもった|| But I thought it was you.

緋 龍 王 で は ない けど ひ|りゅう|おう|||| I am not King Hiryuu,

私 は 貴方 が 欲しい わたくし||あなた||ほしい

勝手 で ごめんなさい かって|| Sorry I'm so selfish.

も もったいない です I-I'm not worthy.

雷 獣 顔 歪 ん でる よ かみなり|けだもの|かお|ひずみ||| Thunder Beast, you're scowling.

ここ は なんか 嫌 な 感じ |||いや||かんじ I have a bad feeling about this place...

なに What?

誰 か が 見 てる だれ|||み|

で っか い 目 で 俺 等 を じっと 見 てる |||め||おれ|とう|||み| Someone's staring at us with giant eyes.

確かに 妙 な 気配 が たしかに|たえ||けはい|

ここ の 住人 に 見つかった か も ||じゅうにん||みつかった|| Maybe the residents found us.

戻 ろ う よ もど||| Let's go back.

鳴き声 なきごえ

通路 つうろ A passage?

栗 鼠 くり|ねずみ

待って まって

居 た い| There he is.

可愛い かわいい He's so cute!

ハク こんな 所 に 動物 . . . ||しょ||どうぶつ Hak, there's an animal—

蝋燭 が ろうそく| The candles...

ハク Hak!

キジャ

ユン Yun!

どう しよ う

迷わ れ た の です か まよわ||||| Are you lost?

お 仲間 と はぐれ た の です か |なかま|||||| Were you separated from your friends?

え ええ

あなた は ここ の 人 ||||じん Do you live here?

はい

手 を て| Give me your hand.

連れ て 行って 差し上げ ます つれ||おこなって|さしあげ| I shall take you to them.

ありがとう Thank you.

ここ は 迷路 だ と お 聞き に は ||めいろ||||きき|| Did you not hear this place is a maze?

ごめんなさい どうして も 探し たい 人 が 居 て |||さがし||じん||い| I'm sorry. There's someone I must find.

青 龍 . . . です か あお|りゅう|| The Blue Dragon?

え ええ Huh? Yes.

その 様 な 者 は 居 ませ ん |さま||もの||い|| He is not here.

あの 通路 の 奥 は 誰 か の 部屋 な の |つうろ||おく||だれ|||へや|| Does someone live in the room at the end of that passage?

誰 も 居 ませ ん だれ||い|| No one lives there.

誰 も . . . だれ| No one.

ね そっち は ハク 達 の 居る 方向 じゃ ない わ ||||さとる||いる|ほうこう||| Um, Hak and the others aren't that way.

なぜ 地下 に 向かう の |ちか||むかう| Why are we going deeper?

放し て い や はなし|||

ハク ハク Hak! Hak!

だれ Who is he?

鈴 の 音 面 を つけ てる ここ の 住人 すず||おと|おもて||||||じゅうにん The sound of bells. He's wearing a mask.

でも どうして But I wonder why...

一 つ も 怖く ない ひと|||こわく| I'm not afraid.

姫 さん どこ に いる ひめ|||| Where are you, Princess?

そっち は

どこ 行っちゃ たん だ よ |おこなっちゃ||| Where did she go?

この 気配 |けはい This presence...

近い ちかい He's close!

姫 さん ひめ| Princess!

一体 どこ に いったい|| Where have you been?

バカ ちゃん と つい て こい よ バカ ばか|||||||ばか You idiot! You were supposed to follow us, you idiot!

ごめんなさい Sorry.

よかった ご 無事 で ||ぶじ| I'm glad you're safe.

ええ この 者 が 助け て . . . ||もの||たすけ| Yes, this man saved...

其方 そのほう You...

ま 待って |まって W-Wait!

どう し た の What is it?

あの 者 だ |もの|

あの 者 が 青 龍 だ |もの||あお|りゅう| He is the Blue Dragon!

生まれ た の か 新た な 化け物 が うまれ||||あらた||ばけもの|

あぁ 青 龍 の 目 を 持つ 赤子 じゃ |あお|りゅう||め||もつ|あかご| Yes, the child possesses the Blue Dragon's eyes.

この 子 が 次 の 青 龍 様 と なる |こ||つぎ||あお|りゅう|さま||

母親 は どう し た ははおや||||

自害 し た じがい|| She killed herself.

青 龍 様 の 世話 は 誰 が する の だ あお|りゅう|さま||せわ||だれ|||| Who will care for the Blue Dragon?

先代 が する だ ろ う せんだい||||| The previous generation.

それ が 掟 だ ||おきて| That is the rule.

それ より 早う お 面 を ||はやう||おもて|

青 龍 様 の 力 が 目覚める 前 に あお|りゅう|さま||ちから||めざめる|ぜん| Before the Blue Dragon's power awakens.

最初 の 記憶 は 暗闇 だった さいしょ||きおく||くらやみ|

よし 回れ そう りゃ |まわれ|| Four Years Later

いけ Go, go!

う っし ゃ あ All right!

ごめん あ . . . あの Sorry. U-Um...

見 て て も いい み|||| Can I watch?

青 龍 あお|りゅう Blue Dragon!

アオ Ao...

こい Come!

あまり 外 に 出る な つった だ ろ う |がい||でる||||| I told you not to go outside!

なんで 言う 事 を 聞か ない |いう|こと||きか| Why didn't you listen to me?!

ごめん アオ I'm sorry, Ao.

でも But...

友達 欲しい ともだち|ほしい I want friends.

それ で So...

友達 は 出来 そう か よ ともだち||でき||| Do you think you'll make any friends?!

無理 だ ろ う が むり|||| You can't!

分かったら 家 に 閉じ こ もっと け わかったら|いえ||とじ||| If you understand, stay at home!

った く 面倒 ばかり かけ や がって ||めんどう|||| I swear, you're nothing but a pest!

アオ Ao... You're the previous Blue Dragon, right?

アオ アオ は 前 の 青 龍 な ん だ よ ね |||ぜん||あお|りゅう|||||

どうして 里 の 皆 逃げる の |さと||みな|にげる| Why does everyone in the village run from us?

俺 の 力 呪わ れ てる の おれ||ちから|のろわ||| Is my power cursed?

青 龍 の 目 を 見 た 者 は 石 に なる あお|りゅう||め||み||もの||いし||

って 言う の が 里 の 奴 等 が 信じ てる 出 鱈 目 な 噂 だ |いう|||さと||やつ|とう||しんじ||だ|たら|め||うわさ|

石 に は なら ない が いし|||||

青 龍 の 目 の 力 は 見 た 者 の 神経 を 麻痺 さ せる あお|りゅう||め||ちから||み||もの||しんけい||まひ|| But the Blue Dragon's eyes paralyze the nerves of those who see them.

場合 に よって は 心臓 まで も ばあい||||しんぞう|| It can even paralyze their hearts.

どっち に し て も 気味 悪い 力 だ |||||きみ|わるい|ちから| Either way, it's a creepy power.

泣く な 鬱 陶 しい なく||うつ|とう| Don't cry! It's annoying!

だって 俺 やっぱり 呪わ れ . . . |おれ||のろわ| But I'm really cursed...

あぁ そうだ お前 は 呪わ れ て ん だ 青 龍 って 化け物 に |そう だ|おまえ||のろわ|||||あお|りゅう||ばけもの| Yeah, that's right!

チクショウ 伝説 の 力 か 何か知ら ねぇ が |でんせつ||ちから||なにかしら|| Damn it... I don't know what makes this power so legendary,

なんで この 里 に 付きまとう ||さと||つきまとう but why does it cling to this village?

青 龍 が 死 ん で も また この 里 から 生まれ てき ち まう ん だ から よ あお|りゅう||し||||||さと||うまれ||||||| Even if the Blue Dragon dies, the village produces a new one!

里 の 人間 は くだら ねぇ 噂 ばかり し や がる し さと||にんげん||||うわさ||||| And the villagers do nothing but spread stupid rumors!

アオ よく ない 人 が 来 てる |||じん||らい|

近く か ちかく| Are they close?

焚き火 囲 ん で こっち を お 見 てる たきび|かこ||||||み| They're standing around a campfire, looking this way.

クソ くそ Damn it!

アオ

構う な かまう| Don't touch me.

アオ の 目 は 日に日に 見え なく なって い た ||め||ひにひに|みえ|||| Ao grew blinder every day.

でも 俺 の 目 は アオ の 力 を 吸い取る よう に |おれ||め||||ちから||すいとる|| But my eyes could see farther and farther,

どんどん 遠く まで 見える よう に なって い た |とおく||みえる|||||

あの 村 か |むら| That's the village?

なに か 妙 な 力 を 持った 奴 が 居る ん だ ぞ ||たえ||ちから||もった|やつ||いる||| They say someone with a strange power lives there.

龍 の 力 だ そう だ りゅう||ちから||| It's the power of the dragons.

嘘 くさい うそ| Yeah, right.

でも 高貴 な 方 が 好み そう な 話 だ ろ う |こうき||かた||よしみ|||はなし||| But it sounds like something nobles would like.

捕え たら 高く 買って くれる か も とらえ||たかく|かって||| If we catch him, they might pay a good price for him.

俺 って 高かった の か おれ||たかかった|| I'm expensive, huh?

しかし 残念 だった な |ざんねん|| Too bad for you, though.

ここ に 居る の は ただ の 剣士 で 妙 な 力 など 使わ ない ||いる|||||けんし||たえ||ちから||つかわ| I'm an ordinary swordsman. I don't use strange powers.

里 を 脅かす 者 よ さと||おびやかす|もの| Threats to my village...

儚い 人生 だった な はか ない|じんせい|| Your lives were short.

来世 に 期待 しろ らいせ||きたい| Hope for more in your next lives.

アオ は Ao...

見え なく て も 強かった みえ||||つよかった Ao was strong, even though he was blind.

俺 の 剣 筋 ちゃん と 見 て た か おれ||けん|すじ|||み|||

剣 覚えろ よ 一刻 も 早く けん|おぼえろ||いっこく||はやく Learn to use a sword as quickly as possible.

アオ どうして 剣 を 使う の ||けん||つかう| Ao, why do you use a sword?

悪い 人 に は 目 使わ ない の わるい|じん|||め|つかわ||

いい か 青 龍 ||あお|りゅう Listen to me, Blue Dragon!

その 眼 は 呪い 目 だ |がん||まじない|め| Those eyes carry a curse!

制御 の 仕方 は 教える が 決して 使う な せいぎょ||しかた||おしえる||けっして|つかう| I'll teach you to control them, but you must never use them!

使え ば 呪い は 自分 に 返って 来る つかえ||まじない||じぶん||かえって|くる If you use them, the curse will return to you.

相手 の 麻痺 は 自分 の 麻痺 に あいて||まひ||じぶん||まひ| Paralyzing your enemies will paralyze yourself!

両刃 の 剣 な ん だ よ りょうば||けん|||| It's a double-edged sword!

そう で なく て も こんな 力 が ある から ||||||ちから||| Even if not, people won't stop hating or coming after you for your power.

いつまで 経って も 忌み 嫌わ れ たり 狙わ れ たり . . . |たって||いみ|きらわ|||ねらわ||

じゃ 目 使わ ない で 剣 で 村 守ったら |め|つかわ|||けん||むら|まもったら Then, if I protect the village with a sword instead of my eyes,

友達 出来る ともだち|できる can I make friends?

出来る 訳 ねぇ だ ろ できる|やく||| Of course not.

アオ Ao!

アオ Ao!

待って まって Wait!

置 い て 行か ない で お|||いか||

アオ は 剣 を 教え て くれ た ||けん||おしえ||| Ao taught me to use a sword.

アオ は 目 の 力 の 事 を 教え て くれ た ||め||ちから||こと||おしえ||| Ao taught me about the power of my eyes.

アオ は 厳しかった ||きびしかった Ao was stern.

アオ は どんどん 弱く なって い た |||よわく|||

アオ Ao!

クソ くそ Damn it...

消えろ きえろ Get out of here.

アオ

大丈夫 だいじょうぶ Are you okay?

逃げ た 逃げ た よ アオ にげ||にげ|||

アオ Ao?

見え ない みえ| I can't see.

もう 何も 見え ない |なにも|みえ| I can't see anything anymore...

やった やっと 死ね る ||しね| Yes! I can finally die!

もう なんの 力 も ない ||ちから|| I have no power now!

体 も 麻痺 し て や がる からだ||まひ|||| My body is becoming paralyzed!

解放 さ れ た かいほう||| I've been released!

俺 は 人間 だ ! おれ||にんげん|

あれ Oh?

お前 鈴 なんか 持って た か おまえ|すず||もって|| Did you always have bells?

拾った ひろった I found them.

音 綺麗 だ から おと|きれい|| They make a pretty sound...

いい な それ That's good.

見え なく て も お前 が どこ に 居る の か 分かる みえ||||おまえ||||いる|||わかる Even though I can't see you, I know where you are.

ごめん な I'm sorry...

ごめん な I'm sorry...

お前 一 人 に し て おまえ|ひと|じん||| for leaving you alone...

ごめん な I'm sorry!

嫌 だ アオ いや|| Don't, Ao.

もっと 別 の 話 し よ う よ |べつ||はなし|||| Let's talk about something else.

でも 俺 バカ だ から 言葉 何 も 浮かば ない |おれ|ばか|||ことば|なん||うかば| But I'm stupid. I can't think of anything to say.

アオ が 喋って ||しゃべって You have to talk, Ao.

ね アオ

声 を 聞か せ て こえ||きか|| Let me hear your voice.

先代 青 龍 様 が . . . せんだい|あお|りゅう|さま| The previous Blue Dragon is...

あぁ ついに

しかし 長く 持った 方 だ |ながく|もった|かた| He lasted longer than the others.

では 今 の 青 龍 様 に すべて の 呪い の 力 が . . . |いま||あお|りゅう|さま||||まじない||ちから| Then the full curse has passed to the current Blue Dragon.

いい な それ That's good.

見え なく て も お前 が どこ に 居る の か 分かる みえ||||おまえ||||いる|||わかる Even though I can't see you, I know where you are.

俺 は ここ に 居る よ おれ||||いる| I'm here!

何 か が 来る なん|||くる Something's coming.

沢山 兵士 み たい な たくさん|へいし||| Lots of them. Like soldiers.

あの 時 逃げ た 人 が 兵士 に 知らせ た ん だ |じ|にげ||じん||へいし||しらせ||| The people who ran must have told the soldiers.

どう しよ う 俺 の 剣 じゃま だ あんな の 倒せ ない |||おれ||けん|||||たおせ| What should I do? I'm not strong enough to beat them with my sword yet.

俺 は 面 を つけ てる から すぐに 見つかっちゃ う おれ||おもて||||||みつかっちゃ| I'm wearing a mask. They'll find me soon.

里 の 秘密 が ばれ たら さと||ひみつ|||

あの 人 達 に ばれ たら どう なる ん だ ろ う |じん|さとる||||||||| If they find out, what will happen?

目 の 力 は 使う な め||ちから||つかう|

そう だ That's right.

この 力 が ある から みんな 怖 がって 里 は 狙わ れる |ちから|||||こわ||さと||ねらわ| Everyone fears us and attacks the village because of this power.

呪い な ん だ 呪い まじない||||まじない It's a curse. A curse.

だけど But...

この 里 は アオ が 守って き た 場所 |さと||||まもって|||ばしょ Ao protected this village!

な 何 が 起こった ん だ |なん||おこった|| What... What happened?

ごめん ね アオ I'm sorry, Ao...

この 力 は 本当 に 使って は いけない もの だった ん だ |ちから||ほんとう||つかって|||||| This power was never supposed be used.

彼 が 青 龍 かれ||あお|りゅう

優しく て やさしく|

暖か った あたたか|

何故 俺 は こんなに も この 少女 に 会い たかった よ 思う の だ ろ う なぜ|おれ|||||しょうじょ||あい|||おもう||||

次回 暁 の ヨナ 第 十 三 話 じかい|あかつき|||だい|じゅう|みっ|はなし

反響 する 恐怖 Comment : 0,0 : 23 : 40.22,0 : 23 : 42.22 , 通用 1080 日 文 , , 0,0,0 , , Comment : 0,0 : 23 : 40.22,0 : 23 : 42.22 , 通用 1080 日 文 , , 0,0,0 , , はんきょう||きょうふ||つうよう|ひ|ぶん||つうよう|ひ|ぶん Echoing Fear.