Natsume Yuujinchou (Natsume 's Book of Friends ) Episode 12
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Natsume Yuujinchou (Natsumes Buch der Freunde) Episode 12
Natsume Yuujinchou (Natsume's Book of Friends) Episode 12
Natsume Yuujinchou (Natsume's Book of Friends) Episode 12
また そんな 顔 し て 唇 噛み締め て
||かお|||くちびる|かみしめ|
弱 さ を 隠し てる けど
じゃく|||かくし||
その 瞳 の 奥 うずくまる 君 が
|ひとみ||おく||きみ|
本当 の 心 なら
ほんとう||こころ|
all alone,
思って 泣 い て 一 人 で 不安 で
おもって|なき|||ひと|じん||ふあん|
なんで 痛い の 持って ん だ
|いたい||もって||
僕 に そっと 預け て よ
ぼく|||あずけ||
直ぐ じゃ 無理 と 思う の なら ば
すぐ||むり||おもう|||
少しずつ で いい
すこしずつ||
翼 の 無い 僕等 は きっと
つばさ||ない|ぼくら||
飛 べ ない と 決め付け てる だけ
と||||きめつけ||
声 の 限り 君 を 呼ぶ よ 迷わ ない よう に
こえ||かぎり|きみ||よぶ||まよわ|||
フワリ 心 舞い上がれ あの 風 に 乗 せ て
ふわり|こころ|まいあがれ||かぜ||じょう||
すっかり 涼しく なった な
|すずしく||
ああ 山 の 紅葉 は もっと きれい だ ろ う な
|やま||こうよう|||||||
近い うち に 双葉 ダム へ 行 こ う か
ちかい|||ふたば|だむ||ぎょう|||
Let's go the the Futaba dam sometime soon.
お いいね
That sounds good to me. Maybe I should do my part and bring some dirty magazines.
じゃあ おれ なんか ちょっぴり エッチ な も の 持って 来る 係
||||||||もって|くる|かかり
おお って か 何で
|||なんで
Oh? Wait, why?
乗る な 夏目
のる||なつめ
Don't humor him, Natsume. I'll take care of the snacks.
俺 は おやつ 係 やる わ
おれ|||かかり||
じゃあ 俺 は お 飲物
|おれ|||のみもの
Then I'll bring the drinks.
夏目 は お サンドイッチ な
なつめ|||さんどいっち|
Natsume, you take care of the sandwiches.
悪い けど 休日 の 弁当 は ちょっと
わるい||きゅうじつ||べんとう||
Sorry, but getting lunch on a day off is sorta...
何 言って ん だ よ 塔 子 さん に 頼 ん で みろ よ
なん|いって||||とう|こ|||たの||||
What are you talking about? Just ask Ms. Tohko, I'm sure she'll be overjoyed.
きっと 喜ぶ ぞ
|よろこぶ|
で 俺 も 嬉しい
|おれ||うれしい
And so will I! Ms. Tohko's sandwiches!
塔 子 さん の お サンドイッチ
とう|こ||||さんどいっち
そう だ ろ う か
I wonder if that's true?
じゃあ な 夏目
||なつめ
See ya, Natsume.
うん また
Yeah, later!
妖怪 が 妖怪 を 食べ てる
ようかい||ようかい||たべ|
The spirit... is being eaten!?
人 の 匂い
じん||におい
我 を 見 た な
われ||み||
食って やる 食って やる
くって||くって|
I'll eat you! I'll eat you!
放せ
はなせ
Let go!
逃げ て も 無駄 だ 食って やる ぞ 小僧
にげ|||むだ||くって|||こぞう
It's useless. Even if you run, I'll still eat you, brat! I'll come to eat you!
食い に いく ぞ
くい|||
ただいま
I'm back.
お 帰り 貴志 君
|かえり|きし|きみ
Welcome back, Takashi. My, what's wrong? You look pale.
あ どう し た の 顔色 悪い わ
|||||かおいろ|わるい|
あ そう です か 別に 何 も
||||べつに|なん|
I-Is that so? It's nothing, really.
あ 大変 焦げ ちゃ う
|たいへん|こげ||
Oh no! It's burning!
夏目 帰った か
なつめ|かえった|
Natsume, you're back?
ニャンコ 先生
|せんせい
Master Nyanko.
うむ いい におい だ
Mm, what a nice smell. Tonight is fried squid, isn't it? Would you care for some squid?
今夜 は イカ の フライ だ な
こんや||いか||ふらい||
イカ は いかが
いか||
猫 は イカ 食べ ちゃ いけ ない ん だ ぞ
ねこ||いか|たべ||||||
Cats can't eat squid, you know?
猫 で は ない と 言 っと ろ う が
ねこ|||||げん||||
I keep telling you, I'm not a cat!
うん どう し た 夏目 その 痣 は
||||なつめ||あざ|
せ ん 先生
||せんせい
お お前
|おまえ
腕 に 呪い を 受け た な
うで||まじない||うけ||
You've had a curse placed on that arm, haven't you?
呪い
まじない
A curse?
笑いごと か 阿 呆
わらいごと||おもね|ぼけ
Is this something to laugh about, fool!?
あ 痛
|つう
全く この 私 の 獲物 に 手 を 付ける と は けしからん
まったく||わたくし||えもの||て||つける|||
To lay a hand on my prey... inexcusable!
しかも 食う だ と
|くう||
What's more, he even said he'd eat you? Normally I'd be grateful, but since I'm in this shape, he might take the Book of Friends as well.
普段 なら ありがたい が
ふだん|||
今 の 私 で は そい つ に 横取り さ れ かね ん から な
いま||わたくし||||||よこどり||||||
あの な
Look here, you...
しょうがない な
It can't be helped.
私 に 代わる 用心棒 と し て 誰 か を 呼び出す か
わたくし||かわる|ようじんぼう||||だれ|||よびだす|
Shall we summon someone to replace me as your bodyguard?
呼び出す って
よびだす|
Summon?
友人 帳 を 使う の さ
ゆうじん|ちょう||つかう||
We'll use the Book of Friends.
友人 帳 そんな こと できる の か
ゆうじん|ちょう|||||
The Book of Friends? It can even do things like that?
レイコ が 自慢げ に 話し て おった
れいこ||じまんげ||はなし||
Reiko used to brag about it to me.
こんな 感じ か
|かんじ|
Like this?
いい だ ろ う
That should be fine.
次に 白い 布 を 羽織って 陣 の 真 ん 中 に 立て
つぎに|しろい|ぬの||はおって|じん||まこと||なか||たて
白衣 の 代用 だ
はくい||だいよう|
顔 と 名前 を 知ら ね ば 呼 べ ぬ から
かお||なまえ||しら|||よ|||
You can't summon without knowing both the name and the face. Try summoning Misuzu.
この 間 の 三 筱 を 呼び出し て みる か
|あいだ||みっ|しょう||よびだし|||
夏目 鏡 と 友人 帳 を 置 い て 血 を 落とせ
なつめ|きよう||ゆうじん|ちょう||お|||ち||おとせ
Natsume, put down the mirror and the Book of Friends, then drop your blood onto it.
血
本来 なら 生爪 の 一 枚 も 欲しい ところ だ
ち|ほんらい||なまづめ||ひと|まい||ほしい||
Normally you'd have to give a fingernail, but blood works just as well.
妖 相手 に 代償 なし で 済む と 思う な よ
よう|あいて||だいしょう|||すむ||おもう||
Don't even think about dealing with spirits without some form of renumeration.
やる ぞ 夏目
||なつめ
Good going, Natsume!
我 を 護 り しも の よ
われ||まもる||||
My guardian, come hither to my side.
我が 元 へ 来 れ
わが|もと||らい|
汝 の 名
なんじ||な
Thy name... Misuzu.
三 筱
みっ|しょう
Thy name... Misuzu.
夏目 殿 お 久しぶり で ござい ます な
なつめ|しんがり||ひさしぶり||||
Sir Natsume, it has been some time.
この 前 は 名前 を 返し そびれ て 悪かった な
|ぜん||なまえ||かえし|||わるかった|
Last time I said that I'd return your name, but didn't. I apologize.
三 筱 力 を 貸し て ほしい こと が ある
みっ|しょう|ちから||かし|||||
Misuzu, I have something that I'd like you to help me with. Bear with me for a bit.
少し 付き合って くれ
すこし|つきあって|
ふん よろしい でしょ う
これ な ん だ けど
あ さっき より 広がって る
|||ひろがって|
おや 呪い の 印
|まじない||いん
What's this? The mark of a curse... this isn't good.
これ は まずい
だが 私 は 呪い に 詳しく は ござい ませ ん
|わたくし||まじない||くわしく||||
Unfortunately, I am not very knowledgeable about curses. I shall summon one with such knowledge as my replacement.
代わり の 者 を 寄越し ま しょ う
かわり||もの||よこし|||
助かる
たすかる
You're a lifesaver.
しかし 夏目 殿
|なつめ|しんがり
However, Sir Natsume. you must never show a weak heart in front of a spirit.
妖 に 弱い 心 を 見せ て は なり ませ ぬ よ
よう||よわい|こころ||みせ||||||
妖 は 人 の 心 の 弱 さ や 影 を 映す
よう||じん||こころ||じゃく|||かげ||うつす
Spirits reflect people's weaknesses and fears.
寂し さ を 妖 で 埋め合わせ て おいで で
さびし|||よう||うめあわせ|||
Are you using spirits as compensation for your own loneliness?
三 筱 主 に いい 態度 だ な
みっ|しょう|おも|||たいど||
Misuzu, you sure have an attitude towards your master, don't get carried away.
あまり 調子 に 乗る な よ
|ちょうし||のる||
よく 言う わ 斑
|いう||ぶち
You have a lot of nerve calling yourself his bodyguard when you let this happen in the first place.
印 など 付け させ て おい て 用心棒 が 聞い て 呆れる
いん||つけ|さ せ||||ようじんぼう||ききい||あきれる
何
夏目 殿 そんな 猫 だるま
なん|なつめ|しんがり||ねこ|
Sir Natsume, should you ever feel like giving up on this cat doll, call for me any time. I shall protect you in his stead.
見限ら れ たら いつでも 申さ れよ う
みかぎら||||もうさ||
私 が お守り しよ う
わたくし||おもり||
こら 誰 が 猫 だるま だ
|だれ||ねこ||
Hey! Who the hell are you calling a doll, you wooden horse bastard!
木馬 野郎
もくば|やろう
では 丙 を 呼 ん で 参り ます
|ひのえ||よ|||まいり|
I'm no doll!
おい 何 丙 だ と
|なん|ひのえ||
知って る の か 先生
しって||||せんせい
You know who it is, Master?
あ ああ あいつ は
T-That one is...
レイコ レイコ
れいこ|れいこ
Reiko, Reiko... Ah, you've finally called for me...
ああ あいつ は
T-That person...
やっと 我 を 呼 ん だ か
|われ||よ|||
麗し の レイコ
うるわし||れいこ
Ahhhh, my beloved Reiko! Those scornful eyes, those lips that match your smirk...
おお その 蔑む よう な 目
||さげすむ|||め
薄ら 笑い が 似合う 唇
うすら|わらい||にあう|くちびる
どう し た の だ その 髪 は
||||||かみ|
What's with that hair? Did those humans harass you again?
また 人間 に 嫌がらせ さ れ た の かい
|にんげん||いやがらせ|||||
あんな 口惜しい や 人間 ども
|くちおしい||にんげん|
Those detestable humans... I, Hinoe, shall curse each and every one who touched you to death.
お前 に 触れる もの は 皆 この 丙 が 祟 り 殺し て くれよ う か
おまえ||ふれる|||みな||ひのえ||たたり||ころし||||
ん 胸 が ない
|むね||
Hm? No breasts...
な なんと
男
あいつ は 重度 の レイコ 好き だ
おとこ|||じゅうど||れいこ|すき|
She's a serious Reiko fanatic.
気色 の 悪い
けしき||わるい
How sickening...
そして 男 嫌い だ
|おとこ|きらい|
うん その 声 は
||こえ|
斑 か
ぶち|
何で 分かった
なんで|わかった
なん だ その へ ちゃ むくれ 姿 は
||||||すがた|
What's with that appearance? Do you want to make Reiko laugh that badly?
そう まで し て レイコ に ウケ たい の か
||||れいこ|||||
落ちつか ん か 丙
おちつか|||ひのえ
Calm down already Hinoe, Natsume looks like he thinks you're some kind of freak.
夏目 が ドン 引き し とる ぞ
なつめ|||ひき|||
で その レイコ の 偽物 は 一体 な ん だい
||れいこ||にせもの||いったい|||
夏目 レイコ の 孫 貴志 です
なつめ|れいこ||まご|きし|
孫 レイコ は どう し た
まご|れいこ||||
Grandson? What happened to Reiko?
遠 の 昔 に 他界 し た
とお||むかし||たかい||
She passed on a long time ago.
そう か
I see... how crushingly short... that's why I don't like humans!
なんと 短い
|みじかい
だから 好か ん の だ 人 は
|すか||||じん|
寄る な 男 め
よる||おとこ|
Don't come near me, you disgusting man!
使って ください
つかって|
Please use it... you're crying for Reiko's sake, aren't you?
レイコ さん の ため に 泣 い て くれ てる ん でしょ う
れいこ|||||なき|||||||
いや 失礼 し た
|しつれい||
I've been rude.
三 筱 殿 が 夏目 が 呼 ん で いる と
みっ|しょう|しんがり||なつめ||よ||||
Misuzu said that "Natsume" had called for me...
つい 興奮 し て しまった よ
|こうふん||||
I got caught up in the heat of the moment...
何 を する
なん||
Hey! What are you doing?!
五 日 印 だ ね
いつ|ひ|いん||
The "Five Day Mark," huh?
五 日 印
いつ|ひ|いん
動 け ない 妖 もの が 近く を 通った 奴 に 印 を つける ん だ
どう|||よう|||ちかく||かよった|やつ||いん||||
It is a mark placed by an immobile spirit on anything that comes near it.
印 は 五 日間 かけ て そや つ の 生気 を 吸い 尽くし た り
いん||いつ|にち かん||||||せいき||すい|つくし||
The mark is set to last for five days as the owner sucks the vitality out of you... or draws you in to eat you.
主 の 所 へ 引き寄せ て 食べ たり
おも||しょ||ひきよせ||たべ|
それ を 繰り返し て 印 主 は 何時か 自由 に なる 力 を 得る の さ
||くりかえし||いん|おも||いつか|じゆう|||ちから||える||
変 だ な
へん||
Strange, I can't remember where I entered from...
どこ から 入った か 思い出 せ ない
||はいった||おもいで||
恐らく 人 に は 通 れ ぬ 道 に 入って
おそらく|じん|||つう|||どう||はいって
そこ で 印 主 に 会った の だ ろ う な
||いん|おも||あった|||||
やれやれ 面倒 だ が 調べ と い て やる から
|めんどう|||しらべ|||||
今日 は もう 帰り な
きょう|||かえり|
厄介 な こと に なった な
やっかい|||||
This has become quite problematic...
なんだ
What is that?
妖 もの で は ない な
よう|||||
It's not a spirit.
これ いい かも ね
This could be nice.
あら どう し た の
My, what's wrong with your arm?
その 腕
|うで
あ 木 の 枝 で 引っ掻 い ちゃ って
|き||えだ||ひっか|||
I scratched it on a branch, it's no big deal.
大した こと ない です
たいした|||
まあ まあまあ 化膿 し たら 大変
||かのう|||たいへん
My, my my, it would be terrible if it got infected...
大丈夫 です 問題 なし です
だいじょうぶ||もんだい||
It's fine, really. There's no problem. I'm alright.
ほら
元気 です から
げんき||
だめ よ 見せ て 頂
||みせ||いただ
No, show it to-
いって き ます
I'll be going.
まいった な やっぱり 広がって る
|||ひろがって|
That's a problem. It's spreading.
なんだか この 影 メリー さん みたい だ
||かげ||||
This shadow... kinda looks like Mr. Merry.
メリー さん なんだ それ は
Mr. Merry? What's that?
得 体 の 知れ ない もの が 少しずつ 近づ い て くる って いう 怪談 だ よ
とく|からだ||しれ||||すこしずつ|ちかづ||||||かいだん||
It's a ghost story about a mysterious being that slowly comes closer to you.
電話 が かかって くる ん だ
でんわ|||||
They say it calls you. "This is Merry. I'm right in front of the gate."
私 メリー さん 今 門 の 前 に いる の って
わたくし|||いま|もん||ぜん||||
しばらく する と また 電話 が 鳴る
||||でんわ||なる
After a while, it calls you again. When you pick up, "This is Merry. I'm in front of the door."
出 て みる と
だ|||
私 メリー さん 今 玄関 の 前 に いる の
わたくし|||いま|げんかん||ぜん|||
この 痣 と 何 か 関係 が ある の か
|あざ||なん||かんけい||||
Does it have anything to do with this mark?
どう しよ う
レイコ と 同じ 顔 な の に しけ た 面 を お 見せ で ない よ
れいこ||おなじ|かお||||||おもて|||みせ|||
Don't put on such a gloomy expression with Reiko's face.
丙
印 主 の 正体 が 分かった よ
ひのえ|いん|おも||しょうたい||わかった|
I figured out who the mark belongs to. It's from an evil spirit that's been sealed for a long time.
長年 封印 さ れ てる 強力 な 邪 鬼 だ
ながねん|ふういん||||きょうりょく||じゃ|おに|
印 を 使って 獲物 を 狩り じわじわ と 力 を 蓄え て
いん||つかって|えもの||かり|||ちから||たくわえ|
どうやら 後 一 人 食え ば 封印 が 解ける よう だ
|あと|ひと|じん|くえ||ふういん||とける||
後 一 人 って 俺 の こと か
あと|ひと|じん||おれ|||
One more... you mean me?
ああ そして 力 を 取り戻し つつ ある 邪 鬼 は
||ちから||とりもどし|||じゃ|おに|
Yeah. After regaining that much of its lost power, the evil spirit couldn't wait any longer and sent its shadow over.
待ち き れ ず に 影 を 飛ばし て き た
まち|||||かげ||とばし|||
影 は お前 の 印 から 生気 を 吸い取って どんどん 動き が 速く なる
かげ||おまえ||いん||せいき||すいとって||うごき||はやく|
The shadow saps your life energy through that mark, and its movements will gradually become faster.
今 は まだ の 鈍 間 で やっと 家 を 探り 当て た ところ だ けど ね
いま||||どん|あいだ|||いえ||さぐり|あて|||||
It's still slow, so it only just found out the location of your house.
お前 あいつ に 触れ られ たら 死ぬ よ
おまえ|||ふれ|||しぬ|
If it touches you, you die.
先生 で か
せんせい||
Master... you're huge!
む ぅ 呪い の 余波 で 妖力 が 安定 せ ん わ い
||まじない||よは||ようりょく||あんてい||||
くそ くそ くそ
Dammit! Dammit! Dammit! Dammit! Dammit! Dammit!
止めろ ばか
とどめろ|
貴志 君
きし|きみ
Takashi?
貴志 君 帰った の
きし|きみ|かえった|
Takashi? Are you back?
あら
おかしい わ ね 声 が し た と 思った のに
|||こえ|||||おもった|
That's strange, I could have sworn I heard his voice...
あの 影 私 が 食って しま お う か
|かげ|わたくし||くって||||
Should I eat that shadow?
印 の ない 奴 に は 触れ も し ない よ
いん|||やつ|||ふれ||||
Those without the mark can't even touch it.
まあ いい じゃ ない か
Well, just leave it be, the mark will only last for four more days. You'll just have to run around in the meantime.
五 日 印 の 効力 は 後 四 日
いつ|ひ|いん||こうりょく||あと|よっ|ひ
その 間 逃げ回って れ ば いい の さ
|あいだ|にげまわって|||||
逃げ切れ ば いい ん だ な 後 四 日
にげきれ||||||あと|よっ|ひ
この 人 達 に は 心配 かけ たく ない
|じん|さとる|||しんぱい|||
I don't want to cause these two any worry.
でも 一緒に いる と 何 が 起こる か 分から ない し
|いっしょに|||なん||おこる||わから||
But... if I'm around them, I don't know what will happen.
野宿 し て 朝 こっそり 戻れ ば
のじゅく|||あさ||もどれ|
If I camp out at night and return in the morning, Ms. Tohko shouldn't notice.
塔 子 さん に も 気付か れ ない さ
とう|こ||||きづか|||
くそ メリー さん め ついに 家 に 入って 来 た
|||||いえ||はいって|らい|
Damn it! That Merry bastard, it finally got into the house!
もう 帰ら ない 方 が いい
|かえら||かた||
幸い 明日 から 連休 だ
さいわい|あした||れんきゅう|
夏目 外国 人 に 恋 でも し た の か
なつめ|がいこく|じん||こい|||||
Natsume, did you fall in love with a foreigner or something?
インターナショナル
いんたーなしょなる
INTERNATIONAL!
あ 塔 子 さん です か 貴志 です
|とう|こ||||きし|
Ms. Tohko? It's Takashi, I'll be staying at a friends house for the next three days.
今日 から 三 日間 友達 の 家 に 泊まり ます
きょう||みっ|にち かん|ともだち||いえ||とまり|
いえ はい
No... Yes... "Whose house?" That's... E-everyone's waiting on me, I need to go!
あ いえ 誰 の 家 って それ は
||だれ||いえ|||
あ あの みんな が 待って る んで すいません
||||まって|||
貴志 君
きし|きみ
Takashi?
心配 かけ ちゃ う かな 塔 子 さん に
しんぱい|||||とう|こ||
I wonder if she'll worry. But if I'm there, I'll only cause trouble for them...
でも 俺 が い たら 迷惑 が
|おれ||||めいわく|
お前 は レイコ と 違う ね
おまえ||れいこ||ちがう|
You're different from Reiko. You like humans, don't you?
お前 は 人 が 好き な ん だ ね
おまえ||じん||すき||||
小さい 頃 は 苦手 だった ん だ
ちいさい|ころ||にがて|||
でも 優しい 人 たち に 出会 え て 優し さ を 知って
|やさしい|じん|||であ|||やさし|||しって
逃げ たく ない って 思った
にげ||||おもった
俺 も 優しく なり たい って 思った ん だ
おれ||やさしく||||おもった||
I thought "I want to become kind, as well."
男 の くせ に 甘 ちゃん な こと を
おとこ||||あま||||
You say such childish things for a man.
全く だ
まったく|
No kidding.
悪かった な
わるかった|
Sorry about that!
また だ よ
Not again!
やれやれ で は 今回 限り の 式 を
|||こんかい|かぎり||しき|
What a hassle. How about getting a Shiki to protect you just this once.
お前 に 付け て 守ら せる の は どう だ
おまえ||つけ||まもら|||||
式
影 を 払 える 系譜 の もの だ よ
しき|かげ||はら||けいふ||||
Spiritual beings that possess the power to exorcise shadows.
その 呼び出し 方 を 教え て やる
|よびだし|かた||おしえ||
I'll teach you the method by which to summon them. It's tough, but how about it?
きつい けど やる かい
その 体力 で は 一 発 勝負 だ
|たいりょく|||ひと|はつ|しょうぶ|
With the level of power you have left, it's going to be decided in one shot.
大物 が 出る か
おおもの||でる|
Whether a big one or a useless one appears...
役立た ず の 小物 が 出る か
やくだた|||こもの||でる|
ありがとう 丙
|ひのえ
なぜ だ
レイコ に 似 てる の に 何で 男 な ん だ
れいこ||に||||なんで|おとこ|||
辛い よう だ な
からい|||
It must be tough, but try to get some rest before the real thing, Natsume.
本番 前 に 少し 休め 夏目
ほんばん|ぜん||すこし|やすめ|なつめ
魚 でも 捕って 来 て やる か
ぎょ||とって|らい|||
I guess I'll go catch a fish or something.
帰り たい 家 へ
かえり||いえ|
I want to go... home...
追って 来 た の か 巻物 は
おって|らい||||まきもの|
It came after me! Where's the scroll!?
食って やる ぞ 小僧
くって|||こぞう
そう は さ せる か
Like I'd let you! ... eh?
先生
せんせい
Master!
夏目
なつめ
Natsume! Use it!
使え
つかえ
日 通り し 道 より 来た れ
ひ|とおり||どう||きた|
Daylight, come forth from the path. A being to exorcise the shadow.
影 祓 う もの
かげ|ふつ||
来 た か
らい||
Is that it?
う わ ち っさ
それ が お前 の 式 か
||おまえ||しき|
Is that your Shiki?
先生 元 に 戻った の か
せんせい|もと||もどった||
Master... you're back to normal?
ああ 終わった よ
|おわった|
Yep. It's all over. Your mark is gone as well.
お前 の 印 も 消え て いる
おまえ||いん||きえ||
そう か
I see, that's great.
よかった
よく ない よ
It's not great.
お前 を 見 て い て 思った よ
おまえ||み||||おもった|
After looking at you, I felt it. "I want to protect the things precious to me" and "I don't want to cause them any trouble."
大事 な もの を 守り たい と か 迷惑 を かけ たく ない と か
だいじ||||まもり||||めいわく||||||
そんな 気持ち ばっかり だ
|きもち||
Nothing but those sorts of feelings.
自分 を 大切 に でき ない 奴 は 大嫌い だ よ
じぶん||たいせつ||||やつ||だいきらい||
I hate people who can't treasure themselves.
ごめん
いやいや お 見事
||みごと
Well, well, quite splendid indeed.
夏目 殿 を 試さ せ て いた だい た
なつめ|しんがり||ためさ|||||
I took the opportunity to test you, Sir Natsume.
人 の 子 など に 私 の 名前 を 預け て おい て よい もの な の か を
じん||こ|||わたくし||なまえ||あずけ|||||||||
To see whether or not it was wise to leave my name in the care of a mere human.
試す
ためす
You tested me?
かえる を 使って 奴 の 所 へ 導 い た の は 私 です よ
||つかって|やつ||しょ||みちび|||||わたくし||
It was I who had my servant frog lead you into that thing's lair.
三 筱 お前
みっ|しょう|おまえ
Misuzu, you...
食わ れる よう なら それ まで だ
くわ||||||
If you had been eaten, then that would've been it. I would have taken the Book of Friends.
その 時 は 友人 帳 は 私 が 頂 こ う か と
|じ||ゆうじん|ちょう||わたくし||いただ||||
なん だ と
What!?
判定 は
はんてい|
ふさわしく ない
You're not fit to hold my name... However, you're interesting, I've taken a liking to you.
しかし 面白い
|おもしろい
気 に 入った 夏目 殿
き||はいった|なつめ|しんがり
今 しばらく は 名前 を 預け ま しょ う
いま|||なまえ||あずけ|||
名 を 呼ば れる の も 嫌い じゃ ない
な||よば||||きらい||
ありがとう
私 も 夏目 に だったら 呼ば れ て やって も よい
わたくし||なつめ|||よば|||||
I, as well, do not mind if you call for me, Natsume.
夏目 人間 に 嫌 気 が さし たら
なつめ|にんげん||いや|き|||
いつ でも 私 の 所 へ おいで
||わたくし||しょ||
貴志 君
きし|きみ
Takashi!
どこ いって た の
Where have you been!? Even though I told you to tell me where you were!
連絡 先 を 教え て って あんな に 言った のに
れんらく|さき||おしえ|||||いった|
す すいません
ちょっと そこ に お 座り なさい
||||すわり|
はい
Right away!
一体 どれほど 心配 し た と 思って る の
いったい||しんぱい||||おもって||
Do you have any idea how worried I was!? I don't mind you staying over at a friend's house,
お 友達 の 家 に 泊まる の は 構わ ない わ
|ともだち||いえ||とまる|||かまわ||
でも 居場所 を 教え て くれ なきゃ
|いばしょ||おしえ|||
But you absolutely have to tell me where you're going! What if something happened to you!?
もしも の こと が あったら どう する の
もう 私 一晩 中 心配 で 心配 で
|わたくし|ひとばん|なか|しんぱい||しんぱい|
一睡 も でき なかった ん だ から
いっすい||||||
帰って 来 た ん だ 僕 の 家 に
かえって|らい||||ぼく||いえ|
I've returned... to my home.
聞い てる の 貴志 君
ききい|||きし|きみ
Are you listening to me, Takashi?!
あ はい 聞い て ます
||ききい||
Y-Yes I am! I'm listening!
優しく 暖かい
やさしく|あたたかい
僕 の 大切 な 人 たち と 暮らす この 家 へ
ぼく||たいせつ||じん|||くらす||いえ|
色づく 西 空 に
いろづく|にし|から|
Irozuku nishizora ni
差し込む 一筋 の 陽
さしこむ|ひとすじ||よう
sashikomu hitosuji no hi
夕立 の 雨上がり に
ゆうだち||あめあがり|
夕立の 雨上がりに
気付く 夏 の 匂い
きづく|なつ||におい
気づく 夏の匂い
ひしめく 光 が 照らす
|ひかり||てらす
hishimeku hikari ga terasu
想い に 耳 を 澄ま せ ば
おもい||みみ||すま||
omoini mimi wo sumaseba
聴 こえ し 友 の 面影
き|||とも||おもかげ
kikoeshi tomono omokage
夏 夕 空 薫り 立つ
なつ|ゆう|から|かおり|たつ
鮮やか な 過ぎ去り し 日々
あざやか||すぎさり||ひび
鮮やかな 過ぎ去りし 日々
心 の まま 笑い あった
こころ|||わらい|
Laugh as your heart tells you.
あの 夏 の 思い出 よ
|なつ||おもいで|
ano natsu no omoideyo
秋 の 夜長 賑やか な 祭り 空 を 彩る 花火
あき||よなが|にぎやか||まつり|から||いろどる|はなび
The long Autumn night,
この 町 で 出会った 優しい 人 たち が いる
|まち||であった|やさしい|じん|||
The kind people that I met in this town,
彼ら の ため に 俺 は 何 か し て あげ られ た の か な
かれら||||おれ||なん|||||||||
Have I done anything for their sake?