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異世界かるてっと, 異世界かるてっと - 06

異 世界 かる てっと - 06

( ロズワール ) 学園 生活 に も 慣れて きた ようで ―

先生 は うれしい よ

みんな も 顔 が 一致 した ころ か ~ な

( ロズワール ) な ので そろそろ ―

クラス 委員 を 決めよう じゃ な ~ いか

♪~

~♪

まずは 委員 長 と 副 委員 長 を ―

決めよう か ~ な

( アルベド ) 先生 !

な ~ に かな アルベド 君

( アルベド ) アインズ 様 こそ が 委員 長 に ふさわしい です わ !

( アルベド ) アインズ 様 こそ が 委員 長 に ふさわしい です わ !

( アウラ たち ) うん うん うん うん …

( アクア ) 反対 反対 反対 はん た ー い !

( アクア ) アンデッド が 委員 長 なんて ―

この 私 が 絶対 許さ ない わ

じゃあ 君 が 立候補 して くれる の か ~ い ?

( アクア ) そう よ ! まあ しかたない わ ね

生まれながら に 人々 を 導く 定 めだ もの ね

( アルベド ) 何 を 言って いる の この ブス

ああ ?

だって ね こんな 頭 の おかしい ブス が ―

委員 長 に なる だ なんて 失笑 も のでしょ

ブス って 言った ! 2 回 も 言った ! カズマ !

( カズマ ) はい カズマ です

あの サキュバス が ひどい こと 言って くる !

( ダクネス ) いや アクア あの 程度 は 罵 詈雑 言 ( ば り ぞうご ん ) と は 言え ない な

もっと レベル の 高い 言葉 責 め を

( カズマ ) ダクネス 分かった 黙れ

じゃあ 委員 長 の 立候補 は アインズ 君 と アクア 君

他 に は い ない か な ?

( ターニャ ) ハァ …

( ターニャ ) こんな おかしい 連中 だらけ の クラス で 委員 長 を やる など ―

最 前線 に 出る も 同然

立候補 なんか する もの か

( エミリア ) わ … 私 も り … 立候補 し ます

( ロズワール ) ん ~

み みんな が 仲よく できる クラス に し たい から

( スバル ) じゃあ 俺 は ―

エミリア たん を 委員 長 に して みせる !

ロズ っち 先生 選抜 方法 は ? 選挙 と か ?

( ロズワール ) くじ引き だ よ

( スバル ) また くじ引き … ( ロズワール ) また くじ引き

私 が 委員 長 に 選ば れた エミリア です

頑張り ます ので よろしく お 願い し ます

( スバル ) フフン

( ラム ) やり遂げた 男 の 顔 して る けど ―

バルス は 何も やって い ない わ よ

くう ~ こんな 不正 認め ませ ん !

どうして あんな 小 娘 が 委員 長 で アインズ 様 が 副 委員 長 な んです か !

そう は 言って も 公平な くじ の 結果 だ ~ しね

しかも あの ブス まで 副 委員 長

また 言った わ ね !

こっち だって あんな 骸骨 野郎 願い下げ よ

そもそも 副 委員 長 なんて やり たく ない もん

じゃあ 副 委員 長 の ポスト が 1 つ 空いて しまう ね ~ え

( アルベド ・ シャルティア ) えっ ?

( アルベド ) で は 私 が やり ます

( シャルティア ) で は 私 が やる であり ん す

( アルベド ・ シャルティア ) あん ? ( アウラ ) 待ち な よ !

私 だって アインズ 様 と 一緒 が いい んだ から ね

( マーレ ) ぼ 僕 も

( アインズ ) お 落ち着け

( ケーニッヒ ) なあ ノイマン ( ノイマン ) ん ?

骸骨 でも ハーレム な んだ ぜ ( ノイマン ) ああ

男 と して 悲しく なる よ な

( ノイマン ) だ な ( グランツ ) マジ で 羨ま し いっす

( ヴァイス ) 帝国 軍人 は そんな あからさまに 欲しがら ない

じゃあ 大尉 殿 は 羨ま し くない と ?

( ヴァイス ) 羨ま し くない と 言えば ウソ に なる

( グランツ ) です よ ね ( ノイマン ) だ な

( ヴィーシャ ) 本当に うち の 男 ども は ―

どうして いつも こう な んでしょう ?

( ターニャ ) ん ?

まあ そういう 欲求 が 強い くらい が 戦場 で は 役 に 立つ もの だ

ん … そう な んです か ? ( ターニャ ) ん そう な の

( ヴィーシャ ) あっ そう な んです か

( スバル ) どこ の 世界 も ―

幼女 は 知った ような 口 を 利く もの な のだろう か ?

( ベアトリス ) 口 を 開か なくて も 何 を 思って る か 分かる かしら

( ロズワール ) は ー い は いはい は ー い

君 たち らち が 明か ない ので もう あと は くじ引き に する よ

( アインズ ) そ それ で いこう いい な ? 皆 の 者 !

( 一同 ) はい ! ( スバル ) 返事 早 ( はえ ) え な おい

よっ しゃ ああ ああ !

( ロズワール ) 君 たち は 当面 この チーム で 班 を 組んで もらう よ

えっ 本気で ?

あんまり って か ―

話した こと ない 人 しか い ない んです が

( ロズワール ) 最初 は 誰 も が 話した こと が ない もん だ ~ よ

( ドア の 開閉 音 )

( デミウルゴス ) しかたない で すね ( マーレ ) ん ?

ですが これ は 逆に チャンス と も 言え ましょう

チャンス ?

( デミウルゴス ) この 振り分け を 見て ください

守護 者 たち が 見事に バラ け ました

( シャルティア ) それ が 何 か あり ん す か ?

アインズ 様 は おっしゃい ました

“ 当面 学園 生活 を 順守 せよ ” と

この “ 当面 ” と いう 言葉 の 意味 を 考え なくて は なり ませ ん

( アインズ ) え ?

アインズ 様 の 世界 征服 を 実現 する と いう ―

ご 命令 が 今 も 変わら ぬ 以上

不確定 要素 が 多い この 状況 で 考え なし に 動く こと は 愚策

それゆえ アインズ 様 は 各 陣営 の 情報 収集 と 利用 を ―

考えて いらっしゃる のです

( アインズ ) え ?

( アクア ) 何で 私 が 飼育 委員 な の !? ( デミウルゴス ) 言い換えれば ―

これ は 偉大なる 御方 に 仕える 者 の 責務 に して ―

アインズ 様 の 希望 に 沿える 域 に 達して いる か ―

アピール できる 好機 で は ない でしょう か

( コキュートス ) ツマリ “ ソレゾレノ 委員 デ 結果 ヲ 出 セ ”

… ト アインズ 様 ハ オッシャッテイル

( デミウルゴス ) その とおり ( アインズ ) ええ ?

( シャルティア ) 分かった であり ん す

この シャルティア 保健 委員 を 完璧に こなして みせる であり ん す !

( ロズワール ) ベアトリス

どうした の か ~ な

話 が ある の よ ロズワール

先生 だ ~ よ

あれ で 公正な くじ引き なんて 笑わ せる んじゃ ない かしら

( ロズワール ) それ は どういう こと か ~ な ?

何 を たくらんで る の か って 話 な の よ

たくらむ ?

そんな 無意味な こと は し ない と ~ も

それ は どういう 意味 かしら ?

結局 は 決め られた 役割 を こなす しか ない の さ

君 も 私 も みんな も ~

君 も 私 も みんな も ~

あっ ちょっと 待つ の よ ロズワール !

( カズマ ) お 父さん お 母さん カズマ です

僕 は 死んだ と 思ったら ―

駄目 女神 略して “ 駄 女神 ” と どう しよう も ない 世界 で ―

どう しよう も ない 連中 と 一緒に 生活 を して い ました

でも 今 なぜ か 別の 異 世界 に 行って しまった ようで ―

学園 生活 を 送る は めに なって い ます

登校 拒否 に なって た 僕 が 学校 に 行って いる だ なんて ―

今 の 僕 を 見たら 2 人 は さぞ 驚か れる でしょう ね

でも 1 つ だけ 言わ せて ください

ここ に いる 連中 どう 見て も 学生 じゃ ない んです !

本当に おかしい んです !

どうした ん だ ? サトウ ・ カズマ だった か ?

( カズマ ) 同級 生 に 幼女 が いる んです !

同級 生 に 悪魔 が いる んです !

で いつまで そこ に 寝て いる んだ ?

なんか 動け ない んです けど !

( デミウルゴス ) ふむ … 支配 の 呪 言 ( じゅ ご ん ) が 効か ない と は

ひれ伏し なさい

( カズマ ) ぐ は あ ! ( ターニャ ) ん ?

( デミウルゴス ) この 世界 は 少々 力 関係 が 複雑な ようです ね

面 を 上げて よし

ハッ ! な 何 だった んだ ?

大丈夫です か ?

気分 が 悪い ようでしたら 横 に なった ほう が いい か と

う っ … そう さ せて もらおう か …

( ターニャ ) そんな ペース で やって いたら 日 が 暮れて しまう 立て

え ?

今 何と ?

立て と 言った のだ

( カズマ ) う う …

( デミウルゴス ) この 人間 支配 の 呪 言 の ような もの を !

私 が 風紀 委員 長 に なった からに は 緩い 世界 など 許さ ん !

ほう

規律 だ ! 規律 の 先 に 自由 そこ を 徹底 して やる !

それ は いい 考え です ね

その ため に は ルール 作り を し なくて は なり ませ ん

ああ 細かく 定めて いく と しよう

ときに 貴 君 は なかなか 話 が でき そうだ な

さすが は アインズ 君 の 仲間 だ

あなた こそ さすが は アインズ 様 が ―

お 認め に なら れる だけ の こと は あり ます ね

改めて ―

私 の 名 は ターニャ ・ フォン ・ デグレチャフ

私 の 名 は ターニャ ・ フォン ・ デグレチャフ

( カズマ ) ああ お 父さん お 母さん

( カズマ ) ああ お 父さん お 母さん

( カズマ ) ああ お 父さん お 母さん

ターニャ と 呼んで くれ

ターニャ と 呼んで くれ

ターニャ と 呼んで くれ

僕 は また 登校 拒否 に なって しまい そうです ~

僕 は また 登校 拒否 に なって しまい そうです ~

( コキュートス ) セン 越 ナガラ ―

私 ガ 体育 委員 長 ヲ 務 メサセテイタダク

確かに いちばん 身体 能力 高そう だ から な

だ な

で どんな こと を する ? 体 に 縄 を くくりつけて つるす か ?

あっ いや それ より も ジャイアントトード の 口 の 中 で ―

トロトロ に …

( コキュートス ) 娘

何 だ ? 見るからに 凶暴 そうな 体育 委員 長

( コキュートス ) 何 ダ ソノ 呼 ビ 名 ハ …

その 4 本 の 腕 は 何の ため に ある !

私 の 両手 両足 を 押さえつける ため に ある のだろう ?

そして お前 は 言う のだ “ これ で 体 の 自由 は 奪った ”

“ 泣いて 謝って も もう 遅い ”

だが 私 は 負け ない

しょ んな 私 に お前 は 冷気 を かけて いく のだ

体 の 柔らかい 部分 を 重点 的に !

柔らかい ! 敏感な ところ を 重点 的に !

( コキュートス ) 何 ヲ 言 ッテルノダ …

これ 何 が 起きて る んだ ?

分から ねえ

ダクネス さん コキュートス さん が 困 っ …

ああ ああ っ !

貴 様 同じ 人間 種 である と いう の に 異形の もの と 手 を 組み ―

その 屈強な 腕 と 眉毛 で 私 を 慰み もの に しよう と いう の か !

なぜ そう なる !?

今 “ 屈強な 眉毛 ” って 言った か ?

言った な

くっ …

くっ 殺 …

♪~

~♪

( 荒 くれ 者 ) ついに 輪廻 ( りんね ) が 回り 始めた か

フッ


異 世界 かる てっと - 06 い|せかい||て っと Another World Karutetsu - 06 Buitenaards Karutet - 06 异世界的卡鲁特 - 06

( ロズワール ) 学園 生活 に も 慣れて きた ようで ― |がくえん|せいかつ|||なれて||

先生 は うれしい よ せんせい|||

みんな も 顔 が 一致 した ころ か ~ な ||かお||いっち||||

( ロズワール ) な ので そろそろ ―

クラス 委員 を 決めよう じゃ な ~ いか くらす|いいん||きめよう|||

♪~

~♪

まずは 委員 長 と 副 委員 長 を ― |いいん|ちょう||ふく|いいん|ちょう|

決めよう か ~ な きめよう||

( アルベド ) 先生 ! |せんせい

な ~ に かな アルベド 君 ||||きみ

( アルベド ) アインズ 様 こそ が 委員 長 に ふさわしい です わ ! ||さま|||いいん|ちょう||||

( アルベド ) アインズ 様 こそ が 委員 長 に ふさわしい です わ ! ||さま|||いいん|ちょう||||

( アウラ たち ) うん うん うん うん …

( アクア ) 反対 反対 反対 はん た ー い ! |はんたい|はんたい|はんたい|||-|

( アクア ) アンデッド が 委員 長 なんて ― |||いいん|ちょう|

この 私 が 絶対 許さ ない わ |わたくし||ぜったい|ゆるさ||

じゃあ 君 が 立候補 して くれる の か ~ い ? |きみ||りっこうほ|||||

( アクア ) そう よ ! まあ しかたない わ ね

生まれながら に 人々 を 導く 定 めだ もの ね うまれながら||ひとびと||みちびく|てい|||

( アルベド ) 何 を 言って いる の この ブス |なん||いって||||

ああ ?

だって ね こんな 頭 の おかしい ブス が ― |||あたま||||

委員 長 に なる だ なんて 失笑 も のでしょ いいん|ちょう|||||しっしょう||

ブス って 言った ! 2 回 も 言った !  カズマ ! ||いった|かい||いった|

( カズマ ) はい カズマ です

あの サキュバス が ひどい こと 言って くる ! |||||いって|

( ダクネス ) いや アクア あの 程度 は 罵 詈雑 言 ( ば り ぞうご ん ) と は 言え ない な ||||ていど||ののし|りざつ|げん|||||||いえ||

もっと レベル の 高い 言葉 責 め を |れべる||たかい|ことば|せき||

( カズマ ) ダクネス 分かった 黙れ ||わかった|だまれ

じゃあ 委員 長 の 立候補 は アインズ 君 と アクア 君 |いいん|ちょう||りっこうほ|||きみ|||きみ

他 に は い ない か な ? た||||||

( ターニャ ) ハァ …

( ターニャ ) こんな おかしい 連中 だらけ の クラス で 委員 長 を やる など ― |||れんちゅう|||くらす||いいん|ちょう|||

最 前線 に 出る も 同然 さい|ぜんせん||でる||どうぜん

立候補 なんか する もの か りっこうほ||||

( エミリア ) わ … 私 も り … 立候補 し ます ||わたくし|||りっこうほ||

( ロズワール ) ん ~

み みんな が 仲よく できる クラス に し たい から |||なかよく||くらす||||

( スバル ) じゃあ 俺 は ― すばる||おれ|

エミリア たん を 委員 長 に して みせる ! |||いいん|ちょう|||

ロズ っち 先生 選抜 方法 は ?  選挙 と か ? ||せんせい|せんばつ|ほうほう||せんきょ||

( ロズワール ) くじ引き だ よ |くじびき||

( スバル ) また くじ引き … ( ロズワール ) また くじ引き すばる||くじびき|||くじびき

私 が 委員 長 に 選ば れた エミリア です わたくし||いいん|ちょう||えらば|||

頑張り ます ので よろしく お 願い し ます がんばり|||||ねがい||

( スバル ) フフン すばる|

( ラム ) やり遂げた 男 の 顔 して る けど ― |やりとげた|おとこ||かお|||

バルス は 何も やって い ない わ よ ||なにも|||||

くう ~ こんな 不正 認め ませ ん ! ||ふせい|みとめ||

どうして あんな 小 娘 が 委員 長 で アインズ 様 が 副 委員 長 な んです か ! ||しょう|むすめ||いいん|ちょう|||さま||ふく|いいん|ちょう|||

そう は 言って も 公平な くじ の 結果 だ ~ しね ||いって||こうへいな|||けっか||

しかも あの ブス まで 副 委員 長 ||||ふく|いいん|ちょう

また 言った わ ね ! |いった||

こっち だって あんな 骸骨 野郎 願い下げ よ |||がいこつ|やろう|ねがいさげ|

そもそも 副 委員 長 なんて やり たく ない もん |ふく|いいん|ちょう|||||

じゃあ 副 委員 長 の ポスト が 1 つ 空いて しまう ね ~ え |ふく|いいん|ちょう||ぽすと|||あいて|||

( アルベド ・ シャルティア ) えっ ?

( アルベド ) で は 私 が やり ます |||わたくし|||

( シャルティア ) で は 私 が やる であり ん す |||わたくし|||||

( アルベド ・ シャルティア ) あん ? ( アウラ ) 待ち な よ ! ||||まち||

私 だって アインズ 様 と 一緒 が いい んだ から ね わたくし|||さま||いっしょ|||||

( マーレ ) ぼ 僕 も ||ぼく|

( アインズ ) お 落ち着け ||おちつけ

( ケーニッヒ ) なあ ノイマン ( ノイマン ) ん ?

骸骨 でも ハーレム な んだ ぜ ( ノイマン ) ああ がいこつ||はーれむ|||||

男 と して 悲しく なる よ な おとこ|||かなしく|||

( ノイマン ) だ な ( グランツ ) マジ で 羨ま し いっす ||||||うらやま||

( ヴァイス ) 帝国 軍人 は そんな あからさまに 欲しがら ない |ていこく|ぐんじん||||ほしがら|

じゃあ 大尉 殿 は 羨ま し くない と ? |たいい|しんがり||うらやま|||

( ヴァイス ) 羨ま し くない と 言えば ウソ に なる |うらやま||||いえば|うそ||

( グランツ ) です よ ね ( ノイマン ) だ な

( ヴィーシャ ) 本当に うち の 男 ども は ― |ほんとうに|||おとこ||

どうして いつも こう な んでしょう ?

( ターニャ ) ん ?

まあ そういう 欲求 が 強い くらい が 戦場 で は 役 に 立つ もの だ ||よっきゅう||つよい|||せんじょう|||やく||たつ||

ん … そう な んです か ? ( ターニャ ) ん そう な の

( ヴィーシャ ) あっ そう な んです か

( スバル ) どこ の 世界 も ― すばる|||せかい|

幼女 は 知った ような 口 を 利く もの な のだろう か ? ようじょ||しった||くち||きく||||

( ベアトリス ) 口 を 開か なくて も 何 を 思って る か 分かる かしら |くち||あか|||なん||おもって|||わかる|

( ロズワール ) は ー い は いはい は ー い ||-|||||-|

君 たち らち が 明か ない ので もう あと は くじ引き に する よ きみ||||あか||||||くじびき|||

( アインズ ) そ それ で いこう いい な ?  皆 の 者 ! |||||||みな||もの

( 一同 ) はい ! ( スバル ) 返事 早 ( はえ ) え な おい いちどう||すばる|へんじ|はや||||

よっ しゃ ああ ああ !

( ロズワール ) 君 たち は 当面 この チーム で 班 を 組んで もらう よ |きみ|||とうめん||ちーむ||はん||くんで||

えっ 本気で ? |ほんきで

あんまり って か ―

話した こと ない 人 しか い ない んです が はなした|||じん|||||

( ロズワール ) 最初 は 誰 も が 話した こと が ない もん だ ~ よ |さいしょ||だれ|||はなした||||||

( ドア の 開閉 音 ) どあ||かいへい|おと

( デミウルゴス ) しかたない で すね ( マーレ ) ん ?

ですが これ は 逆に チャンス と も 言え ましょう |||ぎゃくに|ちゃんす|||いえ|

チャンス ? ちゃんす

( デミウルゴス ) この 振り分け を 見て ください ||ふりわけ||みて|

守護 者 たち が 見事に バラ け ました しゅご|もの|||みごとに|ばら||

( シャルティア ) それ が 何 か あり ん す か ? |||なん|||||

アインズ 様 は おっしゃい ました |さま|||

“ 当面 学園 生活 を 順守 せよ ” と とうめん|がくえん|せいかつ||じゅんしゅ||

この “ 当面 ” と いう 言葉 の 意味 を 考え なくて は なり ませ ん |とうめん|||ことば||いみ||かんがえ|||||

( アインズ ) え ?

アインズ 様 の 世界 征服 を 実現 する と いう ― |さま||せかい|せいふく||じつげん|||

ご 命令 が 今 も 変わら ぬ 以上 |めいれい||いま||かわら||いじょう

不確定 要素 が 多い この 状況 で 考え なし に 動く こと は 愚策 ふかくてい|ようそ||おおい||じょうきょう||かんがえ|||うごく|||ぐさく

それゆえ アインズ 様 は 各 陣営 の 情報 収集 と 利用 を ― ||さま||かく|じんえい||じょうほう|しゅうしゅう||りよう|

考えて いらっしゃる のです かんがえて||

( アインズ ) え ?

( アクア ) 何で 私 が 飼育 委員 な の !? ( デミウルゴス ) 言い換えれば ― |なんで|わたくし||しいく|いいん||||いいかえれば

これ は 偉大なる 御方 に 仕える 者 の 責務 に して ― ||いだいなる|おかた||つかえる|もの||せきむ||

アインズ 様 の 希望 に 沿える 域 に 達して いる か ― |さま||きぼう||そえる|いき||たっして||

アピール できる 好機 で は ない でしょう か あぴーる||こうき|||||

( コキュートス ) ツマリ “ ソレゾレノ 委員 デ 結果 ヲ 出 セ ” |||いいん||けっか||だ|

… ト アインズ 様 ハ オッシャッテイル ||さま||

( デミウルゴス ) その とおり ( アインズ ) ええ ?

( シャルティア ) 分かった であり ん す |わかった|||

この シャルティア 保健 委員 を 完璧に こなして みせる であり ん す ! ||ほけん|いいん||かんぺきに|||||

( ロズワール ) ベアトリス

どうした の か ~ な

話 が ある の よ ロズワール はなし|||||

先生 だ ~ よ せんせい||

あれ で 公正な くじ引き なんて 笑わ せる んじゃ ない かしら ||こうせいな|くじびき||わらわ||||

( ロズワール ) それ は どういう こと か ~ な ?

何 を たくらんで る の か って 話 な の よ なん|||||||はなし|||

たくらむ ?

そんな 無意味な こと は し ない と ~ も |むいみな||||||

それ は どういう 意味 かしら ? |||いみ|

結局 は 決め られた 役割 を こなす しか ない の さ けっきょく||きめ||やくわり||||||

君 も 私 も みんな も ~ きみ||わたくし|||

君 も 私 も みんな も ~ きみ||わたくし|||

あっ ちょっと 待つ の よ ロズワール ! ||まつ|||

( カズマ ) お 父さん お 母さん カズマ です ||とうさん||かあさん||

僕 は 死んだ と 思ったら ― ぼく||しんだ||おもったら

駄目 女神 略して “ 駄 女神 ” と どう しよう も ない 世界 で ― だめ|めがみ|りゃくして|だ|めがみ||||||せかい|

どう しよう も ない 連中 と 一緒に 生活 を して い ました ||||れんちゅう||いっしょに|せいかつ||||

でも 今 なぜ か 別の 異 世界 に 行って しまった ようで ― |いま|||べつの|い|せかい||おこなって||

学園 生活 を 送る は めに なって い ます がくえん|せいかつ||おくる|||||

登校 拒否 に なって た 僕 が 学校 に 行って いる だ なんて ― とうこう|きょひ||||ぼく||がっこう||おこなって|||

今 の 僕 を 見たら 2 人 は さぞ 驚か れる でしょう ね いま||ぼく||みたら|じん|||おどろか|||

でも 1 つ だけ 言わ せて ください |||いわ||

ここ に いる 連中 どう 見て も 学生 じゃ ない んです ! |||れんちゅう||みて||がくせい|||

本当に おかしい んです ! ほんとうに||

どうした ん だ ? サトウ ・ カズマ だった か ?

( カズマ ) 同級 生 に 幼女 が いる んです ! |どうきゅう|せい||ようじょ|||

同級 生 に 悪魔 が いる んです ! どうきゅう|せい||あくま|||

で いつまで そこ に 寝て いる んだ ? ||||ねて||

なんか 動け ない んです けど ! |うごけ|||

( デミウルゴス ) ふむ … 支配 の 呪 言 ( じゅ ご ん ) が 効か ない と は ||しはい||まじない|げん|||||きか|||

ひれ伏し なさい ひれふし|

( カズマ ) ぐ は あ ! ( ターニャ ) ん ?

( デミウルゴス ) この 世界 は 少々 力 関係 が 複雑な ようです ね ||せかい||しょうしょう|ちから|かんけい||ふくざつな||

面 を 上げて よし おもて||あげて|

ハッ !  な 何 だった んだ ? ||なん||

大丈夫です か ? だいじょうぶです|

気分 が 悪い ようでしたら 横 に なった ほう が いい か と きぶん||わるい||よこ|||||||

う っ … そう さ せて もらおう か …

( ターニャ ) そんな ペース で やって いたら 日 が 暮れて しまう   立て ||ぺーす||||ひ||くれて||たて

え ?

今 何と ? いま|なんと

立て と 言った のだ たて||いった|

( カズマ ) う う …

( デミウルゴス ) この 人間 支配 の 呪 言 の ような もの を ! ||にんげん|しはい||まじない|げん||||

私 が 風紀 委員 長 に なった からに は 緩い 世界 など 許さ ん ! わたくし||ふうき|いいん|ちょう|||||ゆるい|せかい||ゆるさ|

ほう

規律 だ !  規律 の 先 に 自由 そこ を 徹底 して やる ! きりつ||きりつ||さき||じゆう|||てってい||

それ は いい 考え です ね |||かんがえ||

その ため に は ルール 作り を し なくて は なり ませ ん ||||るーる|つくり|||||||

ああ 細かく 定めて いく と しよう |こまかく|さだめて|||

ときに 貴 君 は なかなか 話 が でき そうだ な |とうと|きみ|||はなし|||そう だ|

さすが は アインズ 君 の 仲間 だ |||きみ||なかま|

あなた こそ さすが は アインズ 様 が ― |||||さま|

お 認め に なら れる だけ の こと は あり ます ね |みとめ||||||||||

改めて ― あらためて

私 の 名 は ターニャ ・ フォン ・ デグレチャフ わたくし||な||||

私 の 名 は ターニャ ・ フォン ・ デグレチャフ わたくし||な||||

( カズマ ) ああ お 父さん お 母さん |||とうさん||かあさん

( カズマ ) ああ お 父さん お 母さん |||とうさん||かあさん

( カズマ ) ああ お 父さん お 母さん |||とうさん||かあさん

ターニャ と 呼んで くれ ||よんで|

ターニャ と 呼んで くれ ||よんで|

ターニャ と 呼んで くれ ||よんで|

僕 は また 登校 拒否 に なって しまい そうです ~ ぼく|||とうこう|きょひ||||そう です

僕 は また 登校 拒否 に なって しまい そうです ~ ぼく|||とうこう|きょひ||||そう です

( コキュートス ) セン 越 ナガラ ― ||こ|

私 ガ 体育 委員 長 ヲ 務 メサセテイタダク わたくし||たいいく|いいん|ちょう||つとむ|

確かに いちばん 身体 能力 高そう だ から な たしかに||からだ|のうりょく|こうそう|||

だ な

で どんな こと を する ? 体 に 縄 を くくりつけて つるす か ? |||||からだ||なわ||||

あっ いや それ より も ジャイアントトード の 口 の 中 で ― |||||||くち||なか|

トロトロ に … とろとろ|

( コキュートス ) 娘 |むすめ

何 だ ? 見るからに 凶暴 そうな 体育 委員 長 なん||みるからに|きょうぼう|そう な|たいいく|いいん|ちょう

( コキュートス ) 何 ダ ソノ 呼 ビ 名 ハ … |なん||その|よ||な|

その 4 本 の 腕 は 何の ため に ある ! |ほん||うで||なんの|||

私 の 両手 両足 を 押さえつける ため に ある のだろう ? わたくし||りょうて|りょうあし||おさえつける||||

そして お前 は 言う のだ “ これ で 体 の 自由 は 奪った ” |おまえ||いう||||からだ||じゆう||うばった

“ 泣いて 謝って も もう 遅い ” ないて|あやまって|||おそい

だが 私 は 負け ない |わたくし||まけ|

しょ んな 私 に お前 は 冷気 を かけて いく のだ ||わたくし||おまえ||れいき||||

体 の 柔らかい 部分 を 重点 的に ! からだ||やわらかい|ぶぶん||じゅうてん|てきに

柔らかい ! 敏感な ところ を 重点 的に ! やわらかい|びんかんな|||じゅうてん|てきに

( コキュートス ) 何 ヲ 言 ッテルノダ … |なん||げん|

これ 何 が 起きて る んだ ? |なん||おきて||

分から ねえ わから|

ダクネス さん コキュートス さん が 困 っ … |||||こま|

ああ ああ っ !

貴 様 同じ 人間 種 である と いう の に 異形の もの と 手 を 組み ― とうと|さま|おなじ|にんげん|しゅ||||||いぎょうの|||て||くみ

その 屈強な 腕 と 眉毛 で 私 を 慰み もの に しよう と いう の か ! |くっきょうな|うで||まゆげ||わたくし||なぐさみ|||||||

なぜ そう なる !?

今 “ 屈強な 眉毛 ” って 言った か ? いま|くっきょうな|まゆげ||いった|

言った な いった|

くっ …

くっ 殺 … |ころ

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( 荒 くれ 者 ) ついに 輪廻 ( りんね ) が 回り 始めた か あら||もの||りんね|||まわり|はじめた|

フッ