NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 16 - 355 - 狙われた 写 輪 眼
( ダンゾウ ) 写 輪 眼 と いう もの は そもそも 使い捨て の 力 だ 。
( ダンゾウ ) 写 輪 眼 を 持つ うち は 一族 の 者 たち で すら →
力 を 使えば 使う ほど その 瞳 力 を 失い →
やがて 光 すら 失う と いう 。
まして や 写 輪 眼 そのもの を 失う こと に よって 発動 する →
禁 術 まで ある のだ から な 。
わし の この 眼 の 代わり を 手 に 入れて こい 。
うち は の 者 を 襲う のであれば 周到な 準備 が 必要 か と 。
うち は の 者 に あら ず 親 も 師 も なく 友 を 殺した 者 が →
写 輪 眼 を 一 つ 持って いる 。
( 甲 ) はたけ カカシ 。
後 腐れ は ない 。
誰 の 墓 ?
アイツ が 殺した 自分 の 仲間 だ 。
( 夕顔 ) カカシ 先輩 。
( 夕顔 ) 火影 様 が お呼び です 。
( カカシ ) わかった 。
いい加減 先輩 は よせ アカデミー じゃ ない んだ ぞ 。
暗部 でも 先輩 じゃ あり ませ ん か 。
私 先輩 を お 手本 に して い ます 。
もっと マシ な ヤツ を 手本 に しろ 。
おい 。
のはら リン 。
大 蛇 丸 が 国 の あちこち に 秘密の 研究 施設 を →
持って いた こと は 知って おる な 。 はい 。
里 抜け の 際 大 蛇 丸 は その いく つ か を 破壊 し →
いく つ か を そのまま に 残して いき おった 。
わし ら の 知ら ぬ もの も 含めて な 。
その ようです ね 。
任務 中 の 小 隊 が 偶然に 正体 不明 の 施設 を 発見 した 。
帰還 した 小 隊 の 報告 に よれば →
どうやら 大 蛇 丸 が 遺棄 して いった 研究 施設 の 一 つ らしい 。
小 隊 は 中 を 調べた のです か ?
幸いに して まだ じゃ 。
何 が ある か わかり ませ ん から ね 。
わし は あや つ の おぞましき 研究 の 中身 を →
里 の 者 に 知ら れ たく ない のじゃ 。
行方 不明に なった 肉親 や 仲間 が どう なった の か を な 。
だが 調査 の 必要 は ある 。
そこ で 俺 に と いう わけです ね 。
大 蛇 丸 が 里 抜け して から 3 年 も 経つ が →
いまだに あや つ の 負 の 遺産 に 悩ま さ れる 。
すま ぬ が 頼む ぞ 。 はっ 。
( ノック )
大 蛇 丸 の アジト を 見つけた そうだ な 。
あや つ の 残した 研究 施設 だ すでに 調査 要員 を 派遣 した 。
そう か 。 何 か 気がかりで も ?
捨て おか れた 研究 施設 と は いえ ヤツ は トラップ を 残した かも しれ ん 。
その 調査 役 は 大丈夫 か と な 。
暗部 の 手 だれ を 派遣 した 。
何事 も なければ よい な 。
♪♪~
う っ !
お前 … 甲 か 。
お 久しぶりです ね カカシ さん 。
どうして ここ に ? 任務 です から 。
俺 の バックアップ に ?
いや 違う な 。
ダンゾウ 様 か 。
大 蛇 丸 の 研究 施設 を 自分 たち でも 調べよう と →
根 を 派遣 した ?
根 の 者 は 任務 を 何も しゃべら ない か 。
だが 何 に せよ 助かった 。
カカシ さん が 燃えて しまって は 僕 も 困り ます 。
一緒に 中 を 調査 する か ?
お互い 何 か 発見 したら 情報 は 伝え 合う と いう こと で 。
どうした ?
部署 は 違って も 同じ 木 ノ 葉 の 忍 だ 。
協力 して も いい んじゃ ない か ?
そう です ね 。
鬼 が 出る か 蛇 が 出る か わかり ませ ん 。
一緒に 行き ましょう か 。 よし 。
トラップ は 入り口 の あれ 1 つ の ようだ な 。
大 蛇 丸 も 逃げる に あたって 時間 は なかった はずだ 。
そう です ね 。 でも 用心 は 必要です 。
あぁ 。
行く ぞ 。 はい 。
何も あり ませ ん ね 。
大 蛇 丸 は ここ で 何の 実験 を して いた んだ ?
お 得意の 人体 実験 の たぐい だろう が …。
人体 実験 …。
(( 大 蛇 丸 : これ も ダメ 。
あれ も それ も 。
どれ も ダメ 。
この 人体 実験 は 失敗 ね 。
成長 期 の 子供 の ほう が →
柱 間 細胞 の 増殖 に 適応 する か と 思った けど 。
逆に ダメ ね 。
子供 じゃ 体力 も なく 耐え きれ ない わ 。
ここ は もう 閉鎖 する しか ない わ ね 。
《 待って 》
( 大 蛇 丸 ) 心配 し なくて いい わ よ 。
細胞 の 移植 に は 他の 方法 も いろいろ ある わ 。
すぐに 次の 実験 を 始める から ))
《 待って 待って 待って !》
甲 …。
おい 甲 行く ぞ !
はい 。
ここ は 鍵 が かかって いる 。
任せて ください 。
開き ました よ 。
木 ノ 葉 の 里 から たえて 久しい その 術 →
お前 どう やって 覚えた んだ ?
秘密です 。
木 遁術 は 木 ノ 葉 に とって 重要な 意味 を 持つ 。
それ を 知っている か ? さ ぁ 。
木 ノ 葉 に は 九 尾 の 人 柱 力 が いる 。
木 遁術 は 九 尾 を コントロール できる 力 の ひと つ だ 。
もう ひと つ が 写 輪 眼 だ と いう こと は →
知ってい ます 。
お前 の 木 遁術 は 根 だけ で なく →
もっと 広く 木 ノ 葉 の 里 全体 の ため に なる 力 だ 。
ダンゾウ 様 は お前 を 手 もと に 置いて おき たい のだろう が →
本来 なら 火影 直轄 の ほう が ふさわしい はずだ 。
お前 も 根 で は なく →
もっと 日 の 当たる 場所 に 出 たく ない か ?
《 イヤだ イヤだ 。
まだ 僕 は 生きて る !》
《 イヤだ …》
(( ダンゾウ : 生き残り か ))
何 だ これ は ?
中 に 何 か ある ぞ 。
何の 真似 だ 甲 !?
甲 !
お前 本気 か !?
はい 本気です !
《 先手 は とった あと は …》
《 アイツ 写 輪 眼 と の 戦い 方 を 知っている 。
最初 から やる 気 で …》
甲 ! お前 が 本気で 俺 を 殺そう と いう の なら →
俺 も 本気だ !
仲間 同士 で 殺し 合い だ ぞ !
本気です 。
本気で 来た んです !
う う っ !
なぜ 俺 の 命 を 狙う !?
任務 です から 。
仲間 の 命 を 狙う 任務 など ある か !?
変な こと 言い ます ね 。
仲間 殺し の カカシ さん と も あろう 人 が 。
分身 !?
木 遁 分身 … あの 頃 より 腕 を 上げた な 。
ええ だ から カカシ さん も 本気で どうぞ 。
俺 は 仲間 を 殺さ ない !
遠慮 なら いり ませ ん 。
やめろ 甲 ! この 任務 は 放棄 しろ !
忍 に とって 任務 は 絶対 です !
甲 !
任務 は 絶対 じゃ ない !
仲間 を 殺せ と いう の が 任務 ならば その 任務 は 間違い だ 。
お前 に そう 命じた ヤツ が 間違って いる !
《 ダンゾウ 様 が 間違って いる ?》
(( 歩ける か ?
どうした ? 己 が 誰 か を 忘れて いる ようだ が →
言葉 まで 忘れた か ?
あ … いえ 。
ついてこい 。
大 蛇 丸 は 欲張り すぎ だ 。
次々 と 新しい こと を 試す の は よい が →
見切り も 早 すぎる 。
だが お前 は 見切り を つけ られて 幸いであった な 。
大 蛇 丸 の もと に おれば →
更 なる 実験 の 材料 に さ れて いた であろう 。
わし の 組織 は 行き場 を なくした 忍 たち を →
引き取って いる 。 お前 も これ より →
根 の 忍 と なる が いい 。 根 ?
そう だ わし ら は この 木 ノ 葉 の 里 と いう →
大木 を 支える 頑強な 根 だ 。
根 が 十分に 張ら なければ 巨木 は 育た ぬ 。
だから 根 …。
お前 は 甲 と 名乗る が よい 。
お前 も これ から わし ら の 仲間 だ 。
60 分 の 1 だ 。 え ?
木 遁使 い を 生み出す ため に 他の 59 人 の 子供 が 失わ れた のだ 。
甲 よ その 命 大事に しろ よ 。
はい 。
行って くる よ 。 僕 は 木 ノ 葉 の 根っこ に なる んだ って 。
水 遁 !
チャクラ を だいぶ 練ら れる ように なった な 。
はい !
ようし ! そろそろ わし が 鍛えて やろう 。
ダンゾウ 様 が !? 自ら !?
直接 ?
わし は かつて 初代 火影 様 の 戦い を 見た 。
樹 界 降 誕 花 樹海 降臨 。
いずれ も 強力な 木 遁 忍術 であった 。
その 細胞 を 受けついだ お前 なら と 思って いる 。
土 遁 水 遁 の 性質 変化 を 同時に 扱う のだ 。
まだ 無理 か 。 すみません 。
しかた ある まい 。
お前 は 初代 様 の 完全な コピー で は ない のだ から なぁ 。
これ は 初代 様 が 残した 木 遁 の 忍術 書 だ 。
わし に は 使え ぬ 術 ばかり だ が →
お前 ならば 習得 できる であろう 。
ダンゾウ 様 に でき ない 術 を 僕 が ?
忍 の 世界 に は いく つ も の 力 が ひしめいて いる 。
ゆえに 一 つ の 力 で は 対抗 でき ぬ 。
複数 の 力 を 融合 し →
その 力 を もって 忍 世界 の 統一 を はから ねば なら ぬ 。
お前 の 木 遁 忍術 に 期待 して いる ぞ ))
ダンゾウ 様 は 間違って い ない !
任務 を 遂行 する !
この ! あっ !
何 が 任務 だ !
もう 一 度 言う ! 仲間 を 殺す 任務 なんて ない !
だったら あなた は なんで 殺した ?
なに !?
のはら リン を なんで 殺した !
なんで 殺した ? なんで 殺した ?
任務 だ から 殺した んだろう !
勝手に リン の 名 を 口 に する な !
俺 は 暗部 の 任務 で 木 ノ 葉 の 抜け 忍 や →
裏切り者 を 処分 して きた 。
仲間 殺し の カカシ 。 そう 呼ば れて 当然だ 。
だが な !
俺 は リン を …。
この っ !
殺し たく なんか なかった !
俺 は 仲間 を 守れ なかった 。 だから リン は 死んだ 。
この 千鳥 で !
守れ なかった ?
守れ なかった …。
僕 を 殺し ます か ?
お前 は 木 ノ 葉 の 仲間 か ? それとも 裏切り者 か ?
裏切り者 で は あり ませ ん 。
では なんだ ?
僕 は 根 の 甲 。
なら 甲 根 の 任務 を 放棄 しろ 。
でき ませ ん 。
では お前 を 拘束 し 火影 様 に 引き渡す 。
好きに … して ください 。
( 開演 ブザー )
皆様 お 変わり ございませ ん か ?
美 空 ひばり です 。
では 最後 まで ご ゆっくり お楽しみ ください 。
( 宮本 )『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 ! に っぽ ん の 歌 』。
( 松丸 ) 今回 は ご覧 の 豪華な 歌手 の 皆さん に よる →
華麗な ステージ を お 届け いたし ます 。
皆さん どうぞ よろしく お 願い いたし ます 。