×

We gebruiken cookies om LingQ beter te maken. Als u de website bezoekt, gaat u akkoord met onze cookiebeleid.

image

昔話、日本語。, 天狗 の 正体

天狗 の 正体

天狗 と は 、 いったい 何 なの でしょう か ? 「 古事記 」 や 「 日本 書紀 」 に 「 猿田彦」 と いう 神様 が 出てきます 。 この 神様 は 、「 鼻 が 大きくて 、 背 が 高い 」 と 書かれています 。 猿田彦 を まつる 神社 の お祭り で は 、 天 狗 の お面 を かぶって 猿田彦 の 格好 を する こと が 多い ので 、 この 神様 が 天狗 の 正体 かも しれない と いう 説 が あります 。

また 、 海外 から やってきた 外国 人 だと いう 説 も あります 。 特に 、 ユダヤ 教徒 と 山伏 の 装束 が 似ている 点 が あり 、 ユダヤ 人 が 天狗 の モデル に なった ので は ? と いう 説 が あります 。

ユダヤ 人 は 、 神事 の 時 に 頭 に 「 テフリン 」 と いう 小 箱 の ような もの を 頭 につけます が 、 これ と 山伏 が 頭 に つける 「 兜巾 ( ときん )」 が 、 そっくり です 。

天狗 は 、「 山 の 神さま 」 と してまつられている こと も 多い で す 。 昔 の 日本 人 は 、 深い 山 の 中 は 、 人間 の 住む 世界 と 違う 「 神聖な 場所 」 と 考えていました 。 天狗 の 中 に は 、「 からす 天 狗 」 と 言って 、 からす の ような くちばし を もった もの も いて 、 鳥 の ように 空 を 飛ぶ と されています 。 もし 、 深い 山 の 中 に 入いりこんでしまった 時 、 たくさん の 鳥 が バサバサ と 飛び立つ など の 不気味な こと が 起こったら 、「 カラス 天狗 が いた の かも ? 」 と 思ったりしない でしょう か ?

天狗 の 正体 は 、 昔 の 日本 人 が 、 山 の 中 で 感じた 何 か 不思議な も のだった ので は ない か と 、 私 は 思います 。 天狗 が でてくる 不思議な お話 や 伝説 は 、 日本 各地 に たくさん 残っています 。 次回 は 、 天狗 の 伝説 を いくつか ご 紹介します 。

Learn languages from TV shows, movies, news, articles and more! Try LingQ for FREE

天狗 の 正体 てんぐ||しょうたい Tengu's True Identity Identiteit van de tengu Identidade do tengu

天狗 と は 、 いったい 何 なの でしょう か ? てんぐ||||なん|な の|| |||||what is|| What exactly is a Tengu? 「 古事記 」 や 「 日本 書紀 」 に 「 猿田彦」 と いう 神様 が 出てきます 。 こじ き||にっぽん|しょき||さるた ひこ|||かみさま||でて きます Chronicles of Japan|||||Saru-tahiko||||| In the Kojiki and Nihonshoki, a god named "Sartahiko" is mentioned. この 神様 は 、「 鼻 が 大きくて 、 背 が 高い 」 と 書かれています 。 |かみさま||はな||おおきくて|せ||たかい||かかれて います |||||big|||||is written This god is described as "tall with a large nose". 猿田彦 を まつる 神社 の お祭り で は 、 天 狗 の お面 を かぶって 猿田彦 の 格好 を する こと が 多い ので 、 この 神様 が 天狗 の 正体 かも しれない と いう 説 が あります 。 さるた ひこ|||じんじゃ||おまつり|||てん|く||お おもて|||さるた ひこ||かっこう|||||おおい|||かみさま||てんぐ||しょうたい||しれ ない|||せつ|| ||worship|||festival||||||mask||||||||||often|||||||||might not be||||| Since many Shinto shrine festivals featuring Sarutahiko wear tengu masks and dress up as Sarutahiko, there is a theory that this deity may be the true identity of the tengu.

また 、 海外 から やってきた 外国 人 だと いう 説 も あります 。 |かいがい|||がいこく|じん|だ と||せつ|| ||||||it is|||| There is also a theory that they are foreigners who came from abroad. 特に 、 ユダヤ 教徒 と 山伏 の 装束 が 似ている 点 が あり 、 ユダヤ 人 が 天狗 の モデル に なった ので は ? とくに|ゆだや|きょうと||やまぶし||しょうぞく||にて いる|てん|||ゆだや|じん||てんぐ||もでる|||| |Jew|Jewish person||||clothing|||||||||||model|||| In particular, there are similarities between the costumes of Jews and Yamabushi, so perhaps Jews became the model for Tengu? と いう 説 が あります 。 ||せつ||

ユダヤ 人 は 、 神事 の 時 に 頭 に 「 テフリン 」 と いう 小 箱 の ような もの を 頭 につけます が 、 これ と 山伏 が 頭 に つける 「 兜巾 ( ときん )」 が 、 そっくり です 。 ゆだや|じん||しんじ||じ||あたま|||||しょう|はこ|||||あたま|に つけます||||やまぶし||あたま|||かぶと べき|と きん||| |||religious ceremony||||||small box||||||||||attaches|||||||||bowl-shaped cap|bowl-shaped cap||| Jews wear a small box-like item called 'Teflin' on their heads during Shinto rituals, and this is very similar to the 'helmet' worn by Yamabushi.

天狗 は 、「 山 の 神さま 」 と してまつられている こと も 多い で す 。 てんぐ||やま||かみさま||して まつられて いる|||おおい|| ||||||worshipped||||| Tengu are often enshrined as 'mountain gods'. 昔 の 日本 人 は 、 深い 山 の 中 は 、 人間 の 住む 世界 と 違う 「 神聖な 場所 」 と 考えていました 。 むかし||にっぽん|じん||ふかい|やま||なか||にんげん||すむ|せかい||ちがう|しんせいな|ばしょ||かんがえて いました ||||||||||||||||sacred|||was thinking In the olden days, Japanese people thought that deep in the mountains was a 'sacred place' that was different from the human world. 天狗 の 中 に は 、「 からす 天 狗 」 と 言って 、 からす の ような くちばし を もった もの も いて 、 鳥 の ように 空 を 飛ぶ と されています 。 てんぐ||なか||||てん|く||いって||||||||||ちょう||よう に|から||とぶ||されて います ||||||||||crow|||||possessed|||||||||||is said Among tengu, there is also one called 'karasu tengu', which has a crow-like beak and is said to fly in the sky like a bird. もし 、 深い 山 の 中 に 入いりこんでしまった 時 、 たくさん の 鳥 が バサバサ と 飛び立つ など の 不気味な こと が 起こったら 、「 カラス 天狗 が いた の かも ? |ふかい|やま||なか||はい いり こんで しまった|じ|||ちょう||||とびたつ|||ぶきみな|||おこったら|からす|てんぐ|||| ||||||entered||||||fluttering wings||suddenly flies up||||||if it happened|crow||||| If you were to go deep into the mountains and something strange happened, such as a lot of birds flying away, you might think, 'Crow Tengu? 」 と 思ったりしない でしょう か ? |おもったり し ない|| |don't you think||

天狗 の 正体 は 、 昔 の 日本 人 が 、 山 の 中 で 感じた 何 か 不思議な も のだった ので は ない か と 、 私 は 思います 。 てんぐ||しょうたい||むかし||にっぽん|じん||やま||なか||かんじた|なん||ふしぎな||||||||わたくし||おもいます |||||||||||||felt|||||was|||||||| I believe that the true nature of the tengu was something that Japanese people in the past felt strange in the mountains. 天狗 が でてくる 不思議な お話 や 伝説 は 、 日本 各地 に たくさん 残っています 。 てんぐ||でて くる|ふしぎな|お はなし||でんせつ||にっぽん|かくち|||のこって います ||will appear||||||||||remains There are many mysterious tales and legends about Tengu all over Japan. 次回 は 、 天狗 の 伝説 を いくつか ご 紹介します 。 じかい||てんぐ||でんせつ||||しょうかい します ||||||a few||introduce Next time, we'll introduce some tengu legends.