S01E03-E04 GeGeGe no Kitarō
した
ほら あの 階段 の 下 に ある
ふる
かがみ
こ
古い 鏡 を のぞき込む と…
なん
うつ
何にも 映ら ない んだって。
しょ うた
(翔 太 )フンッ バカバカしい!
こわ
ああっやっぱり 怖い んだ!
しょ うた
こわ
翔 太 怖がり だから な。
まさか そんな の
こわ
ちっとも 怖く ない よ。
じゅん
(淳 )フフッ。
しょ うた
(翔 太 )う う … うっ…。
(チャイム)
へっ!?・
う う…。
う う う…。
うつ
な ー んだ 映る じゃ ない か。
よ ー し!
やった やった ぞ。
しょ うた
さんじょう
「翔 太 参上」!
くっ… フフフッ。
ま
・ 待て い!
しょ うた
(翔 太 )うっう う…。
じゅん
きんちょう
(淳 )あいつ すげ え 緊張 して たな。
ゆうこ
(祐子 )フフフ…。
じゅん
しょ うた
(淳 )翔 太 の ヤツ い ねえ ぞ。
ゆうこ
かお
(祐子 )どんな 顔 する か
み
見 たかった のに…。
しょ うた
でも 翔 太 の ヤツ…。
ゆうこ
い
(祐子 )どこ 行った の か な?
かがみ
し
鏡 が ない と 知って も
おこ
かえ
怒って 帰っちゃ う ような・
ヤツ じゃ ない のに。
しょ うた
(翔 太 )ここ だ よ ここ だ よ!
ぼく
僕 は ここ だって ば!
べつ
さ が
別 ん とこ 捜して みる か。
ゆうこ
(祐子 )そう ね。
あいつ は まったく…。
しょ うた
ま
(翔 太 )待って くれよ!・
じゅん
むら かみ
淳 ! 村上 さ ー ん!・
い
行か ないで~!
わら
ご え
・(笑い声)
ああ … うっ…。
うわっ… あ?
ああっ…。
うわ あー!・
パパ ! パパー!
しょ うた
ちち
みみ
(翔 太 の 父 )うん ? そら 耳 か。
だれ
き
ダメだ 誰 も 気 が ついて くれ ない。
ぼく
僕 もう ここ から
で
出られ ない の か な…。
・ そう さ。
しょ うた
(翔 太 )え えっ!?
うわ あー!
じゅん
き
(淳 )聞いた?
ゆうこ
き
(祐子 )うん 聞いた。
しょう たく ん
きのう
翔 太 君 昨日 から
いえ
かえ
家 に も 帰って ない らしいって。
じゅん
(淳 )どう しちゃった んだろう…。
ゆうこ
(祐子 )もし かして…。
おとこ
こ
(男の子)
ええ いっロング シュート!・
ボール はっと … あった!
・ ボール を ぶつけた の は…。
おとこ
こ
(男の子 )うわ あー!
まえ
・ お前 か!・
このっ!
おんな
こ
(女の子1)
こんな もん で いい んじゃ ない?
おんな
こ
(女の子 2)そう ね。
おんな
こ
お
お
(女の子 たち )終わり 終わり!
まえ
・ お前たち!
おんな
こ
(女の子 たち )うわ あっ!
EPISODE 4
な
ご え
(カラス の 鳴き声)
しょ うた
かえ
・(翔 太 )帰りたいよ ー!
おとこ
こ
で
・(男の子 )出られ ない!
おんな
こ
だれ
たす
・(女の子 たち )誰 か 助けて ー!
きみ
・ いい 気味じゃ フハハハハ…。
けいじ
ゆくえ ふめい
じどう
(刑事 )行方 不明に なった 児童 は
にん
すでに 10人 です。
ホントに
こころ あ
心当たり は ない ん です か?
なや
あったら こんなに 悩みません。
みのしろきん
でんわ
身代金 の 電話 も ない し
げんいん ふめい
れんぞく じょうはつ じけん
原因 不明 の 連続 蒸発 事件 と しか…。
はなし
そんな ムチャ な 話…。
おとこ
はな
(ねずみ 男 )は … 放せ!
なに
何 しや がん だ…。
けいじ
なにごと
(刑事 )何事 だ。
けいさつ かん
(警察 官)
ふきん
そう さ
はい 付近 を 捜査 して おりましたら
あや
おとこ
怪しげな 男 が…。
ああっ… おや。
おれ
こ
俺 は ただよ かわいい 子ども たち が
あそ
み
遊んで る ところ 見て た だけ だ よ。
わか
若いって いいね イヒヒヒ。
じゅうぶん
あや
十分 怪しい。
しょ
ぴ
署 に し ょっ引 い とけ!
けいさつ かん
(警察 官 たち )はい!
ま
待って くれよ!
おれ
お … 俺 は
なん
何にも して ねえって ば よ!
おとこ
あれ は ねずみ 男 さん。
ああ…。
めだま
(目玉 おやじ)
み あ
に ゅう どう
とき
ゆうこ
見上げ 入 道 の 時 の 祐子 ちゃん から
き
ハガキ が 来た んじゃ よ。
きたろう
ようかい
(鬼 太郎 )また 妖怪 です か?
こんど
しょうがっこう
いや 今度 は 小学校 で
ゆくえ ふめい さわ
い
行方 不明 騒ぎ だ と 言う んじゃ が
おとこ
はんにん
ねずみ 男 が 犯人 に さ れ とる らしい。
おとこ
なに
ねずみ 男 の ヤツ また 何 か
わる
悪 さ を した んでしょう か?
いったん
(一 反 もめん)
あっあそこ で ご わす。
(チャイム)
ゆうこ
は は
(祐子 の 母)
は いはい どなた です か?・
うん?
うーん…。
(チャイム)
ば あっ!
キャー!
う うっ…。
ゆうこ
は は
(祐子 の 母)
い … いらっしゃい ませ。
きたろう
ママ 鬼 太郎 さん に
めだま
とう
目玉 の お 父さん よ。
せんじつ
むすめ
せ … 先日 は 娘 が
せわ
お 世話に なり まして。
まあ お ひと つ…。
こりゃ あ かたじけない。
ゆ
では お 湯 を いただく と する か。
あつ
あっち ー ! くっ… ち と 熱い が
ゆ
いい お 湯 じゃ のう。
とう
ちゃ
父さん それ は お茶 です よ。
オホホホ … どうぞ ご ゆっくり。
ゆうこ
じゃあ 祐子 ちゃん
くわ
はなし
き
詳しい 話 を 聞か せて。
がっこう
ふ し ぎ
ええ 学校 で 不思議な こと が…。
ゆうこ
ちち
ゆうこ
(祐子 の 父 )ゆ … 祐子 は
か
ともだち
も
変わった 友達 を 持ってる な。
ゆうこ
は は
(祐子 の 母 )え … ええ。
いったん
なに
(一 反 もめん )な … 何 を すっと な。
からだ
おい どん の 体 で ご わす!
うわ あっ!
ゆうこ
は は
(祐子 の 母 )キャー!
・~
しょう たく ん
翔 太 君 が い なく なった の は
ここ な の。
とう
ようき
父さん かすかに 妖気 が…。
ふむ。
ゆうこ
まえ
(祐子 )ちょっと 前 まで ここ に は
ふる
かがみ
お
古い 鏡 が 置いて あった んだけど。
ひょっとして
かがみ
なか
す
鏡 の 中 に 住む じいさん
かがみ じじ い
しわざ
鏡 爺 の 仕業 かも しれ ん ぞ。
かがみ じじ い
鏡 爺 は のう
ふる
かがみ
す
ようかい
古い 鏡 に 住む 妖怪 じゃ。
おんな
こ
すがた
み
女の子 の 姿 を のぞき 見たり する
エッチ な とこ も ある が
かがみ
も
ぬし
まも
鏡 の 持ち主 を 守って くれる
よい ヤツ な んじゃ。
こ
子ども を さらって しまう ような
わる
悪 さ を する ヤツ じゃ ない んじゃ が。
かがみ
それ で その 鏡 は?
ゆうこ
ふる
きたな
(祐子 )もう 古くて 汚く なった から
あたら
と
か
新しい の に 取り替えるって
たし
たいい くかん
うら
確か 体育 館 の 裏 に…。
きたろう
い
鬼 太郎 行って みよう。
とう
はい 父さん。
な
ご え
(カラス の 鳴き声)
ゆうこ
かがみ
(祐子 )この 鏡 です。
ハッ!?
とう
ようき
みなもと
父さん 妖気 の 源 は ここ です!
かがみ じじ い
で
鏡 爺 出て くる んじゃ!
そこ に いる の は
わ
分かって おる んじゃ!
かがみ じじ い
(鏡 爺)
だれ
な
よ
誰 じゃ い わし の 名 を 呼ぶ の は。
うわっ。
めだま
きたろう
フッ 目玉 の おやじ と 鬼 太郎 か。
かがみ じじ い
やはり 鏡 爺 か。
わる
悪 さ は やめて
ゆうかい
かえ
誘拐 した みんな を 返す んじゃ!
ことわ
ヘッ 断る!
き
わ
聞き分け の ない ヤツ じゃ。
い
き
言う こと を 聞か ん と
し お
お 仕 置き じゃ ぞ!
うるさい!
できる もん なら やって みろ!
あぶ
危ない!
あっ…。
ゆうこ
(祐子 )ああっ!
ゆうこ
かがみ
はな
祐子 ちゃん 鏡 から 離れる んだ!
うっ…。
ゆうこ
(祐子 )う う…。
きたろう
鬼 太郎!
ああっ…。
ゆうこ
(祐子 )う う…。
ああ ー!
かがみ じじ い
ゆだん
きたろう
(鏡 爺 )油断 した な 鬼 太郎。
かがみ
せかい
と
こ
鏡 の 世界 に 取り込んで やった ぞ!
うわ あー!
かがみ じじ い
どうした 鏡 爺!
まえ
わる
お前 は そんな 悪 さ を する ヤツ じゃ
なかった はずじゃ!
かがみ じじ い
・(鏡 爺)
いじょう
うるさい ! いい か これ 以上
かか
わし に 関わる の は やめろ!・
さもなくば
に ど
きたろう
おもて
せかい
二度と 鬼 太郎 が 表 の 世界 に・
もど
戻れ ない よう に して やる!
いったん
おい 一 反 もめん!
いったん
(一 反 もめん )…で ご わす!
ま
待って!
きたろう
鬼 太郎 さん は どう なる の?
ちえ しゃ
すな
ばば あ
知恵者 の 砂 かけ 婆 なら
きたろう
かがみ
せかい
きっと 鬼 太郎 を 鏡 の 世界 から
よ
もど
呼び戻す こと が できる はずじゃ。
よかった!
ゆうこ
われわれ
かえ
祐子 ちゃん は 我々 が 帰る まで
かがみ
み は
あの 鏡 を 見張って いて くれ。
かがみ
わ
もし 鏡 が 割れて しまったら
たす
だ
みんな を 助け出す こと も
でき なく なって しまう のじゃ。
ゆうこ
わ
(祐子 )はい 分かりました。
たの
頼んだ ぞ!
な
ご え
(カラス の 鳴き声)
いったい
ぼく
う う … 一体 僕 は どう した んだ?
ああっあれ は!?
だ
ここ から 出して ー!
かがみ じじ い
わら
ご え
(鏡 爺 の 笑い声)
かがみ せかい
みんな 鏡 世界 から
に
逃げる こと は でき ぬ。
せかい
この 世界 で
し
死んで いく こと に なる のじゃ!
なぜ … なぜ そんな こと を する。
うるさーい!
この ー!
う うっ!
このっ!
であ あっ!
うわっ!
かがみ じじ い
・(鏡 爺 )ムダ じゃ
かがみ せかい
てき
この 鏡 世界 に わし の 敵 は おら ん!
うっ… ああっ!・
ま
かがみ
待って ください ! その 鏡 を
も
持っていか ないで ください!
ぎょうしゃ
(業者1)
い
そんな こと 言われて も な ー。
かがみ
なか
がっこう
その 鏡 の 中 に 学校 の みんな が
つか
捕まって いる ん です!
ぎょうしゃ
(業者 2)アハハハ…
じょうだん
じかん
冗談 に つきあってる 時間 は ない の。
ど いて ど いて。
ね が
お 願い です
かがみ
も
鏡 を 持っていか ないで。・
ああ…。・
ああっ!
たいへん
大変 ! あの トラック が
かがみ
はこ
鏡 を 運んで いって…。
と
ごめんなさい 止められ なくて…。
だいじょうぶ
いったん
大丈夫 一 反 もめん
お
すぐに 追いかける んじゃ。
いったん
わ
(一 反 もめん )分かり も した。
かがみ じじ い
鏡 爺 どこ に いる んだ
で
出て こい!
かがみ じじ い
きたろう
(鏡 爺 )ここ じゃ 鬼 太郎!
この ー!
かがみ じじ い
・(鏡 爺)
こっち じゃ こっち じゃ!
なに!?
かがみ じじ い
・(鏡 爺 )こっち こっち!
なっ…。
かがみ じじ い
わら
ご え
(鏡 爺 の 笑い声)
ゲタ トルネード だ!
かく
ばしょ
もう 隠れる 場所 は ない はずな のに
い
かがみ じじ い
どこ へ 行った んだ ? 鏡 爺…。
かがみ じじ い
・(鏡 爺)
せかい
もの
この 世界 で は わし に かなう者 は
い
い ない と 言った はずじゃ。
うわ あっ… フッ!
うっ… うわ あっ!
かがみ じじ い
わら
ご え
(鏡 爺 の 笑い声)
すな
ばば あ
(砂 かけ 婆 )ああっ!
ああ しまった!
かがみ じじ い
ご え
(鏡 爺 の うめき声)
ああっ!
かがみ じじ い
(鏡 爺 )うっ… ああ ー!
いま
なん
今 の は 何 だ ? なに!?
かがみ じじ い
(鏡 爺)
かがみ
わ
ヤツ ら わし の 鏡 を 割り おった。
おもて
つうろ
と
表 と の 通路 を 閉ざされて は
に ど
おもて
せかい
もど
二度と 表 の 世界 に は 戻れ ん。
こう なったら
と
もの
捕らえられた者 たち の
たましい
す
と
魂 を 吸い取って
う
は
憂 さ を 晴らして やる!
ま
かがみ じじ い
つみ
かさ
待て 鏡 爺 ! 罪 を 重ねる の か?
きたろう
まえ
まず 鬼 太郎 お前 から じゃ。
うわ あー!
あっ! う うっ…。
ま
あ
くっ… 間に合わ ん かった か。
かがみ
こわ
バカな 鏡 を 壊して しまったら
つか
もの
に ど
もど
捕まった者 たち は 二度と 戻ら ん。
なに
ほうほう
すな
ばば あ
何 か 方法 は ない の か ? 砂 かけ 婆。
かがみ
はへん
そう じゃ 鏡 の 破片 を
ま いのこ
あつ
1枚 残らず 集める のじゃ。
ひと
かけら 1つ なくて も ダメじゃ ぞ。
いったん
わ
(一 反 もめん )わ … 分かり も した。
ご え
(うめき声)
ああ ー!
イヒヒヒ…。
ひ
こ
《う ああっ引き込ま れる…。・
とう
くっ… 父 さ ー ん!》
きたろう
あぶ
鬼 太郎 が 危ない!
すな
いそ
砂 かけ 急ぐ んじゃ!
いそ
急 いど る わ。
いったん
(一 反 もめん)
そ … そうで ご わす えっと…。
いそ
いそ
急げ 急げ!
ちから
ぬ
《う うっ… 力 が 抜けて いく…。》
すな
砂 かけ!
すな
ばば あ
(砂 かけ 婆)
あわてる な ! ブハーッ!
《あっう う … もう ダメだ。》
とう
父 さ ー ん!
くっ…
なに
な … 何 を する つもりじゃ!
あ
かがみ
合わせ 鏡 に して
ひかり
みち
つく
光 の 道 を 作る のじゃ。・
こ
こ
来い 来い!・
きたろう
鬼 太郎
ひかり
みち
とお
光 の 道 を 通って くる のじゃ!
ああ ー!
きたろう
・ 鬼 太郎!
あれ は!?
きたろう
ひかり
みち
く
・ 鬼 太郎 光 の 道 を 来る んじゃ!
とう
はい 父さん!
なに!?・
うわ あっ!・
ま
待て…。
うわっ!
かがみ じじ い
に
(鏡 爺 )逃がす か!
かがみ
なか
もど
もう 鏡 の 中 に は 戻さ ない ぞ!
うわっく ぅ…。・
たまら ん。
すな
ばば あ
に
(砂 かけ 婆 )逃がし は せ ん!・
かがみ じじ い
鏡 爺 これ でも くらえ!
かがみ じじ い
(鏡 爺 )うわ あっ… たまら ん!・
う おっああっ!
うわ あっ…。
かがみ じじ い
鏡 爺 みんな を
もと
せかい
もど
元 の 世界 に 戻す んだ!