きび だんご

きび だんご

桃 から 生れて 鬼 退治 を した 有名な 桃 太郎 さん の 、 その後 の お 話 で ございます 。 もも||うまれて|おに|たいじ|||ゆうめいな|もも|たろう|||そのご|||はなし||

鬼 ヶ 島 ( おに が しま ) で の 活躍 で すっかり 有名に なった 桃 太郎 さん は 、 鬼 から うばい取った 宝物 を 売って 殿さま の 様 な 生活 を して い ました が 、 ついに 手持ち の 宝物 が なくなって しまい ました 。 おに||しま||||||かつやく|||ゆうめいに||もも|たろう|||おに||うばいとった|たからもの||うって|とのさま||さま||せいかつ|||||||てもち||たからもの|||| そこ で 桃 太郎 さん は 、 お じいさん と おばあ さん に 言い ました 。 ||もも|たろう|||||||||いい| 「 すみません が 、 また 、 きび だんご を 作って もらえ ませ ん か 。 ||||||つくって|||| 今度 は 竜宮 ( りゅう ぐう → 海 の 底 に ある 竜神 の すみか ) ヘ 行って 、 竜宮 の 宝 を たっぷり いただいて まいり ます 」 「 よし よし 、 がんばって 、 宝物 を どっさり 持って 帰る んだ よ 」 　 桃 太郎 さん は 作って もらった きび だんご を 腰 に 下げる と 、 家 を 出 ました 。 こんど||りゅうぐう|||うみ||そこ|||りゅうじん||||おこなって|りゅうぐう||たから|||||||||たからもの|||もって|かえる|||もも|たろう|||つくって|||||こし||さげる||いえ||だ|

桃 太郎 さん が しばらく 行く と 、 　 ウキーッ 、 ウキキキー 。 もも|たろう||||いく||| と 、 サル が やって 来 ました 。 |さる|||らい| 「 桃 太郎 さん 、 桃 太郎 さん 。 もも|たろう||もも|たろう| お 久しぶりです 。 |ひさしぶり です 今度 は 、 どちら ヘ おいで です か ？ こんど|||||| 」 「 おお っ 、 サル どの か 。 ||さる|| 実は 竜宮 へ 、 宝物 を 取り に 行く のだ 」 「 へ ー っ 。 じつは|りゅうぐう||たからもの||とり||いく|||-| 今度 は 、 竜宮 です かい 。 こんど||りゅうぐう|| あそこ に は 、 珍しい 宝物 が 山 の ように ある と 聞き ます から ね 。 |||めずらしい|たからもの||やま||よう に|||きき||| して 、 れいの 物 は あり ます か ？ ||ぶつ|||| 」 「 もちろん 。 さあ 、 日本 一 の きび だんご だ 。 |にっぽん|ひと|||| 一 つ やる から 、 おとも せい 」 　 桃 太郎 は 腰 の 袋 から きび だんご を 一 つ 出して 、 サル に やり ました 。 ひと||||||もも|たろう||こし||ふくろ|||||ひと||だして|さる||| サル は きび だんご を 手 に とって 、 不思議 そうに ながめて から 言い ました 。 さる|||||て|||ふしぎ|そう に|||いい| 「 桃 太郎 さん 。 もも|たろう| この きび だんご は 前 の に 比べる と 、 ずいぶん と 小さく なり ました ねえ 」 「 うん 。 ||||ぜん|||くらべる||||ちいさく|||| 近頃 は 、 なにもかも 値上がり で な 」 ちかごろ|||ねあがり||

おしまい