Fullmetal Alchemist: Brotherhood Episode 55 fullmetal|alchemist|brotherhood|episode Fullmetal Alchemist: Brotherhood Episode 55

あれ

お っか しい な 確か こっち … ||||たしか|

いや あっ ち か

迷子 か ね 鋼 の まいご|||はがね|

うる せ ぇ

どこ ぞ の 無能 が バカ やって ねぇ か |||むのう||ばか|||

見 に 来 て やった から み||らい|||

こんな 目 に 遭って ん だ よ |め||あって|||

誰 も 見 に 来い なんて 頼 ん で ない ぞ だれ||み||こい||たの||||

よく 言う ぜ |いう|

オレ と スカー が い なけりゃ おれ|||||

て め ぇ 絶対 に 道 踏み外し て た だ ろ |||ぜったい||どう|ふみはずし||||

恩 着せ がま しく 言う な おん|ちゃくせ|||いう|

私 が あそこ で 踏みとどまれ た の は わたくし||||ふみとどまれ|||

中尉 の お陰 だ ちゅうい||おかげ|

何 ぃ なん|

やかましい な 敵 に 見つかる ぞ ||てき||みつかる|

スカー

今 の うち に 礼 を 言って お くわ いま||||れい||いって||

大佐 の 説得 を し て くれ た こと たいさ||せっとく||||||

あなた たち イシュヴァール 人 は |||じん|

私 の よう な 者 に 礼 を 言わ れ て も わたくし||||もの||れい||いわ|||

腹 が 立つ だけ でしょ う けど はら||たつ||||

あの 人 取り戻せ た かも しれ ない |じん|とりもどせ||||

元 の 自分 を もと||じぶん|

ありがとう

感謝 の 言葉 など … かんしゃ||ことば|

はい はい 了解 し まし た ||りょうかい|||

もう 撃た なく て いい ぞ |うた||||

砲撃 やめ ほうげき|

中央 軍兵 士 に 告 ぐ ちゅうおう|ぐんぴょう|し||こく|

中央 軍兵 士 に 告 ぐ ちゅうおう|ぐんぴょう|し||こく|

作戦 本部 は さくせん|ほんぶ|

ブリッグズ 軍 が 占拠 し た |ぐん||せんきょ||

クレミン 准将 を 含む |じゅんしょう||ふくむ

１３ 名 を 拘束 中 繰り返す な||こうそく|なか|くりかえす

作戦 本部 は さくせん|ほんぶ|

我々 ブリッグズ 軍 が 占拠 し た われわれ||ぐん||せんきょ||

中央 軍兵 士 は ちゅうおう|ぐんぴょう|し|

即刻 戦闘 を 停止 せよ そっこく|せんとう||ていし|

我々 は クレミン 准将 を 拘束 中 で ある われわれ|||じゅんしょう||こうそく|なか||

戦車 で 派手 に 撃って き た の は せんしゃ||はで||うって||||

錬金術 に よる 穴 掘り の 音 を れんきんじゅつ|||あな|ほり||おと|

かき消す ため か かきけす||

そういう こと

なん だって よく 聞こえ なか っ … |||きこえ||

何 ほん と か なん|||

どう し た

作戦 本部 が さくせん|ほんぶ|

ブリッグズ 兵 に 落とさ れ まし た |つわもの||おとさ|||

クレミン 准将 が 拘束 さ れ た も よう |じゅんしょう||こうそく|||||

作戦 本部 バッカ ニア は いる か さくせん|ほんぶ||にあ|||

大尉 たいい

人 型 を し た じん|かた|||

一 つ 目玉 の 青 っち ろ い 化け物 が ひと||めだま||あお||||ばけもの|

大量 発生 し て いる たいりょう|はっせい|||

こいつ ら なかなか

死な ない うえ に 人 を 食う ぞ しな||||じん||くう|

東西 南北 全 門 とうざい|なんぼく|ぜん|もん

何 が あって も 開ける な なん||||あける|

一 匹 たり と も ひと|ひき|||

市街 地 に 出し て は なら ん しがい|ち||だし||||

司令 部 敷地 内 で 殲滅 しろ しれい|ぶ|しきち|うち||せんめつ|

アイ マム

まったく 何 を やって おる の だ |なん|||||

クレミン の ヤツ ||やつ

これ より 私 が 指揮 を 執る ||わたくし||しき||とる

今 から ここ が 作戦 本部 だ いま||||さくせん|ほんぶ|

大 総統 の イス … だい|そうとう||いす

この 危機 を 乗り切れ ば |きき||のりきれ|

この 私 が |わたくし|

まだ わ い て 出 て くる か ||||だ|||

しょ … 少将 閣下 |しょうしょう|かっか

こいつ ら 一体 な ん です か ||いったい||||

不 死 の 軍団 だ そう だ ふ|し||ぐんだん|||

人 の 魂 を じん||たましい|

で く 人形 に のせ 換え て つくった ||にんぎょう|||かえ||

死 へ の 恐怖 を 持た ない 兵士 たち し|||きょうふ||もた||へいし|

貴 様 ら 一般 兵 も いつか とうと|さま||いっぱん|つわもの||

これ に さ れる こと だ ろ う よ

まだ 動く の か よ |うごく|||

何 回 殺せ ば 死ぬ ん だ … なん|かい|ころせ||しぬ||

ならば もう 一 発 ||ひと|はつ

なんという 執念 … |しゅうねん

いか ん

アーム スト ロング 少将 ！ 少佐 ！ |すと|ろんぐ|しょうしょう|しょうさ

来 て は なら ん らい||||

ヤツ の 狙い は 我ら だ やつ||ねらい||われら|

離れ て いろ はなれ||

しぶとい 女 将軍 殺す |おんな|しょうぐん|ころす

引け ひけ

ふんばれ

お 二 人 と も |ふた|じん||

今 の うち に 逃げ て ください いま||||にげ||

早く こちら へ はやく||

さあ 少佐 殿 |しょうさ|しんがり

逃げろ と いう の か … にげろ||||

我が 輩 に また わが|やから||

戦場 から 逃げろ と いう の か せんじょう||にげろ||||

そんな まね できる わけ が なか ろ う が

いい ねぇ 逃げ ない 覚悟 ||にげ||かくご

いい 男 じゃ ない の |おとこ|||

まっ うち の だんな の 方 が |||||かた|

数 万 倍 いい 男 だ けど さ すう|よろず|ばい||おとこ|||

何者 だ なにもの|

女性 の 将校 さん じょせい||しょうこう|

って こと は あなた が アーム スト ロング 少将 ね ||||||すと|ろんぐ|しょうしょう|

あなた の 部下 の モヒカン さん に ||ぶか||||

こっち に 助っ人 に 行け って 頼ま れ た の よ ||すけっと||いけ||たのま||||

あい つめ 余計 な こと を ||よけい|||

めん どく せ ぇ

あんた 行った よ |おこなった|

あちら の 御 仁 は ||ご|しとし|

うち の だんな

勇気 百 倍 筋肉 千 倍 ゆうき|ひゃく|ばい|きんにく|せん|ばい

痛 っ つう|

まだ 動く の か |うごく||

オレ 死ぬ の 死ぬ … おれ|しぬ||しぬ

死ぬ って なん だ しぬ|||

考える の めん どく せ ぇ かんがえる|||||

生き てる の も いき|||

めん ど … くせ ぇ …

少佐 しょうさ

少佐 しょうさ

残り は ガリガリ の 雑魚 ども だけ だ のこり||||ざこ|||

全力 を もって 殲滅 しろ ぜんりょく|||せんめつ|

すま ん が 少し 休む |||すこし|やすむ

はっ

あと は お 任せ ください |||まかせ|

どこ の どなた か 存ぜ ぬ が ||||ぞんぜ||

助太刀 感謝 する すけだち|かんしゃ|

どう いたし まして

さぞや 名 の ある 格闘 家 と お 見受け する が |な|||かくとう|いえ|||みうけ||

私 いえいえ 主婦 で 錬金術 師 わたくし||しゅふ||れんきんじゅつ|し

知って る でしょ しって||

エル リック 兄弟 って ||きょうだい|

あれ の 身内 みたい な も の よ ||みうち|||||

では

あなた が イズミ ・ カーティス

そう よ

エル リック 兄弟 も ここ に ||きょうだい|||

来 てる はず よ らい|||

さて

残り の 人形 兵 も 片づけ ます か のこり||にんぎょう|つわもの||かたづけ||

立て ます か な 姉 上 たて||||あね|うえ

なんの これ しき

ちょっと ちょっと

休 ん で なさい って そんな 傷 で … きゅう||||||きず|

若い 者 が 戦って おる のに わかい|もの||たたかって||

我ら 大人 が われら|おとな|

寝 て いる わけ に は いき ます まい ね||||||||

これ から この世 を 背負って いく 若者 に ||このよ||せおって||わかもの|

今 この世 を 背負って いる 大人 の … いま|このよ||せおって||おとな|

我ら の 生き様 を 見せ ん で なんと する われら||いきざま||みせ||||

そんじゃ 私ら も 手伝い ます か |わたしら||てつだい||

有り難い ありがたい

お 二 人 が いれ ば 百 人力 です な |ふた|じん||||ひゃく|じんりょく||

いや …

あまり 期待 し ない で ちょうだい な |きたい|||||

どうやら 私 |わたくし

人 柱 と か いう やつ らしい んで じん|ちゅう||||||

ある 程度 戦ったら |ていど|たたかったら

と ん ずら こか せ て もらう わ

や ばい ヤツ に 捕まる 前 に ね ||やつ||つかまる|ぜん||

感動 の 再会 な のに むっつり か かんどう||さいかい||||

お前 つまら ん ヤツ に なった なぁ おまえ|||やつ|||

昔 は もっと 感情 が 豊か で むかし|||かんじょう||ゆたか|

おもしろい ヤツ だった のに |やつ||

色 欲 強 欲 怠 惰 暴 食 いろ|よく|つよ|よく|おこた|だ|あば|しょく

嫉妬 憤怒 傲慢 しっと|ふんぬ|ごうまん

人 に は 七 つ の 罪 が ある と いう じん|||なな|||ざい||||

確かに 過ぎ た 欲 は 身 を 滅ぼす が たしかに|すぎ||よく||み||ほろぼす|

その 一方 で それ ら の 感情 すべて が |いっぽう|||||かんじょう||

人間 を 理解 する ため に は にんげん||りかい||||

欠かせ ぬ もの で も ある はず だ かかせ|||||||

なぜ 切り離し た |きりはなし|

った く 危ない な ||あぶない|

人 の 話 聞け じん||はなし|きけ

うそ

やめ て くれよ

オレ ケンカ あんまり 強く ない ん だ から さ ぁ おれ|けんか||つよく||||||

答えろ こたえろ

なぜ 人造 人間 を つくり |じんぞう|にんげん||

そば に 置き 父 と 呼ば せ た ||おき|ちち||よば||

フラスコ の 中 に い た ころ お前 は ふらすこ||なか|||||おまえ|

家族 と いう コミュニティー を かぞく|||こみゅにてぃー|

小 バカ に すら し て い た のに しょう|ばか|||||||

お前 本当 は 人間 の よう に おまえ|ほんとう||にんげん|||

家族 が 欲しかった の で は ない の か かぞく||ほしかった||||||

どこ だ まさか

国土 錬成 陣 が 発動 する まで こくど|れんせい|じん||はつどう||

引きこもる 気 か ひきこもる|き|

私 は 人間 に なり たい の で は ない わたくし||にんげん|||||||

完全 な 存在 に なり たい の だ かんぜん||そんざい|||||

お前 の 中 の 賢 者 の 石 もらい 受ける おまえ||なか||かしこ|もの||いし||うける

やっと 表情 が 変わった な |ひょうじょう||かわった|

何 を し た なん|||

お前 が し なかった こと を し た だけ さ おまえ|||||||||

分 から ん だ ろ う な ぶん||||||

お前 は 感情 と 一緒 に おまえ||かんじょう||いっしょ|

大切 な もの を 捨て て しまった ん だ たいせつ||||すて||||

大切 な もの たいせつ||

簡単 に 勝て る と 思う な よ かんたん||かて|||おもう||

オレ たち に おれ||

なぁ もう

ダメ だ な だめ||

完全 に タイヤ が はまって る よ かんぜん||たいや||||

何 やって る ん だ チョロ ひげ なん||||||

もたもた し てる と 日食 が 始ま っち まう ぞ ||||にっしょく||はじま|||

やかましい

さっさと 車 を 引っ張り 上げろ |くるま||ひっぱり|あげろ

やれやれ …

マルコー さん は 離れ て て ください |||はなれ|||

僕 と ハイン ケル さん だけ で 大丈夫 です よ ぼく|||||||だいじょうぶ||

いや しかし …

大丈夫 だって 任せ とけ だいじょうぶ||まかせ|

ほら そんじゃ あ いく ぞ

いち に の さん

作戦 本部 へ 投降 しろ 早く 行け さくせん|ほんぶ||とうこう||はやく|いけ

はい

ありがとう ござい ます

しかし まあ 人形 兵 が 随分 ||にんぎょう|つわもの||ずいぶん

中央 兵 を 倒し て くれ た と みえ て ちゅうおう|つわもの||たおし||||||

制圧 が 楽 だ な せいあつ||がく||

このまま 一気に 正門 を 取る ぞ |いっきに|せいもん||とる|

アイ サー

オレ ら 出番 ない な … おれ||でばん||

この とりゃ なんで だ

お前 ら は 我々 の 命令 を 聞く よう に おまえ|||われわれ||めいれい||きく||

つくら れ てる ん じゃ なかった の か

あの お方 は 我々 に うそ を 言って い た の か |おかた||われわれ||||いって||||

く … 来る な |くる|

私 は こんな ところ で わたくし||||

死ぬ 人間 で は ない ん だ しぬ|にんげん|||||

誰 か 知ら ん が よく やった だれ||しら||||

この 私 の 護衛 に 付け |わたくし||ごえい||つけ

そう すれ ば 特別 に … |||とくべつ|

「 あの お方 」 と や ら の 話 |おかた|||||はなし

ちょっと 聞か せ て もらって いい かな |きか|||||

ひどい 有様 だ な |ありさま||

ここ で 指揮 を 執ら れ ます か ||しき||とら|||

こんな 狙撃 さ れ やす そう な 場所 に |そげき||||||ばしょ|

座る ヤツ の 気 が 知れ ん わ 行く ぞ すわる|やつ||き||しれ|||いく|

はっ

姉 上 あね|うえ

どこ へ 行く 通路 だ ||いく|つうろ|

かなり 下 まで いって いる よう です |した|||||

人形 兵 が 出 て き た 穴 でしょう か にんぎょう|つわもの||だ||||あな||

だ と し たら 地下 に ||||ちか|

つながって いる かも しれ ん な

はい はい 了解 です ||りょうかい|

閣下 バッカ ニア 隊 が かっか||にあ|たい|

正門 を 制圧 し まし た せいもん||せいあつ|||

抵抗 少なく 当方 の 損害 軽微 ていこう|すくなく|とうほう||そんがい|けいび

正門 エントランス も 制圧 せいもん|||せいあつ

戦車 を 収容 し せんしゃ||しゅうよう|

陣地 と し て いる と の こと です じんち||||||||

バッカ ニア 隊 は |にあ|たい|

そのまま 待機 よろしく |たいき|

敷地 内 の 人形 兵 を しきち|うち||にんぎょう|つわもの|

一 匹 残ら ず 駆逐 する まで ひと|ひき|のこら||くちく||

門 を 絶対 に 開け ない よう に お 願い し ます もん||ぜったい||あけ|||||ねがい||

了解 し た りょうかい||

こちら 西 門 ブリッグズ |にし|もん|

ホワイト 隊 が 制圧 し まし た ほわいと|たい||せいあつ|||

北 門 です ブラック 隊 が 制圧 完了 きた|もん||ぶらっく|たい||せいあつ|かんりょう

ブルー 隊 東 門 制圧 ぶるー|たい|ひがし|もん|せいあつ

イエロー 隊 兵器 庫 を 押さえ まし た いえろー|たい|へいき|こ||おさえ||

お 聞き の とおり です |きき|||

アーム スト ロング 少将 閣下 |すと|ろんぐ|しょうしょう|かっか

中央 司令 部 の ９ 割 を ちゅうおう|しれい|ぶ||わり|

ブリッグズ 軍 が 掌握 し まし た |ぐん||しょうあく|||

我々 の 勝利 です われわれ||しょうり|

勝った ぞ かった|

大佐 間に合わ なかった な … たいさ|まにあわ||

ただいま 諸君 |しょくん

私 が 留守 の 間 に わたくし||るす||あいだ|

随分 にぎやか に なって いる で は ない か ずいぶん||||||||

これ より 私 自ら 指揮 を 執り ||わたくし|おのずから|しき||とり

反逆 者 を 排除 する はんぎゃく|もの||はいじょ|

手 の 空 い て いる 中央 兵 は 手伝い たまえ て||から||||ちゅうおう|つわもの||てつだい|

キング ・ ブラッド レイ … きんぐ||れい

生き て いやがった か いき|||

どこ だ どこ から 攻め て くる ||||せめ||

大 総統 閣下 に 敬礼 だい|そうとう|かっか||けいれい

王 の 剣 が もたらす もの は おう||けん||||

破壊 と 殺りく 蹂躙 と 絶望 はかい||さつりく|じゅうりん||ぜつぼう

圧倒 的 な 力 を もって あっとう|てき||ちから||

立ちふさがる もの を 撃 滅 する たちふさがる|||う|めつ|

次回 鋼 の 錬金術 師 じかい|はがね||れんきんじゅつ|し

Fullmetal Alchemist fullmetal|alchemist

第 ５６ 話 『 大 総統 の 帰還 』 だい|はなし|だい|そうとう||きかん

私 が 帰る 場所 それ は 戦場 わたくし||かえる|ばしょ|||せんじょう