Naruto Episode 146
♬~
♬ 少年 よ 聞いて くれ
♬ 人間 なんて たいした もん じゃ ない さ
♬ 明日 なんて もう いら ない から
♬ 握った 拳 を 隠す な よ
♬ 不安に 夢 を 売りとばす ほど
♬ まだ 老 いぼ れちゃ いない だ ろ
♬ 少年 よ 心 の 銃 の
♬ 引き金 を 引ける の は 君 だけ さ
♬~
♬ すべて の 若者 は 言った
♬ どうし よ も なく くだらない
♬ この 素晴らしい 世界 に
♬ たった今 生きて いる から
♬ すべて の 若者 は 言った
♬ すべて の 本当 と 嘘 を
♬ 決して 忘れて しまわ ない ように
♬ すべて の 若者 は 言った
♬ 死ぬ に は 若 すぎる だろう
♬ しらけた 面 が 並んで る
♬ からっぽの この 街 で
♬ すべて の 若者 は 行った
♬ 風 の 無い この 夜 に
♬ 何 か を 変えよう と して る から
♬~
♬~
( ナルト ) そんな … イルカ 先生 は どう な っち まったん だ よ ?
( パックン ) イルカ の におい は ここ で 途切れ とる 。
とにかく 捜す しか ある まい 。
く っそ ~… イルカ 先生 どこ だって ば よ !?
( パックン が におい を 嗅ぐ 音 )
( パックン ) ん ~… 。
( イルカ の せきこみ )
あっ … イルカ 先生 !
よかった って ば よ ! ( パックン ) 無事だった か 。
( イルカ ) ああ … 何とか … 。 ( イルカ の せきこみ )
( イルカ ) くそ ~ ミズキ の ヤツ … 。
イルカ 先生 その 傷 … 。
なに これ くらい の 傷 …
う っ ! う ぅ … 。
イルカ 先生 !
( イルカ ) あっ … ちょっと 痛み が 走った だけ だ 。
( パックン ) ん ? 誰 か 来る ぞ 。 えっ ?
( 椿 ) 深い 傷 じゃ なくて よかった 。
( イルカ ) ええ 。
何 か 空気 が 重い って ば よ … 。
( パックン ) うん … あの 2 人 何 か 訳 あり だ な 。
ま ぁ わし が 思う に … 。
ん ? 肉 球 が どうした って ?
( パックン ) バカ よく 見ろ ! 小指 だ 小指 !
あ ? 小指 ?
えっ !? イルカ 先生 の !?
( パックン ) ま ぁ わし の 勘 で は 黒 だ な 。
( イルカ ) ナルト 何 話して る んだ ?
な っ … あっ いや 別に !
( イルカ ) ん ? あぁ 紹介 しよう 。
こちら は 椿 さん ミズキ の 婚約 者 だ 。
婚約 … あ … ミズキ の !?
( パックン ) 何 だ 白 か 。 何 だ じゃ ねえ よ !
( 椿 ) ミズキ が また あなた 方 に ご 迷惑 を 。
本当に 申し訳 あり ませ ん 。
では あなた は ミズキ の 脱獄 を ご存じ な んです ね 。
( 椿 ) はい 彼 は 一 度 私 の 所 へ 寄り ました から 。
( 椿 ) すぐに 気付いて 止めよう と した んです 。
でも 結果 的に は 行か せて しまい ました 。
( イルカ ) 状況 から 言えば しかた の ない こと でしょう 。
( 椿 ) いいえ もっと ちゃん と 止める べきだった んです 。
なのに 私 … 。
♬~
( 椿 ) イルカ さん ナルト 君 お 願い です !
私 を 一緒に 連れて いって ください !
椿 の 姉ちゃん … 。
( 椿 ) 無理な 頼み な の は 承知 して い ます 。
でも 私 どうしても 彼 を 止め たい んです 。
イルカ 先生 。
椿 さん あなた の お 気持ち は よく 分かり ました 。
じゃあ … 。
( イルカ ) 申し訳 あり ませ ん が それ は でき ませ ん 。
えっ … 。
( 椿 ) そんな … 。
何で ダメな んだ よ !? ( イルカ ) ナルト
俺 たち は 早く ミズキ を 捜さ なければ いけない 。
この 人 が いて は 任務 の 邪魔に なる んだ 。
でも … でも !
イルカ さん それ なら あたし
あなた の お 役 に 立てる と 思い ます 。
私 彼 が 向かう 場所 に 心当たり が ある んです 。
( イルカ ) ん ? それ って ば 本当 か ? 椿 姉ちゃん !
( 椿 ) たぶん 間違い あり ませ ん 。
( イルカ ) しかし … 。 ( 椿 ) お 願い です !
彼 は 逃げる 途中 で 必ず 追尾 を まく 細工 を して いる はず 。
( 椿 ) 手間取れば すべて 手遅れに なり ます !
( 椿 ) 私 を 連れて いって ください 。
( 足音 )
♬~
( 研究 員 1 ) 例の 奈良 23 号 の 件 だ が … 。 ( 研究 員 2 ) どう なった ?
( 研究 員 1 ) シノビグサ ユキノシタ … あっ 。
( 研究 員 2 ) 何 だ ? 君 は !?
うわ っ ! ( 研究 員 1 ) う あっ !
♬~
( ミズキ の 印 を 唱える 声 )
♬~
( ミズキ ) あっ 。
♬~
( 男性 ) 見張り が やられて いる ぞ ! 侵入 者 だ !
( ミズキ ) ハッ 。
( 窓 ガラス が 割れる 音 )
( 綱 手 ) 何 ? 奈良 家 の 研究 施設 が 襲わ れた だ と !?
( トンボ ) はっ ! たった今 奈良 家 から 伝令 が あり ました 。
それ に よる と 賊 の 身体 的 特徴 は ミズキ と 一致 する と 。
( 綱 手 ) ミズキ が か ? ( トンボ ) はい 。
( 綱 手 ) 《 ナルト の ヤツ 何 を やって いる ?》
( 綱 手 ) それにしても 奈良 家 の 施設 と は 考えた な 。
薬剤 が 豊富に 置いて ある わりに は 山奥 に ある ため
比較的 警備 は 手薄だ 。
で 盗ま れた 薬剤 は ? ( トンボ ) はい 。
薬剤 管理 の 徹底 が 功 を 奏し
すぐに 持ち出さ れた と お ぼ しき 薬剤 を 割り出す こと が でき ました 。
( 綱 手 ) 《 やはり 一致 か 。
しかし たかが 一 介 の 中 忍 が
これ を 持ち出した ところ で 何 が できる …》
あぁ ご 苦労だった 下がって いい ぞ 。
( トンボ ) はい 。
( 遠 雷 )
( 綱 手 ) 《 とにかく 万が一 と いう こと が ある 。
相手 の 目的 が 見え ん こと に は 話 に なる まい 。
材料 から 見え ん のであれば
何 か 手段 が ある かも しれ ない 。
配合 の 割合 か 調合 順 か …》
( パックン ) こっち の 方向 で 間違い ない んだ な ?
( 椿 ) ええ このまま 進んで ください 。
( イルカ ) 椿 さん あなた は 手遅れに なる と 言って い ました が
ヤツ の 目的 を 知っている んです か ?
( 椿 ) 恐らく … すべて で は あり ませ ん が 。
椿 姉ちゃん 教えて くれ って ば よ 。
以前 彼 が 言って いた んです 。
自分 は 大 蛇 丸 の 力 を 手 に 入れて 彼 の 元 に 行く と 。
何 だって !?
( 椿 ) 彼 が 封印 の 書 を 奪おう と した の は
単に それ を 大 蛇 丸 へ の 手 土産 に 選んだ から に すぎ なかった んです 。
( イルカ ) 椿 さん あなた その こと を … 。
( 椿 ) 里 に は 伝え ませ ん でした 。
封印 の 書 の 持ち出し は それ だけ で 重罪 。
その 上 彼 の 本当の 目的 が 知れたら と 思う と
怖かった 立ち直って くれる と 彼 を 信じて い たかった んです 。
( パックン ) で は お前 も 処分 を 免れ ん な 。
( 椿 ) 覚悟 は できて い ます 。
( イルカ ) おかしい と 思って い ました 。
ミズキ の 行方 を 知っている なら
最初 から 1 人 で 彼 を 追えば いい 。
でも あなた は … 。
私 だけ で は 彼 を 止め られ ない かも しれ ない 。
私 どうしても 彼 に これ 以上
罪 を 重ねて ほしく ない んです 。
( 雷鳴 )
( 綱 手 ) 《 何て こと だ !
大 蛇 丸 の ヤツ そういう こと か !》
( 雷鳴 )
( 綱 手 ) 《 だが こんな 調合 法 を
そこら の 忍者 に まね できる もの か 。
職人 技 の 域 だ ぞ …》
( ノック )
( 綱 手 ) 取り込み 中 だ !
( イワシ ) 囚人 脱走 事件 の 経過 報告 です 。
分かった 入れ 。 ( イワシ ) はっ !
( ドア が 開く 音 )
( イワシ ) 現在 ミズキ 風神 雷神 の 3 名 の 囚人 を 残し
すべて の 捕獲 作業 を 完了 いたし ました 。
( 綱 手 ) ご 苦労 。 ( イワシ ) 引き続き
われわれ は 3 名 の 捜索 に 当たって おり ます しか し …
実は 最後に 捕らえ られた 囚人 が 気 に なる 話 を して おり まして … 。
( 雷鳴 )
( 綱 手 ) 気 に なる 話 ? ( イワシ ) はっ 。
何でも 3 名 が 一緒に 逃げて ゆく の を 見た と 。
( 綱 手 ) 風神 雷神 と ミズキ が 一緒に ?
しまった ! ( 雷鳴 )
( イワシ ) 綱 手 様 ?
( 綱 手 ) 出かける 。 ( イワシ ) どちら へ ?
( 綱 手 ) お前 が 来る 必要 は ない 。
な ~ に その 話 が 本当 なら
行か せた 連中 だけ で どうにか なる 相手 じゃ な さ そうな んで な 。
( 雷鳴 )
( 風神 ) う ~! ( 雷神 ) う ~!
( チョウジ ) ん … この ~… 。
( いの ) ちょっと シカマル このまま じゃ …
あたし たち ヤバ いわ よ 。
( シカマル ) ああ … って か もう 十分 ヤベェ … 。
( いの ) シカマル もう チャクラ が … 。
( シカマル ) 分かって る … 。
だから よ 何 通り か の 方法 を 考えて みた んだ けど よ
でも こいつ ら を 離す と 俺 ら 自身 が ヤベェ んだ よ な 。
( 風神 ) この 無礼 者 が !
( シカマル ) かといって 捕まえて る だけ で
やっつけ られ ねえ から こうして る んだ が よ 。
( 雷神 ) 生きて 帰さ ねえ !
こいつ ら まるで スタミナ の お化け だ わ !
( シカマル ) おまけに 一見 ゴム みて ぇな 体 に 見える が
これ だけ の 筋力 が あれば 瞬 発 力 も 相当 あり そうだ ぜ 。
つまり この 方法 しか ない って こと ね 。
( チョウジ ) 頑張ろう みんな ! ( シカマル ) 悪 ぃな 。
( 足音 )
( 忍 1 ) < どう だ ? ミズキ >
( ミズキ ) < ダメだ 残念だ が もう …>
( 忍 1 ) < そう か … 。
よし 撤収 だ !
急げ !> ( ミズキ ) < ああ >
( 忍 2 ) < ん …! ぐ …!>
( ミズキ ) < 残念だ が 戦場 で 使え ない ヤツ は
足手まといな だけ だ 。
軽傷 と は いえ その 傷 で は 動け まい >
( 大 蛇 丸 ) < フフフフ … 。
ハハハハ … ハハハハ …!>
( ミズキ ) < 何者 だ !?
あっ !>
( ミズキ ) 《 しまった ! 幻 術 縛り か …》
( 大 蛇 丸 ) < 見た わ よ > ( ミズキ ) < あっ !>
( ミズキ ) < そんな … まさか お前
大 蛇 丸 !>
( 大 蛇 丸 ) < フフフフ … ご 名答 >
( ミズキ ) < そんな … なぜ 今 行方 知れ ず の はずの お前 が !>
< そんな こと は どう で も いい の よ 。
それ より さっき は おもしろい もの を 見せて もらった わ >
( ミズキ ) < えっ ?>
< 負傷 した 仲間 を 見殺し に した でしょ ?>
( ミズキ ) < 見て た の か …> ( 大 蛇 丸 ) < 興味 が 湧いた の よ 。
里 全体 で 家族 ごっこ に 明け暮れる 木 ノ 葉 の 忍 に は
なかなか ない 光景 だ もの >
< だ から 何 だって んだ !?
俺 は 間違った こと は して い ない !
ああ する しか なかった んだ !>
( 大 蛇 丸 ) < フフフ … 短気な 子 ね 。
別に 責めちゃ い ない わ 。
あなた は 任務 を こなした だけ >
( ミズキ ) < そ … そうだ >
( 大 蛇 丸 ) < でも 木 ノ 葉 に あなた を 認めて くれる 人 は
いる の かしら ?
ねぇ >
< う あ ~!
う っ !
ん … 何 を …>
♬~
( ミズキ ) < それ は …>
< フフフ … 私 から の プレゼント よ >
< う ~! あ ~!>
( 大 蛇 丸 ) < 気 が 向いたら そこ を 訪ね なさい >
♬~
( ミズキ ) ここ だ 。
( 衝撃 音 )
♬~
( ミズキ ) 《 ヘッ 。
俺 が 来る 以前 に 侵入 者 は なかった ようだ な 》
♬~
( ミズキ ) 《 右 から 8 つ …》
♬~
ん ? どうした ?
♬~
はっ … ククク … 。
ハハハ … アハハハハ …!
♬~
( イルカ ) 大 蛇 丸 の 力 と は 何 な んです ?
私 に も 分かり ませ ん 。
それ に 彼 が いつ 大 蛇 丸 に 会った の かも 。
でも 答え は きっと この先 に あり ます 。
( パックン ) ん ~… 。
あの 封印 の 書 の 事件
ナルト 君 怒って る でしょう ね 。
いや 俺 は んな こと は もう どう で も いい って ば よ 。
ミズキ の 野郎 へ の 借り は もう その場で きっちり 返した から な 。
でも … 。 でも ?
あいつ が まだ 大 蛇 丸 の ヤツ と つながって る ん なら
聞か なきゃ なら ねえ こと が ある んだ 。
俺 って ば どうしても 捜さ なきゃ なら ねえ ヤツ が いる から よ 。
《 サスケ !》
♬~
あの 先 です 。
よっ しゃ !
これ で すべて … 。
♬~
これ が … フフフフ … 。
これ で …
俺 は 完璧に なる !
( 足音 )
( ミズキ ) ん ?
ここ は … 。 ( パックン が におい を 嗅ぐ 音 )
( パックン ) あいつ 何 か やり おった な 。
全く 寒気 が する ような におい じゃ わ い 。
におい ? ( ミズキ ) ヘヘヘヘ … 。
( ミズキ ) 誰 か と 思ったら
全く し つっこ い 野郎 ども だ 。
ま ぁ ちょうど いい 。
どのみち お前 ら は やる つもりだった から な 。
ミズキ … 。
てん め ぇ ~! ミズキ !
お前 の 野望 は ここ まで だ !
( ミズキ ) 相変わらず の 減らず口 か 。
だが 遅い ! お前 は いつでも な 。
( イルカ ) 何 だ ? それ は 。 ( 椿 ) はっ !
キレイ だろう 。
しまった !
お前 ら は
この 俺 の 最初の 獲物 に なる こと を
光栄に 思う んだ な 。
あ … あぁ … 。
ん ~ あ ~!
う あ ~!
何 じゃ !? ( イルカ ) ん !?
あれっ てば まるで … 。
( サスケ ) < でも しょうが ねえ よ な ナルト >
♬~
< 確かに お前 は 特別だった >
< だが な …>
それ じゃあ あれ が … 。
大 蛇 丸 の 力 … 。
ミズキ … 。
( ミズキ ) う ぅ … フフ … 。
ハハハハ … 。
♬ ( エンディングテ ー マ )
♬~
♬ く そった れ な ニュ ー ス が 通りすぎて
♬ 君 は 言葉 を 無くす
♬ 僕 の 声 じゃ まるで 小さ すぎて
♬ 君 は 返事 も し ない
♬ 君 が 泣いて る
♬ ひと り で 泣いて る
♬ 僕 は どう する ?
♬ 僕 も 泣いて る の さ 。
♬ 『 夜 に ひとりぼっち の オレ の さけび に のせて 』
♬ ざわめく 時代 を オレ の スピード で
♬ ぶ っと ば して く Yeah
♬ さんざ めく 夜 も オレ の スピード で
♬ ぶ っと ば して く Yeah
♬ つんざく ギター と オレ の スピード で
♬ ぶ っと ば して く Yeah
♬ 傾く 世界 も わるい や つら も
♬ けちらして く Yeah
♬~
( イルカ ) 〈 何 が 最強の 体 だ 。
どれほど の 力 を 手 に 入れよう と
そんな 薬 に 頼った 力 が
本物 である はず が ない !〉
〈 ヘッ ! イルカ 先生 の 言う とおり だ 。
大 蛇 丸 の 薬 だ ぁ ?
んな もん て め ぇご と ぶ っ つぶして やっ から
覚悟 し や がれ !〉