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ナルト, Naruto Episode 150

Naruto Episode 150

♪ ( オ ー プニングテ ー マ )

♪ ~

♪ 少年 よ 聞い て くれ

♪ 人間 なんて たいし た もん じゃ ない さ

♪ 明日 なんて もう いら ない から

♪ 握った 拳 を 隠す な よ

♪ 不安 に 夢 を 売りとばす ほど

♪ まだ 老 いぼ れ ちゃ い ない だ ろ

♪ 少年 よ 心 の 銃 の

♪ 引き金 を 引ける の は 君 だけ さ

♪ ~

♪ すべて の 若者 は 言った

♪ どう しよ も なく くだらない

♪ この 素晴らしい 世界 に

♪ たった 今 生き て いる から

♪ すべて の 若者 は 言った

♪ すべて の 本当 と 嘘 を

♪ 決して 忘れ て しまわ ない よう に

♪ すべて の 若者 は 言った

♪ 死ぬ に は 若 すぎる だ ろ う

♪ しらけ た 面 が 並 ん でる

♪ からっぽ の この 街 で

♪ すべて の 若者 は 行った

♪ 風 の 無い この 夜 に

♪ 何 か を 変えよ う と し てる から

♪ ~

( ナルト ) 一体 どう なって ん だって ば よ ?

何で ヒナタ が さらわ れる ん だ ?

何で 俺 ら が 微 香 虫 探し てる こと を 知って る ヤツ が いる ん だって ば よ 。

( キバ ) 俺 たち ずっと 見張ら れ て た ん だ よ 。

ここ に 着 い た とき から 。

えっ ! ? お前 ら 気付 い て た の ?

( シノ ) 知ら なかった の は お前 だけ だ 。

じゃあ 何で 教え て くれ なかった ん だ ! ?

教え たら お前 ギャ ~ ギャ ~ 騒ぐ だ ろ う が !

虫 が 逃げ ち まう ん だ よ 虫 が !

微 香 虫 も な ! ( 赤 丸 の ほえ 声 )

( シノ ) 無理やり 俺 たち から 微 香 虫 を 奪 お う と すれ ば

傷つける お それ が ある 。

そこ で ヒナタ を 捕らえ 人質 交換 と いう 形 に し た 。

賢い 方法 だ 。 ん ?

何 か 甘い に おい が する 。 蜜 の におい だ な 。

( シノ ) 蜂 の 蜜 だ 。 蜂 ?

( に おい を 嗅ぐ 音 ) ( 赤 丸 の 鳴き声 )

ヒナタ の におい は ここ で 途切れ た か 。

( シノ ) ならば … 。

( キバ ) 連中 ヒナタ が 1 人 に なる の を 待って

蜂 を 使い 襲った って こと だ な 。

( シノ ) 土 の 国 岩 隠れ の 里 に

蜂 を 主に 使う 蟲使 い の 一族 が いる と 聞い た こと が ある 。

一族 の 名 は 上水 流 一族 。

( キバ ) 上 水流 ? 聞か ねえ 名前 だ な 。

( シノ ) かつて は 油 女 一族 と 並び称さ れる ほど だった らしい が … 。

じゃあ 今 は 違う の か ?

( シノ ) 祖父 の 時代 の 話 だ 。

( シノ ) 岩 隠れ の 忍 が

木 ノ 葉 隠れ の 里 に 攻め 入 ろ う と し た こと が あった そう だ 。

先 ぽ う を 任さ れ た の が 上水 流 一族 。

里 に 蜂 の 大群 を 放ち

混乱 さ せ て から 本隊 が 突入 する 手はず だった らしい 。

だが これ に 気付 い た 油 女 一族 が 西 の 森 で 迎え撃った 。

( 忍 ) < あっ … >

( シノ ) 史上 まれ に 見る 蟲使 い どうし の 戦い は

油 女 一族 の 勝利 に 終わった 。

( 一同 ) < ハァ ハァ ハァ … >

( シノ ) この 一 戦 を 契機 に

油 女 一族 は 木 ノ 葉 隠れ の 里 で 確固 たる 地位 を 築き

逆 に 上水 流 一族 は 岩 隠れ でも 冷遇 さ れ … 。

( シノ ) 今 で は 僅か 数 名 が 残って いる だけ だ と 聞い て いる 。

( キバ ) そい つ ら が 微 香 虫 を 狙って き た って わけ か 。

一体 ヤツ ら は 微 香 虫 で 何 を しよ う って ん だ ?

蟲 たち が 戻って くれ ば

何 か 分かる かも しれ ない が … 。

♪ ~

♪ ~

( ヒナタ ) 《 そう か 私 捕まった ん だ 》

( クロバチ ) 今 木 ノ 葉 の 里 は 大変 な ん だ ろ ?

( ジバチ ) この 前 の 中 忍 試験 の 時 か ?

( スズメバチ ) 火影 が 暗殺 さ れ 忍 も たくさん 失った らしい 。

あっ 。

( スズメバチ ) 時代 が 大きく 動 こ う と し て いる 。

これ は あたし たち 上 水流 一族 に とって

名 を 上げる チャンス な ん だ 。

でも その ため に は … 。

( クロバチ ) 初代 の 秘伝 書 か ?

( ジバチ ) 蟲使 い に とって も

さまざま な 禁 術 が 記さ れ てる そう だ な 。

油 女 一族 と の 戦い の 時 に それ が あれ ば 負け なかった と 。

だが 一族 の 者 が 何 年 も 探し 続け て

見つから なかった ん だ ぞ ?

いまさら 見つける こと が できる の か ?

( スズメバチ ) その ため の 微 香 虫 だ よ 。

こう し て 初代 の お じい 様 の 形見 を 持って き た 。

微 香 虫 は 羽化 し た とき に 嗅 い だ に おい を 追い 続ける 。

お じい 様 の 死 の 間際 に 隠し た

秘伝 書 の 在りか だって 見つかる はず だ 。

この 遺髪 が きっと 道 を 示し て くれる 。

秘伝 書 を 手 に 入れ て 何 か 大きな 働き を すれ ば

里 の みんな も きっと あたし たち を 認め て くれる 。

( ヒナタ ) 《 この 人 たち も

必死 で みんな に 認め られよ う と … 。

ナルト 君 … 》

あっ 。

何 か 分かった か ? ヒナタ の 居場所 は ?

( シノ ) ダメ だ 恐らく ほか の 蟲 たち も ヤツ ら に やら れ た の だ ろ う 。

く そ っ ! それ じゃ 素直 に 取り引き に 応じる しか ねえ の か ?

せっかく 見つけ た って のに … 。

( シノ ) ならば ヒナタ を 見捨てる か ?

な っ ! ? ん な こと は できる わけ ねえ って ば よ !

どんな こと が あった って 絶対 見捨て ねえ !

仲間 を 見捨てる ヤツ は クズ だ !

だ な 。 ( 赤 丸 の ほえ 声 )

でも こいつ が いれ ば

サスケ の 居場所 が 見つけ られる ん だ けど な 。

( キバ ) まっ サスケ を 捜す に は ほか の 方法 を 考える しか ねえ な 。

そう だ な 今 は ヒナタ を 助け出す の が 先だって ば よ 。

( シノ ) だが それ で ヒナタ が 納得 する かな ?

は ? ( シノ ) 今回 の 作戦 の 発案 者 は

ヒナタ だ 。 え ? でも … 。

確か に 微 香 虫 の 存在 を 教え た の は 俺 だ 。

( シノ ) だ が …

微 香 虫 が 見つかる 可能 性 は 極めて 低い 。

そんな 確率 の 低い 任務 より も

もっと 里 に とって 重要 で

確実 な 任務 に 志願 す べき だ と 俺 は 思って い た 。

( シノ ) しかし ヒナタ は 諦め なかった 。

( シノ ) 少し でも 可能 性 が ある なら

挑戦 す べき だ と 強く 主張 し た の だ 。

あっ … あの ヒナタ が ?

あん 時 は すげ ぇ 迫力 だった ぜ 。

そん で 俺 も シノ も 承知 さ せ られ ち まった ん だ 。

( シノ ) ヒナタ が 自分 から 任務 を 志願 し た の は 初めて の こと だ 。

それだけに 何と して も 成功 さ せ て やり たい 。

ああ 。 けど

ヒナタ が どこ に いる か 分か ん ねえ の に 一体 どう やって … 。

( シノ ) ヒナタ が 確実 に 姿 を 現す 場所 が ある 。

( 指 を 鳴らす 音 ) そう か ! 微 香 虫 の … 。

あっ 交換 場所 だって ば よ !

( シノ ) その とき 必ず チャンス は ある 。

よっ しゃ ! ヒナタ は 絶対 連れ戻す !

ん でも って 微 香 虫 も 守りきる !

微 香 虫 を 持って き た !

ヒナタ を 返せ って ば よ !

( スズメバチ ) フフフ … そこ の 岩 の 上 に 虫かご を 置き な 。

あっ ヒナタ ! あっ 。

ヒナタ を 放せ って ば よ !

確認 が 先 だ 。

( クロバチ ) これ は 何の まね だ ?

蟲使 い の われら 一族 を 愚 弄 する 気 か !

( クロバチ ) カブトムシ と は … ふざけ や が って !

う わ っ ! シノ 今 だ !

( スズメバチ ) 何 ! ? ( シノ ) 寄 壊 蟲 !

ヘッ 奪還 成功 !

くっ ! よっ しゃ !

( ジバチ ) チッ 。

ナルト ! よし ! 覚悟 しろ って ば よ !

ドリャ ~ !

( シノ ) お前 たち も 終わり だ 。

( ジバチ ・ スズメバチ ) あっ … う わ っ !

( シノ ) これ は ! ?

( スズメバチ ) う っ … 。

( ほえ 声 )

こいつ ヒナタ の に おい が し ねえ !

え ? あぁ !

( シノ ) やはり … 。

蜜 ろう か 。

( 虫 の 羽音 ) 来る ぞ !

う わ っ !

この ! この !

く っそ ! ど いつ も こいつ も 蜜 か よ …

た ぁ ! すま ねえ ナルト !

しかし この 蜂 の 野郎 ! 切り が ねえ って ば よ !

蜜 なら 切る 必要 ねえ だ ろ !

ん ! 2 人 と も そこ を 動く な !

えっ … う わ っ !

( シノ ) これ は 本物 だし かも 猛毒 が 仕込 ん で ある 。

どうやら 本物 が 交じって いる よう だ 。

っ つ っ て も 見分け が つか ねえ ぞ 。

( シノ ) 少し の 間 援護 を 頼む 。

蟲 壁 の 術 !

♪ ~

は ぁ ~ す っげ ぇ 。

♪ ~

( スズメバチ ) 下 忍 の くせ に 大した 力 だ 。 ( 一同 ) あっ 。

( スズメバチ ) フッ フフ … さすが 油 女 一族 って とこ か 。

上水 流 一族 。

そう 気付 い て た ん だ 。

ヒナタ を 返し や がれ !

もちろん 返す つもり だった さ 。

そっち が 素直 に 微 香 虫 を 渡せ ば ね 。

でも …

その つもり は ない よう だ ね 。

( シノ ) だったら どう する ? ( スズメバチ ) 蟲 使い だったら

微 香 虫 の よう な デリケート な 虫 を 危険 な 戦場 に は 連れ て こ ない 。

ここ で お前 たち を 始末 し て

後 で じっくり 微 香 虫 は 探す わ 。

( シノ ) 蟲 壁 の 術 !

ヘッ 芸 の ない ヤツ だ ぜ 。 あっ 。

シノ ! 起爆 札 だ !

( キバ ・ ナルト ・ シノ ) う わ っ !

食らえ って ば よ !

( スズメバチ ) 《 蜂 千 本 の 術 ! 》

う わ っ !

( ナルト たち ) う っ !

あっ 蟲 分身 か 。

( クロバチ ) 《 フン こざかしい ま ね を … 》

おい シノ これ から どう する って ば よ ?

いったん 戻った ほう が よく ねえ か ?

あいつ ら 微 香 虫 見 つ けっか も し ん ねえ ぞ 。

いや あの 場所 なら 絶対 に 大丈夫 だ 。

それ より 今 は ヒナタ を 捜す ほう が 先 だ 。

( シノ ) 間違い ない 。

( キバ ) この 中 だ 。 ( 赤 丸 の ほえ 声 )

ヒナタ どこ だ ! ?

( キバ ) おい 気 を つけろ よ ヤツ ら の 気配 は ない が

もし かして わな が … 。 ( 赤 丸 の ほえ 声 )

い た か ! ?

ヒナタ !

あっ ! ヒナタ !

大丈夫 か ? ヒナタ 。

今 助け て やっ から な 。

♪ ~

( キバ ) もう 少し だ 。

( 鳴き声 )

よし 取れ た って ば よ 。

( ヒナタ ) ナルト 君 … 。

ありがとう ! ん ! ? ヒ ヒ … ヒナタ ! ?

あっ ! ? ( 赤 丸 の 鳴き声 )

あ … あの ヒ … ヒナタ や … やめ … 。

だ ぁ ~ ! いきなり 何 す ん だ よ ! ?

( シノ ) お前 は 何者 だ ?

何 言って ん だ ? シノ ヒナタ だって ば よ 。

( シノ ) お前 が 本当 に ヒナタ なら ナルト に 抱きつけ ば

恐らく 赤面 し 気 を 失う 。 ( キバ ) あっ そう か 。

でも 赤 丸 の 鼻 は 確か な はず だ 。

( 鳴き声 ) ( キバ ) 何 ?

2 人 の に おい が 混ざって る ?

お前 ヒナタ じゃ ねえ の か ?

( ヒナタ ) ナルト 君 私 よ ヒナタ よ 信じ て 。

( シノ ) なら 今 ナルト の 背 に 貼 ろ う と し た もの を 見せ て もら お う 。

( ヒナタ ) あっ … 。

起爆 札 ! ?

( キバ ) ナルト を 吹っ飛ば す つもり だった の か ?

( ヒナタ ) ウッフフフ … 。

( スズメバチ ) フン うまく いく と 思った ん だ けど ねぇ 。

( シノ ) お前 は … 。

そう か 丘 に い た ほう は 分身 と いう こと か 。

( キバ ) ヒナタ の 服 なんか 着 や が って 。

それ で におい を ごまかし た って わけ か 。

本物 の ヒナタ は どこ だ ! ?

さ ぁ ? どこ だ ろ う ね 。

♪ ~

そう か スズメバチ は

油 女 一族 の ヤツ ら を 誘い込 め た か 。

どうやら お前 の 仲間 たち は

お前 より 微 香 虫 の ほう が 大切 な よう だ な 。

もう 助け は 来 ない 。

( 足音 )

( クロバチ ) ジバチ ヤツ ら が 隠し た 微 香 虫 を 探す ぞ 。

( ヒナタ ) 《 あっ 》

( クロバチ ) 夜明け まで 時間 が ない 。 ( ジバチ ) おう 。

下手 に 逃げよ う と 思う な よ 。

お前 が 少し でも おかし な 動き を 見せ たら

この 蜂 たち が 糸 を 切る 。

この 先 に は 複雑 に 入り組 ん だ 地下 水脈 の 入り口 が 待って いる 。

( ジバチ ) 落ち れ ば あっという間 に あの世 行き だ 。

俺 たち も ムダ な 殺生 は し たく ない 。

助かり たく ば おとなしく し て いる こと だ な 。

( ヒナタ ) 《 悔しい … 結局 私 は

みんな の 足手まとい に しか なら ない … 》

( スズメバチ ) フフフ … しょせん あんた たち は

飛 ん で 火 に 入る 夏 の 虫 って わけ さ 。

運 が あったら また 会い ま しょ う 。

あ … あぁ … あぁ !

( スズメバチ ) そこ は ねた だの 洞窟 じゃ ない ん だ 。

( キバ ) う っ !

ど あ ~ !

こら っ ! 離せ シノ ナルト !

( シノ ) ほか に 捕まる もの が ない 。

辺り を 確認 する まで 少し 我慢 しろ 。

( ほえ 声 ) ( キバ ) ぬ お ~ !

か ぁ ~

蜂 の 幼虫 の 大群 だって ば よ !

( シノ ) 蜂 の 巣 か … しかし 何 だ ? あの 異常 な 大き さ は 。

微 香 虫 の 隠し 場 所 を 教え て くれ れ ば

命 だけ は 助け て あげ て も いい 。

断る !

微 香 虫 を 捜し出す の は 俺 たち に 与え られ た 任務 だ !

フン じゃあ 死 に な !

( シノ ) 起爆 札 だ ! ( キバ ) く っそ ~ !

行く ぞ 赤 丸 ! ( 赤 丸 の ほえ 声 )

あ ~ ! ( キバ ) 牙 通 牙 !

( ヒナタ ) 《 この 音 は … 》

( 衝撃 音 )

( ヒナタ ) 《 そう か まだ 諦め ず に みんな 戦って る ん だ 。

泣 い て なんて い られ ない 。

言いだし っぺ の 私 が 諦める わけ に は いか ない 。

白 眼 !

糸 に 取りつ い て いる 蜂 は …

一気に 倒す こと が でき れ ば 助かる 。

でも あんな 小さな 蜂 だけ を 倒す こと なんて … 》

( 衝撃 音 )

< ハァ ハァ ハァ … >

( ネジ ) < こいつ … バカ な … >

< ハハ … 言った だ ろ う 。

俺 は 諦め が 悪 ぃ ん だ って … 》

( ヒナタ ) 《 ナルト 君 … 。

そう … あたし も 諦め ない 。

意識 を 集中 し て チャクラ を コントロール する 》

( キバ ) 牙 通 牙 !

( ナルト ・ キバ ) う っ 。 一体 何 匹 いる ん だって ば よ ! ?

ハァ ハァ ハァ … 。 ( シノ ) はっ 。

キバ !

ち … 力 が 入ら ねえ … 。

何だか えらく 体 が … 。

( シノ ) 《 まさか … 》

( スズメバチ ) この 巣 に いる 幼虫 たち は ねぇ

チャクラ が 大 好物 な ん だ よ 。 何 ! ?

その 中 に いる かぎり

壁 を 伝って チャクラ を 吸い取る こと が できる ん だ 。

ウフフ … どう し た ?

そろそろ 場所 を 教える 気 に なった か ?

♪ ~

( ヒナタ ) 《 今 だ ! 》

♪ ~

( ヒナタ ) 《 4 匹 … 5 6 … 10 匹 !

11 12 13 … 。

しまった ! 》

( ヒナタ ) 《 はっ ! 》

♪ ~

( スズメバチ ) 口 寄せ の 術 !

♪ ~

( スズメバチ ) そのまま 幼虫 の 餌 に なる か

それとも そこ を 出 て この 子 の 餌食 に なる か

好き な ほう を 選び なさい 。

♪ ( エンディングテ ー マ )

♪ ~

♪ く そった れ な ニュ ー ス が 通りすぎ て

♪ 君 は 言葉 を 無くす

♪ 僕 の 声 じゃ まるで 小さ すぎ て

♪ 君 は 返事 も し ない

♪ 君 が 泣 い てる

♪ ひと り で 泣 い てる

♪ 僕 は どう する ?

♪ 僕 も 泣 い てる の さ 。

♪ 『 夜 に ひとりぼっち の オレ の さけび に のせ て 』

♪ ざわめく 時代 を オレ の スピード で

♪ ぶ っと ば し て く Yeah

♪ さんざ めく 夜 も オレ の スピード で

♪ ぶ っと ば し て く Yeah

♪ つんざく ギター と オレ の スピード で

♪ ぶ っと ば し て く Yeah

♪ 傾く 世界 も わるい や つら も

♪ けち らし て く Yeah

♪ ~

( ヒナタ ) 〈 どう しよ う … 体 が 動か ない 。

ナルト 君 の 力 に なり たく て 自分 から 任務 を 言いだし た のに 。

もう みんな の 足手まとい で 終わり たく ない 。

そう 思って た のに … ダメ 落ち着く の よ 。

チャクラ を 集中 し て 修業 を 思い出す の 。

もう やる しか ない !

これ が 今 の 私 に できる すべて ! 〉

♪ ( オ ー プニングテ ー マ )

Naruto Episode 150 Naruto Episode 150

♪ ( オ ー プニングテ ー マ )

♪ ~

♪ 少年 よ 聞い て くれ しょうねん||ききい||

♪ 人間 なんて たいし た もん じゃ ない さ にんげん|||||||

♪ 明日 なんて もう いら ない から あした|||||

♪ 握った 拳 を 隠す な よ にぎった|けん||かくす||

♪ 不安 に 夢 を 売りとばす ほど ふあん||ゆめ||うりとばす|

♪ まだ 老 いぼ れ ちゃ い ない だ ろ |ろう|||||||

♪ 少年 よ 心 の 銃 の しょうねん||こころ||じゅう|

♪ 引き金 を 引ける の は 君 だけ さ ひきがね||ひける|||きみ||

♪ ~

♪ すべて の 若者 は 言った ||わかもの||いった

♪ どう しよ も なく くだらない

♪ この 素晴らしい 世界 に |すばらしい|せかい|

♪ たった 今 生き て いる から |いま|いき|||

♪ すべて の 若者 は 言った ||わかもの||いった

♪ すべて の 本当 と 嘘 を ||ほんとう||うそ|

♪ 決して 忘れ て しまわ ない よう に けっして|わすれ|||||

♪ すべて の 若者 は 言った ||わかもの||いった

♪ 死ぬ に は 若 すぎる だ ろ う しぬ|||わか||||

♪ しらけ た 面 が 並 ん でる ||おもて||なみ||

♪ からっぽ の この 街 で |||がい|

♪ すべて の 若者 は 行った ||わかもの||おこなった

♪ 風 の 無い この 夜 に かぜ||ない||よ|

♪ 何 か を 変えよ う と し てる から なん|||かえよ|||||

♪ ~

( ナルト ) 一体 どう なって ん だって ば よ ? |いったい||||||

何で ヒナタ が さらわ れる ん だ ? なんで||||||

何で 俺 ら が 微 香 虫 探し てる こと を 知って る ヤツ が いる ん だって ば よ 。 なんで|おれ|||び|かおり|ちゅう|さがし||||しって||やつ||||||

( キバ ) 俺 たち ずっと 見張ら れ て た ん だ よ 。 |おれ|||みはら||||||

ここ に 着 い た とき から 。 ||ちゃく||||

えっ ! ? お前 ら 気付 い て た の ? |おまえ||きづ||||

( シノ ) 知ら なかった の は お前 だけ だ 。 しの|しら||||おまえ||

じゃあ 何で 教え て くれ なかった ん だ ! ? |なんで|おしえ|||||

教え たら お前 ギャ ~ ギャ ~ 騒ぐ だ ろ う が ! おしえ||おまえ|||さわぐ||||

虫 が 逃げ ち まう ん だ よ 虫 が ! ちゅう||にげ||||||ちゅう|

微 香 虫 も な ! ( 赤 丸 の ほえ 声 ) び|かおり|ちゅう|||あか|まる|||こえ

( シノ ) 無理やり 俺 たち から 微 香 虫 を 奪 お う と すれ ば しの|むりやり|おれ|||び|かおり|ちゅう||だつ|||||

傷つける お それ が ある 。 きずつける||||

そこ で ヒナタ を 捕らえ 人質 交換 と いう 形 に し た 。 ||||とらえ|ひとじち|こうかん|||かた|||

賢い 方法 だ 。 ん ? かしこい|ほうほう||

何 か 甘い に おい が する 。 蜜 の におい だ な 。 なん||あまい|||||みつ||||

( シノ ) 蜂 の 蜜 だ 。 蜂 ? しの|はち||みつ||はち

( に おい を 嗅ぐ 音 ) ( 赤 丸 の 鳴き声 ) |||かぐ|おと|あか|まる||なきごえ

ヒナタ の におい は ここ で 途切れ た か 。 ||||||とぎれ||

( シノ ) ならば … 。 しの|

( キバ ) 連中 ヒナタ が 1 人 に なる の を 待って |れんちゅう|||じん|||||まって

蜂 を 使い 襲った って こと だ な 。 はち||つかい|おそった||||

( シノ ) 土 の 国 岩 隠れ の 里 に しの|つち||くに|いわ|かくれ||さと|

蜂 を 主に 使う 蟲使 い の 一族 が いる と 聞い た こと が ある 。 はち||おもに|つかう|むしし|||いちぞく||||ききい||||

一族 の 名 は 上水 流 一族 。 いちぞく||な||じょうすい|りゅう|いちぞく

( キバ ) 上 水流 ? 聞か ねえ 名前 だ な 。 |うえ|すいりゅう|きか||なまえ||

( シノ ) かつて は 油 女 一族 と 並び称さ れる ほど だった らしい が … 。 しの|||あぶら|おんな|いちぞく||ならびしょうさ|||||

じゃあ 今 は 違う の か ? |いま||ちがう||

( シノ ) 祖父 の 時代 の 話 だ 。 しの|そふ||じだい||はなし|

( シノ ) 岩 隠れ の 忍 が しの|いわ|かくれ||おし|

木 ノ 葉 隠れ の 里 に 攻め 入 ろ う と し た こと が あった そう だ 。 き||は|かくれ||さと||せめ|はい||||||||||

先 ぽ う を 任さ れ た の が 上水 流 一族 。 さき||||まかさ|||||じょうすい|りゅう|いちぞく

里 に 蜂 の 大群 を 放ち さと||はち||たいぐん||はなち

混乱 さ せ て から 本隊 が 突入 する 手はず だった らしい 。 こんらん|||||ほんたい||とつにゅう||てはず||

だが これ に 気付 い た 油 女 一族 が 西 の 森 で 迎え撃った 。 |||きづ|||あぶら|おんな|いちぞく||にし||しげる||むかえうった

( 忍 ) < あっ … > おし|

( シノ ) 史上 まれ に 見る 蟲使 い どうし の 戦い は しの|しじょう|||みる|むしし||どう し||たたかい|

油 女 一族 の 勝利 に 終わった 。 あぶら|おんな|いちぞく||しょうり||おわった

( 一同 ) < ハァ ハァ ハァ … > いちどう|||

( シノ ) この 一 戦 を 契機 に しの||ひと|いくさ||けいき|

油 女 一族 は 木 ノ 葉 隠れ の 里 で 確固 たる 地位 を 築き あぶら|おんな|いちぞく||き||は|かくれ||さと||かっこ||ちい||きずき

逆 に 上水 流 一族 は 岩 隠れ でも 冷遇 さ れ … 。 ぎゃく||じょうすい|りゅう|いちぞく||いわ|かくれ||れいぐう||

( シノ ) 今 で は 僅か 数 名 が 残って いる だけ だ と 聞い て いる 。 しの|いま|||わずか|すう|な||のこって|||||ききい||

( キバ ) そい つ ら が 微 香 虫 を 狙って き た って わけ か 。 |||||び|かおり|ちゅう||ねらって|||||

一体 ヤツ ら は 微 香 虫 で 何 を しよ う って ん だ ? いったい|やつ|||び|かおり|ちゅう||なん||||||

蟲 たち が 戻って くれ ば むし|||もどって||

何 か 分かる かも しれ ない が … 。 なん||わかる||||

♪ ~

♪ ~

( ヒナタ ) 《 そう か 私 捕まった ん だ 》 |||わたくし|つかまった||

( クロバチ ) 今 木 ノ 葉 の 里 は 大変 な ん だ ろ ? |いま|き||は||さと||たいへん||||

( ジバチ ) この 前 の 中 忍 試験 の 時 か ? ||ぜん||なか|おし|しけん||じ|

( スズメバチ ) 火影 が 暗殺 さ れ 忍 も たくさん 失った らしい 。 |ほかげ||あんさつ|||おし|||うしなった|

あっ 。

( スズメバチ ) 時代 が 大きく 動 こ う と し て いる 。 |じだい||おおきく|どう||||||

これ は あたし たち 上 水流 一族 に とって ||||うえ|すいりゅう|いちぞく||

名 を 上げる チャンス な ん だ 。 な||あげる|ちゃんす|||

でも その ため に は … 。

( クロバチ ) 初代 の 秘伝 書 か ? |しょだい||ひでん|しょ|

( ジバチ ) 蟲使 い に とって も |むしし||||

さまざま な 禁 術 が 記さ れ てる そう だ な 。 ||きん|じゅつ||しるさ|||||

油 女 一族 と の 戦い の 時 に それ が あれ ば 負け なかった と 。 あぶら|おんな|いちぞく|||たたかい||じ||||||まけ||

だが 一族 の 者 が 何 年 も 探し 続け て |いちぞく||もの||なん|とし||さがし|つづけ|

見つから なかった ん だ ぞ ? みつから||||

いまさら 見つける こと が できる の か ? |みつける|||||

( スズメバチ ) その ため の 微 香 虫 だ よ 。 ||||び|かおり|ちゅう||

こう し て 初代 の お じい 様 の 形見 を 持って き た 。 |||しょだい||||さま||かたみ||もって||

微 香 虫 は 羽化 し た とき に 嗅 い だ に おい を 追い 続ける 。 び|かおり|ちゅう||うか|||||か||||||おい|つづける

お じい 様 の 死 の 間際 に 隠し た ||さま||し||まぎわ||かくし|

秘伝 書 の 在りか だって 見つかる はず だ 。 ひでん|しょ||ありか||みつかる||

この 遺髪 が きっと 道 を 示し て くれる 。 |いはつ|||どう||しめし||

秘伝 書 を 手 に 入れ て 何 か 大きな 働き を すれ ば ひでん|しょ||て||いれ||なん||おおきな|はたらき|||

里 の みんな も きっと あたし たち を 認め て くれる 。 さと||||||||みとめ||

( ヒナタ ) 《 この 人 たち も ||じん||

必死 で みんな に 認め られよ う と … 。 ひっし||||みとめ|||

ナルト 君 … 》 |きみ

あっ 。

何 か 分かった か ? ヒナタ の 居場所 は ? なん||わかった||||いばしょ|

( シノ ) ダメ だ 恐らく ほか の 蟲 たち も ヤツ ら に やら れ た の だ ろ う 。 しの|だめ||おそらく|||むし|||やつ|||||||||

く そ っ ! それ じゃ 素直 に 取り引き に 応じる しか ねえ の か ? |||||すなお||とりひき||おうじる||||

せっかく 見つけ た って のに … 。 |みつけ|||

( シノ ) ならば ヒナタ を 見捨てる か ? しの||||みすてる|

な っ ! ? ん な こと は できる わけ ねえ って ば よ !

どんな こと が あった って 絶対 見捨て ねえ ! |||||ぜったい|みすて|

仲間 を 見捨てる ヤツ は クズ だ ! なかま||みすてる|やつ||くず|

だ な 。 ( 赤 丸 の ほえ 声 ) ||あか|まる|||こえ

でも こいつ が いれ ば

サスケ の 居場所 が 見つけ られる ん だ けど な 。 さすけ||いばしょ||みつけ|||||

( キバ ) まっ サスケ を 捜す に は ほか の 方法 を 考える しか ねえ な 。 ||さすけ||さがす|||||ほうほう||かんがえる|||

そう だ な 今 は ヒナタ を 助け出す の が 先だって ば よ 。 |||いま||||たすけだす|||せんだって||

( シノ ) だが それ で ヒナタ が 納得 する かな ? しの||||||なっとく||

は ? ( シノ ) 今回 の 作戦 の 発案 者 は |しの|こんかい||さくせん||はつあん|もの|

ヒナタ だ 。 え ? でも … 。

確か に 微 香 虫 の 存在 を 教え た の は 俺 だ 。 たしか||び|かおり|ちゅう||そんざい||おしえ||||おれ|

( シノ ) だ が … しの||

微 香 虫 が 見つかる 可能 性 は 極めて 低い 。 び|かおり|ちゅう||みつかる|かのう|せい||きわめて|ひくい

そんな 確率 の 低い 任務 より も |かくりつ||ひくい|にんむ||

もっと 里 に とって 重要 で |さと|||じゅうよう|

確実 な 任務 に 志願 す べき だ と 俺 は 思って い た 。 かくじつ||にんむ||しがん|||||おれ||おもって||

( シノ ) しかし ヒナタ は 諦め なかった 。 しの||||あきらめ|

( シノ ) 少し でも 可能 性 が ある なら しの|すこし||かのう|せい|||

挑戦 す べき だ と 強く 主張 し た の だ 。 ちょうせん|||||つよく|しゅちょう||||

あっ … あの ヒナタ が ?

あん 時 は すげ ぇ 迫力 だった ぜ 。 |じ||||はくりょく||

そん で 俺 も シノ も 承知 さ せ られ ち まった ん だ 。 ||おれ||しの||しょうち|||||||

( シノ ) ヒナタ が 自分 から 任務 を 志願 し た の は 初めて の こと だ 。 しの|||じぶん||にんむ||しがん|||||はじめて|||

それだけに 何と して も 成功 さ せ て やり たい 。 |なんと|||せいこう|||||

ああ 。 けど

ヒナタ が どこ に いる か 分か ん ねえ の に 一体 どう やって … 。 ||||||わか|||||いったい||

( シノ ) ヒナタ が 確実 に 姿 を 現す 場所 が ある 。 しの|||かくじつ||すがた||あらわす|ばしょ||

( 指 を 鳴らす 音 ) そう か ! 微 香 虫 の … 。 ゆび||ならす|おと|||び|かおり|ちゅう|

あっ 交換 場所 だって ば よ ! |こうかん|ばしょ|||

( シノ ) その とき 必ず チャンス は ある 。 しの|||かならず|ちゃんす||

よっ しゃ ! ヒナタ は 絶対 連れ戻す ! ||||ぜったい|つれもどす

ん でも って 微 香 虫 も 守りきる ! |||び|かおり|ちゅう||まもりきる

微 香 虫 を 持って き た ! び|かおり|ちゅう||もって||

ヒナタ を 返せ って ば よ ! ||かえせ|||

( スズメバチ ) フフフ … そこ の 岩 の 上 に 虫かご を 置き な 。 ||||いわ||うえ||むしかご||おき|

あっ ヒナタ ! あっ 。

ヒナタ を 放せ って ば よ ! ||はなせ|||

確認 が 先 だ 。 かくにん||さき|

( クロバチ ) これ は 何の まね だ ? |||なんの||

蟲使 い の われら 一族 を 愚 弄 する 気 か ! むしし||||いちぞく||ぐ|もてあそ||き|

( クロバチ ) カブトムシ と は … ふざけ や が って !

う わ っ ! シノ 今 だ ! |||しの|いま|

( スズメバチ ) 何 ! ? ( シノ ) 寄 壊 蟲 ! |なん|しの|よ|こわ|むし

ヘッ 奪還 成功 ! |だっかん|せいこう

くっ ! よっ しゃ !

( ジバチ ) チッ 。

ナルト ! よし ! 覚悟 しろ って ば よ ! ||かくご||||

ドリャ ~ !

( シノ ) お前 たち も 終わり だ 。 しの|おまえ|||おわり|

( ジバチ ・ スズメバチ ) あっ … う わ っ !

( シノ ) これ は ! ? しの||

( スズメバチ ) う っ … 。

( ほえ 声 ) |こえ

こいつ ヒナタ の に おい が し ねえ !

え ? あぁ !

( シノ ) やはり … 。 しの|

蜜 ろう か 。 みつ||

( 虫 の 羽音 ) 来る ぞ ! ちゅう||はおと|くる|

う わ っ !

この ! この !

く っそ ! ど いつ も こいつ も 蜜 か よ … |||||||みつ||

た ぁ ! すま ねえ ナルト !

しかし この 蜂 の 野郎 ! 切り が ねえ って ば よ ! ||はち||やろう|きり|||||

蜜 なら 切る 必要 ねえ だ ろ ! みつ||きる|ひつよう|||

ん ! 2 人 と も そこ を 動く な ! |じん|||||うごく|

えっ … う わ っ !

( シノ ) これ は 本物 だし かも 猛毒 が 仕込 ん で ある 。 しの|||ほんもの|||もうどく||しこ|||

どうやら 本物 が 交じって いる よう だ 。 |ほんもの||まじって|||

っ つ っ て も 見分け が つか ねえ ぞ 。 |||||み わけ||||

( シノ ) 少し の 間 援護 を 頼む 。 しの|すこし||あいだ|えんご||たのむ

蟲 壁 の 術 ! むし|かべ||じゅつ

♪ ~

は ぁ ~ す っげ ぇ 。

♪ ~

( スズメバチ ) 下 忍 の くせ に 大した 力 だ 。 ( 一同 ) あっ 。 |した|おし||||たいした|ちから||いちどう|

( スズメバチ ) フッ フフ … さすが 油 女 一族 って とこ か 。 ||||あぶら|おんな|いちぞく|||

上水 流 一族 。 じょうすい|りゅう|いちぞく

そう 気付 い て た ん だ 。 |きづ|||||

ヒナタ を 返し や がれ ! ||かえし||

もちろん 返す つもり だった さ 。 |かえす|||

そっち が 素直 に 微 香 虫 を 渡せ ば ね 。 ||すなお||び|かおり|ちゅう||わたせ||

でも …

その つもり は ない よう だ ね 。

( シノ ) だったら どう する ? ( スズメバチ ) 蟲 使い だったら しの|||||むし|つかい|

微 香 虫 の よう な デリケート な 虫 を 危険 な 戦場 に は 連れ て こ ない 。 び|かおり|ちゅう||||でりけーと||ちゅう||きけん||せんじょう|||つれ|||

ここ で お前 たち を 始末 し て ||おまえ|||しまつ||

後 で じっくり 微 香 虫 は 探す わ 。 あと|||び|かおり|ちゅう||さがす|

( シノ ) 蟲 壁 の 術 ! しの|むし|かべ||じゅつ

ヘッ 芸 の ない ヤツ だ ぜ 。 あっ 。 |げい|||やつ|||

シノ ! 起爆 札 だ ! しの|きばく|さつ|

( キバ ・ ナルト ・ シノ ) う わ っ ! ||しの|||

食らえ って ば よ ! くらえ|||

( スズメバチ ) 《 蜂 千 本 の 術 ! 》 |はち|せん|ほん||じゅつ

う わ っ !

( ナルト たち ) う っ !

あっ 蟲 分身 か 。 |むし|ぶんしん|

( クロバチ ) 《 フン こざかしい ま ね を … 》 |ふん||||

おい シノ これ から どう する って ば よ ? |しの|||||||

いったん 戻った ほう が よく ねえ か ? |もどった|||||

あいつ ら 微 香 虫 見 つ けっか も し ん ねえ ぞ 。 ||び|かおり|ちゅう|み|||||||

いや あの 場所 なら 絶対 に 大丈夫 だ 。 ||ばしょ||ぜったい||だいじょうぶ|

それ より 今 は ヒナタ を 捜す ほう が 先 だ 。 ||いま||||さがす|||さき|

( シノ ) 間違い ない 。 しの|まちがい|

( キバ ) この 中 だ 。 ( 赤 丸 の ほえ 声 ) ||なか||あか|まる|||こえ

ヒナタ どこ だ ! ?

( キバ ) おい 気 を つけろ よ ヤツ ら の 気配 は ない が ||き||||やつ|||けはい|||

もし かして わな が … 。 ( 赤 丸 の ほえ 声 ) ||||あか|まる|||こえ

い た か ! ?

ヒナタ !

あっ ! ヒナタ !

大丈夫 か ? ヒナタ 。 だいじょうぶ||

今 助け て やっ から な 。 いま|たすけ||||

♪ ~

( キバ ) もう 少し だ 。 ||すこし|

( 鳴き声 ) なきごえ

よし 取れ た って ば よ 。 |とれ||||

( ヒナタ ) ナルト 君 … 。 ||きみ

ありがとう ! ん ! ? ヒ ヒ … ヒナタ ! ?

あっ ! ? ( 赤 丸 の 鳴き声 ) |あか|まる||なきごえ

あ … あの ヒ … ヒナタ や … やめ … 。

だ ぁ ~ ! いきなり 何 す ん だ よ ! ? |||なん||||

( シノ ) お前 は 何者 だ ? しの|おまえ||なにもの|

何 言って ん だ ? シノ ヒナタ だって ば よ 。 なん|いって|||しの||||

( シノ ) お前 が 本当 に ヒナタ なら ナルト に 抱きつけ ば しの|おまえ||ほんとう||||||だきつけ|

恐らく 赤面 し 気 を 失う 。 ( キバ ) あっ そう か 。 おそらく|せきめん||き||うしなう||||

でも 赤 丸 の 鼻 は 確か な はず だ 。 |あか|まる||はな||たしか|||

( 鳴き声 ) ( キバ ) 何 ? なきごえ||なん

2 人 の に おい が 混ざって る ? じん|||||まざって|

お前 ヒナタ じゃ ねえ の か ? おまえ|||||

( ヒナタ ) ナルト 君 私 よ ヒナタ よ 信じ て 。 ||きみ|わたくし||||しんじ|

( シノ ) なら 今 ナルト の 背 に 貼 ろ う と し た もの を 見せ て もら お う 。 しの||いま|||せ||は||||||||みせ||||

( ヒナタ ) あっ … 。

起爆 札 ! ? きばく|さつ

( キバ ) ナルト を 吹っ飛ば す つもり だった の か ? |||ふっとば|||||

( ヒナタ ) ウッフフフ … 。

( スズメバチ ) フン うまく いく と 思った ん だ けど ねぇ 。 |ふん||||おもった||||

( シノ ) お前 は … 。 しの|おまえ|

そう か 丘 に い た ほう は 分身 と いう こと か 。 ||おか||||||ぶんしん||||

( キバ ) ヒナタ の 服 なんか 着 や が って 。 |||ふく||ちゃく|||

それ で におい を ごまかし た って わけ か 。

本物 の ヒナタ は どこ だ ! ? ほんもの|||||

さ ぁ ? どこ だ ろ う ね 。

♪ ~

そう か スズメバチ は ||すずめばち|

油 女 一族 の ヤツ ら を 誘い込 め た か 。 あぶら|おんな|いちぞく||やつ|||さそいこ|||

どうやら お前 の 仲間 たち は |おまえ||なかま||

お前 より 微 香 虫 の ほう が 大切 な よう だ な 。 おまえ||び|かおり|ちゅう||||たいせつ||||

もう 助け は 来 ない 。 |たすけ||らい|

( 足音 ) あしおと

( クロバチ ) ジバチ ヤツ ら が 隠し た 微 香 虫 を 探す ぞ 。 ||やつ|||かくし||び|かおり|ちゅう||さがす|

( ヒナタ ) 《 あっ 》

( クロバチ ) 夜明け まで 時間 が ない 。 ( ジバチ ) おう 。 |よあけ||じかん||||

下手 に 逃げよ う と 思う な よ 。 へた||にげよ|||おもう||

お前 が 少し でも おかし な 動き を 見せ たら おまえ||すこし||||うごき||みせ|

この 蜂 たち が 糸 を 切る 。 |はち|||いと||きる

この 先 に は 複雑 に 入り組 ん だ 地下 水脈 の 入り口 が 待って いる 。 |さき|||ふくざつ||いりく|||ちか|すいみゃく||いりぐち||まって|

( ジバチ ) 落ち れ ば あっという間 に あの世 行き だ 。 |おち|||あっというま||あのよ|いき|

俺 たち も ムダ な 殺生 は し たく ない 。 おれ|||むだ||せっしょう||||

助かり たく ば おとなしく し て いる こと だ な 。 たすかり|||||||||

( ヒナタ ) 《 悔しい … 結局 私 は |くやしい|けっきょく|わたくし|

みんな の 足手まとい に しか なら ない … 》 ||あしでまとい||||

( スズメバチ ) フフフ … しょせん あんた たち は

飛 ん で 火 に 入る 夏 の 虫 って わけ さ 。 と|||ひ||はいる|なつ||ちゅう|||

運 が あったら また 会い ま しょ う 。 うん||||あい|||

あ … あぁ … あぁ !

( スズメバチ ) そこ は ねた だの 洞窟 じゃ ない ん だ 。 |||||どうくつ||||

( キバ ) う っ !

ど あ ~ !

こら っ ! 離せ シノ ナルト ! ||はなせ|しの|

( シノ ) ほか に 捕まる もの が ない 。 しの|||つかまる|||

辺り を 確認 する まで 少し 我慢 しろ 。 あたり||かくにん|||すこし|がまん|

( ほえ 声 ) ( キバ ) ぬ お ~ ! |こえ|||

か ぁ ~

蜂 の 幼虫 の 大群 だって ば よ ! はち||ようちゅう||たいぐん|||

( シノ ) 蜂 の 巣 か … しかし 何 だ ? あの 異常 な 大き さ は 。 しの|はち||す|||なん|||いじょう||おおき||

微 香 虫 の 隠し 場 所 を 教え て くれ れ ば び|かおり|ちゅう||かくし|じょう|しょ||おしえ||||

命 だけ は 助け て あげ て も いい 。 いのち|||たすけ|||||

断る ! ことわる

微 香 虫 を 捜し出す の は 俺 たち に 与え られ た 任務 だ ! び|かおり|ちゅう||さがしだす|||おれ|||あたえ|||にんむ|

フン じゃあ 死 に な ! ふん||し||

( シノ ) 起爆 札 だ ! ( キバ ) く っそ ~ ! しの|きばく|さつ||||

行く ぞ 赤 丸 ! ( 赤 丸 の ほえ 声 ) いく||あか|まる|あか|まる|||こえ

あ ~ ! ( キバ ) 牙 通 牙 ! ||きば|つう|きば

( ヒナタ ) 《 この 音 は … 》 ||おと|

( 衝撃 音 ) しょうげき|おと

( ヒナタ ) 《 そう か まだ 諦め ず に みんな 戦って る ん だ 。 ||||あきらめ||||たたかって|||

泣 い て なんて い られ ない 。 なき||||||

言いだし っぺ の 私 が 諦める わけ に は いか ない 。 いいだし|||わたくし||あきらめる|||||

白 眼 ! しろ|がん

糸 に 取りつ い て いる 蜂 は … いと||とりつ||||はち|

一気に 倒す こと が でき れ ば 助かる 。 いっきに|たおす||||||たすかる

でも あんな 小さな 蜂 だけ を 倒す こと なんて … 》 ||ちいさな|はち|||たおす||

( 衝撃 音 ) しょうげき|おと

< ハァ ハァ ハァ … >

( ネジ ) < こいつ … バカ な … > ねじ||ばか|

< ハハ … 言った だ ろ う 。 |いった|||

俺 は 諦め が 悪 ぃ ん だ って … 》 おれ||あきらめ||あく||||

( ヒナタ ) 《 ナルト 君 … 。 ||きみ

そう … あたし も 諦め ない 。 |||あきらめ|

意識 を 集中 し て チャクラ を コントロール する 》 いしき||しゅうちゅう|||||こんとろーる|

( キバ ) 牙 通 牙 ! |きば|つう|きば

( ナルト ・ キバ ) う っ 。 一体 何 匹 いる ん だって ば よ ! ? ||||いったい|なん|ひき|||||

ハァ ハァ ハァ … 。 ( シノ ) はっ 。 |||しの|

キバ !

ち … 力 が 入ら ねえ … 。 |ちから||はいら|

何だか えらく 体 が … 。 なんだか||からだ|

( シノ ) 《 まさか … 》 しの|

( スズメバチ ) この 巣 に いる 幼虫 たち は ねぇ ||す|||ようちゅう|||

チャクラ が 大 好物 な ん だ よ 。 何 ! ? ||だい|こうぶつ|||||なん

その 中 に いる かぎり |なか|||

壁 を 伝って チャクラ を 吸い取る こと が できる ん だ 。 かべ||つたって|||すいとる|||||

ウフフ … どう し た ?

そろそろ 場所 を 教える 気 に なった か ? |ばしょ||おしえる|き|||

♪ ~

( ヒナタ ) 《 今 だ ! 》 |いま|

♪ ~

( ヒナタ ) 《 4 匹 … 5 6 … 10 匹 ! |ひき|ひき

11 12 13 … 。

しまった ! 》

( ヒナタ ) 《 はっ ! 》

♪ ~

( スズメバチ ) 口 寄せ の 術 ! |くち|よせ||じゅつ

♪ ~

( スズメバチ ) そのまま 幼虫 の 餌 に なる か ||ようちゅう||えさ|||

それとも そこ を 出 て この 子 の 餌食 に なる か |||だ|||こ||えじき|||

好き な ほう を 選び なさい 。 すき||||えらび|

♪ ( エンディングテ ー マ )

♪ ~

♪ く そった れ な ニュ ー ス が 通りすぎ て ||||||||とおりすぎ|

♪ 君 は 言葉 を 無くす きみ||ことば||なくす

♪ 僕 の 声 じゃ まるで 小さ すぎ て ぼく||こえ|||ちいさ||

♪ 君 は 返事 も し ない きみ||へんじ|||

♪ 君 が 泣 い てる きみ||なき||

♪ ひと り で 泣 い てる |||なき||

♪ 僕 は どう する ? ぼく|||

♪ 僕 も 泣 い てる の さ 。 ぼく||なき||||

♪ 『 夜 に ひとりぼっち の オレ の さけび に のせ て 』 よ||||おれ|||||

♪ ざわめく 時代 を オレ の スピード で |じだい||おれ||すぴーど|

♪ ぶ っと ば し て く Yeah

♪ さんざ めく 夜 も オレ の スピード で ||よ||おれ||すぴーど|

♪ ぶ っと ば し て く Yeah

♪ つんざく ギター と オレ の スピード で |ぎたー||おれ||すぴーど|

♪ ぶ っと ば し て く Yeah

♪ 傾く 世界 も わるい や つら も かたむく|せかい|||||

♪ けち らし て く Yeah

♪ ~

( ヒナタ ) 〈 どう しよ う … 体 が 動か ない 。 ||||からだ||うごか|

ナルト 君 の 力 に なり たく て 自分 から 任務 を 言いだし た のに 。 |きみ||ちから|||||じぶん||にんむ||いいだし||

もう みんな の 足手まとい で 終わり たく ない 。 |||あしでまとい||おわり||

そう 思って た のに … ダメ 落ち着く の よ 。 |おもって|||だめ|おちつく||

チャクラ を 集中 し て 修業 を 思い出す の 。 ||しゅうちゅう|||しゅぎょう||おもいだす|

もう やる しか ない !

これ が 今 の 私 に できる すべて ! 〉 ||いま||わたくし|||

♪ ( オ ー プニングテ ー マ )