Naruto Episode 170
♪ ( オ ー プニングテ ー マ )
♪ ~
♪ はみだし た 風 を 集め て み たい な
♪ 波 の 先 つ たって 彼方 へ 駆け て く
♪ 覚悟 は 決まって る 道 は 遠く て も
♪ 描 い た 未来 へ 続 い てる
♪ 時 が 僕ら を 急か し て
♪ 鼓動 が スピード 上げ てった
♪ 夢 の 中 で 目覚め て も
♪ 同じ 光 を 探し た
♪ 輝く 星空 の 下
♪ 数え 切れ ない 星座 と 影
♪ その 先 に 君 は 何 を
♪ 何 を 見つめ て いる だ ろ う
♪ 何 を 見つめ て いる だ ろ う
♪ ~
( アンコ ) は ぁ ! ふ ぅ ~。
( シノ ) ナルト は ? ( アンコ ) ダメ 見つから ない わ 。
( シノ ) そう です か 。
( アンコ ) もう 近く に は い ない よう ね 。
流さ れ た か 脱出 し た の か 。
いずれ に して も この 霧 じゃ … 。
( アンコ ) これ 以上 ここ に とどまる わけ に も いか ない か 。
一 度 手近 な 岸 に 着け て 出直し ま しょ う 。
( シノ ) ええ 。
( 鼓動 )
ん ~ … 。
♪ ~
( アマチ ) お 久しゅう ござい ます 大 蛇 丸 様 。
( 大 蛇 丸 ) 本当 ね 。
足 が 向 い て 立ち寄って み れ ば
まさか まだ あんた が いよ う と は ね 。
( アマチ ) です が その おかげ で また こう し て
お 会い する こと が でき まし た 。
( 大 蛇 丸 ) フフ フフ … ねぇ ここ に いる って こと は
まだ あの 研究 を 続け て いる の ?
ええ いつか は 大 蛇 丸 様 の お 役 に 立つ 日 も ある か と … 。
( 大 蛇 丸 ) 本当 に そう かしら ?
( アマチ ) これ も すべて 私 の 忠誠 心 ゆえ に 。
( 大 蛇 丸 ) フッ ま ぁ せいぜい 好き に する が いい わ 。
恐れ入り ます ところ で その 方 が 以前 おっしゃって い た … 。
( 大 蛇 丸 ) そう 彼 が うち は イタチ の 弟 。
( アマチ ) なるほど 。 ( 大 蛇 丸 ) ええ 私 の … 。
( サスケ ) よけい な 話 は … 。
し ない で もらい たい 。
あっ は あ … 。
( 大 蛇 丸 ) フフ フフ … 。
フッフ フフ … 。
ハッハハハ … 。
( ナルト ) あ … 。
( 虫 の 羽音 )
( シノ ) ナルト は もう この 近く に は い ない よう だ 。
( いの ) ねぇ ナルト … きっと 無事 よ ね ?
( シノ ) そう 簡単 に やら れ は し ない だ ろ う 。
あいつ も 木 ノ 葉 の 忍 だ から な 。
( ヒトデ ) 御用 金 船 の 警備 を 担当 する
わが はい ヒトデ と 申す 。
事情 は 承知 し て おる お 仲間 が 行方 不明 と は
さぞや 心配 で あ ろ う 。
その 後 こちら に 何 か 情報 は 入って い ませ ん か ?
残念 ながら 今 の ところ 遭難 者 の 情報 は 入って おら ん の だ 。
( アンコ ) そう です か 。 ( ヒトデ ) しかし 困り まし た 。
( アンコ ) ん ? ( ヒトデ ) 言いだし にくい の だ が
御用 金 船 の 出港 が 早まって な 。
早まった ?
今 は 明朝 を 予定 し て おる 。
通達 が 遅れ て 申し訳ない 。
やはり 水 の 国 と の 関係 を 重視 する 声 が 多く
出発 を 前倒し せ ざる を え なく なった 次第 だ 。
分かり まし た 。
ただ こちら も 仲間 の 探索 と 調査 に 時間 を 頂き たい の です が … 。
( ヒトデ ) 結構 。 ( アンコ ) で は
われわれ は あす の 警護 当日 直接 港 に 伺い ま しょ う 。
( ヒトデ ) よろしく お 願い いたす 。
1 つ だけ 。 ( アンコ ) はい 。
( ヒトデ ) わが国 は 見 て の とおり さほど 裕福 な 国 で は ない 。
われわれ も 漁師 たち も
今回 の 海 魔 騒動 を 憂い て おる の だ 。
何とぞ わが国 を よろしく 頼む 。
分かり まし た 。
ん … 。
そ っか ぁ 俺 って ば … 。
( 戸 が 開く 音 )
( 漁火 ) 気付 い た の ? あ … ああ 。
あっ 姉ちゃん きのう の !
そう か ぁ 姉ちゃん が 助け て くれ た ん だ 。
あり が と な !
ただ の 成り行き よ 。
い や ぁ マ ~ ジ 助かった って ば よ 。
あぁ 俺 うずまき ナルト 姉ちゃん 名前 は ?
漁火 。 そんじゃ あ
命 の 恩人 の 漁火 姉ちゃん だ な !
ヘヘ ハハハハ … 。
こんな 辺境 に 何 を し に 来 た の ?
あぁ もちろん 任務 。
この 国 を 騒が す 海 魔 退治 だって ば よ 。
( 漁火 ) やめ た ほう が いい わ 。
海 魔 に 手 を 出す と タダ じゃ 済ま ない 。
あ ~ 心配 いら ねえ って ば よ まっ これ も 任務 だ か ん な 。
きのう は 油断 し た けど 次 こそ は
海 魔 の 野郎 を … 熱 ぃ !
そう … じゃあ 体調 は もう いい の ね ?
ああ ! 姉ちゃん の おかげ でも う ばっ ちし だ って ば よ 。
じゃあ それ を 食べ たら 出 て って 。
えっ ? え ? え ?
( 戸 が 開く 音 )
待って くれよ 姉ちゃん !
なぁ 姉ちゃん って ば 待って くれ …
って な … 何 だ ?
何 だ ? こりゃ … 。
( 漁火 ) 村 の 悪 ガキ の 仕業 よ 。
気 に し て たら 切り が ない わ 。
あっ 漁火 姉ちゃん 。
ホント あん が と な 。
♪ ~
( 子ども 1 ) 出 た な 化け物 ! 何 だ ?
( 子ども 1 ) ど っか 行け ! ( 子ども 2 ) この 疫病 神 !
( 子ども 3 ) これ でも 食らえ ! ( 漁火 ) う っ !
姉ちゃん ! ? こら ! お前 ら !
( 子ども 4 ) 消え ちゃ え ! ( 子ども 5 ) ど っか 行け !
何とか 言え よ ! ( 漁火 ) はっ !
( 子ども たち ) あっ 。
おい こら お前 たち !
いたずらに し ちゃ ちょいと やり すぎ だって ば よ !
何 だ ? お前 ! この 化け物 の 仲間 か よ ?
化け物 ?
み ~ ん な 言って る ぞ 。 ( 子ども 3 ) ああ 。
漁火 は 神 隠し に 遭って 海 魔 の 仲間 に なった って な 。
そんな 適当 な こ と 言う ん じゃ ねえ !
( 子ども 6 ) 本当 だい ! 痛 っ 痛 っ !
( 子ども たち ) イエ ~ イ ! バーカ バカ … 。 あっ あっ … こら !
バカ って こら ! ( 漁火 ) やめ て !
でも … 。
( 漁火 ) いい の 。
あたし の こと は 放って おい て 。
放ってお け ねえ って ば よ 。
あいつ ら あの まん ま に し て たら … 。
よけい な お 世話 だって 言って る の !
私 は 神 隠し に 遭った 女 よ 。
気味 悪 がら れ て 当然 じゃ ない 。
でも … でも それ って
姉ちゃん の せい じゃ ねえ じゃ ねぇ か !
( 漁火 ) そんな の 関係ない 。
人間 は 決して 異質 な もの を 受け入れよ う と は し ない 。
だから … 。
( ナルト ・ 漁火 ) あっ 。
( いななき )
( 海女 ) 仲間 が 海 で 遭難 ね 。
( いの ) ゆうべ から 朝 に かけ て 漁 に 出 た 舟 が あれ ば
何 か 見 て ない か と 思って 。
( 海女 ) すま ない けど 力 に な れ そう も ない わ 。
海 魔 の せい で この 村 の 者 たち は その 時間 の 漁 を 控え てる の よ 。
( いの ) そう です か … 。
( 老婆 ) 神 隠し だ よ 。 ( いの ) えっ ?
( 老婆 ) また 海 魔 の ヤツ が 連れ て っち まっ た の さ 。
( 海女 ) お 母 さん めった な こ と 言わ ない で 。
神 隠し … 。 ( シノ ) 港 でも 聞い た な 。
その 神 隠し と やら に つい て 詳しく 話し て くれ ない か ?
話し た ところ で どう に か なる もの でも … 。
( いの ) でも … 。 ( 海女 ) 勘弁 し て ください 。
よそ の 方 に 教える よう な 話 で は ない ん です 。
そこ を 何とか お 願い し ます 。
あたし たち 海 魔 退治 の ため に ここ まで 来 た ん です 。
海 魔 退治 ?
( 海女 ) 分かり まし た 。
鬼 界 島 に は 古く から 漁師 の 間 で
ある 言い伝え が あり まし た 。 ( いの ) 言い伝え ?
はい 魔物 の すむ 島
鬼 界 島 に は 近づく な と いう 言い伝え です 。
もともと 鬼 界 島 は 魚 の 豊か な 漁場 で し た が
暗礁 も 多く 危険 な 海域 で も あり まし た 。
だから みんな 言い伝え を 守って い た の です が … 。
私 たち 夫婦 は しかたなく
その 危険 な 海域 へ と 足 を 踏み入れ た の です 。
( 海女 ) 大漁 で し た 。
しかし 喜び 海面 に 顔 を 出し た 私 が 見 た もの は
夫 の 姿 の 消え た 空 の 舟 だけ で し た 。
それ から です あの 島 に 近づ い た 者 が
次々 に 消え て いった の は 。
捜し に 行った 者 も 戻って こ なかった 。
以来 村人 は 神 隠し の 島 と し て 誰 も 近づか ない の です 。
誰 も 近づか ない 島 ? ( シノ ) 奇妙 な 話 だ な 。
そう いえ ば 港 で 神 隠し から 帰った 子 が いる って 聞い た わ 。
あぁ 漁火 … 。
( いの ) おばさん もう 一 つ お 願い その 子 の 住まい を 教え て 。
( シズネ ) 綱 手 様 。
綱 手 様 ! ( 綱 手 ) あ ?
( シズネ ) もう ! 頼ま れ て い た 資料 です 。
… って それ は 海 の 国 の ?
やはり 気 に なり ます か ?
( 綱 手 ) うん ま ぁ な … 。
海 の 国 は 大 蛇 丸 に 見捨て られ た アンコ が
発見 さ れ た 場所 だ から ね 。
( アンコ ) < ハァ ハァ ハァ … 。
ハァ ハァ ハァ … >
( 暗部 ) < おい 大丈夫 か ? >
< ダメ です 思い出 せ ませ ん 。
知って た はず な の に … 暗く て 寒く て
私 ずっと 苦しく て … でも … >
( 忍 ) < 落ち着 い て もっと 時間 を かけ て みよ う >
( アンコ ) < この 変 な 模様 だって きっと そこ で … >
( 忍 ) < 暗示 が 深い 恐らく すべて の 記憶 は もう … >
( アンコ の 泣き声 )
( 猿 飛 ) < もう いい ずいぶん と つらい 思い を し た な >
< 大丈夫 じゃ 。
今 は お前 を むしばむ この 呪 印 の 治療 を 先 に せ ね ば のう >
< 火影 様 … あたし … >
( 綱 手 ) 結局 記憶 は 戻ら ず
アンコ の 記憶 の 一部 は 今 でも 欠け た まま 。
( シズネ ) そう だった ん です か 。
じゃあ アンコ が 海 の 国 に 行く の は
その 事件 以来 初めて に なる ん です ね 。
( 綱 手 ) ああ そう だ 。
( 綱 手 ) その 記憶 を 取り戻す きっかけ に なれ ば いい ん だ が … 。
え ぇ ~ ! 入れ違い ! ?
あいつ ら ここ に 来 た の か … 。
( 男性 ) ああ すぐ 追っかけ た ほう が いい ぞ 。
ほん で どっち 行った って ?
あっ ち 。 え ?
… って 俺 が 来 た 方向 じゃ ねえ か !
くそ ! みんな 待て って ば よ !
( 漁火 ) 《 御用 金 船 が 動く 》
なるほど たった 1 人 神 隠し から 帰って き た 娘 ね 。
一応 当たって おこ う と 思って 。
( シノ ) 鬼 界 島 の 情報 を 持って いる かも しれ ない から な 。
( アンコ ) 止まれ 。
♪ ~
あっ ! あの 子 !
先生 !
どこ へ 行く 気 かしら ?
♪ ~
( シノ ) 慎重 だ な 。
気付か れ ない よう に 追う わ よ 。
♪ ~
お ~ い みんな ~ ! あぁ もう … 。
この まん ま 行く と
また 姉ちゃん ち ま で 戻 っち まう って ば よ 。
♪ ~
♪ ~
( 足音 ) はっ !
その 姿 … まさか あなた 海 魔 ! ?
( いの ) あっ !
( アンコ ) 《 何 ! ? 》
( 鼓動 ) あっ … う っ !
♪ ~
逃がさ ない !
♪ ~
< 大 蛇 丸 様 … これ は ? >
( 大 蛇 丸 ) < 特別 に 教え て あげる わ 。
ここ は 私 の 術 開発 室 の 一 つ 。
お前 に も 手伝って もら お う と 思って >
< でも こんな こと が 里 に 知れ たら … >
< なかなか うまく いか なく て ね 。
あと 一 歩 な ん だ けど … 。
バカ ね 恐れる こと なんか 何も ない の よ 。
本当 に 恐ろしい の は
真理 の 追究 を おろそか に する こと >
♪ ~
あの 子 まさか … 。
( いの ) フッ !
あ ?
う っ !
( シノ ) 諦めろ 逃げ られ は し ない 。
あなた が 海 魔 だった の ね !
お ~ い ! みんな ~ ! はっ !
お ~ い ! ハッ ハハ ~ ハァ … 。
やっと 見つけ た って ば よ 。
ナルト ! あんた 無事 だった の ね 。
( シノ ) しかし ナルト お前 は 遅 すぎ た 。 遅 すぎ た ?
海 魔 を 捕まえ た の よ ほら あれ が そう よ !
お ? お ぉ 。
は ぁ ~ これ が 海 魔 。
あっ 。
姉ちゃん … 。 えっ ?
なぁ 姉ちゃん ! 漁火 姉ちゃん だ よ な ?
ナルト ! あんた 何 言って ん の ?
いい から ! 姉ちゃん !
漁火 姉ちゃん 返事 を し て くれよ !
( シノ ) しまった ! ( いの ) 待ち なさい !
待て ! 乱暴 す ん なって ば よ !
( シノ ) 事情 は 後 だ ここ で 逃がし て は マズ い !
♪ ~
ハァ ハァ … 。
( ヨロイ ) ハハハハ … 。
誰 だ ! ? て め ぇ ! 姉ちゃん を 返せ !
( ヨロイ ) そう は いく か こいつ は 大事 な モルモット 。
失う よう な こと が あれ ば 俺 の 責任 に な っち まう 。
♪ ~
この 野郎 !
深追い は する な ! きのう の 二の舞 だ !
でも よ !
( ヨロイ ) ハッハハハ … 。
く っそ ~ !
♪ ~
間違い ない 。
あの 子 … う っ !
う あっ ! あ ~ !
先生 !
( シノ ) あっ !
一体 どう なって る ん だって ば よ 。
♪ ( エンディングテ ー マ )
♪ ~
♪ 風 が 吹 い て 痛い
♪ 消え ない 想い
♪ 何 を 持って行 こ う か
♪ 集め て ひと つ
♪ 二 度 と ない 二 度 と ない
♪ 捨てる なんて 馬鹿 みたい
♪ 無邪気 に なって イメージ
♪ ~
♪ きっと それ は 終わら ない
♪ ~
♪ きっと それ は 終わら ない
♪ ~
♪ 愛 の 胸 焦がせ
♪ 千 の 夢 渡れ
♪ 縦横無尽 駆け て
♪ 手 に 掴む 世界
♪ 雲 が ちぎれ て
♪ 日 が また 落ち て
♪ ひと り の パレ ー ド が 動きだす
♪ 冒険 吉日 心拍 上昇
♪ 明暗 遭遇 生命 相愛
( いの ) 〈 あ ~ ! もう ! 何 考え て ん の よ 一体 !
あんた 1 人 で どう する 気 ! ? 〉 〈 でも 俺
姉ちゃん を ほっと け ねえ ん だって ば よ 〉
( いの ) 〈 大体 ね 後 を 追う った って 手がかり も ない し … 〉
( シノ ) 〈 いや そう で も ない 〉 ( ナルト ・ いの ) 〈 えっ ? 〉
( シノ ) 〈 この 国 の 神 隠し に は 中心 に なって いる 島 が ある そう だ 〉
( いの ) 〈 そ っか 鬼 界 島 ! 〉 〈 追っかける ぜ ! 俺 って ば
姉ちゃん を ほっとく わけ に は いか ねえ ん だって ば よ ! 〉
♪ ~
( 金田一 一 ) < 行方 不明 の 天才 物理 学 者
絵 崎 蔵 人 の 館 「 錬金術 館 」 で 俺 と 美雪 は
恐るべき 連続 殺人 に 巻き込ま れ た >