Naruto Episode 204
♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ
♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ
♪ ~
♪ ずっと 側 に い た から
♪ 空 い た 隙間 大き すぎ て
♪ 生意気 な 君 の 素直 な 返事
♪ 「 また ね … 」 が 淋しい
♪ 見慣れ ない 街 で 泣 い てる なら
♪ 側 に い なく て も
♪ 笑顔 は 届け たい
♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ
♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ
♪ こんなに も 近く に 感じ てる
♪ ふた つ の 想い
( 紅 ) あっ 。
♪ ~
( 八雲 ) 《 先生 お 願い ! 》
( 鼓動 ) ( 紅 ) う っ … 。
( 鼓動 )
《 フッ フフ フフ … 》
( 紅 ) あ ~ ~ !
( 暗部 ) 何 だ ?
( ナルト ) あぁ ~ ! 心臓 が ! 俺 の … 俺 の 心臓 が ~ !
ハァ ハァ … あれ ? 何とも ない って ば よ 。
( 暗部 ) こら また お前 か !
変化 の 術 で 紅 に 化ける と は 。
なぁ さっき の は 一体 何 な ん だって ば よ ?
( 暗部 ) 黙れ よけい な 詮索 は する な 。
その ほう が 身 の ため だ 。
ん ?
おい 。
あんた が 八雲 ? そう な ん だ ろ ?
あんた に 紅 先生 の こと で 聞き たい こと が ある ん だって ば よ 。
だっ !
く っそ … 。
♪ ~
あっ … 。
ここ は アカデミー の 廊下 だって ば よ 。
( 八雲 ) 先生 お 願い です !
あっ 。
( 八雲 ) どう し て 私 じゃ ダメ な ん です か ?
紅 先生 ?
( 八雲 ) 私 は どう し て も 忍者 に なり たい ん です !
なら なきゃ なら ない ん です !
諦め なさい と 言った はず よ 。
嫌 です !
では 封印 術 を 施し
あなた の 力 を 封じる しか あり ませ ん 。
えっ ? えっ ?
紅 先生 ! 何で だって ば よ ! ?
( 何 か を たたく 音 ) だっ !
( 何 か を たたく 音 ) あぁ ~ !
( 何 か を たたく 音 ) あ ~ ~
あ ? サクラ ちゃん ?
あの ここ は … どこ ?
俺 って ば どう し て こんな 所 で 寝 てる ん だ ?
そう だ ! 紅 先生 が 刺さ れ て そん で 俺 の 心臓 が 飛び出し て
… って いや 違う … あの 姉ちゃん は ?
八雲 は ?
( サクラ ) は ぁ ~ 全く 覚え て ない みたい ね 。
あんた 特別 警護 中 の 山荘 に 無断 で 入り込 ん で 捕まった の よ !
は ? 暗部 が 動 い てん だ から
命 が あった だけ でも ありがたい と 思い なさい よ ね 。
そう だ !
今 見 た 夢 妙に リアル だった けど … 。
あの 山荘 に い た 姉ちゃん に 間違い ねえ って ば よ 。
何 寝ぼけ た こ と 言って る の 。
いいかげん に し ない と 気 つけ 薬 打っちゃ う わ よ 。
こんな こと し て らん ねえ って ば よ !
待ち なさい よ !
まだ 薬 が 抜け て ない ん だ から !
先生 ! 紅 先生 !
( ガイ ) 紅 なら もう 出かけ た ぞ 。 えっ ?
( ガイ ) せっかく 早起き し た ん だ 。
どう だ ? 今 から 早朝 マラソン に つきあわ ん か ?
今 それ どころ じゃ ない ん だって ば 。
朝 の マラソン は いい ぞ 。
一 晩 の 睡眠 で 体 に たまった 不純 物 を
汗 と 共に 発散 さ せ て くれる ん だ 。
う っ ! あぁ … 。
それ より 紅 先生 は どこ に 行った ん だって ば よ ?
そう いえ ば 見舞い に 行く と か 言って た な 。
昔 世話 し た 生徒 が 体 を 壊し た と か で 。
あっ … 八雲 ん と こ だ 。
じゃあ 朝 の 体操 ぐらい つきあえ 。
朝 の 体操 は 一 晩 の 睡眠 で 体 に たまった 不純 物 を
汗 と 共に 発散 さ せ て … 。
紅 先生 !
あっ ちょ … オラ !
ハァ ハァ ハァ … 。
紅 先生 に 聞き たい こと が ある ん だ 。
ナルト もう これ 以上 私 の こと に 首 を 突っ込ま ない で 。
きのう 俺 八雲 ん 所 へ 行った ん だ 。
その せい か どう か は 分か ん ねえ けど
さっき 妙に リアル な 夢 を 見 た ん だ 。
( 紅 ) 夢 ? ああ 。
紅 先生 が 八雲 に 忍者 に なる の を 諦め ねえ ん なら
封印 術 を 使う って いう 夢 。
あっ 。
悪い けど 急ぐ から 。
えっ いや ちょっと … ちょっと 待って くれよ !
あなた に は 関係ない こと 。
そんな こと ねえ って ば よ 。
紅 先生 が やめる って いう んで ヒナタ も キバ も シノ も
みんな 悩 ん でる ん だ !
紅 先生 が 八 班 を やめよ う と し て ん の は
あの 八雲 って 姉ちゃん と 何 か 関係 ある ん じゃ ねえ の か ?
あなた が 見 た の は ただ の 夢 なんか じゃ ない 。
えっ ?
私 は 封印 術 を 使って
教え子 の 能力 を 奪った の よ 。
うそ だ ろ そんな こと … 。
もう 1 年 以上 も 前 の こと よ 。
個人 指導 を する こと に なった 八雲 と いう 少女 の …
幻 術 使い に な ろ う と し て た 彼女 の 夢 を …
私 が この 手 で 潰し た 。
うそ だ !
こんな 私 に
第 八 班 の 下 忍 たち の 命 を 預かる 資格 など ない わ 。
でも どう し て ?
さ ぁ どき なさい 私 の 話 は ここ まで よ 。
そんな … でも まだ 聞き たい こと が !
しかたない 。
どう なって る ん だって ば よ ?
う わ っ !
ぐ ぐ ぐ … ! 外れ ねえ 。
紅 先生 !
ひで ぇ って ば よ ~ !
( 暗部 ) すでに 取り囲ま れ て いる 。
里 に 緊急 報告 を 。 ( 忍 1 ) はい 。
( 暗部 ) そこ か !
♪ ~
( 忍 2 ) う わ ~ ! ( 忍 3 ) う お っ !
( 忍 4 ) う あっ ! ( 忍 5 ) う っ !
( 忍 6 ) う っ !
♪ ~
( 暗部 ) 何 ?
♪ ~
( 暗部 ) う っ … 。
う っ ! ( 忍 7 ) う ぅ !
♪ ~
頼 ん だ ぞ 。
何 ! ? う っ … ぐ っ … 。
あぁ … 。
急げ … 火影 様 の 元 へ … 。
( 絵 を 描く 音 )
( 絵 を 描く 音 )
( 絵 を 描く 音 )
( 忍 ) 八雲 一緒に 来 て もら お う 。
( 絵 を 描く 音 )
♪ ~
ふ ぅ ~ ナルト ったら 。
った く 一晩 中 看病 し た お 礼 ぐらい 言い なさい って の よ 。
( 伝書ばと が 羽ばたく 音 ) ん ?
えっ ?
う っ … う わ ~~
( 綱 手 ) そろそろ 茶 の 時間 に せんか ?
( シズネ ) この 書類 の 処理 が 終わって から です 。
ん ~ … 何で こんなに 仕事 が ある か なぁ 。
( シズネ ) 綱 手 様 が ちゃ っちゃ と 片づけ ない から です 。
緊急 連絡 用 の 伝書ばと が ! 何 ! ?
里見 ヶ 丘 の 山荘 から だ 。
八雲 の 身 に 何 か が 起こった 。
♪ ~
( 綱 手 ) < 木 ノ 葉 隠れ の 里 が 保護 し て いる 人物
鞍馬 八雲 が 誘拐 さ れ た 可能 性 が ある 。
里見 ヶ 丘 の 山荘 に 向かい 八雲 を 確保 する ん だ >
< あっ … 鞍馬 八雲 。
確か 昔 紅 が 預かって い た 娘 で し た ね >
< うん 鞍馬 一族 宗 家 ムラ クモ の 一 人 娘 だ >
( ヒナタ ) < あ … あの 鞍馬 一族 って … >
< お前 たち が 知ら ない の も 無理 は ない 。
かつて は 里 でも 一 大 勢力 を 誇る 名門 だった が
今 で は 見る 影 も ない 。
その きっかけ と なった の が
1 年 ほど 前 の 宗 家 ムラ クモ と その 妻 の 死去 だった 。
その 後 一門 は バラバラ に なった と 聞く >
( キバ ) < 宗 家 の 一 人 娘 が 誘拐 さ れ た って こと は
その 鞍馬 一族 の 秘伝 忍術 と か が 狙わ れ てる って こと か ? >
< それ は … >
< 三 代 目 から の 申し送り の 書類 に よる と
彼女 の 幻 術 忍者 と し て の 潜在 能力 は
危険 極まりない もの らしい > ( ヒナタ ・ キバ ) < あっ … >
< つまり その 能力 を 目覚め させる こと が でき れ ば
強力 な 戦力 と なる わけ だ >
( シノ ) < その 力 を 求める や から が い て も
おかしく は ない と いう こと か >
< 両親 が 亡くなら れ て から は
里 の ほう で 警護 態勢 を とって 預かって い た ん です >
< よし 任せ て おけ !
少女 に 涙 は 流さ せ ない !
この 木 ノ 葉 の 碧 い 猛獣 マイト ・ ガイ が
必ず 救出 し て み せる ! >
< サクラ お前 も 一緒 に 行け > < えっ ? >
( ガイ ) < えっ ? > ( 綱 手 ) < 八雲 を 保護 し たら
彼女 の 容体 を 診る 者 が 必要 に なる 。
それ は 医療 忍者 の 心得 が ある 者 しか でき ない >
< あっ はい ! >
《 この 任務 今 まで 師匠 に し て いた だい た 修業 の 成果 を
見せる チャンス ! 》
う わ っ !
( キバ ・ ヒナタ ) あっ 。
う ~ ん … 痛 ぁ ~。
痛 ぁ ~ って 木 の 根 に でも つまず い た か ?
何 ? これ 。
ナ … ナルト 君 !
( キバ ) あぁ … こんな 所 で 寝込み や が って 。
( 赤 丸 の ほえ 声 )
アッハハハハ … ! いい ぞ 赤 丸 !
ブッ … フッ !
( ヒナタ ) 《 ナルト 君 … 》
( 赤 丸 の ほえ 声 )
これ は 幻 術 に 落ち てる わ ! ( キバ ・ ヒナタ ) あっ 。
解 !
ん ~ … 。
あれ ? サクラ ちゃん … 。
し ょっ ぱっ !
な … 何 だって ば よ ? これ !
って か … 俺 って ば また 寝 て た の か ?
何 寝ぼけ て ん の よ !
( シノ ) お前 は 幻 術 に かかって いた ん だ 。
幻 術 ?
だ ぁ ~ !
俺 って ば 里見 山荘 に 向かって た 紅 先生 を 追っかけ て
話 聞い て もら お う と し て た ん だ 。
里見 山荘 だ と ?
では 紅 は 1 人 で 向かった の か ?
ああ たぶん 。
何 も 知ら ず に 向かった の だ と し たら
紅 も 危ない ぞ 。 えっ ?
♪ ~
( 紅 ) 《 様子 が 変 だ わ … 》
♪ ~
( 紅 ) 《 何者 か が いる !
くそ … 1 人 で 来 た の は 失敗 だった か 。
だが 里 に 戻って る 猶予 は ない 。
恐らく 賊 の 狙い は 八雲 》
何 ! ?
♪ ~
しまった ! う っ !
♪ ~
あっ 。
( 忍 ) 悪い が そな た に
われわれ の 仕事 の 邪魔 を さ せる わけ に は いか ん 。
よっ … 。
( 紅 ) それ で 私 を 捕まえ た つもり ?
何 ! ?
( 紅 ) 捕らえ られ た の は お前 の ほう だ !
( 忍 ) あっ 。
♪ ~
う あ ~ ! う ぅ … 。
あぁ … 。
♪ ~
は ぁ ~。
敵 も 幻 術 使い 。
負ける わけ に は いか ない わ ね 。
♪ ~
この 気配 は … 。
♪ ~
あっ 。
♪ ~
♪ ~
2 人 と も 幻 術 に 落ち て いる 。
≪ ( 八雲 の 泣き声 ) ( 紅 ) あっ 。
( 八雲 の 泣き声 )
八雲 ? 八雲 な の ?
( 八雲 の 泣き声 )
あっ 。
( 泣き声 )
無事 だった の ね 。
( 八雲 ) 助け て !
( 八雲 の 泣き声 )
もう 大丈夫 よ 八雲 。
あなた の こと は 私 が 必ず 守って み せる 。
紅 先生 … 。
( 泣き声 )
( 雲海 ) 解 !
( 忍 ) う っ … くっ … あっ 。
幻 術 返し を 食らった な ?
( 忍 ) め … 面目ない 。
さすが 上 忍 … いや
夕日 紅 と いう べき だ ろ う な 。
油断 する な !
木 ノ 葉 の 里 に 気取ら れ た と 考える べき だ ろ う 。
( 忍 たち ) はっ !
( 雲海 ) 《 八雲 を 連れ に 行った 2 人 も 戻ら ない 。
多少 手荒 な まね も この 際 しかたない か 》
同じ 里 の 者 と は いえ
われわれ は 何と して も 八雲 を 手 に 入れる いい か ?
( 忍 たち ) はっ !
あっ 。 ( キバ ) どう し た ? ヒナタ !
( シノ ) 何 か 見え た か ?
山荘 が 何者 か に 襲わ れ てる 。
表 に は 4 人 山荘 に も 4 人 。
山荘 の 中 に いる うち の 2 人 は 紅 と 八雲 か ?
きっと そう だって ば よ !
《 紅 先生 一体 何 が 起き た ん だ ! ? 》
《 教え て くれ って ば よ ! 》
♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は
♪ いつも 近く で
♪ 笑って いる から
♪ ~
♪ 形 の 無い 喜び を 見つけ たい から
♪ かけぬけ て 行く 槍 の 雨 が 降って も
♪ 言葉 に なら ない この 大きな 夢 を
♪ 叶え て み せる 傷 が 深く なって も
♪ 信じ 続け て 今 の 僕等 は ある から
♪ 目 を そらさ ず 走り 続け て やる
♪ もしも 未来 に 光 が 無い と 言わ れ て も
♪ 変え て み せる 全て の 思い で
♪ 照らす よ 今 すぐ
♪ きっと 風 は 僕ら の 心 を 試し て いる ん だ ろ う
♪ そっと 心 の 中 で 手のひら を 握りしめ た
♪ きっと 君 は 涙 の 答え を
♪ 探し て いる ん だ ろ う
♪ ずっと 夢 は 近く で 答え を つか ん で 待って る
♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は
♪ いつも 近く で 笑って いる から
♪ ~
( 紅 ) 〈 驚 い た わ ね まさか 侵入 者 の 正体 が あなた たち だった なんて 。
でも いかなる 理由 が あ ろ う と も 八雲 は 渡さ ない 。
この 子 は 私 が 三 代 目 から 預かった 子 。
たとえ あなた たち が 幻 術 使い の 名手 でも
持てる 力 の すべて を 使って
必ず この 子 を 守って み せる 〉
( 男性 1 ) 今 何 時 ? ( 男性 2 ) 2 時 ぐらい 。
団体 戦 の 準 決勝 し てる ところ 。
( 男性 3 ) スタンダード の A 級 戦 は 3 時 から だって 。
( 男性 4 ) 出場 選手 の 名簿 見 たら 釘宮 組 が い た から 驚 い た よ 。