Naruto Episode 205
♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ
♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ
♪ ~
♪ ずっと 側 に い た から
♪ 空 い た 隙間 大き すぎ て
♪ 生意気 な 君 の 素直 な 返事
♪ 「 また ね … 」 が 淋しい
♪ 見慣れ ない 街 で 泣 い てる なら
♪ 側 に い なく て も
♪ 笑顔 は 届け たい
♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ
♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ
♪ こんなに も 近く に 感じ てる
♪ ふた つ の 想い
♪ ~
( サクラ ) 《 この 任務 今 まで 師匠 に し て いた だい た 修業 の 成果 を
見せる チャンス ! 》
♪ ~
♪ ~
( 紅 ) 2 人 と も 幻 術 に 落ち て いる 。
≪ ( 八雲 の 泣き声 ) ( 紅 ) あっ 。
( 八雲 の 泣き声 )
八雲 ? 八雲 な の ?
( 八雲 の 泣き声 )
あっ 。
( 八雲 の 泣き声 )
無事 だった の ね 。
( 八雲 ) 助け て !
( 八雲 の 泣き声 )
もう 大丈夫 よ 八雲 。
あなた の こと は 私 が 必ず 守って み せる 。
( 八雲 ) 紅 先生 … 。
( 泣き声 )
♪ ~
( 雲海 ) 先 に 入った 2 人 は 帰ら ぬ か 。
やはり 八雲 め 目覚め つつ ある の か 。
お前 たち は 八雲 と 紅 を 。
( 忍 1 ・ 忍 2 ) はっ !
お前 は ここ で こちら に 向かって いる
邪魔者 たち の 相手 を し て やれ 。 ( 忍 3 ) はっ !
♪ ~
( 忍 1 ) 何 ! ?
( 紅 ) 私 に 任せ て 。
( 紅 ) その 紋章 は … 。
お前 たち 鞍馬 一族 ! ?
( 忍 1 ) 夕日 紅 八雲 を おとなしく 渡す の だ 。
( 紅 ) 鞍馬 一族 の お前 たち が 八雲 を どう する つもり ?
( 忍 1 ) これ は 一族 の 内部 の 問題 。
お前 に は 関係 の ない こと 。
八雲 は 私 が 三 代 目 から 預かった 子 。
( 忍 1 ) ならば 力ずく で 。
( 紅 ) あっ 。 ( 八雲 ) キャ ~ !
嫌 ~ !
う っ !
♪ ~
( 忍 1 ) フフ フフ … もう 逃げ られ ん ぞ 。
( 紅 ) フン 。
これ は ! ? ( 忍 2 ) 幻 術 に 落ち た と 見せ て
俺 たち を 幻 術 に ハメ る と は !
く そ っ ! どこ へ … 。 ( 忍 2 ) う わ ~ !
う っ … 苦し … ! ( 忍 1 ) 大丈夫 か ! ?
う っ … ん ?
あっ ! あっ … 。
あぁ !
( 忍 2 ・ 忍 1 ) あっ … あぁ … あ ~ !
( ナルト ) あっ 。
この 野郎 !
( ヒナタ ) あっ ナルト 君 ! こら 待ち なさい !
食らえ !
何 ! ? だっ !
て て て … 。
あっ … あ ~ !
だっ … だっ ! あぁ !
デカ すぎ だ ろ この 豆 !
♪ ~
う っ ! が っ !
う … 動 け ねえ … 。
♪ ~
ヤベェ って ば よ 。
( シノ ) ナルト !
( 忍 ) 死ね !
シノ !
何 ! ?
蟲 たち に 幻 術 は 効か ない 。
くそ ! あっ … 何 だ ! ?
う … う わ っ … !
♪ ~
( 忍 ) う っ ! う っ … う あっ !
( シノ ) 消え た ! ?
( 赤 丸 の ほえ 声 )
( キバ ) そこ か !
どこ に 隠れ て も におい は ごまか せ ない ぜ !
獣 人 分身 !
牙 通 牙 !
♪ ~
( 忍 ) ぐ は っ ! あぁ … 。
よっ しゃ ! ( 赤 丸 の ほえ 声 )
( ガイ ) 木 ノ 葉 剛 力 旋風 !
( 忍 ) ぐ あっ ! う っ … う っ !
( ガイ ) 鍛え 抜か れ た われわれ に
中途半端 な 幻 術 など 効く はず も ない 。
よせ ! 放せ ! ( キバ ・ ガイ ) お っ ?
放せ って ば よ ~ ! った くも う ~ … 。
あ ~ ! 放し て ! ナルト !
ん が っ ! ん … ! 解 !
ん … 。
あれ ~ ? サクラ ちゃん … 。
おはよう 。
勝手 に 敵 の 術中 に 飛び込む から よ !
あっ ! 紅 先生 と 八雲 !
( 一同 ) は ぁ ~ … 。
紅 先生 !
この 人 たち は ?
4 人 と も 幻 術 に 陥って 気 を 失って る わ 。
紅 先生 !
せ … 先生 ? 紅 先生 ? ん ? ん ?
あぁ どこ に も い ねえ って ば よ 。
白 眼 !
( ヒナタ ) あっ 。 どう し た ! ?
く … 紅 先生 が … 。
♪ ~
( 紅 ) 《 まだ 1 人 … 》
( 足 を つ かま れる 音 ) う っ !
( 紅 ) 《 いつの間に … この 私 に 幻 術 を かける なんて ! 》
解 !
何 ! ? 解け ない !
♪ ~
はっ !
父 亡き あと 鞍馬 一族 の おさ 代わり を 務める 雲海 です 。
( 紅 ) 鞍馬 一族 の 雲海 … 。
なるほど ほか の 者 の よう に は いか ない わけ ね 。
( 雲海 ) フフ フフ … 。
幻 術 使い 夕日 紅 。
あなた に 褒め られる と は 面はゆい 。
私 とて ムダ な 争い は 避け たい 。
八雲 を 引き渡し て もら お う 。
しっかり つかまって なさい 。
いかに 夕日 紅 と は いえ わが 術 中 に あり
どう やって 戦う つもり だ ?
フン 。
( 紅 ) ん !
しまった !
あっ !
おのれ !
ん ? 血 の におい … 。
フッ 逃がす か 。
そこ か !
( 紅 ) う っ !
ん !
( 雲海 ) 次 は 心 の 臓 を 貫 い て やる 。
八雲 を 渡せ ! なぜ かばう ?
♪ ~
紅 先生 ! ( 雲海 ) あっ !
チッ 。
♪ ~
紅 先生 に は 手 を 出さ せ ねえ !
危ない !
また か よ !
もう ! 少し は 学習 し なさい よ ナルト !
白 眼 !
あっ ! ナルト 君 敵 は 上 よ !
えっ ?
くっ ! 白 眼 か 。
そっち が 幻 術 で 来る ん なら … 。
多重 影 分身 の 術 !
行け ~ !
フン 分身 か 。
ヘッ 俺 の は 幻 なんか じゃ ない ぜ 。
行く ぞ ! おう !
う ! ず !
ま ! き !
ナルト 連 弾 !
う っ ! う あ ~ !
♪ ~
か … 必ずや 八雲 は … 。
あっ … 。
白 眼 !
は ぁ 。
今 八雲 さん は
神経 を 落ち着か せる 薬 で 眠って もらって い ます 。
でも 一 度 里 の 病院 で 精密 検査 を し て もらった ほう が いい わ 。
あなた が い て くれ て 助かった わ サクラ 。
う っ … 。 先生 も 応急 処置 を 。
あぁ … 頼む わ 。
さ ぁ 見せ て ください 。
( 忍 たち の いびき )
( ガイ ) こい つら ず ~ っと この 調子 だ 。
この 人 たち 当分 幻 術 から 覚め そう も ない 。
ま ぁ その ほう が 都合 が よい か 。
ん ? あれ は !
あっ !
( キバ ) 紅 先生 !
( ガイ ) おう 元気 そう で よかった !
( 紅 ) あ … ええ 。
元気 じゃ あり ませ ん ! え ?
応急 処置 は し まし た けど 1 か所 深い 傷 が あり ます 。
里 へ 急 い で 戻ら ない と 。
私 より 八雲 が 不安定 な の が 気がかり で … 。
うん … あいつ ら の 仲間 が 戻って こ ん と も 限ら ん し な 。
それ に 八雲 の 警護 に 当たって い た 3 人 の 姿 が 見当たら ない の も
気 に かかる 。
よし ! ここ は 俺 に 任せ て
紅 と 八雲 を 連れ て みんな いったん 里 に 帰れ 。
応援 部隊 を 整え て くる ん だ 。
相手 は 幻 術 使い だ 1 人 で 大丈夫 か ?
な ~ に ! 鍛え 抜か れ た この 体 !
鞍馬 一族 の 幻 術 ごとき に は
目 を くらまさ れる こと は ない ハハ … アハ 。
ハッ ハハハハ … !
ダジャレ … 。 ( ガイ ) ハハハハ … !
あっ 気 が 付い た か ?
お前 って ば
紅 先生 に 幻 術 を 封印 さ れ ち まった こと
恨 ん でる の か ?
( 八雲 ) あの 人 は 私 の こと が 嫌い な の 。
えっ ?
私 を 幻 術 使い に し たく なかった の よ 。
そんな こと ねえ って ば よ 。 じゃ あな ぜ ?
いや … きっと 何 か 理由 が あって の こと だって ば よ 。
ほら さっき だって 紅 先生 が 体 張って 助け て くん なきゃ
お前 危なかった ん だ ぞ 。
あれ は 鞍馬 一族 。
私 と 同じ 一族 の 者 たち です 。
えっ … 同じ 一族 の 者 が 何で … 。
キバ 紅 先生 を 里 まで 連れ て いって くれる ?
大丈夫 よ それ くらい は 自分 で … 。
キバ ! なぁ 紅 先生 。
ホント の こと を 言って くれよ 。
今度 の こと と 俺 たち の 班 を 降り た こと
何 か 関係 ある ん じゃ ない の か ?
は ぁ … 。
八雲 が 生まれ 育った 鞍馬 一族 は
かつて 幻 術 使い の 家柄 と し て
木 ノ 葉 隠れ の 里 でも 一 大 勢力 を 誇って い た 。
ところが 近年 上 忍 中 忍 を 送り出す こと が でき ず に
没落 し て いった の その 一族 に 現れ た
才 に あふれ た 希望 の 星 それ が 八雲 だった 。
両親 も 親戚 も
本家 の 一 人 娘 だった 私 に
期待 を かけ て くれ た 。
でも 体 の 弱かった 私 は
アカデミー へ の 正式 な 入学 は 認め られ なかった 。
両親 の … そして 一族 の 期待 に 応え たい と 思って い た 私 は
ひどく 落ち込 ん で いった 。
( 八雲 ) 父さん は そんな 私 を 見 て
三 代 目 火影 様 に 直接 掛け合って くれ た の よ 。
ムラ クモ に 相談 さ れ た 三 代 目 は
八雲 の 潜在 能力 の 高 さ に 気付き
私 に 預け て 育てよ う と 考え た 。
三 代 目 火影 様 の 命 に より
紅 先生 が 私 の 個人 教授 に なった ん です 。
でも … 。
( 泣き声 )
あ … 八雲 ?
( 八雲 ) 紅 先生 は … 先生 は !
♪ ~
♪ ~
あっ … 。
何で だ よ ! ?
( シノ ) ん ?
( 紅 ) さ ぁ ? 同じ 幻 術 使い と し て
八雲 の 潜在 能力 の 高 さ に 嫉妬 し た の かも しれ ない わ ね 。
嫉妬 ?
( 紅 ) この 里 に 私 以上 の 幻 術 使い は 必要 ない わ 。
うそ だ ろ ? 先生 が そんな 理由 で … 。
( 紅 ) 分かった でしょ ? こんな わがまま な 人間 が
あなた たち の 命 を 預かる よう な 任務 続け られる はず が ない 。
そんな の 信じ らん ねえ って ば よ 。
先生 だけ じゃ ない わ 。
木 ノ 葉 の 里 は 私 の こと が 邪魔 な の よ 。
どう いう こと だ よ ?
( キバ ) や っぱ 信じ られ ねえ 。
紅 先生 は まだ 何 か 隠し てる ん じゃ ねえ か ?
私 も そ … そんな 気 が する 。
( シノ ) その とおり だ 。 ( キバ ・ ヒナタ ) あっ … 。
( シノ ) なぜ なら …
過去 の 出来事 を 語る 時
紅 先生 の 手 は 心痛 で 震え て い た 。
しかし 動機 を 語る 時
震え は 止まって い た から だ 。
どう いう こと だ ?
( シノ ) あの 動機 は うそ だ 。
作り話 で は 心 は 震え ない 。
じゃあ 八雲 に 嫉妬 し た って の は … 。
( シノ ) 先生 は 恐らく 誰 か を かばって いる 。
紅 先生 が かばう よう な 大事 な 人 … 。
それ は 例えば … 。
あっ !
私 は 紅 先生 と 三 代 目 火影 様 の 話 を
聞い て しまった の 。
< あっ … >
( 紅 ) < これ で しばらく は 八雲 の 能力 が 目覚める こと は ない でしょ う >
( 八雲 ) < えっ ? >
( 猿 飛 ) < そう か … しかし いずれ せき を 切り
あふれ 出す 時 が 来る 。
鞍馬 一族 の あの 力 は いずれ
木 ノ 葉 隠れ の 里 を 脅かす こと に な ろ う 。
その とき は あれ を 抹殺 せ ね ば なる まい な >
( 八雲 ) 《 えっ ! ? 》
私 の 能力 の 封印 に は
三 代 目 火影 様 まで 関わって い た の です 。
三 代 目 がん な こと 命令 する わけ ねえ って ば よ !
私 が 紅 先生 の 下 で 修業 を 始める 直前
私 の 両親 は 死 ん だ !
突然 の 火事
火 の 回り が 早く 助け出す こと も でき なかった らしい けど … 。
両親 共に 上 忍 に まで なった 人 たち よ !
それ がた だの 火事 で … しかも 真昼 の 火事 で 死ぬ なんて … 。
その 後 事件 性 は ない と 言わ れ ながら も
検視 報告 は 極秘 と さ れ 封印 さ れ た 。
まさか … ただ の 火事 じゃ ねえ の か ?
三 代 目 の 命令 に よって
私 の 両親 は 殺さ れ た !
そんな …
そんな こと ある わけ ねえ って ば よ 。
♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は
♪ いつも 近く で
♪ 笑って いる から
♪ ~
♪ 形 の 無い 喜び を 見つけ たい から
♪ かけぬけ て 行く 槍 の 雨 が 降って も
♪ 言葉 に なら ない この 大きな 夢 を
♪ 叶え て み せる 傷 が 深く なって も
♪ 信じ 続け て 今 の 僕等 は ある から
♪ 目 を そらさ ず 走り 続け て やる
♪ もしも 未来 に 光 が 無い と 言わ れ て も
♪ 変え て み せる 全て の 思い で
♪ 照らす よ 今 すぐ
♪ きっと 風 は 僕ら の 心 を 試し て いる ん だ ろ う
♪ そっと 心 の 中 で 手のひら を 握りしめ た
♪ きっと 君 は 涙 の 答え を
♪ 探し て いる ん だ ろ う
♪ ずっと 夢 は 近く で 答え を つか ん で 待って る
♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は
♪ いつも 近く で 笑って いる から
♪ ~
〈 姉ちゃん から 聞い た 話 紅 先生 から 聞い た 話
一体 何 が ホント な ん だって ば よ ?
みんな うそ つい てる と も 思え ねえ し 。
でも これ だけ は 言 える 三 代 目 の じいちゃん が
姉ちゃん の 抹殺 なんて 考える はず が ねえ 。
とりあえず 今 は 先生 たち を 早く 病院 に 連れ て く っき ゃ …
って 何 だ ? これ … 〉