Naruto Episode 213
♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ
♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ
♪ ~
♪ ずっと 側 に い た から
♪ 空 い た 隙間 大き すぎ て
♪ 生意気 な 君 の 素直 な 返事
♪ 「 また ね … 」 が 淋しい
♪ 見慣れ ない 街 で 泣 い てる なら
♪ 側 に い なく て も
♪ 笑顔 は 届け たい
♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ
♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ
♪ こんなに も 近く に 感じ てる
♪ ふた つ の 想い
( 悲鳴 )
( 男性 1 ) う わ ~ !
( 男性 2 ) う ~ わ !
( 雷鳴 ) ( 盗賊 ) ん ?
♪ ~
( フキ の 父 ) あ ~ !
≪ ( フキ ) やめ て ~ !
と … 父 様 を いじめ ない で !
ばか フキ 逃げろ ! ( 男性 ) あぁ … 。
( 盗賊 ) 何 を ためらって る ?
早く こいつ を 始末 しろ 。
それ が お前 の 仕事 だ ろ う 。
( 盗賊 ) どけ 。 ( フキ ) あ ~ !
フキ ! ( 盗賊 ) ヘヘ … 。
いい 物 持って る じゃ ねえ か もら っと く ぜ 。
頼む 娘 は 助け て くれ !
知る か 。
( 雷鳴 )
( フキ の 父 ) あ ~ !
( フキ ) 父 様 ! 父 様 !
父 様 !
( フキ の 泣き声 ) ( 盗賊 ) ヘッ 。
( 男性 ) やめろ ~ !
う っ !
あっ !
き … 貴 様 … あぁ … 。
( フキ の 泣き声 )
はい 。 ( フキ ) う っ !
( 男性 ) 大丈夫 だ よ 。
♪ ~
あっ ! ( 男性 ) 危ない ! う っ !
あ … あ ~ ~ !
( ナルト ) くっ … 。
もう 少し … もう 少し だって ば よ 。
ん … !
< 幻 の メンマ ? >
( テウチ ) < お うよ ただし その 麻 竹 を 手 に 入れ れ ば の 話 だ 。
何でも その 麻 竹 は
とんで も ねえ 断崖 に しか 生え ない らしい >
< じゃあ そい つ は 俺 が 絶対 手 に 入れる !
そん で その 幻 の メンマ の のった 一 楽 の ラーメン を
絶対 食って やる って ば よ ! >
幻 の メンマ … 。
やった !
あっ !
ハァ … 助かった 。
ん ?
何 だ ?
人 だ ! う … う わ ~ !
( 遠 雷 )
( 雷鳴 )
( サクラ ) 雨 も 降って ない のに 雷 なんて 何 か 不気味 。
う っ … 。
う わ ~ !
って そんな 大声 出し ちゃ ダメ だ って 。
ここ は 病院 な ん だ から 。
あんた が 大声 出さ せ てる ん でしょ !
あれ ? サクラ ちゃん その 白衣
もし かして 医療 班 の 手伝い か ?
すてき でしょ う ! やっと 私 も 白衣 を もらった の 。
そ っか よかった って ば よ 。
ちょうど サクラ ちゃん が い て くれ て 。
ちょっと 診 て ほしい ヤツ が いる ん だ 。
診 て ほしい 人 ?
あいつ だって ば よ 。
う わ 何 な の ? あれ って まさか ど ざ え もん ! ?
あいつ ど ざ え もん って いう ん だ 。
サクラ ちゃん の 知り合い だった なんて ね 。
違う わ よ ど ざ え もん って いう の は … 。
もう いい わ 知り合い と 思った けど 勘違い よ 。
そ っか じゃあ こいつ の こと 頼む な 。
ちょっと ここ は 木 ノ 葉 の 病院 だ から
里 の 人 以外 の 入院 は でき ない の 。
ま ぁ いい から いい から 。
じゃ 俺 って ば 用 が ある から あと よろしく ね !
あぁ こら ! ナルト !
待ち なさい よ !
( テウチ ) ん ~。
確か に これ は うわさ に 聞く 麻 竹 だ 。
か ぁ ~ ! これ で 幻 の ラーメン が 食える って ば よ !
何 言って ん だ 麻 竹 から メンマ を 作る に は
3 ~ 4 週間 は かかる ん だ ぞ 。 え ~ !
まず これ を 煮 て
それ から じっくり 発酵 さ せる ん だ 。
何 だ よ すぐ に 食え ねえ の か よ 。
うまい もん を 食う に は それなり の 覚悟 が いる ん だ よ 。
ナルト ! こんな とこ に い た の ね 。 あら ら どう し た ん だって ば よ ?
「 どう し た 」 じゃ ない わ よ ! この ~ !
あ 痛い 痛い 痛い 。 あたし に 変 な 患者 押しつけ て
自分 だけ のんびり ラーメン 食べる 気 ?
痛い 痛い … 。
( 忍 ) 時 逆 の 術 。
あれ 何 し てる ん だって ば よ ?
シ ~ !
潜在 意識 から 記憶 を 探って る の よ 。
ああ 例 の 逆行 催 眠って や つか 。
そう 。
何 か 思い出し た かい ?
( 忍 ) そう か 。
あの 子 記憶 喪失 みたい ね 。
えっ 記憶 喪失 ?
きょう は この 辺 で … また あした に しよ う 。
何にも 覚え て ない らしい わ 。
名前 も 住所 も 。
先生 たち の 術 も 効か ない なら 本物 ね 。
じゃあ さ 何 か 身元 の 分かる よう な も の ない の ?
う うん 持って た の は これ だけ だった 。
何 だ ? これ 。
はと 笛 よ オカリナ と も いう わ 。
オカリナ ? 割れ ちゃ って る けど ね 。
あっ これ くっつき そう だ な 。
記憶 が ない の は 一時的 な ショック 状態 かも しれ ない わ 。
とにかく あんた は これ に サイン し て 。
ん ? 何 ? それ 。 念書 。
さっき も 言った けど ここ は 木 ノ 葉 の 病院 よ 。
部 外 者 は 立ち入り 禁止 な の 。
何 か あった とき は 全部 ナルト に 責任 取って もらう から ね 。
え ~ ! 文句 ある ?
う ~ 分かった って ば よ 。
あ ~ あ とんだ 拾い物 し ち まった なぁ 。
( 雷鳴 )
( 雷鳴 )
う っ !
何 だ 何 だ ?
あれ って 病院 の ほう だ 。
( 半鐘 の 音 ) 皆 さ ~ ん 大丈夫 です から
落ち着 い て 避難 し て くださ ~ い !
( 半鐘 の 音 )
あっ 。
はっ … 。
ハァ ハァ ハァ … 。
( 悲鳴 )
( 男性 ) < 助け て くれ ~ ! >
う っ … 。
あぁ … 許し て … 。
許し て … 。
≪ 誰 か 残って る 人 は い ませ ん か ?
誰 か い ませ ん か ~ ?
♪ ~
( 綱 手 ) サクラ 全員 避難 し た か ? 今 確認 中 です 。
お ~ い サクラ ちゃん ! ナルト 。
大丈夫 か ? 何とか ね 。
あれ あいつ は ?
えっ ? そう いえ ば … 。
い ない わ 。
( 女性 ) 助け て ください ! 私 の 赤ちゃん が !
赤ちゃん が まだ 中 に いる ん です !
何 だ と ! ? そんな !
この 炎 じゃ もう 中 に 入れ そう に ない 。
( 綱 手 ) 何 を し て いる ! ? 消火 急げ !
≪ ( 赤ちゃん の 泣き声 )
はっ 。 ( 赤ちゃん の 泣き声 )
( 赤ちゃん の 泣き声 )
♪ ~
俺 が 行く って ば よ ! むちゃ よ !
赤ちゃん が いる の は 病院 の いちばん 奥 な の よ !
♪ ~
♪ ~ 何 だ ?
♪ ~ 笛 の 音 ?
♪ ~ あいつ だ !
♪ ~ 近づ い てる !
来 た !
影 分身 の 術 !
オーライ オーライ オーライ !
あぁ … 。 やった ! 赤ちゃん も 一緒 よ 。
よし ! ( 女性 ) 坊や !
( シズネ ) 間一髪 で し た ね 。
あぁ よかった 。
ありがとう ござい ます ! ありがとう !
( 男性 ) いえ 。
どうも ありがとう ござい まし た 。 ( 赤ちゃん ) あぁ … 。
記憶 喪失 の よそ者 ねぇ 。
やれやれ どう し た もの か 。
いい じゃ ねえ か よ !
あいつ 一 人 ぐらい 置 い て やって も 。
そう は いき ませ ん 里 の 安全 の ため に は
どんな ささい な こと でも 見逃す わけ に は いか ない ん です 。
でも さ あいつ が 悪い ヤツ じゃ ねえ って の は
今回 の こと で 分かった じゃ ねえ か 。
残念 だ けど 身元 の 分から ない 人間 を
里 に 置く こと は でき ない ん です 。
じゃあ あいつ が 何 か し たら
俺 が 責任 取って 何とか す っ から 。
サクラ あの 子 の 様子 は どう な ん だ ?
何 か 思い出し た の か ?
いえ まだ 何 も 。
そう か 。
頼む って ば よ ばあちゃん たち に も
幻 の メンマ を のせ た ラーメン 食わし て やっ から 。
幻 の … メンマ ?
おう よ ! 俺 って ば 任務 の 帰り に それ を 取り に 行って
そん で あいつ を 見つけ た ん だって ば よ !
あっ ! ( 綱 手 ) それ は 初耳 だ な 。
お前 任務 の 帰り に そんな 道草 し て た の か ?
痛い 痛い … 。
ナルト あの 坊主 の 面倒 を 見る と いう の は 本当 な ん だ な ?
ああ 本当 だって ば よ !
よし ! ならば あの 坊主 を 里 に 置 い て やろ う 。
綱 手 様 。
里 の 子ども を 救った 者 を 追い出す わけ に も いく まい 。
さ っす が ばあちゃん 話 が 分かる って ば よ !
俺 は うずまき ナルト よろしく な 。
あっ 僕 は … 。
あっ そ っ か お前 まだ 記憶 が 戻って ねえ ん だ もん な 。
なら う ~ ん と … 。
あっ 「 メンマ 」 ! メンマ に しろ よ 。
メンマ ? ああ それ を 取り に 行って
お前 を 見つけ た ん だ か ん な 。
メンマ … うん 分かった 。
僕 の 名前 は メンマ だ 。
決まり ! よろしく な メンマ 。
よろしく ね ナルト 君 。
( テウチ ) へい お 待ち !
( メンマ ) あぁ おいし そう 。
ここ の ラーメン は 世界 一 な ん だって ば よ !
( ナルト ・ メンマ ) いただき ます !
うめ ぇ ~ ! ( テウチ ) フッ フフ フフ … 。
だが こいつ は 完成 品 じゃ ねえ 。
何 か 足り ねえ ことに 気付か ねえ か ?
あっ ?
あっ ! そう いえ ば メンマ が のって ねえ って ば よ 。
おう よ ! 幻 の メンマ が 出来る まで
ナルト の ラーメン に メンマ は 封印 だ 。
って おっちゃん ちゃん と 出来る ん だ ろ う な ?
( テウチ ) おう もちろん よ !
ハハ ~ ! 待ち遠しい ぜ !
なぁ メンマ その とき は
絶対 俺 たち 2 人 で 食い に 来 よ う ぜ !
う … うん 。
さ ぁ 上がった 上がった ! ( メンマ ) お邪魔 し ます 。
きょう から ここ が お前 の うち だって ば よ 。
汚 ぇ とこ だ けど まっ ゆっくり し て くれよ 。
う わ ~ ! ホント に 汚い ね 。
そんな 細かい こと 気 に す ん なって 。
そ … そう だ ね 。
それ よ か さ さっさと 寝 て あし たっ から
お前 の 記憶 を 戻す 方法 を 考えよ う ぜ 。
うん 。
( いびき )
( 寝言 )
あ ~ よく 寝 た って ば よ !
( メンマ ) おはよう ナルト 君 。 あっ ?
メンマ ?
は ぁ ~。
きれい に 片づ い てる って ば よ 。
これ って お前 が やった の か ?
( メンマ ) うん 眠 れ なく て 暇 だった し ね 。
そりゃ あ 悪かった な 。
( あくび )
あっ メンマ ! 何 やって ん だ よ ! ? 何 って …
洗濯物 を 干し てる ん だ けど 。
あ ~ ! お前 って ば 人 の パンツ やめろ って !
そんな の 自分 で す っ から いい ん だ よ !
そう ?
さて と どう お前 の 記憶 を 戻 そ う かな ?
あっ そう だ !
来 いよ メンマ !
これ が 風 の 国 名物 砂 団子 。
きな 粉 を 砂 に 見立て て す ん げ ぇ うめ ぇ ん だ って !
へ ぇ ~。
んで こっち が 土 の 国 名物 岩 餅 。
パリ パリ し た 食 感 が たま ん ねえ ん だ !
( メンマ ) うん うん 。 で こっち が
水 の 国 名物 霧 蜜 豆 っと 。
どう だ ? 何 か 思い出し た か ?
( メンマ ) う うん 全然 。
何 だ ふるさと の 名物 が あれ ば
何 か 思い出す かも しん ねえ と 思った ん だ けど なぁ 。
( メンマ ) ごめん 。 あっ 謝る こと は ねえ って ば よ 。
ナルト 君 もう 僕 の 記憶 の こと は いい よ 。
えっ ?
( メンマ ) だって 僕 の 記憶 は
いつ どう やって 戻る か 分から ない もの 。
それ より ナルト 君 に は 自分 の 仕事 が ある ん だ ろ ?
ま ぁ そりゃ そう だ けど 。
顔 岩 の 掃除 を きょう 中 に やら なきゃ な ん ねえ し 。
だったら それ を やろ う よ ! ん ~。
あっ でも その 前 に ちょっと 待って 。
ん ? おい メンマ ?
お ばあさん 僕 が 家 まで 荷物 を 運び ます よ 。
( 女性 ) あら 悪い ねぇ 。
どう も ありがとう さん 。 ( メンマ ) いえ い い ん です 。
それにしても 庭 だいぶ 雑草 が 生え て ます ね 。
あぁ 最近 は 腰 が つらく て ね 。
草 も 伸び 放題 な ん だ よ 。
だったら 僕 が やり ます よ 。
ありゃ ま ぁ !
あっ お … 俺 も やる って ば よ !
悪い ねぇ 。
ハァ … やっと 終わった って ば よ 。
ナルト 君 。 何 だ ?
こっち も だって 。 えっ ?
この 辺 は みんな
お 年寄り ばっかり の 家 な ん だって さ 。
( 男性 1 ) すま ん のう !
( 男性 2 ) よろしく 頼み ます !
ぐ っ マジ ! ?
( 綱 手 ) 何 だ ? これ は 。
それ が ナルト 君 と あの 少年 に
里 の あちこち から お 礼 の 品 が 届 い て 。
何 を し てる ん だ ? あの 2 人 は 。
しっか し お 前 って ば 変わった ヤツ だ な 。
( メンマ ) そう かな ?
正義 感 が 強い って いう か 親切 の 塊 っ つう か 。
なかなか できる こと じゃ ねえ って ば よ 。
僕 は ただ 正しく 生き て いき たい ん だ 。
もう 後悔 なんか し たく ない 。
あっ メンマ お前 何 か 思い出し た の か ?
えっ いや 別に 。 あぁ そ っか 。
ダァ ~ ! 何 だ よ 鳥 の フン ?
えっ ?
血 だ !
あっ ! 手 を 貸せ メンマ !
うん !
どう し た ん だって ば よ ?
( 忍 ) 何者 か が … この 里 に 。
う っ !
逃げる ぞ !
メンマ この 人 を 頼む 。 分かった 。
♪ ~
あ ~ !
く っそ ~ !
この ~ ! 出 て き や がれ !
く そ ~ どこ に 隠れ て い や がん だ ?
ナルト 君 。
♪ ~
♪ ~ 笛 の 音 … メンマ か ?
ん … 何 だ ? これ 。
全身 に すげ ぇ 力 が 湧 い て くる って ば よ 。
よ ~ し ハッ !
す っげ ぇ ~ !
みなぎって くる って ば よ !
( 死 韻 ) ん ?
見つけ た !
く そ ~ 。
う っ !
やった !
ん ?
変わり 身 。
く っそ ~ 逃げ られ た か 。
大丈夫 ? ナルト 君 。
メンマ さっき の 笛 … 。
お前 一体 何者 だって ば よ ! ?
あっ 。
♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は
♪ いつも 近く で
♪ 笑って いる から
♪ ~
♪ 形 の 無い 喜び を 見つけ たい から
♪ かけぬけ て 行く 槍 の 雨 が 降って も
♪ 言葉 に なら ない この 大きな 夢 を
♪ 叶え て み せる 傷 が 深く なって も
♪ 信じ 続け て 今 の 僕等 は ある から
♪ 目 を そらさ ず 走り 続け て やる
♪ もしも 未来 に 光 が 無い と 言わ れ て も
♪ 変え て み せる 全て の 思い で
♪ 照らす よ 今 すぐ
♪ きっと 風 は
♪ 僕ら の 心 を 試し て いる ん だ ろ う
♪ そっと 心 の 中 で 手のひら を 握りしめ た
♪ きっと 君 は 涙 の 答え を
♪ 探し て いる ん だ ろ う
♪ ずっと 夢 は 近く で 答え を つか ん で 待って る
♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は
♪ いつも 近く で 笑って いる から
♪ ~
( ネジ ) 〈 やはり あいつ ただ 者 じゃ ない な 〉
( テンテン ) 〈 やり合う と なる と やっかい な 相手 ね 〉
〈 待て って ば よ さっき から メンマ を 敵 み たい に … 〉
( テンテン ) 〈 その 可能 性 だって ある でしょ ? 〉
( ネジ ) 〈 先日 の くせ者 の 仲間 かも しれ ない 〉
〈 何 言って ん だ ! お前 ら 一緒に
メンマ の 記憶 を 探し て くれる ん じゃ ねえ の か ! 〉
( ネジ ) 〈 俺 たち の 任務 は あいつ の 正体 を 探る こと と
侵入 者 を 捕らえる こと 〉 ( テンテン ) 〈 あんた と 違って
メンマ を 信じ てる わけ じゃ ない の よ 〉