Naruto Episode 219
♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ
♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ
♪ ~
♪ ずっと 側 に い た から
♪ 空 い た 隙間 大き すぎ て
♪ 生意気 な 君 の 素直 な 返事
♪ 「 また ね … 」 が 淋しい
♪ 見慣れ ない 街 で 泣 い てる なら
♪ 側 に い なく て も
♪ 笑顔 は 届け たい
♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ
♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ
♪ こんなに も 近く に 感じ てる
♪ ふた つ の 想い
( 我 愛 羅 ) ここ まで だ な マツリ を 返し て もら お う 。
( 宝 亀 ) これ で 追い込 ん だ つもり か ?
( 宝 亀 ) 勘違い する な よ 。
追い込ま れ た の は お前 の ほう だ 。 ( 我 愛 羅 ) 何 ?
( ヒナタ ) 白 眼 !
( ヒナタ ) 敵 の 最後 の 一 人 を 行き止まり の 谷 に 追い込 ん だ 。
( ネジ ) 谷 周辺 は 不気味 な ほど 静まり返って る 。
仲間 は 見当たら ない 。
( シノ ) シカマル の 詰め 将棋 も 終わり か 。
いや まだ ヤツ ら が 手詰まり に なった と は 言い切 れ ない 。
なぜ なら 今 まで の 戦い が
陽動 と いう こと も あり うる から だ 。
( サクラ ) もう 少し よ リー さん 。
あと 2 ~ 3 本 の 筋 を つなげ ば 終わる から 。
( いの ) 《 あぁ … サクラ の 医療 忍者 ぶり
すっかり 板 に つい てる 。
なのに 私 は … 》
ハァ … 一応 手当て は 済 ん だ わ 。
一体 どんな 戦い 方 を すれ ば こんなに なる ん だ か 。
( リー ) すみません 。
助かり まし た サクラ さん ありがとう ござい ます 。
どう いたし まして 。
( いの ) あっ ダメ よ まだ !
医療 班 と し て これ 以上
戦い に 参加 する こと は 禁止 し ます 。
( リー ) いえ 行か せ て ください 。
このまま 我 愛 羅 君 を 放っとく わけ に は いき ませ ん 。
僕 たち は 恩返し 部隊 な ん です から 。
♪ ~
我 愛 羅 いかに 最終 兵器 と いわ れ た お 前 でも
さっき の 戦い で 手持ち の 砂 を 使い切った の で は ない か ?
( 我 愛 羅 ) < これ が 俺 の 武器 だ >
( 我 愛 羅 ) 《 確か に チャクラ を 練り込 ん だ 砂 は
ほとんど 使い切った だ が … 》
( 我 愛 羅 ) お前 が どんな 術 を 使 お う と
1 対 1 の 戦い に おい て 負ける わけ に は いか ない 。
フッ 武器 を 持た ぬ 忍 など 怖く は ない !
( マツリ ) う っ !
来い むげん こうがい !
( 我 愛 羅 ) あっ 。
う わ ~ !
ガリアン 刀 飛翔 昇 剣 !
♪ ~
あっ 。
( 宝 亀 ) 思い知る が いい しょせん 忍者 など
われら 匠 の 作り し 忍 具 に は かなわ ぬ こと を !
ハッ !
♪ ~
ガリアン 刀 !
♪ ~
う っ !
う ~ 。
フフフ … 本体 の チャクラ は 切れ て き た よう だ な 。
お前 の 体 に は 化け物 が 宿って いる ん だ ろ う ?
う ~ 。
さ ぁ そろそろ 守 鶴 の 力 を 使ったら どう だ ?
( ナルト ) あっ !
う っ … フッ !
う っ !
大丈夫 か ? ( マツリ ) 我 愛 羅 先生 が !
ああ 分かって る って !
いい か ? お前 は ど っか 安全 な 場所 に 隠れ て ろ 。
( マツリ ) はい !
我 愛 羅 の ヤツ サクラ ちゃん の 治療 を
受け たっ つ っ て も まだ … 。
う っ … 。
う っ !
そこ まで だ な 砂 の 里 の 最終 兵器 。
く っそ ~ 。
さっさと 守 鶴 の 力 を 使え !
≪ こら ~ ! 待ち や がれ !
何 だ ? 貴 様 は 。
こっか ら 先 は 俺 様 が 相手 に なって やる って ば よ !
邪魔 だ ぞ 小僧 。
孔雀 旋風 !
だ … だ ぁ ~ !
く っそ ~ !
木 ノ 葉 の 忍 よ 見 て いる が いい 。
五 大国 に よる 支配 の 時代 は 終わる 。
いや それ だけ で は ない 。
わが 匠 の 里 が 作り出し た 究極 の 忍 具 が 完成 すれ ば
もはや 忍者 と いう 存在 すら 必要 で は なく なる の だ 。
お前 何 言って ん だって ば よ ! ?
われら は 長年 お前 ら 五 大国 に
優秀 な 忍 具 を 平等 に 分け 与え て き た
匠 の 里 の 者 だ 。
しかし 里 どうし の 関係 が 悪化 する たび に
互い の 里 に 忍 具 が 渡る こと を 恐れ
匠 の 里 は 襲わ れ た 。
お前 たち 五 大国 の 忍者 たち は
われら の 力 で 生かさ れ て いる こと も 忘れ
恩 を あだ で 返し 続け た 。
われら 匠 の 里 の 者 たち は
高度 な 技 を 持ち ながら も 五 大国 の 顔色 を うかがい
生き延び ね ば なら なかった の だ 。
だが そんな 時代 は もう 終わる 。
まず 木 ノ 葉 から しとめ て やる 。
ガリアン 刀 !
いつ まで 逃げ て い られる かな ?
あっ !
あ ~ !
モズ の はや に え と なる が いい !
何 ! ?
お … お っ !
う ~ 。
貴 様 ! ( マツリ ) 《 我 愛 羅 先生 。
我 愛 羅 先生 の 砂 が 木 ノ 葉 の 忍者 を 守った 》
ハァ … 。
( 我 愛 羅 ) 地中 の 硬い 鉱物 を 砂 と 混ぜ て 作った 。
その ドーム は そんな ガラクタ で は 壊 せ ない 。
守り抜 い て みせる 。
俺 の この 力 で !
我 愛 羅 先生 。
笑わ せる な !
砂 の 里 の 最高 傑作
恐るべき 兵器 と いわ れ た 貴 様 が 他人 を 守る だ と ! ?
しかも 残り 僅か な チャクラ を 使い 仲間 の ため に 。
だが な それ が お前 の 命取り だ !
( 我 愛 羅 ) う っ !
あっ !
我 愛 羅 先生 !
これ で すべて の 準備 は 整った 。
く そ ~ !
ペッ … !
ん ?
う ~ 。 我 愛 羅 !
( 綱 手 ) 匠 の 里 の 者 より 連絡 が 入った 。
かねて より 五 大国 に 反感 を 持って い た
四 天 象 人 と 名乗る 者 ども が
禁断 の 研究 を 完成 さ せ
里 に 伝わる 最終 兵器 を 復活 さ せよ う と し て いる らしい 。
匠 の 里 の ほか の 住人 は 危機 を 察し
別所 に 避難 し て いる と いう こと だ 。
( カカシ ) なるほど それ で 里 が も ぬけ の 殻 だった わけ です ね 。
で その 最終 兵器 と いう の は 何 です ?
匠 の 里 の 創始 者 セイ メイ の 復活 だ 。
( カカシ ) セイ メイ ! ?
死者 蘇生 を 行 お う と いう の です か ! ?
なるほど 霊 びょう が 暴か れ て い た の も 納得 でき ます 。
( 綱 手 ) われわれ と し て は 最終 兵器 の 復活 を
何と して も 防が なく て は なら ない 。
( カカシ ) 分かり まし た で は 。
あっ ちょっと 待て 。 ( カカシ ) あっ 。
( 綱 手 ) 今回 の 任務 お前 の ほか に もう 一 人 同行 さ せる 。
( カカシ ) えっ 誰 を です ?
お っ !
フフ フフ … 。
われら が 欲し た の は 守 鶴 の チャクラ 。
何 だ と ! ?
この 時 を どれほど 待った か 。
さ ぁ 我 愛 羅 さっさと 守 鶴 に なる の だ !
そして その 力 を 俺 に 注ぎ込め !
我 愛 羅 ! ( 宝 亀 ) ん ?
今 助ける ぞ ! ナルト !
( 我 愛 羅 ) 《 マツリ 受け取れ 》
私 の 縄 ひょう 。
( 我 愛 羅 ) 《 視 神経 は つながった 。
第 三 の 目 開眼 》
やい やい て め ぇ !
一体 何 を 始める つもり だ ! ?
見せ て やろ う 。
われら 匠 の 里 の 始祖 セイ メイ 様 が 作り上げ られ た
究極 の 忍 具 を 。
究極 の 忍 具 だ と ! ?
今 こそ 完成 の 時 だ 。
ハァ ~ !
( 我 愛 羅 ) う ~ ! が ぁ ~ !
う お ~ !
う ~ ! あ ~ !
う わ ~ ! 我 愛 羅 !
♪ ~
お ~ ! セイ メイ 様 !
私 め の 肉体 を より しろ と 成し
復活 を お 遂げ ください ませ !
お ~ !
♪ ~
う わ ~ !
う ~ ! う わ ~ !
何 だって ば よ ! ? ヤツ が 消え ち まった ぞ 。
♪ ~
死体 が 生き返った 。
わが 名 は セイ メイ 。
匠 の 里 の 始祖 。
今 100 年 の 時 を 経 て
匠 の 里 の 究極 忍 具 と し て 復活 せり !
う っ ! これ は 一体 何 が 起き てる ん だ ! ?
( セイメイ ) フッフ フフ … ハハハハ … !
ハハハハ … !
長年 の わ が 思い
ついに ここ に 結実 し た の だ 。
これ で わが 匠 の 里 が
忍 の 頂点 に 君臨 する 。
そう か 。
砂 の 里 の 化け物 を
わが 力 の 源 と 成し た の だ な 。
何 だ と !
宝 亀 は こう 申し て おる 。
「 砂 の 里 の 我 愛 羅 なる 者 の 肉体 に は 化け物 が 潜 ん で おり
その 者 おり の 中 で 程なく 完全 な 化け物
守 鶴 に なる 」 と な 。
われ は 無限 と も いう べき チャクラ を
守 鶴 から 奪い取る の だ !
そんな こと さ せ ねえ って ば よ !
ト ~ リャ ~ !
タァ ~ !
あっ ! う っ !
フッ 。
( 我 愛 羅 ) う ぅ … 。
う … う ~ !
く っそ ~ !
♪ ~
待って ろ よ 我 愛 羅 !
今 出し て やっ から な !
むだ な こと を 。
旋 猛 風 。
はっ !
う わ !
まだ だ !
愚か な 。
今 出し て やっ から な !
ハァ ハァ … く そ ~ 。
く そ ~ !
我 愛 羅 ! 俺 の 声 聞こえる か ?
返事 し て くれ って ば よ !
中 は どう なって ん だ ! ?
我 愛 羅 ! 我 愛 羅 !
う ぅ … 。
う ~ お ~ !
あぁ … う ~ 。
う ~ ナルト … 。
お ~ !
シカマル 君 ! ( シカマル ) 何 だ ?
我 愛 羅 君 と ナルト 君 は どこ に いる ん です ?
ネジ ヒナタ
今 の 状況 は ? 教え て くれ 。
この 先 の 岩 に 囲ま れ た 奥 に おり が 。
そこ から ものすごい 量 の チャクラ が 引き出さ れ て いる 。
恐らく 我 愛 羅 は その 中 だ 。
( テマリ ) おい シカマル 。
何 だ ?
お前 我 愛 羅 の 中 に 恐ろしい 力 が 眠って る の は 知って る な ?
ああ 大体 は な 。
もし 我 愛 羅 が このまま チャクラ を 引き出さ れ
自我 を なくす よう な こと に なれ ば
とんでもない こと に なる ぞ 。
抑え られ て い た 守 鶴 が 暴走 する 。
暴れ だ し たら 最後 我 愛 羅 を 止める すべ は ない 。
マジ か よ 。
( セイメイ ) これ 以上 時 を むだ に する わけ に は いか ない 。
余興 は これ まで だ 。
あ ~ ちち ちち … !
く そ ~ !
待って ろ よ 我 愛 羅 。
今 出し て やっ から な !
( セイメイ ) しつこい ヤツ だ 。
いいかげん 諦めよ 。
う っ … だ … だ ぁ ~ !
まだまだ 。
ん ! ?
豪 空 砲 !
う わ !
♪ ~
あっ ! あぁ … 。
( セイメイ ) ハッハハハ … ハハハハ … !
あぁ この 時 を どれほど 待ちわび た こと か 。
さ ぁ 守 鶴 よ われ に 力 を !
♪ ~
感じる ぞ すばらしい 力 だ 。
( 我 愛 羅 ) う ぅ … 。
う ~ 。
う ~ わ ~ !
♪ ~
ん ! ?
( セイメイ ) むだ な 抵抗 は よせ 。
守 鶴 の 力 は すでに われ の もの だ 。
五 大国 に 対する 宣戦 布告 だ 。
今 まで 匠 の 忍 たち を
ないがしろ に し て き た 五 大国 の 忍 は
われら 匠 忍者 100 年 の 怨念 を 思い知る こと に なる 。
わが いけにえ に なる こと は 必然 な の だ 。
ふざける な ! えっ ! ?
俺 たち の 力 は
て め ぇ み て ぇ な ヤツ に は 渡さ ねえ !
もう これ 以上 我 愛 羅 から
チャクラ は 奪わ せ ねえ ! 分かった か ! ?
何で あの 人 は
あんな に ボロボロ に なり ながら 戦 える ん だ ろ う ?
小僧 なぜ そこ まで やる ?
砂 の 里 の 化け物 は お前 に とって 何 だ と いう の だ ?
我 愛 羅 は … 。
我 愛 羅 は 俺 の
大切 な 仲間 だ ! はっ !
< あいつ は 大切 な 者 の ため に 戦う と 言った >
大切 な 者 の ため に … 戦う 。
よか ろ う で は 死ね !
う っ !
( 物音 )
( セイメイ ) 小 娘 何 を する ?
我 愛 羅 先生 が 教え て くれ た こと やっと 分かった 。
武器 は 父 様 と 母 様 の 命 を 奪った 。
でも 大切 な 人 を 守る こと も できる って !
愚か な 。
( マツリ ) あ ~ !
く っそ ~ !
≪ ( 我 愛 羅 ) う ~ ~ !
ついに 始まった か 。
( 我 愛 羅 ) う ~ あ ~ !
♪ ~
我 愛 羅 先生 … 。
( 我 愛 羅 ) う ~ 。
あっ 我 愛 羅 !
( 我 愛 羅 ) う ~ 。
う ~ 。
あ ~ !
あっ 。
我 愛 羅 … 。
♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は
♪ いつも 近く で
♪ 笑って いる から
♪ ~
♪ 形 の 無い 喜び を 見つけ たい から
♪ かけぬけ て 行く 槍 の 雨 が 降って も
♪ 言葉 に なら ない この 大きな 夢 を
♪ 叶え て み せる 傷 が 深く なって も
♪ 信じ 続け て 今 の 僕等 は ある から
♪ 目 を そらさ ず 走り 続け て やる
♪ もしも 未来 に 光 が 無い と 言わ れ て も
♪ 変え て み せる 全て の 思い で
♪ 照らす よ 今 すぐ
♪ きっと 風 は
♪ 僕ら の 心 を 試し て いる ん だ ろ う
♪ そっと 心 の 中 で 手のひら を 握りしめ た
♪ きっと 君 は 涙 の 答え を
♪ 探し て いる ん だ ろ う
♪ ずっと 夢 は 近く で 答え を つか ん で 待って る
♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は
♪ いつも 近く で 笑って いる から
♪ ~
( シカマル ) 〈 おい あれ って … 〉 ( テマリ ) 〈 チッ 遅かった か 〉
( シカマル ) 〈 それ じゃ まさか … 〉 ( テマリ ) 〈 ああ
守 鶴 化 が 始まって いる 〉 ( シカマル ) 〈 く っそ ~
どう すりゃ いい ! ? 〉 ( テマリ ) 〈 まずい ぞ あの 状態 で
我 愛 羅 が 意識 を 失え ば 完全 なる 守 鶴 が 出現 する 。
そう なれ ば もう 敵 も 味方 も ない
ただ の 破壊 衝動 の 塊 に なる 〉
( シカマル ) 〈 俺 たち は ただ 手 を こまね い て
見 てる っき ゃ ねえ の か よ ! ? 〉