Naruto Episode 44
♪ ( オ ー プニングテ ー マ )
♪ 踏み込む ぜ アクセル
♪ 駆け引き は 無い さ 、 そう だ よ
♪ 夜 を ぬける
♪ ねじ込む さ 最後 に
♪ 差し引き ゼロ さ 、 そう だ よ
♪ 日々 を 削る
♪ 心 を そっと
♪ 開 い て ギュ っと
♪ 引き寄せ たら
♪ ~
♪ 届く よ きっと
♪ 伝う よ もっと さあ
♪ ~
♪ 生き 急 い で
♪ 搾り 取って
♪ 縺 れる 足 だ けど 前 より
♪ ずっと そう 、 遠く へ
♪ 奪い取って
♪ 掴 ん だ って
♪ 君 じゃ ない なら 意味 は 無い の さ
♪ だ から 、 嗚呼 、
♪ 遥か 彼方
♪ ~
( ハヤテ ) で は 次 の 試合 です 。
( ネジ ) ことし の ルーキー と は やりがい あり そう だ が … 。
♪ ~
( ナルト ) 来 た ~ ! 来 た ~ 来 た ~ 来 た ~ !
お 待た せ し まし た ! やっと 俺 の 出番 だって ば よ !
( キバ ) う っ ひ ょ ~ ! ラッキー !
あいつ に なら 確実 に 勝 てる ぞ ! 赤 丸 。
( 赤 丸 の ほえ 声 )
( カカシ ) 《 見せ て もら お う か お前 の 成長 ぶり を 》
やる って ば よ !
( ハヤテ ) 第 7 回 戦
うずまき ナルト 対 犬塚 キバ 。
♪ ~
待ちくたびれ た ~ !
やっと 俺 様 の 大 活躍 する 番 が 来た って ば よ !
それ は こっち の セリフ だ !
お前 相手 じゃ 勝った も 同然 なぁ 赤 丸 。
( ほえ 声 )
の ぼせん じゃ ねえ って ば よ !
お前 じゃ 俺 に は 勝 て ねえ ん だって ば よ !
( キバ ) て め ぇ !
こら ! 大体 小 犬 なんか 連れ て くん な !
試合 の 邪魔 だって ば よ !
ばか 野郎 ! 赤 丸 も 一緒に や ん だ よ !
( ほえ 声 )
おいおい いい の か ? あれ 。
( ハヤテ ) はい 動物 や 虫 は 忍 具 と 同じ 扱い です 。
何 の 問題 も あり ませ ん 。
フン ! ま ぁ いい や ! ちょうど いい ハンディ だって ば よ 。
フン ! 強 がり や がって なら … 。
赤 丸 お前 は 手 出す な 俺 だけ で やる 。
( 赤 丸 の 鳴き声 )
( サクラ ) ナルト ん な ヤツ に 負け ん じゃ ない わ よ !
( カカシ ) 《 やっと 来 た な 》
( 紅 ) 《 ナルト か 悪い けど
彼 じゃ キバ に は 勝 て ない わ よ カカシ 》
( ヒナタ ) 《 ナルト 君 お … 応援 し たい けど
一応 私 キバ 君 と 同じ チーム だ し … 》
( ヒナタ ) 《 キバ 君 怒っちゃ う かも でも … 》
( リー ) 《 ナルト 君 … 》
( チョウジ ) キバ ラッキー だ な 。 ( シカマル ) ケッ 。
( キバ ) 《 フン こいつ が 下 忍 に なって から
どん だけ 強く なって る か は 知ら ねえ が … 》
( イルカ ) < きょう は 変化 の 術 の おさらい だ 。
火影 様 に 化け て もらう >
( キバ ) 《 元 が あれ だ から な 》
< 変化 ! >
( イルカ ) < か ぁ ~ >
( 生徒 たち ) < ハハハハ … ! >
( キバ ) < ん … うる せ ぇ な いい 気持ち で 寝 て た のに >
< アハ … アハ ハハ … 。
今 の は 冗談 わざと だって ば よ >
< いいかげん に しろ ナルト !
お前 は もう アカデミー 3 年 目 だ ぞ >
< った く 誰 だ ? あいつ は >
( 生徒 1 ) < ハハ … クラス 替え し た ばっ か な の に
おもし れ ぇ ヤツ が い ん な >
( 生徒 2 ) < あいつ つかみ は OK だ な >
< ケッ ウケ 狙い か >
< もう 一 度 だ ばか 者 ! >
< 変化 ! >
< う ~ … >
< お前 も しか して … >
< グッ … フフ フフ … >
( 生徒 たち ) < ハハハハ … ! >
( キバ ) < ハハハハ … ! おいおい マジ か よ 。
3 年 も い て 変化 の 術 も まとも に でき ねえ の か ? >
< お前 ら 今 に 見 て ろ 。
俺 は いつか 絶対 本当 の 本物 の
火影 に なって やる ん だ から な ! >
( 生徒 たち ) < ハハハハ … ! >
< だっせ ぇ ~ ! 何 が 火影 だ >
( 生徒 たち ) < ハハハハ … ! >
せめても の 情け だ きれい に 一 発 で の し て や ん よ 。
ふ ~ ん あっ そう でも お前 じゃ
俺 に は 勝 て ねえ って ば よ 。
だから 強 がん なって 言って ん だ ろ !
( ほえ 声 )
では 始め て ください 。
( キバ ) 《 擬 獣 忍法 四 脚 の 術 ! 》
行く ぜ !
う わ !
《 速 っ ! 》
♪ ~
もう 当分 目 を 開ける こと は ねえ ぜ 。
試験 官 さんよ 。
( シカマル ) や っぱ な 。 ( いの ) あの ナルト が
キバ に かなう わけない わ よ ね 。
( リー ) ナルト 君 カッコ悪 すぎ ます 。
( 紅 ) ほら ね 。
( カンクロウ ) 何 だ 弱 ぇ な あいつ 。
( ヒナタ ) 《 ナルト 君 ! 》
( カカシ ) ん ?
うん 。
うん 。
《 そう な の よ ね 》
♪ ~
< 火影 を 超す ! ん でも って 里 の ヤツ ら 全員 に
俺 の 存在 を 認め させ て やる ん だ >
《 あの ことば 私 だって ずっと ばか に し て た 》
ヘッ 。
《 これ が 上 忍 … 本当 の 忍者 。
逃げ なきゃ このまま じゃ マジ で …
マジ で 殺さ れる ! 》
( サスケ ) < ケガ は ねえ か よ ?
ビビリ 君 。
俺 より 強く なりゃ いい だ ろ う が >
♪ ~
< く っそ ~ ! >
< て め ぇ いきなり 何 し や がる ! ? >
< ハァ ハァ ハァ … 。
こんな … こんな ばか で 腰抜け 野郎 は
絶対 俺 の 知って る サスケ じゃ ねえ !
ふざけ ん な ! >
ん ? な … 何 ! ?
( い の ・ シカマル ) あっ 。
《 でも 違った 》
< ハァ ハァ ハァ … 。
よう … 。
ケガ は ねえ か よ ?
ビビリ 君 。
ハァ ~ ! >
♪ ~
< まっすぐ 自分 の こと ば は 曲げ ねえ 。
俺 の 忍 道 だ ! >
♪ ~
《 ナルト みんな に 言って や ん なさい 》
俺 を …
俺 を ナメ ん な よ !
お ~ !
( シカマル ) 《 ほう 言う よう に なった じゃ ねえ か 》
( ヒナタ ) 《 ナルト 君 ! 》 行け ~ ! ナルト !
( キバ ) 血 流し て 何 言って や がん だ ! ?
強 が ん の も 大概 に し や がれ !
ハッ 手 抜 い て やった ん だって ば よ 。
お前 の 力 を 見る のに な 。
お前 こそ 強 がって ねえ で 犬 でも 何でも 使い や がれ !
後悔 す ん な よ 。
行く ぜ 赤 丸 ! ( 赤 丸 の ほえ 声 )
煙 玉 ?
食らえ ! あっ う わ !
♪ ~
う っ !
♪ ~
う わ ! 《 見え ねえ や べ ぇ 。
煙 から 出 なきゃ やら れ ち まう って ば よ 》
( ほえ 声 ) あっ !
かかった ! う わ ~ !
あっ 。 ( ヒナタ ) あっ 。
何 ! ? ( シカマル ) く そ ~ 何 も 見え ねえ な 。
♪ ~
( ほえ 声 ) ( キバ ) う っ ひ ゃ ~ やった ぜ !
( ほえ 声 )
よく やった な 赤 … 。
( ほえ 声 )
あ … 赤 丸 ? なぜ だ ?
( うなり 声 )
なぜ だ ?
引っ掛かった な ハハ ~ ! ( キバ ) あっ 。
ヘッ ! て … て め ぇ 変化 の 術 で 。
痛 て くそ … 放せ !
て め ぇ 犬 臭 ぇ って ば よ !
あっ … 赤 丸 は どこ だ ?
こっち 。 ( 鳴き声 )
赤 丸 ! く っそ ~ !
うそ ! あれ が ナルト ?
対等 に キバ と やり合って る … いや それ 以上 じゃ ない ?
影 分身 に 変化 の 術 を 応用 する なんて 器用 な まね
あの ナルト に できる はず が … 。
( テマリ ) 術 を 使う タイミング が うまい わ ね 。
何 だ 思った より やる じゃ ん 。
( ネジ ) 《 しかし 自分 から か みつい て 逆 ギレ する と は
おもしろい ヤツ だ 》
ナルト 君 すごい ! すごい じゃ ない ナルト !
ヘッヘッ !
少し は 強く なった じゃ ねえ の 。
だが もう 終わり だ 次 は マジ で 行く !
ふ ~ ん あっ そう 。
でも お前 じゃ 俺 に は 絶対 勝 て ねえ ん だって ば よ !
( カカシ ) 《 この 試験 中 に また 成長 し や がった 》
( 猿 飛 ) ホホ ホホ こりゃ びっくり じゃ わ い 。
( 紅 ) 《 あれ が 万 年 ドベ だった ナルト ? 》
どうやら もう あの ナルト じゃ ねえ み て ぇ だ な 。
うん 。
( アスマ ) 《 カカシ の ヤツ どんな 手 使い や がった ん だ ? 》
( 紅 ) 《 けど … 》
( 深呼吸 する 音 )
ん ?
( 紅 ) 《 うち の キバ と 赤 丸 の 成長 は それ 以上 かも ね 》
ナルト 赤 丸 返し て もらう ぜ 。
( 赤 丸 の うなり 声 )
( 咆哮 ) あっ !
な … 何 だ ? 何 食わせ た ん だ よ ?
毛 の 色 が 赤く なった 。
だから 赤 丸 って いう ん だ よ 。
( カカシ ) 《 兵糧 丸 か ? 》
( 紅 ) 《 キバ の ヤツ これ で 終わら せる つもり だ な 》
行く ぜ 赤 丸 ! ( 赤 丸 の ほえ 声 )
擬 獣 忍法 ! ( 赤 丸 の ほえ 声 )
獣 人 分身 !
う ~ !
何 か 目 が や べ ぇ って ば よ 変 な 薬 使い や がって
これ って ば ドーピング じゃ ねえ の いい の か ? これ !
はい 兵糧 丸 は 忍 具 の 一 つ です から 。
( せきこみ ) あんた それ ばっ か !
何 だ ? あいつ 何 食った ん だ ?
兵糧 丸 だ よ 。 ( いの ) 兵糧 丸 ?
兵糧 丸 は 服用 し た 兵 が 三 日 三 晩 休む こと なく
戦 える と まで いわ れる 秘 薬 だ よ 。
高 たんぱく で 吸収 も よく て
ある 種 の 興奮 作用 鎮静 作用 の 成分 が 練り込ま れ て いる 。
( チョウジ ) たぶん 今 キバ と 赤 丸 の チャクラ は 一時的 に 倍増 し てる よ 。
これ で 終わり だ 行く ぜ !
四 脚 の 術 ~ !
♪ ~
う わ ~ !
♪ ~
ナルト !
( アスマ ) ナルト の ヤツ マズ い な 。 ( シカマル ) え ?
キバ は チャクラ を 体中 に 張り巡らし
獣 そっくり に 攻撃 する バリバリ の 戦闘 タイプ 。
チャクラ を 倍増 し て くれる 兵糧 丸 は まさに
キバ に は もってこい の 丸薬 だ から な 。
( ヒナタ ) 《 ナルト 君 … 》
ヤァ ~ !
《 や べ ぇ 反撃 どころ じゃ ねえ 。
体中 の チャクラ を 足 に 集め て も
逃げ ん の が 精いっぱい このまま じゃ … 》
う わ ~ !
隙 あり !
食らえ ! 獣 人 体 術 奥義 !
( キバ ) 牙 通 牙 !
あ ~ !
♪ ~
う っ !
この 辺 が 実力 の 差 って やつ だ 。
う っ … 俺 は … 。
火影 に … 。
こんな ところ で … 。
お前 が 火影 ?
この 俺 より 弱い のに か ? ハハハ … 。
火影 なら な この 俺 が なって やる よ !
ハハハハ … ! ハハハハ … !
( 生徒 たち ) < ハハハハ … ! ハハハハ … ! >
お前 本心 じゃ 火影 に な れる なんて 思って も ねえ くせ に
強 がって ん じゃ ねえ !
ハハハハ … ! ハハハハ … !
( ヒナタ ) 《 ち … 違う よ キバ 君 。
ナルト 君 は そんなに 弱く ない 》
< 俺 は 火影 の 名前 を もらう ん だって ば よ ! >
< お前 ら 今 に 見 て ろ ! >
( ヒナタ ) 《 ナルト 君 は 私 と 違って
ずっと 自分 の 価値 を 信じ て た 》
♪ ~
( ヒナタ ) 《 本当 に すごい なぁ と 思った の 。
それ が どんな に 大変 な こと か … 》
♪ ~
( ヒナタ ) 《 私 に は 分かる から 。
それなのに 昔 は ただ の 一 人 も … 》
( 生徒 たち ) < ハハハハ … ! ハハハハ … ! >
( ヒナタ ) 《 ナルト 君 を 見よ う と は し なかった 》
( 女性 1 ) < ねぇ あの 子 > ( 女性 2 ) < 例の 子 よ >
( 女性 1 ) < 1 人 だけ 落ち た らしい わ >
( 女性 2 ) < フン いい 気味 だ わ >
( 女性 1 ) < あんな の が 忍 に なったら 大変 よ 。
だって ホント は あの 子 … > ( 女性 2 ) < ちょっと !
それ より 先 は 禁句 よ >
( ヒナタ ) 《 本当 の ナルト 君 を 認めよ う と は し なかった 》
♪ ~
< 分身 の 術 ! >
< ハァ ~ ! オラ ラララ … !
う わ ! ぐ っ … >
( ヒナタ ) 《 でも 今 は … 》
( ヒナタ ) 《 みんな が 見 てる 》
立て ナルト !
( ヒナタ ) 《 みんな が 認め てる 》
♪ ~
俺 と 火影 の 名 を 取り 合ったら … 。
お前 負け 犬 に なん ぞ 。
♪ ねぇ 聞こえ ます か ?
♪ 空 は 果てしなく
♪ 青く 澄 ん で い て
♪ 海 は 限りなく
♪ 広大 で い て
♪ 君 は いつ まで も
♪ 笑顔 で い て
♪ じゃ ない と
♪ 泣 い ちゃ う から
♪ 周り を 見まわさ なく て も
♪ もう いい ん だ よ
♪ この 手 の 中 に は
♪ みんな が いる から
♪ 泣き たく なって
♪ 逃げ たく なって
♪ 幸せ を 忘れ て しまったら
♪ みな 歌え
♪ 光 が 生まれ
♪ 闇 が 生まれ た
♪ 二 つ は 一 つ
♪ ハルモニア 感じ て
♪ テレパシー
♪ ねぇ 聞こえ ます か ?
〈 キバ って ば 頭 悪 ぃ ~ ! 術 は よく 考え て 使え !
じゃ ねえ と 逆 に 利用 さ れ ん だ よ ば ~ か 。
まっ 俺 と お前 じゃ 初め から 結果 は 見え てる ん だ よ 。
今 まで さんざん やら れ た 分
次 で 一気に 返し て やる ぜ ! 〉
〈 こいつ が 俺 の 取って置き だって ば よ ! 〉
( ドリブル する 音 )
( 桃井 ) 本当 な ん だ って !
3 軍 の 体育 館 は 練習 の あと
人 が い ない のに ボール の 音 が 聞こえる って !