Naruto Episode 65
♪ そう さ 悲し み を やさし さ に
♪ 自分 らし さ を 力 に
♪ 迷い ながら で も いい
♪ 歩き 出し て
♪ もう 一 回
♪ ~
♪ 誰 か の 期待 に ずっと 応え
♪ 誉め られる の が 好き な の です か
♪ なり たい 自分 を 摺 り 替え て も
♪ 笑顔 は いつ でも 素敵 です か
♪ 始まり だけ
♪ 夢見 て 起きる
♪ その 先 なら
♪ いつか 自分 の 腕 で
♪ そう だ 大事 な 物 は いつも
♪ 形 の ない もの だけ
♪ 手 に 入れ て も なくし て も
♪ 気付か ぬ まま
♪ そう さ 悲し み を やさし さ に
♪ 自分 らし さ を 力 に
♪ 迷い ながら で も いい
♪ 歩き 出し て
♪ もう 一 回
( ゲンマ ) 勝者 テマリ 。
( シカマル ) あ ~ 疲れ た 。
( いの ) あ ~ ! もったい な っ !
何で ! ? 中 忍 に な れる チャンス だった のに ~ !
( チョウジ ) あいつ は あいつ だ よ 。
( 紅 ) 全く … やる 気 が ある の か ない の か 。
( アスマ ) 俺 も よく 分か ん ない ん だ よ なぁ 。
そこ ん とこ が 。
( 紅 ) 《 けど あの 子 の 知能 と 戦略 は もう 下 忍 レベル じゃ ない 》
( 紅 ) 《 もし 基本 小 隊 の チ ー ム で 動く 実際 の 任務 で あれ ば
テマリ を 捕獲 し た 時点 で この 勝利 は 確定 し た も 同然 。
まっ 勝負 に 勝って 試合 に 負け た って ところ ね 》
( アスマ ) 《 やる 気 が 見え ない の は 残念 だ が
その 分 戦闘 中 に 熱く なり 過ぎ た り
パニック に 陥る こと も ない 。
だからこそ 最悪 の 窮地 と 見 れ ば
冷静 に 引き返す こと も できる 。
それ は 冷静 な 判断 力 に よる もの と いえる 。
恐らく
中 忍 に 必要 と さ れる 心理 的 要素 で いえ ば
シカマル は 最も 大切 な
リーダー と し て の 資質 を 備え て いる 》
♪ ~
( イズモ ) 小 隊 の リーダー と し て 評価 する なら
任務 を 遂げる 以上 に 小 隊 を 危機 から 守り抜く ほう が
はるか に 大切 だ から ね 。
( コテツ ) ああ 任務 は こなし まし た が
全滅 し まし た じゃ 話 に なら ねえ 。
リスク と 任務 を てんびん に かけ
生き残る こと を 第 一 に 考え 動 け なきゃ
中 忍 に なる 資格 は ねえ よ 。
この 点 じゃ さっき の 日向 や ナルト は ダメ だ な 。
( イズモ ) 一 介 の 下 忍 と し て は あり だ けど 。
ま ぁ シカマル も 諦め が 早 すぎ た 気 も する けど な 。
どう 思う ?
どう 思う って … 。
ナルト より は 確率 あん だ ろ 。
( ナルト ) く ~ っ … 。
何で あいつ ギブアップ なんか する ん だって ば よ !
バッカ じゃ ねえ の !
何 か 腹 が 立つ !
俺 が ビシッと 説教 し て やる って ば よ !
フッ も しか して 中 忍 に なんの は … 。
この バカ !
( シカマル ) うる せ ぇ 超 バカ 。
お前 よ ~ 何で ギブアップ なんか し た ん だって ば よ !
( シカマル ) もう いい だ ろ そんな こと は よ 。
よ か ねえ よ ! もう 少し で 勝って い た 試合 じゃ ねえ か 。
それ より 次 の 試合 ゆっくり 観戦 し よ う ぜ 。
考え らん ねえ って ば … !
あ ? 次 って ?
サスケ !
( 観客 1 ) いよいよ 次 は うち は の 試合 だ な 。
( 観客 2 ) ああ だ けど 対戦 相手 の 我 愛 羅 って 何者 な ん だ ?
( 観客 1 ) さ ぁ でも うち は に 比べりゃ 大した こと ない って 。
( 観客 3 ) 知って る か ? うち は は この 試合 棄権 する らしい ぞ 。
( 観客 4 ) ホント か よ ? ( 観客 3 ) ああ 。
何でも 試合 前 の 修業 で 大 ケガ し た らしい 。
マジ か よ ! この 試合 が 見 たい が ため に
わざわざ 休み まで 取った って いう のに よ 。
頼む ぞ おい !
( 大名 1 ) やはり この 試合 は うち は で 決まり です な 。
( 大名 2 ) いやいや 私 は 砂 の 新人 に 期待 し ます よ 。
この 勝負 外し ませ ん よ 。
( 大名 1 ) ハハハハ … ! いやいや 勝負 の 世界 は
常に 何 が 起こる か 予測 不可能 と いう もの 。
( 観客 1 ) 早く しろ !
( 観客 2 ) おい 出 て こい ! ( 観客 3 ) どう なって ん だ !
( ざわめき )
( ライドウ ) 火影 様 うち は サスケ な ん です が
まだ 会場 に 到着 し て おり ませ ん 。
( 猿 飛 ) うむ … やむ を え ぬ か 。
これ 以上 客人 を 待た す わけ に も … 。
( 風 影 ) あと
( 風 影 ) あと
( ライドウ ) しかし … 。
( 風 影 ) 客人 たち は 何より 次 の 試合 を 楽しみ に し て いる 。
中止 する の は 酷 と いう もの 。
な ~ に ここ まで 来 たら あと
( ライドウ ) 火影 様 。 ( 猿 飛 ) うむ … 。
( 観客 1 ) うち は ! どう し た !
( 観客 2 ) まだ か よ ! 早く しろ !
風 影 殿 の 言う の も 一理 あり ます な 。
では これ より
よろしい です かな ?
では ゲンマ に この こと を 。
はっ 。
( ゲンマ ) 《 このまま 行く と うち は は 本当 に 棄権 だ な 》
( ゲンマ ) 《 なるほど 10 分間 延長 か 》
( サクラ ) 《 サスケ 君 … 》
( 門番 1 ) ん ? おい あれ って … 。 ( 門番 2 ) あ ?
( 足音 )
( 門番 2 ) あ … あなた 方 は … 。
ん ~ … 。
しっか し 何 やって ん だ あの バカ !
まだ 来 て ねえ の か よ ?
《 サスケ 君 … お 願い … 》
( 門番 1 ) お 2 人 と も よくぞ おいで に 。
さ ぁ 早く 会場 の ほう へ 。
( リー ) オッス !
( ガイ ) ん ! よし 行く ぞ リー ! ( リー ) オッス !
( 門番 2 ) 第 1 回 戦 は ほとんど 消化 し て い て
残る は うち は サスケ と 我 愛 羅 だけ です よ 。
あっ 。
ナルト 君 と ネジ の 戦い は ?
それ が おもしろい こと に … 。
あの 日向 が 負け た ん です よ 。
♪ ~
( リー ) 《 ネジ を ナルト 君 が … 》
♪ ~
( リー ) そう です か 。
( リー ) 《 やり まし た ね ナルト 君 ! 》
( ガイ ) 《 お前 って ヤツ は 全く … 》
( 騒ぎ 声 )
( 観客 ) うち は は まだ か !
うち は を 出せ ! うち は ! うち は !
( カンクロウ ) おい いよいよ じゃ ん 。
あいつ ホント に 来 ん の か よ ?
( 我 愛 羅 ) 来る 。 ( テマリ ・ カンクロウ ) あっ 。
( 我 愛 羅 ) 絶対 に な 。
( 騒ぎ 声 )
カァ ~ った く サスケ の ヤツ は
何 やって ん だって ば よ !
うち は と や ら は 一体 何 を やって おる の だ 。
( 大名 2 ) ホッ ホッ ホッ … どうやら 大 ケガ を し た と いう ウワサ は
本当 だった よう です な 。
不戦勝 と なれ ば この 試合 は 頂き です な 。
ホッ ホッ ホッ … 。
( ゲンマ ) 《 あと
♪ ~
《 サスケ 君 来 て … 》
サスケ ! 早く 来 いって ば よ !
このまま じゃ マズ い って ば よ !
( ゲンマ ) 《 制限 時間 いっぱい 。
これ まで か … 》
( ゲンマ ) え ~ 最終 戦 です が
制限 時間 いっぱい と なり まし た ので … 。
( 風 の 音 )
( 風 の 音 )
ほ ~ ら 来 た 。
( カカシ ) いや ~ 遅れ て すみません 。
《 あぁ サス … ! 》
( ゲンマ ) 名 は ?
うち は サスケ 。
うち は サスケ 。
サスケ 君 !
間に合った よう です ね 。
リー さん 。
( 歓声 )
( シカマル ) 《 った く さん ざん 人 に 迷惑 かけ と い て
偉 そう に … 》
ハッ ずいぶん 遅かった じゃ ねえ か よ 。
俺 と や ん の を ビビ って もう 来 ねえ と 思って た のに よ 。
( シカマル ) 《 絶対 来る っ つ っ て た の は どこ の ど いつ だ よ 》
1 回 戦 勝った の か ?
もちろん !
フッ あんまり はしゃぐ ん じゃ ねえ よ ウスラトンカチ 。
♪ ~
( カカシ ) ま ぁ 何 だ 。
こん だけ 派手 に 登場 し ちゃ って 何 だ けど
もし かして サスケ の ヤツ
失格 に なっちゃ っ た ?
あなた の 遅刻 癖 が うつった ん でしょ う った く 。
( カカシ ) で どう な の ?
大丈夫 です よ 。
サスケ の 試合 は 後回し に さ れ て まし た し
時間 ギリギリ の 到着 です が
失格 に は なって ませ ん 。
( カカシ ) アハ ハハ … そりゃ よかった よかった 。
あ … 。
♪ ~
あんな ヤツ に 負け ん じゃ ねえ ぞ 。
ああ 。
< 俺 は お前 と も 戦い たい >
サスケ !
俺 も … お前 と 戦い たい 。
ああ 。
キャ ~ ! サスケ く ~ ん !
( チョウジ ) 《 あん だけ 頑張った の に もう サスケ 。
シカマル かわい そう 》
( 歓声 )
( シカマル ) 《 俺 なんか 前座 扱い だ な 。
まっ しかたない か 。
俺 だって 楽しみ だ し な 》
( いの ) サクラ ん と この チーム って 何 か す っご い わ ね 。
何 が ? だって ナルト に し た って
あの 日向 ネジ を やっつけ ちゃ う し
サスケ 君 だって うち は の エリート
みんな サスケ 君 の 試合 見 たく って
ウズウズ し てる 人 たち ばっかり みたい だ し ね 。
( リー ) 《 サスケ 君 は
僕 が かなわなかった あの 砂 の 我 愛 羅 と 。
そして ナルト 君 は
僕 が 倒し たい と 願い 続け た あの ネジ を … 》
♪ ~
( リー ) 《 何で だ ? 》
♪ ~
( リー ) 《 何で こんなに … 》
♪ ~
( リー ) 《 悔しい ん だ … 》
( ガイ ) 《 リー … 》
( 風 影 ) 《 フフフ … いよいよ … 》
♪ ~
( 我 愛 羅 ) フッ フフ … 。
( ゲンマ ) 我 愛 羅 下り て こい 。
( シカマル ) ナルト 上 行 く ぜ 。
ああ 。
( シカマル ) 上がる とき ぐらい ゆっくり 階段 で 行く ぜ 。
何 だって ば よ 突き落とし た の まだ 根 に 持って ん の か ?
♪ ~
( テマリ ) 《 ヤバ い こんな 我 愛 羅 は 久々 に 見る 》
( カンクロウ ) お … おい 我 愛 羅 。
作戦 の こと を 分かって る … 。
♪ ~
( テマリ ) 今 我 愛 羅 に 話しかける な 。
( テマリ ) 殺さ れる ぞ 。
( 忍 ) はっ 。
おい 行く ぞ 。
おい 急げ って ば よ !
( シカマル ) 人生 慌て た って ろくな こと ねえ ぞ 。
ん ?
( シカマル ) どう し た ?
ん ?
♪ ~
( 忍 1 ) こう いう 中 忍 試験 み たい な レベル の 低い トーナメント は
賭け 試合 に は もってこい で な 。
何 人 か の 大名 は それ が 目的 で 来 て いる 。
( 忍 2 ) で だ この 試合 負け て くん ねえ か ?
♪ ~
( 忍 1 ) おいおい 返事 ぐらい し て くれよ 。
( 忍 2 ) ビビ って 声 も 出 ねえ か ?
フッ 。
( 忍 2 ・ 忍 1 ) おわ っ ! ( 忍 1 ) あっ !
う ~ ! う ぅ ~ !
( 忍 1 ) う わ っ ! う わ ~ !
あ ~ !
あっ … あ ~
あっ !
う わ ~ !
( シカマル ・ ナルト ) あっ !
た … 助け … 。
( 忍 2 ) やめろ … やめろ … 。
( 忍 2 ) う わ ~~
( 足音 )
( 足音 )
♪ ~
たぶん 前 の 2 人 が い なかったら
俺 たち が やら れ て た な 。
あんな ちゅうちょ なく 人 を 殺す ヤツ 初めて 見 た 。
サスケ でも ヤバ い ぞ こりゃ 。
《 サスケ … 》
♪ ~
さて いよいよ か 。
♪ 誰 だって 失敗 は する ん だ
♪ 恥ずかしい こと じゃ ない
♪ この 傷 を 無駄 に し ない で
♪ 笑って 歩 けれ ば いい
♪ ~
♪ そう 静か な 空気 吸い込み
♪ 広き 空 に 顔 上げ 飛び込み
♪ 時 に 雨 が 降ったら ひと休み
♪ じゃあ 行く先 は 風 吹く まま に
♪ たくさん の まとって る 後悔
♪ この 傷 を 無駄 に し ちゃ しょう ない
♪ 胸 に 勲章 刻み 行 こ う かい
♪ 生涯 そう こっか ら が Show Time
♪ 誰 だって 失敗 は する ん だ
♪ 恥ずかしい こと じゃ ない
♪ この 傷 を 無駄 に し ない で
♪ 笑って 歩 けれ ば いい
♪ 悲しみ も 風 に 変え て
♪ 強く 進んで 行け れ ば いい
♪ 強く 進んで 行け れ ば いい
♪ ~
〈 チクショ ~ 何て ヤツ だ 。
あの 砂 の 我 愛 羅 って ヤツ どう 考え て も 普通 じゃ ねえ 。
俺 ら に 全然 見向き も し ねえ で 。
今 の あいつ と やり合ったら … 。
クソ ! シカマル カカシ 先生 ん とこ 行く ぞ !
この 試合 何が何でも 止め ねえ と ! 〉
〈 このまま じゃ サスケ の ヤツ やら れ ち まう って ば よ ! 〉