Naruto Episode 76
♪ そう さ 悲し み を やさし さ に
♪ 自分 らし さ を 力 に
♪ 迷い ながら で も いい
♪ 歩き 出し て
♪ もう 一 回
♪ ~
♪ 誰 か の 期待 に ずっと 応え
♪ 誉め られる の が 好き な の です か
♪ なり たい 自分 を 摺 り 替え て も
♪ 笑顔 は いつ でも 素敵 です か
♪ 始まり だけ
♪ 夢見 て 起きる
♪ その 先 なら
♪ いつか 自分 の 腕 で
♪ そう だ 大事 な 物 は いつも
♪ 形 の ない もの だけ
♪ 手 に 入れ て も なくし て も
♪ 気付か ぬ まま
♪ そう さ 悲し み を やさし さ に
♪ 自分 らし さ を 力 に
♪ 迷い ながら で も いい
♪ 歩き 出し て
♪ もう 一 回
( 我 愛 羅 ) う ~ あ ~ !
♪ ~
( ナルト ) 《 こ … こいつ … 》
( 我 愛 羅 ) う ぅ … 。
( サクラ ) サスケ 君 ! ( サスケ ) う っ … !
( パックン ) 《 一足 遅かった か 》
( テマリ ) あいつ ら … 。
♪ ~
サ … サクラ ちゃん … 。
う っ … お前 ら … 。
《 あっ これ は … 。
きっと むちゃ な 戦い 方 を … 。
あの 時 み たい に … 》
う あ ~ ! あ ~ !
サスケ 君 ! 《 カカシ 先生
アザ の こと 心配 ない って 言って た のに 》
誰 だって ば よ ? サクラ ちゃん 。
サクラ ちゃん ! 何 よ もう !
こいつ 誰 だって ば よ ! ?
( パックン ) 姿 形 は 変わ っと る が
我 愛 羅 と か いう ヤツ じゃ 。
< 俺 は 母 と 呼ぶ べき 女 の 命 を 奪い 生まれ落ち た 。
最強 の 忍 と なる べく
父親 の 忍術 で 砂 の 化身 を
この 身 に 取りつか せ て な 。
俺 は 生まれ ながら の 化け物 だ >
《 こいつ が それ だって の か ? 》
《 あいつ が サスケ 君 を … 》
( パックン ) おい 小 娘 。
拙者 は 戦闘 タイプ じゃ ねえ から あし から ず 。
そんな の 見 たら 分かる わ よ !
う わ っ ! あぁ !
《 とにかく ここ から 逃げ て
サスケ 君 を 何とか カカシ 先生 の 所 へ 連れ て か なく ちゃ 》
( 我 愛 羅 ) ハァ … 。
お前 … 。
う ぅ ! サスケ 君 !
( カカシ ) < まっ お前 の 限界 は 2 発 。
こんな ところ だ 。
3 発 目 は 発動 し ない 。
よく 覚え とけ 。
無理 に 術 を 発動 しよ う と すれ ば
術 は うまく 発動 し ない うえ に チャクラ は ゼロ に なり
下手 し たら 死ぬ ぞ >
( カカシ ) < たとえ 生き残った と し て も
お前 に とって 決して ろくな こと に は なら ない よ 。
特に お前 は な >
< 呪 印 か ? >
( カカシ ) < 憎しみ に 任せ 呪 印 の 力 に 依存 すれ ば
お前 の 成長 は そこ で 止まる 。
それ じゃ お前 は イタチ に 勝 て ない よ >
う っ ! あぁ !
《 とにかく こいつ を 抑え 込ま ねえ と ! 》
が はっ ! サスケ 君 !
( 我 愛 羅 ) そう か お前 は
あの 時 殺し 損ね た … 。
( 我 愛 羅 ) < 自分 の ため だけ に 戦い 自分 だけ を 愛し て 生きる 。
殺す べき 他者 が 存在 し 続ける かぎり
俺 の 存在 は 消え ない >
に …
逃 げ っ ぞ ! みんな !
♪ ~
( 我 愛 羅 ) 死ね うち は サスケ ~ !
( 我 愛 羅 ) う っ !
サクラ ちゃん !
どけ !
う あっ !
う ぅ !
サクラ ちゃん !
あの 我 愛 羅 の 前 に 立ちはだかる なんて 。
くそ ! くそ !
どう すりゃ い い ん だって ば よ 一体 。
う ぅ … 。
《 こいつ と だけ は … 》
( 我 愛 羅 ) < さ ぁ 感じ させ て くれ >
う ぅ ! う ぅ … 。
う っ ! なぜ … 。
♪ ~
( 夜叉 丸 ) < 我 愛 羅 様 落ち着 い て ください ! >
( 我 愛 羅 ) う っ う ぅ !
< やっぱり ダメ だ 。
砂 が 邪魔 する >
( 夜叉 丸 ) < 我 愛 羅 様 >
( 我 愛 羅 ) < 夜叉 丸 >
< こう 見え て も 医療 班 と し て あなた の 体調 を 管理 し
常に お守り する よう 風 影 様 から 仰せつかって いる 身 です 。
私 の 前 で そんな まね は やめ て ください >
< と は いって も 砂 が 守って くれ ます か >
< 夜叉 丸 ごめん >
< え ? あぁ これ 。
ただ の かすり傷 です >
< 傷 って 痛い ? >
< ま ぁ 少し は でも すぐ 治り ます よ >
( 我 愛 羅 ) < ねぇ 夜叉 丸 > ( 夜叉 丸 ) < 何 です ? >
( 我 愛 羅 ) < 痛い って 何 な の ? >
< 僕 一 度 も 傷 出来 た こと ない から
どんな 感じ か なぁ って >
< う ~ ん … 。
どう 言ったら いい の か な ?
苦しい って いう か つらい って いう か 。
つまり 打た れ たり 切ら れ たり
我慢 でき ない 状態 で
普通 に い られ ない 感覚 って 言ったら いい の か な ?
アハ … うまく 言 え ない です が
あまり よい 状態 で は ない と いう こと です か ね >
♪ ~
< 夜叉 丸 > ( 夜叉 丸 ) < はい >
< じゃあ 夜叉 丸 は 僕 の こと
嫌い ? >
♪ ~
( 夜叉 丸 ) < 人 は 傷つけ た り 傷つけ られ たり し て
生き て いく もの です でも 人 は そう 簡単 に は
嫌い に なれ ない もの です よ >
< ありがとう 夜叉 丸 。
痛い って いう の が 何となく 分かった 気 が する >
( 夜叉 丸 ) < そう です か ん ? >
( 我 愛 羅 ) < じゃあ 僕 も ケガ し てる の か な ?
みんな と 同じ で 。
いつも 痛い ん だ 。
血 は 出 て ない けど
ここ ん とこ が すごく 痛い ん だ >
< あっ ! >
< 体 の 傷 は 確か に 血 が 流れ て 痛 そう に 見える かも しれ ませ ん 。
でも 時 が たて ば 自然 と 痛み は 消え
薬 を 使え ば さらに 治り は 早い 。
しかし やっかい な の は 心 の 傷 です 。
治り にくい こと この うえ ない >
< 心 の 傷 ? >
( 夜叉 丸 ) < 体 の 傷 と 心 の 傷 は 少し 違い ます 。
体 の 傷 と 違って 塗り 薬 も なけ れ ば
一生 治ら ない こと だって あり ます >
♪ ~
( 夜叉 丸 ) < でも ただ 一 つ だけ
心 の 傷 を 癒 や せる もの が あり ます 。
ただ これ は やっかい な 薬 で
他人 から しか もらう こと は でき ませ ん >
< 何 ? どう すれ ば 僕 は … >
< 心 の 傷 を 癒 や せる もの
それ は … >
< 愛情 です > ( 我 愛 羅 ) < 愛情 ? >
< はい >
< ど … どう し たら もら える の ?
僕 は 何 を すれ ば この 痛 み を … >
< 我 愛 羅 様 は もう すでに もらって い ます よ >
( 我 愛 羅 ) < え ? >
( 夜叉 丸 ) < 愛情 は 自分 の 身近 に いる
大切 な 人 に 尽くし て あげ たい と
慈しみ 見守る 心 。
姉さん の よう に ね 。
姉さん は 我 愛 羅 様 を ずっと 愛し て い た の だ と 思い ます 。
砂 の 守 鶴 は 本来 攻撃 の ため の 生き 霊 です 。
砂 が 自動 的 に 我 愛 羅 様 を 守 ろ う と する の は
母親 と し て の 愛情 。
あの 砂 の 中 に は
母親 の 意志 が 込め られ て いる ん だ と 思い ます 。
姉さん 死 ん で も なお
我 愛 羅 様 を 守り たかった ん だ ろ う な >
< 夜叉 丸 > ( 夜叉 丸 ) < 何 です ? >
< さっき は ありがとう 。
僕 を 止め て くれ て >
< どう いたし まして 。
我 愛 羅 様 は
私 の 身近 に いる 大切 な 人 です から ね >
( 夜叉 丸 ) < 分かり ます か ?
私 の 痛み が … >
( 我 愛 羅 ) < 鉄 の 味 が する >
う ぅ ~ !
ハァ ハァ … 。
ぐ っ … !
( 我 愛 羅 ) ぐ っ ! あぁ !
う ぅ ! う ~ !
う ~ ! あぁ … 。
♪ ~
( 猿 飛 ) お っ … 。
( 大 蛇 丸 ) う ぅ … う っ … 。
( 大 蛇 丸 ) う っ ! う … う ぅ !
う あ ~ … 。
あ ~
♪ ~
( ガイ ) ハハハ … 。
( ガイ ) 20 !
♪ ~
( ガイ ) 21 !
♪ ~
( 忍 1 ) あっ ! ( 殴る 音 )
( カカシ ) ん ?
( ガイ ) 木 ノ 葉 旋風 !
トリャ ~ ! ( 忍 2 ・ 忍 3 ) う わ っ !
( ガイ ) カカシ 何 人 倒し た ?
( カカシ ) 22 。 ( ガイ ) フッ 。
やはり また 俺 の 勝利 の よう だ な 。
俺 は 今 の で
( カカシ ) は いはい そう ね 。
ク ~ ! この スカ しか げん が ナウ い じゃ ない か !
それ で こそ わが ライバル だ !
( カカシ ) 行く ぞ 。 ( ガイ ) おう よ !
( 我 愛 羅 ) う ぅ … !
ハァ ハァ … 。
ぐ っ ! う ぅ … !
( 我 愛 羅 ) < ねぇ 夜叉 丸 お 願い が ある ん だ >
( 夜叉 丸 ) < 何 です ? >
( 我 愛 羅 ) < 傷 薬 が 欲しい ん だ >
さっき は ごめん 痛かった でしょ ?
これ 傷 薬 よかったら … 。
( 男の子 ) 帰れ よ 化け物 !
( 男性 1 ) フ ~ あっ … おっと … 。
オラ ~ 気 付けろ この ガキ …
お … お前 は … 。
( 我 愛 羅 ) 《 また … 》 ( 男の子 ) < 帰れ よ 化け物 ! >
( 我 愛 羅 ) 《 この 目 … 》 ( 男性 1 ) < お … お前 は … >
( 我 愛 羅 ) 《 何で … 何で ! 》
お … おい ひ ぃ ~ !
ギャ ~ !
( 男性 2 ) 何 だ ? 何事 だ ? ( 男性 3 ) ガ … 我 愛 羅 だ 。
( 男性 4 ) おい こいつ 死 ん でる ぞ 。
( 我 愛 羅 ) 《 父 様 … 》
♪ ~
( 我 愛 羅 ) 《 やっぱり うまく 行か ない や 》
( 我 愛 羅 ) 《 何で 僕 だけ こんな 化け物 な ん だ … 。
僕 は 何 な ん だ ! ? 》
< 心 の 傷 を 癒 や せる もの
それ は 愛情 です >
( 我 愛 羅 ) 夜叉 丸 … 。
( 泣き声 )
はっ !
( 我 愛 羅 ) 《 何 ? 》
( 我 愛 羅 ) 《 な … 何で …
何で 僕 が … 僕 ばっかり ! 》
う あ ~ !
( 倒れる 音 )
誰 ?
何で ?
あっ 。
( 唾 を 飲み込む 音 )
( 足音 )
あっ !
あ … あぁ … 。
あぁ … あぁ … 。
さすが です ね … 我 愛 羅 様 … 。
( 我 愛 羅 ) う っ !
う ぅ … あぁ …
あ … 夜叉 丸 … 。
あ ~ ~~
( 我 愛 羅 ) う ぅ … !
《 あの 目 だ ! 》
( 我 愛 羅 ) どう し た ? 逃げる ん じゃ なかった の か ?
サスケ 君 … 。
ナルト … 。
こいつ ら は
お前 に とって 何 だ ?
こ … こいつ ら は
俺 の 仲間 だって ば よ !
これ 以上 ち っと でも 傷つけ て み や がれ 。
て め ぇ ぶ っ 飛ばす ぞ !
う ぅ ! あ ~ !
あっ 。 あっ 。
( 我 愛 羅 ) さ ぁ どう し た ?
ぶ っ 飛ばす ん じゃ ない の か ?
早く 来い !
く っそ ~ !
♪ 誰 だって 失敗 は する ん だ
♪ 恥ずかしい こと じゃ ない
♪ この 傷 を 無駄 に し ない で
♪ 笑って 歩 けれ ば いい
♪ ~
♪ そう 静か な 空気 吸い込み
♪ 広き 空 に 顔 上げ 飛び込み
♪ 時 に 雨 が 降ったら ひと休み
♪ じゃあ 行く先 は 風 吹く まま に
♪ たくさん の まとって る 後悔
♪ この 傷 を 無駄 に し ちゃ しょう ない
♪ 胸 に 勲章 刻み 行 こ う かい
♪ 生涯 そう こっか ら が Show Time
♪ 誰 だって 失敗 は する ん だ
♪ 恥ずかしい こと じゃ ない
♪ この 傷 を 無駄 に し ない で
♪ 笑って 歩 けれ ば いい
♪ 悲しみ も 風 に 変え て
♪ 強く 進んで 行け れ ば いい
♪ 強く 進んで 行け れ ば いい
♪ ~
〈 俺 に は こいつ の 強 さ が 分かる 。
こいつ に とって 俺 なんて
緊張 感 の ない 弱虫 みたい な もん かも しれ ねえ 。
でも 何 な ん だ ? 何 な ん だって ば よ ?
この 込み上げ て くる 感じ は 。
分か ん ねえ … 分か ん ねえ けど 何で だ か 俺
こいつ に だけ は 死 ん で も 負け たく ねえ ! 〉
♪ ( オ ー プニングテ ー マ )
♪ ~
♪ 弱い 自分 なんて とっくに 自覚 し てん だ よ