Boku dake ga Inai Machi (ERASED ) Episode 7 boku|||inai|machi|erased|episode Boku dake ga Inai Machi (ERASED) Episode 7

藤沼 悟 ふじぬま|さとし

殺人 及び 放火 殺人 未遂 の 容疑 で 逮捕 する さつじん|および|ほうか|さつじん|みすい||ようぎ||たいほ|

あいつ だ

終わ れ ない しまわ||

俺 に は まだ … おれ|||

やら なきゃ なら ない こと が ある

おい

戻れ もどれ

戻れ よ もどれ|

もう 一 度 だけ |ひと|たび|

頼む たのむ

頼む たのむ

戻れ ー もどれ|-

勇気 出し て 来 て よかった ゆうき|だし||らい||

本当 に … よかった ほんとう||

バカ な の ばか||

悟 雛 月 さとし|ひな|つき お っす

用事 早く 済 ん だ から 来 た よ ようじ|はやく|す||||らい||

遅く なって ごめん ね おそく|||

邪魔 だった かな じゃま||

そんな こと ない よ

な っ 雛 月 ||ひな|つき

成し遂げる ん だ なしとげる||

悟 紳士 的 さとし|しんし|てき

今度 こそ 今回 こそ こんど||こんかい|

独りぼっち でも 無 様 でも 悔い の ない よう に ひとりぼっち||む|さま||くい||||

失敗 すれ ば 次 の チャンス は ない しっぱい|||つぎ||ちゃんす||

これ が 最後 の 「 リバイバル 」 だ ||さいご||りばいばる|

冰 蝶 こおり|ちょう

台本 だいほん

君 を 待った 僕 は 待った きみ||まった|ぼく||まった

乙 一 おつ|ひと

阿 里 斯 おもね|さと|し

途切れ ない 明日 も 過ぎ て いって とぎれ||あした||すぎ||

VCB - Studio vcb|studio

宋 宋 そう|そう

和 路 雪 わ|じ|ゆき

立ち止まって 振り返って たちどまって|ふりかえって

とめど ない 今日 を 嘆き あった ||きょう||なげき|

記憶 だって 永遠 に なんて きおく||えいえん||

殘 ら ない もん と 思い知って ざん|||||おもいしって

僕 は ずっと 掻きむしって ぼく|||かきむしって

心 の 隅 っこ で 泣 い た こころ||すみ|||なき||

そして どう か なく さ ない で よ って

高架 下 過ぎる 日々 を こうか|した|すぎる|ひび|

後悔 し て ん だ よって そう 言い 逃し た あの 日 こうかい|||||||いい|のがし|||ひ

君 を 待った 僕 は 待った きみ||まった|ぼく||まった

途切れ ない 明日 も 過ぎ て いって とぎれ||あした||すぎ||

僕 は 今日 も 掻きむしって ぼく||きょう||かきむしって

忘れ ない 傷 を つけ てる ん だ よ わすれ||きず||||||

字幕 じまく

なま ら 腹 減った わ ||はら|へった|

何 か 食べる ？ なん||たべる

お 金 ない べ さ |きむ|||

俺 小遣い もらって き た ん だ おれ|こづかい|||||

みんな で お好み焼き 食べ ない ？ ||おこのみやき|たべ|

お ー っ |-|

ナイス 悟 |さとし

やった

そう いや 悟 ||さとし

先々 週 ぐらい に 貸し た 本 読 ん だ ？ さきざき|しゅう|||かし||ほん|よ||

ポー の 『 入れ替わった 男 』 って やつ ||いれかわった|おとこ||

ごめん まだ 読 ん で ない ||よ|||

覚え て ない 18 年 前 に 借り た 本 の こと なんて おぼえ|||とし|ぜん||かり||ほん|||

面白い から さ おもしろい||

帰ったら 読 ん で み て よ かえったら|よ|||||

ただいま

お かえり 悟 ||さとし

もう すぐ ご飯 できる から ちょっと 待って て ね ||ごはん||||まって||

なし た ？ 悟 ||さとし

突っ立って ない で … つったって||

加代 ちゃん と ケンカ でも し た かい かよ|||けんか||||

いや 大丈夫 |だいじょうぶ

そ っか

じゃあ 食べる べ |たべる|

お 母さん ごめん |かあさん|

覚え て おい て おぼえ|||

ホント は さ 上野 に は 電車 一 本 で 行ける ん だ ほんと|||うえの|||でんしゃ|ひと|ほん||いける||

何 じゃ そりゃ なん||

昭和 63 年 2 月 29 日 しょうわ|とし|つき|ひ

雛 月 加代 が 連続 誘拐 殺人 事件 の 最初 の 被害 者 と なる 前日 ひな|つき|かよ||れんぞく|ゆうかい|さつじん|じけん||さいしょ||ひがい|もの|||ぜんじつ

この 日 を 迎える の は 三 度 目 だ |ひ||むかえる|||みっ|たび|め|

わ ぁ 悟 君 大胆 ||さとし|きみ|だいたん

一 日 早く 前回 と 同じ セリフ 言って ら ぁ ひと|ひ|はやく|ぜんかい||おなじ|せりふ|いって||

今回 は 形振り 構わ ない こんかい||なりふり|かまわ|

ケンヤ

あの ごめん

借り た 本 なく し ちゃ った みたい な ん だ かり||ほん||||||||

悟 ちょっと 教室 出 て 話さ ない ？ さとし||きょうしつ|だ||はなさ|

本 の こと なら 気 に し なく て いい よ ほん||||き||||||

そんな 本 は ない ん だ |ほん||||

悟 先 に 言 っと く さとし|さき||げん||

ここ ん とこ 何て いう か 本気 の お前 が 見え て さ |||なんて|||ほんき||おまえ||みえ||

俺 うれしい と 思って る おれ|||おもって|

以前 の 悟 は 他人 に まったく 関心 ない くせ に いぜん||さとし||たにん|||かんしん|||

ある フリ し て た ろ

それ は それ で 一生懸命 だった と 思う けど ||||いっしょうけんめい|||おもう|

俺 は さ 今 の 悟 が 好き だ おれ|||いま||さとし||すき|

でも 俺 は 自分 の 中 に 湧 い た 疑問 の 答え が 欲しい |おれ||じぶん||なか||わ|||ぎもん||こたえ||ほしい

悟 … さとし

お前 は 誰 おまえ||だれ

俺 に は さ 悟 が 別人 に なった … おれ||||さとし||べつじん||

いや 別 の 人格 が 加わった みたい に 見え た ん だ |べつ||じんかく||くわわった|||みえ|||

俺 が 悟 の 変化 に 気付 い た の は 悟 が 雛 月 の こと を 見 て た 日 だ おれ||さとし||へんか||きづ|||||さとし||ひな|つき||||み|||ひ|

雛 月 の 傷 に 俺 は ずっと 前 から 気付 い て た ひな|つき||きず||おれ|||ぜん||きづ|||

だけど 何も でき なかった |なにも||

俺 は いつも こうして 人 の こと 引 い て 見 てる おれ||||じん|||ひ|||み|

なのに その 俺 の 目の前 で お前 は 踏み込 ん で いった ||おれ||めのまえ||おまえ||ふみこ|||

俺 に は まるで こう やる ん だって いう 意思 が 悟 に 入り込 ん で おれ|||||||||いし||さとし||はいりこ||

俺 を 叱った よう に 思え た ん だ おれ||しかった|||おもえ|||

悟 お前 は 何者 な ん だ さとし|おまえ||なにもの|||

俺 は … おれ|

俺 は … おれ|

俺 は … おれ|

正義 の 味方 せいぎ||みかた

… に なり たい 人 |||じん

や っぱ お前 … 悟 だ ||おまえ|さとし|

ケンヤ 雛 月 は 殺さ れる |ひな|つき||ころさ|

虐待 の 現場 を 見 た ん だ ぎゃくたい||げんば||み|||

次 は … 絶対 に 止め て やる つぎ||ぜったい||とどめ||

悟 正義 の 味方 って さ さとし|せいぎ||みかた|| 結果 が 出 た から なれる って もん じゃ ない よ けっか||だ||||||||

お前 は もう なって る おまえ||||

協力 さ せ て よ きょうりょく||||

俺 も なり たい から さ おれ|||||

正義 の 味方 せいぎ||みかた

悟 は 雛 月 の こと 嫌い な ん だ と 思って た よ さとし||ひな|つき|||きらい|||||おもって||

同族 嫌悪 って いう か さ どうぞく|けんお||||

うん 嫌い だった よ |きらい||

でも 逆 に 引か れる とこ も あった |ぎゃく||ひか||||

ああ

何となく 分かる よ なんとなく|わかる|

悟 ケンヤ さとし|

バケツ 持って 廊下 ばけつ|もって|ろうか

正義 の 味方 って 貧乏 くじ 引く ん だ な せいぎ||みかた||びんぼう||ひく|||

知って た しって|

ちょっと 寄る 所 ある ん だ |よる|しょ|||

ヒロミ ケンヤ 雛 月 と 児童 館 で 待って て くれる ？ ひろみ||ひな|つき||じどう|かん||まって||

オッケー

明日 3 月 1 日 は あした|つき|ひ|

雛 月 を 公園 で 一 人 に さ せ なけ れ ば 大丈夫 ひな|つき||こうえん||ひと|じん|||||||だいじょうぶ

問題 は 3 月 2 日 バースデー パーティー の 日 だ もんだい||つき|ひ|ばーすでー|ぱーてぃー||ひ|

ユウキ さん に アリバイ が 欲しい |||ありばい||ほしい

ねえ ユウキ さん の お 父さん の 部屋 って 1 階 ？ |||||とうさん||へや||かい

う … うん 大通り の 方 の 角 ||おおどおり||かた||かど

何で なんで

いや 夜 うるさく ない の か な と か 思って |よ||||||||おもって

そ … そう で も ない けど

よし あと もう 一 つ |||ひと|

ユウキ さん 雛 月 加代 と 会って る ？ ||ひな|つき|かよ||あって|

な … 何で |なんで

最近 僕ら の グループ と 一緒 に 遊 ん でる から さいきん|ぼくら||ぐるーぷ||いっしょ||あそ|||

そ … そう だった の か

道理で ここ 何 日 か 見 ない わけ だ どうりで||なん|ひ||み|||

やった ー 加代 ちゃん |-|かよ|

それ って 最高 の 結果 っ しょ ||さいこう||けっか||

ユウキ さん の 口 から 俺 の 前 で 初めて 方言 が 出 た |||くち||おれ||ぜん||はじめて|ほうげん||だ|

し … し た っけ 悟 君 ||||さとし|きみ

し た っけ

あの 様子 だ と 偶々 雛 月 と いる 所 を 見 た 真 犯人 に 利用 さ れ た ん だ ろ |ようす|||たまたま|ひな|つき|||しょ||み||まこと|はんにん||りよう||||||

ユウキ さん

待って て まって|

俺 が 事件 を 止める から おれ||じけん||とどめる|

雛 月 ケンヤ ひな|つき|

ヒロミ ？ ひろみ

こっち こっち

ごめん 悟 |さとし

みんな で こっち 来 て た |||らい||

おう 悟 早く 入れ や |さとし|はやく|いれ|

そりゃ 3 人 で オセロ は ない か |じん|||||

気 を 付け ない と き||つけ||

まずは 3 月 2 日 まで こういう 急激 な 変化 は 避け ない と |つき|ひ|||きゅうげき||へんか||さけ||

予想 が 立た なく なる ぞ よそう||たた|||

ただいま

せ ー の |-|

悟 雛 月 ( さん ) 誕生日 おめでとう さとし|ひな|つき||たんじょうび|

3 月 1 日 を 前回 同様 に やり過ごし て の X デー つき|ひ||ぜんかい|どうよう||やりすごし|||x|でー

今日 から の 行動 で 未来 を 変える きょう|||こうどう||みらい||かえる

ちょっと 俺 学校 に 忘れ物 |おれ|がっこう||わすれもの

今 行く の すぐ いる もの ？ いま|いく||||

いって ら っ し ゃ ー い |||||-|

不自然 だ ろ う が 気 に し てる 場合 じゃ ない ふしぜん|||||き||||ばあい||

トドメ だ

な … 何 だ |なん|

おい 誰 だ |だれ|

これ で 今晩 一晩 は 警察 が アリバイ を 証明 し て くれる ||こんばん|ひとばん||けいさつ||ありばい||しょうめい|||

誰 が いる か だれ|||

おい 出 て こい |だ||

排除 して やる はいじょ||

あいつ を 雛 月 の 前 から 排除 すれ ば … ||ひな|つき||ぜん||はいじょ||

お前 さえ … おまえ|

い なく なれ ば ！

冷静 に なれ よ 悟 れいせい||||さとし

死 ん じゃ ったら まずい だ ろ し||||||

もっと まずい の は お前 が 裁か れ て い なく なる こと じゃ ない か ||||おまえ||さばか|||||||||

悟 俺 この 2 日 くらい お前 を つけ て た ん だ さとし|おれ||ひ||おまえ|||||| お前 は 雛 月 を 助ける こと に 必死 だった おまえ||ひな|つき||たすける|||ひっし|

だから 危ない って 思った ん だ |あぶない||おもった||

ありがとう ケンヤ

ただ どうして も 今日 |||きょう

雛 月 が 危ない って 思う ん だ ひな|つき||あぶない||おもう||

悟 ここ に 来る 前 も 何 か 物騒 な こと し て た ろ さとし|||くる|ぜん||なん||ぶっそう||||||

あれ は 何 ||なん

あ … あれ は また 別 で ||||べつ|

あの 家 に 警察 を 呼び たかった |いえ||けいさつ||よび|

決め た きめ|

ケンヤ 協力 し て ほしい |きょうりょく|||

あの 母親 の 虐待 を 止める ため に 警察 を 動 かそ う |ははおや||ぎゃくたい||とどめる|||けいさつ||どう||

悟 大騒ぎ に なる かも しれ ない ぞ さとし|おおさわぎ||||||

望む ところ だ のぞむ||

ちゃんと 結末 まで 考え た か |けつまつ||かんがえ||

ケンヤ 今 思い付 い た ん だ |いま|おもいつ||||

それ は これ から 考える よ ||||かんがえる|

事件 に なって も いい 途中 で 見つかって も いい じけん|||||とちゅう||みつかって||

俺 は 裁か れ た って 構わ ない おれ||さばか||||かまわ|

どんな 結末 だ ろ う と 雛 月 が 死ぬ より は いい |けつまつ|||||ひな|つき||しぬ|||

悟 が 捕まる って オチ は なし に しろ よ さとし||つかまる||おち|||||

母ちゃん 悲しむ ぞ かあちゃん|かなしむ|

いや

うち の おふくろ なら きっと 「 でか した 」 って 言う と 思う ||||||||いう||おもう

言い そう いい|

オッケー やろ う

じゃあ 雛 月 送って くる |ひな|つき|おくって|

行って こい おこなって|

僕たち 片付け てる よ ぼくたち|かたづけ||

今回 は ジャケット と 軍手 を 忘れ ず に 家 を 出 た こんかい||じゃけっと||ぐんて||わすれ|||いえ||だ|

藤沼 … ふじぬま

雛 月 … ひな|つき

あの さ

今 から お前 の こと 誘拐 する けど いい ？ いま||おまえ|||ゆうかい|||

バカ な の ばか||

うん だ から これ しか 思い付か なかった |||||おもいつか|

いい よ

そう 言って くれる と 思った |いって|||おもった

ここ だ よ

もう 使わ れ て い ない バス |つかわ|||||ばす

泉水 小 の アイスホッケー 部 の 部室 だった ん だ って せんすい|しょう||あいすほっけー|ぶ||ぶしつ||||

よう 来 た か 2 人 と も |らい|||じん||

ホント に 大丈夫 ？ ほんと||だいじょうぶ

ああ

去年 もう 一 台 バス 入れ て から 物置 に なって る って さ きょねん||ひと|だい|ばす|いれ|||ものおき|||||

ストーブ つける 前 に 換気 口 開けよ う すとーぶ||ぜん||かんき|くち|あけよ|

さび さび だ

あまり 不自然 じゃ ない 程度 に な |ふしぜん|||ていど||

オッケー

すげ え …

すごい …

かなり 上出来 な 隠れ家 だ |じょうでき||かくれが|

俺 も ここ に 住み たい くらい だ よ おれ||||すみ||||

ここ に は 風呂 ない けど ね |||ふろ|||

で かい 家 に 住 ん だ から 幸せ って わけ で も ない さ ||いえ||じゅう||||しあわせ||||||

あー あ それ でも 帰ら なく ちゃ ||||かえら||

じゃあ な 雛 月 ||ひな|つき

俺 は いったん 帰る けど 夜中 に 戻って くる よ おれ|||かえる||よなか||もどって||

3 回 ノック する から かい|||

ありがとう 悟 ケンヤ 君 |さとし||きみ

礼 は いい よ 友達 だ ろ 加代 ちゃん れい||||ともだち|||かよ|

俺 たち が 必ず 加代 を 守る から おれ|||かならず|かよ||まもる|

痛 っ つう|

加代 って お前 かよ||おまえ

俺 だって すげ え 照れくさかった よ おれ||||てれくさかった|

ケンヤ だって 加代 ちゃん って ||かよ||

うん 呼び づらい |よび|

ヒナ の 方 が いい な ひな||かた|||

加代 は 悟 だけ 呼べ よ かよ||さとし||よべ|

ありがとう

だから 礼 は いい よ |れい|||

それ に まだ こっか ら だ ろ 大変 な の って |||||||たいへん|||

そう だ ね

もし 今回 の 件 が 表沙汰 に なった とき は さ |こんかい||けん||おもてざた|||||

知らん顔 し て くれよ しらんかお|||

ああ

ずいぶん 遅かった べ さ |おそかった||

ごめん ちょっと 寄り道 し て ||よりみち||

色々 話し て た ん だ いろいろ|はなし||||

もし かして 雛 月 の 母ちゃん から 電話 来 た ？ ||ひな|つき||かあちゃん||でんわ|らい|

いや 来 ない よ |らい||

そう だ 俺 明日 早い から さ ||おれ|あした|はやい||

寝 て て いい よ ね||||

ご飯 は これ で いい から ごはん|||||

どうぞ

起き て た の おき|||

寝 れ なかった ね||

そう だ よ な

腹 減 ん ない ？ はら|げん||

おいしい

夜中 の カップ 麺 って おいしい よ ね よなか||かっぷ|めん||||

こんな 夜中 は 初めて だ よ |よなか||はじめて||

まあ そ っか

夏 に さ ケンヤ たち と キャンプ の 計画 立て てる ん だ なつ||||||きゃんぷ||けいかく|たて|||

加代 も 一緒 に 行 こ う よ かよ||いっしょ||ぎょう|||

行ける かな いける|

行ける さ いける|

起きろ おきろ

朝 だ ぞ あさ||

寄って よかった よ よって||

泉水 小 の やつ が 登校 し て くる 前 に 出る ぞ せんすい|しょう||||とうこう||||ぜん||でる|

加代 は 遅刻 か かよ||ちこく|

お 昼 の 放送 です |ひる||ほうそう|

皆さん 食事 の 前 に 手 を 洗い ま しょ う みなさん|しょくじ||ぜん||て||あらい|||

今 の ところ 何 の 動き も ない けど いま|||なん||うごき|||

どう 思う |おもう

雛 月 の 母親 もう 通報 し た かな ひな|つき||ははおや||つうほう|||

まだ 捜さ ない ん じゃ ない か な |さがさ||||||

前回 の 3 月 2 日 は 21 時 前 に 雛 月 が 帰宅 ぜんかい||つき|ひ||じ|ぜん||ひな|つき||きたく

母親 と その 彼 氏 から 暴行 を 受ける ははおや|||かれ|うじ||ぼうこう||うける

23 時 前 に 雛 月 は 閉じ込め られ た 物置 から 失踪 じ|ぜん||ひな|つき||とじこめ|||ものおき||しっそう

3 日 0 時 30 分 に 雛 月 の 母 から おふくろ に 電話 ひ|じ|ぶん||ひな|つき||はは||||でんわ

3 日 の 日の出 前 に 犯人 は 雛 月 を 殺害 ひ||ひので|ぜん||はんにん||ひな|つき||さつがい

今回 は 雛 月 と 俺 たち の 他 に も こんかい||ひな|つき||おれ|||た||

雛 月 の 母 犯人 の 行動 が 大きく 変わって いる ひな|つき||はは|はんにん||こうどう||おおきく|かわって|

この先 は 未知 の 領域 だ このさき||みち||りょういき|

美 琴 小学校 教員 の 八 代 学 と 申し ます び|こと|しょうがっこう|きょういん||やっ|だい|まな||もうし|

はい お 願い し ます ||ねがい||

カズ と オサム に は 内緒 に し とけ よ かず|||||ないしょ||||

って いう か ヒロミ 巻き込 ん で ごめん な |||ひろみ|まきこ||||

僕 は どんな 形 でも 頼って もらえ て うれしい ぼく|||かた||たよって|||

どうせ 家 に 帰って も 8 時 まで 誰 も い ない し さ |いえ||かえって||じ||だれ|||||

加代 も ごめん な こんな とこ 閉じ込め て かよ||||||とじこめ|

う うん こんなに 楽しい の は 初めて |||たのしい|||はじめて

勇気 出し て 来 て よかった ゆうき|だし||らい||

明日 の 朝 加代 ん ち 寄って く よ あした||あさ|かよ|||よって||

母親 が 通報 せ ざる を 得 なく する か ははおや||つうほう||||とく|||

ねえ 話 は だいたい 分かった けど |はなし|||わかった|

結末 は どう す ん の けつまつ|||||

心配 し ない で 俺 が ちゃんと 責任 取る よ しんぱい||||おれ|||せきにん|とる|

バカ な の ばか||

あたし が 言い出し っぺ で ||いいだし||

みんな が 協力 し て くれ た って こと なら ||きょうりょく|||||||

誰 も お とがめ ない っ しょ だれ||||||

はい 上がり |あがり

ホント だ ほんと|

盲点 だった もうてん|

帰り道 ケンヤ が 「 悟 に は あの 発想 なかった だ ろ 」 と 言った かえりみち|||さとし||||はっそう|||||いった

「 うん 」 と 答え た 俺 に こう 続け た ||こたえ||おれ|||つづけ|

「 俺 に とって の ヒーロー って そんな やつ だ よ 」 おれ||||ひーろー|||||

悟 … かな ？ さとし|

僕 だけ が 見 て た 君 の こと 過去 も 未来 も ぼく|||み|||きみ|||かこ||みらい|

悲しみ も 喜び も すべて かなしみ||よろこび||

大人 に なる って きっと おとな||||

優しく なる こと だ と 信じ て い た やさしく|||||しんじ|||

子ども の 頃 の 僕 の まま に こども||ころ||ぼく|||

君 の こと きみ||

守り たい と 思う まもり|||おもう

暗闇 から 目覚め て も くらやみ||めざめ||

僕 を 待ち受け てる 彼方 で ぼく||まちうけ||かなた|

二 人 を 隠し た この 街 に ふた|じん||かくし|||がい|

誰 も 知ら ない 雪 が 降って い た だれ||しら||ゆき||ふって||

君 は 僕 の 胸 に 刻ま れ た 一 番 深い 傷跡 の よう で きみ||ぼく||むね||きざま|||ひと|ばん|ふかい|きずあと|||

君 が 笑う この 世界 の 歌 きみ||わらう||せかい||うた