シュタインズ ・ ゲート ゼロ (06)
( る か ) じゃあ 買い物 行って きます ( ま ゆり ) 他 に 何 か 必要な 物 が あったら 連絡 して ね
( 岡部 ( お かべ )) ああ ( ドア の 閉まる 音 )
( る か ) まゆ り ちゃん いい の ?
( ま ゆり ) まゆ し ぃ が いて も 役 に 立た ない から ハハハ …
( る か ) あ …
あっそっち だ と 遠回り に … あ …
( 鈴 羽 ( すず は )) 記憶 が ない だって ?
( かがり ) はい
( 鈴 羽 ) それ じゃあ 今 まで どこ で 何 して た の かも …
( 鈴 羽 ) そんな …
鈴 羽 お前 は 何で 彼女 が “ 椎名 ( しい な ) かがり ” だ と 思った ?
前 に 言った だ ろ その う ー ぱだ よ
それ は かがり が ママ に もらった んだ
“ お守り だ ”って ずっと 大切に して た ( 岡部 ) カナ さん は それ を どこ で ?
( かがり ) 分かりません 記憶 を なくして 倒れて いた 私 が ― ただ 1 つ 持って いた の が これ だった そうです
倒れて いた ?
( かがり ) 千葉 県 の 県境 で 倒れて いた ところ を ―
通り が かった 住職 さん が 見つけて くれて …
それ が どうして ルカ 子 ( こ ) の 家 へ ?
( かがり )“ 修行 の 場 である 寺 に は 女性 を 長く 置いて は おけ ぬ ” と
( 鈴 羽 ) る か 兄さん の 家 ? そんな 近く に いた なんて …
あの … 私 は 椎名 かがり と いう 名前 な んでしょう か ?
お 二 人 は 私 の こと ご存じ な んです か ?
( かがり ) 私 は … ( 岡部 ) 待って 落ち着いて
( かがり ) あ … すみません
カナ さん 君 は 椎名 かがり と いう 名前 を 聞いて ―
何 か 思い出す こと は ?
よく 分かりません ただ … 何だか とても 懐かしい 感じ が します それ に さっき の 人 …
まゆ り の こと か ?
まゆ りさん … と いう のです ね
かがり …
椎名 … かがり …
( 岡部 ) 椎名 かがり …
2036 年 の まゆ り の 娘 …
♪~
~♪
( る か ) それ じゃあ カナ さ … あっじゃ なくて か が りさん は ― 鈴 羽 さん の お 知り合い の 方 な んです か ?
( 鈴 羽 ) ま まあ そういう こと に なる
( る か ) だったら か が りさん が どこ に 住んで いた かも ―
ご 家族 の 方 も ご存じ な んでしょう か ?
( 鈴 羽 ) あ いや それ は …
ああ … 彼女 の 家 は 子供 の ころ に 引っ越して しまって ―
その あと の こと は 鈴 羽 も 知ら ない そうだ
そう です か
あっでも 名前 だけ でも 分かって よかった です フゥ …
( ま ゆり ) ねえ ねえ
かがり さん は “ 椎名 かがり ”って いう んだ よ ね ? は はい
だったら まゆ し ぃ と 一緒だ ね
まゆ し ぃも “ 椎名 まゆ り ”って いう んだ 椎名 ま ゆり … さん
( ま ゆり ) る か 君 から 聞いた けど か が りさん は 記憶 喪失 な の ?
ええ
( ま ゆり ) それって 自分 が 誰 な の かも 分から ないって こと だ よ ね ええ
( ま ゆり ) そっか あ ( かがり ) あ … きっと つらい こと いっぱいだ よ ね
だって 自分 が 大好きな 人 の こと も 忘れちゃ う んでしょう ?
それって すごく 悲しい こと だって まゆ し ぃ は 思う な だから ね
えっと … うまく 言え ない けど まゆ し ぃも お 手伝い する から 頑張ろう ね
( かがり ) あ …
わ あっどう しちゃった の かな ? もし かして 何 か 変な こと 言っちゃった かな ? い いえ まゆ り さん の 言葉 が 何だか うれしくて
まゆ し ぃ だけ じゃ ない よ
( 岡部 ) うん
ぼ 僕 も できる こと が あれば 何でも します ! あ …
ありがとう ございます
( 岡部 ) 椎名 か が り が 見つかった
( 萌郁 ( もえ か )) どこ で ?
( 岡部 ) 知り合い の 神社 に お 世話に なって いた
千葉 の 県境 で 倒れて いた らしい
どうして ?
分から ない 記憶 を なくして いる そうだ
( 萌郁 ) そう
彼女 を 捜して いた 連中 に ついて は 何 か ?
( 萌郁 ) まだ 何も
( 岡部 ) すまない な 年の瀬 の 忙しい 時期 に
( 萌郁 ) 仕事 だ から
どう する ? 続ける ?
( 岡部 ) 引き続き 追って もらえる と 助かる
( 萌郁 ) 分かった
そう 見つかった の
( メール の 着信 音 ) ( 真 帆 ( ま ほ )) ん ?
( 真 帆 ) うーん
( レイエス ) マホ ! ( 真 帆 ) うわ あっ… ちょっと 何 する んです か 教授
フフッ … も しか して 彼 から 連絡 ?
( 真 帆 ) そんな ん じゃ ありません ! まったく レスキネン 教授 と いい すぐ その 話
恋愛 なんて 何の 役 に も 立た ない のに
( レイエス ) ふ ~ ん
あら そんな こと ない わ よ
( 真 帆 ) ん ?
何より 恋愛 感情 も 私 の 大事な 研究 対象 よ
だからって 人 を 研究 対象 扱い し ないで ください 私 に 限って ―
そんな もの に うつつ を 抜かす こと なんて ありません から あら 残念
フゥ …
( 真 帆 ) そうだ 教授
( レイエス ) ん ?
( かがり ) あの … すみません いろいろ
( ま ゆり ) そんな こと ない よ
まゆ し ぃも 協力 する から 何 か あったら 言って ね
うん ありがとう ございます
エヘッ
ルカ 子 ちょっと いい か ?
あ …
( る か ) か が りさん を 外 に 出さ ない ように ?
でも それ は …
( 岡部 ) 出る とき は 誰 か に ついて いて もらって くれ
理由 は まだ 言え ない
( る か ) 岡部 さん が そう 言う なら
( 岡部 ) すまない
( 岡部 ) かがり を 捜して いる と いう 連中 が 何者 な の か
それ が 分かる まで は ―
一応 用心 して おいた ほう が いい だろう から な
( ダル ) 何 に せよ かがり たん が 見つかって よかった じゃ ん
鈴 羽 も 一安心 だ ろ ?
( 鈴 羽 ) うん まあ
( ダル )… の わりに は 浮か ない 顔 して る けど ?
( 鈴 羽 ) あいつ 今 まで どこ で どうして たん だ ろ ?
( ダル ) 記憶 喪失 ねえ …
確かに 気 に は なる けど さ
だからって 鈴 羽 が どうこう できる もん でも な いっしょ ああいう のって ひょんな こと から 思い出す と も いう し ― 様子 見る しか ない んじゃ ね ?
( 鈴 羽 ) それ は そう な んだ けど …
( ダル ) それとも 思いっきり 脅かして みる と か ?
こんな 感じ で !
う … う う …
ちょっちょ ま … まち ょっ… ちょ ちょ ちょ … ああ … おっおっおっ… ( かがり ) そんな こと しちゃ … ダメだ
声 が … 聞こえる
( 鈴 羽 ) かがり !
( 銃声 )
( ダル ) 鈴 羽 …
( ダル ) なあ オカリン
僕たち 今 から 初詣 に 行く 予定 だった よね
( 岡部 ) ああっああ … でも さ なら この 状況 おかしく ね ? う う ~
( 天王 寺 ( てんのう じ )) おい
( 天王 寺 ) 言いたい こと が ある なら 大きな 声 で 言ったら どう だ ? ( ダル ) いえ 何でも ございませ ん
( 天王 寺 ) おう
( 岡部 ) と ところ で ラボ に 入りたい のです が ダメだ
( ダル ) な 何で だ お ? 横暴だ お !
みんな で 初詣 に 出かける 約束 で 集まって る のです が …
( かえで ) お 待た せ しました ! ( ダル ) え ? ( 岡部 ) おっ ( 綯 ( なえ )) エヘヘヘ
( ダル ) おお ~ ( 天王 寺 ) 綯 ~!
( ダル ) うわっ… ( 天王 寺 ) かわいい ぞ ! さすが は お 父さん の 子 だ ! う ~ ん フフッ …
( 綯 ) い 痛い よ お 父さん
ホント 似 なくて よかっ… お 父さん 私 ね
ま ゆり お 姉ちゃん の みこ さん すっごく 楽しみな んだ ( 天王 寺 ) そっか お 姉ちゃん たち の 言う こと ちゃん と 聞く んだ ぞ
( 綯 ) うん !
来られ ない んです か ? ( 天王 寺 ) ちょっと ヤボ 用 が あって な
じゃ なきゃ こんなに かわいい 娘 を お め えら に 任せたり な ん ぞ する か
言っと く が 万が一 綯 に 何 か あったら … サ … サー ! イエッサー !
( 綯 ) いって らっしゃ ー い お 父さん
( フブキ ) んじゃ そろそろ 行きます か ( 岡部 ) ああ
( 由季 ( ゆき )) あっその 前 に ― 大事な こと 忘れてます よ あけ まして
( 一同 ) おめでとう ございます !
( フブキ ) まゆ し ぃ の みこ コス 楽しみ ~
( かえで ) もう 今日 は コスプレ じゃ なくて 正装 だって
( フブキ ) あっそっか ( 由季 ) 鈴 羽 さん も アルバイト でしたっけ ? 楽しみです ね
妹 属性 の みこさ ん
どうせ なら ナース 属性 も 追加 して くれれば ―
萌 ( も ) え の 数え 役 満 な んです が
橋田 ( は し だ ) さん は 相変わらず ヘンタイ さん です ね
( 岡部 ) その … 悪かった な
言いだしっぺ の まゆ り が い なくて 急に みこ の バイト に 駆り出さ れる こと に なって な
( 真 帆 ) 別に 構わ ない わ よ
ちょうど 話したい こと も あった し ( 由季 ) そう いえば 比 屋 定 ( ひや じょう ) さん は ―
アメリカ の 大学 に 通って る んです よ ね ?
( 真 帆 ) え ? ええ
( フブキ ) すごい 研究 して る んでしょ ?
何 だっけ ? アイアイ ?
お 猿 さん ?
( かえで ) AI だ よ フブキ ちゃん
( フブキ ) そうそう ! それ !
( 由季 ) AIって 人工 知能 の 研究って こと です よ ね 私 今 すごく 興味 が あって …
( 岡部 ) ハッ !
くっ… ( ダル ) オカリーン
どない した ん ?
何でもない
行こう
( フェイリス ) あっオカリーン ! こっち ニャ ! ハハッ
( る か ) あけ まして おめでとう ございます
( 岡部 たち ) あけ まして おめでとう ございます
( フェイリス ) おめでとう ニャ
( ダル ) おお ~ まさに ミコミコパラダイス !
ここ は 天国 か
( 由季 ) わ あ ! ( 鈴 羽 ) あ …
鈴 羽 さん すてき ! ( ダル ) あっ… あ あり が と …
とっても 似合ってます よ ねっ? ( ダル ) 鈴 羽 …
それ で “ お 注射 の 時間 だ よ お 兄ちゃん ”って ― 言って み ておくれ
( 鈴 羽 ) また そんな こと ばかり !
だから 母さん と 進展 し ない んだ
( ダル ) サーセン …
( 由季 ) ウフフ … ( 鈴 羽 ・ ダル ) ん ?
2 人 と も 仲 いい です よね ウフッ
(2 人 ) あ …
いや そりゃ 親 親 …
う うっ… ああ … ( 倒れる 音 )
アハハハ … そ それ より お神酒 どう ?
おみくじ も ある よ
( 真 帆 ) 信じ …られ ない あの … 僕 が 何 か ?
( かえで ) る か 君 は 相変わらず 美人 さん ね
えっそ そんな こと … やっぱり 信じられ ない 男の子 だ なんて だが 事実 よ 何なら 確かめて みます ? なっ… ど どう やって !? ( フブキ ) フッ フフフフ …
え ?
ええ ~っ! ( ま ゆり ) エヘヘヘ ~ どうか な ?
ああ よく 似合って る
ホント ? よかった ~
まゆ り さんって ば 何度 言って も 納得 して くれ なかった んです よ “ オカリン どう 言う か な ”って わ あ ! そ それ は 言っちゃ ダメだ よ
( かがり ) フフフ … ごめんなさい
( ま ゆり ) もう ~
それ に かがり さん だって ずっと 気 に して た のです
( かがり ) えっだって 私 なんて … そんな こと ない よ すっごく すてきだ もん ねっオカリン ? あっ… ああ いい んじゃ ない か な
( 綯 ) 大吉 だ ! フフフ … ( フェイリス ) おお すごい ニャー
( フブキ ) おお いい ね これ
( 真 帆 ) 驚いた わ
彼女 紅 莉栖 ( くり す ) そっくり ( 岡部 ) そう か ?
( 真 帆 ) ええ 似て いる わ よ すごく
( 岡部 ) 俺 は … そう は 思わ ない
ハァ …
私 の 言いたいこ と 分かって る ? アマデウス の こと か
いつまでも このまま に して おいて も 解決 は し ない わ
せめて お 正月 明け に は 決断 して ほしい の
( ダル ) 米 こうじ です か
( 笑い声 )
( 真 帆 ) ああ …
間に合わ なかった わ ね ( 岡部 ) ん ?
( レスキネン ) リンターロ ! ( 岡部 ) おっ あ …
教授 ?
( レスキネン ) ハッピーニューイヤー リンターロ !
( 真 帆 ) せっかく だ から 2 人 と も 誘った んだ けど …
( レスキネン の 英語 )
( レスキネン ) あ … フェイマス シャーマンズ どこ ?
( 岡部 ) シャーマ …
ああ も しか して みこ さん です か ?
それ なら 今日 は もう 終わりました よ 自分 ら も 片づけ 終わったら 帰る ところ です
ああ … ホーリーカウ !
だから 早く 行こうって 言った んだ ! ( レイエス ) あなた だって いろいろ 買い物 して た じゃ ない
ほら さっさと お参り に 行く わ よ
( レスキネン ) オー !
( レイエス ) 違う ! まず こっち で 手 を 洗って …
( ま ゆり ) オカリーン
る か 君 の お母さん に おせち たくさん もらっちゃった ( る か ) お 待た せ しました ( レイエス ) リンタロー ! じゃあ また ね
( 岡部 ) え ? もう 帰る んです か ?
みこ さん が いない なら 意味 が ない んで すって それ じゃ あね バイ !
( かがり ) すみません 遅く なりました ( 綯 ) なりました ! ( 岡部 ) さて と 俺 たち も 帰る か
( 由季 ) あっごめんなさい 私 も 今日 は ここ で え ?
由季 さん ラボ に 来 ない の ?
急に バイト に 欠員 が 出ちゃって ごめん ね
( ま ゆり ) そっか あ 残念 ( 鈴 羽 ) あ … ( 由季 ) また 今度 ゆっくり 遊び に 行きます ね ( 岡部 ) それ じゃあ 帰る と する か
( ま ゆり ) うん ! ラボ で お 正月 パーティー だ よ ~
( 一同 ) お ー !
それでは 改め まして
あけ まして おめでとう ござ いま ー す
( 一同 ) あけ まして おめでとう ござ いま ー す
乾杯 !
( ダル ) む ふっこの お 雑煮 絶品 ! ( フェイリス ) 実は メイクイーン の お 正月 メニュー な んだ ニャ
つ ー こと は フェイリス たん の 味 です ね
橋田 さん ホントに ヘンタイ さん です ね
この 豆 おいしい ね 栄養 価 も 高そう
はい 綯ちゃ ん も どうぞ
こっち の きん と ん も おいしい よ
そ そんなに 食べられ ない よ フフフ …
( フブキ ) 食べ なきゃ 大きく なれ ない よ
( 一同 の 笑い声 )
あれ ?
お茶って もう ない の か ニャ ? あ それ じゃあ 私 たち 買って きます ( 天王 寺 ) お ? ( かえで ) あ どうも です
( フブキ ) 大家 さん の 人 だ
初詣 は 終わった の か 他の 連中 は ?
今 みんな で パーティー 中 です
私 たち は 買い出し で
そう か じゃあ あと から 綯 を 迎え に 行く から ―
終わったら 連絡 よこす ように 岡部 の ヤツ に 言っと いて くれ ( かえで ) 分かりました ( 天王 寺 ) ん …
( フェイリス ) そう な の ニャ フフフ …
( フェイリス ) そう な の ニャ フフフ …
( 携帯 電話 の 振動 音 )
( 携帯 電話 の 振動 音 )
( 携帯 電話 の 振動 音 )
( る か ) あ これ なんか どう です か ?
( 携帯 電話 の 振動 音 )
( 携帯 電話 の 振動 音 )
( 真 帆 ) ん ?
( 携帯 電話 の 振動 音 )
ホントだ ニャ フフフ … うん うん
( アマデウス 紅 莉栖 ) あっ先輩 ! 一体 今 どこ に …
あら ? もし かして その 場所 …
ねえ それ なあ に ?
( アマデウス 紅 莉栖 ) あ …
( フェイリス ) 真 帆 ニャン の お 友達 か ニャン ?
( アマデウス 紅 莉栖 ) ああ えっと 私 は … ( 岡部 ) あっ… ( フェイリス ) 外国 の 人 か ニャ ?
( アマデウス 紅 莉栖 ) 人 では ありません 人工 知能 … 真 帆 先輩 に よって 作ら れた AI です
( ダル ) へえ ( ま ゆり ) AI ?
お 猿 さん じゃ ない よ
マジ で ? ホントに AI なん ?
えっ… あ … ( ま ゆり ) あ …
( アマデウス 紅 莉栖 ) なるほど
皆さん が 岡部 さん の ラボ の メンバー な んです ね
では 改めて ご挨拶 を
私 は アマデウス
牧 瀬 ( まき せ ) 紅 莉栖 と いう 人物 の 記憶 を 元 に 作ら れた 人工 知能 です
牧 瀬 紅 莉栖 さん ?
( アマデウス 紅 莉栖 ) どうやら 皆さん ―
オリジナルの 私 を ご存じ みたいです ね
ご存じっつ ー か 「 サイエンシー 」 の 記事 で 見た こと あるっつ ー か ( アマデウス 紅 莉栖 ) あ … 失礼 しました でも あの 雑誌 を 読ま れた と いう こと は ―
科学 に 関心 が ?
( ダル ) あー まあ 僕 は ネット や システム 専門 の ほう な んだ けど
( アマデウス 紅 莉栖 ) へえ
( 綯 ) ねえ ねえ AI さん
これって ゲーム じゃ ない の ? ら ぶら す ?
( アマデウス 紅 莉栖 ) フッ … ゲーム じゃ ない わ よ
私 は この 場 で 話 を 聞いて …
( 真 帆 ) ごめんなさい
あなた に あれ だけ 言って おき ながら ―
こんな 場所 で …
謝罪 する わ
いや これ で いい の かも しれ ない
え ?
つらい けど 前 に 進ま なきゃ いけない んだ よ な
かがり が どこ か 紅 莉栖 に 似て いよう と ―
彼女 は 紅 莉栖 じゃ ない
アマデウス も その 元 が 彼女 そのもの だった と して も ―
それ は もう 別の 存在 なんだ
引きずって は いけない
君 が 言い たかった の は そういう こと だろう ?
う う …
( 岡部 ) そうだ
あいつ が 守って くれた ま ゆり や みんな と の この 生活 を ―
俺 は 振り返ら ず に 守ら なければ なら ない んだ
鈴 羽 は まだ 納得 は でき ない かも しれ ない
かがり の こと だって 何も 分かって は いない でも いずれ きっと …
ところで その … そこ に 岡部 さん が …
( 通話 の 切れる 音 )
( ダル ) お ろ ? ( 綯 たち ) あっ… どうした の ?
( ダル ) 急に 切れた んだ お
貸して
あれ ?
別に スマホ は 何とも …
でも どうした の かしら
アマデウス の サーバー に つながら ない …
( ま ゆり ) あれ ?
まゆ し ぃ の カイ ち ゅ ~ 止まっちゃって る おかしい な
さっき ネジ 巻いた ばかりな のに
( 岡部 ) ああ …
( ダル ) サーバー の データ 更新 と か ?
( 真 帆 ) そんな 話 聞いて ない わ
あっ… 岡部 倫太郎 ( りん たろう )! ( 岡部 ) ハッ !
( 一同 ) あっ… ( 真 帆 ) な … 何 これ ?
( 真 帆 ) サプライズ ? ( 覆面 の 男 ) 動く な !
( 岡部 ) 何 だ ?
オカリン …
( 岡部 ) 何 だ よ …
これ !
♪~
~♪