Outbreak Company Episode 12
( メイド A ) フフッ
( 隊員 ) な ッ …
お 帰り なさい ませ ご 主人 様
バ バカ な サーモグラフィー に は 何 も
( メイド B ) ウフフフ
( 隊員 ) な 何 を 言って … N ウフッ
ハーッ !
排除 !
[ スピ ー カ ] ( ペトラルカ ) フフッ アッハッハ …
[ スピ ー カ ] 案の定 シン イチ を 始末 し に 来 おった な →
じゃ が 妾 の 直属 の メイド が 精鋭 部隊 と は
思って も み なかった じゃ ろ う
( ミュセル ) まさか 本当 に 旦那 様 を 暗殺 し に 来る なんて
( 美 埜 里 ) ホント なら 私 の 役目 だった か も
♪♪~
≪ ( 的場 ) 本当 に 何と 申し上げ たら よい か →
とにもかくにも あり 得 ない こと が 起き →
まずは 深く お 詫び いたし ます
詫び より も 説明 が 先 じゃ
それ 次第 で は 妾 も 大きな 決断 を せ ね ば なら ぬ
( 的場 ) 恐れ ながら 皇帝 陛下
今回 の こと は 一部 の 急進 的 な 者 達 の
勝手 な 暴走 で し て
( ペトラルカ ) 何 じゃ と ? ( 的場 ) 加納 君 を →
国益 に 反 する 存在 と して →
排除 しよ う と し た と 思わ れ ます が →
我々 に とって も 青天 の 霹靂 →
詳細 は 今後 しっかり と 内部 調査 を し て →
二 度 と こんな 事態 が 起き ぬ よう 努め ます ので →
どう か ご 容赦 ください
加納 君 君 に 対 し て も だ
本当 に 申し訳なかった
≪ ( 的場 ) 騒ぎ を 起こし た 者 達 は 日本 へ 強制 送還 し まし た →
直ちに 処分 が 下さ れる でしょ う →
どう か 寛大 な ご 対応 を →
日本 政府 は エル ダント 帝国 と の 友好 を →
一層 深め て いく こと を →
願って おり ます
( 慎一 ) これ で もう 何も し て こ ない
… なんて こと な いよ ね
ニッポン 政府 に とって そ なた が 邪魔 と いう 事実 に 変わり は ない から の
( ザハール ) です が 大胆 な こと は でき ます まい
( ガリウス ) 再び シン イチ に 手 を かけ れ ば 今度 こそ 国交 は 断絶 です
あれ で みんな が 信じる と 思って る ん です か
信じる も 信じ ない も …
でも これ で もう 事件 は 起こり ませ ん よ ね
当然 だ よ もう 絶対 に 起こら ない
< それ から 平穏 な 日々 が 過ぎ た >
今日 は なぜ 「 コンプティークル 」 の 10 月 号 が 超 レア な の か を 教え ます
< 本当 に 平穏 な 日々 だった >
< とにかく 平穏 な 日々 だった ので >
< 近衛 兵 は …>
あ ッ
[ スピ ー カ ] ( ペトラルカ ) そろそろ 戻って こい
< 帰る こと に なった >
それ 新しい 教材 ?
資料 の 調達 も 希望 どおり すぎ て 怖い くらい です
これ なんて なかなか 手 に 入ら ない 雑誌 です よ
さて 今日 は 一緒 に 帰れ ない から 気 を つけ て ね
ああ 月 イチ の ? うん
報告 なんて 特に ない ん だ けど ね
は あ ~ ッ 何だか 退屈 じゃ な
あるべき 日常 です
そう じゃ な
何事 じゃ ?
報告 北 の 壁 が 攻撃 さ れ まし た ≪ ( ペトラルカ ) 何 !
≪ ( メイド A ) 現場 に バハイ ラム の 紋章 が
何 じゃ と 攻撃 の 手段 は ?
駆逐 する 炎 に よる もの です
何 ッ
ガリウス 確か ベイ ドゥナ の 事件 の 時 の 駆逐 する 炎 は ?
回収 さ れ ず や つら が 隠滅 し た と さ れ て い まし た が
ふくろう を 連れ て こい !
お 城 の 外壁 が 破壊 さ れ た ?
[ スピ ー カ ] ( ペトラルカ ) そちら は 大事 ない か ?
はい あ ッ 煙 が 上がって い ます
[ スピ ー カ ] どこ から じゃ ?
あれ は 学校 の 方角 です !
[ スピ ー カ ] 何 じゃ と ? 気 を つけよ
[ スピ ー カ ] ニッポン 政府 が 絡 ん で おる かも しれ ぬ
待って おれ 直ちに 部隊 を …
報告 今度 は 中央 広場 から
[ スピ ー カ ] ( ペトラルカ ) 何 じゃ と ? 陛下
( 足音 )
旦那 様 行って は ダメ です !
< 急が なきゃ あそこ に は あそこ に は >
< 「 コンプティークル 」 の 10 月 号 が ある ん だ >
< 絶対 に 諦め ない ! >
あ ッ ( ブルーク ) どう し た ?
お 二 人 と も 手 を 貸し て ください
( エル ビア ) ほえ ?
≪ ( 的場 ) そう か タカ は 飛び立った か →
悲しい こと だ が もう 不幸 な 事故 は 止め られ ない ね
あなた 達 ッ
( 的場 ) 君 の 行き先 は 私 の 部屋 の はず だ
余計 な こと は し ない 方 が いい
身寄り の ない 君 は 彼 と 同じ ように
いつ い なく なって も 構わ ない 存在 な の だ から ね
< あの 雑誌 は もう 増刷 さ れ ない >
< 貴重 な もの な ん だ ! >
< 旦那 様 旦那 様 >
< 旦那 様 ッ >
あ ッ ああ ッ
一応 武器 を 持って き た
う ッ
< 図書 室 まで は 火 が 回って な さ そう だ >
10 月 号 !
よかった
10 月 号 …
悪く 思う な 日本 の ため だ
一体 どこ に …
きっと 2 階 の 図書 室 です
ここ は 無理 だ
う う ッ 大丈夫 です か ?
ああ こっち っす →
この 辺り は →
それほど 燃え て な さ そう っす
この 壁 の 向こう は ? 廊下 です
よし 離れ て な
よし 行く ぞ
図書 室 の 下 で 待って て ください
そう っす 熱 に 弱い ん す から
ここ で 何 を し て いる ?
今 っす は はい
≪ ( 隊員 ) ま 待て !
旦那 様 ッ
旦那 様 !
旦那 様 旦那 様
死な せ ませ ん 絶対 に
旦那 様 は エル ダント に 必要 な 方 です
旦那 様 旦那 様
旦那 様 ッ
各自 警戒 を 怠る な !
( ペトラルカ ) く ッ
シン イチ を 頼 ん だ ぞ
皆 の 者
旦那 様
旦那 様 目 を 開け て
いつも の よう に 笑って ください
ハーフ エルフ で
いつも おどおど し て い た 私 に
旦那 様 は 光 を 下さ い まし た
振り向け ば そこ に
旦那 様 の 優し さ が あり まし た
それ が それ が なくなっちゃ う なんて
絶対 に 嫌 です
旦那 様
う う ~ ッ
魔力 が 落ち てる
う ッ また か
旦那 様
旦那 様 ~ !
く ッ
( 隊員 ) う わ ッ
あ あ ~ ッ →
ミノリ 様 ~
バカ だ から 来 ちゃ った
どこまでも
お供 し ます ね
学校 でも
アキバ で も
たとえ 天国 でも
( 足音 )
あれ ? 旦那 様 !
ミュセル …
よかった です
みんな が 助け て くれ た ん だ ね
《 ( 大きな 音 ) 》
《 入り口 が 塞が れ た 》
《 エル ビア 窓 を 破って 》
《 任せる っす ちょうど 試し たい 技 が あった っす 》
《 大丈夫 ? 》 《 えっ と 》
《 通 背 拳 … エイッ 》
《 戦って た 時 使い なさい よ ~ ! 》
エルビア さん が 開け て くれ た 窓 から 飛び降り て
下 で 待って て くれ た ブルーク さん に 受け止め て もらった ん です
そ っか
学校 燃え ちゃ った ね
そう です ね
( 的場 ) やって くれ た ね 古賀 沼 君 →
おかげ で もう 全て 終わり だ
この 事実 が 分かれ ば エル ダント は 国交 断絶 する だ ろ う
そんな じゃあ 旦那 様 と は もう …
まだ 終わり じゃ ない よ ミュセル
え ッ ? そう は さ せ ませ ん から ね
的場 さん うん ?
上 の 人 と 話 を さ せ て ください
僕 が アミュ テック の 活動 を
続け た がって る って ≪ ( 的場 ) う ~ ん
おお … ああ ッ
本当 は 交信 でき た ん です ね アハハッ
[ テレビ ] で は お 願い し ます
[ テレビ ] 初め まして 僕 が アミュ テック を 任さ れ て いる 加納 慎一 です
[ テレビ ] まあ 「 今 は まだ 」 って いう ただし書き が つき ます けど
[ テレビ ] それなり の 自覚 は ある よう だ な
[ テレビ ] なら 話 は 早い
[ テレビ ] 君 の 暴走 行為 は 憂慮 す べき もの で あり
[ テレビ ] 我々 は あくまで 穏便 な 形 で の 帰還 を 願って いる
「 穏便 に 」 ね
さすが 政治 家 の 方 は 言い回し が 絶妙 です ね
[ テレビ ] 支配人 と して の 仕事 を
[ テレビ ] 続け た がって いる よう だ が
[ テレビ ] 君 に は 慣れ ない 環境 に
[ テレビ ] さらさ れ た こと に よる 心 神 喪失 の 疑い が ある
[ テレビ ] ひとまず 帰国 し て 専門 の 医師 の 治療 と ケア を 受け たまえ
そして 病院 へ 行く 途中 で 不慮 の 事故 です か
[ テレビ ] あくまで 疑う か
臆病 者 な ん で
[ テレビ ] いい だ ろ う 自分 の 立場 だけ は 正確 に 分かって いる 証拠 だ
どうも [ テレビ ] 支配人 と して の 活動 を
[ テレビ ] 続け たい なら 許し て やって も いい
[ テレビ ] だが 今 まで の 言動 を 反省 し 改めろ
図星 を 指さ れる と キレ る
いかにも お 役人 です ね [ テレビ ] 何 だ と ?
こちら は 今回 の よう な やり 方 で いつ でも 君 を 始末 できる ん だ
出 すぎ た マネ を すれ ば 損 を する の は 君 だ ぞ
… だって さ
[ スピ ー カ ] ( ペトラルカ ) フフッ アッハッハ …
[ スピ ー カ ] ついに 本音 が 出 た か
[ スピ ー カ ] ニッポン 政府 の 高官 と いう の は
[ スピ ー カ ] まるで 時代 劇 の 悪 代官 の よう じゃ のう
[ テレビ ] だ 誰 だ ? 誰 だ と 思い ます ?
[ テレビ ] 的場 君 !
神聖 エル ダント 帝国 皇帝
ペトラルカ ・ アン ・ エル ダント 三 世 陛下 に ござい ます
[ テレビ ] バカ な まるで 日本 人 の よう に 流暢 な 日本 語 だった ぞ
これ は 申し訳 あり ませ ん
報告 書 に 入れ 忘れ まし た が
皇帝 の 日本 語 は 既に 超 高校 級 で し て
[ テレビ ] 何 だ と 入れ 忘れ た って 君 …
色々 あって 今 まで の 会話 は 全部 陛下 に 聞い て いただき まし た から
[ テレビ ] ま 的場 君 !
誠に 遺憾 に 存じ ます
[ テレビ ] な 何 だ ?
[ テレビ ] マトバ 殿 から 聞い て おろ う
[ テレビ ] 妾 が 神聖 エル ダント 帝国 皇帝 じゃ
う ッ …→
[ テレビ ] こ これ は 陛下 直々 に 恐縮 で ござい ます
面倒 な 挨拶 は 抜き に し て 単 刀 直入 に 言う →
[ テレビ ] 今回 の シン イチ に 対 する 危機 は バハイ ラム の 仕業 で あった が
今後 もし シン イチ が
エル ダント から い なく なる よう な こと が あれ ば
妾 は 直ちに 国交 を 断絶 する
う ッ →
[ テレビ ] う ッ か …
[ テレビ ] か 加納 慎一 君 は 実に 優秀 な 支配人 です
[ テレビ ] エル ダント 帝国 から 帰還 さ せる 理由 など 毛 ほど も あり ませ ん
… だって さ
早く 再開 できる と いい です ね
うん
旦那 様 一 つ 聞い て いい です か ?
うん ? 皇帝 陛下 に ご 提案 を さ れ た 時
お 覚悟 の 上 だった の です か ?
命 を 狙わ れる こと まで
ああ まあ 最悪 は ね
怖く は なかった の です か ?
「 全然 」 って 言え ば カッコイイ けど 本当 は 怖く て 潰れ そう だった
では どうして ?
大好き だ から え ッ ?
日本 の アニメ や マンガ や ゲーム が 大好き だ から
政府 の やり 方 が どうして も 許せ なかった ん だ
あ ッ …
後悔 は し て ませ ん か ?
し て ない よ
だって
僕 は
僕 は ね
僕 は ミュセル の こと …
シン イチ 様 お 城 に 行く 時間 み たい っす よ
うん すぐ 行く よ
あれ ッ 的場 さん 左遷 さ れ た ん じゃ ?
よし て くれ 人 聞き の 悪い
事 の 顛末 を 詳細 に 報告 する ため に 一 度 日本 に 戻った だけ だ よ
両 サイド に お 二 人 が いる と
メイド 喫茶 に 呼び込ま れ た オッサン に しか 見え ませ ん よ
この 子 達 は 監視 役 だ いい こと は 何も し て くれ ない よ
で 日本 政府 の 意向 だ けど ね
はい
君 の 活動 が 将来 的 に 日本 に 対 し て 莫大 な 利益 を 生み出す 可能 性 は
相変わらず 無視 でき ない と 判断 さ れ た
じゃあ とりあえず 安全 な 状況 で 活動 を 続け られる ん です ね
( 的場 ) タカ 派 の 総理 の 気分 が →
いつ 変わる か は 分から ない が →
一 国 の 政府 が 一 個人 に 対 する もの と して は →
異例 な くらい の 譲歩 だ →
もちろん 君 に 拒む こと も できる けど →
その 場合 は 予算 申請 が 通ら ない から →
新しい アニメ も マンガ も ゲーム も 輸入 でき ない
そう き まし た か
予算 を 締めつけ て 手綱 を 取る の は 政治 の 基本 だ よ
やれやれ
( 的場 ) ところ で 加納 君 は い ?
ひょっとして 私 が 陛下 の 日本 語 に つい て
報告 し て い ない こと まで 読 ん で い た の かい ?
何 か の カード は 持って いる と 思って まし た
的場 さん なら 共倒れ に なって 損 を する より
うまく 振る舞って 身 を 守る だ ろ う と
やはり 侮れ ない 引きこもり だ よ 君 は
おう 来 た か シン イチ
今回 の こと は 本当 に 感謝 し て おり ます
ここ に 来 た から と いって かしこまる な
お前 は 唯一 名前 で 呼び 合う の を 許し た 仲 で は ない か
いや まあ そう だ けど 一応 …
< あ ッ そう か >
< これ は 的場 さん へ の 牽制 だ な >
< 僕 を 気 に 入って いる 様子 を 殊更 見せつけ て >
< シン イチ を どうにか しよ う と すれ ば >
< 妾 は 本気 で 怒る から な と いう 威圧 の 一種 だ >
< 見た目 は 幼女 でも 侮れ ない ぜ >
< これ は 僕 と して も 乗って おか なく ちゃ >
じゃあ ペトラルカ 今度
二 人 っきり で いっぱい マンガ と か 読 も う ね
え ッ ? え ッ !
< しばらく し て 学校 も 再開 し た >
< 生徒 達 も 今 まで どおり >
え ~ 今日 は スフィンクス の …
< なんだか んだ あった けれど >
< 僕 は これ から も 日本 の 文化 を 教え て いく ん だ >
≪ ( ロミルダ ) 先生 は い ロミルダ 君
≪ ( ロミルダ ) 「 ワサビ 」 って →
漢字 違い ます よ
あ ッ すいません
♪♪~