K - Return of Kings Episode 10

どう よ

お前 の 元 の 王様 が 負け て 奪わ れ た 石 盤 だ ぜ おまえ||もと||おうさま||まけ||うばわ|||いし|ばん||

別に 俺 に は 関係ない べつに|おれ|||かんけいない

関係 なか ねぇ よ かんけい|||

Ｊ ランカー に なった からに は

お前 も この ゲーム の プレイヤー かつ 運営 の 一 人 に なる ん だ から な おまえ|||げーむ||ぷれいやー||うんえい||ひと|じん||||||

あっ でも 調子 に 乗る な よ ||ちょうし||のる||

俺 の 最 速 ランク アップ 記録 を 抜 い て おれ||さい|はや|らんく|あっぷ|きろく||ぬき||

短 時間 で Ｊ ランカー に 上がった から って みじか|じかん|||||あがった||

ああ なん だ

スコア 塗り替え られ て ふてくされ て ん の か すこあ|ぬりかえ|||||||

めん どくさい ガキ だ な ||がき||

なん だ と

お前 が その 早 さ で ここ まで 来 れ た の は おまえ|||はや|||||らい||||

平坂 使った から だ ろ ひらさか|つかった|||

俺 は そういう 人 を 頼る よう な プレイ は 嫌い な ん だ よ おれ|||じん||たよる|||||きらい||||

誰 が 人 を 頼った だれ||じん||たよった

けど 道具 なら 使う さ |どうぐ||つかう|

もともと 暗 器 使い な ん で |あん|うつわ|つかい|||

なあ １ 回 俺 と 対戦 し ねぇ |かい|おれ||たいせん||

お互い が 持って る ポイント １ 万 ずつ 賭け て さ おたがい||もって||ぽいんと|よろず||かけ||

ハンデ は たっぷり 付け て やる よ はんで|||つけ|||

めん どくさ

殺し や し ねぇ よ 仲間 だ もん な ころし|||||なかま|||

こら 何 やって る の よ お バカ さん たち |なん||||||ばか||

早速 ケンカ し てる ん じゃ ない の さっそく|けんか||||||

内輪もめ は 美しく ない わ よ うちわもめ||うつくしく|||

ナーイ

なんで 俺 まで 殴ら れ た ん だ よ |おれ||なぐら|||||

く っそ 紫 の バカ 力 が ||むらさき||ばか|ちから|

別に 仲間内 の バトル は 禁止 じゃ ない けど べつに|なかまうち||||きんし|||

今 は 大事 な と き な ん だ から いま||だいじ|||||||

もう ちょっと 自覚 を 持って ほしい の よ ね ||じかく||もって||||

もう すぐ 石 盤 は 開花 する ||いし|ばん||かいか|

こう なって しまえ ば 早い もの だ わ ||||はやい|||

流 が 作る ニュー ステージ が 始ま ん だ ろ りゅう||つくる|にゅー|すてーじ||はじま|||

準備 は 出来 てる さ じゅんび||でき||

スクナ ちゃん は やっぱり 子供 ねぇ ||||こども|

けど あの 子 強い わ よ ||こ|つよい||

洗練 さ れ た 美し さ から は まだ 程遠い けど せんれん||||うつくし|||||ほどとおい|

パワー なら 私 と 互角 か それ 以上 よ ぱわー||わたくし||ごかく|||いじょう|

また 対戦 申し込ま れ て も 断る こと ね |たいせん|もうしこま||||ことわる||

王 が ２ 人 に クランズマン が ２ 人 と 鳥 １ 羽 おう||じん||||じん||ちょう|はね

けど 誰 も どっち の 王 に も 対等 な 口 を 利く |だれ||||おう|||たいとう||くち||きく

妙 な とこ です ね たえ||||

そう

これ から は そういう 時代 が 来る わ よ ||||じだい||くる||

一人一人 が 力 を 持って ひとりひとり||ちから||もって

誰 に 管理 さ れる こと も なく だれ||かんり|||||

自分 の 力 と 責任 で 生き て いく 時代 が ね じぶん||ちから||せきにん||いき|||じだい||

あなた に は 合って いる と 思う けど |||あって|||おもう|

これ しか ない … か

どういう こと です か

室長 を 罷免 する と は しつちょう||ひめん|||

言葉 どおり の 意味 だ よ ことば|||いみ||

宗像 君 は クリスマス に 御 柱 タワー で 起き た 事件 の 責任 を 取って むなかた|きみ||くりすます||ご|ちゅう|たわー||おき||じけん||せきにん||とって

昨日 付け を もって 室長 職 を 辞し て もらった きのう|つけ|||しつちょう|しょく||じし||

つまり クビ だ |くび|

総理 なん の 権限 が あって あなた が そんな こと を そうり|||けんげん|||||||

権限 なら ある けんげん||

セプター ４ の 持つ 執行 権 は ||もつ|しっこう|けん|

法務 局 の 一部 署 戸籍 課 第 四 分室 に 与え られ た もの だ ほうむ|きょく||いちぶ|しょ|こせき|か|だい|よっ|ぶんしつ||あたえ||||

君 たち は あくまで 公務 員 な の だ よ きみ||||こうむ|いん||||

国 から の 達し に は 従う 義務 が ある くに|||たっし|||したがう|ぎむ||

ですが

君 たち が 今 まで 偉 そう な 顔 を し て い られ た の は きみ|||いま||えら|||かお||||||||

御前 國常 路 大 覚 氏 の ご 威光 が あった から だ おまえ|くにつね|じ|だい|あきら|うじ|||いこう||||

宗像 君 は 身の程 知ら ず に も むなかた|きみ||みのほど|しら|||

御前 に 成り 代わる 気 で い た よう だ が おまえ||なり|かわる|き||||||

その 結果 どう だった ね |けっか|||

御前 が ７０ 年 近く 守り 続け て い た 秘 宝 が おまえ||とし|ちかく|まもり|つづけ||||ひ|たから|

宗像 君 の 管理 下 に 置か れる やいなや むなかた|きみ||かんり|した||おか||

たった ２ か月 で 奪わ れ た |かげつ||うばわ||

資質 が ない と 言わ ざる を え ない だ ろ う ししつ||||いわ|||||||

室長 解任 の 件 は 宗像 君 も 了承 済み の こと だ しつちょう|かいにん||けん||むなかた|きみ||りょうしょう|すみ|||

そんな

ほか の 隊員 は 追って 沙汰 が ある まで 待機 ||たいいん||おって|さた||||たいき

これ は その 命令 書 だ |||めいれい|しょ|

こんな 紙切れ で |かみきれ|

紙切れ は 重要 だ よ かみきれ||じゅうよう||

私 は 形式 を 重んじる ので ね わたくし||けいしき||おもんじる||

くそ っ 室長 が クビ と か どういう こと だ よ ||しつちょう||くび||||||

当 の 室長 は 姿 見せ ない し とう||しつちょう||すがた|みせ||

落ち着け 道明 寺 おちつけ|みちあき|てら

今 まで 国 が こんなに 干渉 し て くる こと など なかった のに いま||くに|||かんしょう|||||||

政府 の 上 が 緑 と 通じ て いる らしい と いう の が 関係 し て いる の か せいふ||うえ||みどり||つうじ||||||||かんけい|||||

伏見 さん が 緑 に 付い た こと と いい ふしみ|||みどり||つけい||||

信じ たく ない 事態 ばかり が こう も 次々 と しんじ|||じたい|||||つぎつぎ|

何 考え て ん だ よ 室長 と いい 伏見 さん と いい なん|かんがえ|||||しつちょう|||ふしみ|||

明日 こそ 映画 見 に 行 こ う よ あした||えいが|み||ぎょう|||

それとも なんか ほか の こと する

あっ アンナ

よかった 帰った か |かえった|

アンナ どこ 行って た ん だ よ ||おこなって||||

ヤシロ たち に 会い に 行って た |||あい||おこなって|

言って くれりゃ 送って っ た のに いって||おくって|||

今 いろいろ 物騒 だ ろ いま||ぶっそう||

ごめん

ところで アンナ

宗像 はん えらい こと に なった みたい や な むなかた||||||||

うん

王 が 国 から クビ を 言い渡さ れる こと が ある と は な おう||くに||くび||いいわたさ|||||||

突然 の こと で セプター ４ 内 部 は 相当 動揺 し とる よう や とつぜん|||||うち|ぶ||そうとう|どうよう||||

隊員 たち も 待機 を 言い渡さ れ て 屯所 から 出 られ へん よ う やし たいいん|||たいき||いいわたさ|||とんところ||だ|||||

大丈夫 かい な 世 理 ちゃん だいじょうぶ|||よ|り|

俺 と 世 理 ちゃん が 潜り込 ん だ JUNGLE 主催 の パーティー に おれ||よ|り|||もぐりこ||||しゅさい||ぱーてぃー|

政府 関係 者 らしき 人間 たち も かなり の 数 おった せいふ|かんけい|もの||にんげん|||||すう|

政府 は 青 より 緑 を 選 ん だ っ ちゅう こと やろ な せいふ||あお||みどり||せん|||||||

このまま や と 世界 が 緑 に 染まる で |||せかい||みどり||そまる|

だから なん す か ね

八田 ちゃん ？ はった|

だから 猿 比 古 の ヤツ は 沈み そう な 船 を 見限って |さる|ひ|ふる||やつ||しずみ|||せん||みかぎって

また 裏切って |うらぎって

今度 は 緑 に 寝返った ん す か ね こんど||みどり||ねがえった||||

ミサキ みさき

俺 また 見回り 行って き ます おれ||みまわり|おこなって||

アンナ シロ さん の 方 は どう やった ||||かた|||

アンナ

ヤシロ の 研究 が 完成 し た ||けんきゅう||かんせい||

じゃあ

うん

石 盤 を 破壊 する いし|ばん||はかい|

そう か シロ さん は ついに その 方法 を 見つけ はった ん や な |||||||ほうほう||みつけ||||

ヤシロ は 決め た ||きめ|

ヤシロ の 夢 の 形 だった 石 盤 を 壊す こと を ||ゆめ||かた||いし|ばん||こわす||

アンナ も え え ん や な

石 盤 は 私 から たくさん の もの を 奪った けれど いし|ばん||わたくし||||||うばった|

それ でも 私 は この 赤 が 好き ||わたくし|||あか||すき

この 赤 に 救わ れ た |あか||すくわ||

アンナ

でも それ を 失って も いい |||うしなって||

私 は ずっと 運命 を 見る こと しか でき なかった わたくし|||うんめい||みる||||

でも 今 は 違う |いま||ちがう

赤 の 王 の 宿命 が 破壊 なら あか||おう||しゅくめい||はかい|

私 は 大事 な 人 たち を 傷つける 運命 を 破壊 する わたくし||だいじ||じん|||きずつける|うんめい||はかい|

分かった わかった

ドイツ で あの 書類 を 見つけ た とき から どいつ|||しょるい||みつけ|||

この とき を 待 っと っ た の かも しれ ん |||ま|||||||

うん あと は

レイシ

どうも

突然 呼び出し て なんの 用 でしょ う 赤 の 王 とつぜん|よびだし|||よう|||あか||おう

話 が し たかった の はなし||||

私 たち は 石 盤 を 破壊 し ます わたくし|||いし|ばん||はかい||

そう です か

確かに それ は 現状 を 打開 する ため に 取り うる 選択肢 の 一 つ です たしかに|||げんじょう||だかい||||とり||せんたくし||ひと||

喫煙 者 やった ん か きつえん|もの|||

ごく まれ に しか 吸い ませ ん が ||||すい|||

あなた 方 に とって は |かた|||

石 盤 は 周防 尊 の 敵 の よう な もの で も あり ます ね いし|ばん||すおう|とうと||てき|||||||||

せ や な

けど そんな 単純 な もの と も 違う ||たんじゅん|||||ちがう

石 盤 は あいつ を 生かし 死な せ た いし|ばん||||いかし|しな||

いろんな もん を 与え もし たし 奪い も し た |||あたえ|||うばい|||

石 盤 ぶ っ 壊し て 留飲 下げよ う いう 気 は ない いし|ばん|||こわし||りゅういん|さげよ|||き||

ただ あれ は もう 破壊 す べき もん や と 俺 も 思う ||||はかい||||||おれ||おもう

石 盤 が 危険 な もの で ある と いう 点 に つい て は 同意 し ます いし|ばん||きけん|||||||てん|||||どうい||

ですが 今 の この 国 の 発展 は |いま|||くに||はってん|

亡き 黄金 の 王 國常 路 大 覚 が あって こ そのもの なき|おうごん||おう|くにつね|じ|だい|あきら||||その もの

言い換え れ ば 石 盤 システム は この 国 に 深く 根 を 下ろし て いる いいかえ|||いし|ばん|しすてむ|||くに||ふかく|ね||おろし||

失う わけ に は いか ない の です よ うしなう||||||||

そんな こと 言う とる 場合 と ちゃ う ん や ない の か ||いう||ばあい||||||||

比 水 は 石 盤 の 力 を 解放 し て ひ|すい||いし|ばん||ちから||かいほう||

全 人類 に 異 能 を 与えよ う と し とる ぜん|じんるい||い|のう||あたえよ||||

そんな こと に なったら

ええ それ は なんと し て でも 阻止 し なけ れ ば なり ませ ん |||||||そし|||||||

ですが 緑 の 王 が 変革 を 望み |みどり||おう||へんかく||のぞみ

赤 の 王 が 破壊 を 決意 する なら ば あか||おう||はかい||けつい|||

青 の 王 で ある 私 は 秩序 を 目指す あお||おう|||わたくし||ちつじょ||めざす

石 盤 は 秩序 の 下 適切 に 行使 さ れる べき です いし|ばん||ちつじょ||した|てきせつ||こうし||||

今 の あんた に それ が できる と は 思え ん けど な いま|||||||||おもえ|||

アンナ は あんた の こと も 心配 し とる ||||||しんぱい||

あなた の 剣 もう 危ない ||けん||あぶない

無理 を し たら 堕 ち て しまう むり||||だ|||

笑う とこ やった か わらう|||

いえ 失礼 |しつれい

いつか と 立場 が 逆だ と 思ったら ||たちば||ぎゃくだ||おもったら

少々 おかしく なって しまい まし た しょうしょう|||||

逆 私 も 同じ ように 赤 の 王 を いさめ た こと が あり まし た ぎゃく|わたくし||おなじ|よう に|あか||おう|||||||| 徒労 に 終わり まし た が とろう||おわり|||

レイシ

なん でしょ う

あなた は ミコト と は 違う |||||ちがう

止まり なさい 赤 の 王 とまり||あか||おう

この 案件 は セプター ４ の 管轄 です |あんけん||||かんかつ|

知ら ねぇ な しら||

そちら さん が さっき そこ で 確保 し た スト レイン ||||||かくほ|||すと|

うち の 縄張り で やら かし て くれ た 連中 で な ||なわばり|||||||れんちゅう||

ち っと ばかり 聞き たい こと も ある んで |||きき|||||

譲って もらえ へん か なぁ ゆずって||||

室長 しつちょう

当然 「 はい そうです か 」 と いう わけ に は いき ませ ん ね とうぜん||そう です||||||||||

いつも ながら 迷惑 な 連中 です ||めいわく||れんちゅう|

燃やせ もやせ

No blood No bone No ash

剣 を もって 剣 を 制す けん|||けん||せいす

我ら が 大義 に 曇り なし われら||たいぎ||くもり|

総員 抜 刀 そういん|ぬき|かたな

秋山 抜 刀 あきやま|ぬき|かたな

弁 財 抜 刀 べん|ざい|ぬき|かたな

加茂 抜 刀 かも|ぬき|かたな

道明 寺 抜 刀 みちあき|てら|ぬき|かたな

榎本 抜 刀 えのもと|ぬき|かたな

布施 抜 刀 ふせ|ぬき|かたな

五島 抜 刀 ごとう|ぬき|かたな

日高 抜 刀 ひだか|ぬき|かたな

伏見 抜 刀 ふしみ|ぬき|かたな

淡 島 抜 刀 あわ|しま|ぬき|かたな

宗像 抜 刀 むなかた|ぬき|かたな

十 束 じゅう|たば

はい よ

行 こ う アンナ ぎょう|||

ミコト

あなた の 無軌道 な 力 の 行使 度 し 難い ||むきどう||ちから||こうし|たび||かたい

御 託 は いら ねぇ ご|たく|||

ならば 力 で ねじ伏せ ま しょ う |ちから||ねじふせ|||

受け て み なさい 周防 尊 うけ||||すおう|とうと

草薙 出雲 引け くさなぎ|いずも|ひけ

ごめん な 世 理 ちゃん そういう わけ に も いか ん の や ||よ|り|||||||||

ん な もん じゃ ねぇ だ ろ

さすが です ね

しかし

ミコト

平気 平気 へいき|へいき

あれ は 王様 同士 の こんにち は み たい な もの だって ||おうさま|どうし||||||||

タタラ 適当 |てきとう

ごめん

けど 心配 し なく て いい と 思う よ |しんぱい||||||おもう|

キング と 宗像 さん は きんぐ||むなかた||

きっと ああ やって 力 を ぶつけ合う こと で |||ちから||ぶつけあう||

言葉 を 交わし て いる ん だ よ ことば||かわし|||||

まったく つくづく 不愉快 な 男 です ||ふゆかい||おとこ|

青 の 王 に なって 以来 何度 あなた に 邪魔 を さ れ た こと か あお||おう|||いらい|なんど|||じゃま||||||

こっち の セリフ だ な ||せりふ||

我々 王 の 力 は われわれ|おう||ちから|

この よう な 無駄 な 使い 方 を する もの で は あり ませ ん |||むだ||つかい|かた||||||||

ん な こと 誰 が 決め た |||だれ||きめ|

決める 決め ない と いう 問題 で は ない でしょ う きめる|きめ||||もんだい|||||

力 を 持つ 者 は その 力 に 責任 を 負う べき だ と いう 話 です ちから||もつ|もの|||ちから||せきにん||おう|||||はなし|

その 割 に はて め ぇ も 案外 楽し そう じゃ ねぇ か |わり||||||あんがい|たのし||||

ご 冗談 を |じょうだん|

秩序 なき 力 の 行使 ちつじょ||ちから||こうし

終着 点 なき 疾走 しゅうちゃく|てん||しっそう

再生 なき 破壊 さいせい||はかい

炎 の 王 と いう の は 確かに あなた に お 似合い だ えん||おう|||||たしかに||||にあい|

意味 も なく 燃え 焼け落ちる いみ|||もえ|やけおちる

実に … じつに

胸 くそ 悪い むね||わるい

そう それ です

そい つ は 気 が 合う な |||き||あう|

て め ぇ も 秩序 の 王 は お 似合い だ よ ||||ちつじょ||おう|||にあい||

し ち めん どく せ ぇ 御 託 を 並べ て ||||||ご|たく||ならべ|

いちいち 他人 に 干渉 する |たにん||かんしょう|

まったく …

胸 くそ が 悪い むね|||わるい

ああ それ だ

毎度 毎度 お 行儀 よく て 窮屈 じゃ ねぇ の か まいど|まいど||ぎょうぎ|||きゅうくつ||||

もちろん 私 は あなた と は 違い ます |わたくし|||||ちがい|

だ ろ う な

ミコト と は 違う |||ちがう

私 が いさめ られる 側 に なる と は かつて は 思って い ませ ん でし た ね わたくし||||がわ|||||||おもって||||||

あんなに も あいつ の 道 を 愚か だ と 思って い た のに ||||どう||おろか|||おもって|||

レイシ

どちら に せよ もはや 三 王 同盟 は 無効 です ||||みっ|おう|どうめい||むこう|

どういう 意味 や |いみ|

私 は 政府 から の 通達 に より わたくし||せいふ|||つうたつ||

昨日 付け で 室長 職 を 罷免 さ れ まし た きのう|つけ||しつちょう|しょく||ひめん||||

今後 は クラン を 率いる 長 と して こんご||||ひきいる|ちょう||

あなた たち と 協力 する こと は でき ませ ん |||きょうりょく||||||

室長 や なくなって も あんた は まだ 青 の 王 やろ しつちょう|||||||あお||おう|

今 途方 に 暮れ とる 青 服 の 連中 は いま|とほう||くれ||あお|ふく||れんちゅう|

あんた の クランズマン は どう する ん や

レイシ

この 方法 で 石 盤 を 破壊 する |ほうほう||いし|ばん||はかい|

そんな こと が 本当 に 可能 な の か |||ほんとう||かのう|||

今 まで 石 盤 の 破壊 は 不可能 だ と 思わ れ て い た いま||いし|ばん||はかい||ふかのう|||おもわ||||

だからこそ これ は 緑 の 王 で さえ 予想 だ に し て い ない はず の |||みどり||おう|||よそう||||||||

起死 回生 の 一 手 と なる きし|かいせい||ひと|て||

だが その よう な やり 方 危険 で は ない の か |||||かた|きけん|||||

そこ は 研究 者 と して の 僕 を 信じ て もらう しか ない な ||けんきゅう|もの||||ぼく||しんじ|||||

はい は いはい

我が 輩 は シロ を 信じる わが|やから||||しんじる

ありがとう ネコ |ねこ

よし よし

俺 も 信じ てる おれ||しんじ|

信じ て いる と も しんじ||||

お前 は 俺 たち と 一緒 に やる べき こと を やり おまえ||おれ|||いっしょ||||||

俺 たち と 一緒 に 帰る ん だ おれ|||いっしょ||かえる||

うん 大丈夫 |だいじょうぶ

ちゃんと 自分 が 生き て 帰る こと まで 含め て の 計画 だ |じぶん||いき||かえる|||ふくめ|||けいかく|

そう だ

二 人 に 渡し たい もの が あった ん だ ふた|じん||わたし||||||

はい これ

なに これ

ほら 僕たち って クラン の 名前 と か クラン の 印 と か なかった じゃ ない |ぼくたち||||なまえ|||||いん|||||

ちょっと ほか の クラン が 羨ま し い なって 思って て |||||うらやま||||おもって|

なるほど

これ が 俺 たち の クラン の 印 と いう わけ か ||おれ|||||いん||||

せっかく だ から

ピカピカ だ きれい ぴかぴか||

クラン の 名前 も 付け たい ん だ けど ||なまえ||つけ||||

クロ 付け て くれ ない |つけ|||

俺 が か おれ||

うん すてき な の を 一 つ 頼む よ |||||ひと||たのむ|

分かった わかった

そう だ な

俺 たち に ふさわしい もの と いう と おれ|||||||

白米 はくまい

よし 決まった |きまった

俺 たち の クラン の 名 は おれ|||||な|

名 は な|

名 は な|

白米 党 だ はくまい|とう|

うむ

白米 は 食 の 中心 で あり はくまい||しょく||ちゅうしん||

健康 な 体 を 作る ため の 基本 だ けんこう||からだ||つくる|||きほん|

そして お前 の 好物 だ |おまえ||こうぶつ|

そう だ ろ う

あ ああ

白米 党 はくまい|とう

幸せ は 白い お 米 に 詰まって る しあわせ||しろい||べい||つまって|

確かに ちゃぶ台 を 囲む 僕たち に は たしかに|ちゃぶだい||かこむ|ぼくたち||

ぴったり な の かも しれ ない ね

よし 僕ら 白米 党 力 を 合わせて 頑張 ろ う |ぼくら|はくまい|とう|ちから||あわせて|がんば||

うん 頑張る |がんばる

比 水流 は ネコ の こと を 雨 乃 雅 日 と 呼 ん だ ひ|すいりゅう||ねこ||||あめ|の|ただし|ひ||よ||

彼 は ネコ が ネコ に なる 前 の こと を 調べ て 知って いる ん だ ろ う かれ||ねこ||ねこ|||ぜん||||しらべ||しって|||||

その こと を 問いただせ ば |||といただせ|

シロ 我 が 輩 は ネコ で ある シロ の ネコ で ある |われ||やから||ねこ|||||ねこ||

そ … そ っ か そう だ ね ごめん

ネコ も 俺 も 今 お前 の 仲間 と して ここ に いる ねこ||おれ||いま|おまえ||なかま|||||

それ が 全て だ ||すべて|

今度 は 最後 まで ついていく から な こんど||さいご||||

足手まとい に は なら ない あしでまとい||||

我が 輩 も わが|やから|

うん みんな で 行 こ う |||ぎょう||

その ため に まずは JUNGLE の 本拠 地 の 場所 を 見つけ ない と ||||||ほんきょ|ち||ばしょ||みつけ||

シロ

どう し た シロ

シロ 大丈夫 シロ |だいじょうぶ|

アンナ どな い し た

石 … 石 盤 … が いし|いし|ばん|

とうとう 来 や がった か |らい|||

はい 来 まし た 石 盤 が 解き放た れ ます |らい|||いし|ばん||ときはなた||

自由 に なり ます じゆう|||

ついに 変革 です |へんかく|

始まって しまい まし た か はじまって||||

ですが 捜す 手間 は 省け まし た |さがす|てま||はぶけ||

どこまでも つか は 分かり ませ ん が |||わかり|||

限界 まで 走って みる と し ま しょ う げんかい||はしって||||||

らしく ねぇ な 宗像 |||むなかた

まったく だ よ

石 盤 は 目覚め 世界 は 改変 さ れ いし|ばん||めざめ|せかい||かいへん||

王 たち は 柱 の もと に 集う おう|||ちゅう||||つどう

次回 K RETURN OF KINGS じかい||||

第 十 一 話 KALI - YUGA だい|じゅう|ひと|はなし||

あなた たち の 好き に は させ ない |||すき|||さ せ|