Nanatsu no Taizai Episode 24 Nanatsu no Taizai Episode 24

♪～

( ﾒﾘｵﾀﾞｽ ) 諦め ん な ！ |あきらめ||

俺 たち 七 つ の 大 罪 が いる かぎり ！ おれ||なな|||だい|ざい|||

♪～

ふん ！ ( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) は あ ～ ！

ドォーン ！

ドスッ ！

( 聖 騎士 ) す … すげ ぇ ｡\ N ( 聖 騎士 ) これ が 伝説 の 騎士 団 の 力 ｡ せい|きし|||||せい|きし|||でんせつ||きし|だん||ちから

( ｴﾘｻﾞﾍﾞｽ ) メリオダス 様 …｡ ||さま

大丈夫 ｡ エリザベス の おかげ で 底 を つい て た 体力 も 元 に 戻った ｡ だいじょうぶ|||||そこ|||||たいりょく||もと||もどった

あと は 俺 たち に 任せ て お前 は ホーク に 付い て やって くれ ｡ ||おれ|||まかせ||おまえ||ほーく||つけい|||

ホーク ちゃん … ほーく|

ずっと そば に いる から ね ｡

( ﾅﾚ ｰ ｼｮﾝ ) ＜ これ は いまだ 人 と 人 なら ざる もの の 世界 が ||||||じん||じん|||||せかい|

分かた れ て は い なかった 古 の 物語 ＞ わかた||||||ふる||ものがたり

＜ ブリ タニア の 歴史 の 中 で ぶり|||れきし||なか|

幾 度 と なく 繰り返さ れ て き た 争い ＞ いく|たび|||くりかえさ|||||あらそい

＜ 何故 に それ は 始まり どう 決着 を 見いだす もの か なぜ||||はじまり||けっちゃく||みいだす||

もはや 誰 も 知り え ない ＞ |だれ||しり||

＜ その 答え を 知る 者 は ただ 一 人 ＞ |こたえ||しる|もの|||ひと|じん

＜ そして その 男 が 率いる 騎士 団 こそ ||おとこ||ひきいる|きし|だん|

伝説 の 七 つ の 大 罪 ！ ＞ でんせつ||なな|||だい|ざい

♪～

ドォーン ！

♪～

( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) うそ …｡ ほとんど ダメージ を 与え られ て い ない ｡ |||だめーじ||あたえ||||

( ﾊﾞﾝ ) ち っ ！ 腕 も い で やった つもり な の に よ ｡ |||うで|||||||||

あの 装甲 の 硬 さ は 厄介 すぎ だ ろ ｡ |そうこう||かた|||やっかい|||

まだ 希望 は ある ｡\ N あん ？ |きぼう||||

ゴウ セル あれ を やる ｡\ N 全員 に 伝達 を 頼む ！ ||||||ぜんいん||でんたつ||たのむ

( ｷﾝｸﾞ ) 団長 … ゴウ セル は もう …｡ |だんちょう||||

わ っ ！ えっ ! ?

( ｺﾞｳｾﾙ ) 眼鏡 眼鏡 ｡\ N ( ｷﾝｸﾞ ) 生き てる よ ！ |めがね|めがね|||いき||

( ｺﾞｳｾﾙ ) よし ！ 了解 だ 団長 ｡ ||りょうかい||だんちょう

( ｷﾝｸﾞ ) き … 君 は 一体 何者 ？ ||きみ||いったい|なにもの

と ん ！ ｢ 光 矢 伝達 ｣｡ ||ひかり|や|でんたつ

( ｷﾞﾙｻﾝﾀﾞ ｰ ) こ … これ は …｡

一瞬 で ゴウ セル の 指示 が 頭 に 流れ込 ん で き た ｡ いっしゅん|||||しじ||あたま||ながれこ||||

( ﾊｳｻﾞ ｰ ) マジ か よ ｡\ N これ が 作戦 だ と ？ ||||||||さくせん||

団長 ほんと に いい の ？ だんちょう||||

さあ みんな いって みよ う か ！

♪～

( ﾍﾝﾄﾞﾘｸｾﾝ ) 魔力 を 解 い た ？ なん の つもり だ ？ |まりょく||かい||||||

くっ ！ パシッ ！

へ っ ！ ふん ！ ドォーン ！

よっ ！ ドゴン ！

キング どう する の ？ 分かって る ！ きんぐ||||わかって|

こう なったら やる しか …｡\ N くっ ！

｢ 雷 帝 の 鉄 槌 ｣ ！ バリバリ バリッ ！ かみなり|みかど||くろがね|つち|ばりばり|

くっ …｡\ N 味方 ごと 討ち に くる と は ｡ ||みかた||うち||||

私 のみ に 的 を 絞る 余裕 は もはや ない か ｡ わたくし|||てき||しぼる|よゆう||||

( ﾏﾙﾏｽ ) チャッ ！ ｢ 重力 × ３０ ｣ ！ ||じゅうりょく

よくも おら の 正義 感 踏みにじって くれ た だ なぁ ～ ！ |||せいぎ|かん|ふみにじって||||

( ﾊｳｻﾞ ｰ ) ｢ ライジング トルネード ｣ ！ くっ ！ |||とるねーど|

( ﾏﾙﾏｽ ) ん ぎ ぃ ～ ！ も … もう 魔力 が もた ねぇ べ …｡ ||||||まりょく||||

早 ぇ な ！ もう 少し もた せろ ！ はや||||すこし||

( ﾏﾙﾏｽ ) う ひ ぃ ～ ！ ( ﾊｳｻﾞ ｰ ) くっ ！

よし … ひ ぃ ～ ！ ( ﾍﾝﾄﾞﾘｸｾﾝ ) あっ ｡

お前 の 相手 は 俺 な ｡\ N ボゥン ボゥン ボゥン ボゥン … おまえ||あいて||おれ||||||

私 の 動き を 止める ため に 自ら も 犠牲 に なる か ｡ わたくし||うごき||とどめる|||おのずから||ぎせい|||

殊勝 な 心掛け だ が ダメージ を 受け て いる の は しゅしょう||こころがけ|||だめーじ||うけ||||

貴 様 一 人 の よう だ な ｡ とうと|さま|ひと|じん||||

ん ？ なるほど ｡

エリザベス の 力 で 回復 し た の は あくまで 体力 のみ ｡ ||ちから||かいふく||||||たいりょく|

あっ … ぐ わ っ ！

もはや 貴 様 に は ｢ 全 反撃 ｣ を 使う 魔力 すら |とうと|さま|||ぜん|はんげき||つかう|まりょく|

残って い ない の で は ？ のこって|||||

に ひ っ ｡\ N ドォーン ！

団長 ！ だんちょう

♪～

｢ 暗黒 の 環 ｣｡ あんこく||かん

♪～

あんまり 俺 を … |おれ|

なめ ん な ！ ドゴン ！ な め|||

あっ …｡\ N ぐ っ ！

団長 ごめん ね ｡ だんちょう||

｢ 千 の [ 外 : D 0 ED 8 FFBC 229 F 84 DD 796 CDD 6 DE 36 D 2 E 4 ] ｣ ！ やめ て ディ アンヌ ！ せん||がい|||||||||||||

霊 槍 シャスティフォル 第 四 形態 れい|やり||だい|よっ|けいたい

｢ 光 華 ｣ ！ ひかり|はな

( ﾏﾙﾏｽ ) ぬ お ～ ！ ( ﾊｳｻﾞ ｰ ) まずい ！ 退避 しろ ！ ||||||たいひ|

理解 に 苦しむ ぞ 憤怒 の 罪 … 憤怒 の 罪 よ ｡ りかい||くるしむ||ふんぬ||ざい|ふんぬ||ざい|

濡れ衣 で 追放 さ れ ながら も ぬれぎぬ||ついほう||||

なお 王国 の ため に 我が身 を 犠牲 に しよ う と は ｡ |おうこく||||わがみ||ぎせい|||||

は ぁ は ぁ は ぁ …｡

この 私 が 全て を 破 壊し 尽くす と いう のに ｡ |わたくし||すべて||やぶ|こわし|つくす|||

( ﾊﾞﾝ ) そう は いく かって ぇ の ｡

無駄 な こと を ｡\ N 貴 様 たち の 攻撃 は むだ|||||とうと|さま|||こうげき|

英雄 メリオダス を 殺し こそ すれ 私 を 殺す こと は でき ない ｡ えいゆう|||ころし|||わたくし||ころす||||

さ ～ て どう かな ？ ｢ バニシング ･ キル ｣ ！

ザシュ ！ ぐ っ ！

( 心 の 声 ) ≪ ヤツ は 何 を …≫\ N これ で 十 分 か ？ 団 ち ょ ｡ こころ||こえ|やつ||なん|||||じゅう|ぶん||だん||

おう ｡

な … なん だ ？ この 魔力 は ｡ ||||まりょく|

( ﾍﾝﾄﾞﾘｸｾﾝ ) まさか …｡\ N その まさか だ ｡

｢ リベンジ ･ カウンター ｣ ！ |かうんたー

( ｺﾞｳｾﾙ ) 魔力 を 解除 し た 状態 で 受け た |まりょく||かいじょ|||じょうたい||うけ|

あらゆる 攻撃 魔法 を 蓄積 チャージ し |こうげき|まほう||ちくせき|ちゃーじ|

一気に 放出 する ｡ いっきに|ほうしゅつ|

加減 を 一 つ 間違え ば 自滅 必至 の 諸刃 の 剣 に し て かげん||ひと||まちがえ||じめつ|ひっし||もろは||けん|||

団長 の … 究極 技 だ ！ ( ３ 人 ) あぁ …｡ だんちょう||きゅうきょく|わざ||じん|

俺 の 計算 だ と この 技 を 受け た お 前 の 生存 確率 は おれ||けいさん||||わざ||うけ|||ぜん||せいぞん|かくりつ|

０.２ ％ だ ｡ 頑張れ ｡ |がんばれ

♪～

ぐ わ っ ！ あっ …｡

( ｸﾞﾘｱﾓ ｰ ﾙ ) 私 に も 別れ の 挨拶 を さ せ て もら お う ｡ |||わたくし|||わかれ||あいさつ|||||||

( ﾊｳｻﾞ ｰ ) 生き て た の か ! ? グリア モール ！ ||いき||||||もーる

ど いつ も こいつ も …\ N どこ まで 私 の 邪魔 を する ！ ||||||||わたくし||じゃま||

まだ 分から ねぇ か ヘンド リク セン ｡ |わから|||||

お前 は くだら ねぇ 力 と 引き換え に おまえ||||ちから||ひきかえ|

大事 な もん を 全部 捨て ち まった ｡ だいじ||||ぜんぶ|すて||

♪～

キン ！ きん

♪～

それ が お前 の 罪 だ ぜ ！ ||おまえ||ざい||

この 私 が … |わたくし|

お前 ごとき に ぃ ～～ おまえ|||

ドオォーーン ！ ドオォー-ン

ドォーン ！

よっ ｡

へ へ っ ｡

あっ ！

団長 ！ あ あっ ！ だんちょう||

♪～

( 国王 ) う お っ ほん ！ ( ２ 人 ) あっ ｡ こくおう|||||じん|

( ﾊｳｻﾞ ｰ ) こ … 国王 陛下 ！ |||こくおう|へいか

ち … 父上 ！ お 体 の 具合 は |ちちうえ||からだ||ぐあい|

もう よろしい の です か ？ ( 国王 ) ああ ｡ |||||こくおう|

よかった ｡\ N マーリン

バル トラ の 治療 は 終わった の か ？ |とら||ちりょう||おわった||

( ﾏ ｰ ﾘﾝ ) 前 から 試し たかった 魔 界 の 新 秘術 が |||ぜん||ためし||ま|かい||しん|ひじゅつ|

ことのほか うまく いって な ｡\ N えっ ？

国王 を 実験 に 使 お う なんて こくおう||じっけん||つか|||

いい 度胸 し てる わ ｡ |どきょう|||

結果 よけ れ ば … だ ｡\ N そう だ ろ う ？ 国王 陛下 ｡ けっか||||||||||こくおう|へいか

( 国王 ) は … は はっ ｡ うむ ｡\ N ≪ ( ｷﾞﾙｻﾝﾀﾞ ｰ ) 陛下 ！ こくおう||||||||へいか

どう か 我ら 聖 騎士 に 厳しい 裁き を ｡ ||われら|せい|きし||きびしい|さばき|

我々 は 道 を 踏み外し まし た ｡ われわれ||どう||ふみはずし||

聖戦 の 回避 を 訴え た 陛下 の お 言葉 を 無視 し せいせん||かいひ||うったえ||へいか|||ことば||むし|

人々 の 苦しみ に 目 を 背け て き まし た ｡ ひとびと||くるしみ||め||そむけ||||

もはや 我々 に 聖 騎士 を 名乗る 資格 すら あり ませ ん ｡ |われわれ||せい|きし||なのる|しかく||||

どう か 厳しい 裁き を ！ ||きびしい|さばき|

分かった ｡ で は 沙汰 を 下す ｡ わかった|||さた||くだす

お前 たち 全員 これ から 当面 休暇 は なし と する ｡ おまえ||ぜんいん|||とうめん|きゅうか||||

( 一同 ) あっ …｡ いちどう|

( ﾊｳｻﾞ ｰ ) 陛下 ！ そんな こと で は 我々 の 罪 は …｡ ||へいか|||||われわれ||ざい|

( 国王 ) お前 たち が いくら 罰 せ られ た ところ で こくおう|おまえ||||ばち|||||

苦し ん で き た 民 の 傷 が 簡単 に 癒える もの で は ない ｡ にがし|||||たみ||きず||かんたん||いえる||||

今 こそ 王国 聖 騎士 と して いま||おうこく|せい|きし||

一刻 も 早い 王国 の 復興 と 民 の 救済 に 尽力 せよ ！ いっこく||はやい|おうこく||ふっこう||たみ||きゅうさい||じんりょく|

( 一同 ) はい ！ いちどう|

( 国王 ) メリオダス そして 七 つ の 大 罪 よ こくおう|||なな|||だい|ざい|

大 儀 で あった ！ だい|ぎ||

裏切り者 の 濡れ衣 を 着せ られ た にもかかわらず うらぎりもの||ぬれぎぬ||ちゃくせ|||

王国 を 守って くれ た こと おうこく||まもって|||

そして 娘 を 守り 続け て くれ た こと |むすめ||まもり|つづけ||||

王 と して … 一 人 の 父 と して 感謝 する ｡ ありがとう ｡ おう|||ひと|じん||ちち|||かんしゃ||

堅苦しい の は なし で いこ う ぜ バル トラ ｡ かたくるしい|||||||||とら

僕たち は 友達 の ため に 当然 の こと を し た だけ だ よ ｡ ぼくたち||ともだち||||とうぜん||||||||

ねっ ！ うん ｡

( 国王 ) エリザベス ｡\ N あっ ｡ こくおう|||

お前 は 本当 に 強く なった ｡ おまえ||ほんとう||つよく|

よくぞ 一 人 で 七 つ の 大 罪 を 捜し出し て くれ た ｡ |ひと|じん||なな|||だい|ざい||さがしだし|||

私 は 父 と して お前 を とても 誇り に 思う ｡ わたくし||ちち|||おまえ|||ほこり||おもう

♪～

でも … でも その せい で ホーク ちゃん は …｡ |||||ほーく||

私 の 大切 な お 友達 だった のに ｡ わたくし||たいせつ|||ともだち||

ホーク は お前 の せい だ なんて 思っちゃ い ねぇ さ ｡ ほーく||おまえ|||||おもっちゃ|||

でも …｡

( ﾊﾞﾝ ) 師匠 … お前 に は |ししょう|おまえ||

ひで ぇ こと さんざん 言 っち まっ た な ｡ ||||げん||||

ダチ じゃ ねぇ なんて …｡

本当 に ひで ぇ こと 言 っち まっ た ｡ ほんとう|||||げん|||

俺 が 気 に 入った ヤツ は み ～ ん な おれ||き||はいった|やつ||||

俺 の 前 から い なく な っち まう ｡ おれ||ぜん||||||

( ｺﾞｳｾﾙ ) だが 結果 的 に は ラッキー だった ｡ ||けっか|てき|||らっきー|

くっ ！ あの 場面 で 団長 が 死ね ば ||ばめん||だんちょう||しね|

俺 たち の 勝率 は かなり 低く なった が おれ|||しょうりつ|||ひくく||

残飯 長 が 死 ん だ こと に よる 戦力 の 低下 は ０ だ ｡ ざんぱん|ちょう||し||||||せんりょく||ていか||

なんの 支障 も ない ｡\ N て め ぇ ！ |ししょう||||||

( ﾏ ｰ ﾘﾝ ) まあ 待て 強 欲 の 罪 バン ｡ ||||まて|つよ|よく||ざい|ばん

( ﾊﾞﾝ ) どけ マーリン ！ ( ﾏ ｰ ﾘﾝ ) ゴウ セル に 悪気 は ない ｡ |||||||||わるぎ||

許し て やれ ｡\ N ち っ ！ くっ …｡ ゆるし||||||

なら しばらく 黙って ろ くそ 眼鏡 ！ ||だまって|||めがね

なぜ 怒る ？ ( ﾏ ｰ ﾘﾝ ) ゴウ セル |いかる|||||

私 が 与え た 鎧 は どう し た ？ わたくし||あたえ||よろい||||

壊れ た ｡\ N そう か ｡ こぼれ||||

早々 に 代わり の もの を 用意 しよ う ｡ はやばや||かわり||||ようい||

ホーク 勝手 に 店 辞め たら 許さ ねぇ ぞ ｡ ほーく|かって||てん|やめ||ゆるさ||

お前 の 代わり に 誰 が 残飯 片づけ ん だ よ ｡ おまえ||かわり||だれ||ざんぱん|かたづけ|||

( ﾊﾞﾝ ) 今度 の 勝利 と 栄誉 は 全部 師匠 の もん だ ｡ |こんど||しょうり||えいよ||ぜんぶ|ししょう|||

なあ ？ 団 ち ょ ｡ |だん||

ああ ｡ 戻って こい よ ｡ |もどって||

そ したら 毎日 の 飯 の 量 ３ 倍 に して やる ぜ ｡ ||まいにち||めし||りょう|ばい||||

≪ ( ﾎ ｰ ｸ ) その 言葉 忘れ ん な ｡\ N えっ ？ ||||ことば|わすれ||||

な っ ！ ( ２ 人 ) えっ ! ? ||じん|

♪～

プコッ ！

( ﾊﾞﾝ ) あぁ …｡\ N ホーク … ちゃん ？ |||ほーく|

お前 生き てる の か ？ おまえ|いき|||

うん そう み たい ｡ う っ ！

( ﾊﾞﾝ ) 師匠 最高 ～ ！ う わ ぁ ～ ！ |ししょう|さいこう|||

( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) わ あ ～ 信じ られ ない ！ ( ｷﾝｸﾞ ) 小さく なって る ! ? |||しんじ||||ちいさく||

( ﾊﾞﾝ ) は は はっ ！ グッ ！

った く むちゃ する 豚 野郎 だ ぜ ｡ ||||ぶた|やろう||

あっ ｡ ん ぐ っ ！

あっ ずるい ！ 待って ｡ ||まって

あっ エリザベス ｡

メリオダス 様 も です ｡ もう … |さま|||

いつも むちゃ ばかり する ん だ から ｡

ふ ふ っ ｡

♪～

( ﾍﾞﾛﾆｶ ) エリー ｡\ N あっ ｡ |えりー||

ベロニカ 姉 様 ？ |あね|さま

ベロニカ 姉 様 ！ どうして ？ 姉 様 は だって …｡ |あね|さま||あね|さま||

( ｸﾞﾘｱﾓ ｰ ﾙ ) バイ ゼル で 皆さん と 別れ た あと ||||||みなさん||わかれ||

突然 目 を 覚まさ れ た の です ｡ とつぜん|め||さまさ||||

( ﾍﾞﾛﾆｶ ) あんた の おかげ だ よ ｡

姉 様 … よかった ｡ あね|さま|

本当 に ！ う う っ …｡\ N ( ﾍﾞﾛﾆｶ ) 泣き虫 だ な エリー は ｡ ほんとう|||||||なきむし|||えりー|

とりあえず 一 件 落着 だ な ｡ |ひと|けん|らくちゃく||

( ﾊﾞﾝ ) まっ そう だ な ｡\ N ところ で 師匠 は なんで こんな ||||||||ししょう|||

ちっちゃ く な っち まっ た ん だ ？ 謎 ｡ ||||||||なぞ

メリオダス 様 ｡\ N ああ ｡ |さま||

終わった ん だ ｡ おわった||

｢ 常 闇 の 棺 ｣ が どこ に も ない ？ とわ|やみ||ひつぎ|||||

( ﾏ ｰ ﾘﾝ ) ああ ｡ 魔力 を 使って いろいろ と 調べ て み た が ||||まりょく||つかって|||しらべ||||

まるで 反応 が ない ｡\ N なら 一体 どこ に …｡ |はんのう|||||いったい||

( ﾏ ｰ ﾘﾝ ) 念のため 王 都 中 を 調べ た が |||ねんのため|おう|と|なか||しらべ||

結果 は 同じ だった ｡ ただ 一 つ けっか||おなじ|||ひと|

団長 殿 が ヘンド リク セン を 倒し た 直後 だんちょう|しんがり||||||たおし||ちょくご

あの 辺り で 奇怪 な 鳥 らしき 生物 が |あたり||きかい||ちょう||せいぶつ|

南 の 空 へ 飛び去った と の 目撃 情報 が あった ｡ みなみ||から||とびさった|||もくげき|じょうほう||

南 か ｡\ N まっ そう 渋い 顔 を する な 団長 殿 ｡ みなみ|||||しぶい|かお||||だんちょう|しんがり

ｱ ｰ ｻ ｰ に は 留守 に する と 伝え て き た ｡\ N ん ？ ||||||るす||||つたえ|||||

暴 食 の 罪 マーリン 七 つ の 大 罪 と して あば|しょく||ざい||なな|||だい|ざい||

しばし 同行 しよ う ｡ |どうこう||

じゃ んじゃ ん 木材 持ってこい ！ |||もくざい|もってこい

明日 の 王国 誕生 祭 まで に は ひと 区切り つけ とく ぞ ！ あした||おうこく|たんじょう|さい|||||くぎり|||

( ｷﾝｸﾞ ) は ぁ ～ あ … ディ アンヌ すごく 落ち込 ん でる だ ろ う な ｡ |||||||おちこ||||||

団長 と エリザベス 様 の あんな 様子 見 たら ｡ だんちょう|||さま|||ようす|み|

あっ ！ でも これ って ディ アンヌ を

おい ら に 振り向か せる チャンス じゃ ない か ！ |||ふりむか||ちゃんす|||

あぁ …｡\ N ( ｵｽﾛ ｰ ) バフォ ｡

( ｷﾝｸﾞ ) チャンス った って 何 すりゃ いい の さ …｡ |ちゃんす|||なん||||

≪ ( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) チャンス が どう し た の ？ |ちゃんす|||||

ディ アンヌ ！ あれ ？ どう し た の ？

( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) 服 を 新調 する 間 は 小さく なって ろ って |ふく||しんちょう||あいだ||ちいさく|||

マーリン が 特別 な 薬 を 作って くれ た ん だ ｡ ||とくべつ||くすり||つくって||||

キング ？ この お 洋服 … 変 ？ きんぐ|||ようふく|へん

あっ いや なんて いう か …｡

それとも やっぱり 僕 が 小さい と 変 ？ ||ぼく||ちいさい||へん

違う よ 違う よ ！ そう じゃ なく て ！ ちがう||ちがう|||||

お っ きく て も 小さく て も |||||ちいさく||

ディ アンヌ は ディ アンヌ だ なぁ って そう 思った だけ ｡ |||||||||おもった|

ふ ふ っ ｡ ぷぷ ～ ！ そんな の 当たり 前 じゃ ない ｡ ||||||あたり|ぜん||

キング って ば 変 な の ｡\ N 変 かな ～ ？ きんぐ|||へん||||へん|

そう だ ！ せっかく だ し 誰 か 明日 の 王国 誕生 祭 に |||||だれ||あした||おうこく|たんじょう|さい|

誘って み たら ？ 例えば 団長 と か …｡ さそって|||たとえば|だんちょう||

≪ あ あ ～ おい ら の バカ バカ ！ ≫ |||||ばか|ばか

≪ 本当 は 一緒 に 行き たい の は おい ら じゃ ない か ≫ ほんとう||いっしょ||いき||||||||

( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) うん じゃあ 誘って みる ｡ |||さそって|

キング 一緒 に お祭り 行 こ ｡ きんぐ|いっしょ||おまつり|ぎょう|

はい ？ ( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) だ から

僕 と キング の 二 人 で ｡ ねっ ？ ( ｷﾝｸﾞ ) はい ？ ぼく||きんぐ||ふた|じん||||

( ｼﾞｪﾘｺ ) くそ ！ やっぱり 魔力 が 消え てる ｡ |||まりょく||きえ|

でも あの まま だったら 俺 は 化け物 の まま …｡ ||||おれ||ばけもの||

バン が 救って くれ なけ れ ば きっと 今頃 …｡ ばん||すくって||||||いまごろ

あ あ ～ ！ あ あ ～ あ あ ～ ！

あいつ の せい で 頭 ん 中 が ぐちゃぐちゃ だ ～ ！ ||||あたま||なか|||

( ｷﾞ ｰ ﾗ ) あら すっかり 元気 みたい ね ｡\ N あっ ｡ |||||げんき||||

ギ … ギーラ ！

なん だ よ ？ その 女 み て ぇ な 格好 は ｡ ||||おんな|||||かっこう|

( ｷﾞ ｰ ﾗ ) 女 です もの ｡\ N ジェリコ こそ かわいい わ よ ｡ |||おんな||||||||

は ぁ … いい よ な お前 は ｡ |||||おまえ|

暴走 も せ ず 魔力 も 残って さ ｡ ぼうそう||||まりょく||のこって|

( ｷﾞ ｰ ﾗ ) 実は 理由 が ある の ｡ |||じつは|りゆう|||

理由 ？ マジ か ？ りゆう||

愛 の 力 ｡ あい||ちから

はっ ？ 私 が 彼 を … |わたくし||かれ|

そして 彼 が 私 を 思う 絆 が きっと |かれ||わたくし||おもう|きずな||

私 を 守って くれ た ん だ と 思う ｡\ N あっ ｡ わたくし||まもって||||||おもう||

う ふ ふ っ ｡\ N ( ｷﾞ ｰ ﾗ ) ん ？

ええ ～～ ! ?

バン の 作った 飯 うん め ～ ！ ばん||つくった|めし||

何 これ ! ? 何 これ ! ? 咀嚼 が 止ま ん ねぇ よ ！ なん||なん||そしゃく||やま|||

ミラクル だ ろ ｡ フｧンタジー だ ろ ！ この 味 を 形容 する なら |||||||あじ||けいよう||

神 の 口 より こぼれ し 至高 の 残飯 たち ！ かみ||くち||||しこう||ざんぱん|

おい 神様 ちゃん と 経費 は 抑え て 作って くれ た よ な ？ |かみさま|||けいひ||おさえ||つくって||||

( ﾊﾞﾝ ) 安心 しろ ｡\ N 期限 切れ の あり 合わせ だ ｡ |あんしん|||きげん|きれ|||あわせ|

≪ ガチャ ( ﾄﾞｱ の 開閉 音 ) ん ？ |||かいへい|おと|

本当 に 店 を やって る ん です ね ｡ ほんとう||てん||||||

おお ～ ギル 坊 ｡\ N ようこそ ｢ 豚 の 帽子 ｣ 亭 へ ｡ ||ぼう|||ぶた||ぼうし|ちん|

適当 な とこ に 座って くれ ｡\ N ( ｷﾞﾙｻﾝﾀﾞ ｰ ) じゃあ …｡ てきとう||||すわって|||||

じ ぃ ～…｡\ N ( ｷﾞﾙｻﾝﾀﾞ ｰ ) や … や あ ｡

君 に 会ったら ちゃんと 言 お う と 思って た ん だ ｡ きみ||あったら||げん||||おもって|||

白 夢 の 森 で は 本当 に すま なかった ね ｡ しろ|ゆめ||しげる|||ほんとう||||

≪ 白 夢 の 森 ？ なん だ っけ ？ ≫ しろ|ゆめ||しげる|||

≪ この 残飯 は 誰 に も 渡さ ん ！ ≫ |ざんぱん||だれ|||わたさ|

はい よ バーニャ エール お 待ち ！ |||えーる||まち

うま い だ ろ ？ とても うまい です ｡

特に ひと 仕事 終え た あ と の 一 杯 は 最高 な ん だ よ な ｡ とくに||しごと|おえ|||||ひと|さかずき||さいこう|||||

( ｷﾞﾙｻﾝﾀﾞ ｰ ) メリオダス ｡\ N ん ？

( ｷﾞﾙｻﾝﾀﾞ ｰ ) 俺 王 都 を 出 ます ｡\ N なんで ？ ||おれ|おう|と||だ|||

( ｷﾞﾙｻﾝﾀﾞ ｰ ) ﾍﾝﾄﾞﾘｸｾﾝ たち の 目 を 欺き 続ける ため と は いえ |||||め||あざむき|つづける||||

俺 は たくさん の 人々 を 傷つけ まし た ｡ おれ||||ひとびと||きずつけ||

俺 は そんな 自分 が 許せ ない ｡ おれ|||じぶん||ゆるせ|

王 都 を 出 て 各地 を 巡り おう|と||だ||かくち||めぐり

傷つけ た 人々 に どんな かたち で も いい きずつけ||ひとびと||||||

償い たい ん です ｡ つぐない|||

そ っか ｡ いい ん じゃ ね ｡

自分 の 意志 で 決め た こと なら 止め や し ねぇ さ ｡ じぶん||いし||きめ||||とどめ||||

お前 は もう 一人前 な ん だ ｡ おまえ|||いちにんまえ|||

パーン ！

＜ 暗闇 に 捕らわれ た 二 人 の 聖 騎士 長 の 野望 は ついえ くらやみ||とらわれ||ふた|じん||せい|きし|ちょう||やぼう||

王国 に 希望 の 光 と 人々 の 笑顔 が 再び 戻り まし た ＞ おうこく||きぼう||ひかり||ひとびと||えがお||ふたたび|もどり||

♪～

＜ こうして 七 つ の 大 罪 を 捜す |なな|||だい|ざい||さがす

私 と メリオダス 様 の 冒険 の 旅 は 終わった の です ＞ わたくし|||さま||ぼうけん||たび||おわった||

＜ でも 私 は 忘れ ませ ん ＞ |わたくし||わすれ||

＜ つらかった こと も 楽しかった こと も |||たのしかった||

怖かった こと も うれしかった こと も こわかった|||||

全て は みんな と の … すべて||||

メリオダス 様 と の 大切 な 思い出 だ から ＞ |さま|||たいせつ||おもいで||

♪～

( ﾏ ｰ ｶﾞﾚｯﾄ ) もう こんな 日 は 来 ない か と 諦め て い た けど …｡ |||||ひ||らい||||あきらめ||||

姉 様 に は いろいろ と 心配 かけ た ね ｡ あんた に も ね ｡ あね|さま|||||しんぱい|||||||

( ２ 人 ) あっ …｡\ N ( 国王 ) エリザベス ｡ じん|||こくおう|

あっ … はい ｡\ N 今日 七 つ の 大 罪 の 連中 が |||きょう|なな|||だい|ざい||れんちゅう|

国 を たつ ｡\ N えっ ？ たつ って どこ へ ？ くに||||||||

( 国王 ) アーサー 王 の 国 キャメロット じゃ ｡ こくおう||おう||くに||

あっ …｡\ N ( 国王 ) 待ち なさい ！ どこ へ 行く ？ ||こくおう|まち||||いく

だって 今日 たつ なんて あまり に 急 で …｡ |きょう|||||きゅう|

お 別れ だって まだ …｡ |わかれ||

( 国王 ) 会え ば 別れ が つらく なる ｡\ N でも ！ こくおう|あえ||わかれ|||||

新た な 旅 は 今度 の 旅 以上 に つらく 困難 な もの と な ろ う ｡ あらた||たび||こんど||たび|いじょう|||こんなん||||||

その こと を 知る から こそ |||しる||

メリオダス は 己 が 心 を 律し 一 人 旅立つ こと を …｡ ||おのれ||こころ||りっし|ひと|じん|たびだつ||

ドシーン ！ 何事 だ ! ? |なにごと|

( ﾎ ｰ ｸﾏﾏ ) ブゴ ～ ッ ！ ( 国王 ) ぬ お っ ! ? |||||こくおう|||

( ﾎ ｰ ｸﾏﾏ ) ブゴ ～～ ッ ！

≪ エリザベス ！ あっ ｡

メリオダス 様 ！ |さま

いや ～\ N す ん げ ぇ 大事 な こと 忘れ て て さ ｡ ||||||だいじ|||わすれ|||

俺 たち まだ ちゃんと 七 人 そろって ねぇ ん だ よ な ｡ おれ||||なな|じん||||||

一緒 に 来る だ ろ ？ いっしょ||くる||

はい ！ ( ﾏ ｰ ｶﾞﾚｯﾄ ) ち ょ … ちょっと ！

( ﾍﾞﾛﾆｶ ) エリー ！ ( ﾍﾞﾛﾆｶ ﾏ ｰ ｶﾞﾚｯﾄ 国王 ) えっ ! ? |えりー|||||こくおう|

♪～

じゃ バル トラ そういう こと で ｡\ N い … いって まいり ます ！ ||とら||||||||

ブゴ ～ ッ ！

( 国王 ) う ぉ い ！ エリザベス ちゃ ～ ん ！ こくおう||||||

ピョン ！ やっぱり エリザベス ちゃん が い ねぇ と

こいつ ら だけ じゃ 締まら ねぇ ぜ ｡ ||||しまら||

( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) お迎え 遅く なっちゃ っ て ごめん ね ｡ |おむかえ|おそく|||||

( ｷﾝｸﾞ ) お姫様 を さらって き てん だ けど ね ｡ |おひめさま|||||||

ディ アンヌ …\ N キング 様 も ゴウ セル 様 も |||きんぐ|さま||||さま|

また よろしく お 願い し ます ｡ |||ねがい||

お 願い し ます ｡\ N ( ｷﾝｸﾞ ) ん ん ～…｡ ふん ！ |ねがい|||||||

団 ち ょ \ N 俺 は 今日 かぎり で 暇 を もらう ぜ ｡ だん||||おれ||きょう|||いとま|||

行き て ぇ とこ も ある し な ｡\ N ( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) えっ いきなり ？ いき|||||||||||

つか 俺 の 残飯 は ! ? 戻って くん だ ろ ？ |おれ||ざんぱん||もどって|||

ああ ｡ 決着 を つけ に な ｡ |けっちゃく||||

お … おい ！ ちょっと 待て よ バン ！ バン ！ |||まて||ばん|ばん

( ﾏ ｰ ﾘﾝ ) 相変わらず にぎやか だ な この パーティー は ｡ |||あいかわらず|||||ぱーてぃー|

そう いや マーリン お前 に は １０ 年 前 の こと |||おまえ|||とし|ぜん||

いろいろ と 聞き たかった ん だ ｡ ||きき|||

長い 話 に なる ぞ ｡ ながい|はなし|||

心配な い さ ｡ 次 の 目的 地 まで は しんぱいな|||つぎ||もくてき|ち||

まだ 時間 が ある から な ｡ |じかん||||

＜ この 出会い は 偶然 か 必然 か ＞ |であい||ぐうぜん||ひつぜん|

＜ 待ち受ける の は 絶望 か 希望 か ＞ まちうける|||ぜつぼう||きぼう|

＜ 七 つ の 大 罪 と 巡る なな|||だい|ざい||めぐる

私 と メリオダス 様 の 新た な 旅 が 始まった の です ＞ わたくし|||さま||あらた||たび||はじまった||

♪～

( 回想 ) ( ( サァーー ( 雨音 ) ) ) かいそう|サァー-|あまおと

( ( ん … ) ) ( ﾘｽﾞ ) ( ( 泣く な ) ) ||なく|

( ﾘｽﾞ ) ( ( また … 会え る ) ) ||あえ|

♪～

♪～

♪～

( ｷﾞﾙｻﾝﾀﾞ ｰ ) これ を ｡

これ と 同じ もの が メリオダス や ヘンド リク セン の 顔 に ||おなじ|||||||||かお|

浮かび上がって い た ｡\ N ( ﾊｳｻﾞ ｰ ) って こと は まさか …｡ うかびあがって|||||||||

( ｸﾞﾘｱﾓ ｰ ﾙ ) 父さん は 一体 何 を …｡ |||とうさん||いったい|なん|

( ｷﾞﾙｻﾝﾀﾞ ｰ ) 全て を 始め から 考え 直す 必要 が ある かも しれ ない な ｡ ||すべて||はじめ||かんがえ|なおす|ひつよう||||||

フランス 南部 で 起き た ドイツ 旅客 機 の 墜落 で ､ ふらんす|なんぶ||おき||どいつ|りょかく|き||ついらく|

搭乗 者 名簿 に 名前 が あった とうじょう|もの|めいぼ||なまえ||

佐藤 淳一 さん の 家族 が フランス に 入った ｡ さとう|じゅんいち|||かぞく||ふらんす||はいった