Utawarerumono Episode 26

あれ が 兄 者 ？ ||あに|もの

はい

大神 は 我ら と 共に あった のです おおがみ||われら||ともに||の です

こんな こと が 　 全て は ここ に たどり着く ため に 決め られて いた こと だって いう の か |||すべて||||たどりつく|||きめ|||||||

いいえ 導か れた のです |みちびか||の です

うたわれる もの に

貴 様 が いる から とうと|さま|||

いや 我ら こそ が 災い |われら|||わざわい

そう だ 　 我ら こそ が 災い ||われら|||わざわい

我ら こそ が 元凶 なる もの われら|||げんきょう||

我ら こそ が われら||

子供 の 頃 の 夢 は 　 色褪せ ない 落書き で こども||ころ||ゆめ||いろあせ||らくがき|

思う まま 書き 滑らせて 描く 未来 へ と つながる おもう||かき|すべらせて|えがく|みらい|||

澄み渡る 空 　 果てしない ほど 青く すみわたる|から|はてしない||あおく

無邪気な 心 に 　 充 たさ れ 魅 かれて く むじゃきな|こころ||まこと|||み||

やがて 自由に 飛び まわれる 翼 ( は ね ) を 手 に 入れて |じゆうに|とび||つばさ||||て||いれて

無垢な 瞳 は 求めて く 空 の 向こう へ 　 行き たい な むくな|ひとみ||もとめて||から||むこう||いき||

止め処 ない 願い から 　 一 つ だけ 叶う の なら とめど||ねがい||ひと|||かなう||

誰 に も 譲り たく は ない 夢 を 掴み たい と 思う よ だれ|||ゆずり||||ゆめ||つかみ|||おもう|

子供 の 頃 の 夢 は 　 色褪せ ない 落書き で こども||ころ||ゆめ||いろあせ||らくがき|

いつまでも 描き 続け られた 願う 未来 へ と つながる |えがき|つづけ||ねがう|みらい|||

は あっ

はっ

どうした 空 蝉 よ |から|せみ|

我ら の 力 は そんな もの で は ある まい われら||ちから|||||||

うわ あー

それ で こそ

は あっ は あっ 抑え られ ぬ ||||おさえ||

そう だ 　 この 衝動 どうして 抑え られよう か |||しょうどう||おさえ||

今 この 時 目の前 に 我が 汝 が 存在 する いま||じ|めのまえ||わが|なんじ||そんざい|

同じ 存在 である から こそ 憎悪 する おなじ|そんざい||||ぞうお|

そう やって 憎し み合い 人 を 導いて きた ||にくし|みあい|じん||みちびいて|

その先 に 何 が ある ？ そのさき||なん||

安らぎ やすらぎ

はっ 　 安らぎ ？ |やすらぎ

我が 子 ら が 我 の 高み に たどり着いた 時 無限 の 孤独 から 解放 さ れる わが|こ|||われ||たかみ||たどりついた|じ|むげん||こどく||かいほう||

それ こそ が 願い |||ねがい

そんな こと の ため に

これ でも まだ 思い出せ ぬ か |||おもいだせ||

フフフ 　 よく 眠って いる な ||ねむって||

寝て ばかりです ねて|ばかり です

そういう ところ も 君 に そっくりだ |||きみ||

私 は 寝て ばかりじゃ ないで す わたくし||ねて|||

アッハハハ 　 あ そうだ ||そう だ

これ を

これ って …

お前 の お 父さん が くれた 大切な 物 だ よ おまえ|||とうさん|||たいせつな|ぶつ||

わ あ

この 子 に 幸 多から ん こと を |こ||こう|おおから|||

は は あっ

くっ

あっ

う っ

逃げろ ミコト 　 うわ あっ にげろ|||

ああ っ

あ …

いや あー ！

- う う っ ああ っ あっ … - 返して 私 の 赤ちゃん ||||||かえして|わたくし||あかちゃん

返して ー ！ かえして|-

ミコ … ト

あー ん 　 あー ん

う っ

は お 目覚め かね アイスマン ||めざめ|| う う っ

くっ 貴 様 あ |とうと|さま|

あっ う っ う う っ

見て くれた まえ 　 君 の 仮面 の レプリカ だ みて|||きみ||かめん|||

ああ 素晴らしい 　 素晴らしい よ |すばらしい|すばらしい|

これ を 着けて いる だけ で 力 が 湧き上がる ||つけて||||ちから||わきあがる

代謝 能力 も 免疫 力 も これ まで の 比 で は ない たいしゃ|のうりょく||めんえき|ちから|||||ひ|||

これ で 我々 人類 が 再び 地上 へ 帰る 日 も 遠く ない ||われわれ|じんるい||ふたたび|ちじょう||かえる|ひ||とおく|

ミコト

うん ？　 ミコト ？

ああ あの 実験 体 かね ||じっけん|からだ|

初めて 母体 と なった 貴重な サンプル だ 解体 して 大切に して ある はじめて|ぼたい|||きちょうな|さんぷる||かいたい||たいせつに||

解体 ？ かいたい

何 気 に する こと は ない なん|き|||||

あんな の が 好み なら 同じ もの を 10 体 でも 20 体 でも 好きな だけ 作って やろう じゃ ない か |||よしみ||おなじ|||からだ||からだ||すきな||つくって||||

ハハハハハ …

そんなに …

お っ ？

そんなに 強い 肉体 が 欲しい か |つよい|にくたい||ほしい|

な っ ？

そんなに 死な ない 体 が 欲しい か |しな||からだ||ほしい|

ああ っ

ならば その 望み かなえて やろう ||のぞみ||

わ ああ ー ||-

あ …

あ … 何 だ これ は 　 わ ああ ー |なん||||||-

未来 永 劫 生き 続ける 不 死 の 体 に して やろう みらい|なが|ごう|いき|つづける|ふ|し||からだ|||

助けて くれ ー たすけて||-

う う っ あっ うわ あー き ゃあ ー ||||||||-

ああ っ

ハハハハハ …

やめろ やめろ 　 誰 が 止めて くれ 　 止めて くれ ||だれ||とどめて||とどめて|

私 を 止めて くれ それ が かなわ ぬ の なら 我 を 滅 せよ ！ わたくし||とどめて||||||||われ||めつ|

いい よ

はっ

お 父 様 やっと 帰って 来て くれた |ちち|さま||かえって|きて|

お 父 様 ？ |ちち|さま

お 父 様 の 望み は 私 の 望み だ から |ちち|さま||のぞみ||わたくし||のぞみ||

さよなら

だが ムツミ に も 我 を 滅 する こと は でき なかった ||||われ||めつ|||||

やむなく ムツミ は 我 を この 地 に 封じた |||われ|||ち||ほうじた

そして 封じ られる 前 に 分かれた ２ つ の 心 は 戻る こと なく 我ら は そのまま 眠り に ついた |ほうじ||ぜん||わかれた|||こころ||もどる|||われら|||ねむり||

そう

そして 我ら は 目覚めて は 地 に い 出て 我が 子 ら に 干渉 して きた |われら||めざめて||ち|||でて|わが|こ|||かんしょう||

我が 子 ら を 高み に 導く ため だ わが|こ|||たかみ||みちびく||

その 傲 り が 人 を 苦しめて いる |ごう|||じん||くるしめて|

ハクオロ さん

我 は 人 を 導く われ||じん||みちびく

否 　 我ら は 無用 　 人 は 己 の 意思 で 生きて いく いな|われら||むよう|じん||おのれ||いし||いきて|

何 ？ なん

再び １ つ に なる と いう の か ふたたび|||||||

うわ あー

行こう 　 我が 分身 よ いこう|わが|ぶんしん|

ああ っ

はっ

あっ

う う っ

う う っ

あっ

ああ っ

はっ

あ …

ハクオロ さん

エルルゥ 見て の とおり だ 　 自分 は … |みて||||じぶん|

そんな の ずっと 前 から 気付いて ました ハクオロ さん は ハクオロ さん です |||ぜん||きづいて|||||||

自分 を まだ その 名 で 呼んで くれる の か じぶん||||な||よんで|||

お 父さん 行っちゃ 駄目 |とうさん|おこなっちゃ|だめ

残念だ が 自分 は ざんねんだ||じぶん|

ちゃんと 言う こと 聞く 　 だ から だ から |いう||きく||||

この 姿 で は もう お前 を なでて やる こと が でき ない な |すがた||||おまえ||||||||

嫌 は … 分かって くれ いや||わかって| 嘘つき 　 嘘つき 嘘つき 嘘つき うそつき|うそつき|うそつき|うそつき

ずっと 一緒 って 言った 　 ずっと お 父さん ずっと 一緒じゃ ない と 嫌 |いっしょ||いった|||とうさん||いっしょじゃ|||いや

兄 者 あに|もの

あ …

う …

ウルトリィ

はい

我 を 封印 する んだ われ||ふういん||

何 を ためらって いる なん|||

はっ

ですが …

やる んだ

はっ

人 の 手 で ウィツァルネミテア を 封じる なんて じん||て||||ふうじる|

その 罪 |ざい

あっ 　 はっ …

一緒に 背負って あげる いっしょに|せおって|

カミュ ち ー ||-

アルルゥ

あ お 父 様 が 眠り を 選ぶ と 言う の なら 私 も 従う だけ ||ちち|さま||ねむり||えらぶ||いう|||わたくし||したがう| だから この 子 を 返す ね ||こ||かえす|

はっ カミュ

お 姉 様 ただいま |あね|さま|

カミュ

お 姉 様 |あね|さま

これ で いい 　 私 は あって は なら ない 存在 |||わたくし||||||そんざい

う っ …

ハクオロ さん

やる んだ ウルトリィ

もう １ 人 の 私 が 暴れ 出す 前 に |じん||わたくし||あばれ|だす|ぜん|

はっ

うん

ふ 行き ます |いき| ああ っ

はっ ああ

我ら は オンカミヤリュー われら||

我ら は 大 罪 を 背負い 宿命 付け られた 者 なり われら||だい|ざい||せおい|しゅくめい|つけ||もの|

これ で いい

うわ あー

うわ あー

今 ここ に 再び 牢獄 の 門 を 開け 我ら が 父 を コトゥアハムル へ いざ なわ ん いま|||ふたたび|ろうごく||もん||あけ|われら||ちち||||||

うわ あー

やる んだ

くっ … おう っ

兄 者 ー ！ あに|もの|-

はっ

う ぬ っ

え いっ

はっ

うわ あー

お 父さん |とうさん

う っ …

ああ

う う っ

うわ あー

は あ 　 あっ

は は あ ああ

ウルトリィ

はい

この先 も まだ 争い が 続く だろう このさき|||あらそい||つづく|

その 時 お前 が 懸け橋 と なって 仲 を 取り持って やって ほしい |じ|おまえ||かけはし|||なか||とりもって||

はい 　 確かに 承り ました |たしかに|うけたまわり|

おじ 様 |さま

カミュ それとも ムツミ か

今 は カミュ だ よ いま||||

お前 を 苦しめて しまった な おまえ||くるしめて||

う うん 大丈夫 　 ムツミ も きっと 喜んで る ||だいじょうぶ||||よろこんで|

そう か

おじ 様 カミュ の こと 忘れ ないで ね |さま||||わすれ||

ああ 　 今度 は 決して 忘れ ない |こんど||けっして|わすれ|

お てんば で 寂し がり な 可愛い 娘 を |||さびし|||かわいい|むすめ|

おじ 様 |さま

う っ う う っ

カルラ

はい

本来 お前 は 何 か に 縛ら れる 質 で は ない ほんらい|おまえ||なん|||しばら||しち|||

これ から は 好きに 生きる と いい |||すきに|いきる||

あら 言わ れる まで も なく 好き勝手に 生きて ました わ |いわ|||||すきかってに|いきて||

そう だった な

そして これ から も

私 が 主 様 の もの である こと に は 変わり あり ませ ん わ わたくし||おも|さま|||||||かわり||||

某 も どこまでも お供 し たく 思い ま する ぼう|||おとも|||おもい||

トウカ よく 尽くして くれた ||つくして|

あっ

礼 を 言う れい||いう

もったいなき お 言葉 ||ことば

これ から も 戦乱 は 絶え ぬだろう |||せんらん||たえ|

そして その 犠牲 に なる の は 力 を 持た ぬ 弱き 者 たち ||ぎせい|||||ちから||もた||よわき|もの|

その者 たち の 力 に なって くれ そのもの|||ちから|||

あの ゲンジマル の ように |||よう に

はっ 　 この 命 に 代え まして も ||いのち||かえ||

ベナウィ

はっ

クロウ

う いっす

お前たち に も 世話に なった おまえたち|||せわに|

後 は 我々 に 任せ どう か ご ゆる り と あと||われわれ||まかせ||||||

ああ 　 皆 の こと を 頼む |みな||||たのむ

あの 時 聖 上 に 救わ れた 命 こうして お 仕え できた こと |じ|せい|うえ||すくわ||いのち|||つかえ||

武士 （ もの の ふ ） と して 実に 本 懐 で あり ました ぶし||||||じつに|ほん|ふところ|||

総 大将 堅苦しい の は 無し です ぜ そう|たいしょう|かたくるしい|||なし||

そう だ な クロウ

これ から も 皆 を 支えて やって くれ |||みな||ささえて||

う いっす

総 大将 の お 言葉 しか と 承り や した ぜ そう|たいしょう|||ことば|||うけたまわり|||

オボロ

後 の こと は お前 に 委ねる あと||||おまえ||ゆだねる

これ から は お前 が 皆 を 導く んだ |||おまえ||みな||みちびく|

ぐ っ 　 そんな こと どう だって いい

俺 は 兄 者 と 共に ある こと を 誓った はずだ おれ||あに|もの||ともに||||ちかった|

兄 者 様 僕たち も あに|もの|さま|ぼくたち|

僕たち も ぼくたち|

ドリィ グラァ

オボロ を 頼む ぞ ||たのむ|

う っ …

はい

オボロ ユズハ を 置いて は 行け ない だろう |||おいて||いけ||

あっ

分かって くれ わかって|

くっ …

う … 分かった |わかった

後 の こと は 任せて くれ あと||||まかせて|

や だ ー アルルゥ も 一緒に 行く ||-|||いっしょに|いく

アルルゥ まで い なく なって しまったら エルルゥ は どう なる

残さ れた 者 は どう なる のこさ||もの|||

アルルゥ に は エルルゥ が いる

友達 が いる 　 たくさんの 兄 や 姉 が いる ともだち||||あに||あね||

でも … う っ お 父さん いない ||||とうさん|

う っ お 父さん いない … |||とうさん|

う っ う っ う っ …

う っ う っ …

エルルゥ

ハクオロ さん

ハクオロ さん

行っちゃ う んです ね おこなっちゃ||ん です|

ああ 　 しばらく の 間 眠ら せて もらう |||あいだ|ねむら||

後 の こと は 任せて ください あと||||まかせて|

ハクオロ さん は 何の 心配 も し なくて 大丈夫な んです よ |||なんの|しんぱい||||だいじょうぶな|ん です|

ああ

ああ …

は …

しばらく って … しばらく って どの くらい です か

エルルゥ

家族 だって 言った じゃ ないで す か かぞく||いった||||

一緒に いて くれ って 言った じゃ ないで す か いっしょに||||いった||||

嫌 行か ないで いや|いか|

エルルゥ

お前 の その 気持ち は 契約 で 刻ま れた まやかし おまえ|||きもち||けいやく||きざま||

違い ます ちがい|

はっ

私 ハクオロ さん が 人 じゃ ない こと も わたくし||||じん||||

その こと で 苦しんで いた こと も みんな 知って ました |||くるしんで|||||しって|

でも そんな の 関係ない です |||かんけいない|

ハクオロ さん は アルルゥ を 助けて くれ ました |||||たすけて||

私 たち に ぬくもり を くれ ました わたくし||||||

皆 の ため に って 一生懸命で みな|||||いっしょうけんめいで

そんな ハクオロ さん が 好きでした ||||すきでした

好きです って 言い たかった すき です||いい|

ハクオロ さん が 傷付いて 苦しんで 悩んで いた 時 抱きしめて あげ たかった |||きずついて|くるしんで|なやんで||じ|だきしめて||

契約 なんて 関係ない です これ から は 抱きしめて あげ られ ます けいやく||かんけいない|||||だきしめて|||

なのに

ありがとう

はっ

そんな 言い 方 って ずるい です |いい|かた|||

ずるい で すよ

ミコト ？

えっ

ふ っ 今頃 気付く と は な ||いまごろ|きづく|||

あっ ハクオロ さん

来る な ！ くる|

来て は 駄目だ きて||だめだ

きっと また 会える 時 が 来る ||あえる|じ||くる

きっと

ほら お前 が 好きだった 鈴 だ |おまえ||すきだった|すず|

それ じゃあ 行って くる よ ユズハ ||おこなって|||

本当に 行く のです か ほんとうに|いく|の です|

ああ 　 しばらく の 間 頼んだ ぞ |||あいだ|たのんだ|

俺 は まだ 未熟だ 　 玉 座 に 座る 器 じゃ ない おれ|||みじゅくだ|たま|ざ||すわる|うつわ||

兄 者 あに|もの

若 様 ー わか|さま|-

う っ 僕たち も 一緒に ||ぼくたち||いっしょに

いや お前たち も もう 親 の 代 から の 盟約 など に 縛ら れる こと も ない だろう |おまえたち|||おや||だい|||めいやく|||しばら|||||

これ まで よく 仕えて くれた 　 これ から は … |||つかえて||||

嫌です いや です

もう 若 様 に お 仕え でき ない なんて イネボクシ に 落ちた 方 が ましです |わか|さま|||つかえ||||||おちた|かた||まし です

お 願い し ます どう か 一緒に |ねがい|||||いっしょに

ふ っ 勝手に しろ ||かってに|

はい

勝手に し ます かってに||

貴 様 は 退屈だ から と いって 仲間 を アンクァム と して 売り飛ばす の か とうと|さま||たいくつだ||||なかま|||||うりとばす||

売り飛ばして なんか いま せ ん わ よ うりとばして||||||

お 金 なんて もらって ませ ん もの 　 ん ぐ っ |きむ||||||||

では その 酒 は どこ で 手 に 入れた ？ ||さけ||||て||いれた

交換 し ました の こうかん|||

世間 で は それ を 売った と 言う んだ せけん|||||うった||いう|

ああ 聖 上 某 は まだまだ 未熟で ございます う |せい|うえ|ぼう|||みじゅくで||

ほら ほら 走ら ない と やられ ます わ よ ||はしら||||||

む う 　 いい っ ？

うわ あー

オルヤンクルー

う う っ また 姫 様 が こんな もの を 残して どこ か へ ||||ひめ|さま|||||のこして|||

しょう の ない 子 　 フフフ |||こ|

笑い事 で は ございませ ん ぞ わらいごと|||||

良い のです よ 　 あの 子 は 今 大切な こと を 学んで いる のです から よい|の です|||こ||いま|たいせつな|||まなんで||の です|

おお

アーアー 　 アウー

クーヤ 様 　 そろそろ お 昼寝 の 時間 です よ |さま|||ひるね||じかん||

ん ？　 アーアー

ん ？

どうした ん です か

ヤー ウー

ん ありがとう 　 あむ 　 うーん おいしい ね うん

でも 大丈夫 ？ 結構 刺さ れちゃ った みたいだ けど |だいじょうぶ|けっこう|ささ||||

うーん 　 蜂 の 巣 取る 難しい |はち||す|とる|むずかしい

難しい ほど おいしい むずかしい||

うん …　 ふ っ

アル ちゃん が そう 言う なら ||||いう|

うん

あっ

ん ？

グゥ …

どうした の

こんにち は おばあ ちゃん

エルルゥ 様 こんにちは |さま|

足 の 調子 は どう です か あし||ちょうし||||

はい おかげ さま で

これ で また 鬼 嫁 と 戦え ま すわ い ヒッヒヒヒ |||おに|よめ||たたかえ||||

ウフフフ 　 ほどほどに ね

エルルゥ お 姉ちゃん ||ねえちゃん

あら もう 起きて 大丈夫な の ？ ||おきて|だいじょうぶな|

うん 　 もう 母ちゃん の 手伝い だって して る んだ ||かあちゃん||てつだい||||

そう 　 偉い んだ ね |えらい||

エヘヘヘ

エルルゥ 様 このたび は 何と お礼 を 言ったら よい やら |さま|||なんと|お れい||いったら||

いいえ 　 私 は ちょっと 手助け した だけ で この 子 は 自分 の 力 で 治った んです |わたくし|||てだすけ|||||こ||じぶん||ちから||なおった|ん です

エルルゥ 様 大変だ ー え ふ っ ふう っ また じいさん の 腰 が 抜 けち まった |さま|たいへんだ|-|||||||||こし||ぬき||

まあ 　 また ？

早く 早く はやく|はやく

あっ ふう 　 あ …

ハクオロ さん 私 は ここ に い ます ||わたくし|||||

アルルゥ と 一緒に ここ に い ます ||いっしょに||||

ずっと ずっと ここ で あなた を

は はっ