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BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS -, Boruto Episode 6

Boruto Episode 6

さあ 最後 の 授業 の 始まり だ 。

えっ あの … 先生 なんか 怒って る ?

おい 何 やった の か 知ら ねえ けど →

さっさと 謝れ !

先生 マジ で キレ てん ぞ 。 は ぁ ! ?

す す ん ませ ん 先生 。 俺 たち 反省 し て ます から 。

ほら お前 も ! 頭 下げろ ミツキ 。

え ? 僕 関係なく ない ?

フッ … いや それ 以上 謝る 必要 は ない 。

なぜなら →

お前 たち は 今 から 俺 に 殺さ れる から だ 。

え ? 先生 今 なんて …。

う わ ぁ ~ !

マ … マジ かよ ! ?

へ ぇ あんな 使い 方 も ある ん だ 。

感心 し てる 場合 か よ !

シノ 先生 マジ で 俺 たち を やる 気 だ ぜ 。

ウソ だ ろ ?

あれ って まさか …。

生徒 に 軽く 見 られる の も →

よかれ と 思って し た 努力 が

裏目 に 出る の も →

もう たくさん だ 。

何もかも たくさん だ !

ククッ … 今 まで 悩 ん で い た の が 嘘 の よう だ 。

俺 は とうとう 解放 さ れ た の だ 。

そう この 蟲 たち の よう に な !

ふだん 物静か な 人 ほど キレ たら や ばい って やつ か 。

あれ は メタル の とき と 同じ だ 。 なに ! ?

こう なったら ぶん 殴って でも 止める しか ねえ って ば さ 。

止める だ と ? この 俺 を ?

お前 たち に できる と でも …。

影 縛り の 術 !

ダメ か 。

う っ !

ボルト ! チッ … 蟲 を 一部 止め て も 数 が 多 すぎる 。

う わ ぁ !

お前 たち は もう いくら 指導 し て も ムダ だ 。

いつも いつも 教師 を 悩ま す 問題 児 。

俺 の 話 を 聞か ない 面倒くさ がり 。

そして 場 を 乱す 異 分子 。

俺 は お前 たち に 教える こと を 諦め た 。

よって ここ で 排除 する 。

風 遁 突破 。

う っ …。

チッ !

お前 そんな こと できる の か ?

う ぅ …。 どこ 行く の ?

せいぜい ムダ に あがく が いい 。

だが 俺 の 蟲 たち は どこまでも 追いかける ぞ 。

ハァハァ …。

まさか シノ 先生 まで あんなに な っち まう なんて よ 。

今 まで の と は わけ が 違う ぞ ありゃ 。

僕たち を 殺す って 言って た よ ね 。

蟲 で チャクラ を 吸い 尽くす 。

ありゃ 本気 の とき に しか 使わ ねえ 戦い 方 の はず だ 。

今 の 先生 は マジ で 俺 たち を やる 気 だ 。

でも よ 今 まで と 一緒 なら ぶ っ 倒し て 正気 に 戻す しか …。

そい つ は 自殺 行為 だ ろ 。

親父 の 話 じゃ シノ 先生 の 実力 は 上 忍 クラス 。

3 人 がかり でも 勝て っこ ねえ 。

だったら よ 他の 先生 に 助け を …。

それ も 無理 だ と 思う よ 。

あの 奇 壊 蟲 の チャクラ が すごい 勢い で 森中 に 広がって る 。

ここ は 森 の 真ん中 だ し →

外 に 出る 前 に 間違い なく 探知 さ れ ちゃ う ん じゃ ない か な 。

マジ かよ ~ 八方塞がり って やつ じゃ ねえ か 。

そもそも ボルト 先生 を キレ さ せ た お 前 が 悪い 。

俺 ら まで 巻き込み や が って 。

あぁ ! ? 追い詰め た の は 俺 だけ じゃ ねえ だ ろ 。

それ に キレ ただ け で あんな ふう に なる か よ !

ハァ … お前 だけ が 見える 影 って いったい 何 な ん だ 。

ふ ぅ ~。

アンコ 先生 シノ 先生 は ?

ん ? 予定 表 だ と …。

課外 授業 に なって る わ ね 。 そう か 。

昨日 は ずいぶん 落ち込 ん で い た から →

変 に 思い詰め て い なけ れ ば いい が 。

大丈夫 大丈夫 。

生徒 と 元気 に 走り回ったら 日ごろ の ストレス も 発散 できる って 。

だ と いい が …。

私 の 言葉 が 逆 に あいつ を →

追い詰め て しまった の かも しれ ない 。

ハァ ハァ …。 ハァ ハァ …。

ハァ ハァ …。 ハァ ハァ …。

なん だ よ 意外 と 追い つい て こ ない な シノ 先生 …。

う ぉっ ! 蟲 だ !

バカ 。 そりゃ 先生 の 蟲 じゃ ねえ よ 。

え ? なん だ 紛らわしい って ば さ 。

さあ 行く ぞ 。

でも 先生 の 蟲 が い ない って こと は 逃げ 切れ た ん じゃ ねえ の か ?

おい 油断 す ん じゃ ねえ よ !

けど よ ~ さっき から 姿 が 全然 見え ねえ し …。

何 してん だ ?

見つけ た ぞ 。

う わ ぁ !

だから 言わ ん こっちゃ ない !

ボルト 起爆 札 だ ! お おう !

どう だ ?

爆発 でも ダメ かよ …。

こんな の どう すりゃ い い ん だ よ !

我が 奇 壊 蟲 お前 たち ごとき で は どうにも でき ん ぞ 。

さあ せいぜい 逃げろ 逃げろ 。

逃げ て も ムダ だ と 悟る まで な 。

水 を 避け た ? もし かして …

おい シカダイ ! 早く こっち だ !

お っ おう !

う ~ ん あの 様子 じゃ ちょっと 期待 外れ かも …。

少し たきつけ て みる かな 。

久しく 忘れ て い た な この 戦場 の 感触 。

やはり 俺 に は 教師 など 向 い て い なかった の だ な 。

ハハハハッ 。

ハァ ハァ …。

おい 今 まで どこ いたん だ よ ?

道 に 迷って た ん だ 。

ダ ダメ だ … や っぱ 逃げ切れ ねえ よ 。

ねぇ ボルト さっき シノ 先生 まで って 言って た けど 。

え ? ああ 。

これ まで 何 度 か 同じ ように 変 に なった や つら が い た だ ろ う 。

そい つ ら の 体 に は なんか 嫌 な 影 みたい な もの が 見え た ん だ 。

なんで か 俺 に しか 見え ない みたい だ けど 。

ふ ~ ん そう 。

こいつ やっぱり 何 か 知って る の か ?

って そんな こと より 早く 逃げ ねえ と !

いや ダメ だ 。

無 計画 に 逃げ て も また 追いつか れ ち まう 。

それ に ボルト お前 は さっき 吸わ れ た チャクラ が →

まだ 回復 し て ねえ だ ろ 。

じゃあ どう す ん だ よ ?

逃げ られ ない ん なら さ →

全力 で 先生 を 殺す しか ない ん じゃ ない ?

は ぁ ? こ 殺す って 何 言って ん だ よ お前 。

だって 向こう は その 気 でしょ ?

じゃあ こっち も 殺し 返し て なぜ いけない の ?

こいつ …

だって このまま じゃ … 死ぬ よ 。

それ でも ダメ な もの は ダメ だって ば さ !

まあ 待て ボルト 。

殺す 殺さ ない は ともかく →

やり 方 しだい で 勝て る 目 が ある かも しれ ねえ 。

へ ぇ ?

気づ い た か ? さっき の 先生

チャクラ を 大量 に 使う の も お構いなし に →

蟲 を 派手 に 暴れ させ て た だ ろ 。

あっ そう いえ ば …。

つまり 今 の 先生 は →

キレ て いつも の 冷静 さ を 失って ん だ 。

スキ を 突け る かも しれ ない ぜ 。

ん な こ と 言って も →

あの 蟲 を どうにか し なきゃ 近づく こと も でき ねえ ぞ 。

俺 に は 策 が ある 。 え ?

だが それ に は …。

誰 か 一 人 に 危険 な 役目 を うけ もって もらう 必要 が ある な 。

要するに おとり 作 戦って こ と か ?

あぁ で おとり に は 転校 生 が 向 い てる と 思う ぜ 。

そういう の は 言った 人 が やる もん じゃ ない か な ?

俺 ら と 違って 汗 ひと つ か い て ねえ だ ろ 。

さっき 派手 に 風 遁 を 使った わり に は →

まだ チャクラ も あり余って る みたい だ し な 。

なるほど …。

仲間 を 死 地 に 追いやる に は 十分 な 理由 だ と 思う よ 。

おい …。

それ に さっき の 腕 を 伸ばす 妙 な 術 と いい →

まだ 隠し 玉 を 持って る ん じゃ ねえ の か ?

どう だ ?

俺 は ボルト と 違って お前 を 信じ ちゃ い ねえ 。

何 を 企 ん でる か 知ら ねえ が シッポ を 出し や がれ !

ちょっと 待て よ !

その おとり 俺 に やら せろ 。 は ぁ ! ?

ヘヘッ ! チャクラ は 回復 し きって ねえ けど よ

な ~ に まだ 影 分身 くらい は 出 せる ぜ 。

バカ ! 今 の お前 じゃ 危険 すぎる 。

マジ で 死ぬ かも しん ねえ ん だ ぞ !

あんなに なる まで 先生 を キレ さ せ た の は 俺 だ 。

自分 の 落とし 前 くらい 自分 で つけ ねえ と な 。

それ に … みんな を 助ける ため だ 。

ボルト …。

みんな を ? だったら なおさら 僕 が 適任 じゃ ない ?

僕 なら いざ と なったら …。

違 ぇ よ 。

みんな って の は シノ 先生 と … それ に ミツキ お前 も だ 。

俺 は 最後 まで 諦め ねえ 。 誰 も 死な せ ねえ ぜ 。

彼 が 僕 の 太陽 な の か それ が もう すぐ わかる …

わかった よ 。

でも 僕 に も やらせ て ほしい こと が ある ん だ 。

フフフ … とうとう 諦め て 覚悟 を 決め た よう だ な 。

ボルト !

冗談 ! 追いかけ っこ は おしまい に する だけ だって ば さ 。

逃げる くらい なら ここ で 先生 を ぶ っ 倒す !

使い古さ れ た 手 だ 。

こいつ も 影 分身 …。

そして … これ も 。

本命 は …。

また 同じ 手 …。

なに ! ?

この 距離 なら 逃がさ ねえ !

あっ !

あっ ! ダメ か !

フフフ … 少し は 楽しま せ て くれる な 。

もう 一 人 は どう し た ?

どう し た 転校 生 。 こいつ ら を 助け ない の か ?

ま ぁ いい 。 お前 は 後回し だ 。

影 縛り を かけ 俺 もろとも 水中 に 飛び込む つもり だった な ?

水 の 中 なら 蟲 を 封じ られる と 考え た の だ ろ う が →

その 程度 の 策 は お 見通し だ 。

フッ … そい つ は どう です か ね ? 先生 。

これ で 使える 蟲 は だいぶ 減っちゃ っ た でしょ ?

今 だ ミツキ !

本命 は こい つか !

悪く ない 作戦 だ 。 だが …

水中 で 使える 蟲 が い ない と 思って い た な 。

我が 一族 の 奇 壊 蟲 を なめる な よ

雷 遁 蛇 雷

蟲 を 出し て いる 途中 なら 体 の 中 まで 雷 遁 が 伝わる はず 。

たとえ 上 忍 クラス と いえ ども …。

殺す 以外 に 止める 方法 は ない と 思って た けど …

こういう 戦い 方 も ある ん だ 。

う っ う ぅ …。

あれ ? 予想 以上 に 消耗 し ちゃ った な 。

まあ どう で も いい か

諦め ん な !

ボルト … キミ は …

う … 俺 は …。

ボルト った く かっこ つけ てん じゃ ねえ よ !

い いか ん !

ハァハァ …。

チャクラ が … だが ここ で 諦め て は 2 人 が …

ああ クソ ! 行く しか ! 待て !

俺 が 行く 。

先生 !

口 寄せ …

ボルト !

あ !

シノ 先生 !

本当 に すま なかった みんな 。

シノ 先生 …。

あの とき の 俺 は 明らか に どう かし て い た 。

守る べき 自分 の 生徒 に 襲いかかる など と …。

やっぱり 正気 じゃ なかった ん です ね 。

ああ ぼんやり は 覚え て い て も

まるで 現 実感 が ない 状態 だった 。

何 か に 操ら れ て い た か の よう な 。

クッ !

だからといって お前 たち に した こと は 許さ れ ない 。

上層 部 に すべて を 報告 し た あと →

責任 を とって 教師 を やめる つもり だ 。

ち ょ ちょっと 待って くれ シノ 先生 !

誰 も ケガ も なかった ん だ し 大げさ だって ば さ !

それ に ほら 元 は とい や 俺 たち が 怒ら せ た せい だ し 。

なあ ! お おう 。

な ん つ う か 先生 が あんなに 思いつめ て た なんて →

気づか なく て … すみません 。

ヘヘッ それ より シノ 先生 って す っげ え 強かった ん だ な !

お お前 たち …。

なん だ よ ! 先生 わかり やす すぎ !

うるさい ! アハハ !

あの 人 から 教わる こと なんて ある ?

なるほど ね 確かに ある かも 。

うん ? なんか 言った か ? ミツキ 。

う うん なんでもない 。

シノ あんた は 人 づ きあい が どんなに 苦手 でも →

あんた なり に 歩み寄 ろ う と する 努力 を 諦め なかった 。

だからこそ いい 友達 に だって 恵まれ た 。

どんな とき でも 最後 まで 諦め ない 心 。

それ が あんた の 持つ 教師 と して の 資質 よ 。

面目ない 俺 と した こと が →

いつ どこ で 精神 に 影響 を 受け た の か →

まるで 自覚 症状 が なかった 。

まあ 正気 を なくし て た の は ある 意味 →

不幸 中 の 幸い って やつ だ ぜ 。

ああ シノ が 冷静 な まま 襲いかかって い たら →

ボルト たち は ひと たまり も なかった はず だ 。

ありがとう な シノ 。

いつも あいつ ら の 面倒 を 見 て くれ て 。

悪 ガキ 揃い で 大変 だ ろ う 。

ナルト …。

まあ な そんな ところ まで 似 なく て も いい の だ が な 。

う っ ! 返す 言葉 も ねえ って ば よ 。

ハハハ …。

に し て も 上 忍 クラス の 心 に すら 影響 を 及ぼす 謎 の 力 か 。

ああ … 俺 たち の 里 で →

ほっとけ ねえ 事態 が 進行 し てる な 。

忙しい ところ 悪い が 調査 に 手 を 貸し て くれる か シノ ?

もちろん です 七 代 目 。

消え去れ サイバ ー ス !


Boruto Episode 6

さあ 最後 の 授業 の 始まり だ 。 |さいご||じゅぎょう||はじまり| Now, let's begin our final lesson.

えっ あの … 先生 なんか 怒って る ? ||せんせい||いかって| Um… Sensei, are you mad about something?

おい 何 やった の か 知ら ねえ けど → |なん||||しら|| Hey, I don't know what you did, but hurry up and apologize!

さっさと 謝れ ! |あやまれ Hey, I don't know what you did, but hurry up and apologize!

先生 マジ で キレ てん ぞ 。 は ぁ ! ? せんせい||||||| Sensei's seriously lost it! Huh?!

す す ん ませ ん 先生 。 俺 たち 反省 し て ます から 。 |||||せんせい|おれ||はんせい|||| W-We're sorry, Sensei! We regret what we've done!

ほら お前 も ! 頭 下げろ ミツキ 。 |おまえ||あたま|さげろ| Come on, you apologize too, Mitsuki!

え ? 僕 関係なく ない ? |ぼく|かんけいなく| Huh? Why am I involved?

フッ … いや それ 以上 謝る 必要 は ない 。 |||いじょう|あやまる|ひつよう|| Why should I? – No, there's no need – Shut up, – to apologize any more. – you're the one who started it…

なぜなら → It's because…

お前 たち は 今 から 俺 に 殺さ れる から だ 。 おまえ|||いま||おれ||ころさ||| I'm going to kill all of you now…

え ? 先生 今 なんて …。 |せんせい|いま| What did you just say, Sensei?

う わ ぁ ~ !

マ … マジ かよ ! ? Is this happening for real?

へ ぇ あんな 使い 方 も ある ん だ 。 |||つかい|かた|||| Wow, who knew you could use it like that.

感心 し てる 場合 か よ ! かんしん|||ばあい|| Now's not the time to be impressed.

シノ 先生 マジ で 俺 たち を やる 気 だ ぜ 。 |せんせい|||おれ||||き|| Shino Sensei is coming after us, for real!

ウソ だ ろ ? You have got to be kidding.

あれ って まさか …。 Is that what I think it is?

生徒 に 軽く 見 られる の も → せいと||かるく|み||| The Final Lesson The Final Lesson I've had enough of not being taken seriously by my students,

よかれ と 思って し た 努力 が ||おもって|||どりょく| I've had enough of not being taken seriously by my students,

裏目 に 出る の も → うらめ||でる|| or having all my hard work backfire.

もう たくさん だ 。 or having all my hard work backfire.

何もかも たくさん だ ! なにもかも|| I've had enough of everything!

ククッ … 今 まで 悩 ん で い た の が 嘘 の よう だ 。 |いま||なや|||||||うそ||| It almost seems like everything I was worried about, was a lie.

俺 は とうとう 解放 さ れ た の だ 。 おれ|||かいほう||||| I've been liberated!

そう この 蟲 たち の よう に な ! ||むし||||| That's right, just like these insects!

ふだん 物静か な 人 ほど キレ たら や ばい って やつ か 。 |ものしずか||じん|||||||| Don't they say you'd better watch out when a normally quiet person just snaps?

あれ は メタル の とき と 同じ だ 。 なに ! ? ||||||おなじ|| Yeah, it's just like what happened to Metal! What?!

こう なったら ぶん 殴って でも 止める しか ねえ って ば さ 。 |||なぐって||とどめる||||| Even if we have to beat him up, we have to stop him!

止める だ と ? この 俺 を ? とどめる||||おれ| Stop…me?

お前 たち に できる と でも …。 おまえ||||| Do you really think you can?

影 縛り の 術 ! かげ|しばり||じゅつ Shadow Paralysis Jutsu!

ダメ か 。 It didn't work?

う っ !

ボルト ! チッ … 蟲 を 一部 止め て も 数 が 多 すぎる 。 ||むし||いちぶ|とどめ|||すう||おお| Boruto! Damn it, even if we can stop some of the insects, there's still too many!

う わ ぁ ! there's still too many!

お前 たち は もう いくら 指導 し て も ムダ だ 。 おまえ|||||しどう||||| It's a waste of time trying to teach you kids.

いつも いつも 教師 を 悩ま す 問題 児 。 ||きょうし||なやま||もんだい|じ Troublemakers who constantly give their teacher a hard time…

俺 の 話 を 聞か ない 面倒くさ がり 。 おれ||はなし||きか||めんどうくさ| Lazy and indifferent ones who don't want to listen…

そして 場 を 乱す 異 分子 。 |じょう||みだす|い|ぶんし And disruptive outsiders…

俺 は お前 たち に 教える こと を 諦め た 。 おれ||おまえ|||おしえる|||あきらめ| I've given up on teaching you anything more.

よって ここ で 排除 する 。 |||はいじょ| Therefore… I will eliminate you right here!

風 遁 突破 。 かぜ|とん|とっぱ Wind Style: Immense Breakthrough.

う っ …。

チッ !

お前 そんな こと できる の か ? おまえ||||| I didn't know you could do stuff like that!

う ぅ …。 どこ 行く の ? |||いく| Where are we going?

せいぜい ムダ に あがく が いい 。 Struggle as you may, try to do your best…

だが 俺 の 蟲 たち は どこまでも 追いかける ぞ 。 |おれ||むし||||おいかける| My insects will follow you everywhere.

ハァハァ …。

まさか シノ 先生 まで あんなに な っち まう なんて よ 。 ||せんせい||||||| I never thought Shino Sensei would get like that too.

今 まで の と は わけ が 違う ぞ ありゃ 。 いま|||||||ちがう|| Yeah, he's definitely not the same.

僕たち を 殺す って 言って た よ ね 。 ぼくたち||ころす||いって||| He said he was going to kill us, right?

蟲 で チャクラ を 吸い 尽くす 。 むし||||すい|つくす He's using the insects to absorb chakra…

ありゃ 本気 の とき に しか 使わ ねえ 戦い 方 の はず だ 。 |ほんき|||||つかわ||たたかい|かた||| He only fights like that when he's serious.

今 の 先生 は マジ で 俺 たち を やる 気 だ 。 いま||せんせい||||おれ||||き| And Sensei is serious about killing us right now.

でも よ 今 まで と 一緒 なら ぶ っ 倒し て 正気 に 戻す しか …。 ||いま|||いっしょ||||たおし||しょうき||もどす| But if this the same as before, we could try knocking some sense into him.

そい つ は 自殺 行為 だ ろ 。 |||じさつ|こうい|| That would be suicidal.

親父 の 話 じゃ シノ 先生 の 実力 は 上 忍 クラス 。 おやじ||はなし|||せんせい||じつりょく||うえ|おし| According to my Dad, Shino Sensei has jonin-level skills.

3 人 がかり でも 勝て っこ ねえ 。 じん|||かて|| Even the three of us combined are no match for him.

だったら よ 他の 先生 に 助け を …。 ||たの|せんせい||たすけ| Then we should ask another teacher for help…

それ も 無理 だ と 思う よ 。 ||むり|||おもう| I don't think that will work either.

あの 奇 壊 蟲 の チャクラ が すごい 勢い で 森中 に 広がって る 。 |き|こわ|むし|||||いきおい||もりなか||ひろがって| The chakra from the Parasitic Insects have rapidly spread throughout the forest.

ここ は 森 の 真ん中 だ し → ||しげる||まんなか|| Since we're in the middle of the forest,

外 に 出る 前 に 間違い なく 探知 さ れ ちゃ う ん じゃ ない か な 。 がい||でる|ぜん||まちがい||たんち||||||||| they'll probably find us before we even get out.

マジ かよ ~ 八方塞がり って やつ じゃ ねえ か 。 ||はっぽうふさがり||||| Are you serious?! So, we're basically blocked in?!

そもそも ボルト 先生 を キレ さ せ た お 前 が 悪い 。 ||せんせい|||||||ぜん||わるい It's your fault for making Sensei flip out in the first place, Boruto!

俺 ら まで 巻き込み や が って 。 おれ|||まきこみ||| On top of that, you got us involved too!

あぁ ! ? 追い詰め た の は 俺 だけ じゃ ねえ だ ろ 。 |おいつめ||||おれ||||| Come on, I'm not the only one who drove him to that point.

それ に キレ ただ け で あんな ふう に なる か よ ! Besides, who gets like that just from snapping?

ハァ … お前 だけ が 見える 影 って いったい 何 な ん だ 。 |おまえ|||みえる|かげ|||なん||| So, what's this shadow that only you can see?

ふ ぅ ~。

アンコ 先生 シノ 先生 は ? |せんせい||せんせい| Anko Sensei… Where's Shino Sensei?

ん ? 予定 表 だ と …。 |よてい|ひょう|| According to the schedule…

課外 授業 に なって る わ ね 。 そう か 。 かがい|じゅぎょう||||||| He should be conducting extracurricular lessons.

昨日 は ずいぶん 落ち込 ん で い た から → きのう|||おちこ||||| I see… He was really depressed yesterday,

変 に 思い詰め て い なけ れ ば いい が 。 へん||おもいつめ||||||| I hope he hasn't been brooding over it.

大丈夫 大丈夫 。 だいじょうぶ|だいじょうぶ Don't worry, he'll be fine!

生徒 と 元気 に 走り回ったら 日ごろ の ストレス も 発散 できる って 。 せいと||げんき||はしりまわったら|ひごろ||||はっさん|| Running around with his students will help him get rid of his stress.

だ と いい が …。 I sure hope so…

私 の 言葉 が 逆 に あいつ を → わたくし||ことば||ぎゃく||| What I said might have given him more anguish.

追い詰め て しまった の かも しれ ない 。 おいつめ|||||| What I said might have given him more anguish.

ハァ ハァ …。 ハァ ハァ …。

ハァ ハァ …。 ハァ ハァ …。

なん だ よ 意外 と 追い つい て こ ない な シノ 先生 …。 |||いがい||おい|||||||せんせい W-What the hell… I'm surprised he hasn't caught up yet…Shino?

う ぉっ ! 蟲 だ ! ||むし| Bugs!

バカ 。 そりゃ 先生 の 蟲 じゃ ねえ よ 。 ||せんせい||むし||| Idiot… That's not one of Sensei's insects.

え ? なん だ 紛らわしい って ば さ 。 |||まぎらわしい||| Huh? That's so confusing!

さあ 行く ぞ 。 |いく| Come on, let's go.

でも 先生 の 蟲 が い ない って こと は 逃げ 切れ た ん じゃ ねえ の か ? |せんせい||むし|||||||にげ|きれ|||||| The fact that we don't see Sensei's insects must mean we've lost him!

おい 油断 す ん じゃ ねえ よ ! |ゆだん||||| Hey! Don't let your guard down.

けど よ ~ さっき から 姿 が 全然 見え ねえ し …。 ||||すがた||ぜんぜん|みえ|| Yeah, but I haven't seen him at all since earlier!

何 してん だ ? なん|| What are you doing?

見つけ た ぞ 。 みつけ|| I found you!

う わ ぁ !

だから 言わ ん こっちゃ ない ! |いわ||| You shouldn't have said that!

ボルト 起爆 札 だ ! お おう ! |きばく|さつ||| Boruto, use a paper bomb! All right!

どう だ ? Did it work?

爆発 でも ダメ かよ …。 ばくはつ||| Explosions don't work?

こんな の どう すりゃ い い ん だ よ ! What are we supposed to do?!

我が 奇 壊 蟲 お前 たち ごとき で は どうにも でき ん ぞ 。 わが|き|こわ|むし|おまえ|||||||| You don't stand a chance against my Parasitic Insects!

さあ せいぜい 逃げろ 逃げろ 。 ||にげろ|にげろ The best you can do is run… Just run.

逃げ て も ムダ だ と 悟る まで な 。 にげ||||||さとる|| Run until you understand that it's all in vain.

水 を 避け た ? もし かして … すい||さけ||| They avoided the water? Could it be—?

おい シカダイ ! 早く こっち だ ! ||はやく|| Hey, Shikadai! Hurry, this way!

お っ おう ! O-Okay!

う ~ ん あの 様子 じゃ ちょっと 期待 外れ かも …。 |||ようす|||きたい|はずれ| It's kind of a letdown watching them…

少し たきつけ て みる かな 。 すこし|||| Let's see if I can incite them a little…

久しく 忘れ て い た な この 戦場 の 感触 。 ひさしく|わすれ||||||せんじょう||かんしょく I'd forgotten how it feels to battle.

やはり 俺 に は 教師 など 向 い て い なかった の だ な 。 |おれ|||きょうし||むかい||||||| I guess I was never meant to be a teacher after all…

ハハハハッ 。 I guess I was never meant to be a teacher after all…

ハァ ハァ …。 Hey, where were you all this time?

おい 今 まで どこ いたん だ よ ? |いま||||| Hey, where were you all this time?

道 に 迷って た ん だ 。 どう||まよって||| I got lost.

ダ ダメ だ … や っぱ 逃げ切れ ねえ よ 。 |||||にげきれ|| It's no use. We can't outrun him, after all…

ねぇ ボルト さっき シノ 先生 まで って 言って た けど 。 ||||せんせい|||いって|| Hey, Boruto. You said something earlier about Shino Sensei "getting like that too…"

え ? ああ 。 Huh? Oh yeah…

これ まで 何 度 か 同じ ように 変 に なった や つら が い た だ ろ う 。 ||なん|たび||おなじ|よう に|へん|||||||||| Up to now, there's been a couple guys who've started acting weird like that.

そい つ ら の 体 に は なんか 嫌 な 影 みたい な もの が 見え た ん だ 。 ||||からだ||||いや||かげ|||||みえ||| I could see a creepy shadow-like thing around them.

なんで か 俺 に しか 見え ない みたい だ けど 。 ||おれ|||みえ|||| For some reason, I'm the only one who can see it.

ふ ~ ん そう 。 I see.

こいつ やっぱり 何 か 知って る の か ? ||なん||しって||| Just as I suspected, this guy must know something…

って そんな こと より 早く 逃げ ねえ と ! ||||はやく|にげ|| Anyways, we better get outta here.

いや ダメ だ 。 No.

無 計画 に 逃げ て も また 追いつか れ ち まう 。 む|けいかく||にげ||||おいつか||| Without a plan, he's gonna catch up with us again.

それ に ボルト お前 は さっき 吸わ れ た チャクラ が → |||おまえ|||すわ|||| And besides, Boruto…

まだ 回復 し て ねえ だ ろ 。 |かいふく||||| You haven't recovered the chakra that was taken from you yet.

じゃあ どう す ん だ よ ? So, what am I supposed to do?!

逃げ られ ない ん なら さ → にげ||||| If you can't escape then…

全力 で 先生 を 殺す しか ない ん じゃ ない ? ぜんりょく||せんせい||ころす||||| All you can do is kill Sensei with everything you've got, right?

は ぁ ? こ 殺す って 何 言って ん だ よ お前 。 |||ころす||なん|いって||||おまえ Huh? K-Kill him? What are you talking about?

だって 向こう は その 気 でしょ ? |むこう|||き| Well, that's what he wants to do, right?

じゃあ こっち も 殺し 返し て なぜ いけない の ? |||ころし|かえし|||| Then what's wrong with doing the same?

こいつ … This guy!

だって このまま じゃ … 死ぬ よ 。 |||しぬ| If you don't do anything… you're gonna die.

それ でも ダメ な もの は ダメ だって ば さ ! Nevertheless, there are some things that you just don't do!

まあ 待て ボルト 。 |まて| Now, hang on, Boruto.

殺す 殺さ ない は ともかく → ころす|ころさ||| Killing aside,

やり 方 しだい で 勝て る 目 が ある かも しれ ねえ 。 |かた|||かて||め||||| there may be a way to win depending on the method.

へ ぇ ? there may be a way to win depending on the method.

気づ い た か ? さっき の 先生 きづ||||||せんせい Haven't you noticed?

チャクラ を 大量 に 使う の も お構いなし に → ||たいりょう||つかう|||おかまいなし| Earlier, Sensei didn't care about how much chakra he used,

蟲 を 派手 に 暴れ させ て た だ ろ 。 むし||はで||あばれ|さ せ|||| he just let the insects go wild.

あっ そう いえ ば …。 Yeah, now that you mention it!

つまり 今 の 先生 は → |いま||せんせい| In other words, Sensei's snapped, so he's lost his usual composure.

キレ て いつも の 冷静 さ を 失って ん だ 。 ||||れいせい|||うしなって|| In other words, Sensei's snapped, so he's lost his usual composure.

スキ を 突け る かも しれ ない ぜ 。 ||つけ||||| We could use this to our advantage.

ん な こ と 言って も → ||||いって| But if we can't get rid of those insects,

あの 蟲 を どうにか し なきゃ 近づく こと も でき ねえ ぞ 。 |むし|||||ちかづく||||| But if we can't get rid of those insects, we can't get near him.

俺 に は 策 が ある 。 え ? おれ|||さく||| I have a plan. Huh?

だが それ に は …。 But in order for the plan to work…

誰 か 一 人 に 危険 な 役目 を うけ もって もらう 必要 が ある な 。 だれ||ひと|じん||きけん||やくめ|||||ひつよう||| I'll need someone to take on a dangerous role.

要するに おとり 作 戦って こ と か ? ようするに||さく|たたかって||| So, what you're talking about is a decoy strategy?

あぁ で おとり に は 転校 生 が 向 い てる と 思う ぜ 。 |||||てんこう|せい||むかい||||おもう| Yeah. And I think the transfer student is perfect for the decoy.

そういう の は 言った 人 が やる もん じゃ ない か な ? |||いった|じん||||||| Shouldn't the person who suggests it be the decoy?

俺 ら と 違って 汗 ひと つ か い て ねえ だ ろ 。 おれ|||ちがって|あせ|||||||| Unlike us, there's not a drop of sweat on you.

さっき 派手 に 風 遁 を 使った わり に は → |はで||かぜ|とん||つかった||| Considering how you just used Wind Style,

まだ チャクラ も あり余って る みたい だ し な 。 |||ありあまって||||| you look like you still have chakra left, too.

なるほど …。 I see.

仲間 を 死 地 に 追いやる に は 十分 な 理由 だ と 思う よ 。 なかま||し|ち||おいやる|||じゅうぶん||りゆう|||おもう| I think that's reason enough to send one of your comrades to their death.

おい …。 Hey! Besides,

それ に さっき の 腕 を 伸ばす 妙 な 術 と いい → ||||うで||のばす|たえ||じゅつ|| judging from that strange jutsu you just did to extend your arm,

まだ 隠し 玉 を 持って る ん じゃ ねえ の か ? |かくし|たま||もって|||||| I bet you still have some secret weapons up your sleeve?

どう だ ? How about it?

俺 は ボルト と 違って お前 を 信じ ちゃ い ねえ 。 おれ||||ちがって|おまえ||しんじ||| Unlike Boruto, I don't trust you.

何 を 企 ん でる か 知ら ねえ が シッポ を 出し や がれ ! なん||たくら||||しら|||||だし|| And I don't know what you're plotting, so show me what you're hiding!

ちょっと 待て よ ! |まて| Hang on.

その おとり 俺 に やら せろ 。 は ぁ ! ? ||おれ||||| Let me be the decoy! Huh?

ヘヘッ ! チャクラ は 回復 し きって ねえ けど よ |||かいふく||||| I haven't recovered my chakra, but I can still make shadow clones!

な ~ に まだ 影 分身 くらい は 出 せる ぜ 。 |||かげ|ぶんしん|||だ|| I haven't recovered my chakra, but I can still make shadow clones!

バカ ! 今 の お前 じゃ 危険 すぎる 。 |いま||おまえ||きけん| Idiot! That's too risky for you right now.

マジ で 死ぬ かも しん ねえ ん だ ぞ ! ||しぬ|||||| You could really die!

あんなに なる まで 先生 を キレ さ せ た の は 俺 だ 。 |||せんせい||||||||おれ| We're the ones who drove Sensei to the tipping point.

自分 の 落とし 前 くらい 自分 で つけ ねえ と な 。 じぶん||おとし|ぜん||じぶん||||| I'd better take responsibility for my actions.

それ に … みんな を 助ける ため だ 。 ||||たすける|| And… I also want to help everyone.

ボルト …。 Boruto…

みんな を ? だったら なおさら 僕 が 適任 じゃ ない ? ||||ぼく||てきにん|| Everyone? Then it's all the more reason that I'm perfect for it.

僕 なら いざ と なったら …。 ぼく|||| Because if push comes to shove, I can…

違 ぇ よ 。 ちが|| That's not what I mean.

みんな って の は シノ 先生 と … それ に ミツキ お前 も だ 。 |||||せんせい|||||おまえ|| When I say everyone, I mean Shino Sensei and even you, Mitsuki.

俺 は 最後 まで 諦め ねえ 。 誰 も 死な せ ねえ ぜ 。 おれ||さいご||あきらめ||だれ||しな||| I'm not giving up till the end. I'm not letting anyone die!

彼 が 僕 の 太陽 な の か それ が もう すぐ わかる … かれ||ぼく||たいよう|||||||| I'll soon find out… …if he's my sun.

わかった よ 。 I understand.

でも 僕 に も やらせ て ほしい こと が ある ん だ 。 |ぼく|||||||||| But there's something I want you to let me do.

フフフ … とうとう 諦め て 覚悟 を 決め た よう だ な 。 ||あきらめ||かくご||きめ|||| It seems you've finally given up and are prepared to meet your fate.

ボルト ! Boruto!

冗談 ! 追いかけ っこ は おしまい に する だけ だって ば さ 。 じょうだん|おいかけ||||||||| Just kidding! I'm just done chasing you.

逃げる くらい なら ここ で 先生 を ぶ っ 倒す ! にげる|||||せんせい||||たおす Instead of running, I'm taking you down right here, Sensei!

使い古さ れ た 手 だ 。 つかいふるさ|||て| That's the oldest trick in the book.

こいつ も 影 分身 …。 ||かげ|ぶんしん This one's a shadow clone too…

そして … これ も 。 And this one too.

本命 は …。 ほんめい| And the real one is…

また 同じ 手 …。 |おなじ|て Same trick again!

なに ! ? What?

この 距離 なら 逃がさ ねえ ! |きょり||にがさ| I won't let you get away from this distance!

あっ !

あっ ! ダメ か ! Did we fail?

フフフ … 少し は 楽しま せ て くれる な 。 |すこし||たのしま|||| You're keeping me quite entertained.

もう 一 人 は どう し た ? |ひと|じん|||| What happened to the other one?

どう し た 転校 生 。 こいつ ら を 助け ない の か ? |||てんこう|せい||||たすけ||| What's the matter, transfer student? You're not gonna help them?

ま ぁ いい 。 お前 は 後回し だ 。 |||おまえ||あとまわし| Well, whatever. I'll leave you for later.

影 縛り を かけ 俺 もろとも 水中 に 飛び込む つもり だった な ? かげ|しばり|||おれ||すいちゅう||とびこむ||| You were going to use your Shadow Paralysis then jump into the water with me, right?

水 の 中 なら 蟲 を 封じ られる と 考え た の だ ろ う が → すい||なか||むし||ほうじ|||かんがえ|||||| You figured the insects could be contained in the water.

その 程度 の 策 は お 見通し だ 。 |ていど||さく|||みとおし| I can see right through a half-baked plan like that.

フッ … そい つ は どう です か ね ? 先生 。 ||||||||せんせい We'll see about that.

これ で 使える 蟲 は だいぶ 減っちゃ っ た でしょ ? ||つかえる|むし|||へっちゃ||| Sensei, looks like you've lost most of the insects you can use.

今 だ ミツキ ! いま|| Now, Mitsuki!

本命 は こい つか ! ほんめい||| Is this the real one?

悪く ない 作戦 だ 。 だが … わるく||さくせん|| Not a bad strategy… But…

水中 で 使える 蟲 が い ない と 思って い た な 。 すいちゅう||つかえる|むし|||||おもって||| You thought I didn't have any insects that could be used underwater, huh…?

我が 一族 の 奇 壊 蟲 を なめる な よ わが|いちぞく||き|こわ|むし|||| Don't underestimate my clan's Parasitic Insects!

雷 遁 蛇 雷 かみなり|とん|へび|かみなり Lightning Style… Snake Lightning!

蟲 を 出し て いる 途中 なら 体 の 中 まで 雷 遁 が 伝わる はず 。 むし||だし|||とちゅう||からだ||なか||かみなり|とん||つたわる| Lightning Style should be able to penetrate through his body while he's producing the insects.

たとえ 上 忍 クラス と いえ ども …。 |うえ|おし|||| Even if he is a jonin…

殺す 以外 に 止める 方法 は ない と 思って た けど … ころす|いがい||とどめる|ほうほう||||おもって|| I didn't think there was any way to stop him without killing him…

こういう 戦い 方 も ある ん だ 。 |たたかい|かた|||| I didn't know you could fight this way.

う っ う ぅ …。

あれ ? 予想 以上 に 消耗 し ちゃ った な 。 |よそう|いじょう||しょうもう|||| Oh? I've used up… …way more than I expected.

まあ どう で も いい か Oh well, I don't really care.

諦め ん な ! あきらめ|| Don't give up!

ボルト … キミ は … Boruto, you're—

う … 俺 は …。 |おれ| I…

ボルト った く かっこ つけ てん じゃ ねえ よ ! Boruto! Damn it! Stop showing off!

い いか ん ! No, don't!

ハァハァ …。

チャクラ が … だが ここ で 諦め て は 2 人 が … |||||あきらめ|||じん| My chakra is—! But if I give up here, those two will—!

ああ クソ ! 行く しか ! 待て ! ||いく||まて Damn it, I have to go! Wait!

俺 が 行く 。 おれ||いく I'll go!

先生 ! せんせい Sensei!

口 寄せ … くち|よせ Summoning…

ボルト ! Boruto!

あ !

シノ 先生 ! |せんせい Shino Sensei!

本当 に すま なかった みんな 。 ほんとう|||| HEALTH OFFICE HEALTH OFFICE Everyone, I'm very sorry.

シノ 先生 …。 |せんせい Shino Sensei…

あの とき の 俺 は 明らか に どう かし て い た 。 |||おれ||あきらか|||||| Clearly, I wasn't myself at that time.

守る べき 自分 の 生徒 に 襲いかかる など と …。 まもる||じぶん||せいと||おそいかかる|| Imagine, attacking a student who I should be protecting!

やっぱり 正気 じゃ なかった ん です ね 。 |しょうき||||| So, you really weren't yourself!

ああ ぼんやり は 覚え て い て も |||おぼえ|||| Yeah.

まるで 現 実感 が ない 状態 だった 。 |げん|じっかん|||じょうたい| I can only vaguely remember, but I had no sense of reality…

何 か に 操ら れ て い た か の よう な 。 なん|||あやつら|||||||| It felt like I was possessed by something.

クッ !

だからといって お前 たち に した こと は 許さ れ ない 。 |おまえ||||||ゆるさ|| Even still, what I did to you is unforgivable.

上層 部 に すべて を 報告 し た あと → じょうそう|ぶ||||ほうこく||| After reporting to the administration,

責任 を とって 教師 を やめる つもり だ 。 せきにん|||きょうし|||| I will take responsibility and resign as a teacher.

ち ょ ちょっと 待って くれ シノ 先生 ! |||まって|||せんせい W-Wait, Shino Sensei!

誰 も ケガ も なかった ん だ し 大げさ だって ば さ ! だれ||||||||おおげさ||| It's not like anyone got hurt. Don't be so dramatic.

それ に ほら 元 は とい や 俺 たち が 怒ら せ た せい だ し 。 |||もと||||おれ|||いから||||| Besides, it's our fault for getting you mad in the first place…right?

なあ ! お おう 。 R-Right…

な ん つ う か 先生 が あんなに 思いつめ て た なんて → |||||せんせい|||おもいつめ||| I didn't realize how much it was weighing on your mind.

気づか なく て … すみません 。 きづか||| I'm sorry.

ヘヘッ それ より シノ 先生 って す っげ え 強かった ん だ な ! ||||せんせい|||||つよかった||| By the way, I had no idea you were that strong, Shino Sensei!

お お前 たち …。 |おまえ| Y-You guys…

なん だ よ ! 先生 わかり やす すぎ ! |||せんせい||| What? You're so easy to read, Sensei!

うるさい ! アハハ ! Shut up!

あの 人 から 教わる こと なんて ある ? |じん||おそわる||| But is there anything he can teach us at this point?

なるほど ね 確かに ある かも 。 ||たしかに|| I get it… Maybe there is.

うん ? なんか 言った か ? ミツキ 。 ||いった|| You say something, Mitsuki?

う うん なんでもない 。 Uh-uh. Nothing.

シノ あんた は 人 づ きあい が どんなに 苦手 でも → |||じん|||||にがて| Shino… You might not have good people skills,

あんた なり に 歩み寄 ろ う と する 努力 を 諦め なかった 。 |||あゆみよ|||||どりょく||あきらめ| but you never stopped trying to reach out to people.

だからこそ いい 友達 に だって 恵まれ た 。 ||ともだち|||めぐまれ| That's why you've been blessed with good friends.

どんな とき でも 最後 まで 諦め ない 心 。 |||さいご||あきらめ||こころ The spirit of never giving up, no matter what.

それ が あんた の 持つ 教師 と して の 資質 よ 。 ||||もつ|きょうし||||ししつ| That's the natural gift you have as a teacher.

面目ない 俺 と した こと が → めんぼくない|おれ|||| I'm sorry, but I have no self-awareness

いつ どこ で 精神 に 影響 を 受け た の か → |||せいしん||えいきょう||うけ||| of where and when I was psychologically affected.

まるで 自覚 症状 が なかった 。 |じかく|しょうじょう|| of where and when I was psychologically affected.

まあ 正気 を なくし て た の は ある 意味 → |しょうき||||||||いみ In a sense,

不幸 中 の 幸い って やつ だ ぜ 。 ふこう|なか||さいわい|||| it was a blessing in disguise that you weren't yourself.

ああ シノ が 冷静 な まま 襲いかかって い たら → |||れいせい|||おそいかかって|| Yeah, if Shino had really attacked them,

ボルト たち は ひと たまり も なかった はず だ 。 Boruto and the others wouldn't have stood a chance.

ありがとう な シノ 。 Thanks for always looking out for them, Shino.

いつも あいつ ら の 面倒 を 見 て くれ て 。 ||||めんどう||み||| Thanks for always looking out for them, Shino.

悪 ガキ 揃い で 大変 だ ろ う 。 あく||そろい||たいへん||| It must be tough with a bunch of bad kids like that.

ナルト …。 Naruto…

まあ な そんな ところ まで 似 なく て も いい の だ が な 。 |||||に|||||||| Yeah, I guess. It's a pity that he took after you.

う っ ! 返す 言葉 も ねえ って ば よ 。 ||かえす|ことば||||| I've got nothing to counter that…

ハハハ …。 I've got nothing to counter that…

に し て も 上 忍 クラス の 心 に すら 影響 を 及ぼす 謎 の 力 か 。 ||||うえ|おし|||こころ|||えいきょう||およぼす|なぞ||ちから| In any case, this is some kind of mysterious power that can affect even jonin-class psyche.

ああ … 俺 たち の 里 で → |おれ|||さと| Yeah, looks like we have a situation brewing in our village

ほっとけ ねえ 事態 が 進行 し てる な 。 ||じたい||しんこう||| that we can't ignore.

忙しい ところ 悪い が 調査 に 手 を 貸し て くれる か シノ ? いそがしい||わるい||ちょうさ||て||かし|||| I know you're busy, but can you help us investigate, Shino?

もちろん です 七 代 目 。 ||なな|だい|め Absolutely, Lord Seventh.

消え去れ サイバ ー ス ! きえされ|||