InuYasha Episode 166-167 (1) inuyasha|episode InuYasha Episode 166-167 (1) InuYasha Episódio 166-167 (1)

全て は 御 神木 から 始まった すべて||ご|しんぼく||はじまった

戦い 願い 探して たたかい|ねがい|さがして

そして 生まれた 強い 絆 |うまれた|つよい|きずな

新たな 希望 　 明るい 未来 は 今 始まる あらたな|きぼう|あかるい|みらい||いま|はじまる

四 魂 の 玉 が 砕け 散って 旅 は 始まった よっ|たましい||たま||くだけ|ちって|たび||はじまった

今 その かけら が 全て を 終わら せる 力 を いま||||すべて||おわら||ちから|

犬 夜叉 に 与える いぬ|やしゃ||あたえる

死ぬ か 生きる か しぬ||いきる|

これ が 最後 の 戦い ||さいご||たたかい

俺 たち を 導く 最後 の かけら おれ|||みちびく|さいご||

井戸 の 向こう 戦国 の 世に 明日 が ある いど||むこう|せんごく||よに|あした||

戦国 御伽 草 子 犬 夜叉 せんごく|おとぎ|くさ|こ|いぬ|やしゃ

グオー 　 ガアアー

山 の 化け物 が 殺さ れた だ と やま||ばけもの||ころさ|||

へえ

ウオー

おお っ

ガアアー

三 日 前 の こと だ みっ|ひ|ぜん|||

グアー

何 か 光 の 束 の ような もん が 山 の 化け もん を なん||ひかり||たば|||||やま||ばけ||

ウオー

ウオオ …

確かに 死んだ んです か ？ たしかに|しんだ|ん です|

倒れた まま 動か ねえ たおれた||うごか|

だけ ん ど 恐ろしくて 誰 も 近づか ねえ だ よ |||おそろしくて|だれ||ちかづか|||

う っ

山 の 化け物 と いえば 岳 山 人 しか 思い当たり ませ ん が やま||ばけもの|||たけ|やま|じん||おもいあたり|||

この 山 から は まるで 妖気 を 感じ ませ ん |やま||||ようき||かんじ||

うん 　 ただ の 山 だ よ ね |||やま|||

うん ？　 いや あれ を 見ろ ||||みろ

う っ

て め え まだ

持っていけ 　 わし の 妖気 の 結晶 だ もっていけ|||ようき||けっしょう|

一 つ かみ で いい ひと||||

不 妖壁 に 近づいた 時 結晶 の 妖気 は 消える ふ|ようかべ||ちかづいた|じ|けっしょう||ようき||きえる

離れれば また 戻る はなれれば||もどる

奈落 を 探す 手掛かり に なる ならく||さがす|てがかり||

どうやら 信用 して くれた みたいだ ね |しんよう||||

ああ

あの ありがとう

もう いい 　 行け ||いけ

岳 山 人 たけ|やま|じん

45 岳 山 人 は 我々 と 別れた 後 も 奈落 を 追って いた のでしょう たけ|やま|じん||われわれ||わかれた|あと||ならく||おって||

じゃあ 奈落 が |ならく|

人間 の 臭い だ にんげん||くさい|

人間 にんげん

それ も 何 人 か の 　 まだ 新しい ||なん|じん||||あたらしい

岳 山 人 が 死んで から ここ に 来た 人間 が いる って こと だ たけ|やま|じん||しんで||||きた|にんげん|||||

どういう こと

地元 の 者 たち は この 地 を 恐れて 近寄ら ん はずじゃ が じもと||もの||||ち||おそれて|ちかよら|||

「 二 人 の 絆 四 魂 の かけら を 使え ！」 ふた|じん||きずな|よっ|たましい||||つかえ

ひ ゃっ で 出た ー |||でた|-

行者 様 お 願い いたし ます ぎょうじゃ|さま||ねがい||

ありがとう ご ぜ え ました

あの ー お礼 の 方 です が |-|お れい||かた||

荷車 を 一 つくれたら いい にぐるま||ひと||

え 荷車 で ご ぜ え ます か |にぐるま||||||

妖怪 の 亡骸 は うち の 方 で 弔って おく から ようかい||なきがら||||かた||とむらって||

あの 行者 様 たち まだ 子供 だ べ |ぎょうじゃ|さま|||こども||

は あー て え した もん だ な

御 霊 丸 様 妖怪 やっつけて きた よ ご|れい|まる|さま|ようかい|||

ご 苦労 　 もう お 休み |くろう|||やすみ

後 は 私 が 供養 する から あと||わたくし||くよう||

何 い 行者 が 妖怪 を 退治 して 回って る ？ なん||ぎょうじゃ||ようかい||たいじ||まわって|

ああ 　 東 の 霊山 に 住んで おら れる 行者 様 で の |ひがし||りょうぜん||すんで|||ぎょうじゃ|さま||

一 人 ずつ 不思議な 壺 みて え な もん を 持って て ひと|じん||ふしぎな|つぼ||||||もって|

その 壺 から 出る 光 で 妖怪 を 貫く んだ |つぼ||でる|ひかり||ようかい||つらぬく|

えっ

一 人 ずつ と 仰 い ました が ひと|じん|||あお|||

行者 様 は 何 人 かおら れる のです か ぎょうじゃ|さま||なん|じん||||

ここ に 来た の は 三 人 だ が ||きた|||みっ|じん||

他 に 何 人 も いる って 噂 だ な た||なん|じん||||うわさ||

確か 岳 山 人 を 倒した の は たしか|たけ|やま|じん||たおした||

光 の 束 みたいな もの だった って ひかり||たば||||

ああ 　 そい つら が やった に 違い ねえ 　 行く ぞ ||||||ちがい||いく|

の お っ ？

う っ ？

あいつ ら やっぱり 妖怪 かのう |||ようかい|

行者 様 に お 知らせ した 方 がえ えんじゃ ねえ か ぎょうじゃ|さま|||しらせ||かた||||

あそこ が 東 の 霊山 です か ||ひがし||りょうぜん||

もう 少し だ ね |すこし||

あー あ お気に入り だった のに ||おきにいり||

け えっ 大して 歩いて ねえ くせ に ||たいして|あるいて|||

もう 少し だけ 辛抱 して ね |すこし||しんぼう||

うーん どう 思う 犬 夜叉 ||おもう|いぬ|やしゃ

やはり 行者 たち と 奈落 は 繋がって いる のだろう か ？ |ぎょうじゃ|||ならく||つながって|||

だろう 　 岳 山 人 を 倒した んだ から な |たけ|やま|じん||たおした|||

この 臭い |くさい

危 ねえ き|

ど お っ

- かご め - う う

光 の 束 ひかり||たば

くっ 　 向こう から 出向いて きや がった |むこう||でむいて||

ち ぇっ 外 しち まった ||がい||

しょうが ねえ よ 　 的 がち いせ えん だ から |||てき|||||

あれ が 行者 たち ||ぎょうじゃ|

まだ 子供 で は ない か |こども||||

間違い ねえ 　 岳 山 人 の 所 に 残って た 臭い だ まちがい||たけ|やま|じん||しょ||のこって||くさい|

じゃあ この 子 たち が ||こ||

おい 人間 が 一緒だ ぞ |にんげん||いっしょだ|

女 死に たく なかったら 妖怪 から 離れろ おんな|しに|||ようかい||はなれろ

な 何 言って ん の よ |なん|いって|||

下がって ろ かご め さがって|||

人間 の ガキ ども が 物騒な もの持ち や がって にんげん||がき|||ぶっそうな|ものもち||

誰 に 貰った だれ||もらった

ふん 知って どう すんだ |しって||

これ から 退治 さ れる 奴 が よ ||たいじ|||やつ||

やかましい 　 どう あって も 答えて もらう ぜ ||||こたえて||

食らえ 妖怪 くらえ|ようかい

よけて 犬 夜叉 |いぬ|やしゃ

貫か れる ぞ つらぬか||

ん っ

この 光 の 束 実態 が ある |ひかり||たば|じったい||

て えー っ

う う っ

あれ は

妖怪 ようかい

へ っ

う う っ

ふん っ この この

て め え 何 し や がる |||なん|||

御 霊 壺 の 光 を よくも ご|れい|つぼ||ひかり||

白状 し な 　 その 壺 どう やって 手 に 入れた はくじょう||||つぼ|||て||いれた

うる せ え 妖怪 |||ようかい

死んだ って 言う もんか しんだ||いう|

- ぎ えっ あっ ぐ っ - おお 上等だ 　 だったら ここ で 死ぬ か ||||||じょうとうだ||||しぬ|

ちょっと 犬 夜叉 |いぬ|やしゃ

ねえ そんな 壺 持って ちゃ いけない わ ||つぼ|もって|||

あなた たち みたいな 子供 が こんな 危ない ことし てる と |||こども|||あぶない|||

いつか ひどい 目 に 遭う から ||め||あう|

放っとけ ほっとけ

御 霊 壺 が あれば 妖怪 なぞ に 負け ねえ ご|れい|つぼ|||ようかい|||まけ|

- 今 負けた ばかりで は ない か - ミャン いま|まけた|||||

やかましい やい

覚えて ろ よ おぼえて||

次に 会った 時 は ただ じゃ 済ま ねえ から な つぎに|あった|じ||||すま|||

待ち や が れて め えら まち|||||

行か せ なさい 犬 夜叉 いか|||いぬ|やしゃ

う っ

ゆっくり 後 を つければ いい |あと|||

ふん

- えっ えっ - くわ っ

あの 身 の こなし |み||

特別 妖怪 退治 の 訓練 を 受けて る と も 思え ない とくべつ|ようかい|たいじ||くんれん||うけて||||おもえ|

あるいは 奈落 の 手下 か と 思った が |ならく||てした|||おもった|

いささか お粗末です な |おそまつです|

いや あいつ ら の 後ろ で 糸 を 引いて いる 奴 が いる はずだ ||||うしろ||いと||ひいて||やつ|||

そい つ が きっと 奈落 と 関係 が ある に 違い ねえ ||||ならく||かんけい||||ちがい|

152 岳 山 人 が 死んだ って の は 本当だった の か たけ|やま|じん||しんだ||||ほんとうだった||

奈落 は 赤子 に 不 妖壁 を 渡した ならく||あかご||ふ|ようかべ||わたした

それ を 追って いた 岳 山 人 が この 場所 で 殺さ れた と いう こと は ||おって||たけ|やま|じん|||ばしょ||ころさ|||||

この 近く に 赤子 の 手掛かり が ある |ちかく||あかご||てがかり||

犬 夜叉 いぬ|やしゃ

ああ

あの 寺 何 か 気持ち 悪い |てら|なん||きもち|わるい

ひで え 妖気 だ ||ようき|

来る ぞ くる|

光 の 束 だ ひかり||たば|

中身 を 切 っち まえば 問題 ねえ なかみ||せつ|||もんだい|

風 の 傷 かぜ||きず

グワー ウッ

うわ あ 壺 が 効か ねえ ||つぼ||きか|

子供 たち ばっかりだ わ こども|||

このまま 押し込む ぞ |おしこむ|

うわ あー

御 霊 丸 様 ご|れい|まる|さま

- た 助けて 御 霊 丸 様 - げ え えっ |たすけて|ご|れい|まる|さま|||

バカ 野郎 俺 たち が 御 霊 丸 様 を お守り する んだ ばか|やろう|おれ|||ご|れい|まる|さま||おもり||

お前たち 下がって い なさい おまえたち|さがって||

う えっ

ぐ る る る …

妖怪 ども め 性懲り も なく また 現れ おった か ようかい|||しょうこり||||あらわれ||

この 人 妖怪 ？ |じん|ようかい

こいつ の 体 に は 妖怪 の 臭い が 染み付いて や がる ||からだ|||ようかい||くさい||しみついて||

やっぱり 奈落 の 手先 か |ならく||てさき|

いい の か ？ 奈落 |||ならく

ふん これ で 面白く なる |||おもしろく|

グワアー …

うん ？　 この 土地 の 妖怪 ども ||とち||ようかい|

どこ へ 行く んだ ||いく|

あっ

お っ

あっ

う う っ

ウウ …

グウウ …

すごい 数 |すう

お前たち 御 霊 壺 を おまえたち|ご|れい|つぼ|

使え ない んだ 　 中 の 光 を 切ら れ ち まって つかえ|||なか||ひかり||きら|||

それ で か 　 妖怪 ども |||ようかい|

御 霊 壺 の 使え ぬ 今 なら ご|れい|つぼ||つかえ||いま|

この 寺 を 滅ぼ せる と 思った か |てら||ほろぼ|||おもった|

グオオー …

て えっ 邪魔 は さ せ ねえ ぜ ||じゃま|||||

あっ

ギャアー

アアッ …

う っ

子供 たち の 御 霊 壺 と 同じ 光 こども|||ご|れい|つぼ||おなじ|ひかり

グアー …

何 だ あの 光 は なん|||ひかり|

まだ いる ぞ

数 が 多 過ぎる んだ すう||おお|すぎる|

ち ぇっ 風 の 傷 ||かぜ||きず

グアアー

飛来 骨 ひらい|こつ

グアッ

風穴 かざあな

グオオー

す すげ え

犬 夜叉 たち も いる の か いぬ|やしゃ|||||

貴 様 とうと|さま

う っ

妖怪 の くせ に なぜ 妖怪 を 斬る ようかい|||||ようかい||きる

あー ん ？　 そりゃ あ こっち の 台詞 だい ||||||せりふ|

御 霊 丸 と やら あなた こそ 妖怪 で は ない の か ご|れい|まる|||||ようかい|||||

ふざけ ん な 　 御 霊 丸 様 は 人間 だ |||ご|れい|まる|さま||にんげん|

妖怪 なんか じゃ ねえ ようかい|||

偉い 行者 様 だ ぞ えらい|ぎょうじゃ|さま||

この 腕 は 確かに 妖怪 の もの |うで||たしかに|ようかい||

ただし 見て の とおり 我 が 意のままに 動く |みて|||われ||いのままに|うごく

私 に 取りつき 食おう と した 妖怪 を わたくし||とりつき|くおう|||ようかい|

法 力 で ねじ伏せた ほう|ちから||ねじふせた

本当の 腕 は 食わ れて しまった が ほんとうの|うで||くわ|||

汚らわしい 妖怪 を 蹴散らす の に よく 働いて くれる けがらわしい|ようかい||けちらす||||はたらいて|

汚らわしい 妖怪 けがらわしい|ようかい

こいつ 相当な 妖怪 嫌いじゃ |そうとうな|ようかい|きらいじゃ

それ で そんな ガキ ども に 妙な 壺 配って |||がき|||みょうな|つぼ|くばって

妖怪 退治 を さ せて たって の か ようかい|たいじ||||||

う う

岳 山 人 を 殺した の も て め え の 差し金 だ な たけ|やま|じん||ころした|||||||さしがね||

岳 山 人 ？ たけ|やま|じん

山 の 妖怪 です やま||ようかい|

戦い より も 山 と して 眠り 続ける こと を 望む 妖怪 でした たたかい|||やま|||ねむり|つづける|||のぞむ|ようかい|

岳 山 人 は 眠り を 妨げた 妖怪 いや 半 妖 を 追って いた たけ|やま|じん||ねむり||さまたげた|ようかい||はん|よう||おって|

その 半 妖 は 奈落 と いい ます |はん|よう||ならく|||

奈落 ならく

罪 無き 岳 山 人 を 殺した 理由 を 聞き たい ざい|なき|たけ|やま|じん||ころした|りゆう||きき|

お前たち おまえたち

だって なあ

いい か 悪い か なんて 見分け つか ねえ し ||わるい|||みわけ|||

奈落 と は 無関係に 偶然 岳 山 人 が 殺さ れた と いう の ？ ならく|||むかんけいに|ぐうぜん|たけ|やま|じん||ころさ||||

用 が 済んだら すぐに 立ち去れ と 言い たい ところ だ が よう||すんだら||たちされ||いい||||

今 この 寺 から 出れば 妖怪 たち の 襲撃 に 遭う だろう いま||てら||でれば|ようかい|||しゅうげき||あう|

夜明け まで 境内 に いる こと を 許す よあけ||けいだい|||||ゆるす

て め え まだ 話 は ||||はなし|

犬 夜叉 　 お 言葉 に 甘え ましょう いぬ|やしゃ||ことば||あまえ|

ああ ん ？

追い出さ れ なかった ね おいださ|||

いい 奴 な の か |やつ|||

奴 の 話 どう 思う やつ||はなし||おもう

岳 山 人 や あえて 奈落 の 名 を 出して みた が たけ|やま|じん|||ならく||な||だして||

顔色 は 読め ませ ん でした な かおいろ||よめ||||

け えっ そんな ん で 顔色 変える ような 奴 が |||||かおいろ|かえる||やつ|

こんな 芝居 打つ わけ ねえ ぜ |しばい|うつ|||

やっぱり この 近く に 奈落 が いる の か な ||ちかく||ならく|||||

でも 確かめよう に も 奈落 が 不 妖壁 を 持って いる 以上 探す こと なんて |たしかめよう|||ならく||ふ|ようかべ||もって||いじょう|さがす||

妖気 の 結晶 が 無い の が 悔やま れ ます ようき||けっしょう||ない|||くやま||

おい

うん ？

飯 だ めし|

あん ？

はぐ はぐ

何 に して も 御 霊 丸 と 奈落 は 関係 が ある はずだ なん||||ご|れい|まる||ならく||かんけい|||

こんな ガキ ども を 利用 して 何 を 企んで や がる んだ ？ |がき|||りよう||なん||たくらんで|||

おい 御 霊 丸 は 食わ ない の か |ご|れい|まる||くわ|||

今 御 霊 壺 に 光 を 入れて る いま|ご|れい|つぼ||ひかり||いれて|

ああ ？

でも それ を やる と ひどく 疲れる って 言って た ||||||つかれる||いって|

あなた たち どうして こんな こと を して る の ？

お 父さん や お 母さん は |とうさん|||かあさん|

い ねえ

お とう も お っか あ も 妖怪 に 食わ れた |||||||ようかい||くわ|

ここ に いる 皆 ？ |||みな

御 霊 丸 様 に 拾わ れ なけりゃ の たれ 死んで た ご|れい|まる|さま||ひろわ|||||しんで|

だから 俺 たち は 御 霊 丸 様 の 手伝い して いる んだ |おれ|||ご|れい|まる|さま||てつだい|||

妖怪 は 憎い 仇 だ しな ようかい||にくい|あだ||

ガオオー …

う さん くせ え 寺 だ ぜ 全く ||||てら|||まったく

この 寺 の 邪気 に 吸い寄せ られる か の ように |てら||じゃき||すいよせ||||よう に

妖怪 たち が 続々 と 集まって くる ようかい|||ぞくぞく||あつまって|

しかし こいつ ら は 中 に 入ろう と し ない ||||なか||はいろう|||

結 界 らしい 結 界 が 無い のに けつ|かい||けつ|かい||ない|

何 か ある なん||

見過ごす わけに は いか ねえ な みすごす|||||

て め えら あたし の 兵隊 に なって もらう ぜ |||||へいたい||||

- ガアッ - アアーッ

グオオー グオオオ …

う っ

よ 妖怪 たち が 攻めて きた |ようかい|||せめて|

どう する 　 まだ 御 霊 壺 が |||ご|れい|つぼ|

お前 ら は ここ で おとなしく して ろ おまえ|||||||

う う う …

て いっ

ガオオー …

飛来 骨 ひらい|こつ

ガアア …

この 妖怪 たち もう 死んで る |ようかい|||しんで|

どけ い

グワー

風 の 傷 かぜ||きず

グオー

グオ …

駄目じゃ 　 まだ 襲って くる だめじゃ||おそって|

ち ぇっ 屍 を 切って も 意味 ねえ ||しかばね||きって||いみ|

ならば 風穴 |かざあな

グオオオー

最 猛 勝 さい|もう|か

法師 様 風穴 を 閉じて ほうし|さま|かざあな||とじて

あっ え いっ

何で 最 猛 勝 が なんで|さい|もう|か|

ふん

この 寺 に 奈落 の 赤子 が いる か どう か 見極めて やる ぜ |てら||ならく||あかご||||||みきわめて||

グアアッ

間違い ねえ 　 こいつ は 神楽 の 屍 舞 だ まちがい||||かぐら||しかばね|まい|

犬 夜叉 いぬ|やしゃ

神楽 を 倒す 　 このまま じゃ きり が ねえ かぐら||たおす|||||

はっ 神楽 が 襲って くる と いう こと は |かぐら||おそって|||||

御 霊 丸 は 奈落 の 一味 じゃ ねえ って ことか ご|れい|まる||ならく||いちみ||||

グアアー

いっ

いっ

狐 火 きつね|ひ

で っ

あなた たち 駄目 よ 外 に 出ちゃ ||だめ||がい||でちゃ

大丈夫だ 御 霊 壺 さえ あれば だいじょうぶだ|ご|れい|つぼ||

御 霊 丸 様 ご|れい|まる|さま

お前たち おまえたち

御 霊 壺 を 使う よ ご|れい|つぼ||つかう|

後 は 俺 たち に 任せて あと||おれ|||まかせて

食らえ くらえ

グワー

うわ っ

あいつ ら は 御 霊 壺 じゃ 駄目な の よ |||ご|れい|つぼ||だめな||

え でも

あっ

御 霊 丸 様 ご|れい|まる|さま

どうした の

動け ない んだ 　 壺 に 光 を 入れた 後 は いつも こう なる んだ うごけ|||つぼ||ひかり||いれた|あと|||||

あっ

う う う … う っ う っ

顔 が 真っ青 かお||まっさお

出て こい 神楽 　 近く に いる の は 分かって んだ でて||かぐら|ちかく|||||わかって|

ふん 　 て め え こそ この 寺 と どういう 関わり だ 犬 夜叉 ||||||てら|||かかわり||いぬ|やしゃ

何で この 寺 を 襲う 　 御 霊 丸 は 奈落 の 敵 って ことか なんで||てら||おそう|ご|れい|まる||ならく||てき||

御 霊 丸 　 あの 男 の こと か ご|れい|まる||おとこ|||

なるほど 少し 読めて きた ぜ |すこし|よめて||

返事 は どうした へんじ||

邪魔だ どき な じゃまだ||

ど わ っ

て め え 待ち や がれ |||まち||

あの ー |-

大丈夫です か だいじょうぶです|

あっ

はっ

ああ っ あっ

御 霊 丸 様 ご|れい|まる|さま

う っ あっ