NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 10 - 201 - 苦渋 の 決断
( 香 燐 ) あれ ? あいつ どこ 行った ?
( サスケ ) フン …。
( マダラ ) いい か ? ( ゼツ ) あぁ …。
( マダラ ) 始めろ 。
《 サクラ : 綱 手 様 が 意識 を とり戻して くだされば →
サスケ 君 の こと も きっと 何とか して くれる …》
( シズネ ) サクラ …。
( サイ ) 失礼 し ます 。
サイ …。
少し 話 が あり ます 。
ナルト が !?
そう … サスケ を かばう ため に ね 。
体中 ボロボロ で …。
(( カルイ : ハァ ハァ ハァ … こん に ゃろ …))
( サイ ) でも … 絶対 に サスケ を 売ら なかった 。
それ に … 君 を 心配 さ せまい と →
この こと は サクラ に 黙って おけ って …。
ナルト …。
今 は 雷 影 の もと に →
サスケ の こと を 許して もらう ため に 向かった よ 。
そんな ムチャ な こと どうして !?
カカシ さん が ついて い ながら …。
おそらく 無理だろう けど …。
カカシ 先生 は ナルト を 信じて る から …。
たとえ 無理だ と して も チャンス は 作って あげ たい んだ と 思う 。
《 その 場 に 綱 手 様 が いて も … 同じ こと を …》
( サイ ) サクラ …。
僕 は 最近 サスケ の 代わり に →
カカシ 班 に 配属 さ れた 。
だから カカシ 班 の こと は まだ よく わから ない し …。
人 の 感情 も よく わから ない …。
それ に …。
(( ナルト : な っ !? 告白 と かした んです か ?
んな もん で きっか よ …。
約束 も 守れ ねえ 男 が よ ))
君 と ナルト の 約束 は 知ら ない 。
(( ナルト 私 の 一生 の お 願い …。
サスケ 君 を … サスケ 君 を 連れ戻して …))
けど ナルト が 君 の こと を 本当に 好き だって こと くらい →
この 僕 に だって わかる !
(( サクラ ちゃん は サスケ が 大好きだ から な 。
今 サクラ ちゃん が 本当に 苦しんで る って こと は →
痛い ほど わかる って ば よ 。
サスケ は ぜ って ぇ 俺 が 連れて 帰る !
一生 の 約束 だって ば よ !
サクラ ちゃん 約束 は 絶対 守る って ば よ 。
一生 の 約束 だって 言った から な 俺 って ば 。
言った から な 俺 。
まっすぐ 自分 の 言葉 は 曲げ ねえ 。
それ が 俺 の 忍 道 だ から よ !))
( シズネ ) サクラ 。
ナルト は 君 と の 約束 を ずっと 背負って る ようだった 。
一生 背負う 気 で いる みたいだった 。
君 が ナルト に 何 を 言った の か は 知ら ない 。
でも それ は まるで 僕 の さ れて いる もの と 同じ …。
呪 印 の ように 感じた 。
ナルト を 苦しめて る の は サスケ だ けど …。
君 も な んじゃ ない の かい ?
( チョウジ ) いの …。
( キバ ) 泣く な いの !
( テンテン ) キバ ! そんな 言い 方 !
いの は ね サスケ 君 の こと を …。
しかた ねえ だ ろ ! もう 昔 と は 違う んだ 。
( シノ ) 大丈夫な の か いの が これ だ …。
サクラ や ナルト は …。
( ネジ ) シカマル に 任せよう あいつ なら うまく 言って くれる 。
それ に 前 の 小 隊長 と して の 初 任務 失敗 に →
少なからず 責任 を 感じて いる 。
あの とき サスケ を 奪い 返す こと が できて いたら …。
だから 説得 役 に 名乗り出た の さ 。
( シズネ ) 待って ! ナルト 君 は サクラ と の 約束 だけ じゃ ない 。
自分 で サスケ 君 を 助け たい と 心から 願って る !
そう じゃ ない ?
( サイ ) もちろん そう だ と 僕 も 思う よ けど →
サクラ も 僕 も みんな は ナルト に 頼り すぎて る 。
最近 の ナルト を 見て いる と →
感じる こと が できる ように なった んだ 。
悲しい って 。
そして サスケ の こと を 考える と →
お腹 の あたり が 熱く なって くる 。
それ が 怒り なん だって わかった よ 。
ナルト の ため に も 木 ノ 葉 の ため に も →
ナルト に 頼る んじゃ なく →
僕ら 自身 が なんとか し なきゃ 駄目だ 。
サスケ は …。 ( シカマル ) サイ の 言う とおり だ 。
( シズネ ) シカマル 君 。
俺 たち は もう ガキ じゃ ねえ 。
俺 たち が 暁 を とめる 。
そして サスケ を とめる んだ 。
俺 は ここ に 第 七 班 の メンバー に →
承諾 を 得に 来た 。
まさか 承諾 って …。
そう 。 それ っす よ 。
サスケ の せい で 木 ノ 葉 隠れ →
雲隠れ が 戦争 する わけに は いか ねえ 。
少し 遠まわしに 話す 。 よく 聞け 。
もし 雲隠れ が サスケ を やったら →
基本 いの や お前 ナルト が 黙って ねえ はずだ 。
もし それ で ムチャ して い の や お前 ら が 雲 に やられたら →
俺 や チョウジ も いの いち さん や →
お前 の 両親 だって 黙って ねえ し →
仇 は きっちり とる 。
そ したら 向こう も 黙って ねえ 。 復讐 して くる 。
それ でも し 俺 や チョウジ が やられたら →
今度 は 俺 たち の 親父 が 出て きて →
気づけば 戦争 だ 。
雲 の 伝令 役 の 情報 から して →
サスケ は もう 国際 的に も 重罪 人 と して 扱わ れる 。
サスケ が これ 以上 暁 に 同調 して →
あちこち で 憎しみ を 増やして いく なら →
サスケ を 木 ノ 葉 の 手 で 処理 する べき と 俺 は 考える 。
俺 の 言って る 意味 わかる よ な ? サクラ 。
その ため の 承諾 だ 。
サクラ お前 は …。 ( サクラ ) シカマル 。
それ より 先 は 何も 言わ ないで 。
悪い が サクラ お前 の 答え が どう であれ →
木 ノ 葉 の 未来 の ため に 俺 は 行動 さ せて もらう 。
この こと は ナルト に も 話す 。 あいつ は どこ に いる ?
ナルト は 今 鉄 の 国 へ 行った よ 。
雷 影 に 会う ため に 。
あいつ そこ まで して …。
こりゃ ひと 筋 縄 じゃ いき そうに ねえ な 。
ナルト に は 私 が 話 を する 。
サクラ …。
私 なんか を 好きに なって くれた バカだ から →
だから それ は 私 の 役目 に さ せて 。
《 ナルト を いちばん 苦しめて た の は 私 だった 。
私 は いつも 間違って ばかり 。 失敗 ばかり 。
もう 間違い たく ない 。
もう 失敗 し たく ない 。
だから !》
♪~
( エー ) 火影 を 忍 連合 の 長 に する だ と !?
♪~
( ダンゾウ ) 私 で よければ その 任務 請け負う つもりだ 。
♪~
( エー ) なぜ 火影 だ !?
こいつ は 忍 の 闇 の 代名詞 が 付く 男 だ ぞ !
こんな 男 に 任せて は おけ ん !
( ミフネ ) なら 誰 に ?
我が 里 から 暁 は 1 人 と して 出して おら ん !
信用 を 欠いて は その 大役 は 務 ま らん !
その 役 は わし が …!
それ は 承服 し かねる 。 なんだ と ~!?
ん っ ?
強者 ども を まとめる に は それなり の 情 と →
力 が 必要な の は 某 に も わかる が →
感情 任せ に 力 で 行動 する あなた の ような 方 は →
連合 軍 を その 机 の ように バラバラ に する であろう 。
中 立国 から 見た 冷静な 判断 で 提案 して いる だけ で ご ざる 。
風 影 殿 は この 大権 を 使う に は まだ 若 すぎる 。
他国 に 顔 が きか ぬだろう 。
風 影 の 肩書き だけ で は きつい 。
土 影 殿 は 逆に 歳 を 召し すぎて →
機動 力 に 欠ける イメージ が ある 。
それ に 暁 を 利用 し すぎた 。
信用 に いちばん 欠ける 。
水 影 殿 は 暁 発祥 の 地 と さ れて いる 霧 隠れ だけ に →
こちら の 情報 が 漏れる 心配 が ある 。
スパイ が いる こと も 懸念 さ れる 。
暁 が 尾 獣 を 集めて 何 を する つもり か は 知ら ない が →
九 尾 を 渡す わけに は いか ない 。
九 尾 は 木 ノ 葉 の もの だ 。
火影 が 受け持つ の が 妥当 と 考える が …。
そもそも 我が 里 の 手の内 を 明かす こと に なる 。
忍 連合 軍 など わし は 認め ん ぞ !
《 青 : 何 か 釈然と し ない 。
この 状況 … 確かめて みる か 》
長 十郎 戦闘 の 準備 を して おけ 。
( 長 十郎 ) えっ !?
《 白 眼 !》
《 こ … これ は …!
どういう こと だ !?
右 肩 と 右腕 …。
しかも あの 右 目 の 色 は …》
《 間違い ない 。
うち は シスイ の 色 !
一 度 手 合わせ した 強敵 。
忘れ よう の ない 色 だ !》
火影 殿 !
その 包帯 の 下 の 右 目 を 見せて いただこう 。
( オオノキ ) どういう こと じゃ ?
( 青 ) その 右 目 →
うち は シスイ の 目 を 奪って 移植 した ようです な 。
( 我 愛 羅 ) うち は … シスイ …。
( メイ ) かつて の うち は 一族 に おいて →
あの うち は イタチ と も 並び称さ れた 瞳 術 の 天才 か …。
ええ 。 シスイ の 瞳 術 は 相手 の 脳 内 に 入り →
あたかも 己 の 意思 である か の ように →
疑似 体験 さ せ 操る 術 だった 。
操ら れて いる こと に すら 気づか ない 。
瞳 術 でも 最高 クラス !
火影 … まさか ミフネ を !
しかし … そんな …。
私 の 右 目 も かつて の 日向 と 戦った 貴重な 戦 利 品 。
あなた と 同じで 人 の こと は 言え ませ ん が →
四 代 目 水 影 に かけ られた 幻 術 を 解いた →
この 私 の 目 は ごまかせ ませ ん よ !
そして その …。 貴 様 ~!!
( ゼツ ) ハロー !
次 から 次 へ と 何 だ !
暁 か ?
じゃ な 。
うち は サスケ が 侵入 し てるよ !
さて どこ に 隠れて いる んでしょう か ?
なんだ と !
サスケ だ と ? あいつ …。 なんで あいつ が !
あの 写 輪 眼 の …。
白 と 再 不 斬 を やった やつ か 。
こいつ は ?
暁 の ひと り 。 確か …。
みんな で サスケ を 捜して みよう ! オー !
うち は サスケ は どこ だ !
はっきり 答えろ !!
《 こ … こいつ むちゃくちゃ 速い な 》
答え ぬ なら 容赦 は せ ん !
《 サスケ …》
《 お前 は 今 どこ に いて →
何 を 考えて いる んだ ?
俺 の こと や サクラ ちゃん の こと →
カカシ 先生 の こと 少し は 考えて くれて ん の か ?》
《 お前 は 兄貴 の イタチ を 倒した 。
復讐 を した 。 スッ と した の か ?
それとも もっと 苦しく なった の か ?》
《 サスケ … なんで 木 ノ 葉 に 帰って こ ねえ …》
《 憎しみ に やられ ち まった の か ? サスケ !
本当に ただ の 犯罪 者 に な っち まった の か ?》
《 今 は お前 の こと が わか ん なく なって きた って ば よ 》
( マダラ ) よう 。
話 でも どう だ ? うずまき ナルト 。
もしもし そこ の あなた 。
たまに は 空 から 日本 を 眺めて みる と いう の は どう じゃ ろう ?
今回 は 東京 の 有名 私鉄 スペシャルじゃ 。
2 本 も 見 られる 。
もちろん 不思議な 景色 も たくさん 見 られる ぞ 。
何 です か これ !?
くも み こっち も すごい ぞ 。
わ ぁ ! まったく 意味 が わかり ませ ん 。
では そろそろ 出発 じゃ 。