NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 3 - 063 - 二 つ の 玉
( ヤマト ) サイ が 療養 して いる 間 ソラ 君 が 臨時 で カカシ 班 の 一員 に なる 。
そこ で 改めて フォ ー メ ー ション の 練習 を して おこう と 思う んだ 。
( サクラ ) はい 。 ( ナルト ) え ~ そんな の いい から ➡
風 の チャクラ の 修業 し たい って ば よ 。 ( ソラ ) ハン !
( ソラ ) バチ 当たり が 珍しく いい こ と 言った 。
「 珍しく 」 は 余計だ !
あっ そうだ ヤマト 隊長 に 聞き たい こと が あった んだ !
チャクラ の 性質 変化 に ついて ➡
いく つ か 教えて ほしい んだ けど …。
困った な … 教えたら まじめに 練習 して くれよ 。
わかった って ば よ …。
( ヤマト ) で 質問 って の は 何 だい ?
ヤマト 隊長 は 土 遁 と 水 遁 を 合わせて ➡
木 遁 を 作る って 言って たよ な ?
そう だ ね ボク は ➡
水 と 土 の 2 つ の 属性 を 持って いる から ね 。
カカシ 先生 って ば あの とき 上 忍 に なれば ➡
2 つ 以上 の 属性 を 使える ように なる って 言って た 。
オレ も いつか 水 遁 と か 使える ように なる の か なぁ ?
うん … それ は どう かな ?
チャクラ の 性質 変化 は ➡
生まれながら に 備わって いる もの で ➡
ナルト が 水 属性 を 持って いる か どう か は 調べて み ない と …。
って こと は オレ が いくら がんばって も ➡
もって なければ 覚え られ ない って こと か …。
ナルト の 場合 基本 の 属性 は 風 だ から ➡
持って いた と して も それ 以外 は 微弱だったり する んだ 。
その ため 上 忍 は その 微弱な チャクラ を 出せる ように 修業 して ➡
2 つ 目 3 つ 目 を 手 に する んだ 。
じゃあ さ 5 つ すべて の 属性 を 手 に する ヤツ って 珍し いって こと ?
そもそも 5 つ の 属性 すべて を 使える 忍 なんて ➡
少なくとも ボク の 知る 限り い ない んじゃ ない か な …。
《 それ って …》
(( フウカ : 風 遁 ! 花 散 舞 ))
じゃ ヤツ は いったい …。
質問 は それ だけ かな ?
それでは フォ ー メ ー ション の 練習 を 始める よ 。
( アスマ ) アハハハ !!
急場 の コイツ ら に フォ ー メ ー ション なんか 覚え させよう った って ムダ ムダ !
アスマ さん 。
そもそも ナルト は 考えて 行動 する タイプ じゃ ない だろう 。
どうやら ソラ も 同類 の ようだ しな 。
コイツ と 一緒に す んな ! なに を ~!!
2 人 と も パワ ー タイプ の 突進 型 みたいだ しな 。
前線 に 置いて 自由に 動かし あと の 2 人 が ➡
フォロ ー する って の が ベスト な んじゃ ない か ?
(2 人 ) フン !
わかって は いる んです が …。
この 2 人 の フォロ ー ねぇ …。
は ぁ …。
ま ぁ いきなり フォ ー メ ー ション を たたきこむ って の も ムリ が ある 。
仲間 の リズム って の は 一緒に 行動 する こと で ➡
徐々に の みこめて くる もん だ 。
って こと は …。
フォ ー メ ー ション うんぬん は それ から だ な 。
そう です ね じゃ しばらく は ➡
各自 自分 の 修業 を する と いう こと で 。
(2 人 ) やった ~!
じゃあ この 間 の 修業 の 続き が できる って こと だ よ な !
な っ な っ ヤマト 隊長 !
いや あれ は カカシ 先輩 が い ない と …。
そう だ ! アスマ さん って 今 たしか 待機 中 でした よ ね ?
う …。 どうせ なら ➡
同じ 風 の チャクラ 性質 同士 ➡
2 人 と も アスマ さん に 修業 を つけて もらう と いい 。
頼む ぜ アスマ 先生 ! やって やる ぜ !
オレ が 先 に 頼んだ んだ よ ! だ から 何 だって んだ よ !
《 チッ うまく 押しつけ られた な …》
これ 全部 お前たち が やった の か ?
おう っ ! 半分 以上 は オレ が やった んだ けど な 。
この ウソ つき ソラ っち !
あぁ ? や ん の か コラッ !
いきなり 何 しや がん だ !
言 っと く が オレ に は 無理に お前 ら を みる ➡
義理 は ない んだ から なぁ 。
わかったら さっさと クナイ を 出して ➡
風 の チャクラ イメ ー ジ し ながら 投げて みろ 。
チェッ 。 だ から って 殴 んな くった って …。
クソッ 見て ろ 。 あっ と 言わ せて やる !
(2 人 ) エヘヘヘッ …。
ほう 。
《 チャクラ 刀 を 使わ ず に ここ まで の 威力 か … なるほど な 》
どう ? アスマ 先生 。 コイツ よか オレ の が すげ えだ ろ ?
は ぁ ? よく 見ろ この バチ あたり !
何 を だ よっ ! いい か よ ~ く 見 とけよ 。
違い が わかる か ?
( ソラ ) 穴 がち っち ぇえ 。
その とおり だ 。
この 修業 は 風 属性 の チャクラ 精度 を 高める イメ ー ジトレ ー ニング だ 。
お前たち は 目標 の 木 に 穴 を あける 。
言わば 破壊 を イメ ー ジ して る から ➡
風 属性 の チャクライメ ー ジ が ちゃんと でき ねえ んだ よ 。
チャクラ を 薄く 鋭く する イメ ー ジ から 外れて ➡
雑念 が 入って たって わけだ 。
つまり だ 穴 の でか さ は 雑念 の でか さ だ 。
なるほど なぁ 。
ソラ の 穴 の でか さ は 雑念 の でか さか 。
オメエ の でか さ に は 負ける よ ! なんだ と !
お前 なんか なぁ リス 3 匹 入れる じゃ ねえ かよ !
オメエ なんか 5 匹 だ ろ ! オメエ の 7 匹 だ よ !
《 もっとも 桁外れの チャクラ が あって こそ ➡
こんな こと が できる んだろう が …。
ナルト は ともかく ソラ まで も …》
数 を こなす 修業 じゃ ない 。
1 回 1 回 集中 して イメ ー ジ を つくって いけ 。
オッス ! おう !
風 の チャクラ の 精度 を 高める んだ 。
やる ぞ ! ( ソラ ) 負ける か !
《 これ は ソラ の …》
地 陸 さん から 連絡 で すって ?
( 綱 手 ) うん … ソラ に ついて 実は 意外な こと が わかって な 。
ソラ が カズマ の 息子 ?
ま ぁ カズマ の こと は 過ぎた こと 。 問題 は その先 だ 。
外部 に は 知ら れて い ませ ん が …。
《 地 陸 : およそ 10 年 ほど 前 ➡
火 ノ 寺 を 壊滅 寸前 に 追い込んだ 惨事 が あり ました 》
《 知らせ を 受け 寺 に かけ 戻った 私 が 見た もの は …》
(( こ これ は !))
( 地 陸 ) それ は まさに 悪夢 の ような 光景 でした 。
火 ノ 寺 の 誇る 封印 鉄壁 まで も が 無惨に 破壊 さ れて いた のです 。
(( 忍 僧 : どけ ! 担架 が 通る ぞ 。
おい しっかり しろ 。
地 陸 様 …。 何 が あった ?
( 忍 僧 ) あ … あれ は … 人 なら ざる 姿 でした 。
人 なら ざる … 姿 ?
邪悪な … チャクラ に 包ま れて …。
お っ … お いっ !
( 忍 僧 ) 運び ます 。
( 忍 僧 ) 恐ろしい こと です …。
( 地 陸 ) いったい 何 が あった のだ ?
… わかり ませ ん 。 急に ソラ の 様子 が おかしく なり ➡
手 が つけ られ ない 状態 に …。
皆 で ソラ を 止め に かかった のです が ➡
このような 事態 に …。
ソラ が …))
( 地 陸 ) 無論 我々 は その後 ➡
徹底 的に ソラ の 体 を 調べた のです が ➡
原因 は つかめ ぬ まま …。
常に ソラ に は 監視 を 置き ました が ➡
ソラ が 暴走 する こと は 二度と あり ませ ん でした 。
しかし 事件 を 覚えて いる 者 たち は ➡
ソラ の 不思議な 力 を 恐れ 忌み 嫌い 避ける ように なった のです 。
《 これ が ソラ が 火 ノ 寺 で 浮いて いた 理由 か …》
しかし 原因 は 何 だった んでしょう ?
( シズネ ) 確かに … 結局 ソラ 君 の 暴走 理由 は ➡
わから ない まま の ようです ね 。
そう だ な 。 だ から こそ 地 陸 も 気 に なって いた んだろう 。
ソラ が 木 ノ 葉 に いる この 機 に 一 度 詳しく 診て ほしい そうだ 。
なるほど 。
に して も ソラ は まるで …。
… そうだ な 。
よ ~ し 暗く なって きた 。 続き は 明日 だ 。
えっ 明日 ?
やった ぜ !
明日 も 修業 見て もらえる って ば よ !!
あっ いや …。 ( ナルト / ソラ ) やった ~!
は ぁ … しまった …。
よし ! 今日 も バリバリ 修業 する って ば よ !!
( ソラ ) あっ ず り ぃ !
は ぁ は ぁ …。
クソッ … もう 一 丁 ! まだまだ !
まったく … コイツ ら の スタミナ に は あきれる ぜ 。
( アスマ ) 修業 に 付き 合わさ れた うえ メシ まで たから れる と は な 。
ニッヒヒヒヒ …。 ヘヘヘヘ 。 ( アヤメ ) は ~ い 。
( アヤメ ) お 待ち ど お さま 。
( ナルト / ソラ ) いただき ま ~ す !
プハ ~ ッ ! ( アスマ ) お 勘定 !
は ~ い 。 ( テウチ ) 毎度 あり !
いや ~ 食った 食った 。
( アスマ ) さて と … オレ が お前たち の 面倒 を 見て やれる の も ➡
ここ まで だ 。 あと は 自分 自身 で コツ を つかむ んだ な 。
あぁ !
バッチリ マスタ ー して みせる って ば よ ! あっ …。
( ソラ ) それ 汚 ねえ 腰 布 だ なぁ !
あん ? 年季 が 入って る って 言え 。
へ っ ! 父さん の は キレイ だった ぜ 。
父さん の 顔 は よく 覚えちゃ い ねえ …。
ただ あの シミ ひと つ ない キレイ な 腰 布 の こと は ➡
今 でも 忘れる こと は でき ねえ 。
オレ に とって 父さん は あの 白い 輝き そのもの な んだ 。
でも 聞 いち まったん だ 。 父さん は 火 ノ 国 を ➡
我が もの に しよう と 企んで 殺さ れた んだ と 。
多く の 人間 が わざと オレ に 聞か せる ように ウワサ して や がった 。
だから アスマ の お っ さん が ➡
それ を 晴らして くれた ようで 嬉しかった んだ 。
よっ しゃ ! そんじゃ 修業 の 続き だい 。
あっ ! きた ねぇ !! 待て ソラ 。
ま ぁ ちょうど いい 。 ちょっと つきあえ や 。
( アスマ ) さ ぁ 着いた ぞ 。
ここ は …。
( アスマ ) オヤジ 頼んだ の できて る か ?
( 店員 ) おう アスマ か 。
これ だけ の 金属 を 仕入れる の は 苦労 した ぞ 。
( 店員 ) ほら !
こ … これ は !
オレ の ! どうして ?
壊れた カギヅメ を チャクラ 刀 と 同じ 素材 で 直し といた 。
お前 に は コイツ が 合って いる 。 だ ろ ?
ハハハ ! やっぱり コイツ が ない と しっくり こない ぜ 。
フフフ … お前 いつ から ソイツ を 使って る んだ ?
生まれた とき から だ よ 。 だけど お っ さん な んだ って オレ に …。
あぁ 地 陸 様 に 頼ま れて か …。
お前 人 から もの を もらったら 最初に 言う べき 言葉 が ある だ ろ 。
( ソラ ) イテテテテ …。 いて ぇよ アスマ の お っ さん !
オレ は まだ お っ さん じゃ ない ! イテテテテ !
( アスマ ) オレ が 手伝って やれる の は これ くらい だ 。
あと は お前 自身 の 努力 しだい だ 。
ヘン ! オレ は 今 まで だって 1 人 だった 。
手伝い なんて いら ねえ よ !
った く … 素直じゃ ねえ ぜ 。
《 だが 地 陸 … 正解 だ よ 。 アイツ に ゃ 寺 より 里 の 水 が 合って る ぜ 》
(( カズマ : 火 ノ 国 に 2 つ の 玉 はいらん !
木 ノ 葉 は あくまでも 一 軍事 力 に すぎ ない 。
火影 など と いう 玉 は 必要で は ない 。 国 に 玉 は ひと つ 大名 のみ ))
(( カズマ : 大名 様 お 休み の ところ 失礼 いたし ます 。
( カズマ ) 裏切った か アスマ !
( アスマ ) 大名 は お前 の 考え を 認め ない 。
ゆえに 我ら に 任せ 安全な 場所 へ 移ら れた 。
♪♪~
アスマ !! カズマ !!))
《 カズマ に とどめ を 刺した の は …》
( 紅 ) フフフ … やけに センチ じゃ ない 。
紅 か 。
映画 でも 観 に いく か ? ( 紅 ) がら じゃ ない わ よ 。
( 紅 ) タバコ 吸い すぎよ 。 やめたら ?
ま ぁ できたら な 。
( 子供 ) 父ちゃん 焼 イモ 買って !
( 父 ) おう オヤジ 焼 イモ 3 本 だ ! まいど !
ソラ っち の ヤツ 追っかけて くる と 思った のに …。
( 店主 ) ボク かわいい から 1 本 は サ ー ビス だ !
( 父 ) すみません ね ! ほら ちゃんと お礼 を 言う んだ 。
うん ありがとう おじちゃん !
( 店主 ) お っ 偉い ね ! もう 1 本 おまけ だ !
(( 人 から もの を もらったら 最初に 言う べき 言葉 が あんだ ろ ))
ありがとう … か 。 おおき に !
♪♪~
( 物音 )
( フリド ) よ お っ !
テメエ は あん ときの !
敵陣 に 堂々と … 何 企んで や がる !
ち っち ぇえ なぁ !
じゃあ オメエ に とっちゃ 木 ノ 葉 は 味方 か ?
オメエ に ゃ 天から 授かった ど で かい力 が ある って 言った よ な 。
( フリド ) もったい ねえ … オレ なら よ ➡
その 力 大義 の ため に 使う ところ なんだ が な !
誰 が テメエ の 話 なんか 聞く かよ !
騒ぐ な … 伝え 忘れた こと が あって わざわざ 出向いて きて やって んだ 。
いい こと を 教えて やろう …。
オメエ の 父ちゃん を やった の は ➡
元 守護 忍 十二 士 裏切り者 の …➡
猿 飛 アスマ だ …。
信じる 信じ ない は オメエ の 勝手だ が な 。
なんで アスマ の お っ さん が …!
ソイツ の ため だ よ … また な !
♪♪~
ダンゾウ が 消えた だ と !?
ソラ …。
お前 戻って きて から 変じゃ ねえ か ?
なぁ いったい どう …。
( ソラ ) うる せ え !
オレ に … 構う な !
( ヤマト ) ちょっと アスマ 先輩 !
聞いて ください よ ! 聞いて る よ !
もう ホント 大変な んです よ !
( ヤマト ) 確かに … ナルト を 抑え られる の は ➡
ボク の 木 遁 だけ って の は わかって ます よ !
( アスマ ) ああ そう …。 ( ヤマト ) でも ね ➡
相手 は 普通の 人間 の 100 倍 タフ な んです よ 100 倍 !
( ヤマト ) いいかげん こっち の 身 が もち ませ ん よ !
( アスマ ) そんで カカシ は 見て る だけ なんだ ろ ?
( アスマ ) もう 3 回 聞か さ れた よ !
った く あの 人 って どうして ➡
あんなに 人 を 使う の が うまい んです か ね !
もう いつの間にか 肉体 労働 は ボク の 担当 だし …。
それ も 聞いた 。
( ヤマト ) いい んです !
どうせ 悪い の は ボク な んです から !
暗部 時代 だって ね 気づか ない うち に ➡
しれ っと 作戦 変更 さ れちゃ って ➡
ま 結果 的に は それ が 最善 だった んです けど ね !
でも ねぇ あの とき は 危うく …。
… って アスマ 先輩 ちゃん と 聞いて る んです か ぁ ?
( アスマ ) おいおい 今度 歌 かよ …。