NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 5 - 096 - 見え ざる 敵
( ガマ 吉 ) 新 術 を 今 すぐ 完成 さ せ たい じゃ と ?
お前 そりゃ ムチャ って いう もん じゃ 。 ( ナルト ) ムチャ でも なんでも ➡
やる っき ゃね えん だって !
よし ち と 荒療治 に なる が 試して みる か 。
お ぉ なんか 作戦 が ある の か ?
( ガマ 吉 ) オメエ ガマ 竜 の 口 の 中 に 入れ 。 ハァ ?
( カカシ ) 問題 は オレ たち だ な 。
敵 は すでに こっち の 存在 に 気づいて いる 。
いつ 動きだして も おかしく ない 状況 だ 。
( ヒナタ ) 考え られる 敵 の 動き は ムダ な 接触 を 避け 逃走 する か ➡
仕掛けて くる か …。 ( キバ ) どっち に せよ ➡
オレ たち の 任務 は 相手 を 捕獲 し 情報 を 入手 する こと だ ぜ 。
( キバ ) 万一 相手 を 見失う ような こと が あれば ➡
それ は 後々 木 ノ 葉 の リスク に なる かも しれ ねえ 。
( ヒナタ ) 索敵 を 続け ます 。 ( カカシ ) そうだ な 。
( 紅 蓮 ) よく 聞き な 野郎 ども 。
大 蛇 丸 様 から ありがたい 任務 を 賜った よ 。
( 紅 蓮 ) コイツ を 無事 ある 湖 まで 送り届ける こと 。
絶対 に 失敗 は 許さ れ ない よ 。
( 紅 蓮 ) だ が 妙な 連中 が アジト から 追って きて る ようだ な 。
( 麟児 ) いや ぁ さすが は 紅 蓮 さん 。 すでに ご存じ と は 。
( 麟児 ) 現在 3 人 と 1 匹 が 数 キロ 先 の 森 を ➡
ゆっくり で は あり ます が こちら に 向かって いる ようです 。
どう し ます ?
決まって る 。
そんな 連中 に いつまでも ついてこ られちゃ ➡
たまらない から な 。 ヤツ ら を 捜せ ! ここ で 潰して おく !
ハァ ハァ …。
よし ! なんか でき そうな 気 が して きた って ば よ !
その 意気 じゃ け え ナルト 。
よっ しゃ ガマ 竜 ! もう ひと つ 頼む ぜ 。
( ガマ 竜 ) モゴモゴ … うん … ムム …。
よしっ 。
《 感じる んだ 。 ガマ 竜 の チャクラ を 》
♪♪~
《 一気に ためて 吐き出す その とき を 》
ウオォ ~!
ホエ ? お っ おお ~。
ナルト 大丈夫 か ?
でも 今 なんか つかんだ 気 が する って ば よ 。
そう か 。 《 フン 。 こりゃ お もろう なって きた の ぉ 》
よし 今 の 感じ を 忘れ ない うち に おさらい だって ば よ 。
( サクラ ) ナルト ~! ( ガマ 竜 / ガマ 吉 ) ん ?
あ サクラ ちゃん 。
( サクラ ) もう アンタ こんな ところ で 油 売って る んじゃ ない わ よ 。
ん ?
なんか 生臭い 。
っつ ~ か なんで アンタ そんなに ベトベト の ヨレヨレ な わけ ?
いや あの これ は さ … 今 す ん げ え 大事な ところ で …。
( サクラ ) とにかく みんな 待ちくたびれて る んだ から 。
行 くわ よ 。 あぁ ちょっと 待って サクラ ちゃん 。
今 おさらい を 。 問答 無用 !
ガマ 吉 ガマ 竜 絶対 また 呼ぶ から な !
お … お ぅ 。 気張れ や 。
兄ちゃん 口直し して いい ?
とらえ ました !
この チャクラ の 感じ … 忍 です !
( ヒナタ ) 危ない !
( 牛 頭 ) お前 が 頭 か ~ っ !! フンッ !
カカシ 先生 っ !!
先生 ! ダメ キバ 君 !
なに っ !?
( 麟児 ) 外した か 。
でも ま ぁ 牛 頭 の ヤツ が 大将 を 引き受けて くれた おかげ で ➡
楽 が でき そうだ 。
お前 ら なかなか の 探索 能力 だ よ 。
実に 惜しい ところ まで いったん だ が な …。
もし かして … この 人 たち …。
あぁ たぶん … あの アジト に いた 連中 だ 。
気 を つけろ よ いい な 。
うん … 相手 は 3 人 だ よ 。 どう する キバ 君 。
( キバ ) オレ と 赤 丸 の 術 は 連動 して る から な 。
まずは 先手 必勝 だ 。
1 人 倒して 敵 の 数 を 減らす …。
その あと は ?
オレ ら だけ で 倒 せりゃ いい が …。
まずは カカシ 先生 が 来る まで の 持久 戦 に 持ち込む の が ➡
ベスト って とこ だろう な 。
( ヒナタ ) 了解 。
《 キバ : 狙う の は 手前 の 2 人 の いずれ か だ が …➡
見るからに 何 か 仕込んで そうな マスク 野郎 は 避け とく か …。
… と なる と 》
行く ぜ 赤 丸 ! ( 赤 丸 ) ワンッ !
( キバ ) 牙 通 牙 !!
鬼 霧 煙幕 。
キバ 君 !
クソッ ! 毒 霧 か …。
ワンワン !
そう か サンキュ ー 赤 丸 !
《 だが 毒 じゃ ねえ って こと は ただ の 目 くらまし か …》
《 なに … これ は !?》
辺り の におい が … 全部 消えた だ と …。
《 そう か … 連中 は これ を 使って ➡
移動 中 の 痕跡 を 消して た わけ か 》
うわ っ !
《 まずい ぜ … 視界 が ダメ な 上 に 嗅覚 まで …》
《 待てよ 相手 も 条件 は 同じ はず …➡
なのに なんで ヤツ ら 正確に オレ の 居場所 が わかる んだ !?》
行け 濡 羅 吏 !
《 やられる …》
伏せて っ !
ヒナタ か !?
キバ 君 下がって て !
ここ は 私 が …。
気 を つけろ ヒナタ !
どんな カラクリ か 知ら ねえ が ➡
こいつ ら この 煙幕 の 中 でも 自在に 動ける らしい 。
大丈夫 ! 視覚 と 嗅覚 が 奪わ れて も ➡
私 の 白 眼 は 奪え ない !
♪♪~
( キバ ) わかった 。 さがれ 赤 丸 。
♪♪~
あなた の 相手 は 私 よ !
♪♪~
なんだ と !? お前 まさか この 煙幕 の 中 …。
そう よ あなた の 攻撃 は すべて 見える !
♪♪~
( ヒナタ ) ここ よ !
う あ ~ っ !
( 濡 羅 吏 ) なんて な …。
( ヒナタ ) まさか はずした !?
キャッ !
♪♪~
《 ヒナタ : そんな はず は ない わ 。 でも どうして …。
これ は !?》
( ヒナタ ) キャ ~ ッ !!
《 う っ … なんて 力 だ 》
フン !
♪♪~
死ね !
ぐ あっ !
( 牛 頭 ) 影 分身 か …。 ( カカシ ) 正解 。
お前 みたいな ヤバ そうな ヤツ と ➡
いきなり 組み 合う わけ ない でしょ 。
( カカシ ) その 限界 を 超えた 筋肉 の 強化 。
やった の は 大 蛇 丸 かな ?
( カカシ ) ここ で 逃げて も お前 は オレ に は 勝て ない よ 。
見た ところ お前 の 武器 は 速度 と 力 。
破壊 力 バツグン の タイプ だ が 先 読み は オレ の 得意 分野 で ね 。
ムダ な 抵抗 は やめて 一緒に 里 まで 来て もらおう か 。
断る 。
( 爆発 音 )
始まった みたいだ ね 。
まずは 敵 も 味方 も お 手並み 拝見 と 。
じゃ こっち も 仕込み に 掛かる と する か 。
ハァ … ハァ … ハァ …。
残念 … 姿 が 見えた ところ で 意味 なかった 。
《 ヒナタ : あの 人 の 体 何 か に 覆わ れて いる んだ わ 。
だから いくら チャクラ を 打ち込んで も まるで 手応え が ない 》
( 濡 羅 吏 ) ククク …。
お前 は 柔 拳 使い の ようだ が 相手 が 悪かった な 。
さっき の ボウヤ に 助け を 求める ?
《 ダメ … ここ で キバ 君 を 呼んで も 狙い撃ち に なる だけ 》
アハッ !
( ヒナタ ) キャ ~ ッ !
ヒナタ !!
ヒナタ ! ( ヒナタ の 悲鳴 )
( キバ ) クソッ ! なんか 手 は ねえ の かよ !
( 赤 丸 ) キュ ー ン 。
そう か ! これ なら うまく いく かも しれ ねえ !
行く ぞ 赤 丸 ! ワン !
♪♪~
( 牛 頭 ) こっち だ ! ぐ わ っ !
♪♪~
さっき より 速い !
♪♪~
( カカシ ) だが 攻撃 は 直線 的 。 かえって 見切り は 容易だ !
フン 。
なに !?
間に合う か !?
♪♪~
( 麒児 ) とど め を 刺せ 濡 羅 吏 !
( 濡 羅 吏 ) 了解 。
♪♪~
な … 何 だ !?
( キバ ) もう いっち ょ いく ぜ ! 牙 通 牙 !!
キバ 君 …。
( 濡 羅 吏 ) 何 だ これ は !?
ヒナタ ! ワン !
( キバ ) わり いな 遅く な っち まって 。
おい 大丈夫 か ?
キバ 君 どう やって …?
あぁ 。 牙 通 牙 の 回転 で この 辺り の 空気 を かき回して やった の さ 。
ついでに 辺り の 風通し も よくしたら ➡
やっと クソ 忌 々 しい 煙幕 が 晴れた って わけだ 。
視覚 と 嗅覚 さえ 戻れば こっち の もん だ ぜ !
さんざん 好き勝手 しや が って ! テメエ ら 覚悟 し や がれ !!
( 麒児 ) 覚悟 ? どっち が ?
( ヒナタ の 咳き込む 声 )
クソ ー ッ ! まだ 伏兵 が いやがった の か !
( 麒児 ) フンッ 残念 だった な 。
ま ぁ これ で お前 ら の 手の内 は わかった 。
次 で 仕留める ぞ !! ( 濡 羅 吏 たち ) 承知 !
( 蟲 の 音 )
なに !?
そんな バカ な !
( 蟲 の 音 )
( 麟児 ) この 反応 囲ま れて や がる 。
( 鬼 霧 ) おい アニキ ! 鬼 霧 煙幕 だ !
撤退 する ぞ ! なに !?
ゴホッ ゴホッ !
テメエ ら どういう つもり …。
( シノ ) 敵 も 優れた 感知 能力 を 持って いる ようだ 。
( キバ ) シノ !
( シノ ) 惜しい こと を した もの だ 。
( シノ ) もう 少し で 包囲 網 が 完成 する ところ だった が …。
ヘッ 。
( カカシ ) みんな 無事 か ?
( キバ ) カカシ 先生 。
( カカシ ) これ で 全員 揃った な 。
( キバ ) あぁ だ が ヒナタ が …。
どう だ ? 動け そう か ?
はい なんとか … う ぅ !
クゥ ~ ン 。
先生 あの で かい ヤツ は やった の か ?
( カカシ ) いや 仕留め 損ねた 。
( キバ ) そう か … こっち も 逃げ られた ぜ 。
じゃあ まだ 戦闘 は 終わって い ない 。
近く に あの 術 の 使い 手 が いる はずだ 。
( 紅 蓮 ) へ ぇ おもしろい な 。
( 紅 蓮 ) まさか 追っ手 が あの ➡
コピ ー 忍者 の カカシ だった と は ね 。
牛 頭 や 麟児 に は 荷 が 重 すぎた か 。
仕込み は 上々 さて そろそろ 私 が 出る か 。
♪♪~
( 幽鬼 丸 ) 母 さま …。
うん おいしい ! ( サクラ ) ヒナタ !
あっ ! こんな ところ で 何 やって る の ?
べ 別に なんでもない よ 。
は は ~ ん バレンタインチョコ ね 誰 に あげる の ?
そ それ は …。
でも これ じゃ ダメ ! いい ?
バレンタインデ ー って の は チョコ で 勝負 が 決まる の よ 。
私 に 任せ なさい !
( サクラ ) 滋養 強壮に マンネンダケ の 粉 。
疲労 回復 に ドラゴンガメ の エキス 。
それ から 美 肌 効果 に ネバイモ の すり おろし !
できた ~!
( サクラ ) と いう わけで 義理 チョコ 。
( キバ ) 何 が 「 と いう わけ 」 なんだ よ ?
あの 怖くて 渡せ なかった の 。 ご ごめんなさい !
あ ~ ちょっと ! ヒナタ ~!
ん ? 誰 に 渡せ なかった って ?
ナルト だ ろ 。
まっ いっか ! いった だき ま ~…。
( キバ ) うわ っ ! な んじゃ こりゃ !?