NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 5 - 098 - 現れた 標的
( 紅 蓮 ) なに !?
( 麟児 ) ヘッ 結 界 を 破り や がった 。
( 麟児 ) 敵 も なかなか やる じゃ ねえ か 。
( 牛 頭 ) 紅 蓮 さん …。 ( 麟児 ) あっ おい !
( サクラ ) カカシ 先生 ! ( 紅 蓮 ) フン 新手 か 。
( ナルト ) 大丈夫 か ? みんな 。 ( カカシ ) ナルト 今 の は ?
エロ 仙人 に 教わった ガマ と の コラボ 忍術 だ 。
ほう 。
さ ~ て 暴れる ぜ !
いい か ! もう 逃げ らん ねえ ぞ !
フン また ずいぶん と 騒がしい の が 現れた ね 。
ヒナタ !
お前 ヒナタ に 何 し や がった !
どう する んだ よ カカシ 先生 。
( カカシ ) ヒナタ が 人質 に とら れて いる 以上 ➡
うかつに 手 は 出せ ない 。
その うえ あの 結晶 は 少し の 衝撃 で ➡
ヒナタ もろとも 粉々に 崩れる 。 ( ヤマト ) やっかいです ね 。
( ヤマト ) サイ 相手 の 隙 を 見て ➡
キミ は 上空 から 。 ( サイ ) はい 。
ガマ 竜 もう 一 度 いける か ?
( ガマ 竜 ) うん あと 一 発 なら 。
《 ヒナタ に 当て ねえ ように 風 の チャクラ は おさえ ねえ と 》
動く な ! 今 だ ガマ 竜 !
( カカシ ) やめろ ナルト ! 風 遁 ガマ 鉄砲 !
なに !?
私 の 晶 遁 は すべて の 物質 を 結晶 化 する 。
私 に 挑もう なんて 10 年 早い んだ よ 。
晶 遁 破 晶 降 龍 。
( ガマ 吉 ) ガマ 竜 逃げろ !
大丈夫 か ? みんな 。 ( サイ / サクラ ) はい !
クソ … なんだ よ あれ !
お前 の 術 を 結晶 化 して 自分 の 術 に した んだ 。
いい か ナルト 。 オレ が ヤツ の 気 を 引く 。
その 隙 に ヒナタ を 保護 して 戦線 を 離脱 しろ 。
えっ ! ( カカシ ) 今 は ヒナタ の 命 が 最 優先 だ 。
あぁ 。 ( 紅 蓮 ) 隠れて も ムダ だ よ 。
こっち に は 人質 が いる こと を 忘れ ん じゃ ない よ !
♪♪~
フン あきらめた ようだ ね 。
ヒナタ を 返して もらおう 。
かわり に オレ が 人質 に なる 。 えっ !?
甘い んだ よ !
ナルト 今 だ ! ガマ 竜 !
逃がす か !
チクショウ … 汚れ ち まった 。
( 牛 頭 ) 紅 蓮 さん 。
大丈夫です か ? あぁ 。
( 麟児 ) ご 無事で 何より 。
ヘッ … った く 逃げ足 の 速い 連中 だ 。
麟児 ! 監視 の 手 を ゆるめる んじゃ ない よ ! はい 。
もう いい ぞ ガマ 竜 。 ヒナタ を 出して やって くれ 。
ガマ 竜 ! そっと そっと じゃ ぞ 。
そ ~ っと そ ~ っと …。
いい ぞ そのまま ゆっくり ゆっくり …。
( ガマ 竜 ) あっ ハエ !
( サイ / サクラ ) あっ ! ( キバ ) ヒナタ !
ど アホ ! 何 し よんじゃ この ボケ !
えっ … そんな … ダメ だ ! 止まれ !
止まって くれ ! ヒナタ !
ヒナタ ! ( 赤 丸 ) ワン !
と 止まった 。
( パックン ) しまった 遅かった か 。
( カカシ ) パックン 。
( パックン ) シノ の 寄 壊 蟲 の 分析 が 終了 した 。
敵 の 術 は 晶 遁 に 間違い ない ようじゃ 。
( カカシ ) やはり …。
寄 壊 蟲 の 周り を 覆って いた 結晶 から は ➡
いく つ か の 物質 が 確認 さ れた 。
( カカシ ) すべて の 物質 を 結晶 化 する と いう 言葉 は ➡
本当だった ようだ な 。
サイ の 超 獣 偽 画 も 結晶 化 して ました し ➡
やっかいな 術 です ね 。
やっかいな の は 術 そのもの で は なく ➡
その 効力 じゃ 。
( シノ ) それ は もしや …。 ああ ➡
寄 壊 蟲 の 体液 すら 結晶 化 して いた そう じゃ 。
じゃあ …。 なぁ ヒナタ は …➡
ヒナタ は 大丈夫だ よ な ? カカシ 先生 。
あ あぁ …。
急いで 里 に 運ぶ 必要 が ある ね 。
そう だ 綱 手 の ばあちゃん ➡
ばあちゃん なら なんとか して くれる よ な !
落ち着け ナルト 。
( 結晶 が 割れる 音 )
ヒナタ !
サクラ …。
大丈夫 生きて ます 。
ホント か !? よかった 。
あぁ ビックリ した ね 。
アホ ! ハエ なんか に 気 とら れ おって !
どうした ? シノ 。
オレ の 蟲 たち の こと を 考えて いた 。
( シノ ) 晶 遁 の 術 に やられた 蟲 は ➡
オレ の 手 の 中 で 砕けた 。
なのに ヒナタ は 助かった 。
確かに 最初に オレ たち が 目撃 した 晶 遁 も ➡
結晶 の 粉 と なり 砕けた 。
生き残った 蟲 と ヒナタ に は 何 か 共通 点 が ある って こと か 。
( ヒナタ ) 私 …。 いきなり 動か ないで 。
( ヒナタ ) 私 術 を 受けた とき とっさに ➡
点 穴 から チャクラ を 放ち ➡
体 の 表面 に 薄い 膜 を 作った んです 。
( シノ ) なるほど ヤツ の 晶 遁 でも ➡
チャクラ を 結晶 化 する こと は 出来 なかった と いう わけ か 。
うん とっさ の 判断 と は いえ よく やった な ヒナタ 。
はい 。
さすが だ ぜ ! すげ え じゃ ねえ か ヒナタ 。
ワン !
無事で よかった な 。
ご ごめん ね ナルト 君 心配 かけちゃ った ね 。
お前 が 謝る 必要 なんて ねえ って ば よ 。
ナルト 君 …。
さて と 先輩 どうし ます か ? これ から 。
うん … そうだ な 。
わ 私 なら 大丈夫です 。
まだ ムリ しちゃ ダメ よ 。
( シノ ) 晶 遁 に やられた の が まだ ヒナタ で よかった 。
晶 遁 の 対抗 策 が ない 今 ➡
いったん 引く と いう の も 勇気 ある 行動 だ 。
けど それ じゃ ヤツ ら に 逃げ られ ち まう 。
( カカシ ) あぁ 確かに 今 ここ で ヤツ ら から 目 を 離せば ➡
見失って しまう 。
( キバ ) 見つけ ん のに オレ たち あん だけ 苦労 した んだ 。
ここ で ヤツ ら を 逃がし ち まう と また 見つけ られる か どう か 。
( カカシ ) なら こう しよう 。
人数 も いる こと だ し 二 班 に 分ける 。
サイ と サクラ は ヒナタ の 回復 を 待って ここ で 待機 。
( サイ / サクラ ) はい 。 ( カカシ ) 他の 者 は 追跡 班 だ 。
と いって も 連中 は ニオイ を 消し ながら 逃げて いる 。
赤 丸 でも 追跡 不可能だ 。
かなり の 念 の 入れ ようです ね 。
そん じゃあ 追跡 不可能な ヤツ ら を どう やって 見つけ んだ ?
( カカシ ) ヤツ ら の 監視 用 コウモリ を 利用 さ せて もらう 。
ただし コウモリ に 近づき すぎる と ➡
逆に こちら が 見つかって しまう 。 だ から 慎重に 進む しか ない 。
なるほど 。 めん どくせ え けど 仕方 ねえ か 。
( カカシ ) それ だけ じゃ ない 。
さっき ナルト が 壊した 晶 遁 の 結 界 に も 注意 が 必要だ 。
( カカシ ) もし ヤツ ら を 発見 して も 絶対 に 手 を 出さ ない こと 。
あくまで オレ たち の 目的 は ヤツ ら を 探る こと に ある 。
( みんな ) 了解 。
それ じゃ ワシ ら は ボチボチ 帰る けん 。
ああ また 頼む ぜ 。
拙者 も 帰ら せて もらう ぞ カカシ 。
ああ パックン お 疲れ さ ん 。
じゃあ の ぉ 。 それ じゃ バイバ ~ イ 。
( カカシ ) さて 我々 も 行く ぞ 。
♪♪~
♪♪~
( 幽鬼 丸 ) 紅 蓮 さん 。
( 紅 蓮 ) なにも 変わった こと は なかった か ?
知って る 人 に 会い ました 。 なに ?
誰 な んだ ?
( 幽鬼 丸 ) 額 当て を して た 。 額 当て ?
まさか さっき の 連中 。
どうして ソイツ が お前 の 知り合い な んだ ?
う ~ ん 。
そう 前 に カブト さん と 出かけた とき に 会った の 。
その 人 は 帰る べき 場所 が ある って 。
だから 一緒に 帰ろう って 言わ れた んだ けど ➡
ボク やめた んだ 。
だって きっと ボク の 帰る 場所 は 違う から 。
偶然 か ? ( 麟児 ) ああ ➡
ヤツ ら は オレ たち と コイツ が 一緒の ところ は ➡
見て ない はずだ しな 。 さて どう し ます 紅 蓮 さん ?
決まって る 。
いい ぞ よく 戻って きた 。
お前 の 帰る べき 場所 は ソイツ ら じゃ ない 。
私 の ところ だ 。 うん 。
( 紅 蓮 ) ただ お前 の 知り合い なら 挨拶 し と か なきゃ な 。
ソイツ は どこ に いたんだ ?
( 麟児 ) ヤツ ら を 追う んです ね 。 ああ 。
( 紅 蓮 ) 一 度 狙った 獲物 は 逃がさ ない 。
それ が 私 の やり 方 だ 。
( カブト ) 紅 蓮 悪い クセ が 出た な 。
( 幽鬼 丸 ) カブト さん 。
( カブト ) そう やって すぐ 調子 に 乗る 。 なんだ と !
少し は 反省 して もらい たい ね 。
今 の 話 で 幽鬼 丸 が 連中 に 拉致 さ れ なかった の は ラッキ ー だ 。
もし ここ で 幽鬼 丸 を 失う ような こと が あれば ➡
紅 蓮 キミ は 大 蛇 丸 様 の 信用 を 失う よ 。
悪い が キミ たち は ここ に 残って 木 ノ 葉 の 連中 を 警戒 して くれ 。
今度 の こと は 誰 に も ジャマ さ れ たく は ない んだ 。
なんだ よ オレ たち は 行け ねえ の か 。
麟児 ここ は カブト の 言う こと を 聞き な 。
わかり ました 。 紅 蓮 さん が 言う んじゃ 。
悪い ね 。 じゃあ 出して くれ 。
ここ から 先 は 人数 が 少なければ 少ない ほど いい 。
何 か 見 られちゃ まずい もの で も ある の か ?
まあ 滅多に 見 られる もの じゃ ない の は 確かだ ね 。
見て の お 楽しみ さ 。
どうした ? カブト さん ➡
ちょっと イヤ だ な 。
薬 を 飲んだ 時 すごく 頭 が 痛く なって …。
大丈夫だ 。 悪い こと に は なら ない よ 。
何 か あったら 紅 蓮 さん が 守って くれる 。
ホント ?
あぁ … 本当だ 。
クッソ …➡
やっぱり 一瞬 でも 目 を 離した の が まずかった ぜ 。
また 一 から ヤツ ら の 気配 を 探さ なきゃ なら ねえ !
コウモリ の せい で 自由に 動け ない の が いて えっ てば よ !
こう なったら 一 か 八 か の 方法 を 試す か …。
シノ 何 か 手 が ある の か ?
考え 方 の 問題 だ 。
見つから ない ように して いる 場合 ➡
コウモリ は 確かに 障害 と なる 。
だが 見つかる こと を 覚悟 して いれば ➡
コウモリ は 利用 できる 。
ん ? どういう こと だって ば よ 。
コウモリ の 超 音波 は そう 遠く へ は 届か ない 。
ようするに オレ たち の 居場所 を 感知 した あと ➡
どう やって ヤツ ら に 知らせて る か を 考えれば …。
なるほど そういう こと か 。
言わ れて みれば その とおり だ 。
よく 気づいた な シノ 。
ちょ … ちょっと 待って 。
みんな わかった の か ?
当たり前だ ろ 。 ここ に いる の は 全員 が 上 忍 と 中 忍 だ ぞ 。
… っと 1 名 まだ 下 忍 だった な 。
テメエ ケンカ うって ん の か !
フン いい よ ! オレ だって 理由 は わかった もん な !
ん ? ホント か ~?
話 を 戻そう 。 で どう する ?
( カカシ ) やって みよう ! ナルト !
3 人 の 影 分身 を 作って ➡
幅 10 メ ー トル の 間隔 を 取り ながら 地上 を 走ら せろ !
えっ そんな こと したら …。 ( カカシ ) 早く しろ !
った く わかった って ば よ !
影 分身 の 術 !
こんな こと したら コウモリ の レ ー ダ ー に 引っかか っち まう だろう 。
それ で いい んだ 。 えっ ?
あれ だ ! なぜなら ➡
昼間 に 理由 なく コウモリ が 飛び立つ など 有り 得 ない から だ 。
よし 行く ぞ みんな !
ところで よ みんな なんで コウモリ 追いかけて んだ ?
だ ぁ ~… や っぱ わかって ねえ の かよ !
あの コウモリ は オレ たち を 見つけた って こと を 知らせ に ➡
ヤツ ら の ところ に 戻って る んだ よ ! ん ?
つまり アイツ を 追って いけば 敵 に たどりつける って こと だ 。
なんだ そんな こと か !
った く … ホント いつまでも ダメダメ だ な お前 は 。
中 忍 に なった から って 偉 そうな こと を 言 いやがって !
これ でも くらえ !
うわ ぁ ~!!
くっせ ~!
ヘヘッ ざま ~ みろ !
《 何度 来て も 不気味な 場所 だ …》
( 牛 頭 ) ここ で 何 を する んだ ?
なに … ちょっと した 実験 だ よ 。
彼 と 紅 蓮 を 使って ね 。
さ ぁ これ を かぶって 。
そんな 量 を 飲ま せたら …。
お前 は 大 蛇 丸 様 の 計画 を ジャマ する 気 か ?
(( 大 蛇 丸 : この 仕事 は ね ➡
どうしても あなた に やって もらい たい の よ 。
いいえ あなた に しか でき ない 仕事 よ 。
私 に しか …?
( 大 蛇 丸 ) そう したら もう 一 度 考えて みて も いい わ よ 。
私 の 器 に いちばん ふさわしい の は 誰 か …))
安心 して いい 。 さ ぁ おもしろい こと を 始めよう 。
前 飲んだ 薬 と は 違う 。 苦しく は なら ない ように して ある 。
これ を 飲ま ない と いつまでも 帰れ ない よ 。
( カブト ) さ ぁ 紅 蓮 お前 の 番 だ 。 ( 紅 蓮 ) いちいち 命令 する な !
晶 遁 翠 晶 六 角柱 !
あっ !
♪♪~
あぁ …。 フゥ ー 。
《 何 だ ? 何 が 始まる 》
う っ ! う ぅ ~ っ !
うわ ぁ ~!!
《 この 気配 は …》
気 を つけ な 。 くる よ !
くる !?
実験 は 成功 だ ! 現れる ぞ !
何 が 現れる んだ !?
尾 獣 だ よ 。 尾 獣 !?
フフフ …。
うわ ぁ ~!!
( カブト ) コイツ が 三尾 だ 。
( 電子 音 )
あっ ! 何 これ … がん 細胞 !?
[ 無線 ]( シノ ) あぁ すま ん 。
ヘヘヘ ー ン ! オレ ちょっと 体重 増えた ぜ 。
オレ だって 増えた ぜ 。 ( サイ ) ボク は あまり 変わら ない や 。
( シノ ) フゥ ー 。 そんな の を 比べて どう する 。
( キバ ) シノ …。
あっ おい お前 服 着た まま じゃ …。
( シノ ) 服 の 重 さ は 関係ない 。 なぜなら ➡
蟲 の 数 に よって いくら でも 調整 が 可能だ から だ 。
へ ぇ ~ 便利だ 。 ひ ぃ ~!
56.6 キロ 。 今日 は この くらい に して おこう 。
体重 計 の …。 (2 人 ) 意味 ねえ だ ろ !