NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 5 - 108 - 椿 の 道標
( サクラ ) ホント な の ? ナルト が 三尾 の 中 に いる って 。
( カブト ) フン 。 あの はしゃぎ よう まるで ガキ だ ね 。
( 濡 羅 吏 ) キャハハハッ なんか 気分 いい じゃ ない 。
( 鬼 霧 ) ああ 今 まで の オレ じゃ ねえ みて えだ 。
( 鬼 鳳 ) これ まで の 疲れ が 吹っ飛んで る 。
いや それ だけ じゃ ねえ 。
なんか こう 力 が みなぎる って の 。
いい かい なんと して も 木 ノ 葉 の 連中 から 幽鬼 丸 を 取り返す んだ 。
ウフフフッ 心配 症 ね メガネ 君 。
今 なら 誰 に も 負ける 気 が し ねえ 。
例え 紅 蓮 に だって な !
《 フッ せいぜい 活躍 して くれよ 。 まあ 期待 して ない けど ね 》
( カカシ ) その 話 ホント な の か ?
この 子 が 幽鬼 丸 が 言う に は ➡
紅 蓮 て 晶 遁使 い は 生きて る って 。
( ヤマト ) ナルト も その 紅 蓮 と 一緒に 三 尾 に 飲み込ま れた と 言う んだ ね 。
( カカシ ) これ だけ 捜して も 見つから ない と いう こと は ➡
その 話 は まんざら ウソ でも な さ そうだ な 。
だが なぜ 紅 蓮 が 無事だ と わかる ?
( 幽鬼 丸 ) これ は 紅 蓮 さん が 作って くれた 。
紅 蓮 さん に 何 か あれば これ も 壊れちゃ う 。
なるほど ね 。
( シズネ ) でも それ は 紅 蓮 が 無事である 証拠 であって ➡
ナルト 君 が 無事で いる と いう こと に は なら ない わ 。
確かに 三尾 の 腹 の 中 が どう なって る か は ➡
誰 に も わから ない 。 ( キバ ) 例え 無事だった と して も ➡
ナルト と 晶 遁 野郎 は 一緒な んだ ろ ?
すでに 2 人 で やりあって 決着 が ついて る って こと も ある ぜ 。
それ じゃ ナルト は …。 今 そんな 仮定 は 無意味だ ね 。
生きて る こと を 信じ まずは 三 尾 を 探さ ない と 。
ボク 探して みる 。
探せる の か ? 三 尾 を 。
うん 。 はっきり と は わから ない んだ けど 感じる んだ 。
でも 三 尾 を 発見 して それ から どう すんだ よ 。
もう 一 度 封印 術 を 行う わ 。
よし その 間 に ナルト の 救出 を 試そう 。
三尾 が 暴れた 場合 に 備え ヤマト 。
ナルト と 一緒に 紅 蓮 が 発見 さ れた とき の ため に ➡
シノ に も 同行 して もらう 。
サイ は 上空 で 待機 。
残り は あたり の 警戒 に あたって もらう 。
あの カブト が 相手 だ 。 何 を 仕掛けて くる か 。
ナルト を 頼む ぜ 。 ( シノ ) ああ 。
お前たち も 気 を つけろ 。 ( カカシ ) シノ !
そろそろ 出して くれ 。 わかった 。
さ ぁ みんな 。
私 たち 封印 班 は 隊 の 最後尾 から ➡
三尾 を 刺激 し ない ように 静かに 進む わ よ 。
(3 人 ) はい !
( ヒナタ ) ナルト 君 …。
♪♪~
( ナルト ) ん っ !?
うわ っ !
うわ っ … だ ぁ !
ゲッ !!
ギャ ー ッ !!
だ ぁ ~ っ !!
( 紅 蓮 ) どうした ? クッ ! やられた な 。
影 分身 が 全部 。 なんだ と !?
この 音 は … ヤツ ら だ !
や ばい ぞ この 数 は !
クッ !
なんだ ?
ゲッ ! あんな で け え の も い ん の か よ !?
やる しか ない 。
って そんな 体 で お前 戦え ん の か よ !?
どこ に 逃げ場 が ある !?
確かに ねえ けど よ 。
晶 遁 六角 手 裏 剣 !
クッ ! ほら みろ !
全然 効か ねえ じゃ ねえ か ! ここ は オレ が おとり に な っ から ➡
隙 を みて 逃げろ いい な !? いく ぜ !
チッ ! ど りゃ ~!!
うわ っ ! ぐ っ !
くっ …!
ヘッ … ん !?
くらえ ~!!
紅 蓮 ! ヘッ どう だ !
あっ !?
大丈夫 か !? あ ああ 。
う っ う ぅ …。 クソッ !
影 分身 の 術 !
早く オレ に お ぶ さ れ ! そ そんな こと できる か !
なんで だ よ !? それ は …。
私 の プライド が …。 バカ か !!
んな めん どくせ え こ と 言って る 場合 じゃ ねえ だ ろ !!
あっ … バ バカ ! おろせ !
じっと して ろ ! ( 三尾 の 声 )
早く しろ ! おう !
とりゃ ~ っ !!
よっ しゃ !!
わ ~ っ ! だ ~ っ !
( テンテン ) うまく いって る かな ? サクラ たち 。
ナルト が 無事 なら の 話 だ けど よ 。
( リ ー ) 大丈夫 無事 に 決まって ます 。 彼 は ボク が 一 度 は ➡
本気で 手 合わせ を し たい と 思って る 人 です から !
どうした ? 赤 丸 。
どうやら 敵 さん の お出まし の ようだ ぜ 。
ちょうど いい です 。 気分 が 高ぶって きた ところ です 。
ナルト 君 へ の 思い を この 拳 に 込めて …。
で やっ !!
また あなた たち です か 。
よく わかった な 。
たとえ 姿 や ニオイ を 消して も その 殺気 は 消せ ませ ん 。
一 度 勝った 相手 に は 負け ませ ん よ 。
甘く みる な よ 。 オレ たち は 以前 の オレ たち じゃ ねえ ぜ 。
魔 煙 丸 !
これ で は 近づけ ない …。
弾 数 なら 負け ない わ !
甘い わ よ 。
私 の クナイ が …。
現れろ 煙 龍 !
あっ …。 どうした ?
いる 。 この 下 に 。
よし 封印 班 。 準備 を 。 ( 幽鬼 丸 ) 待って 。
出口 が ない んだ 。 紅 蓮 さん たち は 出口 を 探して る 。
出口 ?
外 から 穴 を 開け られれば きっと そこ が 出口 に なる よ 。
いったい どういう こと ?
まあ まずは 湖底 を 調べて みる 必要 が あり そうだ ね 。
( 幽鬼 丸 ) 椿 …。
椿 の 花 を たくさん 持ってきて !
椿 ?
なぜ 私 を 助けた ?
それ は こっち の セリフ だ 。 どうして オレ を 助けた んだ ?
今 お前 に 死な れて は どう あがいて も 助から ない 。
なんだ よ … オレ の こと 頼り に して んじゃ ん 。
おい 傷口 は どう だ ?
触る な ! ここ から 出れば お前 と 私 は 敵 同士 だ 。
勝手に しろ 。 けど 幽鬼 丸 は 渡さ ねえ ぞ 。
どうして そんなに 幽鬼 丸 に こだわる ?
前 に も 言った だ ろ 。 どんな 事情 が あろう と ➡
お前 が くっついて る 大 蛇 丸 って ヤツ は 悪党 だ 。
どうせ お前 も 利用 さ れて んだ よ 。
アイツ みて え に …。
アイツ ? とにかく ➡
お前 や 大 蛇 丸 が いる 場所 が 帰る 場所 なんて ➡
そんな こと は 絶対 に ねえ 。
ちょっくら この先 を 見て くる って ば よ 。
影 分身 じゃ 偵察 に なら ない から な 。
クソッ … ずいぶん 深 そうだ な 。
しかた ねえ !
霧 ? まずい !
また アイツ ら か !
あっ !?
おい ! 誰 だ !? なんで こんな ところ に !
ウソ だ ろ …。
サスケ ! なんで お前 が ここ に いる んだ !?
♪♪~
あっ !?
やめろ ! サスケ !
オレ は お前 に 伝え たい こと が ある んだ !
やめろ ! サスケ !!
あっ !
これ は 三尾 の 霧 。
そう か !
《 この 霧 は 中 に いる 人間 の 心 の 弱 さ を ➡
幻覚 に して 見せる の か …。
中 に 入れば 私 も それ に 向かい合う こと に なる 》
サスケ やめろ !
あっ ! くっ …!
う ぅ … あっ ! う っ …。
♪♪~
あなた は !
あなた に 取り返し の つか ない こと を …。
( 紅 蓮 ) 許して ほしい …。
それ は 今さら 無意味だ と して も ➡
あなた の 子供 は たとえ 私 の 命 に かえて も ➡
守り抜いて みせる !
( 泣き声 )
♪♪~
う っ !? が っ !
サスケ … お前 に は 帰る 場所 が あんだ ろ !
それ を 忘れ ち まった の かよ !
なあ ! サスケ !
う っ … ぐ っ !
離せ ! 離し や がれ !
しっかり しろ ナルト お前 が 見て る の は 幻覚 だ 。
助かった ぜ 。
うち は サスケ に 会った の か ? ああ 。
ん ? お前 サスケ を 知って ん の か 。
大 蛇 丸 様 の ところ で 会った 恐ろしい ヤツ だ 。
アイツ は 無事で い ん の か ? 元気で いる の か ?
ああ なんで そんな こと を 聞く ?
決まって んだ ろ アイツ は オレ たち の 仲間 な んだ 。
必ず アイツ を 連れ戻して ➡
サスケ に 帰る べき 場所 が ある って 伝え なきゃ な ん ねえ 。
お 前 本気で うち は サスケ を 取り戻す 気 な の か ?
当たり前だ !
あの …。
うち は サスケ を ?
《 コイツ は ホント の バカ か ?
こともあろうに あの サスケ まで 助けよう と いう の か 》
フフフ アハハハハハハ !
何 が おかしい んだ よ ?
お前 みたいな バカ に は 会った こと が ない よ 。
なんだ よ 急に ! こりゃ 片腹痛い 。
あ … ホント に 痛い 。 おい 大丈夫 か ?
《 なるほど あれ が 幽鬼 丸 の 言う 異 空間 へ の 入り口 》
《 あの 膜 を 破って やれば 出口 が できる って わけ か 》
《 今 だ !》
《 雷 切 !》
なんだ ? 霧 が どこ か に …。
まさか 外 に 流れて る の か 。
いつの間に !? これ じゃ 逃げ場 が ない 。
クソッ また かよ 。
しつこい ヤツ ら だって ば よ 。
《 もう 一撃 》
《 帰って こい ナルト !》
準備 オッケ ー だ 。
今 だ よ 。
ナルト お前 に 言って おか なければ なら ない こと が ある 。
何 だって ば よ こんな とき に 。
幽鬼 丸 の 母親 は 死んで る と 言った な 。
ああ 。 殺した の は 私 だ 。
なん だって !? あの とき ➡
音 の 里 を 作ろう と して いた 大 蛇 丸 様 の 命令 で ➡
私 は 幽鬼 丸 の 里 を 襲った 。
でも 力 を 使い果たした 私 は その 場 に 倒れて しまった 。
♪♪~
( 紅 蓮 ) あの 人 は 敵 である 私 を 助けて くれた 。
(( 逃げろ 今 なら 目 を つぶる !
( 大 蛇 丸 ) 私 を 裏切る 気 ? 紅 蓮 ))
なのに 私 は … 私 は …。
大 蛇 丸 様 に 認め られ たい 一 心 で あの 人 を 。
私 は あの とき の 記憶 と 感情 を 自ら 封印 した 。
それ が 幽鬼 丸 に 会って すべて 思い出した 。
それ で 幽鬼 丸 は ?
お前 の 言う とおり だ 。
幽鬼 丸 に 取り返し の つか ない 心 の 傷 を 負わ せた 私 に ➡
あの 子 を 守る 資格 なんて ない 。
紅 蓮 。 私 は もう ダメ だ 。
でも ここ は 私 の 命 に 代えて も お前 を 守る !
必ず 生き延びて くれ 。 幽鬼 丸 を 頼む 。
んな こ と 言わ れて も 気持 悪い んだ よ 。
昔 何 が あろう と 今 の お前 は 違う んだ ろ ?
お前 …。
椿 ?
♪♪( 草笛 )
幽鬼 丸 。
アイツ が オレ たち に 出口 を 教えよう と して くれて んだ !
危 ねえ !
(2 人 ) うわ !
♪♪( 草笛 )
よし 今 だ !
うわ !
こんな とこ で お前 を くたばら せたり は し ねえ 。
オレ たち は 一緒に 帰る んだ って ば よ !
うわ ~!
え ~ これ から 収録 する シ ー ン は ➡
24 時間 以内 に 敵 の アジト に 潜入 する と いう ➡
スリリング な シ ー ン です 。 マイク 届か ねえ な 。
うわ ! あ …。
どうした ん だって ば よ 。 ヤマト 隊長 。
台本 が … ない 。
ええ !? また 忘れた んです か ?
これ で 2 回 目 です よ !
ち 違う んだ ほら 今日 は ➡
絶対 に ミス の 許さ れ ない シ ー ン だった でしょ 。
だから 念入りに V チェック を して …。
ちなみに V チェック と は 画 の 入った 映像 を 見 ながら ➡
セリフ の 練習 を する こと よ 。
言い訳 です か 木 ノ 葉 の 上 忍 も 落ちた もの です ね 。
あ あの ね そうじゃ なくて …。
かっこ悪い 。 ( いの ) 見損なっちゃ った な 。
そう だ そうだ 。 もう そんな こと 言わ ないで !
あ ~。 しようがない オレ の 見せて やる よ 。
カカシ 先輩 ! って !!
これ ボク のじゃ ない です か !
あ ? そう ? 悪い 悪い !
( ヤマト ) しかも 変な 落書き 描いて る し !
もう かんべん して ください よ !